12月15日の夢
私はとある芸大の生徒だった。 クラスの皆で輪になって真ん中に置かれた静物をスケッチしている。 何故か隣に姉が居た。
授業が終わってサロンルームに行くと、ショーケースの中に私の描いた静物画が置かれている。 「7000円」と値段が書かれていた。
下の階に降りて友人の開いている個展を見に行こうとした。 途中、大きな部屋で数学コンテストが催されていた。 友人のT君が「ちょっと参加してみる」と言って机の並ぶ方に入って行った。
個展はかなり大規模で、体育館位の大きさの部屋に大作がズラリ並んでいる。 まず目に入ったのはレゴブロックで作られた赤と黄色のキリンだった。 キリンは人程の大きさで、モーター仕掛けで駆けている。 1人の幼児がキリンの背中に飛び乗った。 キリンは走り出して建物の外へ飛び出してしまった。
2月6日の夢
私は大学3年生だった。しかし大学には通わず、隣町のデザイン会社でアルバイトをしていた。 隣町はある種の独立国家で、学生及び就労者のみが住人になれる法律があった。 私はデザイン会社の開いた新入社員説明会に参加した。 そこへ親父が現れ「お前ちゃんと大学に行っていないんだって?ダメじゃないか!」と説教した。 私は「どうしてもこの町に住み続けたいんだー!」と泣きわめいた。 会社の近くの港から水平線を望むと、もう一つの地球が空を覆っていた。 北アメリカ大陸に地上絵の様な大きな漢字が書かれていたが、知らない漢字で読めなかった。
【暗転】
会社の試作部ではロケットエンジンの部品を加工していた。 新入社員の女性が天性の才能で刃物を使って荒削りの部品を仕上げていた。 堅い金属の固まりがバターの様に簡単に削られるのを(面白いなぁ)と思いながら見ていた。
【暗転】
私は無事入社する事が出来た。 夜、新歓コンパの屋外パーティー。オードブルの並ぶテーブルを社員達がわいわい囲む。 すると1人の女性社員が「君は本当は隣町の大学生なんでしょ。不正入社したんでしょ」と脅迫してきた。 私はパーティーの群から逃げるように走り出した。 巨大な大学の建物と社屋の間の小道を逃げている内に、袋小路に入り込んでしまった。 行き止まりのフェンスの向こうにどぶ川が流れていた。
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