さて、今頃はまぶたの落ちるのを必死でこらえながら全国の小中学生が夏休みの宿題に明け暮れる中、理不尽にも大学生の夏休みはまだまだ続く。この事実は彼らには決して知られてはならないものだと思うのだが、どうだろう。
済まない、少し酔っている。(酒は一滴たりとも飲んじゃいないが)
【モモサポの活動・楽器作りの材料確認】
9月の半ばごろ、モモサポでイベントをやる。和泉市50周年記念ということで、ジャズストリートという計画があるのだが、その一環で我々モモサポは『エコ楽器作り』をするのである。
要するにペットボトルだの、空き缶だのを使って楽器を作るのであるが、これがなかなか曲者だ。まず材料だ。普通にペットボトルとか使えばいいものの、木箱なんぞを要求する。それを加工するために糸のこだのキリだのが必要だというのだから、あんまり気軽にできるものではない。
今回のイベントの対象は子供である。子ども会を読んで客筋を確保する算段は立っているが、この客層が微妙なのだ。子供にキリで穴を開けたり、糸鋸で木箱を切り刻ませたりするのはいかにも危ない。 昨今、子供の事故が増える一方でそんな事故を起こした日には、その損害補償の為に我々は壊滅的な打撃をこうむるだろう。
よって、あんまり危なくない作業でできる楽器を選ぼうにも、なんか二つの紙コップの口を張り合わせてつくった容器に小豆や米を入れるだけのマラカスもどきなど、子供でも簡単すぎる楽器しか残らないのである。 もうちょっと、こう、はさみとかノリで和やかに作業をしつつ、それなりの苦労の上にできる楽器はないものだろうか。それでいてあまり起用でなくても形になり、演奏すると感動的なほど大きな音が出るものがいいのだが。
【アイデア出しの飲み会】
夕方、モモサポの後輩(年齢は同じであるが)ワキニシ君(仮名。イニシャルであると同一であったりする可能性もあり、読みにくくもあるため今後も実名部分は仮名とする)の召集によるアイデアだし会議をかねた飲み会に行った。
俺は正直あまり気が進まなかった。 本人曰く、熱い思いを楽しく語り合いたいらしいのだが、俺にはイマイチその趣旨は理解できない。俺に言わせれば、「楽しい」は結果であり、「熱い想い」は言葉ではなく行動にこそ示されてしかるべきである。 去年卒業していった、タニナカさん(仮名)もそうだった。たまにしか抽象的な「熱い想い」は口にしなかった。みんなが追っていた背中は、演説をしていた彼ではなく、いつも懸命に動いていた彼の背中だ。 だがワキニシ君の場合はその逆だ。「俺は〜したい」「俺はこういうのは違う、こうやと思うねん」と、言葉を重ねるばかりだ。
残念ながらモモサポの活動に専念し、一生懸命になれるやつは今のモモサポにはあまりいない。行動の伴わない言葉にそんな俺たちを一生懸命にさせ、彼と同じように熱い想いを抱かせる力があるだろうか。
暗い話は置いておいて、結果的に飲み会は楽しいものになった。俺から見てあまりモモサポへの所属だけで満足し、活動自体はきわめて受動的に行っている面子が顔をほとんど出さず、ワキニシ君を初め、熱い想いを持っている者ばかりが集まったのがその一因かもしれない。
しかし上記のとおり、俺はあまり乗り気でない会議だったのだが(どうせ実用性に乏しいアイデア満載で不毛だと思っていたから)、ふと使えそうなネタが上がるととたんにテンションがあがってもうわけの分からない状態に。
特に大うけしたのが「油ドッジボール」
スポーツミニゲームみたいな企画があって、そこでふと「油を塗りたくったボールでドッジボールをしたらどうだ」と言ってみたら物凄く笑われた。 たしかに面白そうだと思ったからいったんだが。ほら、「受け止めようとしてツルッ」とか「触れたくないからよけまくるけど外野は不幸だな」とか。 普通にスポーツさせるんじゃなくてめったにない趣向でないと客はこないじゃないか。
ハイテンションでアイデアを語っていたら、しまいにコマチ君(仮名)に言われてしまった。
「想さん、お酒飲んでませんでしたよね」
酔ってるように見えたらしい。 そのとおり、俺は酔っている。酒には酔えないが、自分や雰囲気には酔えるタイプだ。酒抜きで酔えるなんて経済的でいいじゃないか。
おもったより有効なアイデアも出たことだし、割と盛り上がったので、この場をセッティングしたワキニシ君には感謝しよう。
web拍手レス(エラそうなことを言ってしまった、俺はこれから自分の言葉が返ってこないように人一倍動かなければならない)
本日も拍手コメントはナシ。
一日休日。土日は一日キツめのバイトの予定なのでこの休養は正直嬉しかった。
【プレイ:FF10 サヌビア砂漠〜ナギ平原】
9時間以上のプレイなんて久しぶりだ。小説を書くことを考えもしなかった中学時代などは平気でやっていたものだが。とにかく、FF10でもいい所を一気にやってしまおうと考えていたら、それだけ時間を食ってしまったという話だ。
サヌビア砂漠はともかく、アルベドのホームでの戦闘は正直きつかった。ユウナがいないので、回復もままならないし、リュックのアルベド回復薬は使いづらいし。(でも、聖ベベル宮上空でのエフレイエとの戦闘では『ポイズンブレス』後の回復に役に立った) ただ、アルベドのホームあたりからワッカの攻撃力が急激に上がり、あまり使えないと思っていたところから一気にアーロンの攻撃力をも抜いてしまったのには驚いたが。
その直後にある聖ベベル宮への突入シーンは非常に好きだ。爽快感があるし、音楽と状況からすごく気分が高揚する。ま、突入自体は失敗するのだが。
ときに思うのだが、あの試練の間のパズル、攻略本ナシで行った人がいるのだろうか。俺はジョゼ寺院のパズルから自分で考えることをやめてしまったのであるが……。まあ、冷静に見ていれば仕組みが分かるかもしれないし、FF8のラストダンジョンよりましか。それにしても試練の間の為に攻略本を買った人がどれだけいるだろう。(多分、ネットで調べられただろうが)
そこからはエボン最高法廷やら何やらで、寺院の裏切りが続き、メンバー(特にユウナとワッカ)の寺院に対する感情が激しく変わってくる。 思えば、この一連の騒動は、ジスカルのスフィアを発見したことからきている気がする。シーモアは確かにユウナへ求婚したが、それはジスカルのスフィアがなければ断るつもりだっただろうし、シーモアを倒さなければならないというほど彼に対して不信感を募らせはしなかった。 もっとも、ジスカルのスフィアがなくてもアーロンが折を見て(おそらくザナルカンドでユウナレスカと対峙する際に)はなしていただろうし、求婚を跳ねつけられたシーモアがもっと強引な手段をとっていたかもしれないが。
【郵便局へ行く】
9時間ぶっ通しのFF10プレイの合間を縫って、郵便局に行って、保留させてもらっていた内定承諾書を出してきた。 一応速達で出したが、31日までにはつかないかもしれないし、着いても業務時間内には届かないかもしれないということで、一応一本電話を入れる。
これで俺の就職活動は全て終了。もうこの後リクナビを開くこともないだろう。
そのついでに、銀行から5万円を引き出して、母に返す。先月はほとんどバイト代の収入がなかったのでいろいろ借りていた。だが、「貸してくれ」といってもらった分だけで、母が気を回してくれた分はその中には入っていない。 6万の収入があって、5万返したので、残りは1万。これで来月まで生き延びられるだろうか。就職活動が終わって交通費が大幅に削られるので、いける、とおもうのだが。
web拍手レス(昨日の分も書いてあるのでよろしく)
今日の拍手コメントは無し。
2006年08月29日(火) |
アレが悪かったのかコレが良いのか。 |
【会社訪問をする】
内定先の企業では自分の希望である技術職に配属される可能性が低いため、営業とはなんぞやと、前線で働いている先輩に話を聞きに行くことにした。無論事前に連絡を入れてある。 営業はあまり自分の能力が形にならない点が僕には少し引っかかっていたのだが、話を聞くと、お酒を飲みに言ったりして友達っぽく付き合って仕事を取る人もいれば、普通に無口な人でもたくさん仕事を取ってくる人もいるのだそうで、形のない分、自分のスタイルが築きやすいということらしい。 人事の方も含め、今までこの会社で出会った人はみんな好感の持てる人たちだったし、会社の雰囲気も悪くなさそうだ。
この会社に決めようと思う。
【プレイ:FF10 マカラーニャの森〜サヌビア砂漠】
雷平原あたりから続く、暗いセクション。それでもマカラーニャの森でジェクトのスフィアを見る場面や、湖底に落ちたあとのやり取りなどは好き。 ここを抜ければ僕の一番大好きな部分だ。
【鑑賞:SFヘルスラッシャー】
出版会の映画秘境のために見る映画第2弾。 核戦争のため生殖能力のある男女が少なくなっている世界の話で、それだけではなく、奇形に変じたミュータントなどもいる。 主人公は貴重な生殖能力のある男で、性犯罪で捕らえられたところを軍に保護される。そして、その犯罪を見逃す代わりに、同じく妊娠できる女性に子種を植え付けていく種馬になることを義務付けられる。 しかしその相手の女性たちはミュータントの山賊っぽいやつらに捕まっているらしい。これを女性科学者スパングルと共に救出に向かっていく。
前回見たのがよほど悪かったのか、この映画が良いのか分からないが、普通に面白かった。アクションも良かったし、セットなども細かく作られている。 何より、演出などで非常に細かく芸が生きている感じがした。スパングルが主人公に軍で習った“誘惑術”を披露してみせる場面があるのだが、“知識と格好だけでまったく実際に色気が感じられない”という矛盾を含んだ微妙な演出などはその最たる例だと思うのだがどうだろう。
だが、あまりエロい展開は期待しないほうがいい。
web拍手レス(実はFF10のプレイは4周目だったりする)
今日のコメントはなし。
2006年08月28日(月) |
僕は殺人者になっていた。 |
世間的に忌み嫌われる月曜日の朝は非常にゆっくりとしたものだった。 外出の用事は入ってはいるが、15時からで、13時までは自分の時間だ。俺としてはゆっくりできる夜より、ゆっくりできる朝のほうが嬉しい。小説を書くのもなぜかはかどるし、気分的に充実した時間をすごすことができる。 それがなぜ夜にできないのか、それは明確に分からないし、今はあまりそのことについて考察するつもりはない。
【本を補充しに図書館へ行く】
図書館で借りた本のうち、読んでいないものが残り2冊になった。基本的に土日に借りたり返したりするのだが、土日はバイトが入っているのでできないし、これからモモサポの仕事で忙しくなりそうだ。時間のあるうちに読んだ8冊だけでも交換に行くことにする。
ちょっと読んでみたかった本があったのだが、長らく欠けていた『まじしゃんず・あかでみぃ』の2巻が戻り1〜6巻までそろっていたので借りることにした。借りた主は3巻を借りなかったのだろうか。 しばらくは“まほゆめ”にかかりきりになることだし、読むならファンタジー系の方がいろいろアイデアも湧くことだろうと思い、ちょっと読んでみたかった本5冊はあきらめてそちらをとった。あと2冊借りられるが、それは適当に選んだ。
残り時間は“まほゆめ”の最新話を書き進めてすごした。
【バイトの研修に行く】
あまり詳しく述べた記憶がないので、ここで述べておくが、俺のバイト先は派遣会社である。メーカーから依頼を受け、電気店へ販売員を送り込み、そのメーカーの商品を率先して売らせるというのが、その派遣会社の業務だ。 始めたころは、販促業務とはいってもきぐるみを着て愛想を振りまくだけだが、後の仕事は実際に販売員として店頭に立ち、商品の説明などを行う客商売である。
つまり商品知識や接客のための研修が必要なわけで、今日はその研修である。この研修自体にはもちろんバイト代はおろか交通費さえ出ない。こういう土日に一日働いて日給一万円強なので、自給に換算すれば悪くはない稼ぎかと思いきや、こういった拘束時間も考えると普通以下だったりするのである。 今回はとあるメーカーのデジカメを売るための研修なのだが、派遣先の電気店について不穏な噂を聞いた。
曰く「社員がたくさんいるが、その主なは販売員たちの監視である。しかも偉そう」 曰く「売り逃しに厳しいので売りのがすと、あとでどうして売り逃したか報告書を書かされる」
挙句の果てに「昼食の後に、歯を磨くために歯ブラシを持っていかなければならない」という。
不安だ。 前に同じようなバリバリの量販店でデジカメを売ったときには2日目の朝礼に出席した際に、ぼーっとして店長の話を聞いていなかったのを見咎められて追い出されたという苦い経験もあるのでなおさらである。
【読破:『ボクのセカイをまもるヒト』(谷川 流・著/電撃文庫)】
バカっぽいドタバタのコメディを期待していた。その点の期待は外れなかった。 しかしこの著者の代表作である『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズに比べて格段に質は劣る。とはいえ、シリーズ物の第一巻ということでさっぱり疑問のとかれる余地のない展開だったからだろうか。 とにかくその直後に読んだモノの印象があまりにも鮮烈過ぎて特に語るべきものはない。
【読破:『永遠のフローズンチョコレート』(扇 智史・著/ファミ通文庫)】
「あたしは人殺しなの。いままで、三人殺した」
あたしたちが何を望んでも、 世界は世界の都合でしか動かない。 あたしたちのささやかな永遠も、 血も涙もない時間に踏みにじられる。 不死の少女と出会った、殺人者の少女とその恋人。 奇妙な三角関係が織りなす 変わらない日常のリアル―――。
(裏表紙あらすじより引用)
同じくオンライン上で小説を書く仲間の幾人かが読後感をmixiなどで興奮気味に語っていた。 上に引用したあらすじは知っていたし、表紙を見た瞬間から、僕はこれを読むのに覚悟がいると思っていた。
あとがきによると、これはもともと出版するために書いていたものではないらしい。 それだけにエンターテイメントとしてはいささか問題の残る話だった。というのも、主人公たちの状態や心境は、始まったときと終わったときだけを比べれば微妙にしか変わっていないし、結局わけの分からないまま物語が終わった感じがするからだ。
だが、作品の中で主人公たちの、特に主人公である殺人者の少女の心は激しく揺れ動く。それが何にも邪魔されることなく、ストレートに現されており、読者の心に働く引力は非常に強かった。僕は電車の中で読んでいて、完全にその世界に引き込まれ、現実世界のことをほとんど意識できていなかったくらいである。(乗り過ごさなかったのは奇跡のようなものである)
この殺人者の少女を描いた小説を読んでいる間、僕は殺人者になっていた。 もともと僕は本を読むとき、非常に強く主人公に感情移入をする。特に、この作品はその感情移入度を高める効果が強く、僕はほとんど主人公と本の中の世界で存在が同化していたのである。
この作品は人によっては「アブない」「訳分からない」で途中で読むのをやめてしまうかもしれない。だが、人によっては最後まで目が離せなくなる、そういう作品だと思った。
僕としては非常に良質な作品だと思う。
【この日記について】
今日から日記の趣向を変える。 というのも、最近はネタと主張だけの日記で、まず読んでもらうために書いていた文章だったが、それでは日記と呼ぶのは無理がある。
もうコメントレス以外は丁寧語に取り繕うこともしない。 上記の『永遠のフローズンチョコレート』を読んだ直後から自分の感情があふれ出してくる。これを直ちに文章化したかったが、これを丁寧語にとりつくろうと、感じたそのままには表現できないことは分かってい。 そして、自分を正直に出すためには、今後もあまり丁寧語に変換するのは良くないと思う、それが理由である。
web拍手レス(ここから下はいつも通り。一人称が「俺」の部分と「僕」の部分があるのはそのときの気分で変えているからです)
今日の拍手コメントは無し。
2006年08月26日(土) |
映画をたくさん見た日 |
何をトチ狂ったのか、今週で9本映画見ました。
『オーシャンズ11、12』
登場人物が多すぎて油断すると各人の動きが把握できなくなる映画。(特に『12』) ……11も12も微妙に爽快感がないー。ていうか11でお金を盗んだ意味がないじゃないかッ! 暴力に屈してお金を返す展開なんて微妙にリアルで嫌だ! しかも12って、最後の15分だけで後半の1時間が丸々無駄になる構成なのが気に入らん。
『ハスラー』
初めは大負けするが根性で這い上がって最後の大一番を制する、という爽快な物語を期待してみたら、意外にテーマが深く、いい意味で予想を裏切られた映画。 というか、前からいっぺん見たかったのだがモノクロ映画とは思わなかった(パッケージはカラーだったからカラー映画だと思っていた)。「落伍者」と「勝利者」の違いとか、テーマ的に深い考察があって、割と興味深いストーリーだったと思う。
『ハスラー2』
ビンセント(トム・クルーズ)が主人公のつもりで見ていると裏切られた気持ちになる映画。 エディには言いたいことがある。確かにあのまま行けばビンセントはおもちゃ屋の店員で終わっていたかもしれん。だけど、割と純粋にゲームを楽しんでいた彼に稼ぐためのダーティな手管を教え込んでおいて、最後の土壇場でそれを否定するようなラストってどうよ。 師弟モノっぽいのを期待していたのですが、終わってからパッケージをよく見てみたらポール・ニューマンのほうが主役扱いだったし、それを期待してみたのがいけなかったのかもしれません。 それにしてもビンセントはあまりにも可哀想な扱いだと思う。
『ランボー1,2,3』
いつも眠たそうな目で似顔絵の描きやすそうなシルベスタ=スタローンの代表作をいまさら見てみた。 ベトナム帰還兵に対する国家の扱いの酷さを批判しているが、『1』はランボーにもう少し社会性があれば起こらなかった悲劇。ちょっと無理やり感がある。 『2』と『3』は文句のつけようがないくらい面白かった。DVDなので予告編も入っていたのだが、『2』でヒロイン的存在のコーに関してまったく触れられていなかったのは、あの一瞬にして散ったロマンスはほとんど“ついで的”なエピソードだということをあらわしているのか。 『3』はアフガンの男たちの誇りが勇ましい。ああいう男気のある民族性っていうのは大好き。弓矢を使うのも小粋で良かったよ。
戦いに傷ついて、それでも戦いに身を投じるランボーたちの哀愁が素敵な作品だ。
『ミッション・インポッシブル』
オーソドックスなスパイ映画。 『オーシャンズ11』シリーズで失敗したので、同じような路線をたどっているこの作品も見てみた。普通に面白く、良くも悪くも売れ筋映画。特に下記の『SFダンジョンマスター』を見たあとなので、お金をたっぷり使った作品のすばらしさが分かります。
『SFダンジョンマスター 魔界からの脱出』
出版会で出す映画秘境の為に見なければならないノルマのひとつ。B級映画は始めてみるが、なるほど酷い。昔の映画で、資金がないので、稚拙な演出効果に目をつぶってもかなり酷い。
ネタをばらしても、特に問題はないのであらすじから書く。ちなみにせりふなどはうろ覚えなので詳細が違っていても一切責任は持つつもりはない。
まずはピックアップされるのはコンピューター(名前はキャル)と会話をする男・ポール。そういうオタクというにはちょっと偏執な特技を持つ彼は、コンピューターに関する能力は抜群だった。 花売りを見つけて、花を買おうとするポール。だが財布がない。そこでATMからお金を下ろした。そして帰ってきたあとにキャル(喋るコンピューターの名前)が言う。
「残高不足です」 「あとでお金をいれとくよ、キャル」
入れるお金があるのなら、さきほどATMからお金を引き出してくる必要もないと思うのだが。 しかしここで、頭に入れておきたのは「ポールはお金に困っている」という事実だ。
そこに彼の恋人グェンが両手に大荷物を抱えて帰ってくる。その大荷物をみたポールは
「お店を丸ごと買ってきたのかい?」
ポール。アンタの認識の店とは両手いっぱいにもち抱えられる商品しか置いていない場所なのだろうか。 まあ、寒いくらいに針小棒大なアメリカンジョークはさておき、グェンは
「46ドルだったから、あなたの分は28ドルね」
と、彼の分を請求する。まあアメリカは同棲しててもそういうところハッキリするのが常識なのはわかるが、次にポールが出た行動とは……
買ってきた花束を差し出し、「結婚しよう」
明らかに支払いの話をはぐらかしてルー!
もともと20ドル引き出した時点で残高空っぽだもんな。これ以上お金ないもんな。はぐらかすしかないよ。そして結婚すればグェンのお金もポールのお金だ!
しかしグェンはそんな手には乗らない。「私のほうよりキャルのほうを愛してるんでしょ」とか「私のほうだけ向いてくれなきゃいやよ」的なことをいって、首を縦に振らなかった。
で、結婚の話の決着も付かず(支払いの話もぶりかえさず)、寝たらグェンがさらわれ、ポールは戦士っぽいカッコにされて異世界っぽい世界へ。 何かメスティマとかいう悪魔っぽい人が「暇だから付き合え」的なノリでコンピューターの扱えるポールに挑戦状を叩きつけた形。この世界でコンピューター・キャルは篭手上になっており、ビームを出すことができる。
そのビームを武器にメスティマが与える試練をこなしていくことになる。巨大な石像と戦ったり、変なダンジョンの化け物と戦ったり、氷の宮殿みたいなところでさまよったりするのですが、中には切り裂きジャックと戦うシティアクションもあったり、へヴィメタルなどもでてきたりしてシチュエーションはさまざま。 それもそのはずで、そのステージごとに監督が違うらしい。
が、その辺の詳細は語れない。
だって途中、ちょっと寝ちゃってたんで。(オイ) どうせ中身ないから覚えてなくても全然問題なかったんだもん!
とにかくヤマ場というほど緊張感がなかったのと、アクションというには動きがトロい。何しろ戦いのたびに相手から目を離してコンピューターを操作してるくらい。また、演出についてもわけの分からない表現が多い。何かが起こっても、そして問題解決をしてもどうしてそうなるのか分からない。これは、お金がどうとか言う問題じゃない。
その試練をひとつクリアするたびにメスティマととらわれたグェンのいるスタート地点に戻り、メスティマとなにやら会話をするのですが。せめてその議論に一貫性を持たせてほしかった。
あるシーンでメスティマはグェンに「あの男は本当にお前を愛しているのか」的なことを聞きつつ、ポールに「この娘をくれたら外に出してやるぞ」と、愛の試練を持ちかける。 また、違うシーンでは遠い目をして「わしは小さいころ、猫にコールタールを塗ったくって火をつけた。猫は縦横無尽に走り回ってやがて痙攣して死んだ」的な思い出話をする。(それって普通のクソガキだったってことですかメスティマさん) ともかく、彼らの議論には一貫性がなく、また内容が薄くて困った。
最後は、魔法使いのメスティマとコンピューター使いのポールが普通の取っ組み合いになって、ポールが勝利。 危機を乗り越えてグェンはポールの自分への愛を確信し、結婚を承諾する。そしてポールの分のお金を取り立てるのを忘れるのであった。
総評としては、「見るには覚悟のいる映画」「寝るために見るものとしては最高の映画」といったところだろうか。 これをみれば、普通のハリウッド映画がどれだけありがたい存在であるかを思い知ることになる。
web拍手レス(まほゆめ更新に呼応してか拍手はたくさんいただいてます)
今日のコメントは無し。
東京に行ってきました。
というのも、東京に本拠地がある会社に内定をいただいており、それをキープした状態で就職活動を続けていたのですが、前回の日記に書いたとおり、私はもうひとつ会社が受かってしまったので、あまり志望度の高くなかったその会社の内定を断らなければならなったのです。
ところが、私は内定をいただいたとき、「内定承諾書」を提出してしまったんですね。 会社から内定が出ると、大抵書かなければならない書類なのですが、これにサインをしてしまうと「内定しましたよ?」といわれて「おっけー、入りまっす!」という返事をしたことになってしまう、というシロモノであります。 とはいっても法的拘束力は皆無なのですが、これを出した時点で会社としては新戦力として出した人を数えてしまうので、これを提出したあとに内定を断るというのは実は大変な迷惑をかけてしまうわけです。
いや、でも就職課の人に相談したんですが、こういうのは「日にちを決めようと電話した時点で『もういいよ』って言われる」のが普通だそうで、まさか内定取り消しのお詫びのためだけに東京まで呼び出されることになるとは思っていなかったです。
前も一度東京に行きましたが交通費、出ました。今回、完全自腹です。約3万円。 東京にインターンに行っている彼氏の為に何度となく東京まで出かけていった人を知っているのですが、ハッキリ言ってものすごい愛だと思います。(←金額でしか愛を計算できんのかお前は/汗)
私も約束を破って迷惑をかけた自覚はあるので、東京まで行くのはやぶさかではないのですが、正直怖かったですよ。でも就職課の職員さんに相談してみると、「そういう迷惑をかけてるんだから、恨みつらみの一言もいってやりたいんだろう、聞いてやんなさい」とのこと。 そういうつもりで行くことにしたら何か気が楽になりました。
結局、面会は15分程度で終わったのですが、恐れていたより相手の人事さんは理解がありましたし、「『約束を破ったこと』『他の就活生に迷惑をかけていること』などを自覚してくれれば、と思って呼び出した」ということでした。
これから就職活動に向かう皆様。内定をもらったときには慎重な対応を。特に次のことは特に気をつけたほうがいいと思います。
○内定承諾書の提出期限は交渉次第で延ばせます。内定をもらったあとも就職活動を続ける際にはその旨をつたえて提出期限を延ばしてもらいましょう。
○内定承諾書は、法的拘束力こそありませんが、企業と就活生においては契約書のように重要な書類です。安易な気持ちでサインはしないようにしましょう。
web拍手レス(会社の最寄り駅は虎ノ門駅なのですが、ちょっと気取って霞ヶ関駅で降りていきました。いや東京駅から直通だったってこともありますよ!?)
『呪縛の蝋』とても丁寧な感想をいただきましたっ♪
>面白かったです、呪縛の蝋。小説としては、言葉の言い回し、視点の揺れ、説明的すぎる文章など、課題はいくつか残っているようですが(誤字も少々目立ちましたよ)、ストーリーは楽しく(楽しい内容……じゃないけど)読ませていただきました。個人的に、雛ちゃんのツンデレ具合をもっと激しく見たかったよ!
楽しんでいただけたようでなによりです。嬉しくて僕も読み直してみたのですが、誤字がヤバイくらいありますね! 間に合えば『クリエイター』を印刷に出す前に修正したいです。
視点のゆれは書いていた時から悩んでおりました。 私はもともと一場面に主人公を一人決め、その人物からの視点でものを書く(地の文でその人の心情、その人から見た思考を描く)のです。 しかし今回はミステリーということでいろいろ隠さなければならないところもあり、たとえば既にあることに気付いてしまった千鶴の視点では書きにくいんだけれども、演出としては千鶴の視点で書いたほうが面白い、というジレンマに何度も悩まされたものです。
>赤ペン先生の伏線とか、なかなか驚きの仕込みもあったり、じいさま(いとべ老人)の悲しみとか切なかったり。最後も綺麗に纏まっていたのではないでしょうか。
初めはあだ名だけで済ませるつもりだったのですが、唐突に赤ペン先生の仕込みを思いつきまして。多分、テーマ縛りにチャレンジした中では僕が一番「赤ペン先生」を使いこなせていたと思います。 伊戸部老は、最後はもうちょっと書き込みたかった気もするのですが、確かにこの作品で一番可哀想な人物だと思います。
綺麗に纏まっていたと感じてくれましたか! 一応、事件としての謎はともかく、各人物がこの事件に関して抱えていた心の問題に関してはうまく纏められたのではないかと思っていたのですが、ここを否定されたらもう売り込むところがないのでちょっと反応が気になっていました。
>2時間サスペンスドラマにも確かによさげですね! >でも、屍蝋(として美術さんが用意した小道具)をゴールデンにお茶の間に放映するのはさすがにやばいか……
長さ的には2時間ドラマには丁度よさげですね。別に普通の2時間サスペンスでも死体の表現もしていることですし、内臓とか出してグロくしてあるわけでもないので、ミイラも写せるんですから問題ないと思います。
>(偉そうなことを冒頭辺りに書いたので、日記でのレスはお任せします)
僕も方々で偉そうな感想を言っているのでお互い様ということで全掲載させていただきました。 褒めていただくにしろ、指摘をいただくにしろ、こういう細かい感想というのは、深く読んでくれている感じがしていち作家としてとても嬉しいです。
私6月にひとつ内定をいただいているのですが、いまいち志望度の低い会社だったので、ここまで粘って活動を続けてきました。それが功を奏したのか、割といい感じの会社に内定をいただけたのですが、すこし問題が。 僕は技術職(SE)志望だったのですが、この金曜日に内定者面談に行った際に、人事の人が言うには、
「君は技術職より営業に向いてそうだから、よかったらそっちにまわってくれないかな?」
……営業に向いてそう?
〜面接時の回想〜
Q:お友達は多いほうだと思いますか?
想:いえ? あまりいないですよ。ちょっと内向的なほうだったんで。
Q:自分の短所を教えてください。
想:お酒が飲めないところです。
〜回想終わり〜
……それでもプロの人事の方からみると営業向きだと思ったのでしょうか。
ちなみに両親も。
母:営業、え〜? 違うよなぁ。 父:営業というより職人タイプよなぁ。
僕としてはSEでやっていきたいんですけど、営業も面白そうですし、話を聞くところによると
想:ちなみにその営業ってどのくらいの割合なんですか?
人事の人:社員1000人に対して営業は80人くらいかな。
想:ああ、何か今の聞いてくらっときました。
だそうで自分のアイデンティティも確立しやすいのではないかと思ったり。客観的に見て向いているというのならば、やってみてもいいかな、と思ってます。
web拍手レス(あの面接の返答でも受かったというところのほうがすごいと思うのだが)
>「これはっきり言って、ドラマ化できると思うんですけど…すばらしかった!!!」
明言はされてませんが「呪縛の蝋」への感想でしょうか。ありがとうございます! 自分的にも挑戦する部分の多く、学ぶところの多い作品でした(苦笑)。作者としては割と好きな作品なのですが、読者様からみてどうなのかと、考えるとかなり不安の多かったので、こうして感想をいただけると嬉しいです。 ドラマ化ですか!? オファーがくれば喜んで!
山ってどうして平らじゃないんだろうね?
「……山だからじゃないんですか?」
平らだったら山も歩きやすいんじゃないかと思うんだけど。
「だから平らだったら山じゃないでしょう」
……これが、大人の事情ってやつなのかな。
「大人の事情で山の高さが変わったら大変ですよ」
というわけで、木曜日の話なんですが、サークル活動で竹がいるので、とある経済学部教授の所有している里山の整備を手伝いつつ、切らせてもらいに行ってきました。 大学にいると、高校の時には想像だにしなかった経験がたくさんつめるものですね。歌舞伎もそうですし、まさか電動芝刈り機を自分で動かす日が来るとは思っていませんでした。
初めにやったのがその電動芝刈り機を作った通り道作り。日当たりの良い斜面に桜が植えてありまして、それに水と肥料をやるためにまずは繁茂した雑草を芝刈り機で切って桜までの通り道を作ろうという作業です。 「日当たりの良い斜面」と書きましたが、あれは日が当たりすぎです。帽子をかぶっていても容赦なく紫外線が降って来る感覚があって、汗をかいて水分不足がちなのもあって、作業を始めてからしばらくした時点で熱中症で頭が痛くなってきました。
次は肥料と水をやっていくのですが、130本を網羅するのはなかなかに難しいもので、しかも半分くらいの確率でかれてるんですよね、すでに。 斜面斜面とは言っても、雪が降れば上級者コースになりそうなくらいの急斜面なので、普通に足の使い方が不自然になり、歩くだけで疲れてきます(ただでさえ山ということで歩きにくいのに)。あとで平らな道に戻ったとき、どれだけ歩く地面が平らであることがありがたいか身に染みましたとも。そして冒頭のやりとりにつながるわけです。
ところで話は変わりますが、『呪縛の蝋』を更新したあと、勢い余ってカオパラに登録してしまいました。 他に入れるところがなくて「推理小説」のジャンルにしたのですが、普段あそこを回っている人はミステリー的な目が肥えているわけで、非常にお目汚しだったのではないか、と今は後悔している次第です。ハイ。
それと、『楽園』にも登録しようと思ったのですがどうやら、サーバーに問題があるらしく現在は一時閉鎖されているようですな。インターネット小説創作作家協会も、運営側の人数が足りないらしく閉鎖されてしまったようですし……。あたらしい検索エンジン探したほうがよかですかな?
web拍手レス(詳細は違っているよな気もしないではないですが、冒頭のやりとりは実際にされた会話です。さて、どっちが僕でしょう?)
本日はコメント無し。
『呪縛の蝋』の関係で少し確認するために「鈴虫」と「横笛」をwikipediaで調べたら両方とも「源氏物語」の解説につながりました。(源氏物語でそういう名前の章があるんです)
いや、それだけなんですけどね!? まったく意味もオチもないんですけどね!? ただ、雅(みやび)な偶然だなー、と。
というわけで、この土日に原稿を進め、『呪縛の蝋』を完成させました。一応、短編のつもりだったのですが、30×40で81枚、原稿用紙換算で200枚以上は短編とは言いがたいということで中編くらいの長さにはなっております。 書き始めたのは5月からなので、大体3ヶ月で書き上げたことになるんですね。何か最近はどっぷり漬かりすぎててここ数年ずっとこれを書いていた感覚なのですが。
とりあえず『呪縛の蝋』の読後感ならぬ著後感はあとがきに書いておきましたので、作品自体の話はこれで終わりにしましょう。
で、今日は、ミステリーを書いてみて、何が重要かと思ったかを述べてみたいと思います。
【ミステリーを書く話】
ミステリーを書くのは相当な技量を要する。 これが、私が今回『呪縛の蝋』書くにあたってそのことが大変実に染みました。
僕の読む本に、ミステリーはあまり混じっていないのですが、それでも“謎解き”の場面はそこかしこに見られます。つまり、伏線を消化するとどうしても謎解きの要素が組み込まれることになるわけです。 そして、その伏線の消化と共に、物語の中での状況がぐるりと変わっていくのがフィクションの大きな醍醐味のひとつだと思います。それだけに、その“謎解き”があまり納得のできないものであると、その醍醐味は大きく失われるものだと考えております。
その謎解きによる醍醐味を極限まで前面に出したものがミステリーなんだと思います。だから、この醍醐味を失ってしまえばまったく味のない話になる、それがミステリーです。
だからミステリーを書くにあたって気をつけなければならないと思うのは次の3つだと思います。
1、謎はより不可解に。
ミステリーの第一歩は読者に「なぜ?」「どうして?」「本当にそんなことができるのか?」と思わせることです。 その謎が解けたとき、より大きな衝撃を与え、いわゆる「スッキリ感」を与えるためには、その謎がより深く、より不可解であることが求められます。そして、ただ、その状況を淡々と描くのではなく、演出などがあれば、読者の「謎への感情移入度」が高まり、より効果的になるでしょう。
2、伏線はさりげなく巧妙に。
推理モノで解決編に入るまでノーヒントの状態でいてはいけません。謎解きに入ったとき「このとき○○は××だったが、実は△△だったんだ!」と、いうように、問題編のなかで伏線を張っておかなければ、「あ、そういえばそうだった」「なるほど、あのときのアレはそういうことだったのか」などと、読者の謎が解けた感動を誘うことはできません。 よって、謎解きをより充実したものに仕上げるには、謎と答えだけではなく、ふんだんにちりばめられたヒントを潜ませておく必要があるのです。
ですが、伏線を張ったおかげでそれをヒントとして物語の謎を解けてしまうと、ミステリーは先の読める死んだ話となってしまいます。 ですから、伏線は“あとで読み返せばハッキリ分かる形で提示されていながら、初めに読んだときには気付かない”のが望ましいのです
それにはいろいろパターンがありまして、まず“知識系”の伏線。その伏線を理解するには、その伏線に盛り込まれたマニアックな知識を必要とすることです。 たとえば、とある話でパフィオペンディラムという洋ランが出てきます。そして伏線の時点で、この「パフィオペンディラム」という花の名前がしっかりと出てきているのです。 ところが、ふたを開けてみると、“このパフィオペンディラムという花はワシントン条約によって輸入出が制限されている花なので、ここにあるのは不自然である”ことが明かされたのです。 このことは伏線の時点ではパフィオペンディラムという花のことを知っていなければ理解できないし、知っていたとしてもワシントン条約のことにまで気が回らないかもしれません。
また、“さりげない系”の伏線もよく見ます。 たとえば、とある話で、雪に閉ざされたとあるロッジを舞台にしたものがありました。その中で、青々と茂った観葉植物が描写されます。遭難した主人公を迎えたオーナーはその観葉植物に毎朝水をやるのですが、これも謎解きの段階において、“こんな一年の内のいくらもすごさないロッジで生の観葉植物があるわけがない”ことから、それを知らずに水をやっていたオーナーが偽者であるということを見破るのです。 確かに、当たり前のように描写されていて気付きにくいのですが、「考えてみれば確かにそうだ」とあとから思える伏線です。 また、ミステリー漫画ですと、この“さりげない系”が非常に効果的に使用されます。文章ではなく絵の中にさりげなく描くだけで伏線が張られるのですから。
3、謎解きはより明快に
そして、読み手がもっとも楽しみとしている謎解きは、それだけに期待感が高まります。それをいかに裏切らないかが謎解きのシーンです。また、作者がもっとも書きたくて仕方のないところであり、筆がのるため、もっとも読者の視点が見えづらくなるところなので、書くためにもっとも注意が必要です。
これは、まず“謎”を演出する時点から気をつけなければならないのが、「問題ははっきりとしておくこと」です。 「犯人は誰なのか」「犯行はどうやったのか」「その根拠は何か」などと、何が問題なのかハッキリしておかなければ、謎解きをしてもあまり納得は得られません。
そして、その謎が解ける瞬間はなるべく短く劇的であるといいでしょう。謎解きが長くなると、先を読まれることになってしまいますので、先が読まれないうちにさっと片付けるのが基本だと思います。 また、説明は誰が読んでも理解できるように、明快で理論的である必要があります。せっかく謎解きをしても読む人がそれを理解できなければ、まったく意味がなくなってしまうのです。
web拍手レス(上記の事柄は『呪縛の蝋』に生かされているというわけではなく、書いている上で思いついたことを書いただけです。ま、つまり反省事項というやつですな)
何かweb拍手の解析ページのほうに問題があるようで、表示されませんが、数日前にあったコメントで、「就職活動無理しないでくださいね」との優しい言葉を下さった方がおられました。
以下、レス
ありがとうございます。就職活動への具体的な行動を起こし始めた一月末から半年以上経ってしまいました(汗)。 流石に疲れて参りましたが、今は志望度の高い会社3つほど、全て一次面接を通るという好調ぶりを見せてますので、これで決められればいいな、と思います。
Q:今、一番何をしたいですか?
A:ひきこもりたいです。
どーも。先週の水曜日から毎日何かしらの用事があって外出している(しかもほとんど背広着用)想 詩拓です。よって、今一番したいことは「ひきこもり」であります。 毎日出かけているとは言っても、午前だけだったり、午後だけだったりしてゆっくりできる時間はなくもないので無理のあるカツカツのスケジュールというわけではありません。 それでも次の日が面接だったり説明会だったりしたら、履歴書を書いたり、列車の時刻を調べたり、地図を確認するなどの準備をしなければなりませんし、面接だったら志望動機などをひねり出さなければならなかったりするのであんまり心の平安はないわけです。
ほら、あれですよ。日曜日より金曜日土曜日のほうが好きな法則。明日予定がある状態で日中からゆっくりする日曜日と、日中仕事はあったけれども明日何も無い状態でゆっくりする金曜日のどちらがいいかといえば、僕は金曜日なのです。 そう考えると「花金」という言葉に納得しますねー。
何が言いたいのかというと、明日の金曜日は久々にどこにも行かずに済むと思っていたら、「適性検査は合格しているから面接に来い」という連絡がありまして、金曜日もまた朝早くおきて背広を着て出かけなければならないということで、ちょっと落ち込んでいたりするのです(苦笑)。 なんでか、休もう休もうとしているときに限って、向こうから予定を入れてくるんだろう、と思ったり。
web拍手レス(SEになる話をしてから、何人かの先輩SEの方から激励、助言をいただきましたー。ありがたやありがたや。もっと早くにカミングアウトして助言をもらっていれば7月も一つくらいは内定もらえたかもしれません)
>月に30〜40時間っていうのは、別にそんなに多くないです。と現SEの私がいってみます。 月100とか超えるとさすがにおおいなーとは思いますけど、40時間くらいはお金がかせげてちょーどいいとしか思わない今日このごろ。でもSEでなくてもどこの職場も40くらいの残業は普通でないかなーと、思う私でした。
ま、そのくらいなら日に一時間くらいという計算ですしね。週40時間という労働基準法を鼻で笑い飛ばすような怖い噂(何しろ一日残業8時間の計算ですし)のある企業もなきにしもあらずなのですが。 それでも事務系の仕事をしていると定時に帰れたりするらしいですよ。
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