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B-SIDE DISC7 
杏子



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最近仕上げた私の作品を見て

「なんか、最近病んでる?

 悩み事とかあるんじゃないの?」

と言われた。



心当たりが多すぎて苦笑いするも

そんなの、いつ何時言われたって
心当たりの一つや二つあるわな と思って冷静になる。

そんな簡単に内面まで見える作品なんか書けっこないわい。

あれこれ当たり障りのないことを言って
その場を逃れた。



最近 もっぱら頭の中では
少女マンガ的思考が飛び交っている。

色々考えすぎ。





未だに新刊は買ってたり。

前者の作家さんのマンガは素直に明るくて
読むとちょっと元気になる。

後者の作家さんはネットで色々叩かれたけど
どこか離れられないで居る。


両者とも、小中学生のころから
読み続けているので
きっと私の思考回路に多大な影響を与えているのだろう。







2010年02月16日(火)



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4ヶ月半で体重、9キロ減。

というのもダイエットをしているからで
さらに言うと、これでやっと
ちまたに言う 美容体重です。(苦笑)






ようやく最近「痩せた?」
と言われるようになりましたが
7キロ減あたりまで、周りはまったく無反応でした。

冬場なので、着膨れが原因だと思われます(笑)


昨年の9月終わりごろに人生最大の体重を記録し
この体形で残りの20代を過ごすのは流石にないわ
と思い立ってダイエットを決意。

ガリガリにはなりたくないけれど
ブヨブヨもいただけない。

元の体重が体重だっただけに
わりとスムーズに減量に成功したようです。



帰宅時間が遅めなので、自宅に帰って
食事→お風呂→ちょっとネット→就寝
この流れをこなすのに約2時間半〜3時間程度

空腹感もまったくありません。

もともと、食に対するこだわりが薄いことも
成功の要因だったかもしれません。


痛感するのは 体重は減らすことよりも
維持することの方が大変だということ。

徐々に薄着になっていく春に向けて
もうちょっと頑張ってみようと思います。









2010年02月15日(月)



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先日、母親から真珠のネックレスを贈られた。

これまでフォーマルな場、
結婚式とか御通夜、葬儀などの場では
毎度毎度母親の真珠のネックレスを借りていた。

色々見せて頂いたが、
お店では粒の小ぶりな、輝きのシャープなものを選んだ。
うちは決して裕福な家ではないので、
大きな買い物だっただろうと思う。



私は自分であつらえた着物というものを持っていない。
成人式のときは母親が袖を通した振袖を着た。

来月、職場で着物を着ることになって
娘の居ない伯母から訪問着を譲り受けた。

母と伯母の母親、つまり私の祖母の手縫いであるらしい。
ちなみにそれは全面が古典柄で染め抜かれているので
職場には、また別の色無地のものを着ていくことになった。

色無地のほうは返却する予定。


こういうことを経験するようになると
いい年の娘になったなと実感する(苦笑)。


お父さん、お母さん、伯母さん ありがとうございました。



女である私は、一応将来的には今の苗字を手放して
別の家に嫁ぐことになっている。







結婚願望は?と聞かれれば ある。と答える。
ある!ある!!ある!!!ある!!!(泣)ぐらいの勢いで。



私は少し過保護に育てられた節があるので
両親にはかなり依存していると思う。

私が結婚を望む理由のひとつに

両親が逝ってしまった時、もしひとりだったら
私は絶望の淵に立たされて、
喪失感に押しつぶされるだろうと想像できるから。

私はひとりで生きていけるほど、強い人間ではない。

強くありたいとは常に思っているが
どうしようもないときは「寂しい」と言ってしまう。


認める強さと 認めない強さを
許せる強さと 許さない強さを

同時に持てる自分になりたいです。













2010年02月14日(日)



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昨晩 久しぶりの日記を書き終えてから
過去日記を読み返してみた。

あんまり成長してないなぁ 
というのが 正直な感想。

何事にも意味を見出そうとするトコロ
その意味で自分を納得させようとするトコロ


何気ない物事に意味をこじつけるのは
お椀に高台をつくる作業と同じ。

ロクロでひいたそのままの形ではお椀は安定しない。
高台となる部分は成形したその後に
カンナをかけ テーブルに置いたときに安定する形に
改めて削りだす。

そうやって ごろんと倒れてしまわないように
私は物事に意味をこじつけ

あぁ ちゃんと安定している 自立している

と安堵して

テーブルの上のそれを置き去りにして
また次の方向へ歩き出す。


ずっとずっと手のひらに握っていられれば
高台など必要じゃないのだよ。

失われていくものに弔いは必要だと思っているし
一連の流れには「落ち」がなければ
それはただ浮遊し続けるだけ。

その状況は私を不安定にさせるのだ。


まぁ その不安定さを例えるなら

ある晩の食卓に並べられた





ぐらいの 不安定さなのだけれど(苦笑)。





さすがに直前の恋愛を書いた日記を
開く度胸はありませんでした。

後悔が残っているからです。


終わらせたことへの後悔ではなくて
始めてしまったことへの後悔です。

失ったものが多かったからかもしれません。



相手への申し訳なさが募りますが
いまだ素直に謝れない自分がいます。











2010年02月13日(土)



 49

テンションは上がっている。

けれど見上げれば曇天。


それでも旗を掲げる。

ドラクロワの あの女神のように。




今年の6月で私は27歳になる。
最近、実際の年よりも年上に見られることが苦々しくなった。

昔は 年上に見られたくて
実際の年よりも上に見られていたと知ると
内心、喜んでいたものだったのに。

職場では相変わらず私より年下がいない。
だからなのか まだまだ新米気分が抜けない。
できないことを、できないと言ってしまいたくなる。


苦々しい恋愛だった。
ついぞ、その恋愛は私の手を離れてしまった。

言葉にすると 文字にすると
安心する。

安心したくて、また

ここに戻った。






この1年くらい クリムトの絵が気になるようになり
ついに先月 その実物を目にする機会に恵まれた。

画集で見るよりどこか、すすけたような
グレーのもやに包まれたような そんな印象だった。


クリムトを意識したきっかけは「接吻」という絵画から。

この歳になって「接吻」という絵画に引っかかり
惹かれる自分が 少し可笑しかった。

投影していたのだろう。


そして別の「金魚」という絵画で
裸体を晒し 振り返る赤い長髪の女の表情が
どこか自分に似ていることに はっとした。

私は あの彼女ほど美しくはないけれど。


クリムトを通して ファム・ファタル という言葉を知る。


「運命の女」「魔性の女」という意味をもつ

ファム・ファタル




どの恋愛にも 全力だった。

全力で自己を投じ 全力で愛した。








いつだって男の人は優しい。
私の愛した男の人は 皆そうだった。







2010年02月12日(金)
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