* たいよう暦*
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2004年06月30日(水) さようなら

なぜか、転校生、転入生の少ない学校で育った私は、「さようなら」は卒業式でしか知らなかった。
「いっぺんに、さようなら」
その先には常に新しい環境があった。

「さようなら」は、先生の為の言葉でもあった。
春になると、一人、二人、先生がやめていく。転勤していく。
今まで自分の先生だった人が、知らない誰かの先生になる。
そして、「さようなら」の次にはもう「こんにちは」はないかもしれない。
「何人かに、さようなら」
もう、会えないかもしれない先生たち。

会社に就職してから、「たった一人へのさようなら」というのを知った。
転勤。退職。
それまで家族よりも長い時間を一緒にすごした仕事仲間が、次の日から来なくなる。会わなくなる。
一人へのさようならは、いっぺんにさようならや、何人かにさようならより、ひりひり心にしみた。

でも、昔ほどさびしくは、ない。
また、会おうと思えば会えることを知ったから。
仲が良ければ良かっただけ、心がつながりあえば心がつながっただけ、また、きっと会えることを知っている。

昔ほど、さようならは、さびしくなくなったのは、人とのつながりは、そう簡単に切れるものではないと思うようになったから。
そして、そう思うようになったのもあるけれど、大人になったから、なのかな。
でも、「また、会おう」のある、さようなら、は、前ほど苦手ではなくなった。

「また、会いましょう。さようなら」
今日は、さようならの日。


2004年06月29日(火) 脳細胞

「あれ?今なにするつもりやったんやっけ?」
ということが、仕事中、ときどき、ある。

立ち上がった拍子だったり、歩いてコピー機方面にむかっている途中だったり、引出しをあけた瞬間だったり。
ところが、なにをするつもりだったのか、ふっと忘れているのだ。

えーっと、なんだったっけな。
えーっと、えーっと、
うーん・・・?

と、よくそこで、立ち止まって考えていたものだけれど、ある日、隣に座っている先輩が言った。

「そういうときにね、うーん、うーん!と頑張って考えると、逆に、考えるストレスで脳細胞が死んでいっちゃうんだって!」

ええっ?!
なんて脳細胞って、デリケートなんだ!
それでなくても、生まれてからどんどん死につづけている脳細胞が、これ以上減っては大変だ!

と、それ以来わが職場では、そういう時はそーっと元の動作に戻り、無理に考え込まず時がすぎるのを待つことにしている。

それでも、意外とそうやっている方が、思い出すのが早かったりするのだ。

人間と一緒だなあ。
ストレスって、いけないみたい。
ストレスから解放されると、本領発揮したりするみたいなのだ。

ストレスストレス。
たまらないように、しなくっちゃ。


2004年06月28日(月) おせんたく

幼稚園の時、洗濯機といえば二層式で、ぐるりん、ぐるりん、と泡がもこもこ回る様子を見ることができた。
あの泡は、本当にわたがしのようにおいしそうで、きめ細かくて、きらきら日の光をあびて美しく見えた。
何度かこっそり、その泡をすくいだしてみたことも、ある。
すくいあげて、風にとばしたこともある。
背伸びして「ぐるりん、ぐるりん」回る洗濯槽の中をのぞきこむことは、おやつがたくさん入っている戸棚をこっそりあけて見ることの次に、わくわくする出来事だった。

今は、もう、全自動の洗濯機がほとんどで、あの閉ざされたふたの下で、何がおこなわれているか見ることができない。
ぴーっ、ぴーっ。
という呼び音に行ってみれば、洗剤のほのかな香りの残る、しめった衣類がぐったり横たわっているばかりだ。
あのふたの下で、いまでももこもこの泡は、ぐるぐると回っているのかな。
今度こっそり、のぞいてみよう。

ぐるぐるの泡が見られなくなってしまったけれど、家事の中で洗濯が一番好きだ。
そういうと、「洗濯ってほとんど洗濯機がやってくれるやん」と言う人もいるけれど・・。
ま、ほとんど洗濯機がやってくれるわけだけど、汚れていたものがきれいになった・・・という気持ちよさと、しわくちゃになっているものを、ぱんぱんっ!と日の光の下で干す爽快感。
ま、人間がすることは干すだけなんですけれど。
やっぱり、洗濯は家事の中で一番好き。

今日は30分早起きして、洗濯ものを、ぱんぱんっ!と干しました。
朝の光の中で、気持ちよく風になびいている洗濯ものを見るのは、なかなかいいかんじ。
早起きは苦手だけれど、ま、洗濯物のためならがんばれるかな。


2004年06月27日(日) 飛び立つ

あぁ〜。
私もどっか、飛行機に乗って、遠くへいきたぁ〜いっ!
いいなあ、いいなあ!
いってらっしゃいませ。
くーっ。


2004年06月26日(土) 表現力

なんだか気になって、「せつない」を辞書でしらべてみました。

「せつな・い<切ない>」
(「切なり」の変化)自分の置かれた苦しい立場・境遇を打開する道が全く無く、やりきれない気持ちだ。

・・・・・・・・。
・・・・ちがう。
私の思っていた「せつない」とちがーう!
というか、私の理解の仕方が間違っていたんだけれど。
えー。「せつない」ってそういう意味だったんだぁ。
じゃあ、「この間の気持ち」は「せつない」とはちがうなあ。

では、この間の気持ちは・・・・・
気持ちは・・・・・
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。

だめだっ、出てこないっ。
日本人だから、たくさん日本語を知っているハズなのに、あの時の気持ちにぴったりの言葉を見つけることができない。

自分の、感情なのになあ。
表現すべきすべを知らない。
ああ、表現って、ムズカシイ。


2004年06月25日(金) ひとこと

「言わんでいいで。聞く気ないから」
「えっ・・・?」
「聞く気ないから、言わんでいいって、言ったの」

そんなの、聞こえてましたよ。
ただ、言葉の内容が信じられなくて、聞き返したんだってば。

営業担当者が、全員留守の時に、こりゃー、営業の判断を聞かなくちゃ前に進めないな、って事態がおこった。
担当者に電話をかけても、電話に出られない状態。
もう一人のサブ担当者に電話をかけても、同じくつながらない。
担当ではないけれど、同じチームの人に相談してみようと思ったら、私のばたばたをちらっと眺めていたらしいその人から、話す前に冒頭の言葉を投げられてしまった。

・・・・・目が、点。

聞いてから拒否されたんではない。
聞く前に、そんなわずらわしいことにかかわりあいたくないと、宣言されたのだ。
きのう今日入った新人って、わけではない。
ベテランだ。
同じチームの一員で、キャリアをつんでいる人だからこそ、相談してみようと思ったのに、なんだ、それ。

社会人として働いているからには、プロだ。
さっきの台詞は、プロの台詞ではない。
ということは、この人は素人だ。
素人に聞いても仕方ない。

「じゃ、いいです」

それだけ言って、席に戻って、自分で考えつくベストをつくすことにした。
ここで、自分ひとりで動いてたとえ失敗したっていい。
素人の手を借りるよりは。
と、考えた。

そんな言葉、聞きたくなかった。
情けない、言葉だと思った。
言ってて恥ずかしくないんだろうか?
恥ずかしくないから、いえちゃうんだろうなあ。
でも、ベテランだよ。
プロだよ。
あ、違った、素人だった。

頭の中で、ぐるんぐるん、言葉が回った。

同じチームの一員として、働いていることが心底イヤになった。

でも、ふと冷静に考えてみる。
もしかして、私がこんなに腹立たしく情けなく思ったのは、こんなに困っているのに、手を差し伸べてもらえなかっただろうか。
助けてもらえなかったことに、自分の都合よくいかなかったことに、勝手に腹を立てているのだろうか・・・。

そんなことない、とは言い切れない。
より楽な道を選ぼうとして、救いを求めていった気持ちも、どこかに、あった。
その人に意見を求めに行ったのは、ベストではなかったかもしれない、な。
もっと冷静に判断すべきところも、あった。

自分の甘えの気持ち2割、ほんとに困ってたの8割、ってところかな。
拒否されたことによって、2割の甘えを、目の前に突きつけられたかんじ。

反省。

そして、それでも、思う。

それでも、やっぱり、この人とは、やっていけない、って。
いけない、かな。
いけない、んだろうな。
でも、やっぱり、そう思ってしまうな。


2004年06月24日(木) せつない

一気にあふれでたいろんなことに、ちょっととまどいました。

いろんなことを、思い出しました。
いろんな、こと。

それだけじゃなくて、ほかにもいろんなものがあふれでました。

せつない。
この言葉が、今の気持ちにいちばん近いかも・・・。

せつないなあ。


2004年06月23日(水)

実は、非常に前歯にコンプレックスを持っている。
形でいえば、タイルのように長方形で、横の歯に比べて、とりわけでかい。

乳歯の時は前歯に隙間があったせいで、どんなに歯磨きをがんばっても、必ず虫歯ができた。
その虫歯の茶色がイヤでイヤで、早く永久歯にはえかわらないものかと切望していた。
はじめて、歯茎にその先が見えた時には、よしよし、と期待をかけたものの、毎日のびるにしたがって、はっきり長方形となり、タイル歯だとわかると、ひどく落ち込んだりもした。
「うさぎみたいで、かわいいよ」
小学校の時の友達はそう言った。
小学生の言葉って、真実をついて残酷な時がある。

数年前に、マウンテンバイクでみごとにすっころんだ。
顔からおちたせいで、左の前歯がかけ、そのとなりの歯もレントゲンではひびが入っていることがわかった。
「差し歯にしましょう。」
歯医者さんにそう言われた。
「一本8万5千円です」
今なら、「ひえーっ、たかっ☆」ぐらい言ったかもしれない。
しかし、冷静さを欠いていた私が気になったのは、値段よりもなによりも・・・
「先生、前歯の形ってかえられますか?」
わくわくわく。
期待にあふれて先生をみあげた。
「?」
「あの、もうちょっと、小さく、とか、もうちょっと、違う形とか」
「・・・・あのですね。
 差し歯というのは、今ある歯の場所に入るわけで、それより小さければ両脇があいてしまうわけです。」

「そして、形を変えるといってもねえ。右の前歯はその形なのだから左の前歯だけ違う形だとおかしいでしょう?」
・・・!!
そっ、そうなのかあ〜・・・がっくし。

今なら、わかる。
冷静になれば、そんなこと言われなくても、想像がつく。
しかし、私はその時思い切り期待してしまったのだ。

わー!痛い目みたけど、前歯の形がかわるかもしれんのかあ!
わはは。お金はいくらかかってもいいやー!えへへ。
「この前歯」じゃない自分を想像して、ちょっとうきうきしてしまっていたのだ。

そして、その時、差し歯は私の以前の前歯と同じ形に作られた。
当たり前だけど、ちょっとだけ残念だった。
でも、腕のいい先生とめぐりあったおかげで、なに不自由なく暮らしている。

「あっ。これっ・・・・!」
今日、歯磨きをしていて、大事な自分の方の右の前歯に、ちょこっと、ほんのちょこっと
茶色いものをみつけてしまった。
ひええええ。虫歯や、絶対。
はああああ。虫歯や。歯医者いかなくちゃ・・・。
前歯ととなりの歯のすきまにできる虫歯は、私のお得意とするところ。
歯並びの関係で、どんなに気をつけていても、いつのまにかできてしまう。

もちろん、差し歯の方の歯には、虫歯はできやしない。
同じ位置で、同じ場所で、同じ形で、私のために働いてくれている。

虫歯にならず、丈夫で、いい働き。
差し歯に感謝しなくちゃ、な。


2004年06月22日(火) 期限

期限のある宿題を、期限までに仕上げなかったことは、ない。
そうだ、期限を決めよう!

と、今日思いたちました。

最近、こつこつやっていること。
大海の中を小舟で漕いでいるようなかんじなので、なっかなかすすまないし、大波小波にざっぷんざっぷん。
海で漕ぐのは楽しいのだけれど、大海は果てしなく広く、そのむこうの新大陸は果てしなく遠い。
そう思ってずいぶん気弱になっていました。
でも、期限を決めたから、漕げるところまで、漕ぎつづけるぞーっ。と、力がわいてきました。

抽象的な話だなあ。
ま、そんな一日だったのです。
力のかぎり、漕ぎまくるぞーっ。


2004年06月21日(月) 台風一過

朝、家を出るときは、ひどい空の色ではあったけれど、まだ雨は降っていなかった。
会社についても、まだ、降っていない。
床から天井までが一枚ガラスだから、外がよく見える。
12階からの眺めは、ちょっとお天気の悪い日以外のなにもんでもない。

「今、台風どこにおるんや?」
何度もインターネットにアクセスする人たち。
「おっ、今徳島らしいぞ」
「こっち来んで」
話だけ聞いていると、なんのことを、誰のことをしゃべっているのか想像もつかない。
やたらと擬人化されている。
「はよ、こいこい」なんていう人もいる。

12時前後が一番ひどかったなあ。
それまで、普通の雨の日の様子だったのに、風がどんどん出てきて、雨の方向が縦横無尽にかわった。
12階だから、風の流れがよく見える。
下を見下ろすと、御堂筋の銀杏並木が、おもしろいように揺れている。
傘がひっくりかえったりしている人も、いる。
えらいこっちゃ。大変なことになってるで。
見下ろすガラスも、そのうちひどい雨が打ち付けられて、まるで水槽の中にいるみたいになってしまった。

学校の時はよかったよなあ。
大雨洪水警報出てれば休みだったもん。
会社に勤めていると、そんなわけにはいかない。
みーんな、ふつーの顔して出勤してきて、ふつーの顔して机について、ふつーの顔して働いている。
一番びっくりしたのは、阪神大震災の時。
結構多くの人が、ふつーの顔・・・こそはしていないけれど、出勤していた。
電車が止まっても、何駅か歩いてきていた。
自分もそうやって会社にたどりついたわけだけれど、なんでここまでして会社に来てるんやろ、みんな(自分もだけど・・・)・・・ってすごく不思議だった。
なんなんだろう、「会社」ってところは。
なんだか、ヘンな世界だよなあ。

そんなことを思いながら一日仕事をしている間に、あっという間に台風は去っていき、夜の7時にはすごいすごい夕焼けが始まった。
すごい。
ほんと、すごい。
台風の影響で、雲がたくさん出ていた。
そこに、反射する夕焼けの光、光、光・・・!
まるで映画の中に出てくるような、すごい強い光をもった夕焼けだった。
みんなで口をあんぐりさせながら、しばらく眺めていた。

帰り道、雨はもちろんやんでいた。
だから、帰りも、傘はなし。

なんか、ヘンなの。
台風の一日だったって、気がしない。
なんだか、特別じゃない、ふつうの一日だったみたいでした。


2004年06月20日(日) 台風

台風が来るからといって、家の中で台風ごっこをする話はなんだったっけ?
若草物語?うーん、外国の話だったことは覚えているんだけれど・・・。

それを読んだからか、それとも思いついたのかよく覚えていないけれど、小さいころ近所の家で、台風ごっこがはやったことがある。
食堂のテーブルをシーツで囲んで暗くして、テーブルの下にいろんなものを持ち込んで遊ぶという単純なもの。
夏は死ぬほどあつかったし、冬は冬で人気(ひとけ)のない食堂は寒かった。
それでも、あきずにうす暗闇の中で、時々テーブルの天板に頭をぶつけながら、何時間も遊びふけった。
そのうち、「目が悪くなるでしょっ。出てきなさいっ」と叱られるまで。

今から思えば、停電を経験したからそんな遊びを思いついたのかも。
それじゃなければ、どこが台風ごっこだかわからない遊びだもんなあ。

うす暗闇は、どこまでも続いているような気がした。
親密にもなれたし、わくわくが湧いてでるような気がした。
いつも見慣れた人形や遊び道具が、まったく違うものに見えた。

台風といえば、そんなわくわくを思い出す。
どんな状況になるかはわかんないけれど、それでも、気分の高揚感。
こればっかりは、押さえられない。

明日、台風が来るんだって。


2004年06月19日(土) 忘れ物

今日は、どうも体が完全ではない。
一週間の疲れがたまっているようだ。
こういう時は、自分の体をいたわらなくっちゃ。
いたわりと怠惰の違いがよくわからないけれど、
「いたわり」にかこつけて、惰眠をむさぼっていました。

「寝てたでしょ」
お昼すぎにかかってきた電話に
「ううん、寝てないよ」
と思わず反射的にした返事。
小さなことだけど、素直じゃないなあ。
ほんとは、寝ていました。

寝ぼけたまま準備をして、ぼんやりしながら
待ち合わせの場所に行くと、忘れ物をいっぱいしていることに気づきました。
取り返しのつかない忘れ物に、やっぱり「怠惰」だったんだなあと、反省。
そして、相手にも散々迷惑をかけてしまいました。
笑顔でいてくれたから、よけいに心が痛かった。
ごめんね、私の怠惰のせいだよ。
おこっても、よかったのに。
ほんとに、ほんとに、ごめんなさい。

「いたわり」と「怠惰」をはきちがえずに、
今度は忘れ物をしないで、準備万端で出かけよう。
準備は前日の夜までに。
これ、これからの教訓です


2004年06月18日(金) オカシナソウベツカイ

今日は、送別会でした。
9月に結婚するため、6月末にやめていく先輩の。
すぐ隣に座っていながら、じっくり話す機会の少なかった先輩だけれど、底抜けのやさしさのある先輩だということはよく知っています。
幸せに・・・と思いながら、その底抜けのやさしさが私の隣からなくなってしまうことが、正直さびしい。

送別会は、課の10人でやりました。
人数が少ないせいか、わいわいしゃべりました。
最初は、送別会にふさわしい話題で。
お相手はどんな人?
いつ、どこで、どんな結婚式をするの?
ところが、そこから脱線に脱線を重ね、一番盛り上がった話題は
「ちちげ」もしくは「ぱいげ」について。
こう書くと、なにかわかりませんね。
正しくは「乳毛」(関西弁)「パイ毛」(関東弁)
おっぱいのまわりに生える毛(!)のこと(胸毛とはまた別らしい)、だそうです。
なんて話題!これが送別会の話題かいな?!

大正時代の建物を利用したイタリアンのお店で、ぎゃあぎゃあ男の人はその話題で盛り上がっていました。
きっと、後ろの席に座っていたカップルには、大変迷惑だったことでしょう。
モウシワケナイ!
おかしいなあ〜、最初は結婚についての話題だったのになあ。そこから、髪の毛の話になり、胸毛の話になり、ついに・・・!
どうなってそこにたどりついてしまったのだろう?!
最後は何人かがシャツの前ボタンをあけて、お互いみせあいっこしてました。
ナニヤッテルンダカ!

もちろん、女の人は全員みていませんでしたけれどもね。
あ、そんなことないです、一人だけ見てはりました。
そして、大笑いしていました。

見たくないけれど、あんなに大笑いするなら、ちょっと見てみたほうが
よかったかも・・・・?!

とってもオカシナソウベツカイ。


2004年06月17日(木) 手旗信号

「悩みがないでしょう」
と言われることが、よくある。
たぶん、小さな悩みは人に話すけれど、大きな悩みほど人に言えないせいかもしれない。

別に相手を信頼していないとか、信頼しているとか、言ったからといって解決しないからとか、プライドがあるからとかいう問題ではなく、どうしても、言えない。
ちょっとした問題からスタートして、いよいよ大きな山になってしまった問題も、かれこれ一ヶ月、人に言えずにいた。

今日、ちょっとだけ、初めて人にしゃべった。
でも、そのしゃべり方はきっと、大きな問題っぽくなく普通の話題の中にまぎれこませてだったけれど・・。
それでも、誰かに白状した、ってことで、現状はかわらなくても心はどこかで少しだけ軽くはなった。

ある時、頼ることと依存することの境目がわからなくなってしまって、それからこういう具合になってしまった。
小さな問題は、相手に依存せずにすむので、話せる。
でも、大きな問題になると、依存してしまったらどうしようという恐怖感が先にでる。
すごく、依存しやすい人間だということに気づいているから。
一本線をひけなくなりそうな人間だとわかっているから。
それで、そうなってしまう。

ようは、依存しなくて相談できるような強い心を持てるようになれば話せるようになるんだろうな。

私のそんなじたばたを見ながら、わずかな手旗信号のようなSOSに反応してくれる人がいることが、とってもありがたい。
どうも、ありがとう。


2004年06月16日(水) いいがかり

つまらないことだけれど、どうしても納得いかないことがあって、いいがかりをつけました。

わかってます、いいがかりだって。
でも、言わずにはおれない状態だったのです。

というわけで、いいがかりをつけられたあの人へ。
ごめんなさい。
わかってました。


2004年06月15日(火) うっふっふ

前から話はきいていた。
やってみたいな、と思っていた。
それがうまくタイミングがあって、今日、正式に決定した。

うっふっふ。
初めてのことに、挑戦だぁ!
うっふっふ。
わくわくする。楽しみだなあ。

この年になっても、「やったことのないおもしろそうなこと」はたくさんたくさん世の中にころがっている。
きっと、これからどんどん年を重ねても、自分のアンテナをぴんとはっていたら、「やったことのないおもしろそうなこと」はたくさんたくさんみつかるに違いない。

アンテナは、いつもぴかぴかにみがいておかなくちゃ。

さて。
この度の、初挑戦。
まずは、体力づくり、体力づくり・・・?!
ご報告は、また、来月・・・!


2004年06月14日(月) くたくたくったり

神経をつかった一日でした。

ふう。疲れた。

今日は、もう、寝よ。


2004年06月13日(日)

私の母は、すんばらしい運動神経の持ち主だ。

学生時代は、ソフトボール、
主婦になってからは、ママさんバレー、
子育てを卒業してからは、タップダンス、
そして、50才を過ぎてから「できないことに挑戦」と始めたスイミングスクールでは、最初は顔をつけて泳げなかったというのに
いまやマスタークラス(一番上のクラス)までのぼりつめたらしい。

どーして、この血が、誰にも受け継がれへんかったんかなぁ。

これが、もっぱら彼女の口癖。

ええ血やのになあ。

大変口惜しそうである。

私はと言えば、マウンテンバイクですっ転んで差し歯になった・・・ほどの、どんくささ。
弟は、まあ、ひいき目にみても「ふつうの運動神経」。
かろうじて期待のかかった妹も、小学校のポートボール学校代表選手、中学校のバレーボール部という輝かしい(?)過去を思わず忘れてしまうぐらい、今は運動とは縁遠い人。
名キャッチャー、名セッター、と呼ばれ
踊りを踊ればいいポジジョン、わずかの間に「マスター大会にでませんか?」とお呼びのかかる運動神経の持ち主とは、えらい違いなのである。

ところが、そんな母にもできないものがひとつある。
車の運転。
こればっかりは、どうしようも、ないらしい。

地図も読める。
運動神経もよい。
地理にも明るい。
と、どう考えても私よりも運転にむいていそうなのに、運転免許を持っていない。
私にとれたのだから。と、免許取得をすすめてもみたけれど、
「いいねん、これは」
とこりゃまたきっぱり。
いつもと違い、珍しく及び腰である。

だから、遠くに出かける時、重い買い物をする時は、もっぱら父の出番。
そして、今日みたいに父のいない日は、私の出番。

かーっ、いい天気!
と思わず言ってしまうほどの梅雨の合間の晴れ間に、珍しく母とふたりきりで遠くまでドライブしました。
B型の母は、相変わらず助手席で好き勝手しゃべりっぱなし。
普段長時間話す時間のないワタシには、なつかしい?おもしろい?時間。

「60才になった記念に・・・」と運転免許を取りにいかないかなあと淡い期待を抱いていたワタシだけれど、
たまにこんなふうに時間を共有できるなら、免許がなくてもいいかな。
そう思いながら、往復2時間、母を助手席に乗せていました。

でも、そうは思っても、やっぱりあの運動神経をこのままさびれさすのは、惜しい!
と運動神経を持たないワタシは思わず今後の有効活用について、じっくり考えてしまいます。

やっぱり、運転免許、とりにいかない?
そしたら、ほら、猫が病気になった時とか、犬の餌を買いにいく時とか、かわいい娘が雨にぬれて困っている時とか、夜遅くて危ない時とかに・・・便利だよ!

うーん、説得力に、かけるか。


2004年06月12日(土) ねっこ

たとえば、旅に出た時。
一緒に出かけている相手に対して、すっごい腹のたつことが途中にあったとしても、
もう一緒に旅に出るのはやめよう、と思わない友人と、
大きな波風はないのに、どことなく疲れて、
もう一緒に旅に出るのはやめよう、という友人といるような気がする。
その違いは、どっから来るのだろう。という話を友人としました。

友人曰く、
「あう、あえへんという性格の問題が、まず一番。
 二番目は、ねっこのやさしさが、見えるか見えヘンかちゃうか」

どーんなことがあっても、ねっこのやさしいやつは、許せるし、
もちろん、自分も、ねっこのやさしさをいつももっているかどうか、ってことらしい。

そう思って、自分の周りの人間を思い浮かべてみた。
ああ、そうかあ。
ねっこのやさしいやつ、多いなあ。
自分はどうだろ。
ちゃんと、ねっこのやさしさ、持っていれているだろうか。

「ねっこのやさしさ」
表面的なやさしさとは違う、ねっこの部分。
これ、大事だなあ。
これだけは、いつまでも、大事にしていきたい。


2004年06月11日(金) フライデーナイト

「会社づとめ」ってのが、そんなにキライなわけではない。
毎日決まった時間に会社に行って、
歯車のひとつとなって働いて・・・
ということに希望を感じない人もいるけれど、
みんなでひとつのものを作り上げたり、
ひとつの方向性をもっていること。
私は、それはそれで、すき。

時には理不尽なことを言われたり、
世間の荒波ってやつにもまれたり、
思いもよらないことに翻弄されたりもするけれど。

それでも、思いもよらない出来事に出会ったり、
そこでからまなければ一生私の人生には登場しなかった人に出会えたり、
経験と頭で突発的なことを乗り切ったり、
きちんと頭と身体を使って仕事をしていたりすると、
「会社づとめ」を後悔している暇はない。

それでも・・・。
どうしてかな。
金曜の夜には、こんなにうれしくなってしまう!
土曜も日曜も。
これからすべてが自分の時間だと思うと、わくわくわくわく。
えへへへ。
いいよねえ、金曜の夜って。

早く寝ようと思っても、なんだか、眠れず、金曜の夜はいつもの夜より、ちょっと長い。
やっぱり好きだなあ、金曜の夜!


2004年06月10日(木) お料理

好きな食べ物は、いっぱいあります。
苦手な食べ物も、ちょっと、あります。

今までたくさんのお料理を食べてきました。
おうちのごはん。外のごはん。
おいしいもの。おいしくないもの。
旬のもの。行ったことのない異国のもの。
あまいの。からいの。すっぱいの。
おいしいお料理は、なによりも心の栄養になると思います。
そして、「初めてのお料理」を口にする時は、その出会いにわくわくします。

今日は、私が料理人さんの腕もを独り占め・・・。
「はじめてのお料理」を、注文しました。
できあがるまで片時もそのそばから料理人さんが離れられないような、いろんな意味でとっても贅沢なお料理です。
わくわく、わくわく。
初めてみるお料理に、期待がいっぱい。
初めてみるお料理を作る料理人さんを、思わずじっとみつめてしまいます。

「はい、お待たせしました」
わくわくわく。
スプーンをいれて、一口食べてみると・・・

「あっ・・・やさしい味・・・!」
おいしい、じゃなくて、そっちの言葉のほうが先に口からでました。
なんだか、ほんとに、「やさしい味」
口にいれただけで、ほろっと疲れた心がほどけていくような、そんな味がしました。
お料理だけでなく、料理人さんの心までもいただいているようなそんな気持ちになりました。

ああ。いいお料理だったなあ・・・!
注文して、よかった。
とってもとっても、ごちそうさま。
また、あの味に出会いたいです。


2004年06月09日(水) よっぱらい

生ビール、半分にやられました。

もう、ねむい。
ねむいねむいねむい〜・・・

今日は、これにて、おしまい。


2004年06月08日(火) いってらっしゃい

フェリーで旅立つ人のお見送りに行ってきました。
船での旅立ちのお見送りをするのは、初めて。
短い別れ・・・・ではなく、一年半という長期の別れのお見送りも・・・・初めて。

一年半のながーい旅に旅立つ、ふたり。
会うと、ぴりっとした顔になっていました。
ほんわりが抜けて、ほどよい緊張感のある、顔。
日本で日常生活をする顔ではなく、これから自己責任で動いていく、自分達の旅に出かける、顔。
いい顔、でした。

彼らのかたわらで忠実な大型犬のように、大きな荷物が鎮座ましましていました。
とっても大きいなと最初は思ったけれど、でも、一年半で必要な荷物はこれだけなのかと思うと、なんだか不思議。
日常生活とは、なんといろいろなものに囲まれ彩られていることか・・・
人間、そぎ落とすとこんなシンプルに生きていけるのか・・・
そぎ落とされた少数精鋭の荷物はクレーンで無造作に吊られ、人間より一足早くフェリーに乗せられました。

午前11時。
乗船時間になりました。

外国行きのフェリーの乗船は空港と一緒。、税関があり、パスポートの提示があり、出国手続きがあり・・・。
その入り口の先は、外国の入り口。
見送りの私たちが行けるのは、ここまでです。
あとは展望デッキからのみ。
フェリーのお見送り・・・というと、岸壁で紙テープのお見送りを想像してあこがれていたのになあ・・・。
紙テープはなし、岸壁にもいけません。
岸壁は、コンテナ貨物を積み込むリフトやトラックががんがん走っていて、行けるわけもないのだけれど、なんとなく、想像とちが〜う!とぶーたれながら、別れの余韻のない展望デッキで、船の出港準備を見守ります。

午前12時。
いよいよ、出発です。
ぼーーーーーっ。
想像していたよりも、小さな汽笛が、ひとつなりました。

「笑顔で見送りたい」
そう、思っていました。
一年半の旅に出る彼らを見て、さびしくなっちゃうかなあと思っていたけれど。
それよりもなによりも、旅の無事と、旅のしあわせをねがう気持ちで、自然といっぱいの笑顔で、見送ることができました。

「いってらっしゃ〜い!!」
二人合わせて叫んだ声は、船の音にかき消されることなく、二人に届いたみたいです。
「いってきま〜す!」
ながいながい旅に出る二人は、大きな声で答えてくれました。

大きな船が、消えて行くまで見送りました。
いってらっしゃい。
・・・いってらっしゃ〜い!
旅の無事を、心から祈っています。


2004年06月07日(月) 間に合わない・・・!

明日のために、いろいろと手配をしていると、とうとう間に合わなくて。

約束の場所を訪れることができませんでした。

明日会えるとはわかっていたけれど、それでも、やっぱり、今日も会いたかった。

でも、その気持ちは、上手にポケットにしまいこんで。

明日のために、今日はもう、寝ます。
おやすみなさい・・・


2004年06月06日(日) いい電話

携帯の、音が鳴った。

きのうの、今日。
びくっとなりながら出た電話は・・・

「今なぁ〜、岡本屋におんねん」

遠い別府で、私の大好きなプリンやさんでプリンを食べながら、私のことを思い出してわざわざ電話をかけてきてくれた友人の声だった。

その瞬間、気持ちが一気に遠くまで飛んでいった。

友人が旅に出ることは知っていたけれど、そこのお店に寄るかもしれないことは知っていたけれど、友人が私がそこのプリンが大好きだということを知ってくれていることも知っていたけれど、その場で思い出してくれるなんて、思ってもいなかった。

「じゃあ、持って帰るね〜」

ありがとう、ありがとう。
私が大好きなプリンを、わざわざ持ってかえることにしてくれて。
でも、それよりもなによりも。
遠い地で、私を思い出してくれた、そのことが、とってもうれしい。

ありがとう。

そのことが、とっても、うれしかったよ。


2004年06月05日(土) イヤな電話

昔、携帯がなかった頃。
家の電話は、もっと鳴っていたような気がします。
そして、その鳴る音には、味があった。

昼間かかってくる電話も。
夜中にかかってくる電話も。

鳴っているだけでも、不思議と、友人からの電話は「あ、あの電話わたしのだ」なんてわかりましたし、夜中にかかってくる「いやな電話」は、電話の音が鳴り始めただけで、体も心もびくん、としたものです。

なんだろう。
電話の音の中に、なにか「思い」が息づいていたのだろうか。
音だけでも、不思議と、何かが伝わってきた。

それで言えば、携帯は「気配がない」。
友人ごとに、音を変えたり、相手が表示されるから出る前にわかるせいもあるかもしれないけれど、なんだろう、勘が働かない。
いやな電話も、いい電話も、音では聞き分けがつかない。

なぜだろう。
昔の電話は、電話線で「家」とつながっていて、もっと生き物的だったからかな。
やっぱり携帯ってどこともつながっていない、単独の「機械」だからだろうか・・・。

それでも。
たまぁ〜に。
たまのたまぁ〜に。

携帯の電話の鳴る音でも「いい電話」「悪い電話」ってのが伝わってくる時がある。

そう、今日のは音だけでわかっちゃった。「イヤな電話」
なんで、わかっちゃったんだろう。
でも、わかっちゃったんだよなあ、このイヤな電話は。
ふう。
こんな時は、気配がわからなくても、いいのに。


2004年06月04日(金) 心の栄養

白昼堂々と会社を早退し、自分のために時間を使う。

いえいえ、決してきのうの反動、というわけではありませぬ。
前から決まっていた、約束のために、自分で時間をとってみたのです。

久しぶりにそうやって時間を作って、初めて「こういう時間も必要だったんだなあ」と気づきました。

日々、雑事や日常生活や、日常の遊びに追われていると忘れがちだけれど、花に水をやるように、自分の心にも、「改めて」栄養分を与える必要がある時もあるんだなあ〜と思う。

と、自分に言い訳しながら、今日は自分を甘やかしました。
まあ、こんな日も・・・あり、あり。


2004年06月03日(木) 出会い

入社以来ずうっとしていた仕事を、去年末にとある理由でストップして、今年から新しく始めた仕事がある。
やっと軌道に乗ってきたなあと思っていたけれど、またしても新しい仕事が始まることになった。

そういえば、去年の誕生日に○○才は、頑張る年って聞いたっけなあ〜と、今日仕事分担の話し合いをしながらぼんやり思った。

せっかく、新しい仕事になれてきたのに、また一から始めるのか。という気持ちも、正直ある。
でも、ここでこのきっかけがなければ、この新しいことには出会えなかったんだなあ、と思う気持ちもある。

ということで、今日の私の気持ちは、後半の方を採用することにいたします。

人も、仕事も、出会いだなぁ〜。
出会いを、大事にしていきたい。


2004年06月02日(水) はあああああ

今日は、思いっきり頭を使った。
「はげる」かと思うほど!

あ〜、つかれたぁ〜。


2004年06月01日(火) 12歳

トイレの掃除当番にあたっていた時、同じ班の男子が、天井を洗うことを思いつきました。その当時、いかに他の班と違う仕上げにするか・・・がはやっていたのです。
でも、大人でも手の届かない天井に、子供が届くわけがありません。
そこで考えたのは、「ホースで水を天井にかける」
しかし、子供がねらった所に上手に水をかけられるわけがなく・・・。
勢いあまったホースの水は、天井でつながっている女子トイレの天井へ命中し、そこで掃除をしていた私達の頭におもいきりかかったのです。

「きゃあああああ!」

一生懸命掃除をしていたら、いきなり頭から水をかけられた。
あまりに腹がたった私は、かーっと頭に血がのぼり、すぐさまホースを男子トイレの天井にむけました。
もちろん水は、全開です。

「うわああああ!」
悲鳴が聞こえてきました。
そこで掃除をしていた男子は、全員びっちょんこ。
そして、彼らもそのまま引き下がるわけがなく、すぐさま報復。

「いやあああ!」

悲鳴と怒声のとびかう中で、水のかけあいになりました。
最初は天井むかって。しまいには、直接相手をねらって。
大騒ぎはすぐさま先生の知る所となり、はっと気づけば、トイレは水びたし、先生は怒りっぱなし、服はべちょべちょにぬれっぱなし。
廊下に立たされて、延々叱られるはめになりました。
半そでから出た水にぬれた腕が、窓から入る風にふかれると、ちょっと寒いなあと思ったことも覚えているので、ちょうど今ぐらいの季節だったのかもしれません。

これが、私の小学校六年生の今の季節の思い出・・・・。
単純明快な、しあわせな時期だったと、思います。

今日、小学校六年生の女児が、同級生にカッターナイフで切られ失血死するというニュースを聞きました。
その女児のつぼみであったまま閉ざされた命と、残された女児のこれから背負っていくであろう人生を思うと、やりきれない思いばかりがつのります。

小学校六年生。
いまから考えると、あんなにも平和と単純明快なしあわせで満ちた世界であったように思うのに・・・。
一体二人の間に何があったのだろう。
まだ、小学校六年生・・・やりきれません。


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