コミュニケーション。
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月曜日、人からずどんと図星を突かれ、 生理前ということもあってひどく、ひどく落ち込んだ。 少し弱音を吐いて、それから、 家事をもうちょっと頑張ろうという気になって、 連日掃除したり維持をしたりしていた。
思うに、私は行動する前の逡巡を一瞬でもどこかに飛ばせればいいらしい。 安易にご褒美を設定したのだが、 要はご褒美がなにかとかではなく、 「めんどくさいetc」を「ご褒美があるから」に『飛ばす』、このプロセスこそが大事だったのだ。 買ったビールはまだ飲んでいなくて、 以前なら飲めなかったこと(達成するとどうでもよくなる)を悔やんで、 ご褒美設定しても無駄だもんな…と思っていたのだが、 どうでもよくなろうが、飲む気にならなかったろうが、 とにかく今日の仕事さえ終わればいいのである。
私は一体何を悩んでいたんだろうか。 元々下手な文章なのに、絶対にわかってもらえなさそうという感覚がある。 開けられないビールは今日も今日のご褒美になる。 昔の私は無駄が怖かったのかもしれない。 安心しろ、賞味期限は長い。知らんのか。
昨日は保護者集会があったのでレトルトカレーがいいと言ったら、 お母さんがつくってと言われた。 しぶしぶ作った。時間が足りなかったのでルーは夫に任せた。
夜が明けた朝、娘がカレーを温めたいと言ったが、 基本的に朝は弱いので、寝ぼけまなこで指示した。 「泡が浮いてきたら、そこから1分は温めて。 その間ずっとかき回して」
娘は愚直にコンロの前に立ち、しばらくすると数え始めた。 1分と言われたが、タイマーもないし、デバイスのところへもいけない、かき回さないといけないから。 それで1分を口で数えることにしたらしい。 「ろーく、なーな、はーち、きゅーう、じゅーう、じゅーいち、じゅーに…………」
普段お互いにハイテクに慣れていると、なんとも愛おしい時間であった。
私がやっと起き上がり、次女の幼稚園の準備をしていると、 ふたりともカレーを食べたことが、シンクに入れられた皿でわかった。 とても驚いた。 皿を下げてくれと頼んだことはあっても、自ら入れていたことはほとんどなかったから。
もしかして、私が連日掃除ができたから、 その環境に押されたのだろうか?
わからないけれど、今日もがんばろうと思った。
男友達とは喧嘩までいかなかったが何かしらの変化がやってくると思う。
夢を見た。 何故か西川君じゃないほうの元カレと隣同士で寝ており、 変な意味ではなく行事の一環のようで、 夢の中の私には元カレが私に復縁を求めてきた記憶が蘇っている。 眠っている元カレの手に自分の手を重ねてみた。 恥ずかしくて、くすぐったい。 元カレはすぐに私に気づき、応えてくれるんだねと喜んだ。 私はツンケンしながらも、これでもう安心だと思った。
場面は変わり祖母の家に行った。 現実では一軒家だが夢では団地になっていて、 団地の一部が火事だと聞こえてきた。 しかしここは高層で、火事は遠そうだからいいだろうと言って廊下に出たら、 煙が上がってきていてやばいなと思い、体の不自由な祖母を連れて避難することにした。 1階に降りるとある部屋の襖が燃えているのを誰かが消していて、なんだ、やっぱり大したことなかったじゃないかと思った。
目が覚めて煙草を吸いながら元カレのことを考えた。 夢の嫌なところは、感情はそのままだということである。 しかし、元カレとのことで「これでもう安心」とかあったか?いやない。 さすが夢だなと思った。 すると火事の鎮火を報せるサイレンが鳴った。 あぁ、火事が起こったと報せるサイレンを聞いて、あんな夢を見たのか。
というところで、あぁ そういえば夫が、私の横で眠る次女になにか言葉をかけていたのは聞こえてきた。 覚えてないが私にも何か言ってくれたのか? それで元カレが出てきてしまったのか?と思い、 夫に聞いてみると、 「あぁ、痩せろ〜痩せろ〜って言ったよ」とのことだったので、 なぁんだ全然やさしくないじゃん、と笑った。
今日も今日とてダイエットは進まないし、部屋も汚い。 でも私に痩せろしか言わない夫が好きである。 痩せられないけど部屋はきれいにしたいのに、体が動かないし、 ダイエットにも真面目に取り組めない。 どちらも、私を大事にできないという点でつながっている。
酔っぱらった夫が「俺はもう老人だから〜」などとぼやいている。 私が私を大事にしないということは、夫を大事にしないということ…。 わかるけどわからない。
と思っていたら、夫が、 「俺がもう老人だから、雪絵ちゃんは痩せないんだよね」 と言った。
違う。違うと言いたい。 でも、そう思われても仕方ない。 だってそういうことじゃないか。
夫は機嫌がよくて、怒ってるふうではなかった。 でも、そうではないと言えない現状が申し訳ない。
一言謝ったら、涙が出てしまった。 夫はやっぱりそんなつもりではなかったみたいで、 何で泣くんだよ〜とやさしく慰めてくれた。 できない私のこともわかっている、そんな感じだった。
MIU404つながりで『コーヒーが冷めないうちに』を観た。 お涙頂戴など観てやるものかという姿勢で観ていなかったが、 監督塚原あゆ子のクレジットを全面的に信頼して臨んだ。
あの彼氏が活躍するところが納得いかないのと、 (というか最後らへん、理屈はわかるがどうやって“今”につなげた?がわからん) 吉田羊の妹役はやっぱり演技が下手だけど、 それを差し引いても、観てよかったと思える映画だった。 アンナチュラルを観ていた私には、認知症の妻編はまた違う意味を持って、泣いた。 石田ゆり子はこんな演技もできるのかと思って泣いた。 脚本もよかった。 音楽もよかった。 結論:あゆ子を信じろ
いつもの男友達と喧嘩っぽくなった。 また数年会わないかもしれない。
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