squall&FANTAのふたりごと

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2009年02月15日(日) 呉市スポーツセンターにて強化試合

数試合あったのですが、見てきたのは、横浜マリノス戦、コンサドーレ札幌戦、そして、ガンバ大阪戦です。
簡単に報告と感想。

vs.横浜Fマリユース戦

前半

----------井波-------------
----大崎-------中山------------
-宮本---甲元-茶島---森保(兄)---------
----山崎--宗近--33----------
----------大森-------------


後半

----------井波-------------
----浅田--大崎--砂川---------------
--------甲元-茶島-----------------------
--宮本---宗近--33---森保(兄)------
----------大森-------------

交代 砂川→中山 山崎→浅田 井波→野津田(JY)


得点経過
前半
・開始早々、DFからのパスに抜け出した井波くんが独走、GKと1対1、
冷静に決めて先制。
・失点は、相手の10番に、左から切り込まれてシュート打たれる。
・さらに、2失点目、右サイドでボールを奪われ、一気に前線へ。
抜け出されて14番?に決められる。

後半
・GKのキックミスを井波くんが拾い、二人のDFを引きずりながら強引にシュート、で同点。
・さらに、高い位置でボールを奪った茶島くんが、ドリブル→スルーパス。水頭くんがマイナスのクロスを入れ、砂川くんが落ち着いて決める。
・中央から相手のスルーパスから抜け出した選手をDF倒してしまい、PKを献上。これで同点。

得点
3−3 井波×2 砂川


コンサドーレ札幌戦


前半

----------砂川-------------
----大崎-------野津田(JY)------------
-浅田---茶島-森保(兄)---水頭---------
----山崎--宗近--元田----------
----------大森-------------


後半

----------井波-------------
----水頭-------野津田(JY)------------
--元田---甲元-中山---砂川--------------------
-----宮本--山崎--33-----------
----------桜井-------------

得点経過
前半
・GKとDFの連携のまずさを突かれ、ボールを奪われ失点

得点
0−1 


ガンバ大阪戦

前半

----------井波-------------
----大崎-------中山------------
-宮本---甲元-茶島---森保(兄)---------
----浅田--宗近--33----------
----------大森-------------

後半

----------井波-------------
----大崎-------中山------------
-宮本---甲元-茶島---森保(兄)---------
----浅田--宗近--33----------
----------大森-------------

交代 甲元→元田 井波→砂川 33→山崎 中山→水頭

得点経過

前半
・右サイドから取られ、中央にスルーパスを通され、宗近くんが思わず倒してPK献上。望月くんが落ち着いて決め、先制を許す。
・左サイドの宮本くんがDFの裏を突いて抜け出してクロス、逆サイドから駆け上がってきた森保くんがDFと競り合いながらも、強引に右足を振りぬいてゲット。

後半
・望月くんのFKに、18番の選手?が頭で合わせ、2失点目。
・終了間際、中盤からのパスに鋭く反応した砂川くんが右サイドを独走、豪快に蹴りこんで同点。


得点
2−2 森保 砂川

3試合通しての感想。
井波くんと森保くんが替えの利かない選手に成長してきていること。
井波くんのポストワークは、チームの攻撃の基点として欠かせない。
スペースが無く、DF二人につかれても尚、前線で時間を作り、あまつさえ前を向くことにも果敢にチャレンジしてきている。
森保くんは、同学年の中では能力が突出してきたように見える。
攻守でゲーム全体を見る力があり、とりわけ、守備においては、すばやい判断と豊富な運動量で、フィールド360度で相手の攻撃の芽を摘む。
鈴木啓太と今野を足して2で割ったような選手か、日本で初めてDHを定着させたと言われる伝説の男に近づいて欲しい(笑)
後ろでは、宗近くんと、ルーキーのWくんがレギュラーをほぼ確定させている感じである。
特に、Wくん、最初は高校生のスピードになじめず、1対1で抜かれる場面もしばしば見られたのだけれども、頭の良さから来る卓越した戦術眼で、1ヶ月足らずでユースレベルにフィットしてきている。ガンバや横浜マリノスといった、強豪と言われるユースでも堂々とした守備を見せる末恐ろしいルーキー。
あとは、砂川くんの成長も目覚しい。このチームでは随一とも言える決定力を持ち、常にPAに入ってこようとする得点への意識の高さ、長いキックの蹴れる右足は、ストライカーとしても、右サイドとしても、存在感を見せている。どのポジションに入っても持ち味を出せるのは素晴らしいことと思う。

逆に心配なのは、不調のトンネルに迷い込んでしまった大崎くん。
ゲームでも、ボールに絡む場面が少なく、ボールを持っても迷いながら後ろに下げる場面がたびたび見受けられる。悩みすぎているんじゃないのかな。
あまり考えすぎず、彼の生き生きとした、スピードに乗ったドリブル、思い切りのよいシュートを、なによりも、サッカーを楽しむ心を早く取り戻して欲しい。


余談ですが
ガンバの選手、DFの内田くんがすごく目立っていた。ビルドアップが上手く、最終ラインのマエストロと言った感じ。ゲームを読む力があり、頭脳的なDFで驚いた。宮本ツネの再来とか言われているらしいですが。身体的に恵まれているとは言いがたい宮本恒も、日本代表のキャプテンにまで上り詰めたことだし、是非、彼も日本を背負うDFになって欲しい。。。かな?
関くん、川岸くん、望月くんら、個々で上手い選手も多いけど、ガンバは全体的に、個人戦術が高い。止めて蹴る技術だけでなく、一つ一つの場面でのパスやドリブル、シュートの選択などが、速くて迷いが無い。

マリノスは、リズミカルにショートパスを次々とつないで、逆サイドへボールを振って、スピードのあるサイド攻撃を生かしているように見えた。

どちらのチームにも引き分けたけど、ゴリさんが、マリ戦の後で「なんちゃって引き分け、ほんとは8点ぐらい取られてたような」などとコメントされてたみたいに、まだ、現時点では、ガンバ、マリのほうがチーム力が上のように見える。
けれど、サンフレユースの底力はここから。例年、右肩上がりに調子を上げてきて、クラブユースまでは個を鍛え、そこからチームをまとめにかかり、Jユースではピークを持ってくる。
今は、あえて不慣れなポジションでの選手起用も多い。リベロが得意なWくんや山崎くんにストッパーをやらせたり、逆にストッパータイプの宗近くんにリベロを任せたり、ボランチの森保(兄)くんに、右サイドをやらせたり、シャドーストライカータイプの砂川くんをあえて、CFや両サイドで使ってみたりと、練習試合ならではのチャレンジ起用が毎試合見られる。
日々の練習では相当負荷をかけているらしく、けが人も多い(まるまる1チーム分、11人がリハビリだったようだ)それでも、これが、サンフレッチェチーム全体の糧になってくる日が必ず来る。今年も楽しくなってきた!


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