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2005年07月23日(土) |
嬉しかった突然の出来事 その2 |
手を繋いで街を歩く。 7月だけど、それほど暑くなくて。 「夏の夕方、こうやって歩くのもいいよね」なんて彼が言う。
疲れてボロボロになってるかも、ってメールが届いていたから どんな状態なのかと心配していたけれど、 私と会って話してる時は、思ったより元気そうだった。 「楓の顔見たら元気になった^^」なんて言ってくれて、ちょっと嬉しい。
1時間程度しか時間がないから、 どこかでお茶するだけでいいかなって思っていたのだけど、 入ったお店は平日の夕方は結構お得なメニューをやっていて、 「お茶するのもご飯もそんなに変わらないかな?」なんていう彼に 「ん、そうかも^^;」と、ご飯も食べることにした。
そうだった、コーヒー一杯でも、たくさんおしゃべりするんだし だったらここでご飯食べちゃってもいいよな、なんて。
パスタとサラダ、食後の飲み物がついて、かなりお得な値段(笑) 彼の今の様子、週末の予定、それからこれからのスケジュール。 私の今の状況、これからのこと。 どちらかが食べている時はどちらかが喋った。 会えなかった時間を埋めるように。
食べ終わってコーヒーと一緒にデザートが出てきた。 「平日のこのメニューのサービスです^^」って。 つめたく冷えたケーキ。手作りだ。美味しい。幸せ。
お疲れ様の意味をこめて、私がご馳走しようと思ってたのに 「楓にわざわざ来てもらったんだから」って彼が奢ってくれた。 ごちそうさま。
手を繋いでまた車に戻る。 「ちょっとだけ、後ろに乗って^^」 と彼が言うので後ろに乗った。
外からは見えない。 「もういちど」 また抱き寄せられて、頬を両手で挟まれた。 「はあ、やっぱり楓といるといいなぁ」 キス。
ぎゅっと抱きしめられながら、どのくらいだろう、キスを繰り返してた。 彼は反応してたけど(笑)それ以上は無し。
でも今日は、顔を見られるだけでよかったから キスはとっても嬉しかった。
駅まで送ってくれる道。 彼の左手が温かかった。
ロータリーでまた大きく手を振って またね、ってバイバイをした。
これから夜中まで仕事。 そんな中時間を取ってくれた秋の気持ちが嬉しかった。
「これから少しずつ楽になるはずだから^^;」 そうは言っていたけど、 その台詞はもう既に何度か聞いた気がするし(笑) 半分くらい期待して待つことにしよう。
でも来月は、今月よりはゆっくり会えそうで嬉しい。 …希望的観測かもしれないけれど。
2005年07月22日(金) |
嬉しい突然のできごと その1 |
お昼前、彼から連絡があって 「夕方少しだけだったら、時間が取れるけど… 楓の都合はどう?」と聞かれた。
少しだけだったら大丈夫、と昼間のうちにできることを全て済ませて、夕方家を出た。 いつも待ち合わせをする場所は中間なのだけど、 彼は仕事にまた戻らないといけないし、私の方が時間的に余裕があるので 今までよりぐっと彼の生活圏内に近い場所。
駅のロータリーでしばらく彼を待っていた。 約束の時間を20分ほどまわったところでようやく電話。 (あまりにも秋が忙しいので、この位で連絡が来てほっとした^^; 1時間待って来なかったら、帰ろうと決めていた。笑)
「今出たところ。車だから、着く頃また電話するね。」
それまで座っていた場所から移動している途中でまた着信。
「車停めてからだと時間がかかるから、駅まで迎えにきたよ。 少し走らせてからどこかに停めるね。」 駅?と、きょろきょろしていると、 車から降りて大きく手を振っている秋が見えた。
助手席のドアを開けてくれて、乗り込んだ。 混み合う駅の周辺、ゆっくりもしていられないのですぐに車を走らせた。
「ごめんね、待たせて。 …楓…。やっと会えたー…」
ほどなくパーキングに到着。 車を停めるとすぐにぎゅっと引き寄せられた。
「…楓」 キス。
他の車から見えてる。 …よね? 真昼間じゃないからそんなにわからないかな。
キス。
キスするだけで、ふわっと何かが溶けるのがわかる。 普段頑張りすぎてる心が、やわらかくなる。
「じゃ、いこっか^^」
車を降りて手をつなぐ。 都会の空気は暑いけど気にならない。
初めてのその場所にきょろきょろしながら歩く私を 嬉しそうに秋が見ていた。
今月は初旬に一度会っただけで、それ以降は電話とメールのみ。 仕事中はまず電話は不可能なので、メールが主。
本当は一度会う約束をしたのだけれど、 彼の方の事情により、敢え無くキャンセル。 ん、それはまぁ仕方ないと思っていたし、 一応それにあわせて、私も時間を空けていたので ビルの屋上で文庫などをめくっていた。
ちょうどそのとき秋から着信あり。 「もしもーし?」 「…楓ー…。あぁ、楓だぁ…。ごめんね、今日は。」 「んー、今朝事情を聞いた時に無理だろうなと思ったし、仕方ないね。」 「そうだけど、本当にごめんねー…」
そんな感じの会話をした。 彼は本当に忙しい。 知り合った時、夏になれば多少は時間ができるから、と言っていたけど 夏になっても時間なんてとれやしない。
もっとも、彼が立ち上げている会社だから仕方ないんだろうけれど。
本当は今日、会える予定だった。 けっ。
忙しいのはいいことなんだろうけど、悪態だってつきたくもなる〜。 来月は会えるかなぁ。
でも当面は、体だけは壊さないでくれれば、それでいいかな。
彼と会う日は何故か雨のことが多い。
別に雨女というわけではないと思うけれど。 …あ、節目に雨になること、、あったかも…。 ということは私のせいか。そうか(笑)
きっと太陽も見ているんだろうな。私と彼の関係を。 つまり私にも彼にも、雨を呼ぶだけの理由がある。
初めてデート(らしきこと)をしたのも雨の日だった。 まだ季節は冬の名残を留めていて、 私はマフラーを巻いていたし、傘をさす手も雨に濡れて冷たかった。 スカートをはいていこうと思っていたけれど あまりの寒さにやっぱりパンツにしようと慌てて履き替えたっけ。
ちょっと躊躇して、でも広げた傘に二人で入って でも私は腕を組むなんてこともできずに 微妙な距離を保ちながら、雨の中を歩いた。
老舗の珈琲店に入って、一杯のコーヒーでずいぶんお喋りをした。 そんなに入ってるつもりじゃなかったのに、 気がついたら時間が経っていて。
お腹が鳴って、お昼、食べに行こうかってお店を出た。 雨の中、さっきよりもう少し距離が縮まって、 でもやっぱり腕を組んだりもできずにお店を探した。
ランチはイタリアンのお店だった。
食べ終わってまた別の喫茶店に行った(笑) そこもやっぱり老舗の珈琲店。今度はケーキとコーヒー。 たくさん話したな、ほんと。
そこを出てまた傘に入って。 私は相変わらず、そっと隣を歩くだけだったのだけど。
私が持った傘をそのままさして、秋が私の肩に手をまわした。
駅までの道のり、冷たい雨と対照的に、 彼はとても、温かかった。
今でも雨の日になると、あの日のことを考える。
今はごく自然に、秋が傘をさして、私が腕を組むのだけど 彼はその都度、とっても嬉しそうな顔をする。
今はちょっと暑いけど。 会いたいなぁ(…そればっか…)
2005年07月17日(日) |
空気というか、そういったもの。 |
まだ、それ程深いことを話していなかった頃、 年も立場も、何もかもがまるで違うのに、 どうしてこんなに感覚というか…空気が似ているのかと 不思議に思っていたことがあった。
少しずつお互いに知り合っていく過程でわかったことは ある時期(同じような年齢の頃) 全く同じではないけれど、お互いにかなりの苦しみを味わったこと。
私は彼のその告白に言葉をなくし、 彼は私の過去に涙を流した。
そしてお互いの共通項は、 絶対にそれに負けないとそう思う心のようなものがあったということ。
彼と私が知り合うまでに、彼は辛い別れを経験している。 彼の優しさも強さも、おそらくそこからくるもの。
私たちはいつまで、一緒にいられるんだろう。 彼の笑顔が、今の私の糧にもなってる。 だから、秋がずっと優しく微笑んでいてくれるように (…って、どこかの韓国俳優みたいだけど・笑 私は見たことはないし、特にファンでもないです〜。) 彼の笑顔のもとでいたいと思う。
それにしても。 次に会えるのはいつなのかな。 5月までは毎週会えていたのになー。
初めてキスをしたのが、桜の樹の下だった。
満開に近い桜の木々。 薄紅色の花が、桜の樹を彩っていた。
彼は忙しい時間の合間を縫って。 私はその日のためにお休みをとって、お弁当を持ってお花見をした。
ささやかなものだったけれど、朝大急ぎで作って。 彼が果物と飲み物を持ってきてくれて、 大きな桜の樹の下にシートを敷いてお花見。
あたりをのんびり歩く人たちや 時折聞こえる子供がはしゃぐ声や 薄紅色の花を見ながら、 私たちはたくさんのおしゃべりをした。
食後に少しだけ芝生の上に寝転んだ。 やっぱりたくさんのおしゃべりをした。
彼からのキスは一瞬だった。
それから 夕刻が迫り、そこを立たなくてはいけなくなるまで 私たちは寄り添ったまま、やっぱりいろんなことを話してた。
彼が持ってきた温かいコーヒーを飲みながら。
彼の方の仕事の関係で、時間が全く取れない。 そう離れているわけではないけれど、 かといってご近所を歩いて会える距離でもない。
仕事が忙しい、というのは、ある意味すごく喜ばしいことではあるのだけれど、 でも、そのせいで全く会えないのは正直言ってかなり寂しい。
指先だけでも触れられたらいいのに。 会いたい。
そう思った。
それとほぼ同じ内容のメールが、 時を置かずして届いていた。
同じようなこと、考えていたんだな。 そう思って、幸せな気持ちになる。
お互いにそう思えることの幸せ。 今はそれを、ただ噛み締めていよう。
彼がよく口にする言葉。 ありがとう、って。
時折ふいに口にする。 「ねえ、楓。 いてくれてありがとう」と。
今までの秋の人生の中で 彼は大きな別れを何度か経験してきたと聞いた。 だからこそ、そこに存在できる尊さを知っているのだろうな。
そして、想いを伝えることの大切さも。
伝えたい時に 伝えたいメッセージを送れることが どれだけ大切なことなのかを。
彼の影響か、私も最近は昔と違って色んなことを口にするな、 なんてことを思う^^;
ちょっと気恥ずかしい、かも。
彼が、短いけれど心のこもったメールを送ってくれた。
結構ロマンティスト。 初めて会った日とか、 初めてキスをした日とか、 さり気なく、でもしっかりとシチュエーションにこだわってた。
ちょっと(かなり、かな^^)嬉しい。
本来ならば7月あたりは、お互いに時間が作れるはずだったのに 恐ろしく忙しくなってしまった仕事のせいで 会いたいと思いつつ、電話とメールだけの日々が続いている。 お茶デートだけでも、と思っていたけれど それすらも今のところ叶う見込みはない。
でも、その合間を縫って、出来る範囲で精一杯のことをしてくれる。
マイナスに考えてしまうと、 多分乗り越えるのはかなり辛い。
でも、「楓がいるから」と秋の何かの糧になってくれれば わたしはそれだけでいいや、なんて思う。
明日はわたしを、写真に撮ってメールに乗せよう。
本当はもう少し暦が進んでいますが、 区切りがいいので7月の1日付けから。
少しずつ色々書いていこうと思います。 よろしくお願いします。
菜々
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