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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2004年08月29日(日) 足りない物を数えがちのあなたへ

人はどうしても、自分が今もっている幸せを忘れて、足りない物・失った物事にばかりにとらわれてしまいがちです。

ご相談者の方で、彼と別れてしまい、2ヶ月以上不規則な生活になってしまった方がいらっしゃいました。その女性は、「もう全てを失いました、私には何も残ってません」、という事をしきりに仰られるのでした。

そこで私はいくつかの質問をしたのです。その方は、ご実家に住んでましたので、「そんな○○様を心配されて、ご飯を作ってくれるお母様はいらっしゃいませんか?」また、「話や愚痴を聞いてくれるご友人の方はいませんか?」と。。。
お伝えしたその日は、あまりピンと来ていなかったようですが、後日連絡があり、「よく考えてみると、失ったものにとらわれてばかりで、家族・友人のありがたさや、このご時世で定職がある事も・・・。」というお返事を頂きました。私は、その方ご自身で気づいて、答えを出して頂けた事がとても嬉しかった事を覚えております。

その他にも、お金はないけれどご飯を食べられないほどじゃない。体が健康だからどこにだって出かけられるなど、ほとんどの方は、そのような幸せをお持ちなのではないでしょうか。

自分の中で、「こうあるべきだ」「こう生きたい」という理想があると、自分にはあれが無い、これが欠けていると、自分に足りない物ばかりを数えて、不平不満を言ったり、悩みを大きくさせてしまいがちです。

今ある事の中に幸せを見つけて、「足りている事を知る」というのは、幸福の土台となってくる事でしょう。


2004年08月22日(日) ギブ&テイク

「あれをして欲しい、これをやって欲しい」と、自分の気付かない所で、相手に対して要求ばかりしている方は以外といらっしゃいます。
題の通り、「ギブ&テイク」という言葉がございますが、何かの役に立つ事をして心が晴れやかになる、嬉しい気持ちになれるという事は、最初に自分が与えたり譲ったりしてからです。

「これを手伝ってあげるから、先にありがとうと言って!」
そんな事を言う方はいないと思いますが、相手に要求ばかりしている方はそれと同じ事をされていると言えます。

しかしながら、そのような方は、自分でそんな事をしているとは気付けない為に、「なんで自分の要求は通らないのだろう、思い通りに行かない」、といら立ちを覚えたり、納得がいかず、自分で苦しい立場を作り、悪循環になってしまいがちです。

またもう一つ言える事は、与えたからといって、見返りを求める事も、自分を苦しくしてしまう事の原因だと言えます。
「仕事を手伝ってあげたのに、私の仕事は手伝ってくれない」、「何かをしてあげた事に対して、当たり前という態度をされた」など・・・。でも、そう思ってしまうと、あなたが与えた事によって蒔いた「幸せの種」が台無しになってしまいます。

例え与えた本人から直接何かがなくても、あなたの蒔いた「幸せの種」は、1週間後、1年後・・・になって実を結び、別の形であなたに返ってくるかもしれません。そう思えば、あまり心をとがらせる事もないのではないでしょうか。
因果の法則が示すように、自分がした事は、良い事も悪い事も必ず自分に返ってきます。

自分には与えるものが何もない、何をしたらいいのでしょう?そんな風に思われる方は、まず、笑顔を増やしてみてはいかがでしょうか。それでだけでも、人に幸せになって頂く事ができると思います。


2004年08月15日(日) 主人公はあなたです

どんなテレビのドラマよりも素晴らしく、また輝いている物語りがあります。
それは、あなたが主人公のドラマです。あなたは、「あなたの人生」というドラマの主人公であって、決して脇役ではないのです。

しかし、前回の便りでお伝えしたように、自信がない方は自分が主人公でありながらも、自分を自分らしく表現して前に進んでいく事や、決断する事を恐れて、主人公なのに目立つ事を拒んでしまいます。
それはまるで、周りのみんなと同じ事をして、目立ち過ぎてはいけないと設定されている、脇役の方と同じとも言えるのではないでしょうか。

それでも、上記と重複いたしますが、あなたは「あなたの人生の主人公」ですので、テレビのドラマでない現実の世界に、脇役というポジションはありません。誰もがみんな主人公なのです。

ご相談者の方のご質問は、大きく2つに分ける事ができるのですが、「自分でこのようにしたいのですがどうでしょうか?」と、決断した事に対して意見を求める事と、自分でどのようにしてよいのかが分からず、ただただ「どうすればいいですか?」と相手に決断を任せてしまう事に分かれます。

人生につまずいてしまった時は、どうしても後者になりがちです。また、テレビのドラマにおいても、恋愛系であれば、失恋や相手とのすれ違い・・・、仕事系で言えば、失敗や挫折のシーンで、弱気な主人公が出てくる場面もございますが、そんな展開があるからこそハッピーエンドがあるのです。

私達(脇役)がお伝えさせて頂く言葉によって、主人公の皆様が引き立ち、今の悩みをご自分の力で少しずつ解決して、幸せへと向かって頂ければと思います。そこには、テレビや本などでは取り上げられないものの、とても素晴らしく、かけがえのない幸せがある事でしょう。


2004年08月07日(土) 自分に自信がない・・・

ご相談者の中には、自分に自信がなく、何をしてもしっくりこない、やりがいを感じる事が出来ない、という方がいらっしゃいます。
そして、自分にやり遂げられるだろうか、元彼や元カノと復縁できるか、好きな人と付き合えるのか、振り向いてくれるのだろうか・・・など、自信が無い事の悩みをお伝え頂く事が度々ございます。

そもそも「自信」とは何なのでしょうか。言葉自体を見れば「自分を信じる」と書きますが、それでも自分の何を信じればよいのか、自信の無い方はわからないかと思います。自分を信じる気持ち、それは、自分に出来ると確信する事が必要となってきます。

また、以前に宮毘羅先生から「自信を持つという事は、自分の事を好きになる事」と、お伝え頂いたことがあります。例えて言うならば、仕事にやりがいを感じ、充実している自分が好き!趣味に一生懸命に打ち込んで、輝いている自分が好き!恋人や好きな人、または家族の事を大切に思える自分が好き!など、さまざまな事があげられるでしょう。そんな部分をお持ちの方は、「自分はこれだけの事が出来るんだ」、と自信を持たれている面がございます。

逆に、やる事なす事に興味や好意が持てず、自分を嫌う気持ちがあれば、「なんで自分はこんな事してるんだろう、つまらない・・・」と思い、こんな自分を見せたくないと、自信が持てなくなってしまう事でしょう。

自信とは不思議なもので、好きな事をやっていると気付いたら自分が持っていて、何をしてよいのか分からず、方向性が定まってない時には、自然となくなってしまいます。
また、最初から自信を持っている人なんていません。誰でも失敗を繰り返し、努力して自信をつけていく面がございます。そのような部分から、今自信が無くて悩んでいても、これから自分の好きな事を見つけ頑張って行く事によって、大きな自信に繋がって行く状況がございます。

自分ひとりではよく分からない、見つけられない時は、友達やご家族など、人の助けを借りてみる事も一つの方法となります。また僭越ながら、皆様からご相談を頂ければ私も嬉しく幸いに思います。

もし、自信がなくなってしまった場合は、大きい事から始めようとせず、例えば「自分の部屋の掃除、毎朝30分の散歩を欠かさない!」など、小さな事から始めてみて下さい。


2004年08月01日(日) 幸運を引き寄せるコツ

「仕事で大失敗をしてしまった。恋人や友達とケンカして腹が立ってしかたがない。自分では努力しているのに、なかなか思うように事が運ばずチャンスがない」、そんな時、「ついてない・不運だな」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
物事がうまく行かない時、今現在「不運」だと思える事があるとすれば、それはあなた自身が呼び寄せているのです。

自分でマイナスな考え方をしている時は、マイナスなものがあなたに引き寄せられ、近づいてきただけです。自分が思っている事は、現実でもその状況を作り出します。
または、自分が人の事を恨んだり、憎んだり、執着、嫉妬など、後ろめたさの種をまいたりすれば、同じ物事が返ってくると言えるでしょう。

あなたが心に抱いている感情と、それが作り出した感情のエネルギーは、同じ量のエネルギーとしてあなたの元に戻ってきます。上記の部分がわかると、自分が置かれている状況に説明がつくのではないでしょうか。

良くない事が続くと思う時は、自分の心のあり方を見直してみましょう。起こっている物事が何を意味しているのか・・・。そして、そんな時は思い切って反対の事をしてみれば、マイナスの反対はプラスですので、良い流れへと変わって行くのではないでしょうか。毎日を明るい気持ちで過ごす事です。

また、人に親切にしたり、感謝する喜び・嬉しさの気持ちで笑顔を絶やさずにいる事は、とても素晴らしい事です。そんなプラスのエネルギーは周りにも伝わり、前向きで明るい同じ感情を抱いた人が、あなたの引き寄せられる事でしょう。

ご自分でまかれた種で、「幸運」が育つでしょうか。それとも「不運」が育つでしょうか。



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