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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2006年07月30日(日) 大変な事

「大変でなかなか前に進めません。。。不安だし苦しいし、すごい大変です。」と言ったお言葉をよく頂き、私も、「大変な状況はとてもよくわかりますが、頑張って下さい。」というお返事をお送りする事がよくあります。

私共にご相談を頂いている方に限らず、今現在不安や悩みを抱え、それを乗り越える為に頑張っている方は、沢山いらっしゃるかと思います。しかし思い通りに行かず、変われない事につまずきを感じ、途中で諦めてしまう事も多々ございます。

自分が置かれている状況や自分自身、その結果によって周りを変えていく事はそうそう簡単には行きません。そして大変とは「大きく変わる」と書くように、自分にとっての劇的な変化は、そんなに簡単に、またすぐに起こるものではございません。
貴方の努力による小さな変化の積み重ねが、大きな変化に繋がって参ります。

以前に少し話題に出させて頂きました、メジャーリーグで活躍されているイチロー選手。先日は日本で打った1278本のヒットを超え、メジャー通算で1279本目のヒットを記録されました。そして昨日、今季の150安打を達成されました。
次々と記録を打ち立てて行くイチロー選手ですが、以前に淡々とした口調で「一本一本の積み重ね・・・」という事を仰っておりました。

それと同じように、今現在、通算で2500本強のヒットを記録されておりますが、一夜にして築かれた訳ではなく、小さな積み重ねが、大きな結果へと繋がって参ります。

皆様における「大変な事」。現状から抜け出し、ご自身にとっての幸せを手に入れる為には、あくまでも小さな変化(小変)があってこそです。いきなり100歩は進めませんが、1歩1歩着実に進まれる事が大切になって参ります。

なかなか現状から抜け出せず、また、何から始めれば良いのかさえわからない。停滞や混沌としてしまっている方も多いと思いますが、いきなり大きな変化を求める事は、それこそ大変です。
まずは小さな変化から、今日1歩進めた事を良しとし、日々の精進を重ねて頂ければ幸いです。その結果として、大きな変化や結果が必ずやってくると伺えます。


2006年07月23日(日) 土用の丑の日

本日7月23日は、土用の丑の日となります。皆様の中にも、夏の暑さを乗り切る為に、鰻を食べられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも、「土用の丑の日」とは何なのか・・・?まず土用とは、全ての物事は木・火・土・金・水の5種類から成るという、五行思想に基づいている季節の分類の一つで、各季節の約18日間の事となります。
この18日間の中にある、「丑」の日を「土用の丑の日」と言い、実は夏だけではなく、春・秋・冬の全ての季節に土用の丑の日があります。

ではなぜ夏の季節だけ、また鰻を食べるのか?諸説ある中で有名なお話として、江戸時代に平賀源内という本草学者がいらっしゃいました。今でいう漢方医学に詳しいお医者さんにあたるのですが、その平賀さんに、商売がうまく行かない鰻屋さんが相談に行きました。
平賀さんは、「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」という、世間で古くから伝わっていた知識にヒントを得て、「本日丑の日」と書いて、お店に張る事を勧めました。

その結果、物知りとして有名で、またお医者さんの言う事なら間違いないという事で、鰻屋さんは大繁盛し、その後、他の鰻屋さんもそれを真似して、土用の丑の日に鰻を食べる習慣が定着したと言われています。

ただ土用の丑の日に食べる物は、「う」の字がついていれば何でも良いので、梅干でもキュウリでも構わない状況がございます。鰻を食べる事は習慣に近いものもございますが、実際に栄養素も豊富で、何よりも「鰻を食べたぞ!今年の夏も元気に乗り切るぞ!」という気持ちが、夏バテや暑さからくる食欲不振に、効果を発揮するかもしれません。

ちなみに、関東と関西では鰻のさばき方が異なり、武家社会であった関東は、切腹を嫌う意味で背中を開く形であり、関西はお腹から開きます。その作り方も異なるため、それぞれの地域に足を運ばれる機会があった際には、比べてみてはいかがでしょうか。

今年は梅雨明けが遅く、まだ暑さは陰を潜めておりますが、皆様におきましても、夏バテ等で体調を崩してしまう事の無いよう、お体に気をつけて夏を乗り切って頂ければ幸いです。


2006年07月16日(日) 慈悲喜捨

皆様にお持ち頂きたい心の意識に、慈悲喜捨(ジヒキシャ)という精神がございます。
色々な解釈がございますが、慈とは欲を貪る心を断つ事。悲とは怒りの心を断つ事。喜とは苦しみを断ち、捨とは恩や恨みのどちらに対しても差別を持たない心、という面がございます。

もう少し詳しく、またわかりやすくお伝えすると、多くの人々の為に、幸せと楽しみを与えられる事は慈の心であり、苦しみと悲しみを無くしてあげる事は悲の心となります。また、喜とは人々に対して歓喜の心を持って接する事となり、最後に捨は、全ての物事に対して平等で、分け隔てをしない大きな心となります。

上記の4つの心を大きくし、貪りと怒りと苦しみと愛憎の心を除く事が、何よりも皆様自身の幸せに繋がって参ります。しかし日々の生活の中で、不安や悩みが中々消えないように、悪心も克服し難い状況があり、気持ちの上下によって善心が失われてしまう事は、往々にしてあるのではないでしょうか。

また、悪心は岩に刻んだ文字のように消えにくく、善心は水に書いた文字のように消えやすい面があり、その時の気分で物事に対して不機嫌になったり、自分が前に出て押し付けてしまうなど、感情に左右され、常に善心を保ったままでいる事は本当に難しい状況がございます。

慈悲喜捨の精神を読まれ、いつも「そうしなくては・・・」とは思い、頭では理解しているものの、なかなかその通りに行かない事は誰にでもあると伺えます。
その中で、また一つ今回の事が気付きのキッカケとなり、慈悲喜捨の心が持てるよう、これからも皆様自身の目標に向かって、日々の精進と努力を重ねて頂ければ幸いです。


2006年07月08日(土) 七夕

昨日7月7日は七夕でした。七夕は、日本にある五節句のうちの一つですが、皆様も年に一回、七夕しか会えない織姫と彦星の話はご存知かと思い、恋のご相談を頂く事が多い状況からも、「恋人と一緒に過ごしました、あるいは一人で・・・」といったご連絡を沢山頂きました。

そもそも、どうして七夕で「たなばた」と読むのか、古くは棚機(たなばた)と表記され、中国の行事であったものが奈良時代に伝わり、元々日本にあった棚機津女(たなばたつめ)という伝説と合わさって生まれたものと言われています。
この棚織津女の伝説は、村の災厄を除く為、水辺で神様の衣を織り、その降臨を待つ棚機津女という巫女の伝説となり、「たなばた」の語源は、この巫女に由来する部分がございます。

さて話を元に戻すと、織姫星(織女星)は機織の上手な働き者の娘であり、また夏彦星(彦星、牽牛星)も牛追いとしてとても働き者でした。そんな二人の働きを見て、織姫の父である天帝も結婚を認め、めでたく夫婦となり楽しい生活を送る事となりました。
しかし、その生活が楽しすぎて、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなってしまった為、それに怒った天帝は天の川を隔てて二人を引き離してしまいました。その中で、また一生懸命に仕事に精を出すならば、という理由で、年に一度七夕だけ会う事を許された物語となります。

上記のお話を現実に合わせてしまうと、少し夢心地に欠けてしまうのですが・・・
私がいつも、彼や彼女、恋愛が目標にならず、あくまでもご自身の人生における目標を持たれる事が大切に・・・とお伝えしているように、気持ちを傾け溺れ過ぎてしまうと、皆様自身が苦しい立場に立たされてしまう恐れがございます。
折角人の事を好きになり、お付き合いの機会があるならば、辛かったり苦しく切なくなってしまよりも、やっぱり楽しく、喜びに溢れた関係で毎日を過ごして頂きたい。と思っております。

織姫と彦星ではございませんが、皆様自身が仕事や趣味等、自分の目標を持ち頑張られる事によって、その出会いが自然と巡ってくるとお見受け致します。ただその事に溺れてしまう事の無いよう常に自分を持ち、これからも日々の精進と努力を重ねて頂ければ幸いです。


2006年07月02日(日) 乗り越えなければならない事

あるお坊様が町に滞在をしていた時がございました。しかしその町には、お坊様に恨みを抱いている者がおり、町の人を買収してお坊様の悪口を言わせ、噂はたちまち町中に広がってしまいました。
一方で、そのお弟子さん達は、町に入って食べ物や金銭の施しを受けてまわる「托鉢」という事をしても何一つ得られず、ただ悪口を言われるだけでした…。

そのうち弟子の一人がお坊様に言いました。

弟子:「師匠、このような町に滞在する事はありません。もっと他に良い町があると思います。」

お坊様:「弟子よ、次の町もこのようであったならどうする?」

弟子:「師匠、また他の町へ移ります。」

お坊様:「弟子よ、それではどこまで行ってもきりがない。私は批判を言われた時にはじっとそれに耐え、それが終わるのを待って他へ移るのが良いと思う。
弟子よ。私は利益・害・中傷・ほまれ・たたえ・そしり・苦しみ・楽しみという、この世の八つの事によって動かされる事がない。こういったことは、間もなく過ぎ去るであろう。」

しばらくすると、お坊様が言った通り悪い噂は収まり、逆に自分達の行動を恥じた人々は、その徳の高さに心を打たれた・・・、という出来事がございました。


皆様からのご相談で、よくお仕事について「今の仕事を辞めたい。」とお伝え頂く事がとても多くございます。また、誰もが1度や2度は、そのような事を考えた事があるのではないでしょうか。

その中で、「今の場所ではもう学ぶ事が無く、さらなる飛躍や、自分のレベルアップの為に仕事を辞め、転職したい」という方もいれば、「職場の上司・同僚が最悪、後輩が使えない。人間関係が大変。給料が安い。こんな仕事やりたくない!」などの理由をあげられる方もいらっしゃいます。

しかし、後者の理由で転職された方は、上記のお弟子さんの話ではないですが、次の職場でも同じような問題にぶつかり、いつまでも同じ悩みを抱え、乗り越えられないままになってしまう状況が非常に多く見受けられます。

お仕事に限らず、今皆様が置かれている状況の中、うまく行かない事を周りのせいにされたり、次に進めば・環境が変われば何とかなると考え、問題から逃げるようにしている方もいるのではないでしょうか。
誰でも辛く苦しい事は避けたいものであり、楽が出来ればそれに越した事はございません。しかし、それではいつまでたっても成長出来ないままになってしまいます。

改めまして皆様の目の前には、どんな問題や悩みがございますでしょうか。本当に大変ではございますが、その事を乗り越えて行けるよう目を背けずに、日々の精進と努力を重ねて頂ければ幸いです。



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