2004年06月13日(日) |
モルヒネ 安達 千夏 |
辛い経験や境遇で世間を拗ねるというか 感情を出さない生き方を送るという登場人物の小説がたまにある 自分を封じこめるというのも ひとつの選択肢だろうが その後の人生のいろんな場面でクラッシュバックするだろう過去の事実は消せない
何気にタイトルにひかれて図書館の書架から抜き取った本だった
自分を愛してくれている人間を平気で裏切るのは、相手をおとしめるためでなく、自分の価値を正当に受け入れていないせいだ。愛されていい資質があると、けっして認めようとしない。だから、絶対に言いわけをしない。また、置き去りにされ悲しむ人間がいることも、無視する。
私が理想とする 感情を表に出さないという生き方はとてもできそうにないが、どう生きるかを選ぶのは個人の自由意志だ 感情をほとばらせようと 淡々と生きようと すべて私のことだ・・
私は たぶん・・不幸じゃない・・ただ 寂しいだけ・・
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