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コミュニケーション。
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2009年08月25日(火) 離ればなれ



今日は、彼は出張。
秀と2人で過ごすはず…だったけれど、
会社から家に戻った途端、寂しくてしょうがなく、
たまたま明日が休みだからと誘ってきた親に、甘えてしまった。


いつも彼がいる空間、
元々は彼の部屋だから尚更、
いなければならない人がいないというのは、
何ともいえない。
私は、秀と2人きりで夜を越えたことがない。



普段の倍以上交わされるメールは、それはそれで愛おしい。
出会い系を活用してきたプレイボーイは返信が早くて、
よく、お前は遅いと怒られるけど、
今日は機嫌よく返してくれるところを見ると、
私もだいぶ、彼のスピードに慣れてきたらしい。


でも、やっぱり寂しいので今から電話する。


2009年08月19日(水) 彼と囁き合う、



思い出。


「俺がな、お前を離さないぞって言ったら、
ハナサナイデネって、お前が言ったんだ」


そんなふうに可愛く言えた覚えはないけれど、
彼の声色を聞く限り、可愛かったのだろう。


「私がね、ねぇ社長、私を離さないでって言ったらね、
そんなことするか、って言ってくれたの」


抱き合う時間のない夜は、
キスしながら、思い出を自慢し合う。
男の人は忘れるものだと思ってたけど、
優ちゃんは覚えているタイプ、なのかな。
私も忘れていることまで。



出逢った頃の私は、仕事をこなすことと、
寺島を忘れることに精一杯だった、気がする。
振り返れば。
優ちゃんが語る私は、別人のようなのに、懐かしい。

いい思い出は何もない。
好いてくれた男の人とも、すれ違い始めた頃だった。
でも、ビールを売る私は輝いていて、
優ちゃんは、すぐさま抱きたくなったのだそうだ。

今より太っていたのにね。
面妖な。




「顔がおかしくてすみませんねー」

卑屈な私はすぐそう言ってむくれる。
優ちゃんはむくれた私が好きという変な人(てかS)なので、
ただ笑っている。

私も慣れてしまって、しまいには、

「心がキレイだからいいんだよ」
「いやいやフォローになってないでしょ」

ツッコめるようになってしまった。




「マリアは、性格は今まででトップだよ〜」
「ふーん」

何故だか最近、ひざ枕が気に入ったようだ。
痩せたからかな。

上のセリフはよく聞くけど、
私自身が実感出来るわけもなく…
嬉しい半分で聞き流す。
代わりに、ひざの顔にキスする

「俺を想う気持ちもトップやなぁ〜」

「えー…そう、思う?」

「んー」


それは…嬉しいなぁ。
憧れてたの。
SAY YESの、君は確かに 僕を愛してる に。


雪絵 |MAILHOMEBLOG

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