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2005年07月18日(月) |
ありがとうございました。 |
明日でこの日記のお試し期間が終わります。
有料版移行について何も決めてなかったので、 とてつもなく中途半端な形での終了で申し訳ないです。
こんな日記でも読んでくださる方がいて、 たった2週間だったけど、書いててとても嬉しかったです。
My追加までしてくださった方がいたので、 最後ご挨拶だけでもと思いました。
また機会があれば、もしかしたら書くかもしれません。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。
かずさん。
きみの誕生日の日付から、 この日記を書き始めました。
だけど、やっぱりつらいや。 このままの気持ちで書き続けるのは。
私は、今でもきみと話すと、 どうしてもきみに好かれようとしてしまう。 期待してしまう。バカみたいに。
一瞬でも好きって言ってくれたきみが、 忘れられないんだと思う。
はやくあなたを、忘れられるようにがんばるから。
いつものように、きみとくだらないメールをする。
なぜか話の流れでHの話になって、 経験豊富そうと言われた。
恋人はいたことはあるけど、 どの人とも付き合った期間が短くて 最後までした経験はない。
そう言っても、あんまり信じてもらえなかった。
なんだか心の奥がモヤモヤした。
「きみはどうなの?」
『俺は並みだ』
あっさり答えられてショックだった。
自分から恋愛関係の話をするような人じゃない。 私のことも何も聞いてこない。
だから、もしかしたらそういうの苦手なんじゃないかって どこかで思って期待してた自分がいた。
モヤモヤが大きくなって、こんな話したくないと思った。 なのに、止められないメール。 いつものように、ノリよく返す自分。
『ローターが好き』
「そういえば、一番最初に付き合った彼氏が持ってた」
『使ったことあんのか?気持ちよかっただろ』
「・・・あんまり使ったことないからわからない。中に入れたことないし」
『やり方が違う』
嫌だ。きみとはこんな話したくない。 そんなこと聞きたくない。
もうメールが返せなかった。 胸が苦しくて、いつのまにか泣いてる自分にびっくりした。 なんで泣いてるのか、自分でもわからなくて混乱した。
なんで泣かなきゃいけないの。 今まで誰とでも、普通にしてた会話なのに。 こんな話、なんでもないのに。
どうして・・・
男に簡単に「好き」という。 いつもどこかおちゃらけてて、 頭の軽そうなキャラでいる。
その方が楽だから。 そうしていれば、誰も深くは関わろうとしないし 誰にも傷つけられることはないから。
そして誰も、傷つくことはないから。
そう思ってたのに。
現実の違う自分が、悲鳴をあげる。
自分の最大の防御は、なんの意味もなかった。
さあ、なんででしょう。
私が教えて欲しいです。
『俺のどこが好きなんだ?』
真剣にそんなことを聞かれると思わなかったから、 頭をフル回転させて考えた。
「おにいちゃんみたいに優しいとこ。 大事なことはズバッと言ってくれるとこ」
『そうか』
「嬉しい?」
『・・・微妙』
「なんで?」
『会ったことないヤツに言われても素直に喜べない』
「・・・言わなきゃよかった」
『なんでだよ』
「なんとなく」
好きと言ったことで、 たとえあまり喜んでくれなくても。
ちょっとは自分のことを、 意識してもらえるんじゃないかと思った。
なぜ自分のような会ったこともない女に、
毎日メールをくれるのか。
不思議だった。
無性にその理由が知りたくなった。
対人関係が苦手だというきみ。
大勢の場より、単独行動が好きだという。
一人は好きだけど、どこかで人を求めてるきみ。
研修の場に知り合いは一人もいない。
そこに、愛想を振りまくヒマなメル友女が1人。
知らない人だからこそ、とれるコミュニケーション。
理由なんてそれで十分だった。
そんなことは、とっくに理解してた。
与えられれば、どんな理由でもよかったのかもしれない。
きっと、ただ近付きたかっただけ。
理由が知りたいなんてウソウソ。
ただ、きみのような人に愛されてみたかっただけ。
臆病な私は、メールでならいくらでも言える。
打算的な私は、メールでならいくらでも甘えられる。
すべてが幼稚な私。
試すような言葉は、
現実の自分を追いつめてるだけとも知らずに。
でも心臓は、ドキドキしてた。
一日3回、その時間帯はやってくる。
朝8時すぎ。
たぶん。きみが職場に向かう電車の待ち時間。
お昼12時半ぐらい。
たぶん。きみがお昼ご飯を食べ終わった時間。
夕方6時すぎ。
たぶん。きみが職場帰りの電車に乗ってる時間。
朝と夕方はこないことがあっても、
なぜかお昼は必ず届くメッセージ。
それはその2ヶ月、届かない日は一日もなかった。
たいした話は何もしない。
じゃれ合うみたいに、
他愛もない話で流れてく時間。
あの頃の会話が懐かしい。
『落ち込むな』
いとも簡単にでてきた涙
心の角質がぽろぽろ零れ落ちて 洗われるような
飾らないまっすぐな言葉は
いつだってズシンと心の真ん中に響く
たった一言で
変わる世界
自分の心の脆さを知った
きみのような人を 私は他に知りませんでした
きみのことを気になりだして。
他のメル友との境界には線が引かれた。
忠犬ハチ公の気持ち。
変なことに気付かなければよかったと後悔したけど、
もう遅かった。
突然、四文字熟語を二つ言ってみろと言われて、
「自給自足」と「以心伝心」と答えた。
一つ目は人生観で、二つ目は恋愛観だと教えてくれた。
なんだか可笑しくて、
『笑うな』っていうきみが、可愛く思えた。
会うのを断っても、きみからのメールは毎日届いた。
一人暮らしで、きっと寂しさもあったのかもしれない。
いろんなことを話してくれた。
その日あったこと。好きな食べ物。好きな本。今見てるテレビ。
一分で返ってくるメール。
言葉の魔法にかかったみたいに、惹きこまれていった。
今でも魔法にかかったまま。
ぐちゃぐちゃの感情をぶつけ合っても、
解くことはできなかった。
会ったら、簡単に解けるのかな。
なんて、今更だよね。
今でも覚えてるよ。
いつか、行けたらいいな。
いつも仕事がしんどそうだったきみ。
そんなきみが、2ヶ月間だけ仕事の研修で神奈川に行くことになった。
実家に住んでるきみは、研修の間は一人暮らし。
朝は早いけど、これまでと違って夕方5時には仕事が終わる。
ちょっと楽しそうだったよね。
私にとっては、忘れられない2ヶ月。
きみという人が、とても近くに感じられた2ヶ月。
自然に増えていったメールの数。
いろんな言葉を交わすうちにふと、
この人って実は、すごく真面目で優しい人なんじゃないかと思った。
「きみって優しいよね★」
ついノリで、そんな言葉が出た。
『そうか?』
なんだか照れたように、すぐ返事がきた。
とっさに、しまったと思った。
その時の私はきみのことを、
何人かいるメル友の中の一人、としか思ってなかった。
男の人と二人きりで会う、そんなこと考えられなかった。
メールだけで適当にやりとりして、
会いたいとか言われたら適当にごまかす。
どこまでも上辺だけの希薄な関係。
ただ寂しさを埋めるための。
そんな、嫌な女。
きみの姿が見えないなら
その顔も表情もわからないなら
それは目が見えないのと同じかもしれない
きみの声が聴こえないなら
その話し方も声色も感じられないなら
それは耳が聴こえないのと同じかもしれない
目を閉じて
耳を塞いで
ただひとつ
私が感じることができるのは
文字に写し出された
研ぎ澄まされたきみの
心のメッセージだけ
きみはサラリーマン。
私は家事手伝い。
きみは仕事のこと人間関係のこと自分のことで悩み多々。
私は家族のこと過去のこと自分のことで悩み多々。
きみはメールではノリはいいけど、口が悪くて自己中で人に悩みは話さない。
私はメールではノリはいいけど、おちゃらけてて自己中で本心を見せない。
きみは自分に厳しく他人には興味ない。
私は自分に甘く人にも甘い。
きみの愛情表現は支離滅裂。
私の愛情表現は自己破滅型。
きみは自称「鬼が島」のドS。 ←意味不明。
私は自称「犬っころ」のド?M。
そんなきみは、ひとりぼっち。
そんな私も、ひとりぼっち。
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