2007年11月29日(木) |
H本事件の、残念で半端な結末 |
私は興味津々である。 この状況が、どう収拾なされるのか。 おばさんも心配そうに見守っていた。
ともかく、 このとんでないビラを なんとかしなくてはいけない。 しかも早急に。
私は、一刻も早く、このビラを拾い集めるために、 お巡りさんたちが何かをしてくれることを期待した。 例えば、大急ぎでゴミ収集車を呼んでくれるとか、 応援のお巡りさんを呼んでゴミを拾うとか、 もちろん、そうなれば、私も手伝うつもりはあった。
しかし… ことはそうは 行かなかったのだ。
驚いたことに、 何を思ったのか、 この二人のお巡りさんは、 また自転車に乗り、 この場所を離れようとしたのだ。 私は思わず、声を出した。
「えっ、行っちゃうんですか? このままにして?」
すると、お巡りさんの一人が、
「ええ、ちょっといろいろと 調べないといけないことがありそうなので、 いったん交番に戻ります。 そのあとで対処しますから…」
と答え、 二人ともいなくなってしまったのだ。 しかも、なぜか、別々の方向に 自転車に乗って行ってしまったのだ。
あらら、 お巡りさんたち、 行っちゃったよぉ…
というわけで、呆然としている おばさんと私を残して、 お巡りさんたちは、いなくなってしまった。 思わず、私とおばさんは顔を見合わせ、 ため息をつき、二人で、
「困りましたねぇ… あとの対処って何でしょうね。 いつ戻ってくるんでしょうね、 何を調べるんでしょう、 いつまでこのままなんでしょう…」
などと話し合った。 しかし、私たちにはどうすることも出来ず、 しばらく立って待っていたけど、 お巡りさんたちは、 いっこうに戻ってくる様子もない。
私は、だんだん帰らねばならない時間に なってきたので、かなり悔しいことだが、 おばさんに事情を話し、この場を離れることにした。 おばさんは、頷きこう言った。
「このままにはしておけないから、 あとでゴミ袋を持ってきて拾うわ」
おばさんは、 この近所に住んでいる方だったのだ。 私は、
「気をつけて拾ってくださいね。 車の往来もあるから」
と言って、おばさんと別れた。
そんなわけで、この後、どうなったのか、 お巡りさんたちは、どう動いたのか、 何か事件性があったのか、悔しいが、 最後まで見届けることが出来なかった… 残念!!
駅に向かう帰りの道々で、 こんなことをした人は、どんな人なんだろうと考え、 そして、自分なりに推理をしてみた。
Hな本が大大好きな人で、 ひっそりとコツコツとH本を買い集め、 誰にも知られずに密かに本をためていた。 そして、この本を見ては喜んでいた。 H本を集めることだけが生きる糧だったのだ。 (きっとこんな人は、女の人にはモテないね)
しかし、ついに、 それが誰か(母とか家族に)に 見つかってしまったのだ。 そして、ものすごくびっくりされ、 怒られるか、非難されて、 どうしても、どうしても、 処分せざるを得なくなったのだ。
しかし、とてもそんなに簡単に、 処分するなんてできない。 だって、長い時間とお金もかけて集めてきた 自分にとっては宝モノだから。 それを捨てるなんて…ものすごく悔しい。 泣く泣く捨てることにしたものの、 ただ捨てるには忍びない。 そこで、道路にばらまいたのだ。 せめてもの腹いせと、 コレクターとしての存在を示すために。
こんな人なのではないか、 私は勝手にそう思い結論づけた。 しかし、どんな理由があろうと、 こんなふうにばらまくなんてとんでもない。
「こんなことをした人、 出てきて拾いなさい!! 拾ってさっさと 処分しなさい!!」
私は心の中で、犯人に怒ってやった。 でも、この後、どうなったんでしょうね、 あーあ、最後まで見たかったなぁ… お巡りさんたちが何かしたのか、なんて。
というわけで、かなり 残念で半端な結末になったのでした。
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2007年11月28日(水) |
これは、事件だね…うーむ、すごいねぇ |
今日は、事件の話だ。 しかも、かなりびっくした事件だ。 (私は事件だと思っているのだが…)
先日、用事があり西武沿線の街に行って来た。 そして、用事が終わり、駅に向かう途中、 葉っぱが色づき、とてもすがすがしく 秋は、木々がきれいだなぁ… 街全体が秋色だね、なんて思いながら、 ゆっくりと駅までの道を楽しんで歩いてくると、 こんなふうに道路に ビラが散らばっているのが見えた。
「あれっ、なんだ、なんだ? ビラがあちこちに散らばっているぞ 変だぞ!」
なんだか、すごい量の紙が 散らばっていた。
「あらら、これは、印刷物を落として 行ったのかもしれないね」
などと思い、近くまで歩いていき、 ふとそのビラを見ると、 なんと、そのビラは、こんな感じのものだった。
「ひぇ〜、Hな本の切り抜きだぁ」
しかも、 かなり大胆なものが多い。 その大胆なHな切り抜きが、 何百枚も、道路に 散らばっていたのだ。
さっき、この道を通った時には、 こんなビラはなかったので、その後に この道に散らばったのだと思う。
「ひえぇ〜、これはまずい。 これは、ひどいね、なんで?」
と、立ち止まってそのビラを見てみると、 本当にすごい状態のHなものが多く、 こちらが恥ずかしくなるほどだった。
これは、車から落ちた印刷物というより、 誰かが故意にこのあたりに、 自分のコレクションを切り裂いて、 ばらまいたとしか思えないと私は思った。 同じものがなかったし、Hな場面の写真入りが とても多かったからだ。
この道は、人通りも多く、学生たちも 通る道だし、こんなビラが落ちていては、 大変なことになる。
このビラを どうしたものだろうと、 考えていると、 そこにお巡りさんが 二人やってきた。
どうやら、私の前にいたおばさんが、 交番に電話をしてお巡りさんを呼んだようだった。 そのお巡りさんたちが、自転車で飛んできたのだ。
「あ、お巡りさんが来た。 これは、どういうことか、 ちょっと聞いてみねば」
と、思い、大急ぎでお巡りさんとおばさんの ところに駆けていった。 そして、おばさんが、お巡りさんに、 話をしていることに聞き耳をたてた。
「こんなすごい状態で、こんな変なもの… 何とかしてください、ほら、ひどいでしょ?」 「うーん、これは、誰かがばらまいて 行ったとしか思えませんね。 キレイに切ってあるから。うーん。 何か、誰か見ましたか?」 「いいえ、気がついたらこんなになってて。 あわてて、交番に連絡しただけです。 誰も見てないわ…」
ともかく、お巡りさんたちも かなりびっくりしたようで、 どうしたものか、考えているようだった。 そして、お巡りさんは、 近寄って行った私にも、こう聞いてきた。
「何か、誰か見ましたか?」
そこで、私は、30分ほど前にここを 通ったときには、こんなものはなかった、 でも、それ以外は何も見ていないと、話した。 これで一応、私もこの輪の中に参加することが出来た。
お巡りさんたちは、私たちにその他、 何時頃に気がついたか、など、 簡単な質問をして、大きく頷き、 腕組みして、ひそひそと二人で話しあっていた。
どうするのか、 この状態を? このお巡りさんたちは、 どう対処するのか?
私とおばさんは、この二人のお巡りさんを 期待を持ってじっと見つめていた。 かなり長い間、二人はひそひそと話、 どこかに電話をしたりしていた。 このお巡りさんたちがどうするのか、 興味津々でもあった。
しかし、ことは私たちの思うようには 運ばなかったのだ… この話の続きは明日書きますね。
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2007年11月27日(火) |
「どうよう歌の会」の苦悩 |
昨日からの続きです。
と、その前に、この「どうよう歌の会」の話を聞いてから、 ウォーキングしていると、どうようが頭に浮かんできて、 今日なんて、「月の砂漠」を歌ってました(笑) (でも、月の砂漠ってどうようなんですかね?) 途中から、歌詞がはっきりしなくなって、 るるるぅ〜なんてなってましたが。
さて、昨日の続きです。
伴奏の話になったとき、 主催者の男性は、 やや曇った声になって こんな話をしだした。
「こんな小さな会でもね、 いろいろとあるんですよ」 「え、そうなんですか?」
「ええ、あるんですよ。いろいろとね。 伴奏のことなんかでも、 ある人は、アカペラのままでもいいといい、 ある人は、500円出してもいいから、 毎回、伴奏付きがいいと言うんです。 意見がまとまらないのです」
「あらら、そうなんですか…簡単に伴奏が あればいいとはいかないのですね」 「伴奏をお願いするとなると、やっぱり お金がかかってきますからね、そうなると、 なかなか…意見がまとめられなくて… いろいろな暮らしぶりの方がいるものですから。 どうしたものかと、思っているんですよ」
ということで、この伴奏については、 この主催者の男性もどうするべきか、 悩んでいるらしかった。 このような小さな会でも、何かとあるらしい…
ボランティアで、伴奏してくれる人でも みつかるといいのだけれど、それも、 ままならないようだった。
その他、人集めも、この主催者が一人で、 ビラを書き、あちこちに貼ったり、 区報に出したりして、やっているらしかった。 だから、このところ、あちこちでこのビラを 見かけるようになったのだ。 また、この会の中でやるゲームなども 考えているとのことだった。 一人で奮闘しているらしかった。
ふと、私は、 何でこんなことをしているのだろうと、 思ったので最後にこう聞いてみた。
「どうよう歌の会を、 やり始めたキッカケって何だったんですか?」
「あのね、 みんなで楽しい時間を持てたら、 って思ったんですよ。 楽しいことして… 今はあまり、年寄りが 楽しめることがないでしょ? 歌でも歌わないとね。 このどうようを歌う会では、声が枯れるまで、 みんなで大きな声をだして歌うんですよ。 それだけでも、 ストレスの発散になるでしょう? そんな機会でもないとね」
ということで、お年寄りに、 楽しい時間を過ごしてもらいたいということが、 大きな動機になっているようだった。 主催者のこの男性の素朴なこんな思いから、 始めたということだった。
確かに、大きな声で歌うのは体にもいいし、 ストレス発散にもなるので、いいことだと思う。 しかし、そのことで、この主催者が一人 大変な思いをしないようにしてほしいと思った。
ここまで聞くと、今度は、 主催者が私にこう聞いてきた。
「ところで、あなたはこの近所の方ですか?」 「はい、近所です。このごろ、よくこのビラを 見かけるものですから、 聞いてみようと思ったのです」
「それなら、ぜひ、12月はいらしてください。 クリスマスの歌をいっしょに歌いましょうよ。 大きな声で、声が枯れるまで歌えますよ。 どんなどうようでもいいんですからね。 アメと水を持って、是非きてください」
ということで、参加をすすめられてしまった… しかし、どうも、参加しようと、 積極的には思えなかったので、こう答えた。
「はい、時間があれば、お伺いします。 ところで、これからも、みなさんで、 楽しい時間が過ごせるといいですね」 「ええ、なんとか、もっと多くの人に 来てもらえるようにしたいと思っているんです。 そのため、どうしたらいいか、 いろいろと考えているんですよ」 「伴奏の件もうまく解決するといいですね。 今日は教えて頂きありがとうございました」
と、私はお礼をいって電話を切った。 そんなわけで事情を知れたが、 あの駐車場に貼った1枚の謎のビラ、
「どうようを歌おう」
から、本当にいろいろなことが 見えるものだとしみじみと思った。 主催者はこれからも、 ビラを貼り続けていくそうだ。 これから、ますます、目につくことが 多くなるかもしれない。 そして、このビラを目にするたびに、 私はこの話を思い出すだろうと思う。
そして、
「どうよう歌の会、がんばれ! 主催者がイヤにならず、主催者も楽しめて、 そして、参加者も大いに楽しめて、 長く続いていくといいな」
と思ったのでした。
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2007年11月26日(月) |
「どうよう歌の会」の実態! |
さて、昨日からの続きです。
私は、興味津々で「どうよう歌の会」に 電話をしてみることにした。
電話をしてみると、男性が出た。 一般の電話だったので、こんなふうに切り出した。
「どうようを歌おうのチラシを見て、電話を してみたのですが、こちらでよろしいですか?」
すると、男性は、ちょっと びっくりしたようにこう答えた。
「あ〜あ、はいはい、こちらでいいですよ。 ただ、今度12月の開催になりますけれど…」 「はい、あの参加する前に、ちょっと会のことを 聞きたいと思いまして…よろしいですか?」
「この会は、今年の6月に始まったばかりなので、 まだまだなんですが、どんなことですか?」 「えーと、どんな方々が、毎回何人くらい、 いらっしゃるのですか?」
「始まったばかりなので、まだ何人と言えないのですが、 前回は7〜8人集まりましたね。 でも、多い時は14〜15人くらい集まりました。 年齢は、50〜80歳くらいですかね。 若い人はいません。あ、一人、お孫さんを連れて 来る方がいるので、お子さん一人ですね。 それと、会場費負担で毎回200円、 いただくことになります」
どうやら、まだ始まったばかりらしい。 この電話に出た主催者の男性は、 年齢にしたら60歳以上の感じで、 話し方は柔らかく、丁寧過ぎるほど、 丁寧に教えてくれた。
会場費については、負担をお願いします、 と、何度か言っていたから、 何か気になることがあったのかもしれない。
「そうですか…で、どんな歌を歌うんですか?」
「昔でいうところの愛唱唱歌ですね。 最初はだいたい、 どんぐりころころあたりですね。 そのあと、月の砂漠あたりかな。 一人が歌い始めて、その後を追って みんなで歌うって感じで、 自然に歌うって感じですね」
ということで、歌う歌ははじめから 決まっているわけではなくて、誰かが 歌い出して、その歌を歌うという感じらしかった。 だから、毎回さまざまな歌が 飛び出すということだった。
「伴奏は、あるんですか?」
「あ、いえいえ、普段は、 あの、アカペラって言うんですか、 それです。 でも、12月はピアノの伴奏がつくんですよ。 そして、クリスマスの歌を中心に歌うんです。 例えば、きよしこの夜とかね。 ゲームとかもしたいと思っています。 12月は、盛り上がると思いますよ」
どうやら、普段は伴奏はつかず、アカペラ…らしい。 でも、12月は特別にピアノの先生が来てくれて、 それにあわせて歌うらしかった。 また、ちょっとしたイベントもすると、 張り切っていた。
「やっぱり伴奏があると 違うでしょうね」
「ええ、やっぱりみなさん、張り切りますね。 以前、一度、プロの方ではないんですが、 どうようくらいならバイオリンが弾ける、 って方がきてくれて、バイオリンで伴奏を したときには、楽しかったですからね。 この方も時々来てくれるんですよ。」
どうやら、こんな方も参加していて、 バイオリンで伴奏をしてくれるらしい。
ところが、 私が、それはいいですね、といったら、 主催者の男性は、少し声を曇らせた。
そして、やや切ない、 話をし始めたのだ。
この続きはまた明日書きますね。
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2007年11月25日(日) |
「どうようを歌おう」の謎、解けました! |
今日は、またまた一つ謎が解けたお話だ。 謎が解けると、なんだか妙に嬉しい!
さて、今日の謎は、しばらく前に 「またまた、これは何ですかね?あるね、謎のもの」 で、書いた謎のビラ「どうようを歌おう」だ。 このときには、このビラが単独で貼ってあったので、 なんだかよくわからなかったのだ。
しかし、先日、 ついにその謎を 突き止めたのだ。
先日、いつものようにウォーキングを していたら、見つけたのだ。 大きな交差点近くのブロック塀でまたビラを。
ほら、こんなふうに、 「どうようを歌おう」のビラが、 堂々と大胆に貼られていたのだ。
「あっ…、謎のどうようを歌おうだ! こんなところにも貼ってある!!」
私はびっくりしてこのブロック塀に 大急ぎで近づいて見た。 すると、今度は、このビラの側に、 こんなふうに、紙が貼ってあった。
おやっ、 今度は何か書いてあるぞ、 何だろう?
そして、この紙を見ると、 手書きでこんなことが書かれていた。
「どうよう歌の会 クリスマスを歌おう 11月のお知らせ
暑い夏も終わり、ようやく涼しくなりました。 音楽の秋です。大声を出してください。 ○○地域センター(午後1時〜3時)
11月11日 日ようび 12月23日 日ようび
10階 音楽室です。 参加費200円 楽しいひと時をご一緒に過ごしましょう。 ご近所のお友達、ご家族の方もお誘いください (などなど…あとは細かい字)」
どうやら、「どうようを歌おう」は、 「どうよう歌の会」が主催で、地域センターなどで、 みんなでどうようを歌う活動だとわかった。 どうよう喫茶ではなかったらしい…
そして、よーく読んでみると、 12月23日には、○○先生の、 ピアノ伴奏がつくらしいことも。
つまり謎の「どうようを歌おう」ビラは、 歌の会の募集とお知らせのビラだったのだ。
ふーむ… 地域センターでどうようを歌うらしい、 そして、この手書きの紙を見ると、 かなりローカルな感じがする。 いったい、どんな会なのか。 どんな人たちが主催しているのか?
やはり、ここは、 このどうよう歌の会の実態を 突き止めねばなるまい。
謎があると、どうしても解明したくなる。 そこで、いつものように、 「どうよう歌の会」の主催者に 電話して実態を聞いてみることにした。 そして、 ついに先日電話をしてみたのだ。
すると… わかったんですねぇ、 「どうようを歌う会」 の実態が。
そして、 ほのぼのとした実態が分かったのだった。 この話の続きは、明日書きますね。
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2007年11月22日(木) |
夜のディズニーシーに行ってきた |
今日は、夜の「ディズニーシー」に行ってきたお話。 夜は初体験(日中は2回ほど行っている)だったので、 とても楽しみにしていて、
「夜は、どんなものなんだろう」
なんてわくわくして行ってきた。
風が思ったより強く、寒かったので、 寒さ対策だけは万全を期さねばならないと思い、 故ダイアナ妃も身につけていたという 防寒下着ダマールを着込み、ホカロンをおしりの ところに入れ、手袋にマフラーを装着し出かけた。 これは、正解で、寒さは思ったほどに感じずにすんだ。
そんな準備万端で、いざ出発。 いつもの仲間たち(4人)と元気に出かけた。
舞浜の駅から、ミッキーマウス形の窓がある 「ディズニーリゾートライン」モノレールに乗り 「ディズニーシー」へ向かう。 駅がこんなふうに、クリスマス仕様になっていた。
約10分ほどで「ディズニーシー」に到着。
クリスマスシーズンに入っているし、 3連休前の夜だから、 混んでいるとは思ったけれど、
いやぁ、びっくり! 本当に混んでいた。
ほら、 入場券売り場なんてこんな。 混むんだね。
さて、園内に入ると、シーの玄関口にある、 巨大地球儀がライトアップされていた。
「おおっ、美しい…」
思わず見とれる。
入ってしばらくすると、園内の湖(メディテレーニアンハーバー)で、 「火の精と水の精が壮大なスケールで繰り広げる愛の物語」 の「ブラヴィッシーモ!(BraviSEAmo!)」 が始まった。 大勢の人が湖を囲み熱心に見ていたが、 私ともう一人は、トイレを探すのに忙しくて、 このショーーをみることはできなかった。 相当、華やからしかった。
また、園内には、こんな クリスマスイルミネーションがあちこちにある。
さて、そんな園内をきょろきょろしながら移動し、 最初に「アメリカンウォーターフロント」にある、 ブロードウェイ・ミュージカルシアターで、 「ビッグバンドビート〜クリスマス・スペシャル〜」 を見ることにした。 これは、園内の案内お姉さんのおすすめだった。
このショーはとてもキラキラとしキレイで楽しかった。 ショーに出たいと思う人の気持ちがわかるような、 きらびやかな演出と衣装だった。
エンタティナーのミッキーマウスが出てきて、 (ドラムをたたき、タップをし、踊りもする) かなり楽しませてくれた。 それに、クリスマスソング、ラインダンスがとてもよかったし、 古き良き時代のアメリカを感じさせてくれた。 この写真はシアターのロビー。
その次に、「ミステリアスアイランド」の 「海底2万マイル」に乗った。
待ち時間0分だったので乗ったけど、 まぁ、これは、乗っても乗らなくてもいいって感じ。 人気アトラクションは、夜でも50分待ちとかだが、 これは、0分だったから、人気のなさがわかる。 でも、待つことが嫌いな人にはいいね。
食事をしようと思うが、 どこのレストランも40〜50分待ち状態。 待っている間に、時間がなくなってしまうから、 私たちは、レストランに入るのを諦めた。 お腹はすいていたけどね。
さて、時間がなくなるので、どんどん歩き (といっても何か目的地があるわけでもなく、 行き当たりばったり)
次に、行ったのが、 「アラビアンコースト」の 「マジックランプシアター」
3Dを楽しめるめがねをかけて見るマジックショーだが、 人間のおじさんが話術巧みでこれは、なかなか楽しめた。 大いに笑ってきた。 これは、待ち時間も15分程度だしおすすめ。
そして、次に、再び待ち時間0のアトラクション、 「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」をみる。
ま、これも、待ち時間0だけあるという感じ。 待つのがイヤという方にのみおすすめ。
この間に、クリスマス仕様の花火が上がり、 その花火も楽しめた。 大きな花火こそないが、カラフルな色や形の花火が あがりディズニーシーならではの花火だった。
と、そんなわけで、ショーやアトラクションを 楽しみ、午後9時半過ぎに園内をでることにした。
で、今回の夜のディズニーシーだけど、 確かに、それなりに楽しめたけれど、 思った以上に園内が暗くて (ライトアップはあまりされていない) 全体の良さがよくわからず、 園内の地図をみるもの大変で、どこをどう回って いいのか、さっぱりわからず、その上、 行った仲間と離ればなれにならないように するのが大変だったで…
「やっぱり日中がいいね」
が正直な感想。 でも、夜は入園料が3100円(日中5800円)と安い。 もっとも、開園時間午後6時〜午後10時の4時間だけど。
そして、夜に行くなら、
○防寒対策 ○どう回るかを事前に計画を立てて回ること ○早めの夕飯をとっていくこと
をおすすめします。 また、お子さん連れだとかなり大変そうなので、 (暗くて迷子になりやすいし、夜だから、 帰りには、ぐずる子が多かった) お子さんといくならやっぱり日中がおすすめ。
てな訳で、 夜のディズニーシーに行ってきたお話でした。 それなりに楽しみ、すっかり満足してきました。
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2007年11月21日(水) |
路上生活者のおじさんとの会話 |
昨日からの続きです。
私が橋を渡ろうとしたら、橋の真ん中あたりに、 路上生活者のおじさんが座っているのが見えた。 おじさんは、じっと動かず、日だまりの中にいた。
「ひなたぼっこでも、しているんだね。 今日はあたたかいからね」
なんて、思って おじさんの後ろを通り過ぎようとした。
その時だった。
おじさんが、突然振り返り、 がらがらした声で、 こう話しかけてきたのだ。
「なんか、食い物もってない?」
私は突然のことだったので、 かなりびっくりした。
しかし、 このおじさんはおなかがすいているのだと思い、 リュックの中にあるパウンドケーキ ひとかけらを取り出した。
私はいつもウォーキングするとき、 ちょっと休憩するときに食べるように、 クッキーとか、おまんじゅう一個か二個くらい リュックに入れて持ち歩いている。 この日は、パウンドケーキを持っていたのだ。 それを取り出し、
「今日は、これしか持ってないの、 これでもいい? あと、のど飴はあるけど」
と、おじさんにパウンドケーキを差し出した。 おじさんは、黙って受け取り、頷いた。
「のど飴もいる?」 (おじさん、頷く)
ということで、のど飴5個も差し出した。 おじさんは、また受け取り、 もごもごとした声で、「ありがとう」と言った。 (そう聞こえた)
おじさんは、パウンドケーキの袋をすぐにやぶき、 もぐもぐと食べ始めた。 そしてあっといまに食べ終わってしまった。 (小さなパウンドケーキだからね) 相当おなかがすいていた感じだ。
私は、おじさんとちょっと話してみようと思い、 おじさんに話しかけてみることにした。
「今日はあったかくていいね」 (おじさん、前を見たまま頷く)
「おじさんは、いつもこのあたりにいるの?」 (再び頷く)
しかし、どうやらおじさんは、 あまり話したくはないらしいとわかったので、 これ以上話しかけるのをやめることにした。 そこで、最後におじさんにこう言った。
「おじさん、これから寒くなるから、 あったかくしてカゼなんか引かないようにね」
すると、おじさんは、 前の方を向いたまま、 突然、こう言ったのだ。
「寒くなると、つらいな。 あったかいのはいい…」
私は、おっ、話ができそうかな、と思い、 「そうだね、あったかいのはいいね」 と、答えると、おじさんは、また、 前を見たまま頷いた。
おじさんは、おなかがすき過ぎて、 話す元気もないのかもしれない、 そんなふうにも感じた。
どうやらこれ以上、長居は禁物だと思い、 私は、おじさんに、さよならを言って おじさんから離れた。 おじさんの姿は、求道者のように見えた。
おじさんが、誰かから、食べ物をもらえるといいし、 できるだけあったかくしてこの冬を越せるといいと、 心から思ったのだった。
おじさんと別れてから、 また秋の道に戻り、秋を感じながら、 てくてくと歩き帰ってきた。
これから本格的な冬に向かいますから、 みなさまも寒くしないようにしてくださいね。 心も体も、ね。
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2007年11月20日(火) |
秋の日もいろいろある… |
このところ東京は天気がいい日が 続いているので、ウォーキングしていても、 とても気持ちがいい。
木々もすっかり色づき、秋らしい風景が広がっている。 私は秋が大好きなので、この時期には 少し長めのウォーキングとなる。 そして、秋色に染まった風景の写真を撮ったりする。
今は、こんな感じだ。 ほんとうにすがすがしい。
まっ、中には秋なので こんな寂しい感じがするものもある。
「なんだか、やっぱり秋だね…」
なんて、しみじみ感じる。 ところで、これはなんですかね?
今日は、そんな秋のウォーキングで 出会ったお話です。
「わぁ、空が青いねぇ…」 なんて、秋の空を眺めながら、 てくてくと歩いていると、 こんな話が聞こえてきた。
「あ〜あ、疲れた、疲れたぁ… 身体がだるい。だるいよぉ〜だるくて、 何にもする気にならないんだよね」 「ああ、わかるわかる… オレも疲れてるな」
「とにかく、疲れているよ。だるいよぉ。 体力なくなっているのかなぁ… 体力をつけるために、走らなくちゃと思うけど、 走るのはイヤなんだよね。でも、しないと、 身体が重くなってくるんだよな」 「うん、走るのはイヤだよね…、 体力使うよな…」
どうやら、 相当疲れているような会話だった。 疲れているんだねぇ… たいへんだねぇ、なんて思ったのだが、 なんと、
この話をしていたのは、 大人ではなく、 小学校5〜6年生くらいの 男の子たちだった。
私は、この少年たちの後ろを歩いていたのだが、 あまりの会話に思わず耳をそばだててしまった。
ひぇ〜 今時の小学生は、 疲れているんだね…
などと、思いながら。 どうやら、この疲れている男の子たちは、 サッカーをしているような話し方だった。 (正確には何のスポーツかはわからなかった)
で、彼らが話しているいるのは、 コーチがらしき人が、自分たちの体力も考えず、 毎日、毎日、
「走れ、走れ、それが基本だ」
なんて言っているらしかった。 それに対して、彼らは、
「あのコーチさぁ、走れしか言うこと ないのかなぁ、こんなにだるいのによ」 「うん、人に走れって言う前に、 自分が走ってみろっつぅの」 「ただ走ればいいってもんじゃないよな」
こんな会話をしていた。 なるほど…コーチに不満があるらしい、 そう思って、聞いていたら、 黙っていた一人が、こう言った。
「でもさ、やっぱり走ること、 基本なんじゃないの」
すると、ぶつくさ言っていた二人も、 黙り込んで、しばらくすると、
「うん、わかってる…」
と、返事をしていた。
私は、なんとなくホッとして、 この子たちから、離れることができた。 心の中で、
「しっかりね…、体力がつけば、 疲れはなくなるよ、 大いにまだ若いんだからね、 これからだよ、人生は…」
なんて、声をかけて。 しかし、今時の子は、 何かと疲れているらしいと、 あらためて思ったのだった。
さて、そんな少年たちと分かれて、 神田川沿いを、のんびりと歩いていて、 橋を渡ろうとしたときだった。
橋の真ん中に、路上生活者の おじさんが、ぽつんと座っていた。 私は、そのおじさんの後ろを 通り抜けようとしたそのとき、 おじさんは、私に突然声をかけてきた。
私はびっくりして、思わず、 立ち止まった。
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2007年11月19日(月) |
これはこれは!べたべただねぇ〜 |
やっぱり毎日ウォーキングができると発見がある。 しかも、かなり楽しい…ね。 この発見こそが、ウォーキングの楽しみだね、 などと、一人で思ったりしている。
さて、今日は、そんな発見から、
「ありゃりゃ…べたべただね、 よく貼り付けているね」
なんて、思ったものたち紹介です。
まずは、これからかな。
それは、こんな路地にあった。 そうバイクね。
何気なく通り過ぎようとしたら… バイクの座席が こんな状態になっているのに気がついた。
「あららぁ〜ガムテ座席だねぇ。 ガムテが、べたべただね」
などとしみじみ思ってしまった。 近づいてまじまじとみると (別にまじまじと見る必要もないのだが、ついクセで) ほぅら、こんな状態で、しっかりと ガムテで固定されていた。
「でも…よれているね」
すでに、このガムテを貼ってから、 相当な時間がたち、相当利用されていると推測できた。 また、貼り重ねないと、そろそろ、 破れてくるのではないかと思われた。
そして、さらに余計なことだが… 暑い時期には、ガムテがべたべたとするんじゃないか、 そして、おしりにガムテのべたべたがつくんじゃないか、 などと思ったのだった。
ガムテ… 意外なところで、 活躍する偉いヤツだと思った。
さて、次はこれだ。
ひぇ〜 なんだ、なんだ? あの車は?
なんて、思わず目を疑った車だった。 ほら、この車。
ほぉ〜 お飾り車だね。 べたべただね〜
いろんなものがべたべたと取り付けてある。 アンパンマン〜おたふく〜 鯉のぼり〜キューピーちゃんまで、 和洋折衷、動物もあり、千羽鶴もある。 そして、後ろの方に紅葉まで飾ってある。
その他、よく意味がわからないシールが、 車のあちこちに貼られていた。 よく読めなかったが、 「鬼の男○公……」とか、 「鬼の凸凹公……」とか、 書いてあるシールのようだった。
何か、有名な車なんですかね? 私は初めて見たけど…
お飾り車…目立つけど、 なんだかちょっと気持ち悪かった。 運転しているのは男性で、 ちょっとおじさんっぽく見えた。 こんなふうに車にべたべたつけて、 楽しいのでしょうかね、 それとも、何か意味があるんでしょうかね? ともかく、私にはよくわからなかった…
ともかく、二つともべたべただった。 役にたつべたべたもあれば、 あやしいべたべたもあるんだね、 そして、人は工夫していろんなことをやるんだね、 なんて、そんなことを感じたのでした。
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2007年11月18日(日) |
おおっ、野口選手だ、渋井選手だ…すごいね。 |
先週は、かなりパツパツ状態だったのですが、 やっと、一息つけましたぁ…ほっとしました。 ウォーキングも出来たり出来なかったりでしたが、 今週からは、またいつも通りできると思います。 どぞ、よろしくお願いいたします。
さて、今日は、昨日行われた、 「東京女子国際マラソン」を見に行ったお話です。
我が家の近所を走るので、毎年、 このマラソンだけは、見に行くことにしている。 有名選手がたくさんでるし、 何度か、運営ボランティアをしたこともあるので、 なんとなくなじみもあるしね。
というわけで、張り切って家を出た。 我が家の近所を通るのは、だいたい 12時20〜25分頃だから、その前につけばいいので、 その時間に着くように、ぶらぶらと出かけた。
マラソン通りに出ると、すでに沿道は多くの人で あふれていて、ざわざわとしていた。 その中にいそいそと入っていくと、 旗を手渡してしてくれる人がいて、 もちろん、私ももらうことにした。
ほらね、これだ。 そして、ぱたぱたと振ってみた。 いいね、旗があると気分が高まるね。
旗をもらって、すっかり応援する気分になり、 今度は、場所取りするために人混みの中に入り、 きょろきょろと場所を探した。
ちょうど、選手たちが水分補給する場所近くが あいていたので、もしかしたら、選手が水分補給する ところが見えるかもと、このあたりにしようと陣取ると、 水分補給担当のおじさんが、他の人に、
「野口選手の補給場所はここじゃないよ。 野口選手はゼッケン31番だから、 テーブルナンバー1のところに行かないと だめだよ、ゼッケンナンバーの末尾で、 テーブルが決まるんだよ」
と教えているの小耳にはさんだ。 どうやら、ゼッケンナンバーの末尾の数字で、 テーブルナンバーが決まると言うことだった。
この当たりは、スタート地点から、 10〜15分くらいなので、水分補給など しないだろうと思ったが、せっかくだから、 テーブルナンバー1に行ってみることにした。
幸い、テーブルナンバー1のところも 空いていたので、私はここで応援することに決めた。 でも、テーブルには何も置かれてないので、 私は、担当のおじさんに聞いてみた。
「選手の水分補給するものは、どこにあるんですか?」 「ほら、これだよ。これを選手が来る直前に 並べるんだよ。」
と、段ボールに入った選手個人が 用意したものを見せてくれた。 選手がそれぞれ工夫をして、 自分のものがわかるようにしていた。
もっともこのように独自のものをおけるのは、 招待選手だけで、一般参加の選手たちは、 こちらの方で、水分補給をするということだった。 こちらは、ミネラルウォーターだった。
さて、そうこうしているうちに、 規制が厳しくなり、車の流れもすっかり止まった。 お巡りさんたちの動きも緊迫感が出てきた。
すると、遠くの方から わぁ〜〜 と、応援の声が響いてきた。
いよいよ来たらしい… わくわく
来た来た!
おおっ、 野口選手が1番で来たぞ。 あ、渋井選手もいるぞ。
私は、旗をぱたぱたと振って、
「いけいけ〜、野口頑張れ〜」
などと、大声を張り上げて応援した。 回りの人たちも、
「北京オリンピックが見えてるぞぉ〜」
などと応援していた。 野口選手たちは、あっという間に通り過ぎた。 すごい迫力で…
その後、どんどん選手たちがやってきたので、 もちろん、そのたびに、
「頑張れ〜」だの、 「いつも通りに走れ〜」だの、 「落ち着いて行け〜」だの、
選手の状態を見て、声をかけ続けて応援した。 回りの人たちも、旗を振って応援していた。
その中に、あれこれ解説してくれるおじさんがいて、 走ってくる選手について教えてくれた。
「あ、この選手は、○○国の△△選手」 「この選手は、■■会社の選手」
などと。 そのために、私は、選手のことを知ることが出来、 楽しく見ることができた。
このおじさんは、どうやら、 谷川真理選手のファンらしくて、
「谷川が走っているはずなんだけど、 ゼッケン501はもう行ったかな?」
と、何度も言っていたけど、他の選手の解説に忙しくて、 ついに谷川選手を見つけることができなかった。 おじさん、がっくり… でも、この近所なので、戻ってきた時(復路)に また、見に来ると言っていた。
そんなわけで、回りの人たちといっしょになって、 めいっぱい応援して、楽しい時間を過ごした。 その後の模様は、テレビ観戦することにして、 家にもどることにした。
結果はご存じのように、 野口選手が圧倒的な強さで優勝。 嬉しかったですね。
よかった、よかった、 応援した甲斐があった、と思ったのでした。 やっぱり、応援するのは楽しいですね。
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2007年11月08日(木) |
どうでもいいけど気になるものたち…植物編 |
《お知らせ》 仕事の都合で来週いっぱいお休みさせて頂きます。 <(_ _)> ちょっとばたばたなんです…どぞ、よろしくお願いいたします。
さて、今日も、昨日に引き続き、 どうでもいいんだけど、 気になると気になるものたち紹介です。
今日は、ブロック塀ではなくて、植木関連だ。 私は、木や植物たちを見るのも好きなので、 これまた気になってしまうのだ。 そして、見つけると、
「ほぉ〜頑張っているね」だの 「これじゃいかんね」
などと思ったり、独り言を言ったりしているのだ。 ともかく、些細などうでもいいことが、 目につくんですね。
さて、最初はこのお宅だ。
とても立派なお宅だが、駐車場の入り口は、 ツタや植物たちに覆われている。
「これじゃ、駐車場は使えないね。 今は車を使ってないんだね」
などと、思って、立ち止まってみた。 よーく見たら、植物たちはとっても元気で、 縦横無尽にあちこちに張り出しているのがわかった。 とても元気な、植物たちだった。
「放っておくと、こんなふうに、 元気になってしまうんだね」
妙に感心していると、この駐車場の片隅に、 エアコンの室外機があるのを見つけた。
この室外機は、大丈夫なのか? こんなに植物に囲まれて、からまれて。 しかも風がでる前面にもびっしりと 植物が生えている。
まだ使っているのかな、この室外機。 もし使っているとしたら、こんな状態で、 大丈夫なのかな?
この植物の状態だと、 しばらく刈り取られてない感じだから、 今年の暑かった夏場は、どうしたんだろう、 などと、余計なことまで考えた。
使っていたら、危ないと思うな。 前がふさがれているもん。 植物たちにも熱風がかかるし…
そこで、たいそう余計なお世話だが、
「立派なお宅なんだから、植物管理は、 ちゃんとした方が安全だと思いますよ」
などと、このお宅にアドバイスをしてきた。 もちろん、小さな声でね。 とても立派なお宅だから、そのくらいは、 簡単だと思うな。
さて、次はこれだ。
「へぇ、こんな使い道もあるんだね」
などと、妙に感心したのだった。 ほら、これだ。
そう、この先は、 入っちゃいけないのだ。
なるほど、わかりやすい、 これだと入れないね。
上はアパートになっているようだが、 今は、貸してないんだね、 と、思っていたら…
その上に人影が見えたのだ。 ちらっとだけど、確かに見えた。 どうやら、誰かがいるらしい。
すると、この入り口だけではなく、 違う入り口があるんだね、と思い、 この家の前をチェックしてみたが、 他に入り口はないように見えた。
とすると、この家の中に、きっと、 出入り口があるんだろうね、 でないと、この植木たちをいちいちどけて、 出入りしなくてはならないもの。
でも、 そんな面倒なことは するまい。 私なら、しないな。
ともかく、この入り口以外に 出入りするところがあるのだと思うことにした。 どうでもいいけど、そんなことまで 気になってしまったのだった。
ともかく、それぞれのお宅に いろいろな事情があるようだったが、 植物たちは、それなりに頑張っているようだった。
そんな植物たちをみつけると、 どうでもいいけど、気になるんですよね。 なんとなくいとおしくて…
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2007年11月07日(水) |
どうでもいいけど、見つけると気になるものたち |
本当に、本当にどうでもいいことなんだけど、 そして、 こんなものを見つけなくていいものなんだけど、 どうしても、目について、
「ありゃりゃ、これは、 どうしちゃったのぉ?」
なんて思うものがある。 どうしても、目についちゃうのだ。
小さなことを見逃さない、 どうでもいいことにこそ目をつける、 大きな余計なお世話大好きな、 そんな「ウォーキングウォッチャー」(勝手に命名) としての宿命かもしれない…なんてね。
なんて、 そんな宿命の話はさておき…
今日は、はっきりいって、 本当にどうでもいいけど気になったものたち、 というより、ブロック塀の紹介だ。 なんだか、目についちゃって。
まずは、このブロック塀だ。
ほら、 こんなふうにべっこりと穴があいている。 しかも、ここだけ。
どうでもいいっちゃいいんだけど、 こんなのを見つけると、私としては、 やはり、チェックせざるを得ない。
「どうしたのぉ?これぇ? へぇ、ブロックってこんなふうに 穴があいているんだね」
などと、独り言を言いつつ近寄り、 このブロック塀をまじまじと一通り観察する。 観察が命だからね。 さわってみたりね。 そして、
ふーむ… これは、ここに何か、 車とかバイクがぶつかって、 それで、壊れたんだな。 しかし、それだとしたら、 相当強くぶつかったんだな。
などと、 誰でもが考えるようなごく一般的な推理をし、 さらに近寄って穴の中をしげしげと見てみたら、 気の毒なことに…
こんなブロック塀の穴の中に、 小さな紙ゴミなどが捨てられていた。
つまり、私だけでなく、 このブロック塀の穴に目をつけた人がいて、 その人は、観察せずに、 穴にゴミを捨てていったのだ。
しかも、ゴミだけでなくて、 たばこの吸い殻まで入っていたのだ。
とんでもないね…
このブロック塀は、何かに強くぶつかられて 壊れただけでなく、近頃では、 ゴミ箱や吸い殻入れにも なってしまっているのだった…
「気の毒にね…でも、 ともかく、頑張るようにね、 いつまでかはわからないけど」
と、ブロック塀に声をかけてあげた。 このままでも、問題はないと思うけれど、 やっぱりちょっと気をつけた方がいいのではないか、 などと思ったのだった。
次は、このブロック塀だ。
ほら、すごくないですか? なんといっても、これは「水の力」だと思う。
私はこれを見つけて、思わず、 驚嘆の声をあげてしまったのだった。 誰もいなかったからね。
「ひぇ〜、 水ってすごい力があるんだねぇ。 こうやって溶かしちゃうんだね」
だって、このブロック塀が溶けているのは、 この場所だけだもん。
エアコンか、なにかの水を流しているのかな? それか、何か酸でも含まれている水なのかな? でも、それだとしたら垂れ流しはまずい。 ともかくブロック塀はぼろぼろに溶けていた。
何年間くらい、こうして 水をたれ流ししているんだろう。 こんなになるほどだからね。 きっと、長いね…
「「一念岩をも通す」でなくて、 「ひと水、ブロック塀も溶かす」だね」
などと、ことわざなど作ってみた。 ともかく、水の強い力を見た気がした。
そして、このブロック塀にも、 頑張るように声をかけてきた。
てなわけで、どうでもいいけど、 とても目について、気になった、 ちょっと気の毒なブロック塀の紹介でした。
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2007年11月06日(火) |
1玉3150円の「元気玉」の味は? |
《お願い…力を貸してください!》 現在、本の原稿を書いているのですが、この原稿を 読んで、ご意見・感想を教えていただきたいのです。 決して、むずかしい原稿ではありません。 力を貸してもらえると、とても嬉しいです。 <(_ _)> 詳細は→「コチラをクリック」 違うページにとびます。
《OK!して頂いた方》ご協力ありがとうございます! 現在、順番にご連絡メールをいれております。 今しばらくお待ちくださいませ。感謝です。
さて、昨日からの続きになります。
父店主は、私に、 1玉3150円もする「元気玉」を食べてみないかと、 進めてくれた。 しかも、こんなふうに言って。
「舌の先でね、転がすように食べてみて。 ちょっと仁丹のような味だよ」
どうやら、「元気玉」は、 水で、ごっくり丸ごと飲んだりしないで、 舌の先で転がすように、じっくりと、 溶かして飲み込むもののようだ。
見た目は、やわらかいチョコレートだ。 しかし、一応クスリだから、 チョコレート味ではないはずだ。 私は、店主の言葉に頷いて、元気玉を ひとかけもらい、口に入れてみた。 そして、舌の先で転がすようにして、 じっくりと味わってみた…
どれどれ…
おっ…こっ、これは…
なんとも言えない味だね… 甘みはほとんどなく、 ねっとりしていて、 少々苦みがあって、 ほんのりクスリくさい。
まぁ、強いて言えば…
栗から甘みをすっかりとって、 それにプルーンを加えてよく練り、 それに、酢を少し入れ、苦みを入れ、 それにクスリを入れたって感じ。
って、わかります? わからないと思いますが、 でも、そんな感じなのだ。
店主が言ったように、仁丹の味かとも思うが、 私が覚えている仁丹は、小さな粒で、 いつも、それをただ飲み込んでいたので、 私にはよく仁丹の味がわからない。 でも、店主が言うのだから、 そんな味なのかもしれない。
ともかく、私は舌で転がして飲み込んだ。 好んで食べる味ではないが、 別にいやというほどのものでもない。 これを、2玉食べている人もいるのだから、 きっと、慣れればおいしいのかもしれない。 ちょっぴりだから、食べても、 体に何の反応もでなかった。
ともかく、私はちょっぴりだが 「元気玉」を食べることができた。 父店主は、私の反応を気にして、
「どうですか?」
と聞いたが、私は、
「何とも言えない複雑な味ですね」
と、答えると、父店主は
「そこが深さなんですよ、いろんな生薬が 入っているので、何とも言えない味なんだな」
などと、言っていた。 そして、
「ともかく、これは、お母さんには いいと思いますよ。本当に元気になる成分が たっぷり入っているし、今なら、1箱10個入りを 買うと、もう1玉おまけがつくからお得ですよ」
と、すすめてくれた。 11月いっぱいは、 1玉おまけキャンペーン中だということだった。
私は、母にも相談してみるとパンフレットをもらい、 もう一度、店内をじっくりと見てみた。 すると、こんなPOPが目についた。
「冷たいあなたと呼ばれないために 冷え性・低体温→大病の原因」
などと、書いてある。 実は私は、低体温でもあるので、 これもちょっと気になったのだ。 そこで、このPOPについて聞いてみた。
「ああ、低体温ですか、それに貧血? それならね、元気玉より、 こちらの商品の方がいいですね」
と、今度は「コンクレバン」と いう商品を進めてくれた。
何でも、この商品は、
「人間の体の細胞の原料となるアミノ酸と ビタミンB群がたっぷり入っていて、 低体温の方には、ぴったりなものですよ」
と、これまた、 このコンクレバンを試飲させてくれたのだ。 飲んでみると、少し甘くて、割とフルーティで、 酵素よりは、遙かに飲みやすいものだった。
父店主は、私には、 コンクレバンの方がいいといい、 効用を話してくれた。 その効用は、
○体力アップ ○免疫力UP ○脳イキイキ ○お肌きれい ○脂肪燃焼
だそうだ。 いいね。
そして、これを飲んだ30分後くらいから、 カラダがぽかぽかしてきて、体温があがり、 体温が上がると、内臓の働きもよくなり、 免疫力もあがる、ということだった。
また、アミノ酸は内臓の動きをよくするので、 鉄分もとりやすくなり、貧血もよくなると 教えてくれた。
「お母さんには元気玉。 あなたにはコンクレバンだね」
と、店主はきっぱり言った。 私も、なんとなくそんな気がしたが、 今日は、お金がなかったので、 そんな店主に向かって、
「はい、母と私で検討してみます」
などと言い、丁寧にお礼を言い、 この漢方薬屋さんを去ることにした。 あ、ちなみにコンクレバンは3本で8190円で、 これでだいたい一ヶ月分くらいだって。
さて、そんなわけで、 漢方薬について、あれこれと情報を得てきた。 帰ってきてから、実家の母にこの話をすると、 母はあっさりこう言った。
「私は、養命酒でいいわ」
そうだった、母は養命酒派だったのだった。 というわけで、母の元気玉はなくなった。
私は、いろいろと考えてみたが、 一度「コンクレバン」を飲んでみようかと 思っているところだ。 いろいろ疑っても、なんだかんだ疑問は残っても、 とりあえず飲んでみたくなる性格なのだ。 なんでも一度はやってみる精神だ。 飲んで何か成果があったら、ご報告します。
最後に、この店には、 やや怪しいこんな人形が立っている。
いろいろな意味がある人形だと思うが、 この人形の足のところに、 違う足があって、なんだか不気味なのだ。 何ですかね…これは。
この人形についても、今度コンクレバンを買いに 行ったときにでも聞いてみることにします。 驚きの事実があったら、ご報告しますね。
てなわけで、漢方薬のお話でした。
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2007年11月05日(月) |
1玉3150円「元気玉」のすごい中身とは… |
さて、昨日からの続きです。
ついに父店主が、若店主に代わって 会話の主導権をとり、この「元気玉」について、 あれこれと語ることになった。 どうやら、この「元気玉」には、 すごいものが入っているらしい… 興味津々である。
そこで、疑問に思ったことを 父店主にぶつけるとこう答えた。
「本当に、これ1玉が3150円なんですか? そんなにすごいものが入っているんですか?」
「入ってますよ、すごいのがすごい量ね。 「牛黄(ゴオウ)」という生薬なんだけどね。 これは、クスリの金とでもいうべきもので、 かなり高価な生薬なんですよ」 「へぇ…クスリの金、ですか… その牛黄って…何なんですか?」
「あのね、牛の胆石を乾燥させたもの、なんだな」 「えーーっ、牛の胆石?」 「そう。この胆石は、牛、1千頭〜1万頭くらいに、 1頭しか見つからないという大変貴重なものでね、 中国では2千年以上前から、クスリとして使われていて、 それを、たくさん使っているので高いんですよ」
ひぇ〜 牛の胆石だって… それが、ものすごく 価値があるらしいのだ。 やっぱり、やることが 違うね、中国。
人間の胆石といえば、 「胆石は、肝臓から分泌される、 胆汁の成分が固まって臓器に溜まるもの」 で、大きくなると、詰まったりして、 かなりの痛みを伴うものだとくらいしか、 わからないが、牛のは、違うらしい…
ふむ… 牛の「胆石」って、相当すごいらしい。 しかし、そんな牛の胆石の効用を、 いったい誰が、何がきっかけで、 発見したのか… しかも、2千年以上も前に…
しかも、 1千頭〜1万頭に1頭…って かなり大ざっぱな気がしなくもない。 広大な中国だから、仕方ないのだと思うが。 でも、どうやって、この牛を見つけるのだろう? 日本の牛でもいいのだろうか? 胆石があれば?
などなどの私の細々とした疑問はさておき、 牛黄、つまり「牛の胆石」が 主成分だということがわかった。 これが貴重なのだ。 もちろん、そのほかにも、 トウキ、センキュウ、カンゾウなどの 生薬も入っている。 で、この牛黄が何に効くかだ。 父店主が説明するには、
「ひどい疲れがある人ほど、効くし、 ひどいストレスがある人ほど、効くし、 そのほか、どうき、息切れ、手足のしびれ、 病後の体力回復にものすごく効くよ。 病気を未然に防ぐことが、中国では、 いちばん大事といわれているから、 そのためのものでもあるしね」
ということだった。 つまり、高濃度な滋養供給らしい。
「なるほど…疲れにいいんですね。 で、この元気玉、一日にどのくらい飲むんですか?」 「症状にもよるし、効き方にもよるけど、 1日1〜2個ですね」
ひぇ〜 1日1〜2個だって。 ということで、 1日 3150円〜6300円だね。
こりゃ、 お金持ちしか続けられないね。 私は、ちびちびとこの1玉を、 一週間くらいかけて飲むのだと思っていたけど、 そんなことはしない。 1日1〜2個、毎日飲むのだ。
私が、とても驚いていると、 父店主が、私を手招きした。 そして、なんと、 こう言ったのだ。
「ほら、これが、 元気玉の中身ですよ。 ちょっと、 食べてみませんか?」
なんと、この1個3150円の 貴重な牛の胆石入り「元気玉」の ホンモノを見せてくれて、 そして、ひとかけを食べてみないかと すすめてくれたのだ。
なんだか… 妙に嬉しい…
そう思ったし、内心興味津々だったが、 一応、遠慮がちにこう言ってみた。
「え、いいんですか? こんなお高いもの?」 「いいですよ、どうぞ、どうぞ。 舌で転がすようにゆっくりと溶かして 食べてみてください」
そう父店主は言うと、「元気玉」を ナイフで、少し切り分けてくれて、 私にすすめてくれたのだ。 まじまじと見てみたら、 なんだか、チョコレートのようだった。 でも、もちろん、違う。
「味はね、そうね、昔あった 仁丹のような感じかな…、 ほら、どうぞ」
そこで、私はもちろん、 「元気玉」を食べてみることにしたのだ。
わくわく… どんな味なんだろう。 牛の胆石入り高価な薬は… どれどれ…
私は、恐る恐る口にいれてみた。 1玉、3150円もする元気玉を…
おおっ… この味は…
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2007年11月04日(日) |
えーっ、1個3150円の薬?そりゃすごい |
先日、子宮筋腫の話のときに、今度は、 「貧血を、何とかしてください」 ということを先生に言われたので、 貧血対策をする決意をした話を書いた。
その後、貧血対策のために、 貧血について調べたり、治療方法を調べてみると、 どうやら、私の貧血は血液検査数値からいっても、 完全な「鉄欠乏性貧血」だということがわかった。 (血清鉄正常値45 私15) 数値の意味はよくわからないけど、 要は、鉄分がものすごく足りないということである。
これは、なんとか、 鉄分をとらねば…
と、もちろん思い、 鉄分が含まれている食品を食べようと思うが、 食物の鉄分の王様レバーが嫌いなので、 現在はプルーンに頼っていた。 毎日、2〜4個くらい食べるようにしていた。 でも、なんとなくこれだけは心もとないので、 すこし、サプリメントも取り入れようと、 漢方薬なども調べていた。
そんな鉄分サプリメントを 探しているときに、 こんな漢方薬を見つけたのだ。
「これです! 元気玉」だ。
この店の前を通るたびに、 私の気をそそる名前だし、 貧血のこともあって、漢方薬に注意していたので、 この「元気玉」が気になっていたのだ。
だって、こんなPOPも貼ってあって、 この玉1個が3150円などと書いてある。 1個が2.5センチくらいの大きさのものだ。
「えーーっ、まさかぁ、 この玉が1個3150円ってことは ないんじゃないのぉ。 でも、究極の元気玉らしい…」
などと、興味津々でもあったのだ。 そこで、思い切って、この漢方薬屋さんに入って、 この「元気玉」がどんなものか、 聞いてみようと、この店に入る決意をした。
実は、以前もはではでの漢方薬屋さんに 入ってみたことがあって、そのとき以来になる。 (詳細は→「はではでの漢方薬屋の話」 その時には、「大高酵素」をすすめられて、 しばらく飲んでみたのだが、 あまりはっきり効果がわからず、 2本飲んでやめてしまったのだった。
それ以来の漢方薬屋さんである。 漢方薬屋さんは、話上手、すすめ上手なので、 用心してかからねばならない。 しかし、今回は、とりあえず「元気玉」について 調べてみることが目的なので、 絶対に今日は買わない、と心にかたく決めていた。 そして、店に入ってみることにした。
「こんにちは。 あの〜、店頭にある、 元気玉って、なんですか?」
こんな、唐突な質問をしながら店に入った私を、 店にいた2人の男性店員は、 待ってました、とばかりに、 にっこりとして、迎い入れてくれた。 (たぶん、この二人は、親子ではないかと思う。 若店主と父店主…だと思うな。 そう推察して話をすすめます)
そして、若店主がすぐに近寄ってきて、 パンフレットを持ち出してきて、 それを見せながら、こう話始めた。
「元気玉は、 白いロウの中に、こんな金色のものに、 包まれて入っているんですよ。 これを、切ったりして食べるんですよ。 ところで、何か気になる症状でも あるのですか? 症状にもよりますからね。」
そう聞かれて、いくぶんか警戒心もあったので、 自分のことよりも、母の症状を言うことにした。 なんとなくね。
「母がいつも、疲れた疲れたと言っていて、 ひざが悪いこともあるのですが、歩くのが 辛いって、しょっちゅう言うものだから。 歩くとぜいぜいするって言うし…」 「年齢は?」 「80歳になります」
すると、奥にいた父店主が、 いきなり私に話しかけてきたのだ。
「80歳じゃ、まだまだ若いなぁ… まだまだそんなことを言う年じゃないね、 うん、おかあさんにはいいね、 これは、ものすごくいい薬なんだよ。 3150円と高いけどね、 すごいものが入っているから、 仕方ないんだよ。」 「え、すごいものですか?」
なにやらすごいものが入っているらしい。 何だろう…何がすごいのか? そして、80歳はまだまだ若いという。 父店主は65〜70歳くらいだと思うけど…
というわけで、 いよいよ、売り込み体制に入ってきた。 私は、警戒心もあったが、 すごいものと言われて、 ますます興味深々になってきて、 店主の話についつい聞き入った。
そして、元気玉について、 いろいろと知ることになったのだ。
この続きは、明日書きますね。
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2007年11月01日(木) |
この小さな犬に、飼い主はいるのか? |
先日のことである。
いつものように、ウォーキングしていると、 (この日は、遅い夕方だった) とある小さな公園の前を通ったときに、私の目の前に 小さな犬が1人でとことこと歩いているのに気がついた。
「あれっ、あの犬さん、迷い犬かな?」
きょろきょろとしてみたけど、 飼い主さんらしき人が見当たらなかった。
しかも、よーく見ると、 どうもヨタヨタ、よれよれしている。 しかも、ちょっとボロボロな感じもする。 でも、散歩用の首輪はしている。
「あらら、もしかしたら、迷って、 このあたりまできたけど、力がなくなって しまったのではないかしら」
なんて、思い、私はその小さな犬の後を追った。
すると、この小さな犬は、この公園回りを ぐるぐると歩いていることがわかった。 なんとか、写真を撮ろうと追ってみたが、 この犬さんは、決してこちらを向かなかった。
「うーん、飼い主さん…いるのかな。 迷い犬かな…」
そこで、私は公園の中をぐるりと回ってみた。 この公園は小さいので、すぐに回れる。 しかし、飼い主さんらしき人は見当たらず、 この小さな犬は、迷い犬か、捨て犬だと思われた。
「困ったね…こんな時には、 どうしたらいいんだろう」
と、思って立ち止まっていると、 遠くから、何やら声がした。
「○○〜〜、○○〜〜」
すると、その瞬間、 この小さな犬は、 いきなり元気になり、 その声の方に向かって 走っていった。
ああ、どうやら、 飼い主さんがいたらしい。 ああ、よかった、よかった…
と思って、 どんな人なのかと立ち止まって見たら、 その道の向こうからやってきたのは、 路上生活者のおじさんだった。
おじさんは、荷物を両手に抱えて歩きながら、 犬の名前を呼び、そのおじさんの元に、 小さな犬は、一目さんにかけていったのだ。
あ、そうか、 路上生活者のおじさんの犬さんだったのね。 そっかぁ、でもよかった、 飼い主さんがいて、などと思っていた。
そのおじさんと小さな犬は、 再会を喜び合い、じゃれついていた。 とても、さっきのよれよれの犬とは 思えなかった。
そこで、 私は、そのおじさんに、 声をかけた。
「こんばんは。 おじさんの犬さんだったんですね。 1人でいたから、誰の犬だろうと思って 心配していたんです」
すると、そのおじさんは、 こう言った。
「オレの犬じゃないよ」 「え、違うの…」 「うん、この犬は捨て犬なんだ。 この公園あたりに捨てられたんだな。 で、かわいそうだと思ってよ、 オレがエサをあげているんだよ。 そうしたら慕ってくれてさ」
「ああ、そう、捨て犬なんだ… おじさんが、エサをあげているんだ」 「うん、かわいそうだろう? なんで捨てたんだか、知らないけどよ。 こんなふうに捨てていくなんてよ」
おじさんは、こう言って、 どこかから、拾ってきたか、もらってきたらしい、 ハムのようなものを、この小さな犬に与えた。 小さな犬は、喜んで食べていた。
「捨て犬なんだ…、ひどいね」 「飼われていた犬だから、人が恋しいらしくてさ。 最初は、警戒心いっぱいだったけど、 こうしてやっと仲よくなったんだ。 まぁ、オレの犬って言ってもいいかな。 でも、鎖でつないでいくわけにはいかないから、 いつ、別ればなれになるか、わからないんだ」 「そっかぁ…」
私は、ことばが見つからなかったので、 このおじさんと小さな犬がじゃれついているのを、 黙って見ていた。 この小さな犬が、誰かの通報で、 保健所に連れて行かれることは 大いにあり得るからね…
その後、おじさんと小さな犬は、 すっかり暗くなった公園の片隅に入っていった。 今日は、あのあたりでいっしょに 眠るのだろうか…
私は、心の中でおじさんにお礼を言って、 この場を離れた。 あの1人と1匹が、できるだけ長く いっしょにいられるといいなぁと思いながら。
そうそう、おじさんがつけたこの小さな犬の名前は、 「ぽんた」だって。
「ぽんた、おじさんに かわいがってもらうんだよ。 そして、できるだけ、 いっしょにいるんだよ」
と、心から思ったのでした。
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