僕は、本当の実力以上の評価をされてきたと思う。

その状況に胡座をかくことのないように、
子供の頃のように、勘違いしてしまわないように、
自分自身を律してきたつもりだった。

でも、心のどこかで慢心があったのだろう。
周りの人たちに不満を持ってしまっている自分がいる。
自分自身の力のなさが、すべての原因だというのに。

同じ部署の同僚の悩み相談に
親身になってのったりもした。

僕にとっては、悩んでる同僚の姿を見たくなかったし、
なにより相談されることが嬉しかった。
でも、高見から見下ろしていたのかもしれない。
その同僚は、僕から離れていった。

僕は、また同じことをしてしまったのかもしれない。

秋の連休が続くこの頃。

なんだか休む気にもなれず、
無理やり会社に出て仕事をした。
一体なにをやっているんだろう。

今日は、一日休んで成田山へ。
お盆にお参りした時とくらべて、
人ばかりの境内に多少うんざりしながら、
それでもお参りだけはしっかりと。

夕方、晴れて明るくなった新勝寺は、
なんだかいつもよりきれいに見えたよ。

学生時代の友人の結婚式。

これまで何度か結婚式には呼んでもらったが、
今回も幸せそうな二人は本当に輝いて見えて、
そんな光景を見ていると心が暖まる思いがする。

それと同時に、数少ない友人がまた遠い世界に
行ってしまうような寂しさも覚えたり。。。

お互いに支えあって、
お互いのことを尊重しあって、
そんな暖かい家族になっていくんだろうと、
まったく関係のない僕が想像したりして。

式に呼んでくれてありがとう。

一生懸命生きること。

とても単純なこと。
でも、このところ忘れてしまっていたこと。

すべてにおいて投げやりだった僕は、
誰からも相手にされなくて当然だ。

このままで納得できるのか。
あきらめてしまったらそれまでのこと。

昔の僕は、もっと全力で生きていたはず。
将来の夢もあって、自分に自信もあった。
少なくともこんな弱虫ではなかったはず。

もう一度やり直してみよう。

生きようとする限りは、
必ず誰かに必要とされるはずだから。

〜BGM「約束の場所」〜

By T

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