先日ペットショップでフェレットと遊んで以来、フェレットが欲しくてたまらない。
今日はペットショップを4件回った。
もちろん、フェレットを見るためである。
1件目で、何とフェレットが7500円の安値で売られているのを発見した。生後1歳のいわば「売れ残り」のフェレットたちだが、十分に可愛い。
生後3ヶ月のフェレットが3万円するのに比べれば、その値段はわずか4分の1。2匹飼っても15000円という安さである。
これは買いか?
そう思い、とりあえず店員に頼んでゲージから出して抱かせてもらうことにした。
すると、このフェレットの問題点が明らかになった。
とにかく、人の手をやたらに噛んでくるのだ。 フェレットに噛まれるのは相当痛い。
成長すればなくなってくる「噛み癖」がとれなかったのだ。 それで売れ残ってしまったのだろう。
しかし、当のフェレットには全く悪気はない。 当人にとっては、「じゃれて」いるつもりなのだから仕方がない。
顔は可愛いやつなのだが……。
結局買わなかったが、かなり気になる存在になったことは確かだ。
7500円はとにかく安い。
他のペットショップでもそこまで安いものは見当たらなかった。
さてどうするか……しばらく考えて決めることにしよう。
今日、家の近くのペットショップに行った。
その店はショップで飼われている犬や猫が店の中を自由に歩き回っていて、来店した客との触れ合いができるようになっている。
僕は大の動物好きなので、「心の癒し」のために動物と触れ合おうとその店を訪れたわけだが、実際に行ってみると、僕はその犬や猫ではなく、他のある動物に夢中になってしまった。
それはフェレットだった。
その店で売られているペットは犬と猫が中心なので、フェレットは店の片隅にひっそりと売られているだけなのだが、そのフェレットの愛くるしさに、僕はすっかり虜になってしまった。
フェレットが入っているかごに指を差し出すと、フェレットは「遊んでくれるの?」といった可愛い表情で、さかんに指をじゃれがみしてくる。
そして、僕が去ろうとすると、その後姿をじっと目で追いかけてくる。
「なんて人なつっこいやつらなんだろう!」
早速、僕はその店でフェレットの本を一冊買って、家に持ち帰り、実際飼うときの注意点などを調べることにした。
すると、フェレットというのは実に繊細な動物で、飼うに当たっては中々難しい問題がたくさんあることが分かった。
中でも一番大きいのは、気温と湿度の問題だ。
フェレットが快適な温度は15から22度くらいなので、夏や冬は一日中エアコンをつけなければならない。 これは相当電気代がかかる。 かなりの出費を覚悟しなければならない。
自分の給料を考えると……実際かなり苦しい。
フェレットを飼うのは儚い夢、なのかな。
でもフェレットがいると、きっと毎日癒されるんだろう。
さてさて、どうしたものか。
ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」を見た。
何となくレンタルショップに行って、そこに置いてあったパッケージを見ているうちに、何となく気になって、何となく借りたのだった。
そして何となく見ていていたのだが、ジョニー・デップが人嫌いのパティシエを好演しているのを見ているうちに、割と物語には引き込まれた気がする。
この映画は理屈抜きに笑ってみるものなんだなという気がした。
途中、唐突にミュージカルの要素が入ってくるし、登場人物の行動も「うそ〜」なところが多いのだが、そこはそれで割り切れば、結構おもしろい映画だったと思う。
個人的にも、そういうちょっと「おバカ」な映画は好きなので、見てよかったと思った。
今日、ランドオーヴァーシリーズの第一巻「魔法の王国売ります!」を読みきった。 400ページ以上の本を、数日がかりだが、読みきったというのは病状の上では進歩なのかもしれない。
とはいえ、創作意欲が湧かないのは相変わらず。
仕事関係のことにやる気が出ないのも相変わらず。
寝てばっかりなのも相変わらず。
いつ現状を打破できるのやら……。
2006年02月23日(木) |
創作意欲が湧かないけれど…… |
今、自分の体調のことで一番気になっているのは、創作意欲が湧かないことだ。
ホームページの更新をしなくなって、かなりの日が経つ。
それがうつが悪くなったことを示しているのか、それとも良くなっている回復途中だからこそなのか、分からない。
分からないから気にしない方がよいのだが、日記の更新も億劫になるほどになると、自分で自分のことが心配になり、やはり気になってしまう。
本を読めば創作意欲が湧いてくるかと思ったが、そういうわけでもないことがここ数日で分かってきた。
創作できないからといって生活に困るわけではないのは救いだが、創作という趣味がなくなると、毎日の時間をつぶす方法がより限られてしまうし、創作できないということ自体がどことなく寂しい。
今日は(今日も)平凡な一日だった。
スチール製の五段ラックを買った。
これでまた一つ、家に収納家具が増えた。引越しのときからそのままになっているダンボールの一つか二つくらいは、これでまた消えてくれるだろう。
夕飯は自炊した。
メニューはハンバーグと、イカとダイコンの煮物。
煮物をしたのは久しぶりだ。
それに、イカをさばいたのは初めてだったので、内臓を取ったりするのに少し手間取った。
出来は上々。ダイコンに煮汁が染みて、いい味を出していた。
ハンバーグは少し焦げてしまったが、まあ良しとしよう。
こうやって振り返ってみると、いい一日だったのかな?
創作できないことにこだわり過ぎなのかもしれない。
2006年02月22日(水) |
映画「サイレン」を見ました。 |
今日は朝からどうにも気分がよくなかった。
やる気が出ないという、いつもの症状である。
これじゃダメだと、昼少し前に外に出ることにした。
そして映画「サイレン」を見に行った。
映画で心が晴れるとは思わなかったが、何とかしなければというあがきみたいなものだった。
それで肝心の映画の感想はというと……
「なるほど、そうきましたか」 で終わり。
というとひどすぎるかな。
正直、僕が見るにはちょっと苦痛な部分が多かったです。 あまりにB級くさい演出が多すぎるのと、「結局あのシーンは何だったの?」というシーンが盛りだくさんで、途中、正直イライラしました。 何が狙い(ホラー?サスペンス?)なのかよく分かりませんでした。
「サイレン」好きな人、及び製作者の人ごめんなさい。 毒づき過ぎですね。
金返せとは言いません。 でももう少し安くてもいいような気がします。
何だかんだと批判しまくってるなあ自分……。
まあ、楽しめる人には楽しめる映画なんじゃないでしょうか。
ああ、調子が悪い。
日記を書く気力もあまりない。
どうしよう。
睡眠がうまく取れてないのかな。
せっかく上昇気流に乗れそうな気がしてたのに。
何をどうすればやる気が出るようになるのか……。
本当に分からない。
何とかしないと……。
2006年02月20日(月) |
久しぶりのまともな読書 |
テリー・ブルックス著「魔法の王国売ります!」を7、8年ぶりくらいに読み返し始めた。
「魔法の王国売ります!」は「ランドーヴァー」というシリーズの第1作目で、全米でベストセラーになった本らしい。
それはともかく、この古い本を久しぶりに読もうと思ったのは、何か単純におもしろい物語に触れたいという欲求からだった。
しかし、いざ読み返してみると、これがなかなか歯ごたえのある文だったために(そういうことは忘れていた)、全頁の3分の1ほどしか読めなかった。
まあ、それでも120ページ超を読んだのだから、それでよしとしよう。
それにしても、たったそれだけ読んだだけで前頭葉の辺りがズキズキと痛み出してくるのには参った。
ただの趣味の本にすら、僕の脳は耐えられなくなってしまっているのかと思うと、気持ちが沈んだ。
まあ、本を読もうと思うようになっただけでも前進したと思って、納得するしかない。
前向きに受け止めねば……。
昨日、パソコンの試験でがんばった反動なのか、どうも今日は調子が悪い。
日記を書く気分にもなれない。
こういうとき、時間のつぶし方に困ることがある。
趣味すらやる気が起きないときは、寝るしかない。
しかし、寝ると起きた後に罪悪感が襲ってくる。
「また時間を無駄にしてしまった……」そんな気持ちになる。
そんなことではうまく治療につながらないような気はしているのだが……困ったものだ。
2006年02月19日(日) |
MOS試験を受けました。 |
今日、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」という試験を受けた。
試験の内容は、マイクロソフトのソフト(ワード、エクセル等)の基本的な動作ができるかどうかを確認するものだ。
僕が受けたのはエクセルのソフトについてのものだったが、結果は合格だった。
直前までほとんど勉強しておらず、ほとんど一夜漬けだったので、まさか受かるとは思っていなかった。
受かったことで、少し自分に自信が付いた気がする。
大した試験じゃなかったけれども、久しぶりに勉強する喜びも味わえたような気もする。
これから職場復帰へ向けて弾みが付いた、そんな一日だった。
2006年02月17日(金) |
楽しい物語に出会いたいと |
ここしばらくの間、ずっと精神的に落ち込んでいたが、今日は調子がよかった。
久しぶりに本でも読んでみようと考え、本屋に行って本を買った。
買ってきた本は、ロバート・アスプリンの「マジカルランド」シリーズ2巻と、「金沢検定300問ドリル」。
前者の方は、何か単純な物語が読みたいと思って買ったもの。 後者の方は、単に興味本位で。
近頃、「楽しい物語」に出会っていない。
楽しい物語と出会うことは、今は案外難しい。
昔、僕がまだ少年だった頃は、読む本全てが楽しかったから、楽しい物語と出会うことも簡単だった。
今は、どの本も読む前から何となく「たかが知れている」ような気がする。
それは、実際その本がおもしろいかどうかということよりも、読み手である僕の心境の変化によるところが大きいのだろう。
あるいは、うつのせいかも知れない。
どちらにせよ、世の中におもしろいと自分が思える本がそうそう転がっていないという状況は、僕にとっては不幸なものだ。
そのせいか、僕自信の創作意欲も、最近は失われている。
これではダメだと思うのだが……。
どうすればよいのやら。
2006年02月16日(木) |
職場へ、仕事復帰延期の報告 |
職場に行き、復帰が遅れることの報告を上司にした。
上司は「ゆっくり養生してください」と笑って言うが、内心ではどう思っているのだろうと、それが気になった。
僕はこの仕事に向いていないのかもしれない。
それとも努力不足なのだろうか。
仕事復帰への不安が、時折頭をもたげる。
東京で、自分の力が全く通用しなかったことを思い出す。
東京での生活は半分トラウマのようになってしまった。
報告を終え、急いで帰ったが、それだけのことで、少し頭が痛くなった。 うつのせいなのかどうかは分からない。
どちらにせよ、今の自分にできることは限られている。
できる範囲内で、仕事復帰への準備をするしかない。
毎日が矢のように通り過ぎていく。
きっと4月になるのもあっという間だろう。
それまで、僕が何をできるか。
もちろん、治療に専念するより他ないのだろうけど。
何かプラスアルファが欲しい気がする。
2006年02月15日(水) |
職場復帰が延びました。 |
今日、仕事の復帰をどうするかについて、主治医の先生と話し合った。
現在の状況(何事にもやる気がわかない。本を継続して読むことができない。食事を取るのも億劫)を伝えたところ、先生の判断は「もう少し様子を見た方がよい」とのことだった。
結局、3月1日の職場復帰は見送ることになった。
明日はそのことについて、職場に報告に行かなければならない。
また一ヶ月、職場に迷惑をかける期間が延びてしまったことになるが、もうそのことは気にしないことにする。 気にすると余計に治療期間が延びそうだ……。
ああ、職場への報告……億劫だなあ。
今日はバレンタインデー。
とはいっても、特別書くことは特にない。
彼女からはチョコをもらった。
休職中なので、義理チョコをもらうことがないのは助かる。
今日は少し調子が良かったので、部屋の片付けをした。
未だ引越したときのダンボールがいくつかそのままになっている部屋は、何とも味気ない。 いっそのことダンボールで工作して机でも作ってやろうかと考えたが、やめた。 作ってしまったら、それこそダンボールがずっとそのまま残ってしまうことになる。
近く、タンスか何か、収納家具を一つ買おうと思う。 お金はないけれど。
オリンピックを見た。
スピードスケート男子500Mは残念な結果に終わった。
僕にとっては、加藤選手がメダルを取れなかったことよりも、清水選手の復活がならなかったことの方が残念だった。 僕は清水選手の大ファンだ。
今回の五輪、日本は一つもメダルを取れないかもしれない。 もしそうなったらそうなったで、印象に残るオリンピックになるのだろう。
2006年02月13日(月) |
一年を振り返って(?) |
気が付けば、日記を始めて一年が過ぎている。
途中、殆ど書いていなかった時期もあるものの、全体的には定期的に更新していて、こらえ性のない僕がよく続けられたと我ながら感心してしまう。
全く私的で、面白味もない日記なのに、定期的に読んでくれている人や、マイエンピツに登録してくれている人がいることには、本当に感謝したいと思う。
また、この日記を通じて知り合えた人がいたことにも感謝したい。
この一年の間でうつ病という厄介な病気を抱えるようになってしまった僕だが、いろんな人と出会えたことだけは、とても喜ばしい経験になったと思う。
ああ、何だか文が硬いな。
うまく振り返られない。
もっと色んなことが言いたいはずなのに、言葉にならない。
「あなたに感謝しています」
そんな風にしか表現できないな。
僕には文才がないな。
言っても仕方がないことだけど。
これからの一年、僕はどんな言葉をこの日記に刻んでいくんだろう。
明日さえ、全く何も見えない状況だけれど、願わくば、少しでも幸せなことを書けるように。
今日は友人の三回忌があった。
僕の体調が思わしくなく、遠距離ということもあったので、行こうかどうか迷ったが、結局行くことにした。
僕の中で、友人の死について、踏ん切りをつけたいという思いがあった。
思えば、この日記も友人の死から始まっている。
この日記も、これで一区切り、ということになるかもしれない。
そういえば、日記を書き始めて一年が経とうとしている。
この一年は怒涛のような一年だった。
その間、僕は東京に行き、うつ病に冒されるようになり、また金沢に戻ってくるという、目まぐるしい変化があった。
いろんな出会いがあった。
大きな流れに翻弄された一年だったとも言える。
これからの一年はどうなるだろうか?
それは分かろうはずもないことだが、とにかくも無理をせずやっていこうと思う。
さて、友人の三回忌だが、あっけなく終わった。
あっけない、と感じたのは、僕の心境に変化があったためだろう。
僕の中で、友人の死は過去のものになりつつある。
忘れたわけではなく、受け入れることができつつあるのだ。
僕自身、そのことに気づかされた三回忌だった。
生きている限り、これからも様々な人の死に立ち会うのだろう。生き残った人はそれを乗り越えていかなければならない。
そして最後には、自分の死を迎えるのだろう。
僕は死ぬまでに何をしていくのだろうか。
今はまだ何も分からない。
できることは、ただもがき続けることだけ。
僕にとって今生きるということはもがくことだ。
もがいてもがいて、その先に何かあることを信じて、今は進まなければならない。
2006年02月11日(土) |
テレビ(?)を買いました |
テレビを買いに店を回ってみたが、なかなかいいものは見つからなかった。
どれも帯に短し襷に長しで、高すぎたり、安いけど欲しい機能がなかったりだった。
それで、結局どうしたかというと、テレビは買わないで、パソコンでテレビが見られるようになる機器を買った。
買ったのはadaptec社の製品だった。
adaptec社がどんなところかはよく知らない。
驚いたのは、製品がマイクロソフトウィンドウズとの互換性を証明するロゴ証明がなかったこと。
実際、どうも動作が不安定で、インストールするのにも四苦八苦した。 (一度インストールしたはずなのに、またインストールしなくてはならない羽目に陥ったり、そもそもインストールがスムーズにできなかったりした。)
adaptec社にはすいませんだが、これはいかがなものかと思う。
とはいえ、テレビを見ることには成功したので、結果オーライ(そういう意味では買って損したということはなかった)だ。
久しぶりにテレビを見ると、やはりトリノ五輪のことが特集されていた。
僕は五輪好きなので、これからが楽しみだ。
特にスピードスケートには注目している。
清水宏保選手が好きなので期待しているが、今期メダルを取るのはちょっと苦しそうだ。
それにしても、今は本当にパソコンで何でもできる時代なのだなと実感する。
これだけパソコンで鮮明にテレビが見れるならば、テレビだって下手をするといらないのではないだろうか? などど思った今日一日だった。
今、家にはテレビがない。
もうすぐトリノ五輪が始まることでもあるし、ニュースなども見たいので、新しいのを一つ買おうと思って、電気屋に行った。
電気屋には、昔のブラウン管型から、液晶テレビ、プラズマテレビと、様々な種類のテレビが並んでいた。
それだけでも迷うのに、2011年から始まる地上波デジタル放送の問題があって、どれを買うか選ぶのにますますややこしいことになっている。
現在売っているテレビで、地上波デジタルチューナー内蔵型でないものは、基本的には2011年以降は使えないのだ。
2011年とは微妙な数字である。
後5年だから、安いのを買っておいて、2011年が来たら買い換えるという考え方もできるし、高いけれど今のうちに地上波デジタルチューナー内蔵型のを買っておくという考え方もできる。 どっちがいいのかは分からない。
迷ったあげくに買おうと思った地上波デジタルチューナー内蔵型で15インチのサイズのテレビは売り切れだった。 次に入荷するのはいつか分からないという。
入荷する頃にはトリノ五輪は終わっているだろう。
僕は五輪が好きなので、何としても見たいと思っている。
とすれば、安いのをとりあえず買うしか選択肢はないのだろう。
思いっきり安いのを買って、2011年が来たら買い換えればいい。
今日は買えなかったので、明日もう一度買いに行こうと思う。
ところで、今日の夕食は、ヒレカツにした。
自分で作って揚げたのだが、思った以上にうまくいってとても気分が良かった。
料理をしているときは楽しい。
料理人にでもなった方がよかったんじゃないかと思うときがある。
まあ、実際の料理人は楽しいとは言ってられないのだろうけど。
金沢に来て、栄養状態はよくなった気がする。
ただ、睡眠がうまく取れていないのだけが気がかりだ。
ここしばらく調子が悪かったことと関係している気がする。
どうしたものか、考えないといけない。
2006年02月09日(木) |
簡単おいしい麻婆豆腐 |
今日はふらりと白山麓にドライブに行った。
白山麓は真っ白に雪化粧していて、少し幻想的で、ゆったりと落ち着いた雰囲気を漂わせていた。
そんな風景を見ている間に、僕の気持ちも少しずつ落ち着いていったように思う。
山に囲まれると、とても自分が小さく思える。そして自分の悩みも小さなものに思える。 大きな自然、地球の中にポツンと立っている自分を感じる。 それは孤独を感じるということではなくて、視点を変えて、客観的に自分を見ることができるということなのだろう。 客観的に見れば、自分もなかなか捨てたもんじゃないと思うことができる。 やっぱり山は偉大だ。
ドライブの最中、まずかけた音楽はミスターチルドレンのアルバム「I LOVE YOU」だった。 このアルバムは珠玉の一枚だと思う。 アルバムの中の曲はどれも素敵だけど、特に好きなのは「跳べ」。 リズムが良くて、歌詞のどことなく物憂げな(ミスチルの歌詞はそういうのが多いのだけど)ところがいい。
ドライブの終着点、白山の中ほど、中宮というところで温泉に入った。 露天風呂で空を見上げながら、僕は何も考えず、ただ温泉の心地よさに体を委ねた。 幸せな気分だった。 露天風呂は厚く積もった雪に囲まれていて、子どもが裸のまま雪を取って遊んでいた。 空は雲に覆われていたが、ところどころに青空が顔を覗かせていた。雲はゆっくりと動いていた。 僕は自分が病気だということを忘れた。 雪や雲や空の下では、そんなことはどうでもいいことだった。 ただ、時間が流れた。 僕は少しのぼせ、風呂から上がった後もしばらくの間、体が火照って汗をかいたが、充実した気分だった。
帰りのドライブの間、僕はグリーン・デイのアルバム「アメリカンイディオット」を聞いた。 このアルバムの中の曲「wake me up when september ends」を聞くと、僕はなぜか涙が出そうになる。 大して曲の歌詞も分からないのに。 不思議なことだが、メロディーが切ないからだろう。
家に着き、僕は夕食に麻婆丼を作った。 丸美屋の麻婆豆腐の素に、テンメンジャンとオイスターソース、それにごま油を加えた僕なりのアレンジ料理だが、これがとてもおいしく出来上がって、僕は自分の料理を自画自賛することを惜しまなかった。
今日はとても気分がよく過ごせた一日だった。
明日からもこんな日が続くといい。 まあ、そんなうまくはいかないとは思うが、今日みたいな日がたまにあれば、僕は何とかやっていけるかもしれない。と思う。
2006年02月08日(水) |
映画「SAW」を見ました。 |
前々から気になっていた映画、「SAW(ソウ)」を見た。
(自分の感覚としては)巷で話題になっていた映画だったので、どんなものかと期待があった。
見る前の予想としては、「CUBE」という映画に近いのかなと思っていた。
主人公たちの置かれた状況の密室性と不可解さが似ていると思ったのだ。
だが、実際見てみると、全く違うものだということが分かった。
期待外れ、とまでは言わないけれど、深みに欠けていて、よく考えるとストーリー的に「???」な強引な点が多数見受けられたので、それほど自分の中では評価の高くない映画だった。
話題になったのは、たぶん、制作費に比べて映画の完成度が高かったからなのだろうと思った。
おもしろくない、ということはないので、見る価値はあるかなと思うけれど、期待が高かっただけに、ちょっとがっかりした。
映画の出来としては「CUBE」の方がかなり上だと思う。
「CUBE」にはたくさんの比喩があって考えさせられるところがあるけれど、「SAW」にはそれがなかった。ように思う。
「SAW2」があるそうだが、しばらくは見る気になれない。 気が向いたら、借りてきて見るかもしれない。
ところで、話は全く変わりますが、この日記を書いていると、時々嬉しいことがあります。 それは読んで下さっている方から励ましのお便りを頂くことです。 お便りを頂く度、目には見えないつながりのようなものを感じます。 お便りを下さった方にも、下さってはいないけれどもこの日記を読んでくださっている方にも、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。 きっと、いつも読んでくださっている方は、共感を覚えて下さっているのだと思います。 それだけでも光栄です。 ありがとうございます。 気の向くままに書き散らしている日記ですが、どうぞこれからも暖かく皆さん見守っていて下さい。 よろしくお願いいたします。
2006年02月05日(日) |
苦しい日々はまだ続く |
家に冷蔵庫と洗濯機が届いた。
ようやく、生活するために必要なものが全て揃ったという感じだ。
冷蔵庫も洗濯機も真っ白でまぶしいほどだ。
早速、洗濯をしてみた。洗濯機は乾燥機付なので、乾燥までしてみることにした。
洗濯物がしっかりと乾くことには感動したが、しわが多いのが気になった。
やっぱりコインランドリーの出来とはかなり差があって、期待していたほどではなかったので少しがっかりした。
それでも、これで人並みの生活ができるようになったことには変わりない。
後は、僕の気持ちの問題だ。
やる気が出ない日々は続いている。
原因は不明だ。
本も読めない。
ただ、僕の我慢が足りないだけかもしれない。
病気の問題ではないのかもしれない。
でも、どうすればいいのか分からないことには変わりない。
何がこの状態を抜け出すために必要なのか、どこにそれがあるのか、全く分からない。
この状態で仕事に復帰するのはとてもリスクが高いが、仕方がない。 それまでに何とかしなければならない。
このままでは毎日が空虚に過ぎていくばかりだ。
僕の脳はもうダメになってしまったのだろうか。
そんなはずはない。
そう思ってやるしかない。
何を?
それが知りたい。
2006年02月03日(金) |
映画「0:34」を見る |
特に何をする気にもなれなかったので、先日借りた映画を見た。
映画の題名は「0:34(レイジ・サンジュウヨンプン)」。
主演はフランカ・ポテンテ。「ラン・ローラ・ラン」に出てた人らしいが、見事におばさん化していて驚きました。ほんとに同一人物?という感じ。
ストーリーは、ロンドンの地下鉄チャリング・クロス駅で、深夜0:34の最終電車に乗り遅れ、駅に閉じ込められた主人公ケイトの前に、無人の列車が到着したことから始まる。突然列車が停車し、何者かに襲われるケイト。その後は、助けを求めた警備員、駅で暮らす若いカップルなどが、次々とその何者かに殺されていく…!てなもの。
感想は、一言で言って、B級ホラー映画でした。 そういう意味では普通に楽しめます。
僕は好きです。こういうの。突っ込みどころ満載で。
何でそんなところに武器っぽいのが落ちてるの?とか。 何でそこでとどめを差さないの?とか。 辻褄の合わないところも豊富でおもしろかったです。
たまにこういう作品を見ると心が癒されますね。
ああ、これくらいの映画でも楽しめるんだなあ、という。(バカにしているつもりはありません。悪しからず)
最近ホラー映画には一種の耐性が出来ちゃって、少々のことでは自分自身怖がらなくなってしまったので、これくらいの映画だと、逆に笑えて笑えてしょうがないです。 そこでこうくるか!みたいな。 今のはありかよ!みたいな。
お笑いムービー見てるのと大差ないです。
と、ここまで言われちゃう「0:34」が可愛そうになってきちゃった。 本作は(たぶん)いたって真面目なホラーのつもりなんでしょうから。
まあ、暇なら見ておいてもいいんじゃない?っていう作品でした。
その映画を見た以外はすばらしく廃人な生活を送っていました。 僕の生活をそのまま映画にした方が、ある意味怖いかも。
どうもうつのビックウェーブが来ているらしい。
自分のこれからの目標を見失って、やる気が出ない。
ちょっとゲーセンに行ってみたが、虚しかった。
虚しさとの戦いは本当に疲れる。
映画でも見に行こうかと思うが、それに何の意味があるのかと考えてしまう自分がいる。
すごく後ろ向きな気持ち。
どうしたらいいのか分からない。
おもしろいと思えるものが見つからない。
創作意欲も湧かない。
ないないづくし。
これじゃダメだと思いつつ打つ手がない。
ただ波が去るのを待つしかないのか……。
職場復帰まで一ヶ月となったが、その間何をやるか具体的な目標が見つからない。
毎日を無為に過ごしている気がする。
うつは良くなっているのかどうか分からない。
ここしばらくは無気力な生活が続いている。
自分の生きている意味が時々わからなくなる。
いや、意味は自分で見つけていくものだとはわかっている。
それが見つからなくて困っている。
仕事に復帰したら、仕事に打ち込めばいいのだろう。
でも仕事ができるかどうか不安だ。
仕事の感覚は戻るだろうか?
戻らなかったらどうしよう。
まあ……どうしようもないんだけど。
ちょっとネガティブな日記になってしまった。
少し休んで、ポジティブな自分を取り戻さないと。
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