夢占い相性占い前世占いのラピスの輝き
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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2006年02月26日(日) 人の罪は見やすく、自分の罪は見難い

「人の罪は見やすく、自分の罪は見難い」という言葉がございます。その言葉通り、自分の周りにいる方に対して、「あの人は約束を守らない!」「何かムカツク・・・」と、悪い所が目に付いてしまう事がございますが、自分の事に関しては、万引きをした人の挙動が怪しくコソコソしているように、その罪を隠したがる面がございます。

以前、ある一人の女性がご相談に参りました。その女性は、「どうしても彼の浮気癖や、お金遣いが荒い事、約束を守らない面を直したい」という事で、沢山の占い師の方をまわる中で私の所を訪れ、鑑定をされました。

彼女からは「鑑定ありがとうございます。当たり過ぎててビックリしました。早速念珠と祈祷をお願いします。○○日までには振込みを致します。」というお返事を頂きました。
その後、彼女からお伝え頂いた日付までのお振込は確認されず、それから2週間後に、「無料で霊視して下さる所があって、このままでは別れる恐れがあると言われました。それでも大丈夫ですか?」というメールを頂きました。

そのお返事において私は、少しニュアンスが異なるのですが、わかりやすい例えを持って、お答えさせて頂きました。

『鑑定の後に頂いたメールにて、○○様より「念珠と祈祷をお願いします。」という、「私とお付き合いをして下さい」という言葉を頂きました。それに対して私は、「わかりました、宜しくお願いします。」という、こちらこそ、という意味を込めてお返事をさせて頂き、「他の占い師の方の祈願や術などをされる場合は、私共ではお受けできなくなってしまいます。お気を付け下さい。」という、「浮気はしないで下さいね。」という言葉も添えさせて頂きました。

その中で厳しい意見となりますが、○○様はご自身で仰られた約束を守らず、浮気に近い事をされている。現状を何とかしたい切実な思いは重々お察し致しますが、彼の浮気癖やお金遣いが荒く、約束を守らない事を改善したいお気持ちがあるならば、○○様自身がそのような部分を直さないと、難しい面がございます。』とお伝えさせて頂きました。

上記の内容を読まれた彼女は、彼の罪ばかりを責め、自分の罪には目を向けていなかった事を理解され、さらに、そんな自分が彼を浮気に走らせている状況がある事にも気付かれました。その後、自分を変える事によって彼を変える事にも成功し、今は二人仲良く幸せに暮らしていらっしゃいます。

題名の通り、本当に「人の罪は見やすく、自分の罪は見難い」面がございます。
今までにも、周りにいる方から指摘されて気付いた、という経験を持つ方が多いかと思いますが、人の悪い所や罪を見る前に自分はどうなのか。自分を客観的に見る事はなかなか大変ではございますが、今回の便りが、再度ご自身を見つめ直す、一つのキッカケとなれば幸いです。


2006年02月19日(日) 自分に勝つ事

「自分に勝つ」という言葉があります。この事について、「戦場で百の敵に勝つよりも、己自身に勝つ事の方が、この上の無い勝利である」と述べられる例えがあるように、自分に勝つ事はとても大変で難しく、だからこそ非常に意義があり、大切な部分がございます。

例えば、長距離走などは「タイム」があるので、昨日出したタイムより、今日は勝っているのか?昨日の自分より今日の自分が勝っているのか、分かりやすい面がございます。
身近な所で言えば、ダイエットなどがそうではないでしょうか。毎日体重を量られ、ベストを維持できているのか、目標としている数字まで着実に進んでいるのか?甘い物や美味しい物、という誘惑に負けないよう、まさしく自分との戦いで、我慢しなければならない面がございます。

他には、好きな人や恋人に会いたい・連絡したいけど、今の自分のままじゃ会えない。自分を磨かなければ!もっと遊びたいけれど、仕事をしなくては・・・。買いたいものがあるけれど、金銭的な状況からも気持ちを抑えなければならない。等々、キリがございませんが、これらは全て、食欲・物欲・性欲などの、欲(欲求、欲望)に繋がる面がございます。

そんな欲を抑える為には、やはり日々の精進を重ねられて、自分の行いを整えたり気持ちを抑える、上手にコントロールする必要があります。

そしてスポーツ選手が、試合や物事に勝つ事で自信を持つように、自分に勝つ事を重ねられる中で、その人自身が成長し、何事にも揺るがない強い精神や、心の芯が出来て参ります。
改めまして自分に勝つという事は、他人に勝つ事よりも大変であり、また勝る部分がございます。ご自身を見られ、昨日の自分とどうであったか、是非日々を怠る事無く努力を重ねられ、毎日の中で自分に勝てるよう頑張って下されば幸いです。


2006年02月12日(日) 時計の針は戻らない

時計の針は右回りで、決して戻る事はありません。「突然何を言い出すのか?」と感じた方もいるかと思います。しかし、多くの方が一生懸命に時計の針を戻す事に必死です。

分かりやすい例えをお伝えすると、お付き合いをされていた二人がいましたが、ほんのつい先程別れてしまいました。時計は12時から1時へと進んでいます。その中で、振られてしまった側の方は、復縁を望まれて12時に戻りたいと思われています。

1時からの距離はわずかな事からも、何とかしようと一生懸命に奮闘されるのですが、やはり時計の針は逆回りできません。そしてそのような状況においては、何とも皮肉な事に前にも進んで行かない、という部分がございます。
よく「自分の中の時間は止まったまま」などという言葉を耳にしますが、心の時計において、12時に戻ろうとされている方の針は本当に止まったままで、イタズラに時間を費やされてしまう人が多いのが現状です。

本当に沢山の方が、時計を戻す事に一生懸命になられ、悩み苦しまれてしまいます。そんな上記の状況があるならば、遠回りに感じるかもしれませんが、やはり11時間後の12時を目指して歩まれて行くしかなく、そうする事によって必ず辿り着ける流れが巡って参ります。

そして別れた事をバネにされ、「私(俺)無しでは生きてけない、どうしても必要だって言わせたい!」、「よーし、彼(彼女)を見返す為に、自分磨きを頑張るぞっ!」と意識を変え、前向きに考え始める事で時計は進んで行きます。

それが頭ではわかっていても、心がついてこない事に悩んでしまう、何とももどかしい皆様のお気持ちや感情は、私もとてもよくわかります。
中には、時間がかかる状況に耐え切れず、時計を投げつけて壊してしまったり、無理に進ませようとする過ちによって、自分で時計を止めてしまう方もいらっしゃいます。

改めて、分かりやすく復縁という題材にてご説明させて頂きましたが、片思いや次に進まれる新しい恋、仕事での失敗など、後悔して戻りたいと考えられる事におきましては、今回の話が当てはまる面があるかと思います。
繰り返しとなりますが、時計は逆回り出来ず、心の時計におても同じ部分がございます。前に進まれる事は、大変な面もありますが、是非、自然の流れに身を任せて頂ければ幸いです。


2006年02月04日(土) 自分を焦がす火種

恋をして心が苦しくなる、誰かに不満を持ち怒ってイライラする、自分の犯したあやまちに後悔する等々、誰もが経験する事ではございますが、そんな感情を抱かれている中では、三つの火が貴方の心を焦がし燃やそうとしております。

それは欲の火と、怒りの火と、愚かの火になるのですが、欲の火は、文字の通り欲を貪り、欲にふける事によって、心が痩せて求めてばかりいる人を焼き、怒りの火は、怒って相手や周りを傷つけ害を与える人の心を、それ以上に傷つけて燃やし、愚かの火は、正しい判断が出来ず、間違いを重ねる人の心を焼きます。

全ての火(原因)において、自分の事だけしか考えておらず、自分のみを愛する事しか知らない感情が、そこには伺えるのですが、相手の立場になって物事を考えたり、周りを思いやる心の潤いが無い為に、自分の心が焼かれて苦しみを伴います。

しかし、その火はもちろん消す方法がございます。欲の火に対しては、その火種になるようなもの「物欲や肉欲、浮気や不倫・・・」などには近づかず、求めて欲しがる心を抑える。
怒りの火には、相手を慈しみ、情けの心を持って接し、愚かの火には、「悪い行い、いけない事」だと理解している事はしない、正しい知恵によって、その火を消す事が出来ます。

そして、実際の火事においてもそうですが、火が起きてから消すのではなく、起こらないように予防をする。その為には、いつも皆様に「日々の精進を重ねて下されば幸いです」とお伝えしているように、毎日を努め励んで頂く事によって、苦しみとは縁の無い楽な時間をお過ごし頂ける状況がございます。

上記の三つの火に燃やされ、苦しんでしまわないよう、改めまして、仕事や趣味などを頑張ってご自身の時間を忙しくされ、日々の精進を重ねて下されば幸いです。



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