++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2010年10月30日(土) *かわいくないオンナ

前に書いた日記で
無意識に すがりつく という言葉を使っていて
書きたかったのは しがみつく で
すがりつく じゃなかったのに と
急いで訂正して再登録。

結局未練がましいことには変わりないんだから
どっちだって変わんないでしょうと
いわれてしまいそうだけど。

同じ未練がましさでも
わたしの中で妙な線引きがある。

しがみつく のには なんていうんだろうか
ミエもなにもかも振り捨てて人目も憚らず という
必死さ。それは大層見苦しいだろうが強い意志を感じる。

でも すがりつく のには 
自分の意志を丸ごと相手に投げてしまって託してしまうような
キモチノワルサがある。

だから
しがみついても すがりつきたくないんだ・・・わたしは。

ここまできて しがみついてもすがりつきたくない も
ないだろうに。
最後のちっぽけな矜持なのか 無意味なコダワリとプライドなのか。

 
馬鹿だねぇ。



恋人のちょっとした言葉にひっかかって落ち込む。
そんな深い意味などないだろうとわかっているけど。

喧嘩したわけでも別れ話したわけでもない。
恋人はいつも通りに「また、明日。身体無理しないようにね」と
わたしを気遣って電話を切った。
なのに小さな棘みたいにチクチクしてるのが心から抜けない。


ヒネたしがみつくメールは書けても
すがりつくような風情のあるメールは書けない。


胸の奥のジクジクしたものが
のぼせたような熱をもって息を苦しくする。

机に置いたままの携帯は 多分 もう今日は鳴らない。


わたしはやっぱり かわいいオンナにはなれない。



2010年10月29日(金) *私だけの十字架

ただ 悲しいドラマ、主題歌じゃなくて
籠められた深い それでも生きていかなければいけない
人というものの業や痛み、が
いつの間にか身に沁みてわかる歳になりました。




2010年10月28日(木) *わたしの世界

持病の数値が相変わらず良くなくて
主治医から短期でも入院は無理かと。

鬱との関わりもあるのでクリニックの先生に相談してみて
そちら方面からみた入院の是非も聞いてみた方がいいだろうと
いうことに。


ヨリによってこんな時に生理始まり体調最悪。
もうこのダルさと熱っぽさとキツさが
持病からのなのか、鬱からなのか、生理からなのか訳がわからない。
多分、全部、、、だな。
生理が終わったら少しはマシになるかな。
そう願いたい。

心配事は尽きない。
自分にかかることだけなら良くも悪くも自分次第なわけで
でも 自分以外のことはどれだけ近しくても気を揉んでも
限りがある。たとえ我が親、我が子といえども。

それでもこの心が身体がもっと強かったなら
もう少し何とかできるんじゃないか・・・
親として、
子として。

考え出せばきりがなくて
考えすぎていいことなどなくて
それよりも今できることの何分の1かでもを
積み重ねて向き合って
息切れして座りこんでしまいながらでも
存在する自らを、諦め、ない、かぎり。


楽しいこと考えよう。
恋人と過ごす12月。
温もりに包まれる喜びを
わたしはまだ知っているじゃないか。

考える。

護りたいもの、愛するもの、
どんなことがあっても愛さずにはいられないものたち、
しがみつきたいこと、が わたしにはまだあるじゃないか。


しんどい。すごく疲れてて
何にもできてないできない自分が嫌で嫌で嫌で。
逃げ出したい 逃げ出したい けど

けど 
ぼーっと座り込んで現実逃避してもいいけど
とりあえず 踏みとどまろう。
何もできなくても耐えよう。
与えられている今日がある限り
景色は移り変わるから。

わたしの世界。

たったひとつしかない わたしだけの

張り詰めて壊れそうなわたしの世界を
そっと
そっと
撫でてみる 夜。



2010年10月22日(金) *疲労

持病の数値があまり良くないせいか、身体が熱っぽくきつい。
もう10月も終わりになっているのにちょっと集中して
何かをしていると熱がこもって汗がこめかみを伝い流れ落ちる。

数値が良くなくなってきて、一時は飲まずに済むようになっていた
数値を下げる為の薬を再度飲むことになって・・・
以前には徹底した管理ができたので(この時ちょうど躁状態で
それも上手くいったひとつだと思うけど)周りからビックリされるほど
順調に数値を下げることができたんだけど。

どうもわたしは精神的に変なところで脆いというか弱いので
鬱の調子が良くなくなると体調の管理までガタガタになってくる。
この心の病と身体の病のバランスをとるのが 今のわたしにとっては
とても難しい。

今など昔できたことの(っていつぐらいになるんだろうか。一応でもできた
(はずの)時は本当にあったんだろうか・・・。)10分の1も
できやしなくなった。

歳をとったからとかいうのは言い訳にもならないだろうけど
やっぱり、わたしは弱くなった。

思うように動かない身体に
奮い起こしても泡の様に消えていく気力に
心が折れそうになる。

久しぶりに内職の仕事があったのだが
ほんの簡単な作業のはずがやり終えるとぐったりと
寝込んでしまった。情けない。


あと数日で持病の方の定期検査がある。
入院だけは絶対に避けたいので何とか数値が
少しでも良ければいいのだけど。

それが終わったらクリニックの方にも薬を貰いにいく予定。

家のこと、子供たちのこと、考えて対処していかないことは
相変わらず山盛り。
処理しきれないうちに諸々がまた積み重なっていって
気が遠くなる。

手足が鉛のように重い。
好きな本を読むのでさえ最近では疲れてしまって
そういう今まで癒しの役割をしてくれてたものすら
めんどくさい みたいな感じになってる自分ってものに
ショックを受けてる。

全てがどうでもよくなりそうで。

大切にしていたものすら 自ら手放してしまいそうで。

わたしという人間の整理が上手くできずに
歪に膨れ上がったり、はみだしたり、
反対にスカスカにしぼんでしまってたり、

わたしはわたしに酷く疲れている。



2010年10月02日(土) *ヤサシいカケラ

今年の猛暑には本当に参った。
ここ数年で一番、久しぶりにこんなに
救急車と救急病院のお世話になったんじゃないだろうか。

何とか自身の入院こそ免れたものの
持病の数値が相変わらず良くないままで
とうとう一時止める事ができていた薬を再度飲むことになった。
ふぅ・・・かなり落ち込むけど仕方ない。


バランスをうまくとって生きていくのは
本当に難しい。

常に緊張感を持続させていくことがうまくできなくて
ずりずりと滑り落ちては
またすんでのところでなんとか這い上がる。繰り返し。


 いつまでだ?

  力の続く限りだ。

 どうにもこうにもそれができなくなったら?

  なに
  その時は有無を言わさぬ大きな力で
  叩き落とされてしまうのだろうよ。



だから
ひとつでもたくさんの
楽しいことをしたいとおもう。

キレイだと思えるものがキレイに見えているうちに
愛しいと想うものをこの手で抱きしめられるうちに
音を、声を、この耳にいつでも甦らせることができるように

わたしは意気地なしの寂しがりやの欲張りだから

たくさんのたくさんの想い出のカケラを集めて
そのなかに埋もれて眠りたいのだ。
そのためのヤサシいカケラをそっと今日も拾い集める。




10月。

透明のマニキュアを塗って
秋色のスカートを穿いて
口紅をひき
オンナの顔をして
彼に逢いに行ってくる

もうすぐ。


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ゆうなぎ [MAIL]

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