雨の秋紅葉

2003年11月30日(日)

バイト中、ふと通路に落ちているもみじに気がついた。

赤く染まったその落ち葉は、この土日の雨に打たれ、すっかりしなびてしまっていた。道路に落ちたもみじが、客の誰かの靴の裏にくっつき、それがこのファミレスの通路に偶然落ちたのだろう。

人工的な店にはなんとも似つかわしくない、けれどほほえましい来客である。

奇しくも11月はこれで終わり。明日からはついに年の最後、師走が始まる。
この二日間の長雨の後、きっと東京は一段と冷え込みを増すのだろう。12月が来ると同時に、冬もまた訪れる。

雨に濡れた一枚のもみじが伝えるのだ。
秋からの、お別れのあいさつ。

雨に打たれ、靴に踏まれ、通路にぽつんとたたずむ、そのしなびたもみじを見ながら、僕はぼんやりとそんなことを思うほど余裕ねえっス。客多すぎっス。マジ勘弁。

この土日を今の一言に代えさえていただきます。


ゆるゆる。

2003年11月20日(木)

本日、バイト先。
客席のおばちゃん二人の会話。

「アラーこの紅茶ポット、アレだわねえ」
「アレ?」
「なんて言ったかしら。こうやってゴシゴシこすって出てくる」
「なにかしら?」
「そうそう、魔法のアラジン

おばちゃんちょっと違う。


今日の一句

2003年11月19日(水)

「酒を飲み 鍋を囲んで 風邪とばす」


鎌倉時代、日本全国を放浪したという歌人田中末広狩(すえひろがり)が道中で病に苦しんだ際に、宿泊先である旅籠屋の娘が機転を利かせ、末広狩を飲み屋に誘い、ビールを飲ませ、半額セールだったため豪勢に寄せ鍋をつついたところ、たちどころに風邪が治ってしまった。そのときに末広狩が涙を流しながら詠んだ句であると言われている。なおこの伝承の舞台となっている場所(現在の東京都立川市の飲み屋「一休」)では、今でも9日、19日、29日になるとドリンクとつまみが半額にするという祭が行われている。末広狩の伝承を記念してのことであろう。


諸症状賞状授与

2003年11月18日(火)

まあ無事都内近郊の写真撮影も済み、これで出展作品を心置きなく書けるてなもんなのですが、本日夕方過ぎから急激に体調悪化。おなかの急降下。いや腹はちっとも痛くないのですが(懐は痛い)、慢性的だるさや鼻詰まり、思考能力の低下など、著しい風邪の初期症状に見舞われたわけです。

どの程度思考能力が低下していたかといえば、「中国風のキャラクターを作りたいのだが」と相談してきた友人に対し、「うん、それならば春麗(シュンリー)というキャラはどうだい。必殺技はスピニングバード蹴りだ」などといったことを、さも自信ネタのごとく語ってしまったほどであります。

帰宅してのち風邪薬を飲もうとしたのですが、使用上の注意に「本剤もしくは卵黄の服用により異常が現れたことのある方は服用しないでください」と書いてあるのを見て、ならばこの薬を飲まずとも、卵黄とその他諸成分(セルロース、グリチルリチン酸なんたら、ビタミンE、ビタミンF、本邦初公開の秘蔵映像、衝撃のハプニング、幼少期のトラウマなど)を服用すればそれで事足りるのではなどと考えたのですが、めんどいのでルル三錠飲んでさっさと寝ます。四錠五錠も辞さない勢いです。人にはよく用心深いねと言われます。また明日。


しし座におでんの具を願え

2003年11月14日(金)

昨日はしし座流星群だったんですね。懐かしい。
高校時代なぞは友人らとともに、
近くの広場にビニールシート持ってって、
一晩中わいわいやってたものですよ。
寒さとか気にしなかったなあ。若いな。

あれから数年経過して、
室内でせこせこと出展作品作ってるだけでも
全身震えるほど寒くてまいっちまいますよ。
屋外で一晩とかありえないすね。老いたな。(21歳のぼやき)


でー、パソコンに向かってらんないほど寒くなりまして、
「ああ小腹もすいたし、まだ数時間はかかりそうだし、
ちょっとコンビニでなんかあったかいもんでも買ってくるか」
と、重装備でお出かけ。
おでん買ってきました、おでん。
はんぺん(ラブ)と大根(激ラブ)と牛すじ串(つくねと間違えた)。

セブンイレブンのおでんは、なんだかんだで美味しいですよね。
からし投下。割り箸解放。いっただきまーす!(がつがつ)
んがー、大根うまいよう(泣ける)。
んがー、あったまるよう(泣ける)。
んがー、からし入れすぎたよう(泣ける)。

で、箸をすすめてたんですが、
あらなにかしら、おでんのつゆに何か黄色いものが浮いてます。
なんか粉っぽい。あのーほら、ゆでたまごの黄身がとけたような。
はて、不可思議な。今日のおでんにたまごはないんだが。

「ははあ、買ったときに、はんぺんあたりについてたんだ」
とか思ってそのまま食べつづけてたんですが、ふと気付いた。

セブンイレブンのたまごは、半分に切れてないですよね。

半分に切れてないってことは、黄身が表面に出てないってこと。
たまごの黄身がはんぺんにつくはずがないんですよね。
考えるほどミステリー。燃えつきるほどヒート。(?)
え、え、この黄色は何!?からしって感じじゃないし!?

とか思いながらとりあえず全部食い尽くした金曜夜。(悩んでる間くらい箸止めろよ)



一緒に買ってきたコーンスープがついただけ、と後で気付きました。(おでんとコーンスープを一緒に買うなよ


ありがとう勇気

2003年11月10日(月)

つらいことばかりだけど、悲しいことばかりだけど、
奨学金延長申請がボクにも許されているのなら、それだけで生きていける気がするんだ!(←最終回の独白風)

…というわけで、長らくこの身を苦しめてきた、
大学の奨学金の問題が一息つきまして、
今ならバイト先にサイトバレしても笑って許せる気がします。(いやいやいやいや

そこ、「一年次にどんな成績とったんだ」とか詮索しない。
知らない方がいいこともあります。

とりあえずドイツ語は二年目です。


三周年と企画告知!

2003年11月08日(土)

こんな日に限ってネット障害とかやめてくださいよネ。
ぶんなぐっちゃうゾ☆←うちだけだったみたいだが

  *

というわけでおめでとう俺、ありがとう君、
ぷれはぶ・えふ、本日11/8で三周年です!!

三周年!?

とまあ、冷静に考えてみると「うわあ、俺サイト3年間も続けてきたのかよ。日換算で1000日オーバーかよ。今までどれだけ文字を書いてきてるんだよ。というかサイト更新に費やした時間を他のことに使っていたらどんなに←一般的に禁句とされています)

この一年はとくに、他サイトとのかかわりが強かった一年だなあと振り返ってみます。
ほら、模擬オフ(なんだ?)とかもちまちま参加したし、
クリスマスには合同企画やってるし(現在進行形)、
ご存知秋のテキストまつりも開催したし。
やー、なんつーかサイト運営の醍醐味?楽しかったスね。ところで…

「ヘイ!そのまま話を流すつもりカイ!」
「なんだおまえいきなり!ていうか誰だ!
「今年はテキストまつりやらんのかという問い合わせが、数ヶ月前から殺到してるゾ!」
「いやア、ほら時間もなかったし。それに同じものをやるってのもつまんないじゃん?」
「じゃあ、時間もたいしてかからないし、去年と違うものであれば構わないってことだよネ」
「え?」
企画告知ー!
「え、そんなおまえ、勝手に」
「企画・『ウェブ文化祭』!」



ウェブ文化祭は、11月23日(日)と24日(月、祝日)の二日間行われる企画です。
参加者は、テーマに応じたコンテンツを用意します。

コンテンツの表現手法は問いません。
日記、エッセイ、小説など文章コンテンツはもちろんのこと、
MIDIやMP3など歌・曲、フラッシュ、写真、絵日記、Javaなどのプログラミング、
旅行記やレシピ公開、ベストセラーレビュー、
異色どころではウェブラジオ、連続更新(「20時から24時まで連続更新します!」とか)、
その他およそ思いつくものならばなんでもOKです。

文化祭や学園祭同様、柔軟な発想で出店(出展)してください。
コンテンツはひとつでなくても構いませんし、
一日目と二日目で出し物を変えても構いません。
出展内容がカブる(日記とか特に)のも文化祭の特徴です。
なんでとん汁屋ってあんなたくさんあるんだろう。

参加希望者が集まり次第、
公式ページhttp://www.t-net.ne.jp/~prehab/web.html
サイト名と出し物の内容(アバウトに)を紹介していきます。
文化祭のしおりを兼ねてると思ってくださいな。



「…そんな感じでどうよ」
「いや、おい、文化祭?サイト上で?」
「ウィ。去年のテキストまつりのときは、絵日記とか音楽とかってできなかったからネ。」
「はあ」
「二日間開催するからスタイルはフリー!推理モノとか書いて、一日目は事件、二日目は解決編とか」
「はあ」
「ぷれはぶ・えふでは、出し物のネタになりそうなものを随時紹介していきます!要チェーキラー!」
「あ、もう決定事項なのね」
公式解説ページもごらんください」
「そんなものまで用意して…」



…というわけで、お待たせしました。
今回の企画は、ウェブ文化祭です。
文化祭に燃えまくったあの頃の感動と興奮をもう一度味わってみませんか?
いや、たいして燃えなかったという方や、現役高校生だという方の参加も歓迎です
前回(テキストまつり)以上に幅広い参加者を募って、
多種多彩なコンテンツが揃わないと成功しづらいだろうなあというこの企画。
ある意味挑戦的ですよネ。(あわわ)



参加を心からお待ちしております!


ルスバンデンワ

2003年11月07日(金)

朝、電話の着信で目を覚ましました。

「もしもしー、おはy」
「ごめんごめんごめん居間でそのまま寝ちゃった!更新してない!ほんとごめん!」←目覚めの第一声

…カウンセリングでも必要でしょうか、俺。(遠い目)

  *

お題!
留守番電話ー!


(1)
プルルル…ガチャ
「あ、もしもし」
『はい、ただいま電話に出られません』
「あ、くそ、留守番電話だ」
『ピーという発信音の後に、メッセージをお入れください。ピー』
「あ、えと、タナカですけど、ええとその、なんだ、あとでまたお電話しますー。
…くそう、留守電になってるとやけに慌てちまうな」


(2)
プルルル…ガチャ
「もしもしー。俺だけどー」
『はい、ただいま電話に出られませ』
「今度の休みに見る予定だった映画なんだけどさー、なんか」
『ません。ピーとい』
「ネットで見る限りすげえ評判悪いのよ。やっぱヤメにしねえ?」
『う発信音のあ』
「レンタルでマトリークスっていうパチモン見つけたから、それ見ようぜ」
『とに、メッセ』
「んじゃ日曜に。ガチャン」


(3)
プルルル…ガチャ
「あ、もしもし」
『はい、ただいま電話に出られません』
「ああくそ、また留守電か」
『ピーという発信音の後に、メッセージをお入れください。ピー』
「えーとたびたびすいませんタナカです、あのーなんだっけ、えーとその、ほらこないだ貸したやつ、あのほら、オムニバスの」
『ピー』
「げ、終わっちゃった。何も言えてないよ!」
『リハーサル終了です。心の準備はできましたか?』
「へっ?」
『落ち着いたところで本番です。ピー』
「あ、えと、タナカです。こないだ貸したオムニバスのCD、そちらにまだありますか?あったらそろそろ返却をお願いします」
『ピー』
「よっし、完璧だ」
『おめでとうございます。さすがですね』
「いやいや、そんなそんな」
『でも世の中そんな甘くないです。リハーサルの方しか録音してありませんので』
「はっ?」
『残念でした。ガチャン』


(4)
プルルル…ガチャ
『ピー』
「…えっ?」


(5)
プルルル…ガチャ
「あのーもしもし」
『はい、ただいま電話から出られません』
「…はい?」
『助けて!助けて!』
「お、おーい大丈夫か?おい!?」
『俺はもうダメかもしれない。お前に言いたいことは、まだまだたくさんあったのに…』
「おい!そんな悲しいこと言うなよ!」
『俺の声はもう届かないだろうか。せめて最後にお前の言葉を聞きたかったよ…さよなら』
「お、おい!…俺、お前と会ってまだ数年だけど…
一緒に酒飲んだり、女の尻追いかけたり、
くだらないこといっぱいやってきたけど…、
お前といた時間、絶対忘れないぞ!もう会えないなんて、
そんなことあるかよ!
お前に飲ませたい酒だってあるんだ!
絶対に生きて、また俺とバカやるんだ!」

翌日。

「おまえ恥ずかしいメッセージ吹き込むなよな。ああ、酒くれよ」
あれも留守電だったのかよ!


ブルーライトヨコハマ

2003年11月01日(土)

家庭教師を雇ってたんですが。

個人データを本気で暴露しにかかりますと私の3つ上で23歳、浪人生活を経験し現在国立大学の四年生。就職内定済み。同じ高校の先輩だったがなんかふとしたきっかけで知り合い、以後何かとお世話に。私の浪人中に家庭教師をお願いし、自身の浪人生活の豊富な知識と経験(数多くの予備校データ、夏期講習や冬期講習の講師の良し悪し、数十に及ぶ制覇した参考書や問題集、ラーメンポップン等)を叩き込まれ、人生の大きな転機のひとつとなる。酒に恐ろしく強く、横浜で一人暮らしにも関わらず酒棚には常時4〜50本ものカクテルベースやワインなどが並ぶ。食費を計算したら恐ろしいことになりそう。
そんな感じ。

で、その家庭教師さんに誘われ、彼の大学の学園祭に行ってまいりましたイン横浜。

ここまでが前回までのおさらい。以下本文。

 *

ベロベロには酔いませんでしたよ。(挨拶)

というわけで、帰ってきました!というかおとなしく日帰りするためには21時半の電車に乗らなきゃならないって時点で、もはや出発時には日帰りを諦めてたんですが。

まあ、楽しかったっスよ。実は初めての大学学園祭、
家庭教師さんにおどされ(彼実は学祭実行委員で、三時間ほど仕事に狩り出されてた)スタンプラリーを制覇したり、
女学生二人に引っ掛けられて軽いトークを繰り広げたり(→「ミックスジュースいりませんかー?100円ですけど」)、
演劇サークルの公演を観たり、
「よしじゃあ夕飯食うか。近場ならどこでもいいけど、何にする?」と言われて「うーん、にんにくや…は遠いですよね」「遠いな。じゃあラーメンにするか。美味いとこあるから」「いや、あの、ボクとアナタ、確か昼飯にもラーメンを」というノリでそのラーメン屋まで徒歩で行ったところなんか1時間弱歩きっぱなしだったり(ち、近場?)、
ポップンやったり、
学祭のごたごたで家庭教師さんお疲れで結局飲みは缶ビールとかであっさりすませたり(エンジェルキスは作ってもらいました。甘!)、
「何か飲むかー」と言われて「…ああ、コーヒーとかですか。そっスね」と答えたところおもむろにエレベーターに乗り込み、おまけに28階のボタンなんか押しちゃってあれれどこに行くのかなと思ったら行き着いた先はステキな感じのレストラン&バー。コーヒー一杯750円か。これはなかなか。すごいや横浜ベイが一望できますな。ステキステキ。それでここはなんてとこですかね、ええと横浜ベイシャラトンホテル


横 浜 ベ イ シ ェ ラ ト ン。


男 二 人 で 横 浜 ベ イ シ ェ ラ ト ン 。



いやすんごいとこでした。ボクはビール一杯だけにしといたんでお金はなんとかなりましたけど。
という感じの横浜旅行でした。帰りの電車、横浜から快速八王子行きに乗った途端に疲れが出てぐっすり眠ってしまい、ふと目が覚めたら東神奈川、あれれおかしいな日が暮れてるんですが、というようなハプニングはこの際綴らなくてもよいでしょう。うん。2時間ロスとは。


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[ 昨日今日のお食事 ](自己満足と食生活確認用)
いや、エンゲル係数とアルコール係数を調べ出したらキリがない家庭教師さんとの一日、この欄を書くのをむしろ楽しみにしてました。いくら使ったかとかどんだけ食ってるかとかが注目点。んでは行ってみましょう。

・10/31
朝 納豆ごはん、焼鮭、油揚げの味噌汁withのり
昼 しょう油ラーメン@旭川ラーメン「ぺーぱん」(600円)
夜 チャーシューメン@とんぱた亭(750円)
他 アプリコットジャム付きスコーン少々とブルマンNo.1@南蛮船(500円)、ミックスジュース@学祭(100円)、焼き鳥1本@学祭(50円)、やきそば@学祭(300円)、キリクリームチーズ、とんがら麺少々、エンジェルキス一杯

▼ぺーぱんもとんぱたも激ウマ。とんぱたは行列できてました。
▼南蛮船(喫茶店)美味いわー。ステキ。スコーンラブ。
▼焼き鳥もやきそばも、家庭教師さんのおごりです。ステキ。


・11/1
朝 なし
昼 カレー、ナン、ライス、サラダ、トルティーヤ、シシカバブ、マンゴジュース@横浜マハラジャ(インド料理屋)(1200円)
夜 カレーでした。@自宅。
他 デュベル(ビール)@横浜ベイシャラトン・ベイビュー(1200円)

▼マハラジャは本格カレー屋。ランチバイキングでして大層食べてこの価格。
▼デュベル(ベルギービール)、甘くて美味…。超満足。
▼昼飯の時に「あー、もうしばらくカレーはいいっス」と家庭教師さんと話してたんですが、狙ったかのように自宅夕食カレーでやんの。このやろう。(むしゃむしゃ)


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