しろにじ創作倉庫



好み

2007年01月28日(日)

お金持ちの男性が、自分の彼女が金目当てに寄ってくる女かそうでないかを見分けるために、ある方法(お金持ちではなくなったと嘘をつく)で試す、という話を読んだ。
結果、それまでに付き合った女3人が3人とも、金目当てだったので別れた。
金の切れ目が縁の切れ目だったそうだ。
その男性は問う?
女の人って、みんなこうなんですか?

この場合、
「恋人を試すってのは、どうなのよ?」
「3人だけで全女性の人格を決めつけるな!」
「お金ないよりはあった方がいいだろう」
という感想は置いといて、男性側の心理に目を向けてみたい。

この男性は傷付いているのかもしれない。
女性に対して、不信感を募らせているのかもしれない。
私はこの男性が見る目がないとは言わない。
でも、でもさ、
「ぶっちゃけ、あんた、そういう女が好きでしょ!」
この人の好みのタイプが、元々そういった性格の女なんじゃないの。

この人はわりとモテるらしいんだ。
群がる女性の中から、自分の好みだなと思った人を選べる立場らしい。
3人が3人ともそうだった。ってのは、偶然じゃない。
自分がわざわざそういう女に惚れてる、そのことに自覚はないのかな?

そろそろ気付いた方がいいよ。
自分の好みはそういう女なんだって。
自分はそういう女に、どうしようもなく惹かれるんだって。

この人は多分、お金のない自分に尽くしてくれる性格の女には見向きもしないだろう。
だけど、自分が好みだと思って付き合った彼女は、お金だけが目当てじゃない、自分の内面を好きでいてくれるはずと思っているわけだ。
(だったらこの人も、お金はあった方がいいと思っている彼女の内面を好きになってやればいいのに)

男性にはロマンチストな人が多いから、理想の女性を追い求めたい気持ちはわかる。
でも、その理想と現実の好みが一致しているかどうか・・・。

人間の好みはそうそう変わらない。
つまり、この人が次に付き合う女性もそういう性格している確率は高い。
お金持ちなのは事実なんだから、お金無くなったって嘘ついて恋人を試すよりも、開き直って好みの女性と幸せになったほうがいいと思うんだけどね。
まあ、余計なお世話なんだけどさ(笑)。


ネジを巻く

2007年01月19日(金)

ねぇ疲れたよ もう脚が動かない

音楽を止めて

ネジに触れないで

キリキリと キリキリと

オルゴールのネジを巻くように

誰かが僕を踊らせるんだ

嫌だって 何度も言っているのに

また音楽に合わせて 踊らなきゃいけないんだ

ねぇ疲れたよ

パートナーも帰ってしまった

もう休みたいよ 休めないよ

音楽が止まったら

僕らは生きていけないんだって


ココニ イテハ イケナイ

2007年01月07日(日)

若さは傲慢で繊細で
危うい均衡の上に成り立っている
いつか暴発してしまう銃器と
身近にいる誰もが危険な徴候を感じていたはず

閉塞感 プレッシャー 期待 絶望 
愛の飢餓に曝されている孤独な若者 
幸福な家庭の幻影を追い求めて
その呪縛から逃れられないのは なぜだ

それらに押しつぶされる前に
自分を追いつめて追いつめて
追いつめて
その果てに凶器を手に取るその前に

ソンナモノ ステテ シマエ!

少しばかり勇気がいるけれど
捨ててしまえば 肩の荷が降りる
一時でもいいから
その場所から逃げろ

アンタタチノ セイデ オレハ コウナッタンダ
アンタタチガ コウシタカラ ワタシハ オイツメラレタンダ

いつか そう責めてしまう前に
人生を復讐で棒に振る前に
どこかへ避難することが必要だ

違う世界も生き方も 選べるのに
選択肢は一つじゃないのに
選び方を間違えたまま
逃げ場のない場所で脅えているのは
とても辛い生き方

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