まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2011年03月11日(金) ■刺激的なチョコレート…この組み合わせって、どうなの?

《お知らせ》
しばらく、お休みさせていただきます。
幸いなことに、実家の方は大丈夫でした。
お見舞いメール、激励メールをいただき、
ありがとうございました。
気持ちと状況が落ち着き次第再開いたします。<(_ _)>

このたびの大地震では多くの方が亡くなられました。
ご冥福をお祈り申し上げますとともに、
一日も早い復旧復興に、私自身も微力ながら、
参加して参りたいと思っております。




さて、昨日からの続きでチョコレートのお話です。
昨日は、食べるのがもったいないような
キレイなチョコレートでしたが、
今日のは、食べるのをちょっと
ためらってしまったチョコレートの紹介です。



知っている方も多いと思いますが、
それはこちらのチョコレート。









そうです!
「唐辛子チョコレート」





韓国に行ってきた友人ゆーちゃんが、
お土産として買ってきてくれたのだ。
唐辛子とチョコレートのコラボね。

このチョコレートを見た瞬間、
ゆーちゃんに聞いた。



「この組み合わせって、
 辛いの?甘いの?」
「うーん…両方」

「で、おいしいの?」
「うーん…好きずき」




と、ゆーちゃんの答えははっきりしない。
心がもやもやして、食べるのをためらっていると、
(実は、あまり辛いのは得意ではない)
ゆーちゃんは、こう言った。



「食べてみればわかるから、
 食べてみれば?」
「うん…でもさ…
 甘いの?辛いの?」
「だから、両方。
 さ、食べてみて」




と、促され、食べてみることに。
箱の中に入っていた一粒を取りだした。
唐辛子のイラストがかわいかった。








「レッドペッパーチョコレート」
と書いてある…
この包み紙を開いて、まずは、
半分にしてみると、それは、
こんな感じだった。





(すいません、またまたボケボケで)



「ゆーちゃん、
 なんだか赤い粒子みたいのがみえるね、
 辛そだね?
 ぴりっとくる?」
「食べてみれば、わかる、
 早く食べてみ」




ということで、思い切って、
この半分を口の中に入れた。




もぐもぐ…

えっ、なんだ、
普通のチョコレートだよ、
なんだ、甘いんだ。
うんうん…
もぐもぐ…





と、思った瞬間に、
じわ〜と辛みがきた。




「あ、辛っ!
 きたっ!」





そう言った瞬間、
ゆーちゃんはイキイキした顔になり、



「ねっ?
 甘くて辛いでしょ?」
「うん、甘いのが過ぎたら、
 じわっ〜と辛かった」
「ふふ、2度楽しめるね」




と、楽しそうに笑った。
ともかく、そんなワケで人気があるらしく、
韓国では、もっといろんな種類の
唐辛子とチョコレートのコラボが
あるということで、ゆーちゃんは、
他にも何種類かのチョコレートを買ってきて、
もっと辛いのもあると言っていた。

私は、残りの半分を慎重に食べて、
一つで十分満足した。
そしてひそかに、



チョコレートは、
安心の甘さの方がいいな。
そんでもって、やっぱり、
ナッツ入りだな。




などと、思ったのだった。
その後、この唐辛子チョコレートを、
仕事仲間や友人に食べさせてみた。
みんな、喜んで食べてくれた。



みな、味に驚き、
ひとしきり辛さの話で盛り上がり、
さらに、チョコレートにまつわる
それぞれのエピソードなどでも
盛り上がり、楽しんでくれた。
その後、唐辛子チョコレートの
好きずきは半々くらいに割れたけど。




このチョコレートは、確かに、
何度も楽しめるチョコレートだと思ったのでした。
そして、チョコレートはみんな好きなんだということも
よ〜く、わかったのでした。






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2011年03月10日(木) ■わぁ〜キレイなチョコレートだね〜

今日は、チョコレートのお話です。
私は、元来あまりチョコレートは食べず、
自分で買うこともほとんどなかったのですが、
このところ、疲れているからでしょうか、
チョコレートを食べたくなるんですね〜
で、自分で買ったりもするようになりました。

で…まずいことに、食べ始めると、
ついつい、いくつも食べてしまったりして。
しかも、私は、ナッツ入りが好きなので、
高カロリーだよな、などと思いつつ、
チョコレートにはまってしまったのでした。

さて、そんなふうに食べ始めていたら、
このところ、2つほどチョコレートをいただいたのです。



一つは、友人の娘のちーちゃんから。
もう一つは、友人のお土産。




それが、両方ともちょっと
変わっていたので紹介したくなりました。
ご存知の方も多いと思うのですが、
普段あまりチョコレートに接してない私にとっては、




「えーー、今時は、
 こんなチョコレートも
 あるんだね〜」





などと、ひとしきり感心したのでした。
今日は、娘からもらったチョコレートの方を紹介。
ちょっと前に、娘が、



「おば、遅れちゃったけど、
 バレンタインのチョコレート」




と娘が持ってきてくれた。
(2月はなかなか会えなかったのだ)
どうやら、今年も特定の彼にあげることは、
なかったらしい娘だった。
娘がくれたチョコレートは、
こんなかわいい箱に入っていた。








「どれどれ?
 どんなかな?」




とワクワクと開けてみた。
すると、そこには、




とてもチョコレートとは
思えないような、キレイな
チョコレートが並んでいた。
ほら、こんな。










「わぁ〜なんてきれい。
 とてもチョコレートとは
 思えないね〜」





と、ひとしきり感心し、
まじまじと見てしまったのだった。
それは、食べてはいけないような、
キレイな形をしていた。



箱には、「BIJOUTIER」
と書かれていた。
フランス語で、ビジョティエまたは、
ビジュティエールと読むらしい。
意味は、宝石商とか。

(発売元は「GIOTTO(ジョトォ)」



確かに、宝石のような感じだった。
食べるのがもったいほどね。
で、しばらく置いておいたけど、
ついに食べてみることにした。



まずはハート形から、パクリ。
ちなみに、ハート形は、




「甘酸っぱいフランボワーズのジャムと、
 ガナッシュを詰めたキュートなショコラ」




ということで、割ってみると
こんな感じだった。





(すいません、ボケボケで…)




次に、パピヨンを。
パピヨンは、こんなにキレイでしたよ。









「ミルクチョコレートにたっぷりの
 生クリームを加え、徳島県産の「木頭ゆず」の
 自家製コンフィチュールを入れました」




わってみると、こんな。








確かにゆずっぽいものが入っていた。
このチョコレートの中には、
いろいろなものがはいっているらしかった。
例えば、



◎フランス産チョコレートに、3種類の
 オレンジのお酒をブレンドして合わせたもの、
◎トロピカルフルーツのピューレを、
 ホワイトチョコレートと合わせたもの。




などなど。



で、お味はというと…
ちょっとひねり過ぎ?
私にとっては、やや、
むずかしい味だった。




あ、まずいってわけではないですよ、
ただ、チョコレートにそれほど執着がない
私にとっては、なじみがない味ってだけで、
ちゃんとそれなりにおいしかったんですよ。
きっと、チョコレート好きな人には、
喜ばれる味なのだと思います。

というわけで、とてもキレイな
チョコレートの紹介、その1でした。
明日は、違うタイプのチョコレート紹介しますね。





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2011年03月09日(水) ■励みにならないなら、幸せそうな記事は読まないほうがいい

昨日からの続きになります。
今日も、こちらの本からの紹介になります。


「ニューズウィーク日本語版
 2月16日号」





引き続き、この本の特集記事、
「フェースブックがあなたを負け犬にする」
からです。



この特集では、「フェースブック」に
書かれているような幸せそうな生活を読んで、
今の自分の生活と比較して落ち込んでしまう、
自分がみじめになるという人が増えている、
というようなことが書かれています。




確かに、幸せそうな方や成功している方の
ブログを読むと、どうしても自分の今と
比較しがちですよね。



「いいなぁ、幸せそうで…」
「成功者は、なんでもやれるね」
「すごく頑張っているんだね」
自分とは違うなぁ…
こんな自分はダメだなぁ…
なんてね。




でも、よくよく考えてみれば、
フェースブックやmixi(ミクシィ)など、
ネットに書かれているのは、ほんの一部。



そのようなことが
書かれているからといって、本当に
「幸せ」なのかはわからないですよね。
この特集記事によると、
「幸せ偽装」は当たり前だそうです。




でも、アップされた記事や写真を見て、
どうしても今の自分と比較してしまう。
そして…落ち込んでしまう…

※もっとも、違う本によると、
 日本人の場合は、「幸せ自慢」より、
 「みじめ自慢」「嘆き節」が多く、
 海外のSNSやブログとは少し傾向が
 違うようではありますが。



「アップされているその記事は、
 その人の一部を切り取ったもので、
 しかも本当のところはわからない」




ということですね。
このことをちゃんとわかってないと、
ただ比較ばかりして振り回されてしまいます。



そして、これは、多くの本に
書かれていることなのですが、
このように誰かの幸せや成功をかいま見て、
落ち込む人、みじめな気持ちになる人は、
そのような記事は、害になるだけなので、
読んだり見たりしないほうがよい、
ということです。




私も全くそう思います。
自分の励みにならない、
「よぉし、私も頑張っちゃおう」
と元気にならない、
何の学びもなく、暗い気持ちになるなら、
読まない方がいいと思います。

さて、この
「ニューズウィーク日本語版2月16日号」
では、だから、
フランスの思想家のモンテスキューの
この言葉をよく噛みしめた方がいいと
締めくくっています。



「幸せになること自体は難しくない。
 しかし私たちは、
 他人より幸せになりたいと願う。
 それは、たいてい極めて難しい。
 他人のことは、いつも実際以上に
 幸せに見えるからである」




本当にそうだなぁ…と思ったでした。
みなさまは、どう感じましたか?





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2011年03月08日(火) ■「フェースブックが あなたを負け犬にする」という記事

昨日は、突然のお休みで失礼いたしました。
仕事が終りませんでした…
でも、無事に終りました。良かったです〜

さて、今日は、ちょっと興味深い記事を見つけたので、
こちらの本からの紹介です。


「ニューズウィーク日本語版
 2月16日号」






ニューズウィーク日本語版は、
よく読んでいる雑誌の一つですが、この号に



「フェースブックが
 あなたを負け犬にする」




という特集が載っていて、



「なるほど、そうかもなぁ」



と、思われ、
紹介したくなったというわけです。

ご存知の方も多いと思いますが、
「フェースブック」とは、



◎13歳以上であれば無料で参加できる
◎実名、個人情報登録が義務づけられている
 (もちろん、公開設定はできます)
◎SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
 (簡単にいうと「会員制のネットワーク」)




日本では、mixiなどの方が使用者が多いのですが、
12月現在では、約308万人の方々に
利用されていると公表されています。

使い方は、多くの方に公開するというより、
親しい方や、関係者だけにアドレスを公開する、
特定の中でやり取りするという仕組みです。
 
私は「フェースブック」をやっていないので、
よく内情はわからないのですが、
その記事には、こんなことが書かれていました。



「フェースブックには、人々の暮らしの
 最も明るい1コマが切り取られて展示してある。
 私たちはそれを見て、どうしても他人と我が身を
 比較し、自分を負け犬と思いがちだ。(略)

 煎じ詰めればフェースブックは、
 その人の人生の「財産」のいくつか選別し、
 みんなに見せるために「展示」する場だ。

 おいしいクッキーが焼けたとみんなに報告し、
 かわいい子犬が生まれたと書き込む。
 写真の中では、誰もが笑顔で映っている。
 (意気消沈している場合は、
  「カッコよく気落ちしている」ように
  見える写真がアップされる)

 平凡な書き込みや写真はお呼びでない。
 ましては、悲しい話題は表面に表れにくい。
 「いいね!」ボタンはあっても、
 「嫌だね!」ボタンがないフェースブックの
 サイト設計からして、明るい話題中心の
 書き込みを促すようにできている。

 子犬が死んだと書き込んでも、
 それを読んだ友達に「いいね!」ボタンは
 押してもらえないだろう。

 「幸せ自慢」を後押しするフェースブックの特質は、
 とりわけ女性に大きな影響を及ぼすのかも
 しれない」




これは、記事の抜粋ですが、この記事の背景に、
次のような調査研究結果があるというのです。



《調査研究結果》
(スタンフォード大学
 アレックス・ジョーダン氏研究より)

大学生が自分自身と友人たちの心理状態を
どう考えているかを繰り返し調査。
すると、調査対象者はおおむね、



友人たちの「意気消沈度」を
過小評価しており、その結果、
自分自身がますます意気消沈している場合が多く、
人の幸せを過大評価しがち。

また、友人たちがどの程度気落ちしているかを
過小評価している学生ほど、孤独感を味わい、
自分の境遇にくよくよする傾向が強かった。

そして、
「自分以外の全員が完璧な人生を
 送っていると思い込んでいる」




このような傾向があるとわかったというのです。
もちろん、日本人の調査ではないですし、
大学生での調査結果ではありますが、



「人間は、
 他人の幸せや良いことは、過大評価し、
 悪いことや意気消沈度は、過小評価する」




という傾向があり、そのような傾向を、
フェースブックのようなSNSが
強化しているのではないか、ということでした。



特に、女性の場合は、男性より、
自分の生活を開示しがちなので、
どうしても比較してしまい、
落ち込んでしまうという記事でした。

(男性はどちらかというと情報交換で
 使う場合が多い)



ちょっと思いあたるなぁと思いました。
そして、いろいろと考えたりしました。
この辺りのことは、明日書きますね。




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2011年03月04日(金) ■死が間近でも「ユーモア」を忘れない方々のお話

《お知らせ》
「「今日のことば」2月の人気ベスト5」をアップしました。
 どんなことばだったかぜひ見てみてくださいね。



昨日からの続きになります。
今日も、昨日と同じホスピス医療(終末期ケア)の
第一人者であり、精神科医でもある柏木先生の
書かれた本からの紹介になります。

今日は、厳しい医療現場にありながら、
また、死を間近にしながらも、
ユーモアを忘れない方々の大いに笑えるお話です。




今日は、こちらの本からの
紹介になります。



「ベッドサイドのユーモア学」






この本の中に書かれている
患者さんたちの笑えるエピソードや
看護士さんや柏木先生の川柳などなど、
紹介します。




《Aさん58歳 肝臓がんの末期で入院》

モルヒネの錠剤で痛みはとれたが、次第に衰弱が進んだ。
若いときから俳句や和歌が好きで、
新聞などにも投稿していたという。

私が川柳に興味を持っていることをナースから聞き、
ある日の回診のとき、俳句と川柳の違いについて話が弾んだ。
Aさんは、


「やっぱり川柳がいいですね。
 俳句のように四季(死期)を考えなくて
 いいですから」



と言った。
「上手い!」と私は思わず言った。
そのAさんの奥さんも川柳をつくりたいと言い、
Aさんが最後の正月を家で過ごした後で、


「先生、主人は文字どおり寝正月でしたが、
 家族に囲まれて穏やかに過ごせました。
 痛みから解放されたので、私も安心して、
 川柳をつくる余裕がありました。
 こんな句です」



と言って、
メモ用紙に書いた川柳を見せてくれた。



■がん細胞 正月くらいは 寝て暮らせ



とあった。
「上手い!」と私は思わず言った。
ベッドの上でAさんもゆったりと笑った。
それから10日後、Aさんは静かに旅立った。




《62歳のGさん 胃がんの女性患者》

衰弱とともに、記憶力が少し落ち、
会話のつじつまがやや合いにくくなってきた。
ある日の回心のこと、喉がつまりがちなことを訴えた。


「どんなものが食べられますか?」
と私の問いに、Gさんは、

「そうですね…
 プリンとかアイスクリームとか…」


と、答えた。
私は、


「お元気なときは、何が好きでしたか?」


と尋ねた。
Gさんは間髪入れずに、



「お金!」



と、答えた。
私もほかのスタッフも大笑い。




《最後まで痛みが十分コントロール
 できないまま亡くなったおじいさん》


看取ったおばあさんと受け持ちのナースが
いっしょに遺体の清拭(せいしき)をしているとき、
おばあさんがナースに、


「じいちゃん、三途の川渡るとき、
 痛まんじゃろうか?」



と心配そうに尋ねた。
ナースはすかさず、


「痛んだらいけんで、
 いつもの座薬入れとこ」



と言って、ボルタレン座薬を入れた。
おばあさんは、ナースの素早い処置に感謝して、



「これで安心、
 ありがとさん」




と言った。




《内科病棟のナースのお話》

高齢の男性が、
靴下をはかせて欲しいといことを言うために、
ナースにカタカナで、


「クツシタ」


って書いて見せた。
それを見たナースは、



「えっ!クソシタ?」



と言ってしまって大笑い。




《老人ホームの2人のおばあさんの会話》


「あの世はどんなところかね?」
「どうもいいところらしいよ。
 誰も帰ってこないから」





《嫁と姑のやり取り》

全然泳げなかった77歳のおばあさんが、
急にスイミングスクールに通いだした。
コーチがワケを尋ねると、


「三途の川を泳いで渡りたいから」


と言う。
5メートル、10メートル、
30メートル、とどんどん泳げるようになって、
とうとう200メートルまでいけるようになった。

すると、お嫁さんがすっ飛んできて、
コーチに頼んだ。



「お願いですから、
 ターンは教えないでください」





《医療現場川柳編》


手術の不安を吹き飛ばすために…


■お守りを 医者にも付けたい 手術前



精神的に寂しさと不安が強くなってきた
肝がんの末期の患者さん


■寝て見れば 看護婦さんは 皆美人


また、柏木先生がつくった
こんなブラック川柳も。
(医療関係者に好評だったとか)


■脳外科医 頭の切れない 医者もいる

■精神科医 自分もおかしい 医者がいる

■眼科医に 目先がみえない 人もいる

■耳鼻科医に 鼻がきかない 人もいる

■胸部外科 胸を開かぬ 医者もいる

■腹部外科 腹を割らない 医者もいる

■太る害 説いてる医者の 太っ腹




その他、自分の身体や老い、
子どものことなどを笑い飛ばす、
こんな川柳もありました。


■お転婆に 婆が転ぶは ないだろう
 (鹿児島 神田橋房子)

■部分やせ したい部分が 大部分

■ウンチだな 赤ちゃん急に まじめ顔

■入れ歯見て 目もはずしてと せがむ孫

■見ない振り してると泣かぬ 転んだ子

■患者より 顔色悪い 夜勤明け

■「飛んできて!」 白衣の天使 羽根はない




医療現場でも、死を間近にしても、
不都合があっても、こんなユーモアがあふれ、
楽しい川柳ができ、それを読み笑うと
なんだかとても元気がわいてきます。

そして、人間ってすばらしいなぁ、
生きているっていいなぁ…
と思えてきます。
ユーモアや笑顔には、
そんな力があるのですね。

今日は、医療現場のユーモアのお話でした。
今日紹介した本には、専門的な話も書かれていますが、
もっと楽しい川柳や話も書かれていますから、
興味のあるかたは、読んでみてくださいね。





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2011年03月03日(木) ■「人生の実力」のお話

今日は、本からのお話紹介です。

昨年末、大黒柱だった大好きな兄が「さよなら」も
言わずに突然に逝ってしまい、それを受け止めるために、
死に関する本や宗教に関する本を読むことが多くなりました。
そんな中で見つけた本からのお話の紹介になります。

ちょっと重いテーマですが、よりよく生きていくための
「死」についての話紹介になります。
おつきあいいただければ嬉しいです。



今日は、この本からの紹介です。


「人生の実力」
ホスピス医/柏木哲夫著







「人生の実力者たち」という
お話からの紹介になります。

(P32〜35から引用)



どのような人が、
「死別」「大病」などのショックを乗り越え、
元の自分のレベル以上になっていくことができるのか、
またストレスをプラスにしていくことができるのか。
私自身のホスピスでの看取りの体験上、



「人生で起こる様々な出来事が、
 たとえ、不都合なことであっても、
 きっと何らかの積極的な意味がある」




という基本的な信念のようなものを持っている人が、
自己成長を遂げることができるのではないかと思う。

全ての出来事には、必ずプラス面とマイナス面があり、
プラスだけのこと、マイナスだけのことというのは
ないのである。



一見マイナスに見えることの中にも、
必ずプラス面がある。
頭の中できちんと整理できなくても、
基本的に、このような信念を持っている人は、
成長を遂げることができるのではないか、
と思われる。




私は、これまでに精神科医とホスピス医として
さまざまな人々と関わってきた。
その臨床経験を通して、多くの「人生の実力者」と
呼べる人に会ってきた。

精神科医としては、
長年にわたる息子さんの精神障害に根気よくつき合い、
再三の再発と入院にもめげず、
いつも穏やかに振る舞い続けた母親を思い出す。



「自分の生んだ子ですから、
 世話をするのは当然です」




と常々言っていた。
この母親を見て、
「人生の実力」の定義は、




「自分にとって不都合なことが
 起こったとき、その中に、
 自分が人間として生きている証を
 見ることができる力」
であると思った。





ホスピス医としては、客観的に見れば、
幸せからはほど遠い人生の終りの時に、



「幸せな人生でした」



と言って亡くなった67歳の男性を思い出す。
早くに両親を失い、結婚生活で苦労し、
仕事では同僚に裏切られ、それが原因でリストラされ、
ずいぶん辛い思いをした人であった。
亡くなる2週間ほど前の回診の時、



「入院した時のあの痛みがすっかりとれました。
 ここへ来て本当によかったです。
 ありがとうございました。
 いろいろありましたが、幸せな人生でした」




と言った。
この患者さんを見て、私の
「人生の実力」の定義が変わった。
新しい定義は、




「どのような状況に置かれても、
 その状況を幸せと思える力」





である。
物事が順調に進んでいる時には、
その人の本当の力は見えにくい。
辛い、悲しい、苦しい、やるせない状況、
すなわち自分にとって不都合な状況になったとき、
どのような態度で与えられた状況に対処できるかで、
その人の「人生の実力」が決まる。



苦境の中にも、
生きている証を見ることができ、
その状況を幸せと思えるかどうか、
人間の実力が決まる。
人生の実力者は、その実力を持っている。


             (ここまで引用)




まだまだ生きる実力を持っているとは
とても言えない自分ですが、
どんな状況に置かれても、
「幸いなこと」「幸せなこと」を
みつけて生きていきたいと思いました。

明日は、ユーモアいっぱいの、
「死」についてのお話を紹介します。
本当に、人間ってすごいなぁと思えました。





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2011年03月02日(水) ■この植物はどうなっていくんでしょう、興味津々です。

温かくなったと思えば、また寒くなり、
寒いと思えば、小春日和になり…
まさに三寒四温で、春に向っていますね。

今日は、そんな中で見つけた、
またまた、



「なんだろうなあ、これは?
 どんなものになっていくんだろう?」




と、まじまじと見てしまった植物の紹介です。
ホント、これからどうなっていくのでしょう。
興味津々です。




さて、それは、
こんな小さな路地で見つけた。
黄色の○のところです。









ふと目にについて、近づいてみると、
ひからびた枝に、
ひからびた実が
いっぱいついていた。








もっと近づいてみると、
こんなひからび方。
かつては、赤い実だったようだ。









これってなんですかね?
ちょっと前は、どんな、
ぷりぷりの実だったのでしょうね?

葉っぱはどんなで、
どんな花が咲いたのでしょう?
そしてまた…
ここが大事なことなのだけど、
この実は食べられるのでしょうか?





食べられる実であるなら、
あの〜
植えてみたいんですけど…





ここのところ、食べられる植物ばかりを
種から植えている私です。
(甘夏みかんの種、ザクロの種など)
どんなふうに芽がでるのかと想像すると、
楽しい気持ちになり、植えてみたくなって。
そして、食べられるなら、
もっと嬉しいと思って。




そして、これはどうでしょう?
手前の植木鉢に植わっている木ね。
下の方の葉っぱは全くなし。









でも…上の方に、
こんなものがぽつんと1つなっていた。
上に1つだけぽつんと。
ほら、これ。








もっと、近づくとこんな。
これが1つだけついてた。
なんとなくなまめかしい…









これってなんですかね?
実ですか?
それとも、これから、
花が咲くのでしょうか?

(でも、つぼみではないか…) 




イチジクのようだけど…
私の知っているイチジクとは、
どこか違うような…
この時期になるかどうか、
よくわからないし…




ああ、割ってみたい〜
でも、たった1つしかなってないし、
よそのお宅の植木だし…



ああ、知りたい〜
この植物は、どうなっていくのでしょう?
種になっていくのでしょうか?




私の希望としては、
予想に反して、大きな白い花なんか、
咲いてほしいなぁ。
咲いてくれると嬉しいなぁ。
そして、



「わぁ〜予想外!
 すばらしいね〜」




なんて、言いたいなぁ。
こちらの勝手な希望だけど。
どうなっていくんでしょうね。

昨日も行ってみたけど、
まだまだ何の変化もなしでした。
興味津々です。


上のひからび実も、
下のあやしい実も、
知っている方がおられたら、
ぜひ、教えてくださいませ。<(_ _)>
とっても知りたいです。
ぜひ、お願いいたします。





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2011年03月01日(火) ■完全に見る目が変わってしまった道ばたのスゴイヤツ

さて、昨日からの続きで、




「アロエ」のどこが
そんなにスゴイかですが、
これが、スゴイんです。





まず、日本に薬草として、
入ってきた年代ですが、
知ってましたか?




私は、てっきりここ何十年かのブームだと
浅はかにも思い込んでいたのですが、
(こう思っていたのは、私だけですかね)
これが違うんですよ〜




なんとね、
鎌倉時代らしいのですよ。
1185〜1333年頃。
つまり、12世紀頃!

ポルトガルの宣教師が
キリスト教と共に日本に持ち込んだ、
という説が有力だそうです。





12世紀ですよ、しかもですよ、
日本に入ってきたのは、鎌倉時代だけど、
アロエが薬草として使われ始めたのは、
世界的には、古代エジプト時代、
(紀元前3000年〜)だとか。
そして、



「古代エジプトのパピルスによると、
 アロエは、センナなどとならんで
 下剤として用いられ、
 また眼病にも使われた薬効のある
 貴重な植物としるされています。
 さらにアレキサンダー大王は、
 大遠征の際に負傷兵の治療にアロエを
 用いて効果をあげ、それをきっかけに
 アロエの栽培をはじめたとも言われています」




すごくないですか?
かのアレキサンダー大王
使っていた、なんて。
なんか、光栄な気がするな。




アロエ…
あんたは偉い!





そう思いましたね、しみじみ。
あの道ばたのアロエたちは、
紀元前から脈々と薬草として役立ち、
生き継がれてきたのですね。

そしてさらに、その効用ですが、
日本の道ばたに多く見られる
(捨てられて育っているという方がいいかな)
「キダチアロエ」の成分は、
こんなだそうです。



■アロイン     健胃;瀉下作用、消炎作用
 アロエエモジン
■アロエチン    殺菌作用 、菌毒素中和作用
■アロミチン    抗ウイルス、抗がん作用
■アロエシン    抗菌作用
■アロエウルシン  抗潰瘍作用
■アロクチンA    抗がん作用
■粘液質(多糖体) 保湿作用
■アロエマンナン  抗腫瘍作用
■アロエニン    健胃作用

「アロエ製薬」より)



これまたすごかったんですね、
知らなかった名前ばかりだけど…。
ともかく、スゴイっぽい。
知らなかった…

もっとも、薬草として科学的効果が
認められているのは、
「キダチアロエ」と「アロエベラ」で、
その他の観賞用のアロエは効果はないとか。
また、万能ではないので、使い方などは、
よく調べてからの方がいいようです。



そして、近年ブームになったのは、
抗ガン作用と保湿作用(美容効果)で、
これで火がついたみたいですね。




とはいえ…
これほどに効用がある、と、
わかっていても、実際に
アロエそのものを噛んでみると…
これが、





苦くてまずい!
しかもぬるぬるしてる!





良薬口に苦しって感じだ。
そんなわけで、
いいと言われて買ってはみたけど、
とても摂れない、いらない、
ということになり、多くの方が、
外の空き地などに捨てたりした、
ということかもしれませんね。





(道ばたアロエたち)



ともかく、道ばたにあっても、
アロエはスゴイ!し、
効用はあるのですね。
これらのことを知ってから、
道ばたアロエの見方、
完全に尊敬の目に変わりました!




本もたくさん出てました。
(最近出た本を抜粋)










どの本もまだ買ってないのですが、
今度読んでみて、アロエのことをもっと
知ろうと思ったのでした。
そして、アロエを育てようとも。
ちなみに、



「わき芽の切ってきて、
 切り口を15日〜1ヶ月位
 乾燥させてから土にさすのがよく、
 日の当たる風通しのよい所に置く。
 水やりは控えめ」




で、増やせるそうです。
以前採ってきたのは、すぐに土にさしたので、
ダメにしちゃったので、今度はしっかり育てます。
まずは、道ばたのアロエを採ってこなくちゃね。
というわけで、道ばたのスゴイヤツのお話でした。





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