まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2009年12月28日(月) フランスパン作りに挑戦…来年に持ち越し

《お知らせ》

今年のUPは、今日で終りになります。
今年一年、おつきあいいただきありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いいたします。

なお、来年は、ロング〜なお休みをいただき、
1月12日からのUPとなります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)> 



さて、昨日からの続きになります。

私は、今年最後のチャレンジとして、
本格的フランスパンを作ろうと思ったのだ。
そのために、本を買い、お粉も最高品を買い、
準備は整い、いよいよ本のレシピ通りに
焼いてみることにした。



そして、1回目…
ほら、こんなのができた。









中身は、こんな。
勝手に作っていたときよりは、
形も違うし、気泡はできたけど…








でも、なんか違う!
というより全然違う!
気泡だって、気泡というより、
大きな穴って感じだし…
クープ(パンの上の切り込み)
だって、もっと盛り上がらなくちゃ。
違うな。





どうやら、
何かが違うらしい。
もっとも、簡単に
できるはずはない。





そこで、本のレシピのやり方通りに
何度も何度も挑戦してみた。

何度かやっているうちに、
こんなのができるようになってきた。
ほら、これ。








形は悪いけど、
外側は、パリッとしているし、
中身は、こんなで
以前よりは、気泡も均一に粗く、
なってきた。








もっとも、気泡は、
もっと大きく伸びてないといけないし、
もっと、全体的に、軽い感じに
仕上がらなくてはいけない。




まだまだだね、
そう思い、時間があるたびに、
せっせと、フランスパン作りをしていた。
そのうち、冷凍庫が、
冷凍フランスパンまがいで
いっぱいになってしまった。
我が隣人は、



「フランスパンより、
 やわらかいいつものパンの方が、
 いいなぁ…」




なんて言うし…
どんどんたまっていくばかりだった。









しかし、大丈夫!
友人の娘のちーちゃんがいた。




このちーちゃんがフランスパンが
大好きで、このまだフランスパンとは
いえないパンを、せっせと食べてくれたのだ。



「おば〜充分、
 おいしいよ〜
 フランスパンだよ〜」




なんて、言ってくれながら。
嬉しかったが、
私が、目標とするのは
あくまで、昨日の写真にもあるような、
市販されている完璧なフランスパンだ。
こんなのではない。

でも、何度か焼いているうちに、
気泡の作り方は、何となくだが、習得してきた。
気泡がうまく入るようになってきたのだ。
さらに、本をよく確認したら、



「銅板があると、熱伝導がよく、
 家庭のオーブンレンジでも
 ワンランク上の焼き上がりになります」




なんて、書いてあることも発見した。
どうやら、銅板が必要らしい。

フランスパンは、焼きはじめに、
温度が高くないと、一気にふくらまないので、
銅板を使うといいらしいのだった。




よしっ、銅板だ!
銅板を買ってこよう。
銅板さえあれば、
ワンランク上の
フランスパンが焼けるはずだ。





ということで、いそいそと、
東急ハンズで、銅板を購入してきた。
それが、この銅板だ。








ふっふ…
この銅板さえあれば、
もっと本格的な、
ワンランク上の、
フランスパンが焼けるはず…





そう思い、張り切って、
またフランスパン作りに挑戦した。
すると…こんなのができたのだ。
ま、形はよくないけど…








「あ、クープが、
 いつもより盛り上がっているね。
 銅板の力だね」




確かに、いつものより、
少しふくらみ方が違っていた。
そして、中身もちょっと違っていた。
ほらね。








いつも作っているより、
気泡も、粗く伸びていた。
ちょっと嬉しかった。



でも、まだまだだね。
目標とするフランスパンには、
足元にも及ばないね。




ということで、来年も引き続き、
私の本格的フランスパンを焼く
チャレンジは続きます。

もちろん、これからも、
お正月も焼きますよ〜
そして、完璧なフランスパンに
少しでも近づけたいと思っています。
楽しみながら、いろいろと試しながら、
うまく焼けるようになるまで、
頑張りますっ。
経過は、またご報告いたします。


何人かの方から、使っているホームベーカリーについて
お問い合せがあったので、付け加えます。

我が家では、一度にいっぱい作るので、
2斤できるツインバードにしています。
(以前使っていたエムケー精工株式会社の
 パン焼き器が壊れたので買い換えました)

安いですし、そのままパンを焼いても充分いいし、
もちろん、練るだけに使用する分にもいいですよ。
ただし、餅などはできないタイプです。↓




今年1年、ありがとうございました。
よき年、楽しき年をお迎えくださいませ。
また、来年お会いしましょう!




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2009年12月27日(日) 今年最後のチャレンジの結果

暮れは、ばたばたですね〜
私は、掃除も出来ずに今年を終えるようです。
あたたかくなってからやろう、なんて
思っているところです。

暮れは、ついついあれもこれもしよう、
なんて勝手に張り切り、勝手に忙しくし、
勝手にカリカリしがちなので、それよりは、
まったり、ゆったりと過ごしたいな、
と思い、そうすることにいたしました。



今日は、そんなまったりの暮れに、
まったりとチャレンジしていることのお話です。




この「ぼちぼち日記」でも何度か書いてますが、
我が家で食べるパンは、ほとんど自宅で焼いています。
20代の時に、パン焼きを一度習いにいってから、
パンを焼き始め…もう○十年も焼いているのです。
パン焼きは、楽しいし、ストレス発散にもなるし、
私にとっては、趣味とも言えるのですね。



で、このパン作りで、
新たなパンに、
チャレンジすることに
したのです。
そしたらね、
このチャレンジ、
なかなか楽しくて、
やりがいがあったのです。




今日は、そんな今年最後の
チャレンジのお話です。




さて、私のパン作りは、
だいたいは、ホームペーカリーで粉を練り、
その後、勝手にいろんな形にしたり、
いろんなものを入れ込んだりして、
オリジナルなパンを勝手に作っている。
例えば、こんなパンね。







おうちで食べるパンなので、
別にできばえや形などは、
おおざっぱでいいと思って。
(おおざっぱ過ぎるけどね)
でも、これがなかなか好評なのだ、うふっ。
(ホントですってば)

と、まあ、
そんな前置きはさておき…



そんなふうに、
好きにパン作りをして来たが、
実は「フランスパン」だけは、
うまく焼けず、
フランスパンを食べたい朝は、いつも、
近所のパン屋さんに買いに行っていたのだ。




フランスパンは、
基本材料はものすごくシンプルながら、
(粉、塩、水)あの表面がパリッとして、
中身はふんわり、というのが難しく、
家庭のオーブンレンジの温度では、
なかなかうまく焼けないと言われている。
だから、買った方がいいね、と思って。

ところが…
何がどう気持ちが変わったのか、
ある日、突然、




「そうだ、
 フランスパンに
 挑戦してみよう!」





なんて思い立ったのだ。
しかし、私は、フランスパンの焼き方を
習いに行ったこともなく、今まで、
フランスパンまがいは、何度も焼いても、
本格的に挑戦したことはなかったのだ。



「でも、なんとしても
 焼けるようになりたいぞ!」




どんどん思うようになったのだ。
近所のパン屋さんのこのフランスパンの
ようなパンを…ほら、これね。








形も申し分なくいいし、
焼き方だって完璧なフランスパンだ。
切ってみると、こんな中身で、
これまた完璧で、しかもおいしい。









「よしっ!
 このフランスパンを
 目標としよう」
と私は、決心した。





ちなみに、今まで、我が家で焼いていた
フランスパンまがいは、こんな感じで…
まるで、コッペパンのようだった。








中身も、こんな感じで
買ってきたフランスパンとは、
大違いなのだった。
おいしいはおいしいのだけど。
(フランスパンと言わなければいいしね)








今までは、形じゃないよ、
おいしければいいんだよ〜ん、
なんて思っていたけれど…

いきなり、本格的な
フランスパンにチャレンジしたく
なったのだ。




「やるなら、
 本格的に
 やってみよう!」





ということで堅い決意をした。
そうなると、行動するのは早いのだ。



まずは、本を買い込んだ。
まずは、作り方を知らなきゃね。
パンの本はたくさん持っていたが、
フランスパン専門の本はなかったので、
迷わず、この本を購入した。










高橋さんのパンは、かなり本格的なので、
パン作りが好きな方にはおすすめです。
私は、高橋さんのパン作りの本で、
いろいろと覚えました。



そして、せっかくなら、
粉だって本格的な粉にしようと
張り切り、粉も買い込んだ。
ほら、このお粉、2袋ね。









だって、なんでも



「有名な方がプロデュースした粉で、
 クラフトはパリッと軽く、クラムは
 クリーム色で粗い気泡があきます」




なんて書いてあったから…
パンのお粉も、プロデュースする人なんて
いるんだね、なんて思いつつ…




さて、準備は整った。
万全だ。
本だって、一通り読み、
粉だっていいのを買った。
よっし、やるぞ!





と、私は相当張り切った。
で、その結果は、明日書きますね。




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2009年12月24日(木) クリスマスのお話…プレゼントについて

やっぱり暮れともなると、バタバタとしますね。
昨日は、大変失礼いたしました。 <(_ _)>


さて、今日は、クリスマスなので、
クリスマスにちなんだお話を…
過去のクリスマスのお話はこちら↓
「クリスマスのお話」

今日は、ちょっと考えさせられたお話です。
以下の本からの紹介になります。
心があたたかくなるようなお話がいっぱい
書かれている本で、読みやすいので、
本を読むのが苦手だという方にも
おすすめです。


「明日、きっといいことがある」








■「最後のクリスマス」
(ページ37〜39)



私の父は、病と闘っていました。
父は、末期ガンだったのです。



その年のクリスマスは、父の最後の
クリスマスになるかも知れませんでした。
特別なクリスマスにしてあげたい、
と私は思いました。




グランドファーザー・クロック
(振り子式で床置きの大型箱時計)
を作って、それを父に贈ろうと考えました。
父は、ずっとグランドファーザーを
ほしがっていたのですが、高価で、
買うことができなかったのです。



時計をつくるなんて、
そんなことができるだろうか。
私は自信がありませんでした。
けれど、だからこそ、自分で作って贈ったら、
父はどんなに喜んでくれるでしょうか。
きっと、大事にしてくれるに違いありません。




私は、とても精巧な
手作りキットを買ってきました。
そして、難しい組み立て作業に
取りかかったのです。

父に内緒のプレゼントです。
私は会社の仕事を終えると、
毎日兄の家へ行って、作りました。
いくら説明書を読んでも、なかなかうまくいきません。
毎日3時間近く、黙々と作業を続けました。

そのうち、なんとか時計らしくなってきました。
私は嬉しくて、一日も早く完成させたいと思いました。
プレゼントの包みを開けたとき、
父はどんなに驚くでしょうか。
どんなに褒めてくれるでしょう。
私は鼻高々の気分でした。



時計は、
10月半ばにはできあがりました。
私はキレイに時計を包むと、
真っ赤なリボンで結びました。




クリスマスイブまで、まだ2ヶ月ありました。
翌日、私は出張でワシントンに発ちました。

2日後の朝、
出張先のホテルで、電話がけたたましく鳴りました。
兄からでした。



「父さんが、亡くなった」



兄は泣きました。
その年のクリスマスは、
悲しく残酷なクリスマスでした。

母は大きなクリスマスツリーを買ってました。
プレゼントもたくさんありました。
今の隅には、私が一ヶ月かけて作った立派な
オーク材のグランドファーザー時計が立っています。

父の姿だけありません。
父がいないクリスマス、
そんなクリスマスになんの意味があるでしょう。


私は、父の最後の一ヶ月を、
時計作りにかまけていたのです。
なぜ、父のそばにいてあげなかったのか、
悔やんでも悔やみきれませんでした。

プレゼントなど、どうでもよかったのです。
父は、どんなに息子にそばにいて
ほかったことでしょう。

物を贈るのは虚しいことです。
私たちがほんとうの幸せを感じるのは、
大切な人と過ごすひとときだということを、
私は大きな痛みをもってしったのでした。


                  ここまで引用




同じプレゼントでも、
こんなお話も書かれています。




■「サーカスの夜」
(ページ34〜36)



私がまだ10代の頃の話です。
ある晩、私と父はサーカスの入場券を買うために、
列に並んでいました。

他の人々はみな買い終えて、
列には私と父と、それから、
ある家族だけになっていました。



それは、2親と幼い子ども8人の、
見るからに貧しそうな一家でした。
子どもたちは袖口のすり切れた、
しかしこざっぱりした服を着て、
2人ずつ手をつなぎ、親の後ろに
おとなしく並んでいました。




ピエロや象や曲芸師…
今夜はこれから繰り広げられる出し物について、
楽しげにささやきあっています。

サーカスを見るのは始めてなのです。
どんなに胸をおどらせていたことでしょう。



父親と母親は、列の先頭に立ち、
とても誇らしげでした。
母親は、さも自慢げに父親の顔を
見つめています。
父親も嬉しそうにほほえみながら、
わが子の様子を眺めていました。




入場券売り場の窓口で
枚数をたずねられたとき、父親は、



「子ども8枚、
 大人2枚ください」




とはずんだ声で言いました。
ところが金額を聞くと、
父親の声は震えました。



「いくらですって?」



父親は窓口に身をかがめ、
もう一度たずねました。
係員は、金額を繰り返しました。
母親は、つないでいた父親の手を離して、
うなだれました。



お金が足りなかったのです。



けれど、こんなに楽しみにしている子どもたちに、
どうして本当のことが言えましょう。


一部始終を見ていた私の父は、
ポケットに手を入れると、
20ドル札を取りだし、
地面に落としました。
そして、それを拾い上げると、
父親の肩をたたき、言いました。



「もしもし、
 お札を落としましたよ」




どうにも途方に暮れていたのです。
父の親切がどんなに嬉しかったことでしょう。

彼は父の目をじっと見つめ、
手を取って両手で握りしめました。
そして、目に涙をためて言いました。



「ありがとうございます。
 子どもたちが、どんなに喜ぶことか。
 ありがとうございます」




私の家もけっして裕福ではありませんでした。
父と私は車に戻ると、家路をたどりました。
その晩、私たちはサーカスを見ることが
出来ませんでした。
けれども、それで満足でした。




私の父は、貧しい家族に施し(ほどこし)を
したわけではありません。
困っている人を見てみぬふりをして、
自分たちだけいい思いをすることは
出来なかったのです。


              ここまで引用



今日は、心あたたかくなるような
そんな一日をお過ごしください。
そして、周りの方々にも、あたたかさを
分けてあげてください。
私も、そうしたいと思います。





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2009年12月22日(火) 意外な中身…こうなっているんだね。

《お知らせ》

23日、24日は、お休みさせていただきます。
せっかく来て頂いたのにすいません。
サーバー調整もあり、何かとばたばたしています。
どぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>




昨日からの続きになります。

私は、いよいよ、
このエイリアンレモンの中身がどうなっているか…
切ってみることにした。




どれどれ、
中身はどう
なっているかな?





パッコン
(なんとなくこんな感じ)




すると、
中身は、意外にも、
こんなでしたぁ〜








「へぇ〜
 この汚いところ以外は、
 普通のレモンで、キレイだね。
 上の方がつまって、
 下の方が、長い形に、
 なっているんだね。
 これなら、キレイな部分は、
 ちゃんと使えるね」




ということで、思ったより、
中は傷んではいなくて、
エイリアン部分を取れば、
その残りは充分料理に使えるとわかった。
もちろん、使いますよ〜



ところが、
さらに意外なこともわかった。




実は、今回、14コのレモンが出来たうち、
4コもエイリアンレモンが出来ていたのだ。
そのうちの、もう1つがこのレモン。








ま、このレモンはエイリアンというよりは、
いろんな意味で、やや妖しげな雰囲気の
レモンではあるような…

で、このレモンもどうなっているか、
切ってみることにしたのだ。




どれどれ
パッコン





すると、このレモンは、
こんなふうだったのだ。









「へぇ〜
 エイリアンレモンより、
 傷みが少ないと思ったけど、
 コッチの方が、傷み部分が
 広がっているんだね〜」




見た目は、
エイリアンの方が傷んで見えたけど、
実はこちらの妖しいレモンの方が、
傷みがひどいことがわかったのだった。

さらに、
傷んだ部分を広げてみると…
ほら、こんなだった。








意外に傷み部分が深く、
広がっていたのだった。




見た目じゃない!




なんて、実感したのだった。
もっとも、レモンの見た目なんて、
誰も気にもとめないと思うけど…

ということで、レモンの傷み顔と
中身の傷み具合は違うとわかったのだった。
そして、私は、今回のことを通して、
来年のレモンの育て方をいくつか学んだ。



まずは、多くレモンを収穫すると、
小ぶりになること。
だから、大きなレモンにするには、
間引きをすること。
もちろん、丈夫なレモンだけ残して。
そして、もう来年は、
エイリアンレモンは育てないこと。




今年は、小ぶりなレモン10コだったけど、
(14コ中、4コはエイリアンだったから)
来年は、大きくて立派なレモンを
8コ育てることを目標としますっ。

あ、でもね、このエイリアンレモンの
キレイな部分は、食べてみたら…
大丈夫、いい香りで、おいしかったですよ〜
我が家の今年のレモンたちのお話でした。




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2009年12月20日(日) この顔は、いったい何に見えますか?

前回からの引き続き、我が家のレモンたちのお話です。
前回、昨年の5コから、今年は14コも
収穫できそうだと書きましたが…
そうそう、うまくはいかないもので、
収穫はできそうだけど、いろいろあったのでした。



異変は、
この7月頃から感じてはいた…
だって、こんな
腹割れレモンが出来ていたから。









でも、この腹割れレモンがこの後、
どうなっていくのか知りたくて、
そのままにしておいた。



すると…9月頃になって、
この腹割れレモンは
こんなふうになったのだ。










「うひゃ〜!!
 まるで、
 エイリアンのようだね」

 



と、すっかりエイリアンのような、
顔立ちになっていたのだ。
ちょっと怖いね〜
と思ったけど、
これまたどうなるか知りたくて、
そのままにしておいた。



すると、なんと、
このエイリアンレモンは、
落ちることもなく、
正常なかわいいレモンと同じように、
すくすくと育っていったのだ。
意外に元気なのだった。










「ふむ…
 なんだかエイリアンのまま、
 育っているね…
 ここまできたら、
 最後まで育ててみよう。
 いったいこの中身は、
 どうなっていくのか、
 確かめてみねばね…」





と決め、収穫できるまで
そのまま放っておいた。

そして、ついに、
このエイリアンレモンも
収穫時期となったのだ。



「どれどれ、
 エイリアンレモンも
 収穫してみるか、
 どんなかな?」




と、収穫してみると、
最終的に…




本当に醜い立派な
エイリアンレモンと
なっていたのだ。
とても、レモンの顔とは
思えないような、
これってレモン?
なんて思ってしまうような。
ほらね。









「うっひゃ〜
 ますます…
 醜くなったね〜
 で…
 こんな場合、
 レモンの中身は、
 どうなっているんだろうね?」




ということで、
ついに、エイリアンレモンを
切ってみることにした。



どれどれ、
どんなかな?




この続きは、また明日書きますね。
ちょっと意外な感じでしたよ〜





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2009年12月17日(木) 今年の収穫事情…いろいろあるんだなぁ

今日は、収穫時期を迎えた
我が家のレモンたちの紹介です。

昨年から、我が家ではベランダレモンが
収穫できるようになり、
昨年は、レモンが5コほど収穫できたのでした。
これが、昨年のレモン。
(昨年のレモンの出来具合は↓
 「大人になったレモン…こんなでした。」









今日は、我が家の
「今年のレモン達」の紹介です。

レモン達は、すっかり黄色に色づき、
いよいよ収穫時期を迎えたのです。
ほらね。








こんな色を見ると、
なんだかワクワクしてきますね。
さて、今年のレモンの出来は?



実は、今年は、
昨年は5コ収穫できたから、欲張って、
10コ以上の収穫を目指したのだ。

そして、毎日声をかけたり、
肥料や土も代えたり、
欲張った甲斐があり、
なんと、目標以上の
14コのレモンが育ったのだ。
なんと昨年の約2.5倍の収穫だ。
うふっ。





わぁ〜い!
やった!
やった!
14コだ!
目標達成だ!





と、喜んだが、
やっぱりそう話は
うまくいかないものですね…
レモン達にも、やっぱり
レモン達の事情があるようなのだ。

しかし、まずは、
今年のレモンたちの紹介だ。

12月に入って、毎日、
眺めていたが、昨日、



「もう、
 そろそろいい頃じゃない?
 採ってもいい?」




なんてレモンに聞いて、
(答えはなかったけど)
枝をクリンと回して、うきうきと
1つ収穫してみたのだ。
それがこのレモンです。








どうでしょう、
いいでしょ?
(自画自賛、うふっ)
とてもキレイな黄色で、
香りもとてもいい。
申し分なくレモンだ。




昨年のはこんな感じに
見栄えがよくなかったので、
昨年のに比べると、
うんと見栄えはよくなった。









しかーし!
問題があった。
見栄えはいいけど…
今年のレモン達は、
小ぶりなのだ。





昨年のレモンは、
身長が約8.5センチ
体重が110グラムだった。
(市販のものよりやや小ぶり)

しかし、今年のレモンは、
さらに小ぶりになっていたのだ。
測ってみると…











身長約7.5センチ
体重がほぼ80グラム
だったのだ。




確認してみると、
このレモンだけでなくて、
今年出来たレモンは
全体的に小ぶりなのだった。
やっぱり…
5コ→14コに一気に
増えたせいなのかな。
その弊害なのかな?




がっくり…




数が多けりゃいいって
もんじゃないんですね〜



しかも、さらに、
気になることのあったのだ。
どきどきすることが…




この続きは、お休みをはさんで
次回に書きますね。





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2009年12月16日(水) 暮れの街角模様…いろいろあるね。

さて、今日は、このところの
ウォーキングで見つけて、



「あらら、
 こんなものもあるのね、
 ご苦労さまです」




なんて思ったものたち紹介です。





最初はこれね。 








昨日まで、銀杏の大きな木の手入れを紹介して
いたので、目についたのだった。

よくみるとわかるのだけど、
この木は、昨日のいちょうの木と違って、
枝をばっさりと切られていたのだった。
そして、その枝から、
こんな枝(葉っぱ?)が生えてきていた。












「ぽやぽやのできたての
 枝だね〜
 頑張っているね」





ちょっと気の毒だなぁと思ったけど、
住宅街だし、こんなに窓にも近いから、
仕方ないね、と、思ったのだった。



「いろいろとあると思うけど、
 元気で、また枝伸ばしてね。
 ご苦労さま、またね」




と、この木に声をかけてきた。
5月頃には、枝が伸びているといいな。
 





さて、続いては、こちら。
路地に入り、歩いていると、
なんだか赤いものを見つけた。









「あ、クリスマスのようだね〜
 赤く塗ってあるね」




と思い、近づいてみると、
こんな感じにクリスマスになっていた。








古いミシンに赤いペンキを塗り、
これをテーブルとしているようだった。
もちろん、バケツも赤く塗られ、
路地のいっかくが明るい感じになっていた。

ふと、上を見ると、
自転車も赤く塗られ、
うやうやしくこんなふうに飾られていた。








また、こんな古いカメラも、
入り口に飾られていた。
古いものを上手に利用していた。








写真を撮っていると、
店主がVサインをしてくれた。
店主もとても明るいのだった。
(赤くはなかったけど…)









「宣伝してね〜
 クリスマスやるよ〜」
って。





「は〜い!」



なんて、調子よく返事をしてきたけど、
帰ってきてから、写真を確認したら、
お店の名前が分かるものがなかった…



「ご店主、ごめん」



みなさま、新宿の路地に入って、
この赤い自転車とミシンを見つけたら、
ぜひ、入ってみてください、
よろしくお願いいたします。 
韓国料理系のお店です。<(_ _)>



ということで、12月の街角でした。




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2009年12月15日(火) この怖い作業は、いくらくらいするのか?

昨日からの続きになります。

木の下の方にいた責任者らしき人をみつけて、
驚かせないように、存在を示しつつ、
静かににじり寄り、低い声で話しかけた。








「あっ、あの…
 話しかけて…
 いいですか?」




すると、その方は、
こちらをちらっと見て、
意外にも、



「はい、いいですよ、
 なんでしょう?」




と、気持ちよく答えてくれた。
しかし、そう答えると、
すぐに、顔は木の上に向けた。

その様子をみて私も、
おじゃましてはいけないから、
聞くのは最低限にしようと思い、
急いでこう聞いた。
すごく、素朴なことだけど。



「あの〜
 怖くないですか?」




すると、その方は、
速攻でこう答えた。




「怖いですよ」




「そうですよねっ、
 怖いですよね」
「あの高さになると、
 本当に怖いですよ、
 慣れてはいますが…」
「かなり細い枝まで登るんですね」
「ええ、でもあれが限界です」




ということで、専門家でも怖く、
ここまでが限界だとわかった。



「命綱しているんですか?」
「してますよ。
 ちゃんとしないと、まずいので、
 命綱ベルトに綱をつけて、
 木の枝の太いところにつなげてますよ。
 ただ、木は弱っていると、太いところも
 衝撃で折れることがあるので注意ですけど」

「1本終えるのに、どのくらい
 時間はかかるんですか?」
「だいたい1時間くらいかな。
 でも準備などがあるから、
 もっとかかるけど」




横でこんな話をしながらも、
その方は、上の方から目をそらさなかった。

私は、その様子を見て、
もう話しかけるのはよそうと思い、
お礼を言ってこの方から離れた。

そして、また、
背筋をざわざわさせながら上を見上げて、
ホントすごいなぁ、なんて思っていたら、
今度は、切った枝を掃除する方がやってきた。
ちょうど、私の前で止まったので、
私は、今度はこの方に話しかけた。



「あの〜
 この街路樹全部やるのですか?」
「おそらく、
 枝振りの悪いものだけだと思いますよ」
「すごい作業ですね」
「ええ、いちょうは、大きくなるので、
 手入れは大変ですね」




ということで、
いちょうのお手入れは大変らしかった。
私は、こんなことも聞いてみた。




「ちなみに、この木をこんなふうに、
 お手入れすると、1本どのくらい
 かかるんでしょうね?」
「そうねえ〜自宅だと、
 この作業だと、4〜5人は必要だし、
 クレーン車も必要だから、
 だいたい16〜20万くらいかな。
 もっとも高さや手入れのし具合にも
 よるけどね。
 あ、こんなふうに枝の始末も
 こちらでしてね」
「ふぅ〜ん」





ということで、お値段も
知ることができたのだった。
わかったからといって、
依頼するわけではないけど、何となく、
お値段は聞いてみたくなるのだった。

私はふたたび、教えてもらった
お礼をいい、この掃除の方からも離れた。
枝切り作業は、まだ続いていた。
どうやって降りてくるのかまで、見てみたいと
思ったけど、まだ時間がかかりそうだったので、
それはあきらめて、この場を離れたのだった。



ということで、いちょうのお手入れ、
枝きり作業の一端を知ることが出来たのでした。
よかった、よかった。
でも、本当に危険な作業ですね。





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2009年12月14日(月) わぁ〜怖いね、怖いね、平気なのかしら?

昨日は、失礼いたしました。<(_ _)>
やはり、年末は何かとばたばたしますね。
さて、今日は、この光景を見つけて、



「ひぇ〜ひぇ〜
 すごいねえ〜
 でも…怖いね、怖いね、
 私じゃ、とても無理だね〜
 なんぼお金をだされてもね」




なんて思ってしまったことです。
もっとも、これが出来る人は、
相当限られると思いますが…





先日、
暮れの街をいつものように、
元気にウォーキングしていると、
こんな光景に出合った。









「げっっ……
 あんな上の方に、
 人がいる!!」





街路樹の手入れのために、
木の上の方に人が登って枝を
カットしていたのだ。





わかりますか?
高い枝の先の方にいる二人。




高いところが怖い私にとっては、
見るだけで、体中がざわざわしてきて、
とても落ち着かない気持ちだった。
でも、興味があったので、
立ち止まって見てしまったのだけど。

そして、この枝の先の二人に、
クレーン車に乗っている人が、
大きな声を出して、枝のカットの
指示をしているようだった。









「もっと上がれ〜!」




なんて指示らしいように
私には見えた。



「ふぅーむ、
 これは相当危険な任務だ。
 この木は、どうみても、
 高さが10メートル以上あるもの。
 しかも、あんなに細い枝に登って…
 怖いね〜
 大丈夫なのかしら…」




と、私はうんとはらはらしながら、
体中ざわざわさせながら見上げていた。




しかし、
そんな私の心配をよそに、
右側の人は、さらに、
枝の先に登っていったのだ。
(指示通りなのか)
一枝一枝の節に足をかけて。











登るたびに、
細い枝は、
少ししなる…





「えっっ……
 もうだめだめ!
 登っちゃだめだよ。
 それ以上登ったら、
 枝がおれちゃうよ。
 ダメダメ〜」




恐怖のあまり声を出しそうになったが、
変な声を出したら、それこそ上の二人が
集中力をそがれ危険なので、
心の中だけでそう思っていた。
体中から冷や汗を出しつつ…

知らなかったね、
街路樹の手入れに、
こんなこともしているとは…



そんなことを思いつつ、
この光景を見守っていたら、
木の下の方に、全体の責任者らしき人の
姿を見つけた。




ちょっとなら、
話しかけても大丈夫かしら?
それとも、危険な任務だから、
話しかけたらダメかしら?

こんな光景に出合うと、
どうしても話を聞きたくなる。
そこで、私は、思い切って、
静かにこの責任者らしき人に、
声をかけてみた。
おじゃまを承知で…
あ、もちろん、細心の注意を払って。



「あっ、あの…
 話しかけて…
 いいですか?」




この続きは、明日また書きますね。




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2009年12月13日(日) 臨時休みしてます

《お知らせ》


すいませ〜ん。
今日は、お休みいたします。
ちょっと昨日、ばたばたして。
せっかく来て頂いたのにすいません。
明日は、大丈夫です。
どぞ、よろしくです。 <(_ _)>




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2009年12月10日(木) 「がばいばあちゃん」のお話その5…「金持ちも貧乏も」

今週は最後まで、
「がばいばあちゃん」の紹介です。
あまりにも書くことがたくさんあって…(笑)
楽しい話や


「なるほど、ばあちゃん、
 そうくるか〜」



さすが洋七さんのばあちゃんだ、
なんて感心することばかりで…
洋七さんの言葉もいいのですけどね。

今日は、以下の2冊の本からの紹介です。
おすすめの本ですよ〜




「がばいばあちゃん 幸せの教え」







「愛蔵版 佐賀のがばいばあちゃん」
※この本には、カラーのイラストが書かれていて、
 雰囲気が伝わってきていいですよ〜






今日は、昨日からの続きで、
ばあちゃんの言葉を中心に書きますね。
きっと、心に残る言葉があると思います。




■「がばいばあちゃん 幸せの教え
  80〜81ページ」




「頭のいい人ばかりでも
 ビルは建たん。
 例えば設計士が頭がよかった。
 でも設計士ばっかりいても
 ビルは建たんよ」




だからって穴ばかり掘ってもビルは建ちません。
余計建たないすわ、そんなん。
社会ってのは色々な人が手を組んで、
はじめて上手にいくもんですわ。(略)


人間は何から何まで自分でできるわけがない。
だったら自分の不得意なことと
相手の不得意なことを助け合って、
楽しい人生を作り上げていけばいいと思うんです。



そうすれば、薄っぺな知識でできたものより、
すばらしい何かを作り上げることが
きっとできるんですよ。




■「がばいばあちゃん 幸せの教え
  107ページ」




「頭がええ人も、頭が悪い人も、
 金持ちも貧乏も、
 50年経てば、
 みーんな50歳になる。
 心配するな!」




ばあちゃんはいい言葉を残してくれたもんですよ。
本当に人生ってのは、いい時も悪い時も一瞬ですわ。
結局は、みーんな白髪が生えて、
最後にお墓にはいってさようならですもんね。

私も今から6年前、50歳の時に、
佐賀が中学の同窓会があってね。


安心しましたよ。
昔、頭が良かった子も、
金持ちのボンボンだった子も、
みんな50歳になってました。



これが、金持ちだけ42歳だったら
ムカっとくるもんね。
頭がええ人だけが45歳だったら、
「くそ!私も勉強しとけばよかった」
って思うからね。
もう、みんな揃いもそろって50歳よ。




■「がばいばあちゃん 幸せの教え
  112ページ」



ある時なんて集金に来た人とね、
ばあちゃんはこんなやり取りしてましたよ。



「徳永さーん、
 集金に来ました〜」
「結構です」




言われた方も
「……はあ、そうですか……」
しか言葉を返せません。
「結構です」
なんて言われたら、取りようもありませんよ。
仕方ないから、集金の方は、
「じゃあ、また来まっさ!」
と帰るんです。
そうしたらばあちゃんは、
集金の方の背中に向かって、



「もう来こんでよか!」



って見送ってました。
私は腹抱えて笑いましたよ。

水道屋さんとのやり取りも面白かった。
集金に来た水道屋さんは、申し訳なさそうに、


「……すいません徳永さん、
 水道代が3ヶ月溜まってますわ」



と言ったんですよ。
そうしたら、ばあちゃんは、
私の顔を見ながら首をかしげて言うたんです。



「そんなはずないな……
 だってこの3ヶ月、
 水なんか飲んだことないなあ」




わたしゃ、その言葉聞いて目が点になりましたよ。
でもばあちゃんに合わせなければ仕方ないんで、
「うん!」と言うしかありません。

飲んだよ、水は!
砂漠にいるトカゲやあらへんのやから!
3ヶ月も水飲んかったら、
エジプトのミイラになってしまいますわ。




■「がばいばあちゃん 幸せの教え
  141〜143ページ」




「クラスの55人全部が
 頭ええことないがな。
 55人みんなが頭よくて、
 学級委員になって、
 東大行って、総理大臣になったら、
 庶民は誰がやんの」




人間そんなもんですよ。
頭のいい人は疲れるのよ。
頭がええ人が素晴らしい人生とは限らんて。
国民のため、他人様のために頭を絞らにゃ
いかんのですよ。
自分のことだけに頭絞って悩んでる
国民の方が幸せですよ。




■「がばいばあちゃん 幸せの教え
  214〜215ページ」




ばあちゃんが万病に効く薬として
持っていたのは正露丸。
そして体温計。
家にあるのはそれだけでした。




今みたいにすぐに病院に行こうという
時代じゃありませんでしたしね。
まず私がお腹が痛いと言うと、
いつもばあちゃんは薬箱から正露丸を
一粒だして飲ませてくれました。
もちろん歯が痛いときも正露丸でした。
あるとき私が筋肉痛でばあちゃんに、


「脇が痛い」


と言ったら、



「脇の下に正露丸挟んどけ」



と言われました。
脇の下からものすごい臭いが漂ってくるんですよ。
でもその通りにすると、
脇の下がすーすーして効いたような気がするの。
熱がある時には、



「正露丸潰して額に塗っとけ」



と言ってましたね。
そうすると鼻の中の通りの良くなったんです。
一度、38度の熱を出したとき、
ばあちゃんは、



「大丈夫、
 お前やったら40度は出せる。
 がんばれ!」




と応援されたことがあります。
私は、
「出さなあかん」
と思って寝込みましたけどね。




■「がばいばあちゃん 幸せの教え
  217ページ」



冬場のばあちゃんの手は、
アカギレでガッサガサになってました。
もうワセリンをつけたところでどうにも
ならないくらい、ひどく
ヒビ割れていたんですわ。



私とばあちゃんは小学校4年まで
お風呂に一緒に入っていたんです。
ばあちゃんは私の背中をガサガサした手で
流しながら、



「ヘチマいらんやろ」



って言ってたもん。
ご飯の釜を洗うにも、



「タワシはいらんばい」



なんて、それくらいガサガサしてた。
本当に気の毒でした。
「寒い、寒い」と
布団にくるまって出てこない私に、
ばあちゃんは言ってました。



「“暑い”“寒い”とうるさく言うな。
 夏は冬に感謝して、
 冬は夏に感謝しんしゃい」




季節は移ろい変わっていきます。
そんなことも忘れて人は新しい季節がくるたびに、
いつも文句ばっかり。


ばあちゃんは次に訪れる春を楽しみに、
冬の寒さを耐えていたんでしょう。
そこにはやっぱり希望があったんでしょうね。


                (ここまで引用)




最後に、
「「がばいばあちゃん」のお話その2…
「職業は掃除婦」」

で、書いたお話、
末娘の明子さんの結婚の話の続きを…




■「愛蔵版 佐賀のがばいばあちゃん
  75〜76ページ」



花嫁衣装を着た明子おばさんが、


 「お母さん、ごめんなさい。
  家はボロボロだし、
  アラタちゃんはいるし、
  お母さんはトイレ掃除に行っていて、
  私、恥ずかしくて…
  すみませんでした」



と、言った後、



「明子……」
ばあちゃんは、
自分も明子おばさんに
向かい合って座り、
そっとハンカチで
目頭を押さえています。




若く美しい明子おばさんは、
お金のない貧しい暮らしと、
知的障害児のアラタのいることが
恥ずかしくて、家を出て行ったのでした。


けれど、いざお嫁に行く時になって、
母親にあやまり、
生まれた家から嫁ぎたいという
思いから、花嫁姿で
ばあちゃんの家に現れたのでした。



もちろん、そんなことがアキヒロに分かったのは、
ずっと後でしたが、お人形のようにきれいな
明子おばさんが、泣きながら手をついて
あやまった姿と、気丈なばあちゃんの涙は
いつまでも忘れることができませんでした。

              (ここまで引用)





「がばいばあちゃん」本当に、
「がばいばあちゃん」
だと思いませんか。
しかもスーパーがばい!!




私は、がばいばあちゃんの本が好きで、
気分が落ち込んだ時など読み返します。
(ほとんど持っています(笑))
そして、ばあちゃんに元気ばもらいます。

今回は、がばいばあちゃんのがばいぶり、
ほんの一部分を紹介いたしました。
本当のがばいぶりは、本を読んでみてください。
ばあちゃんのすごさ、たくましさ、
楽しさ、ステキさがもっと伝わってきますよ。

そして、
「つまらないことをグチグチと言ってちゃいかんな、
 もっと大らかにほがらかに生きなきゃね」
なんて思えてきます。
この本を紹介できたこと幸せに思います。
機会がありましたら、読んでみてくださいね。
だまされたと思って、ぜひ。






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2009年12月09日(水) 「がばいばあちゃん」のお話その4…「幸せの教え」

今日も、昨日からの続きで、
島田洋七さん著作の
「がばいばあちゃん」からの
お話紹介です。
今日は、以下の本からの紹介です。
これまた、とてもおすすめの本ですよ〜



「がばいばあちゃん 幸せの教え 」







さて、今日は、がばいばあちゃんの言葉を
たっぷり紹介しますね。
ますます、ばあちゃんファンになること、
まちがいなし!です(たぶんね)




■14ページから



「コツコツやってもなあと思う前に、
 コツコツやりなさい。
 コツコツやることが、
 当たり前のこと。
 コツコツやってることなんて
 意識することじゃない」




ばあちゃんが口を酸っぱくして
言っていた言葉です。(略)

それをアホな人は、
「人間なんか一発勝負」
とか言いますね。
一発勝負に賭けるにも、やっぱり
勝負の前までに誰にも負けない努力が
必要なんですけどね。


コツコツやった結果は
必ずいつか叶うもの。



私はいつもばあちゃんのこの言葉に
勇気をもらっています。




■31〜33ページ


(※洋七さんが、頂点から落ちて、
  仕事がなくなったとき)

その時に佐賀に帰って、ばあちゃんに
「暇になったばい」
と言ったことがあります。
普通だったら
「もう1回、1から働らかんか!」
って叱ると思いますが、でも、
ばあちゃんはそんなことは言いませんでした。
私が


「人生山あり、谷ありだね」


って言ったら、ばあちゃんは笑顔を浮かべて、
こんなことを言ったんです。



「昭広(洋七さんの本名)は、
 山あり谷ありの本当の意味が分かってない。
 1回頂上に登ったら、
 自分から谷に降りて行け。
 谷にはきれいな川があって、
 冷たい水がある。
 その水飲んで、体洗って、
 もう1回山に挑戦しろ」

「頂上というとこは記念写真撮ったら降りてこい。
 頂上は住むところじゃない。
 ご近所さんもいなければ、
 電気も水もないやろ。
 あんなとこにおったら気が変になる。
 降りてきて、もう1回体を洗え。

 みんな谷におるのが普通や。
 谷の気持ちが分からんヤツが
 頂上行って何すんねん。
 谷には川が流れてるやろ。
 そこに鳥もきてるし、
 魚も泳いで、周りの人はそこで洗濯して、
 みんな集まって来るのが谷や。
 あれ(頂上)は嘘や、
 想像の世界なんやで」




パシッと言われました。(略)
一度手にした地位とか名声とか色々なもの。
それこそ頂上と呼ばれたところであったなら、
絶対に降りたくないもの。
でも、私はこのばあちゃんの言葉で救われました。


人生には冷たい水で喉を潤すことも必要です。
しっかりとそこで体を休めて、
また山に登ったらいいじゃないですか。
一度見知った山ですもん。
もう怖いことなんて何もありませんよ。
人生は何度でもチャレンジできるんだからね。





■38〜39ページ



「世の中、嘘とホラがあるから
 おもしろい」




ばあちゃんが言っていた言葉です。
お金のからんだ嘘はダメですよ。
嘘やホラは、世の中にないと絶対におもしろくない。

普通に事実ばかり伝えても、
そこに潤いがないし、
会話に華なんて咲かないですよ。

日本昔話なんか、私のばあちゃんは、
「全部嘘や」と言ってましたもん。
ばあちゃんは断言してました。


「60年間川の前に住んどるけど、
 1回も大きな桃なんか
 流れて来んかった」

「一寸法師も嘘や。
 川のとこにそんなんこんかったわ!
 そんな小さなおっさんはおらん。
 池のめだかでも1メートル以上あるのに」

「かぐや姫も嘘や。
 竹をバサーって切ったら中も切れてる。
 痛いわー!って出てくるハズや」

「急がば回れ」ってことわざも、
ばあちゃんは、
「急ぐ時はまっすぐ行け」
って言うてましたよ。
電車に間に合わんぞって。
 (略)


こんなふうにね、
やっぱり人と会話する時には、
相手を楽しませようと思うことも必要なんですよ。
それだけで笑いが起きますもん。
普通の会話は嘘とホラがあるからおもしろい。




■46ページ


今でも私の記憶にしっかりと刻まれている、
ばあちゃんの言葉。



「今日は久しぶりに、
 卵かけごはんの卵抜き。
 卵抜きやから、
 しょう油かけて食わんか」




久しぶりでもなんでもない!
いつもそれやがな!!


(※また、ばあちゃんのオリジナル料理で、
  ジャガイモとタマネギを煮ただけの、


 「肉じゃがの肉抜き」


 もあったそうです)




■68ページ



「この世の中に職業は
 一万くらいあるよ。
 それだけでも楽しいやろ」




想像してください。
こんな楽しいことってありますか?
自分の努力ひとつで
何屋さんにでもなれるんですよ。
 (略)

自分で自分の可能性を潰すようなことは
止めましょうよ。
じいさん、ばあさんだって、
このまま縁側で座ってお茶飲んでいるなんて
もったいない。
今からでも何屋にでもなれるし、
別の世界が広がってるんです。
こんな楽しいことってないでしょう?


       (ここまで引用 (※)は補足)




いかがですか、ばあちゃんの言葉。
私はとっても元気をもらいました。
こんなふうに明るく生きたいですね〜
明日は、この後半をご紹介しますね。





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2009年12月08日(火) 「がばいばあちゃん」のお話その3…「夢を持て」

今日も、昨日からの続きで、
島田洋七さん著作の
「がばいばあちゃん」からの
お話紹介です。
今日も、以下の2冊からの紹介です。
おすすめの本です。



「佐賀のがばいばあちゃん」






「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!」





さて、今日は、
がばいばあちゃんの本領発揮の、
明るい貧乏生活やことばなどを紹介しますね。
私がとくに気に入っているお話です。
これを読んだら、きっと、
がばいばあちゃんファンになりますよ〜




■「佐賀のがばいばあちゃん〜
  35〜38ページ」



ばあちゃんについて行くと、
なぜか川をのぞき込みニッコリと笑っている。


「昭広(洋七さんの本名)も
 手伝いんしゃい」



振り返ってそう言うと、ばあちゃんは川から
木ぎれや木っ端を拾い上げ始めた。
川の水面すれすれに1本の棒が渡してあり、
その棒に木ぎれや何かが引っかかっているのだ。

さっき、川を覗いていた時に、
「何かなあ?」と渡された棒を見ていたのだが、
まさか、ばあちゃんが仕掛けたものだとは思わなかった。

なんと、ばあちゃんは、この棒に引っかかる木の枝や
木っ端を乾かして薪にしていたのだ。


「川はきれいになるし、
 燃料費はタダ。
 まさに一石二鳥だねえ」



と豪快に笑うばあちゃん。
さらに、棒に引っかかるのは木だけではなかった。


川の上流に市場があって、
二股になった大根や、まがったキュウリなど、
売り物にならない野菜が捨てられる。
それも棒に引っかかるのだ。
ばあちゃんは、いびつな形の野菜を見て言う。


「二股の大根も、切って煮込めば一緒。
 まがったキュウリも、
 きざんで塩でもんだら同じこと」



もっともである。
さらに、半分痛んだ野菜や果物も、
売り物にならないので捨てられる。
しかし、ばあちゃんにとっては、


「痛んだところだけ、
 切って使ったら同じ」



これも、もっともである。
というわけで、ばあちゃんの家では大半の食料を、
川を流れてくるものでまかなっていた。
しかも、


「夏には、
 トマトが冷えながら流れて来る」



し、まさにいいことづくし。それに、時には、
どこも悪くない野菜まで流れてくるのだ。
(略)




毎日、毎日、
いろんな物が流れてきては、
棒に引っかかるので、
ばあちゃんは、川のことを
「スーパーマーケット」
などと呼んでいた。





しかも、


「わざわざ配達してくれると」
「勘定もせんでよか」



と、家の前の川を覗き込んでは笑っていた。
たまに棒に引っかかっているものがないと、


「今日は、スーパー休みか」


と残念がっている。
そして、このスーパーには
ひとつだけ欠点があるとばあちゃんは言う。


「今日キュウリが食べたいと言っても、
 食べられん。
 それは、市場のひとまかせ」



どこまでも明るいばあちゃんである。
よその家では料理の本を見ておかずを考えていたが、
ばあちゃんは、川を覗き込んで


「今日のおかずはなんにすっかねえ」


と、メニューを決めていたのである。
 
             (ここまで引用)



いいでしょう?
ばあちゃんのたくましさ、明るさ。
まさに、明るい貧乏の見本ですね〜



「貧乏でみじめ…
 なんで私だけ、こうなのか?」
なんて、考えることもできたでしょうが、
ばあちゃんは、たくましく明るく生きることを
選択していたのですね。




人は、自分の人生を、
楽しむことも、嘆いてばかりいることも
選べるのだと思います。

つまらないことをグチグチ言ったり、
自分の不幸をなげくより、こんなふうに、
自分の置かれた運命をすっぱりと受け入れ、
さらにそれを楽しみ、豪快に生きる…
ばあちゃんの生き方…見習いますっっ。


さて、続いて、こんなお話も…




■「笑顔で生きんしゃい〜
 176〜179ページ」



鍋島藩の乳母までつとめるようないい家に生まれて、
美人で頭もよくて、順風満帆だったばあちゃんの人生。
でもそれは、じいちゃんの死と敗戦、
さらにアラタちゃんの事故によって、
空しくも砕け散ってしまった。



「思うとおりにはいかん」



くさっている俺に、ばあちゃんはよく言ったが、
思えば本当に重い言葉だった。
でも、もし、ばあちゃんがずっーと裕福なままだったら、
俺がこんな本を書くような面白いばあちゃんに
なっていなかったと思う。(略)

本人は大変だっただろうが、自然と素晴らしい体験をして、
考え、悩み、開き直ってコツコツと積み上げてきたのが、
ばあちゃんの人生だった。

そんな、ばあちゃんが残してくれた中で、
俺が1番好きなことばがこれだ。



「死ぬまで夢を持て。
 叶わなくても、
 しょせん夢だから」




失敗しても落胆するな。
あきらめるな。
という、ばあちゃんからのメッセージが
伝わってくる一言だ。




ばあちゃんは、いい方向に向かおうとしてやったことなら、
どんな結果になっても失敗ではないと、言っていた。
そう言ってもらえると、
「失敗しても、いいんだ」
と、勇気がわいてくる。
それから、



「いいことをやろうとして失敗しても、
 悪い人じゃなか。恨むな」




とも言っていた。



「最初から騙そうとして、
 それがばれた人だけが悪人だ」
と。




例えば、こんなことはないだろうか。
数人で、どこかの場所を目指している。
道に迷った時、ひとりの人が地図を睨みつけて悩んだ末、
「こっちじゃないかな」
1本の道をさして言う。

異論を唱える者はなく、みんなでゾロゾロとそちらへ
歩いて行ったが、ひどい回り道になって、
目的の時間につけなかった。
「お前のせいだ」
1本の道を選んだ人を、そう言って責めるのは、
間違いだということは、誰にでも分かるだろう。
彼は、道に迷わせようと思って選んだわけではない。(略)

先頭に立って、一生懸命事業をやっていた人を、
倒産したと言って責めるのは間違いだ。



人生は、思うとおりになんていかない。
失敗して、当たり前なのだから。
これは、長い苦労の末に、
ばあちゃんがたどり着いた結論だったのだろう。




そして、それでいて、



「夢を持ちつづけろ」



と言うことができたばあちゃんは、俺の誇りだ。

最近時々思う。
子育てにかかりきりで、自分のことなんか後回しだった
ばあちゃんの夢は、何だったのだろう。

いや、ばあちゃんにとっては、
あの苦しい状況から、子どもたちを立派に
育て上げることが夢だったに違いない。



「今日、明日のことばかり考えるな。 
 100年、200年先のことを考えろ!
 孫やひ孫が500人くらいできて、
 楽しくてしょうがなか」




ばあちゃんの夢は、きっと叶う。

           (ここまで引用)



ばあちゃん、ステキですね〜
そして、ばあちゃんの夢…なんだったのでしょうね。
私には、



「何があっても、
 明るく、楽しく生きると。
 次の人生がまっとるからね。
 そして次の人生では、
 いい男をみつけると」




くらいは思っていたように思えます。
ばあちゃんは、1991年(18年前)に、
91歳で大往生したそうです。

今頃は、どっかで、生まれ変わっているか、
楽しい天国にいるかで、どちらにしても、
周りを明るくしているのではないでしょうか。
私には、そう思えます。




「思うとおりにはいかん」
でも、
「夢を持ちつづけろ」





忘れないようにしたいですね。
さて、明日は、このばあちゃんの
ユニークな生活、心に残る言葉などを
いっぱい紹介しますね。





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2009年12月07日(月) 「がばいばあちゃん」のお話その2…「職業は掃除婦」

今日も、昨日からの続きで、
島田洋七さん著作の
「がばいばあちゃん」からの
お話紹介です。

今日は、以下の2冊からの紹介です。
この2冊の本には、ほろりエピソードや、
いいわぁ、ばあちゃん!と笑えるお話が
いっぱい書かれているので、
ぜひ、読まんでみてください。
楽しい本ですし、読みやすいし、
元気がもらえますよ〜



「佐賀のがばいばあちゃん」






「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!」






さて、この
「がばいばあちゃん」が
どんな人だったかというと…




1900年(明治33年)生まれ。
(91歳で大往生)
名前はサノさん。
割合裕福な家に育ち、筆達者。
きちんと教育を受けていた(らしい)

そして、13歳年上の
自転車を営んでいたじいちゃんと、
結婚するまでは、陸軍大将さんの家で、
お手伝いさんをしていて、そのとき、
非常に厳しく礼儀作法などを教え込まれ、
その故、貧乏でも凛として品があったという。
そして、かなりの美人さんだったとか。



この自転車屋のじいちゃんとの間に、
5女2男をもうけるも、
42歳のときにじいちゃんが亡くなる。
美人だったので、再婚もあり得たが、
7人の子どもがいたため、再婚より、
果敢に先頭立って働くことを決意したと言う。

(ばあちゃん、かっこいい!!)



洋七少年が預けられたときは、58歳。
もちろん、まだ現役で働いており、
上の女の子2人は働きにだしたものの、
下の3人の女の子は高校まで、
長男は、大学まで行かせ立派に育て上げていた。

ただ、7人目の末っ子(アラタちゃん)は、
3歳のときの事故が原因で、脳の成長が
とまってしまった知的障害児で、
洋七少年が預けられたときは、
14.5歳で家におり、
この3人が一緒に暮らすことになる。

さて、このばあちゃんが、
何をやって働いていたかというと、



「佐賀大学付属小・中学校、大学の
 職員室とトイレ掃除をする掃除婦。
 朝4時起きで、78歳まで現役。
 休まず、丁寧が売り」




このばあちゃんの職業は、
こんなだったそうです。



■「笑顔で生きんしゃい〜
  30〜33ページ)」



 佐賀大学と附属の小・中学校で、職員室と、
 トイレを掃除するのだが、大学以外のトイレは、
 始業前に終えておかなければいけないから、
 朝は、遅くとも4時起き。
 それに、トイレの床はコンクリート敷きで、
 底冷えがするし、まだ水洗じゃなくて
 くみ取り式だったから匂いもある。

 しかも、今ならある電動ブラシなどもない。
 かなり強力そうな薬品をまき、柄のついたブラシで、
 ゴシゴシと根気よく磨かなければならなかった。
 俺が小学校の頃なんて、まだゴム手袋もなかったから、
 あっというまに手がガサガサになったものだ。


 もちろん、個室もひとつひとつ丁寧に
 磨きあげて行くのだが、小さな子どもが
 使っているところもあるから、
 粗相で汚れていたりして、本当に、
 よほど根性がなければできない仕事だった。


             (ここまで引用)



ばあちゃんは、この仕事を毎日休まず続け、
子どもたちを立派に育てあげたのです。

この時代、この掃除をやって、
いくらもらえたのかわかりませんが、
このきつい仕事をやり続け、極貧でも、
7人の子どもを育てあげたばあちゃん…
しかも、明るく、めげずに。




やっぱり、
スーパー「がばい」ですね。
本当に見習いたいです。





ある時、広島にいる母親から
少しばかりのお小遣いをもらった洋七少年が、
ばあちゃんに誕生日プレゼントについて
聞いたら、こう答えたそうです。



「ばあちゃん、
 誕生日プレゼント何がいい?」
「プレゼント?
 手伝うてくれんか」




買ったプレゼントより、
掃除の手伝いをして欲しいということでした。
そして、手伝った後、ばあちゃんは、



「ラクね〜」
と、すごく喜んでくれ、
その笑顔をみて、
「これが何よりのプレゼントなんだな、
 高価なプレゼントなんか贈らなくても
 喜んでもらえるのだ」
と思ったということでした。




それから誕生日プレゼントは、
毎年掃除の手伝いになったとか。

また、こんなほろりとした
エピソードも書かれています。




■「笑顔で生きんしゃい〜
  122〜123ページ)



 ばあちゃんの一番下の娘、明子おばさんは、
 俺が佐賀に預けられた時は、まだ未婚だったにも
 関わらず、ばあちゃんの家にいなかった。

 喜佐子おばちゃんの家に住んでいたのだ。
 子どもだったので何とも思わないでいたが、
 明子おばちゃんの婚礼の日のことだった。

 婚礼衣装でおばあちゃんの家に現れた
 明子おばさんは、
 頭を畳にこすりつけんばかりに手をついた。



 「お母さん、ごめんなさい。
  家はボロボロだし、
  アラタちゃんはいるし、
  お母さんはトイレ掃除に行っていて、
  私、恥ずかしくて…
  すみませんでした」




 明子おばさんは、喜佐子おばちゃんのところに、
 家出していたのだった。
 美人揃いと評判のおばさん達の中でも、
 明子おばさんは際ってキレイな人だった。
 頭も良かったらしく、勤め先は県庁。
 娘盛りの明子おばさんが、
 ばあちゃんの家に住んでいるのは、
 辛かったのだろう。

              (ここまで引用)



ここからは、私の推測だけれど、
ばあちゃんは、明子おばさんの気持ちを
ちゃんとわかっており、許していたと思う。

しかし、そんなことを
気にしてはおれなかったし、
そんな余裕もなかったのだと思う。
生きていくのにいっぱいで。



こんなことも心にしまいつつ…
掃除一筋で働き続け(78歳まで)
明るさを失わなかったばあちゃん。
本当に「がばい」だと思いませんか?




明日は、このがばいばあちゃんの、
楽しいエピソードを紹介しますね。
これからが、本領発揮です。





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2009年12月06日(日) 「がばいばあちゃん」のお話その1…「極貧生活」

12月にはいるとさすがにばたばたしますね。
先日は、失礼いたしました。 <(_ _)>

さて、今日は、そんな忙しい師走に、
心あたたまり、そして、元気な気分にしてくれる、
本からのお話紹介です。
先日、私自身がばたばたとして忙しく、



「そうそう、忙しいという字は、
 心を亡くすって書くんだわね〜」




なんて思ったりしました…(反省)
心がぎすぎすしていて、小さなことに腹を立てたり、
いろいろと気になって、周りの人が許せなかったり…と。

私には、そんな気分のときに、読む本が何冊かあります。
自分を戒める本だったり、考える本だったり、
気分を楽しくしてくれる本だったり…
今日、紹介するのは、その中の一冊で、
(今はもうシリーズ化されていますが)
楽しくしてくれる本です。




で、何の本かといいますと、
知っている方も多いと思いますが、
島田洋七さんの書かれた、




「がばいばあちゃん」
(※「がばい」とは、すごいばあちゃんと
  いうことだそうです) 




のお話で、
こちらの本からの紹介になります。








島田洋七(本名/徳永昭弘)少年は、
小学校2年のときに、訳あってなかば強制的に、
佐賀に住む母方のばあちゃんのところにあずけられます。
このばあちゃんとの生活を書いた本です。



この
「がばいばあちゃん」が、
たくましくてステキなんですよ〜
そして、ユーモアたっぷりで
明るくてステキなんですよ〜

こんなふうに歳をとりたいと
この本を読み返すたびに
強く…思います




どんなふうにステキか、
どんな「がばい」ぶりなのか、
今日は、そんなお話紹介です。

この佐賀での暮らしは、極貧生活で、
食べるものもない日があったといいます。
その時のエピソードです。





■5ページから


ある夕ご飯の席のことだった。
「ばあちゃん、この二、三日、
 ご飯ばっかりでおかずがないね」
俺がそう言うと、


ばあちゃんはアハハハハハハ……
と笑いながら、
 「明日はご飯もないよ」
と答えた。



俺とばあちゃんは顔を見合わせると、
また大笑いした。 





■82〜84ページから


学校から帰った俺は、
ランドセルを置くやいなや、
「ばあちゃん、腹へった!」
とうったえた。
だが、その日はきっと何もなかったのだろう。


ばあちゃんは、
「気のせいや」
と、返してきたのだ。



そう言われると、
まだ9つかそこらの俺は、
「そうかなぁ」と
大人しくしているしかない。

もう日は暮れていて、
外で遊ぶことはできないし、
テレビなんてあるはずもない。
手持ちぶさたな俺が、
「何しようかな?」


と、ポツリと呟いたら、
ばあちゃんは、
「もう寝なさい」
と言うではないか。



時計をみると、まだ夕方の4時半。
いくら何でも早いとは思ったが、
寒かったので俺は素直に布団に入り、
いつしか寝入ってしまった。


多分、夜の11時半くらいだったろう、
俺は、いくら気のせいやと言われても、
お腹が空きすぎて目が覚めた。
隣に寝ているばあちゃんを、
「やっぱり腹へった」
と揺り起こしたら、今度は、
「夢や」
と言われてしまった。





がばいばあちゃんは、
こんな極貧もユーモアとたくましさで
乗り越えていたのです。

そして、この極貧のことを
こんなふうに話してもいました。





■52〜53ページから


木の実をおやつに、おもちゃも手作り、
スポーツも走るだけという、
いたってシンプルな貧乏生活。

まだまだ子供だったし、
そう辛いとも思っていなかったが、
それでもある日、
何となくばあちゃんに言ってみたことがある。


「ばあちゃん、うちって貧乏だけど、
 そのうち金持ちになったらいいね!」



しかし、ばあちゃんの答えはこうだった。


「何言うとるの。
 貧乏には2通りある。
 暗い貧乏と明るい貧乏。

 うちは明るい貧乏だからよか。
 それも、最近貧乏になったと違うから、
 心配せんでもよか。
 自信を持ちなさい。
 うちは先祖代々貧乏だから。

 第一、金持ちは大変と。
 いいもの食べたり、旅行行ったり、忙しい。
 それにいい服きて歩くから、
 こける時も気ぃつけてこけないとダメだし。
 
 その点、貧乏は最初から汚い服着てたら、
 雨が降ろうが、地面に座ろうが、
 こけようが、何してもいい。
 ああ、貧乏でよかった」



………………………………………………………………

「ばあちゃん、お休み」
としか言いようがない俺だった。





というような生活だったということです。
しかし、がばいばあちゃんのステキさは
こんなものではありません。

明日も、引き続き、ばあちゃんの
ステキさを紹介しますね。





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2009年12月03日(木) 臨時休みしてます

《お知らせ》

12月に入り、ばたばたしており、
本日、臨時のお休みします。 <(_ _)>
せっかく来ていただいのに、すいません。



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2009年12月02日(水) このばっちいものはなんだろう?そして謎は解けた。

昨日から引き続き、
街角でみつけた、ちょっと不気味なもの、
今日はその2です。
私は、これを見つけたとき、



「これは、スリラーにでも、
 出てきそうだね〜」




なんて、思ったのでした。
なんとなくね。
違っていたけど…





それは、
東新宿のドン・キホーテの
すぐ近くで見つけた。









何かというと、
近寄ってみると、
ほら、これだ。








「このそこはかとない
 不気味さとばっちさを
 醸し出しているものは、
 いったい何だろうね?」




と、近づいて、
まじまじと見れずにおれなかった。
これは、何ですかね?




電話ボックス?
当然、そう思う。





そこで、
中をのぞいてみることにした。




どれどれ?
中はどうなってるの?





すると、
中はこんなだった。








「おっ、確かに、
 うんと昔に使ったような、
 電話機があるね。
 でも、もちろん、
 使えるようではないね、
 ぶらりんとしているし…」




よくよく見てみると、
いろんな線はあるようだけど、
この線が、何の役目をしているのか、
皆目検討もつかなかった。

ぐるりと回りを見たけど、
それらしい役割があるとも
思えず、謎が残った。




しかし、大丈夫。
このものの謎は、
ちゃんと解けたのだ。





帰ってきてからネットで
調べたら分かったのだ。



あのね、この店の名前は
「韓国軍隊風居酒屋
 DMZ(非武装地帯)」
というがっつりした名前で、
この店の、店頭ディスプレイに
かつては使われていた
ミリタリーアイテムだと
わかったのだった。


(かつてのこのものの写真はこちら↓
 「韓国軍隊風居酒屋
 DMZ(非武装地帯)」




このかつての写真を見ると、以前は、
店頭はずいぶんキレイで、かっこよかったと分かる。
だけど、今は…スリラーっぽい。
 
私には、ただのばっちいものにしか見えず…
申し訳ないけど、
店がうらぶれて見えるから、
店頭に堂々と置いておくのも、
なんだかな、なんて思ったのだった。

ま、そんな私の
余計なお世話の感想はさておき、この
「韓国軍隊風居酒屋DMZ(非武装地帯)」
のね、売り文句に、こんなことが
書かれていた。
(看板の下の方ね)








「母は息子を20年の歳月をかけ
 一人前の男性にするが、
 DMZはたった20秒で
 最強の戦士を無限に
 作り上げる」




20秒って…早いね…
やや??も感じたけど、
そんなことらしい…
ふぅ〜ん。




ということで、
ひとまず、このものの、謎は、
しっかりと解けたし、
この店の歴史もかいま見れたのでした。
よかった、よかった…





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2009年12月01日(火) ちょっと不気味?…なんて思ったものその1

今日は、街角で最近見つけて、



「これは、なんだろうね?
 ちょっと不気味だね」




なんて、思ってしまったもの、その1です。
街角には、なんだかよくわからないものも
たくさんあって楽しめるけど、
こんなやや不気味なものもあるのでした。





それは、
こんなところで見つけた。









「おやっ、なんだか
 変な植木があるね?」




と、遠くから見たとき思い、
近づいてみたら、こんなものだった。









ま、素直に言えば、
「大中小の植木鉢に、
 枯れたような白い木が
 入っている」 

だけど…
なんとなく不気味さを
感じるのだった。
このにょきにょきさに。


(それと、いちばん上の写真で見えている
 植木の手前の小さな屋根のある
 肌色のダクトみたいなものも
 ついでに気になった…なんでしょうね?)




植木鉢が、うんと小さく見えるほど、
いっぱいの枯れ枝?のようなものが
無理やりつっこまれていて、
なんだかとても奇妙だった。
これは何ですかね?








まじまじと見てみても、
想像力のない私には、
枯れ枝としか見えなかったけど、
流木かなんかなんでしょうかね?
(植木鉢のイラストもお魚だし…)

何かに使うものなんでしょうかね?
例えば、部屋に飾る装飾品とか?
それとも趣味かな?




でもま、
私などにわからなくても、
きっと何か意味があるものか、
捨てるに捨てられない大切なものか、
そんなものに違いないと思ったのだった。
玄関先に置いてあるしね。




明日も、引き続き、
やや不気味だと感じもの、
ご報告しますね〜





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