あと２ヶ月
あと２ヶ月で此の何とも言えない微妙な空間
言いえぬ苦しみから開放されるのだ。

２ヵ月後のワタシは
まだ、ヒナと笑って居られてる、かなぁ。

何だか此処最近、そんな事を思う。
何かあった訳でも無い
気持ちに変化があった訳でも無い。
彼は相変わらず優しいし
沢山の愛情をくれる

でも
只、ふとした瞬間に思う。
理由は・・・無いのかもしれないし、露見していないだけかもしれない。

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あー、もうそんな時期なんだなぁ・・・。
思い描いていた事が
現実味を帯びてきて、少しだけ怯えているのかもしれない。

勿論、其の日のワタシもお茶を飲んでいた
いや、ゴクゴクゴクゴクと飲む訳では決して無いんだよ
喉を潤す程度、だよ。多分。まぁ、１回じゃ無いけれど。

『ふぁ〜良い運動したなぁ。』
ワタクシアキラまだまだ女、おばさんじゃなくってよ。おほほ。


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あら嫌だ、何て事言うのかしら。

『何？そんなに動いてる？』
『うん、あっち向いたり、こっち向いたりねぇ。』

そっか。
・・・・・・
いやいや、そうじゃなくって
声を大にして言いたいのは腰だって動かしてるゾ★と
そう言う事。

・・・・・多少は、ですが。


此の日の会話にタイトルを付けるなら
『アキラ・・・・お前マグロだろ？』事件でした。


・・・・・


あ。事件は大袈裟か。

深夜、夜の一仕事〔え？〕を終えたワタシとヒナは
ある話題で盛り上がった。

お題”セックスの最中、終わった直後にする最悪な行動はどれ？”

・セックスの最中にお茶を飲む女
・セックスの最中にタバコを吸う男
・終わったら即寝する男
・終わったら即１人でシャワー〔男女共通〕
・終わってパンをかじり始める男
・ＡＶ見ながらセックスする男

等など、色んな話をして居た。


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最悪ですか？ですよね、あはは。
でも仕方無いんだよ！苦しいんだもん。カラカラなんだもん。
でも、ワタシの其の癖？に文句を付けた男性は今まで１人も居ない
・・・思ってても言わなかったのか、最初はビックリしたけど慣れた、のか。
其処は知らないけれども。

因みに此の話をして居る時
ワタシはタバコをプカプカしながら
ヒナはパンをかじっていました。

うはは。

あ。因みにワタシもヒナも
セックス中にタバコは吸わないし、終わって即寝も即１人シャワーも無いよ。
ＡＶも見ないよ。例えばの話だよ。

・・・・・時々恐ろしく眠くなるけどね〔ボソッ〕

因みに会社で、終わった後に
男性は女性のアソコを拭くべきか？否か？で、討論しました。

・・・・・如何なんでしょう？

ある男の子は、僕は拭いてあげますよ。と言い
ある女の子は、お腹は拭って欲しいけどアソコは拭かれたくない。
と、言っていました。どんな会社なんだ。

因みに、毎回拭いてくれる男性も居ましたし
スマートにティッシュを渡してくれる男性や
ティッシュをあてがってくれる男性等など、十人十色？

でも、まぁ
じゃぁヒナは如何なのか？と言うのは敢えて控えさせて頂きますが。


みんな如何してるのかなぁ？
アキラの素朴な疑問。

例えば、其の日のピアスの感想をくれたり
其の日の髪型の感想をくれたり
ヒナはそんな人、だ。

連絡もまめで、其のまめさに付いて行けてないワタシはダメな女。
彼は、注げる時間は全てワタシに使ってくれて居るのだろう
・・・でも、ＰＣにうつつを抜かして居るワタシはダメな女。はぅ。

只管に、ヒナに感謝
まめに動いてくれる君に
思いやり深い君に
ちゃんとワタシを見てくれるヒナに
感謝する毎日である。


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そんなトコにまでキチンと見てくれている貴方がちょっと憎い、です。

最近のワタシは如何やら自己管理が甘い、様だ。

ヒナの御婆様が危篤と言う事で
本日お休みだったヒナは、急遽隣県まで高速を走らせた。

かなり悪いらしく、一度こっちにスーツを取りに戻ると言って
ワタシの仕事上がり、晃邸にも寄ってくれた。

直ぐにとんぼ返りのヒナ
車を走らせてる途中に気付いたのか


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あぁ、きっとワタシが窓を開けっ放しで寝ちゃう子だから、かな。
こんな時までワタシへの気遣いを忘れないヒナ。

其の後も合間合間に、家に１人残したワタシを気遣うメールが届く。
ヒナ、ありがとう。俺、１人でも大丈夫だよ。

ヒナはＰＣを触らない
ネットに余り興味が無く、知識も殆ど無い。が。
ワタシがネット中毒。あはは。

貴方が居なければ、其の時間はずっとＰＣに向かっている
きっと日記の更新もオモテ・ウラ共に完璧な筈。

しかし、大半をアキラ邸で過ごすヒナ
当然、ＰＣに触る機会も有る。

しかし、日記の存在を知られる訳には行かない
お気に入りなんて絶対見られたくない。

日記バレ＝秋クンとの不倫バレ
更にワタシの胸の内大暴露。
絶対にバレる訳にはいかない。


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ＰＣに無知なヒナには此れで十分。

なので
貴方のサイトも”ウィンドウズ”に閉じ込められているかもしれません。

スヤスヤとワタシの隣で眠っているヒナ
毎日の様に一緒に寝ている其のスタイルは腕枕、で抱っこ。

朝まで持続出来る事は皆無だけれど、腕枕は朝目覚めても其の侭だったりする。
２人で寝るのが当たり前になって
抱き合って寝るのが習慣付いている。


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抱き癖、とでも言うのだろうか。

朝まで継続されるそれらは
ヒナが無意識にしてくれている、努力。

秋クンからＣＤと手紙を貰った
手紙には今の心境、今後の事が綴られてあった。

今、ワタシ達の関係は穏やかに収まりつつ、ある
上司と部下、其処に有る信用は他の人とは比べ物にはならないけれど。

気持ちが無くなったと告げて、彼が其れを受け入れて
お互いに少し楽になった、と思うのはワタシの思い込みだけれども
秋クンも少し、落ち着いた様だ。以前よりは。

彼はやはり離婚を考えていて
子供との将来とワタシの間で揺れて、居た。
１年前と違うのは別れたからと言って、ワタシに気持ちが無い以上
只、秋クンが自由になるだけ、と言う事。

其れを考えても、子供さんの事を想っても、やはり離婚すべきでは無いだろう。
例え、奥さんがどんなに嫌いでも。
いや、当事者にしか判んないけども

でも、離婚するとかしないとか
其れは秋クンの人生の選択であって、もう其処に関わっていない
関われないワタシに其れを言われても只、戸惑うだけ、で。

離婚に関しては、一切気にしなくていいから。秋クンは言った。
自分が勝手に思って、考えてする事だから、と。

其れはそうだ、けれどワタシは彼が譬え
しないと思っているけれども
離婚と言う形を選んだとしても、もう彼をワタシの隣を歩く人、とは考えられない。
子供をとても愛している彼を考えても
ワタシの気持ちの上での負担を考えても、離婚して欲しくない。

我侭以外の何物でも無く
自己中以外の何物でも無いけれど
只、１つだけはっきり言えるのは、子供を手放せば必ず後悔するだろう。
と、言う事。

子供と離れ、ワタシも居ない
１人になった彼は、俺は自由だ、と喜べはしないだろう。

貴方には守るモノがあって、見守って生きたい人が居る
ワタシには大切にしたいモノが出来て、一緒に歩いて生きたい人が居る。

休みの日に一緒に居られる事が、出掛ける事が
毎日一緒に食事を取れる事が、眠れる事が。
彼と付き合うまでは其の全てが当たり前だったのに、其れがとても貴重なモノで
幸せな事なんだと判っていたけど、再確認させられた、秋クンとの１年。

ワタシは、また其の１つ１つを幸せだと噛み締めながら大切に出来る
ヒナとの今を、とても幸せだと思っている。
ワタシだけを見てくれて、分散しない其の愛情にとてもとても、感謝している。


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秋クンには、申し訳ないとしか言えないけれど
ヒナに出会えて、本当に良かったと思ってる
きっと彼が居なければ、まだワタシは先を見る事の出来ない
辛い恋の渦中に居たかもしれない、のだから。

秋クン、ワタシは
貴方との付き合いでは見れなかった未来を望めなかったモノを
ヒナと見つめて、重ねながら歩いて生きたい。
そう、思っています。

秋クンに別れを告げて３ヶ月、になる。

彼は未だ、苦悩の中で生きている
そう、漏らした。

以前よりは、穏やかな毎日
でも、ヒナには隠し通す　秋クンとの１年間
また、秋クンに隠し通す、ヒナとの今。
そして、北川氏に悟られない様に振舞う、其々との過去と現在。

北川氏は、ワタシに言った。

『お前が、あと１つ本当の事を言ってくれたら
　俺は、お前を諦められそうなのに・・・。』

本当の事とは・・・？
秋クンとの事、なのか
ヒナへの気持ち、なのか
隠し事の多いワタシには、彼の言う”本当の事”が解らない。

嘘を吐く事と
本当の事を言わない事、は同じ様で違うのだと。
少なくともワタシは、そう思い
何も話さない事、本音を語らない事を選んで来た
多分、此れからもそうするだろう。隠したい事が、有る限り。



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ヒナ、ヒナ。
貴方がそう思ってくれている様に

ワタシも、貴方が最後の人であればいいと思ってる。

ヒナが言った。
『子供が出来たのが判ったら、すぐ引っ越すから。』

ん？何をまた突然
将来の話をするのが好きなヒナさんではあるが
取り敢えず、ワタシは今妊娠する気配は、無い・・・のですが？あはは。

でもまぁ、聞いてみる。
『何処へ？』
すると、ヒナは
『田舎！やっぱり子供は綺麗な空気の処で育たないと。』と言った。

そう田舎・・・ですか・・・。

『アキラ？其れでいい？』と聞かれましてもまず実感湧きませんが。


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そして
『で、山と海と・・・公園があったらえぇなぁ。』
そう、言った。

・・・・・・

其れ、どんな処なんですかっ。
てか、田舎だけど確かに田舎なんだろうけれど、其れは田舎なの？
良く判らない。

ワタシの想像する田舎とは如何やら違う、らしい。

生理痛の激しいアキラ、です。もぅ悶絶。
まぁ、普通の状態では無いので、先月産婦人科に行って参りまして
色々話をした結果、ピルを飲んでみようかと。

処方が遅れたのは、ヒナと随分話し合って決めた、から
まぁ、余り無いようなのですが副作用、とかね。色々。
心配性のヒナさんは、最後まで副作用の心配をしておられましたが
ワタシが生理痛で苦しんで居るのを間のあたりにし
取り敢えず、１ヶ月試してみよう、と。

まだ３日目ですけどね。

頭痛とか、吐き気とかは無いのですが
やたら喉が渇くのは何だろう？
何か体に異変があると、もぅ勝手にピルの所為にしてます。
ごめんなさい。
でもね、凄いの凄いのよ！
今回の生理、生理痛が無い。ブラボー！早速、効果覿面！
気の持ち様か？と言う意見は全却下〔何〕

で、ピルを飲むと言う事は・・・避妊効果、も有る。
ヒナさん、避妊しなくて良いね、と話してました。
・・・・・嬉しいらしいです。

アキラの中に出せるのが嬉しい、らしい。
へぇ・・・そう言うモノ、なのか。


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前回の妊娠騒動で、何らかの覚悟が出来たワタシと、ヒナ
暇があれば、２人で子供の名前を考える日々。

『よく別れたら存在の大きさが判ったって、聞くけど
　俺は、どれだけアキラが大事で、大きく、大切な人か、失わなくても判る。
　これから２人の結晶も出来て、もっともっとアキラを大切にする！
　アキラと家庭を大切に、精一杯頑張るで。』

そう言ってくれたあの日から
ワタシはもう、何も恐くない。

２日間休日だったと言う事もあり
ヒナのギックリ腰？も大分良くなって来た。
彼をお風呂に入れる事１週間、ソロソロ役目も終わりとなって来ました。
翌日の仕事が早朝出勤でも、睡眠時間を削って
ワタシに出来る事は、全てやった。よしよし、俺様も頑張ったね。

で、しかしながら
ヒナの下半身は爆発寸前〔言い過ぎ〕で
其れは、挨拶程度のハグで、キスで、
其れだけでエロモードに突入して仕舞う程。

ちょっと腰が良くなって来たから、と
ワタシを弄び始めた、欲求不満っ子ヒナ。

彼のを舐め上げると
『ヤバイ、気持ち良過ぎて手も動かせない・・・。』と漏らした。

でも、頑張ってたよね〔謎〕

相当気持ち良いみたいなので、此の侭お口で終わらせてあげようと思った
心優しいワタクシアキラ、でしたが

『アキラに入りたい。』と・・・・〔汗〕
『いや、今日は止めておこう？腰が治ってからにしよう？』

でも、駄々っ子は譲らず。


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・・・・・・

俺、言えない。絶対言えないっっ。



だって恥ずかしいでしょ、おかしいでしょ。
執拗に攻めるヒナに、走って逃げたい程恥ずかしいワタシ。


ねぇ・・・


みんな普通に言ってるの？



俺様・・・・泣きたい位恥ずかしい、です。

ヒナがギックリ腰になった。４日前の仕事中の事だ。

腰を痛めた事の無いワタシには其の痛さが
どの程度のモノなのかさっぱり解らないけれど
仕事の前線から、まずは離脱。さようならぁあぁぁあ。

ギックリ腰だか、ビックリ腰だか判んないけれど
其れは相当痛いらしく、１人では何も出来ないヒナ。

私生活においてワタシは
早くも介護体験をする事となった。

お風呂に入れてあげたり
日頃動かないワタシが、彼の手足となり動く日々。
今だけ、ですけれど。

勿論、エッチなんてもってのほか
寝返りすら打てない人が、打てる訳無い〔謎〕


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彼には限界らしい、です。


此れ、どうなのよ。x･)ぷっ