月に舞う桜

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2006年12月31日(日) グッバイ、2006♪

いつの間にやら大晦日でして。
ここで「2006年・桜井の個人的な10大ニュース」でも発表してみますか。

1.就職した。
2.産業カウンセラーの試験に合格した。
3.今も仕事を続けられている。
4.初めて衛澤さんにお会いした。
5.絵手紙を始めた。
6.始めたと思ったら、半年も経たないうちに絵手紙挫折。
7.パソコンを買い換えた。
8.携帯電話をauにした。
9.電動車椅子が壊れて、1週間入院した。
10.このサイトが1周年を迎えた。しかし、全く更新できていなくて中身がパッとせず。

【番外編】テレビで観るたびに「稲葉さんと言えども、やっぱり寄る年波には勝てないのねぇ」と思った。

おかげさまで、今年は非常に恵まれた1年でした。来年も良い年になるよう適当に頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

あー、それにしても、観たいテレビ番組がフィギュアくらいしかない……。


2006年12月30日(土) 待てと言われると余計に食べたくなる

以前、「笑っていいとも!」で柴田理恵さんがベーコンのお取り寄せを紹介していた。ブロックで送られてくるので、自分で好きな厚さに切って食べられるというものだ。厚切りベーコン! 食べたい! と思って検索すると、出てきたのがここ→グロースヴァルトSANO
なんと、本場ドイツのコンテストでチャンピオンになった人のお店だそうな。すごいなー。ドイツでチャンピオンになるくらいだから、相当おいしいんだろうなぁ、早く食べたいなぁ、と思って商品紹介を見たら、ベーコンは製造が追いつかず1ヵ月半待ちとのこと。えーん。
くそぉ、柴田理恵がテレビで紹介なんかするから注文が殺到して私の口に入らないのよ! と八つ当たりしかけたけれど、彼女が紹介してくれなければ、私もこのベーコンを知ることはなかったのだ。だから、本当は「紹介してくれてありがとう」と言わなくちゃいけないのだ。
来年は、このベーコンをぜひともゲットして、分厚く切って食べるぞ!


2006年12月29日(金) 黒い染み

ときどき、黒くてどろどろしたものが何の前触れも理由もなく体中に広がる。
「それ」は指の先まで侵食し、私を支配しようとする。私は、「それ」を逆に支配し返してねじ伏せる術を忘れ、途方に暮れてしまう。私にできるのは、ただ、油断すると口から溢れ出そうになる「それ」を何度も飲み込むことだけ。

例えば生理前だとか、明らかにストレスの溜まることが起きたとか、そんなふうに原因が分かりさえすれば問題の99%は解決する。いや、解決しなくても、問題自体が問題でなくなると言うか、原因が分かったことで安心して、どうでもよくなる。
でも、理由も分からず突然攻撃されると、本当にどうしようもない。

「それ」にあえて名前をつけるとすれば、「対象の不明確な憎悪」。


2006年12月28日(木) 御用が納まる

やはり、お寿司は出なかった(昨日の日記参照)。
時間が短かったので出されたお菓子がたくさん余ってしまい、先輩が小袋入りのカキピーや豆やおかきを私のバッグにぎゅうぎゅうに詰め込んでくれた。同期の言葉を借りれば「ちょっとした嫌がらせ」と思えるくらいぎゅうぎゅうに。
ほんのちょこっとのつもりでアルコールを摂取したら、予想外に頭がくらくらしてしまった。量は多くなかったけど、ピッチが速かったようで。「私、酒弱っ!」と思った。
ふわふわした気分でいたら、うっかり年末の挨拶をきちんとしないまま会社を出てしまった。皆様、失礼いたしました。今年は大変お世話になりました。来年もどうかよろしくお願いいたします。良いお年を……って、ここで言ってもしょうがない。

今日は、何の脈絡もなく突然「うちのわがまま娘でさえ結婚できたんだから、桜井ちゃんも結婚できるわよ」とわけの分からない慰め方をされた。でも悪い気はしなかったので、その言葉に励まされて30歳までには結婚しようと気まぐれに思った。相手も予定もまったくないんだけど。


2006年12月27日(水) カウントダウン

明日は仕事納めです。ひゃっほぅ!
そろそろ休みになってくれないと、やってられない気分なので、ちょうど良かったです。
仕事が嫌とかストレスがものすごく溜まっているとかではないけれど、何だか「やってられない」気分なのです。まぁ、不満や苛立ちを数え上げたら切りがないやね。
明日は仕事の後にちょこっと納会をやるらしく、上司は「飲み物と乾き物程度だけど」と言ってましたが、お寿司でも取ってくれないかなぁ、と思っております。……たぶん無理でしょう。


2006年12月26日(火) 生きることは死に向かうこと

「破滅に向かって」という言葉がYOSHIKI語録にある。私はその言葉をとても彼らしいと思い、その響きが好きでもある。今日、またその言葉を目にした。
生きることは、一歩一歩、一秒一秒、死に近づくことだ。目標や希望や未来に向かう道のりも、最後には破滅へ辿り着く。生きることは、破滅に向かって生きること。
私はそれを、悲壮とも絶望とも思わない。むしろ、破滅に向かっていることはある種の救いだと思っている。先に破滅がなければ、それこそ生きることに絶望してしまう。

破滅に向かって、ただただ生きたい。


2006年12月25日(月) モチモチ

Merry Christmas☆
皆さん、クリスマスをいかがお過ごしですか? ワタクシ、昨日はおうちでのんびりしておりました。今日はお仕事でした。えへ♪(何。)

そうそう、先日フォカッチャをお取り寄せしまして、それが土曜日に届いたので早速夕飯に食べたのですよ。携帯の話で盛り上がってしまい、日記に書くのを忘れておりましたが。
お取り寄せしたのはイルホウレンソウ自家製フォカッチャ。2枚入り1セットなので、試しやすいです。生地はやや硬めで、程よいモチモチ感が私好みでした。そのままでもおいしいのですが、日記にも書いたアプリコットジャムをつけて食べると、更においしかったです。説明書には「お好みでパスタのソースなどをつけてお召し上がり下さい」と書いてありました。それもおいしそうなのですが、個人的には、パンそのものの味を生かすために、あまり濃くない上品な味のジャムやソースをつけるのが良いかなと思います。
お取り寄せは送料が気になったりもしますが、交通費をかけて買いに行くことを考えると、便利な分むしろ安いかもしれませんよね。また機会があれば、おいしそうなお取り寄せを見つけて試したいと思います。


2006年12月23日(土) ちょっぴり時代に乗っかって、MNPですよ!

果敢にも、カップルひしめく横浜へ独りで出掛けた。ふんっ!
まず、やっと来年の手帳をゲット。カレンダーに続き、手帳も子猫にした。2007年は子猫だらけだ。
レジのおねえさんはサンタの帽子なんか被っちゃって、どこもかしこも誰も彼もクリスマスに浮かれているもよう。ふんっ! いや、クリスマスの雰囲気自体は大好きなんですが。
そのあと、バナナを練り込んだパン(←試食した)と、ウエッジウッドでアプリコットジャムを購入。さすがウエッジウッド、高っ! アオハタだったら倍以上の容量が半額で買える。でも、このジャムは自分へのささやかなクリスマスプレゼントなのだ。
……なんだ、私もクリスマスでちょっと浮かれてるじゃん。

で、さらに浮かれ気分なのは、とうとう携帯をソフトバンクからauにかえたからなのだ!
地元に戻ってauショップで手続きをした。家の近くにショップがあると何かと便利だし安心だ。機種はW41SHのプレシャスホワイト。本当はルミナスピンクが欲しかったのだけど、在庫がなかった。でも、白の方が飽きなくて良いかもしれない。メーカーもNECから念願のSHARPに戻った。以前はずっとSHARPを使っていたし、やはり私にはSHARPが合っているようで、とても使いやすい。
J-PHONE時代からボーダフォン、ソフトバンクと8年弱使い続けてきたけれど、特別な感慨もなく、これでやっとソフトバンクとさよならだ。公正取引委から広告表示にイチャモンつけられて新しいCMを作ったと思ったら、そのCMがとんでもなく感じ悪いものだった、というオチのソフトバンクと。
……毒、吐き過ぎですか? いや、正直な話、それまでは「ソフトバンクから撤退はしたいけど、手続きに行くのも面倒だしなぁ」と思っていたけど、あのテレビCMを見た瞬間に「できればソフトバンクにはもう、びた一文も払いたくない!」と思ったわけでして。
新しい携帯は手触りがメタリックではなくて、あんまり見たことないタイプの……ちょっとザラザラした感じ? あ、エッチング加工って言うらしい。前のよりも薄くて丸みを帯びているところがお気に入りだ。それに、Flash対応なのだ。すてき!←もしかして、言っていることが時代遅れ?
パンフレットを見ると、auはやはり音楽に強いらしい。私がそっちの機能をちゃんと使いこなせるかはちょっと疑問なのだけど。だいたい、外で音楽を聴かないので、携帯をメディアプレーヤー代わりにしようと思わないのだ。やっぱり時代遅れ? そういう意味では、宝の持ち腐れかもね。
そんなわけで、私のau生活が幕を開けたのでした。


2006年12月16日(土) 1年前、現在、1年後

仲間内の忘年会だった。集まったメンバーは12人。いや、13人だったか? 小さなお店だったので、何と貸切だった。貸切なんて生まれて初めてだ。
このメンバーと集まるのは今年の新年会以来だけれど、懐かしいという感じが全然しなかった。離れたあとの方が、本当の居場所になることも多い。
お酒を飲み、イタリアンを食べながら近況報告をし合う。ちょっとだけ頂いた赤ワインは、とてもフルーティーでおいしかった。
仲間たちの話を聞いていると、今の自分がかなり良い環境にいるのだということを実感した。「良い」というのは、客観的な面よりも「自分に合っていると感じられるかどうか」による。私は今、良い場所にいて、良い状態にある。
久しぶりに仲間たちに会っても、1年前のような勉強熱は戻ってこないけれど、それもまたご愛嬌。熱さないのは、そこそこ満たされていて飢餓状態にないからだ。だから、歓迎すべきことでもあるんだろう。諦めたのではなく、自分の中で道がシフトしていく感じ。
1年後は、どこにいるかなぁ?


2006年12月15日(金) 夢の続き

朝、通勤中に見上げた空は灰色混じりの白で、曇っているのに高く感じた。白い空と、落ち葉が敷き詰められた歩道。何だか夢の続きにいるみたいだと思った。
夢の続きから抜け出せない頭で、ふと、昔私が人を傷つけたことや傷つけたかもしれないことを思い出した。ときどき、何の前触れもなく後悔は顔を出す。そんな私を救うのは、私が傷つけたかもしれないにも拘らず、相変わらず私を愛してくれる人たち。今の私が必要以上に痛まないのも、彼女たちのおかげ。

時間は確実に経過するのだ、と思った。1年前の自分が、遠い昔のことのようだ。1年前に比べて、私の体は驚くほど軽くなった。実際の体重ではなく、感じ方の点で。あるいは、生きることへの抵抗感という点で。
生きていて良かった、とか、そんな大げさな感じじゃなく、「あぁ、時間ってこうやってきちんと過ぎていくんだな」と腑に落ちる感じ。会社について仕事を始めれば、たぶんすぐ忘れてしまうくらいの軽い再認識。でも、私にとってはとても重要な。

夢の景色は、いつもどこかかなしい。でも、夢の続きにいるみたいな白い空は、ちっともかなしくなかった。


2006年12月13日(水) 口腔咽頭事情

職場で風邪が大流行です。ちょっと逃げ場がない感じ。
おかげ様で私は今のところ健康体なのですが、ただ、口の中がぼろぼろです。いや、「ぼろぼろ」は言い過ぎか……。
そもそもの始まりは先週か先々週のこと、口の中の同じ場所を誤って何度も噛んでしまいました。まず、そこに傷ができ、近くが赤く腫れました。最初は何か食べると腫れがひどくなり、食事後数分経つと腫れが引く、ということを繰り返していました。腫れが少し引いたかな、と思った頃、今度は別の場所に口内炎が! 今は腫れも口内炎もだいぶ治ってきたのですが、2日くらい前からたまに舌の先が痺れます。
私の口の中はいったいどうなっているんだ……。

ところで、日記を遡ると分かる通り9月末から10月にかけて風邪を引きましたが、その風邪が治って以来のどが強くなった気がします。
何度か日記にも書きましたが、仕事のせいで以前は風邪を引いていなくてもよくエヘン虫が住みついていました。ところが、最近はエヘン虫がちっとも姿を現しません。めでたい。
「この仕事を続けてると、(精神的に)強くなるよ〜」と言われていましたが、私の場合は精神の前に喉が強くなったらしいです。エヘン虫が住みつかなくなったのは嬉しいのですが、それが仕事のおかげと思うとちょっと悲しい気が……。
あ、でも、喉が強くなった代わりに舌が回らなくなりました。だめじゃん!


2006年12月10日(日) 「まるっとお見通し」とはわけが違った

気がついたら日曜の夕方……と言うか、夜だった。2日間の休みがあっと言う間に終わろうとしている。どひゃー。
この2日間、何をしていたのか思い出そうとしても思い出せない。『20世紀少年』の新刊を読んだ記憶はあるんだけど。
「よく覚えていないくらいに忙しく動いていた」のではなくて、「記憶に残るような行動や出来事がないくらい、無為に過ごしてしまった」のだ。ヤヴァイ。
さっき母が、「夕飯は鍋で、ちょっとした鍋なんだけど、アサリがあるから味噌汁を作るけど、食べる?」と訊いてきた。分かるような分からないような……。「ちょっとした鍋」って、どんなんだ?
今日は『功名が辻』の最終回だ。何気に家族全員で1年間ずっと観てしまった。たまになら観ることはあっても、大河ドラマを毎回観るなんて我が家では珍しいことだ。私は「親が観ているので何となく」くらいの気持ちなので、特別楽しみにしているわけでも思い入れがあるわけでもない。が、こうやって「今日は最終回」なんて日記に書いているところを見ると、なんだかんだ言っても楽しんでいたんだなぁと思う。で、そんな私の一番の感想は、「かわいそうな六平太」。これに尽きる。かわいそうだけど、たまにイライラした。他の男に取られてもひたすら女を守り続けるって、どうなんだろう。私はできないなぁ。他の女のところに行った男なんてさっさと諦めて、自分のものにできる男を探すと思う。……って、こんなこと言ってしまうと身も蓋もないけど。ま、女の方がドライだからね。


2006年12月07日(木) かわいくなくちゃイヤ!

来年の手帳を未だに買っていなくて「そろそろ買いに行かなきゃなぁ。でも、わざわざどこかに行くのも面倒だし、どうしようかなぁ」と思っていたら、会社で細長タイプの黒い手帳が配られました。
ちょうど良かった♪と言いたいところなのですが、あまりにも無味乾燥なので使う気がしない……。だって本当に何の飾り気もないんだもの。ま、会社がくれるものなんて、こんなもんか。社名とか会社のマークが入っていないところは素晴らしいんだけど。
母が、ちょっとした手帳が欲しいけど買うのはもったいない、と言っていたので、あげてしまいました。
なので、やはり未だに来年の手帳をゲットしていない桜井なのでした。


2006年12月01日(金) 来るぞ!

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が日本に来ることになった。来年の3月に東京国立美術館で公開されるとのこと。
すごい! 見に行きたい! 実は私、ルネサンス絵画が好きなのだ。
数年前に上野美術館へボッティチェリの「受胎告知」を見に行った。そのときは比較的しっかり見ることができたけれど、ダ・ヴィンチのは今まで門外不出だったと言うし、きっとものすごい数の人が押し寄せて、見えたか見えないかくらいにしか見られないんだろうなぁ。
昔々、「モナリザ」が来たときに母が見に行ったらしいのだけど、係員に「立ち止まらないでください!」と急かされて10秒ほどしか見られなかったと言う。絵を鑑賞しに来てるのに「立ち止まらないで」って……。
私が一番見たいのは、システィーナ礼拝堂に描かれたミケランジェロの天井画と「最後の晩餐」だ。いつかイタリアに行って、死ぬまでに一度は見ておかなくちゃ。


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© 2005 Sakurai Yuzuki