前回に引き続き移り変わる事として、他にどういった状況や物事があるのか、という事についてお伝えしたいと思います。 まず、ご相談内容でも多いのですが、相手の心や気持ちが変わって行く事を認識できず、苦しんだり悩んだりする事が多くございます。付き合っている中での、態度の変化や別れなどはよくある話ですが、それをを認められず、またその事をバネに次に繋げられなくて、執着や嫉妬にかられて自分が辛くなってしまう状況がございます。 これは皆様をとりまく周りの方、家族、友人、知人、目上や目下の人、全てに当てはまります。 他には、物に対する事もございます。物が壊れたり古くなって行くなど、物体は移り変わって行きます。最初は新しくて綺麗な家だったのに、今では雨漏りがするなど古くなって行く事、ピカピカだった自転車や車などは錆びて行き、お気に入りの服も着続ける事によってすたれてしまいます。 そう考えると、人や物に囲まれたこの世界において、永久に変わらない不変の物事や状況というのは、無いのかもしれません。 川の上流から下って行けば景色が移り変わるように、皆様に起こる物事や人生おいても、移り変わって行く事が常でございます。 しかしその中で、元彼や元カノという景色をずっと見ていようとされ、一生懸命逆流したり、自分で不安や心配という岩や激流を作り出し、次に出会うべき恋人という景色を、見落としてしまいがちです。 物事が移り変わる事は決して悪い訳ではなく、次に進む事の出来る、チャンスでございます。 そんな自然の流れに身を任せて頂く事によって、たとえ様々な変化が起こったとしても、次にはきっと素晴らしい景色が待っている事を願い、皆様におきましても日々精進され、毎日を過ごして下されば幸いに思います。
世の中にある物は、常に変わっていっております。しかし、そのスピードが遅く、変化が分かりづらいものには、それが変わって行く物である事を、認識しづらい部分がございます。特に、自分に関わる物事が変わって行く状況は、苦しみと悩みを伴う事がございます。 また一つ、お話をお伝えしたいと思います。 ここに一人の女性がいらっしゃいました。とても綺麗で、周りの男性も、その美しさに心を奪われてしまう事が、度々ございました。しかし、そんな状況を自覚している彼女は、男性を次から次へとたぶらかしては、いつも自分の美しさを誇っていました。 そんなある日、彼女は、自分よりも美しい女性が出てくる夢を見ました。その夢を見て、「私よりも綺麗な女性は沢山いるんだよな〜、、、」と感じ、気持ちを改めようと思い始めた次の日に、またその女性が出てきました。しかし今度は、女性の若さが消えて老い始めていき、髪には白髪が混じり、皮膚には皺が増え、その場に倒れてしまうという夢でした。 それを見た彼女は、何よりも驚いて暗い思いになり、気持ちが沈んでしまいました。そして、日々が過ぎて行く中で感じる、肌や体力の衰え、気になり始めた皺やシミなどで苦しみ悩まれ、男性どうこうという状況ではなくなってしまったのでした。 このように、自分が変わって行く事を認められず、若さという欲にとらわれてしまう状況から、心を離れさせる事がとても大切になって参ります。それは、自分の容姿だけではなく、移り変わる物事の全てにあてはまる、と言っても過言ではございません。 では、その他に何があるのか・・・、という事につきましては、また改めての機会に、皆様にお伝えさせて頂ければ幸いに思います。
皆様から頂くメールにおきまして、「最近周りと話が合わない、一緒にいてもつまらない」と、ご友人の方との関係に悩まれ、ご相談を頂く事が度々ございます。 以前、零からの便りの中でも、その時々に会う人は、自分が発している波長に合わせて近づき、自分を映す鏡のような人と出会う・・・、という事をお伝えさせて頂きました。 ここにも、周りの方と合わなくなってきた事に、とても悩まれている人がいらっしゃいました。その方からは、「ラピスの輝きでお世話になって、自分なりに頑張ってきた中で、周りの話を聞いてると愚痴ばっかりで陳腐に感じ、一緒に食事に行っても楽しくない事が、多くなってしまいました。どうしてでしょう・・・。」と、ご相談を頂いた事がございました。 そのお答えとして、「○○様が成長された事によって、以前の波長の時に出会われたご友人とは、必然的に合わなくなってきている状況にある、と伺えて参ります。逆に、少しずつ違った出会いがあるのではないでしょうか。」とお伝えし、「確かに言われた通りで、面白い人とチラホラと会います。」というお返事を頂きました。 また別に日に、「実は、中学からの付き合いで、東京に出てきた時期も一緒、かれこれ20年近い付き合いのある親友がいるのですが、会う度に、人の悪口や噂話ばかり、私が恋愛で上手く行かない事をバカにするのに、自分の話になると怒り出すし、どうしたものかなと感じています。今後どうしていけばよいでしょうか。」とのご質問がございました。 しかし霊視をしてみると、皮肉な事に相手の方は親友とは思っておらず、人の噂話をお酒のつまみにするような人である、という事が視えてきたのです。(長い歳月お付き合いが続いているからといって、必ずしも親友であり、今後もずっと続いて行く関係ではない状況がございます。それは恋愛においても同じ部分がございます。) そのような思いをされ、また、心を引張られないようにする為にも、人は大切にすべき仲間と、そうでない仲間を見分けなければならない部分がございます。 大切にすべき仲間(友達)は、本当に助けになる人、苦楽を共にして、忠告を惜しまない人、同情心の深い人。詳しくお伝えすと、道をそれてしまわないよう注意をしてくれ、陰ながら応援や心配をし、災難になった時は慰め、必要な際には助けを惜しまず、秘密をもらさず、常に正しい方向へ導いてくれる人となります。 反対にそうでない方々は、自分の欲が深く、言葉巧みで平気にウソをつたり、人の悪口を言う人、へつらう人、浪費する人などとなります。また、時間とお金にだらしない方も注意が必要です。 親しむべき友達を得る事は、簡単な事ではございませんが、自分がそんな存在になれるよう、心掛けて行く気持ちがとても大切になり、今後に繋がっていく部分がございます。 皆様におきましても、「周りと合わない・・・」という事を感じたならば、今一度、周りを見つめ直して下されば幸いに思います。そこにはきっと、新しい出会いがあるとお見受け致します。
前回に引き続き、お盆についてお話したいと思います。お盆は、正確に「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれ、仏教発祥の地、インドの言葉であるサンスクリット語の「ullambana(ウランバーナ)」が漢訳され、漢字になって日本に伝わって来ました。 お盆とは、お釈迦様(仏様)の弟子に、目連尊者という方がいらっしゃり、その方がお母様を供養した際の事に由来します。 目連尊者が、亡くなった母がどのように過ごしているのか、天眼という方法を使って確認したところ、餓鬼道という地獄とあまりかわらない、飢えと渇きの止む事のない、とても苦しむ場所にいました。
そこは、食べ物を手にとっても、口に入れる前に燃えて炭になってしまい、決して満たされる事のない世界であり、それを哀れに思った目連尊者がお供え物として、水や食べ物を差し出しても、ことごとく口に入る前に燃えてしまい、母の口には入りませんでした。 困り果て、号泣した目連尊者がお釈迦様に相談すると、「梅雨明けの日に、徳の高い100人のお坊さんにお布施をすれば、その施しの一部が口に入るでしょう」という方法(施餓鬼の法)を教えて下さいました。その通りに実行したところ、施しが餓鬼道にいる人たちにも伝わり、目連尊者の母にも口に入りました。 その供養によって、目連尊者の母は天に昇って行く事が出来た、と伝えられています。
ちなみに、今回のお話にて「餓鬼道」という言葉が出てきました。この餓鬼というのは、体調1メートル弱で、お腹が出ていて、足と手は細く、爪が長くて、顔はしわくちゃ、髪の毛は腰位まである姿をしています。(餓鬼で検索して頂くと、そのイラストなどをご覧になって頂けるかと思います。) よく子供の事を「ガキ」と呼ぶのは、餓鬼道におちて貪るように物を食べる様子が、子供が物を食べる様子に似ている事から、そのように呼ばれる部分がございます。
追伸 私共の方で特殊祈祷をされている方に関しましては、宮毘羅先生のお気持ちで、一緒に先祖供養を致しております。
7月中旬〜8月中旬まではお盆の時期になります。(旧暦と新暦の関係で、年毎によって正確な日が異なります。) 今はちょうどその真中となり、ご先祖様の霊が、私達子孫のもとを訪れる期間になるのですが、霊の動きもいつもより活発になります。そして、お客様の声においても何度か話が出ているのですが、霊障を受け易い時期となります。 先日も、ご相談者の女性の方が、いつもはこんな事ないのに、お酒を飲んだ帰りで足を捻挫して、救急車で運ばれてしまいました・・・、という事をお伝え頂きました。このように、実際の生活において、足元をすくわれて、ケガをされるような状況が非常に多くございます。 また8月15日前後、お盆が終わってご先祖様の霊が帰る時その寂しさから一緒につれて帰るという、少し怖い面もあります。今の時期、休みを利用されて、海や川、山などに出かけられた結果、水難の事故に遭われて帰らぬ人となるという話は、本当にたくさん聞きます。 また、ハイキングなどに出かけられて足元を滑らせて・・・等の事もございます。 皆様におきましても、いつもの生活と違った事は、なるべく避けて頂き、お盆の時期が過ぎるまでは、日々の生活の中におきまして、充分にお気を付け下されば幸いに思います。
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