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コミュニケーション。
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2007年09月30日(日) 甘えてばっかり。







そんなことは初めてだった。
あたしは生娘のように呆然としてしまった。


服を着て、
電気を消して、
優ちゃんが寝転がっても、
座ったままでいた。


「何泣いてるんだ?」



泣いてるんじゃなくて、泣きたくって
でも泣けなくて
謝れないことが辛くて
どうしたらいいのかわからなくて


わからない?
藤原君から散々冷やかされるあたしがわからないって?
本当にわからなかった、
その場でどうしたらいいのか




「元気なマリに戻ってくれよ」




優ちゃんはそう言って
強引に腕の中にもぐりこんだあたしに、それでいいと言った。




「ごめんね」



彼が何と返したか覚えていない、でも、
そんなこと言うな、って意味のことだった。



「うん、だから1回しか言わない、おやすみ」



いつものように寝る前のキスをして、
暑いでしょうと彼から離れた。
背を向けたら涙が零れた。


彼が悪いんじゃない、
あたしも悪くない、
でも泣きたかった。





彼の家で、
これほど悲しくて泣いたのは初めてだったのに、
起きて、ドライブしているときは気にならなかった。
それはきっと彼が、
いつもと変わらず接していてくれたからで、
彼が気にしていないからであって、
だからやっぱり、
その出来事自体は、
あたしが泣くほど気にすることではなかったのだ。
あたし自身も気にしていない。




送ってもらう車のなかで、
泣いた理由がぼんやりとわかった。
とても情けない理由で、
彼にはわかるわけがない、気にもしていない、
そこに安心したけれど、
わかったらわかったで甘えたくなった。
今甘えなければ、
不安を明日にひきずる自分も知っていたから。






「ねぇ優ちゃん。

昨日のこと怒ってないの?」



「え?昨日?

昨日ってなんかあったか?」




本気で言ってるのがわかって、
あ、やっぱり気にしてなかったな、と思ったけど、
話を終わらせるわけにはいかない。




「ん、昨日…」





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何気にしてんだバカ、お前が謝ることじゃない、
俺が悪いんだ。
優ちゃんは、あたしが予想した通りのことを言ってくれた。
だからあたしは、
緊張するかもしれないと思ったセリフもすんなり言えた。



「また、抱いてくれる?」



「当たり前だ」



そのセリフは予想外だったの。
いつもどおりの別れのキスをして、
いつもどおり、優ちゃんは去り際にクラクションを鳴らしてくれた。




泣いた理由は、
心当たりがあったから。
前から気にしていたことだったけど、
優ちゃんに甘えてそのままにしておいたこと、
そのせいじゃないかと思ったから。

でもまぁそれもきっとある、
優ちゃんはそれをカバーしようとしてくれてるから、
お前は悪くない、というのだ。
そういう人だ。




藤原君の前で、
「あたしエロくないからわかんなーい」
なんぞ言おうもんなら非難の眼差しが飛んでくるくらいなのに、
なんだか優ちゃんの前では、
何にも知らない風にしか振舞えないの。
ビビリのあたしは、
まだ心開けてない部分があるらしい。




2007年09月28日(金) ありがとう…。







当面のところは、
私・優ちゃんともども、生活のめどがたった!
ふー、お疲れ様。


気は抜けないので…
またの貧乏の前に、焼肉!連れてってくれるらしいです(笑)
外で飲むのは3ヶ月弱ぶりだねー!♪









今日は保険会社のおばちゃんがやってきました。
明らかにベテランで、
7月に初めて会ったとき、
まんまとペースに乗せられた私は、
見積もりなんぞ作られてたわけで。


その後は、忙しい日にいらっしゃったりとかで、
話をしなくてもよかったんだけど、
今日は何にもない日だった!


向こうも、
様子見でそれまでは大人しかったのが、
今日はついに、
「こないだの話、検討してくれた?」
ときたわけで。


すっかり忘れていた私は、
あーどうやって断ろうかなぁとちょっとパニクりかけました。
未だ、人の頼みとかセールスに弱い小娘。



で、優ちゃんもモチロンいるわけで。
この人の前でパニクりたくない!
とかも思ったりなんだりで、

「あー…」

ってなんとか言葉を出そうとしたら、



隣にいた優ちゃんが、


「お母さんが、まだしなくていいってさ、この子は」


と言った。




おばさんもそこは慣れたもので、


「そんな気がしてたわ、じゃあまたね〜」


とあっさり帰っていった。



















…うぅぅ…



あなたはどれだけ、私を泣かせりゃ気が済むんでしょう…


泣いてないけど。






私が押しに弱いこと、
わかったうえで、
代わりに言ってくれたのね。




なんてことだろ。
私はますます夢見るよ?
一生ついていきたいよ。




すっごくすっごく嬉しかった。
押しに弱いんですなんて言ったことはなかった。
俺が言ってやるなんて言われたこともなかった。
でも察してくれてた、それが嬉しくって、
甘えなんだけど、叶えてくれたことが嬉しくって、
わー守ってくれたよなんて。



嬉しくない人もきっといる、
でも私は嬉しいの。
この人は文句や不満をはっきり言う人だから、
私が言えないことを言える人だから、
だから好きでも怒られないよね?
たくさんの「好き」のなかのひとつ。





「俺は短気だから」

って気にしてるようだけど、

「私はそこが好きですよ」

って言葉に嘘はないの。






もっともっと、あなたに伝えたい。
あなたに会える明日が幸せでたまらない。
明日はもっと好きだと言えるように。





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しかし、

「おう…いいぞ」

とちょっと嬉しそうなのもなんか嫌だ(笑)

嫌がってほしかったんですけどーーー(笑)




2007年09月26日(水)





朝から、
「今日は掃除をする」
という、父親への宣誓を破り、
レンタルした、
一条ゆかりセンセの『女ともだち』に読みふけり、
思いっきり泣いた。


今読むと、
「ステキ」という言葉がぴったりくる漫画。
とても可愛くて、抱きしめたくなるキャラクター達。

前に読んだときは、恋も知らない子どもだったのに、
「面白いなぁ」と思わせたこの漫画がすげぇと思った。







先週は、寂しいとかなんとか言ってグダグダだったあたしだったけど、
一昨日は「じゃ、金曜ね〜」とあっさり手を振った。
なんと、別れのキスもせずに!

理由はわかっている。
徹夜明けで眠かったから!
でもこういうの楽だ〜
昔だったら考えていただろうな…


あ、後、
勤務中に行ったドコモショップで、
応対してくれたお姉さんが、
話を出したのは社長なのに私のほうも向いて喋ってくれて、
あーワンセットなんだよねと思ってニヤけたりとかもあったなー。
あの人は本当に愛想のいい人でした。ありがとう。




昨日は寺島君と藤原君と3人でカラオケっ。
4時間なんて久しぶりで疲れたわ〜年やわ〜

で何でか知らないけど、
寺島君が終始毒々しくていらっしゃって、

何が可哀相かって、
私を攻撃する寺島君とそれを防御する私の間に挟まれた、
藤原君ですよねモチロン!

ぐったりですよぐったり。
ごめん。






これを書いている今日は木曜だけど、
今日は誠さんに電話をしようと思う。
昨日寺島君にいろいろ言われたからじゃなくて、
前から決めてたから。




でも今日気分がどんよりしてるのはそれだけじゃなくて…
お金貸してって言ってくる月野さんとか、
うまくいってんだかいってないんだか苛々してる寺島君とか、
自分の仕事のこととか、なんだなぁ。
あー、しちめんどくさい。




久々、自分がどうしたいのかわからなくなっちゃった。
はふぅ。




こんなときこそ、掃除でもすべきなのかしら…。
やってみようかなぁ…。





2007年09月24日(月) ちょっと希望。







日曜の打ち合わせは、
優ちゃんが、私の仕事の終わりに迎えに来て、
ご飯を食べて帰宅、というものだった。


終了が19時、
それから後処理をやるから、
落ち合えるのは19時10分くらいですかね、と言ったら、
わかった、19時に来る、と言った。



の・に。




18時40分に、売り場に出現する優さん。
それはいいんですよ。
早く来てくれて嬉しかったですよ。



でも、家に迎えに来るときはぴったりに来るから、
珍しいな、と思って、


「えらく早くいらしたんですね」



と言ったら、



「暇潰すのが大変なんだよ!」


って怒られた。











…え?
何であたしが怒られんの?


まだ余裕で業務時間内なんですけど?
遅れてて待たせてるわけじゃないんですけど?




そしてその後、仕事を終わらせて、
従業員出入り口から出て、店の正面に回り、
テナントの本屋で待つ彼の元に着いたのは、
19時15分であった。


「お待たせしました」

と出現したあたしに、


「おっせ〜〜〜」


と吐き出した優さん。




そりゃぁ確かに、予告の19時10分より遅かった。
でも、この人が不機嫌なのは前からみたいだし、
来たときから暇だとか思ってたみたいだし、

あたしは仕事を終えてきたのだ、
女特有の買い物で待たせたわけじゃない。

大体が早く来て、待たなきゃいけないことはわかってたでしょ、
早く来たのはあなたでしょ!


カチン、とした。
仕事と嫌いなものには過敏な小娘。


が、この人の、
この程度の八つ当たりはいつものことであり、
あたしに対してに限ったことじゃない。
怒りっぽいので、いつも毒づいてるし、
その分、忘れるのも早いので、
素直に「すみません」と言っといた。



ご飯を食べだしたら、普段どおりで、
店を出たら、あたしの荷物を持ってくれた。
お腹空いてただけかよ…(笑)




個人的に不安な時間を過ごした後だったから、
あ〜〜やっぱり、
いろいろ考えたのが影響しちゃったかな、と思ったけど、


帰ったら、
いつも日曜にあたしが観てるドラマを録画しといた、とか、
もうひとつのドラマもまだ観てない、
一緒に観ようと思ったから、とか言うので、
これでもかってほどに手にからみついてやった(迷惑)




とまぁ、
あたしにしてみれば、無駄な争いを避けた、
といういつもの風景だけど、
小娘は、喧嘩も経験してみたいなぁと思う。
付き合ってるなか、
連絡の行き違いとか、ちょっとした価値観の違いとかで、
さっくり言い争いをしてみたい。

で、根競べとかして、
さっくり折れてみたい(笑)


まぁ、あたしはたいがいが怒らない人なので、
ほとんどないだろうけど…。



寺島君とはそんなのばっかりだったけど、
原因が別の女だからな〜…どうしようもないじゃん、それ。
だから折れてもあたしが不満で、
すっきりしなかったのだ。


例えばなにか、物事のやり方が違って、喧嘩になっちゃって、
お互い謝って、今度からこうしよう、とか、こうするね、とか、
そーゆーのがやりたいわけ(笑)



あー寺島君とも1回(笑)あったか…。
覚えてないのもあるだろうが…。


まぁ、ないならないに越したことはない、
と思ってるあたしなので、どっちでもいいんだけどね。









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後者もなんだかんだで一緒に観ますけどね。
海外ドラマ好きはポイント高い、マジで。
こんなの共有出来る人がいるとは思わなかったよ…。



2007年09月22日(土) 笑ってる自分も可笑しくて。






1ヶ月ぶりの営業を終えての帰り道は、
泣いたり笑ったり忙しかった。
もちろん、1人である(怪)



道自体は、車で通ることも多いし、
歩くこともある道だったのだけど、

もう暗くなったその道を、
何かを終えて、家に向かって歩く、
という行為が、

中学時代を思い出させたのだ。




学校が終わると、
幸子ちゃんと一緒に歩き出して、
幸子ちゃんを家まで送って帰るのが習慣だった。

その途中の道が、今日歩いた道だった。



車で通ったり、
遊びから帰る同じ道では味わえない気持ちだった。
懐かしくって、くすくす笑いが零れた。
幸子ちゃんとは、話しても話しても時間が足りなかった。
彼女の家の玄関口に座り込んで、
まぁたいがいが恋の話を、いつまでもしていた。

いろんなこともあったけど、
彼女とは今でもそうだ。
それも可笑しくって、また笑えた。



明日も営業だ。頑張ろう。






**





落ち込んだ優ちゃんの顔を思い出すと、
同じように落ち込んだ顔になってしまうし、
何も言えなかった自分をまた責めそうになった。
不安もしょいこみそうになった。


ちょい待ち!!と、
優ちゃんの笑顔を思い出してみた。
しかもそれは、あたしのお弁当からの、だ。



あたしの顔も緩んだ。
あぁ、あの声は、照れながらも本当に褒めている声だったな。
目も緩んだ、本当の笑顔だった。
あたしはちゃんと、彼の力になれているじゃないか。



はぁ、よかった、と息をついたとき、

ふと、考えたことがあった。








…あたしは、この1年、
寺島の笑顔が見たい見たいと言っていたけど、
それを、寺島との言い訳にしていたけれど、
実際見て、自分も笑顔になっていたことがあっただろうか。

思い返しても、
この笑顔はあたしのものじゃない、
ユミちゃんの前ではもっと笑顔なんでしょう、
そんなことばかり考えていた気がする。

当時、彼の笑顔を思い出しても、
悲しくなってばかりだった気がする。
今ごろ、ユミちゃんに笑いかけている。

そのくせ、見たかったのだ。
中毒みたいに、なければいけないと思っていた。



…恋していた、というのをひいても、
あたし、おかしかったなぁ。



目を覚ますきっかけをくれたお兄さん。
ずっと支えてくれる藤原君。
見事かっさらってくれた優ちゃん。



ありがたいなぁ、幸せだなぁ、と思ったら、
あの頃の、とめどない涙じゃなくって、
じんわりふんわり、涙が溢れてきた。



好きな人の笑顔を思い浮かべて自分も笑顔になる、
それが幸せだなんて当たり前のことも、
あたしは、自覚したことがなかったよ。
別に不幸なわけじゃなかったのに。




明日も営業だ。頑張ろう。





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明日は、
ご飯食べてる優ちゃんに言おう。




2007年09月21日(金) 会ってないときもハッピーよ。







「抵抗しなかったよな、最初にキスしたとき。

何でだ?」





「…わかんない」





優ちゃんと最初にキスしたのは、
飲みに行って、
代行を待つ間の車でだった。


この会話をしたのは、
確か2回目くらいに家に泊まったとき。




今思えば、あのキスで、
あ、優しい、と思った瞬間にオチていた気がするなぁ。

さすがプレイボーイ、
女が喜ぶ加減をわかってる…と思っていたけど、
あれはただ単に、
優ちゃんとあたしの加減が似ていたからかもしれない。




「上手かったからだよ!」



とそのときは言って、
自分でも納得していたけど、
あたしが優ちゃんを受け入れていた、ってのが大きいのかな。
飲んでいたとき既に、だからキスもすんなり、と。




2回目にキスをしたときドキドキしたのも、
瞬く間に優ちゃんに慣れたのも、
全部彼がプレイボーイだからだと思ってた。
扱いが上手いから、あたしは心地好くいられるのだ、と。




50%くらいはそうかもしれないが、
残りの50%は、優ちゃんとあたしの温度が似ているのかもしれない。
プレイボーイフィルターをとっぱらって、
あなたを信じてもいいのかな…?






1人のときに、寂しくなってしまったら、
あなたの、

「離れるなよ」

を思い出しても、いいですか…?




優ちゃんがまたそれを言ったのは、
日曜日にあたしを抱いた、後、だった。
だからあたしは、その日も、
抱きつかずに眠れた。





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強がりで言ったって全然意味ない。
ちゃんと地に足が着いたあたしでいたい。





2007年09月20日(木) その、一歩を。一言を。








帰りたくなかったのは、
いつもより会話が少なかったからだと思う。
まだ、二晩を我慢しなければならない、
と、思っていたからだと思う。


家に帰ればなんとも思わないのに、
この、手を離す瞬間だけ、厄介だ。
それも久しぶりの感情だったけれど。



微かな声で、ちょっと寂しいから、と座ったままでいた。
彼は何にも言わずに、
可愛い猫やキャラクターの画像を、一緒に追いかけさせてくれた。


会話が少なかったのは、
彼の調子が良くないからだ、と知っていた。
そこで元気の出るようなことを言えればいいのに、と、
懐かしいネガティブが首をもたげた。
考えすぎて言えなくなる。
悪い癖は、そのままだ。





寺島が、
あたしの言いたかったことを、
言ってよかったんだよ、それが結果としてよくなるんだよ、
そんなことを言ってくれた。
言って欲しいものだよ、と。


そっか、よかったのか。
心のどこかで、あたしに飽いたのかもしれないとか思うから、
言えなくなるんだ。


よかったのか。
応援しても、あたしの言葉なんて響かないかも、と思わなくて。
仕事は男の世界だから、なんて思わなくて。

別の世界にいたら言えたかもしれない。
なまじ同じ職場にいて、仕事の状況がわかっていると、
言い辛い気がした。


でも、今思えば、
「お手伝いしますね」と言ってよかったのかもしんない。



ちょっと心が軽くなって、次は言おうと思えた。






日曜は、隣の街のスーパーの仕事で、
最初は、着く駅まで迎えに行く、と言ってたのが、
最終的に、店まで迎えに行くと言ってくれた。





「彼氏さんはプレイボーイじゃないよ。

純情で、マリちゃんのこと、好きだよ」




頑張って、と言ってくれる寺島君は、
本当別人みたいだ。
ありがとう。


あたし、頑張りたいの。
優ちゃんの唯一になりたいの。




ネガティブになると、全部悪い方向に見える。
身に染みてるのに、またやってしまう。
思い返せば、
「弁当美味かった」
と笑ってくれていた。




あたしがすべきだったのは、愛の言葉を待つことではなく、
彼のテンションをあげ、元気を出させることだった。
わかっていたのに、怖がって動けなかった。



もう、もう、そんなことはやめよう。
彼の傍を願うなら。
わからなかったら聞いてみよう。
落ち込んでいたら声をかけよう。
彼を愛し続けたいなら。





ご機嫌伺いじゃダメだって、
嫌って程わかってるはず。
彼とは、そうはなりたくない。
彼となら、ならない気もするけれど。
そう、彼となら。



日曜は笑顔で会おう。
ありがとう、と元気よく言おう。







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踏み出せ!




2007年09月18日(火) 縁結びの神様?







優ちゃんと出会ったのは、
派遣の仕事で行った、
ユミちゃんの住んでる街のスーパーだった。


寺島から聞く限り、
ユミちゃんの家からは遠く離れているので、彼女が来たりとかはないけど、
気分的に嫌だった。


この仕事は、毎回違う場所が基本のはずなのに、
2週間おきにそのスーパーに派遣された。

仕事だから行ったけど、
彼女が来ないこともわかってたけど、
嫌なもんは嫌だった。
この街に足を踏み入れるのが嫌だった。



3回目に、優ちゃんに会い、
4回目に、事務の話が出て、
5回目に、会社に遊びに行く約束をした。



この街が嫌だったから、このスーパーにしてくださいなんて言うわけない。
そもそもお客さんが少なくて、
あたしは、自分の給料ほども売ることができなかった。
酒担当の人からもバカにされていた。


なのに、何で連続5回もここに派遣されたのか、
よくわからない。
多分、そんなに深い理由はない。






優ちゃんとこないだ通りがかったとき、

「縁結びか」

と優ちゃんが言った。



その前に通りがかったときは、

「初めて逢った場所だよねぇ〜」

とかなんとかあたしが言ってたくせに、
彼が言うと照れてしまった。





仕事的にも私情的にも嫌だったあの場所を、


「縁ってあるんだなぁ」


って思いで見つめることになるとは思ってもいなかった。












派遣の仕事は、とにかく元気が大事。
あたしはスーパーでかなりの声を張り上げ、
お客さんに笑いかけ、
ご機嫌を取ろうとしている。


そんな自分を鏡に映すと、とても可笑しい。
なんてったって必死なのだ。
それだけじゃ売れないのに、だ。
そう思ったことが営業を休むきっかけだった。




「好きなことしてるマリはさ、輝いてるよな」



そのセリフは、
仕事ぶりを見たことがない寺島君にも言われたことがある。



「そうかな?必死だし、やけくそだからあたしは嫌なんだけど」



あの、
髪の毛をふりみださんばかりに必死なあたしを見てる優ちゃんが、
見初めてくれていることは、
やっぱり嬉しい。

早く忘れてよ、と言ってはいるけれど。




「その必死さがいいんだ」



ありがとう。






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覚えてねぇぇぇぇぇ


そんな
仕事ホルモン100%なあたしをリピートしないでっっ


つーかマジ
なんだ、そのセリフ…orz
やっぱ営業向いてないって(涙)



赤面して顔を手で覆うあたしを、
優ちゃんは笑って、頭を撫でてくれたのでした。
ちゃんちゃん。





2007年09月16日(日) ちょっとばっかり






「金ないから、

明日は家でまったりだ」



「うん」




まず自分にないので、
ホッとした。


おごってもらうことに多少は慣れたけど、
お返しはしなきゃだろうなと思うし、
まして優ちゃんはお金ないって知ってるし。


今日はいろいろと周ってもらったし。



…と1人満足げな(それも問題だが)あたしの横で、
優ちゃんは申し訳なさそうにしている。




「ごめんな…貧乏で…」




11月になったら、といういつもの話が始まると察知したので、
あたしは急いで手を握って、
顔を振った。




「いいんです。


一緒にいるだけで幸せだって、わかりませんか?」





優ちゃんは目をつぶって、
マリは可愛いなぁ、ありがとう、と呟いて、
頭を撫でていた。





…よかった、
さっき小田から電話がかかってきて損ねた機嫌は、直ったらしい(ぇ)



クールな顔して少年みたいな中身は確かに可愛いけど、
少年みたいな嫉妬からも卒業してくれないかな(苦笑)
でもそれも可愛いのだ。

昔の彼女のことを、
「女友達」と言うようになったあたりとか。


可愛いから、
藤原君のことを刷り込むのはもうちょっと先にしよう。
教えていないと浮気と思われそうだから(笑)
長い目で話していこうかなーと思ってね〜。



***















「俺……、……め」










目を開けても景色はあまり変わらない。
豆電球にぼんやりと優ちゃんの影が浮かぶ。


声の断片を、
勝手に頭で繋ぎ合わせたセリフは、
あまりに突飛で、信じられなくて、
聞き直さなきゃいけないと思った。

自分の声の合間を縫って、聞き返す。











「…今、何て?」





















「俺の子どもを、産め」














目を見張った先に、優ちゃんの強い眼差しがある。
あたしを抱いている間も、変わらない。



「きっと、きれいな子どもができる」












優ちゃんは遊び人だけど、子どもが大好きだ。
相手は腐るほどいただろうに、
どうして今まで作らなかったのか、
それは、きっと優ちゃんが決めたことだと思っていた。
結婚しなかったのも。


だから、今度どこへデートに行こう、という未来は出ても、
そんな未来のセリフは、出ないと思ってたよ。
未来を信じてないわけじゃなかったけど。



長い息をついた後、
あたしに体を預けて、優ちゃんは言った。











「俺は背が低いから…背の高い女と決めてたんだ」









あたしは、ずっとこの身長が嫌だった。
小柄な女の子が羨ましかった。









「…だから、優ちゃんのためかと思ったら嬉しくて…」












あたしは、優ちゃんに初めて嬉し涙を見せた。
また驚いた優ちゃんも、
それならいいと抱きしめていてくれた。



ちょっとばっかりロマンティックが過ぎてもいいの。
この気持ちが伝わるなら何でもする。



嬉しかった。






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ブログ増やすか…(ま た か




2007年09月14日(金) 希望を持って生きようね。






「じゃぁ、おやすみ」


「おやすみなさい」



背中から振られた藤原君の手を見て、
あぁ、もうひとつ話したいことがあった、と思い出した。


でも、今度会ったときに言えばいい。
そういつものように思ったとき、
あたし達は幸せだ、と思った。


当たり前に信じられる未来が、あたし達にはあって、
それは、藤原君とのことだけじゃないけど、
とっても幸せなことだなぁ、と思った。



別々だけど、一緒に未来を踏みしめていけたらいいねー。

将来、
優ちゃんとそう思えたらいいなと思う。




**




午後あたりから、
最近のグダグダがやっと消え去り、
音楽をかけながら美容雑誌をめくることが出来ていた。



派遣の仕事をまた入れてもらえたので、嬉しかったんだと思う。
いろいろ文句つけて最近してなかったけど、
やっぱりこの仕事が好きなんだなー。
戻ってきてしまった。


事務の仕事を捨てる気もないので、
両立させて軌道に乗せられたら、と思ってる。
贅沢しなければ暮らしていけるしね。



爪もやっと削れて、
藤原君と好きなだけ喋り倒して、
後は、
優ちゃんが迎えに来る21時まで待つだけ。



なんだか久々リラックスした気がするなー。
よーし、来週の仕事頑張るぞー。






気がつけば9月も中旬。



忙しいと予告されてる下旬がやってくる。
ちなみに10月も忙しいらしい。



暇だった7月とは大違い。
仕事がないときは読書があたしの仕事なのだが、
職場で趣味、は辛くなってくるし、
優ちゃんと会社を知るにつれ、
暇そうな姿が辛くもあった。


「10月は忙しいぞ」

と嬉しそうに言うので、

「嬉しいですね」

とあたしも心から言った。








会社の状態がどんなであるとか、
例の電話はちゃんとかかってきた、とか、
仕事の話をしてくれる。
機械が直れば、一緒に外を周れるのにな、とも言ってくれた。


「会社は絶対軌道に乗せる」


そう、強く言っていた。
強がりかもしれないのに、
あたしにはあんまり眩しかったから、

「はい」

としか言えなかった。


ずっと前から準備していた言葉のチャンスだったのに、
何で逃したんだろうって後悔したけれど。





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何にも知らないけれど、知る勇気を持とう。
そう、決めた。




2007年09月13日(木) 勘弁してください。






今年の2月は、
爪が伸びない伸びないと毎日騒いでいたあたしでしたが、
今は、
もうこんなに伸びてる?!と騒ぐあたしになりました。

ありえないよ、
3日前に削ったのにもう手の平から見えるよ。
手の平から見える爪に感動したのはいつだったんだよ。

とかなんとか考えてる間に、多分2週間くらいが経過して、
見えるどころか汚れもつまるようになってきた。
勘弁してください。気になって仕事どころじゃないので。
今日削ります。



あたしが最高に苛々すると、

「勘弁してくれ」

と思うらしい、と最近思った。





カメラマンに、
金がないから映画は観にいけない、と言って、
じゃぁご飯を食べに行こう、と言われて一昨日の食事だったわけだが、
あたしが若干予想したように、
街まで呼び出され(交通費450円)、

更に、

ご飯をおごろうとするカメラマンに、
一応の「あ、いいよ誠さん」という遠慮の言葉を出すと、
マジで「あ、そう?」とか言ってひっこめた。
内心唖然であった。


女だから奢られて当然、なんて態度は嫌だったのよ。
でも、奢ってくれて当然だとは思ってた!(どーん)

金ないんですよ家がヤバイんですよ
給料右から左なんですよ
と言った21才フリーターに交通費使わせて呼び出しといて
それはないでしょう(あたし的に)


残り3枚の財布から1枚を取り出すとき、
思わず口から出たのが、

「勘弁してください」







優ちゃんに対してこういう不満はほとんどないが、
気になることはある。


優ちゃんはキレイ好きで、
トイレに行ったら、必ず会社の流しで石鹸を使って洗い直すし、
あたしが手を拭いた拍子にタオルを床に落とそうもんなら、
無言のお叱りである。
別にこれは気にならない、だってあたしのほうが無頓着なほうだから、
まぁ当然だよな、と思っている。



…が、
お風呂場は何故か汚れっぱなしなのだ。
床の赤い水垢とか、壁の黒い汚れとか、
浴槽を洗うブラシの汚れとか。

あたし的に、トイレに行って石鹸を使わないことより、
洗えば落ちるのに放置されてる汚れのなかで、
体を洗えるほうが気になる。

最初こそ、人の家だから、と思えたけど、
2回目に足を踏み入れたとき、
「…勘弁してください」
と思ってしまったので、

入るたびに少しずつ、勝手に掃除した。
やっと床の赤い汚れが目に入らなくなったので、
安心してお風呂をいただいている。
…まだ壁が残ってるけど、
これは少しずつだと目立つので、そのうち。




なんてグチグチした日記を書きたくなるのも、
最近憂鬱だからなんだろうか。
仕事ががくんと減って楽だけど、
やっぱり昼夜逆転の生活は嫌だし、
新しい仕事、って考えると、考え込んでしまう。

あーなんか矛盾もあるなって今思った。
ブティック見たりカタログ見ると、
あーお金欲しい、って、働こう、って思うくせに、
いざ探すと、
時給高くなくてもいいから好きな仕事がしたいとか思ってる。
結局どっちが大事なんだ?

確かにお金は欲しいけど、
行く前にため息なんかつきたくない。
面倒とか思いたくない。
面倒だなって思った仕事で服を買いたくない。

でも、適当な服で歩いて、
優ちゃんのレベルを下げたくもない。
可愛い服が欲しいけど、お金がない…


という、ストレススパイラル(最近お気に入り)



服が買いたいんだから、どんな仕事でもやるわ、
って思えばいいのに、何でそうならないんだろうねー。



高校に行かなかったとき、
何も考えずに行けてた中学の自分が羨ましかったように、
何も考えずにコンビニ行けてた自分が羨ましい。
考えるようになったから辞めたわけだけど、
生活とか服とか化粧とか考えたら、
考える暇もなくレストランに行けばよかったのに。


あー、ぐるぐるぐるぐる。





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仕事すればいいのに。




2007年09月11日(火) 男の勘?






今日はカメラマンとお食事でありました。
まるまる1ヶ月ほど会っていなくて、
メールもほとんど返してなくて、


あたしは、


こういう戦法をとるなら、顔は見ちゃいけないなぁ、
と実感したことでした。



それはそれは寂しがられ、
1月と違って重たくもないので、
何にも言えずに帰ってきてしまって、
電話するしかないなぁ、ってとこまできてしまった。



まったくの自業自得で崖っぷちだ。
傷つけたくないなんて、どの面下げて言えるんだろう。
もう十分に彼を裏切っているのだから、
後はきっぱりとやるだけなのに、
あぁ、小娘でごめんなさい。

もう少しだけ、待ってください。






で、帰ってから携帯を見ると、

寺島からメール

月野さんから着信





…何?

皆、今日は優ちゃんと会わないって知ってるの?(汗)
携帯見られることないって知ってるの?(汗)



見事集中する人たち。
ここまであると怖いんですけど。
誠さんは昨日からの約束だから入れないとしても、
上2人は昨日までとんと連絡なかったんですけど(汗)




あー、怖い怖い。
早くここから抜け出さなきゃ。
今のあたしの優先順位のために。





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今日の日記はぜーんぶ言い訳。
今日のあたしは何にも誇れない。



こういうときにこそ、自己嫌悪になるべきなんだ。





2007年09月10日(月) 明日はお魚。





昨日スーパーへ行ったら、
鶏肉が安かったので、今日のお弁当は鶏肉になりました。


優ちゃんはペロリと食べてくれ、

「マジで美味かった。
今日はマリのおかげで煙草が2箱買える♪」(なんか間違ってないか?)

とかなんとか感謝していた。


まったく、お礼を言うのが巧いひとだなぁと思った。
「ありがとう」
はぶっきらぼうなくせにね(笑)





朝起きるのは苦手だけど、
誰のためでも、お弁当を作るのは嫌いじゃなくて、
好きな人にお弁当を作るのは、
照れるだろうけど楽しいだろうなぁ、と思っていた。

寺島に作りたいと思ったこともあったし、
誠さんに作りたいときもあった。


作れないことはなかった、と思う。
今よりお金もあったし、
渡す手段もないわけじゃなかった。


この人が特別、というわけじゃない。
同じ場所に出社するから、何の苦労もなく渡せるだけだ。
初めての、好きな人へのお弁当。
おかずのひとつひとつを褒めてくれる人でよかったなぁ、と思ったくらい。




でも、なんだか、
この人があまりにも、
あっさりとあたしの多くの初めてを奪ってゆくので、
ちょっとびっくりだ。


恋人同士のいろいろは一通り経験したかしら、と思っていたけど、
なんのなんの、
あたしは恋人の部屋に泊まったこともなければ、
歯ブラシをプレゼントされたこともなかったのだ。


「子どもだなぁ」


と優ちゃんが笑うとおりだ。





いろんな巡り合わせで、
あたしの初めてをこの人に許せたこと、
それを嬉しいと思うこと、
それが大事だと思うことにして、
それ以上の思い入れはやめとこうね(笑)





またお弁当写真でもアップするかな〜。






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これ以上は無理、だよねぇ。
もう2ヶ月かぁ…。


ユミちゃん、あの頃責めてごめん…(爆)
出来ないときって、あるわぁ…。


しかもね、
ユミちゃんより簡単な状況だからね、これ(笑)<彼女は遠距離



酷い女にもなりたくなるわ。
イイ男過ぎるの、優ちゃんって。





2007年09月09日(日) 微笑む日曜日。





日曜はよく、
お昼近くまで優ちゃんと寝転がっている。

最初の頃はじゃれ合ったりしていたものだけど、
最近はそういうこともなくなった(寝てるだけ)


太ったからかなぁ…(死)とか思って、
なんとかしなきゃなぁ、と思っていたところだったんだけど、


今朝、腕を上げて寝ていたら、
二の腕にキスされた。
目を開けたら、
「何で起きるんだよ」
とか言われた。
起きちゃダメだったらしい。



二の腕はかなりのプニプニっぷりなんだけど(言いにくそうだな)
その触り心地と白さは、お気に入りであるらしい。



「顔、胸、二の腕、

上半身は大丈夫だな。


下半身は、自分で頑張れよ」




と言われましたとも!!(爆)
はい、下半身デブ認定orz



でも「どっちでもいい」らしい。
「女に強制したことなんかないんだ」だって。




こないだも、

「2chのダイエット板とか見なくていい。

もう知ってることばっかりだろうから」

って言ったら、


「無理やったらしなくていいぞ?」


と、

なんだか同情するような目で言われたorz




嫌われてるとか嫌がられてるとか、
そんなんじゃないってわかってるし、
今のあたしでいいんだよって言ってくれてるわけなんだけど、
それは十分喜んでるんだけど、
そういう問題じゃないんだよねぇ。
あたしが気に食わないんだよねぇ。
じゃぁやれよ!てな話なわけで。



自分を律して、
独りを慎んで、
ポジティブに笑う女子でありたいよね。
自分に厳しくある分、
あなたに甘える、みたいな(笑)




そういえば、
今、
優ちゃんの人生最大に金がないらしい。

2ヶ月したら贅沢させてやるから、って優ちゃんは謝ってくれて、
あたしは、
何と返せばこの人を傷つけないのかわからなかった。
きっと今この人はプライドを捨ててくれていて、
贅沢だって、あたしを喜ばせたいからで、
だから、
本気で謝ってるんだ、って思ったら、
そんなこと言わないで、とは言えなかった。


あぁ、ありがとう、と言えればよかったかも、な。




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うちの経済もかーなーり圧迫してるのだが、
親の実家が農家なので、食べ物にだけは困らない。
特に米(なんてありがたい)。
だから、
明日から優ちゃんの分もお弁当作ってくるね、
と言ったら喜んでいた。



「多分豚肉になりますよ」

「やった!」


贅沢に慣れてるくせに喜べる、
そんなあなたが本当に好きだよ。



「一緒に辛抱しましょうね。

まぁ、あたしは今でも十分贅沢だと思ってるけど」



久しぶりに強引なキスが降ってきた。






ピンチだから楽しいのかも。
あー、やっと明日がわくわくしてきた。



今日も連れ回してくれて、ありがと。


2007年09月05日(水) クサいセリフは言ったもん勝ち





私信:昨晩メッセしてくれた蛍ちゃん

突然落ちちゃってごめんなさい・゚・(ノД`)・゚・
パソが謎のエラーで停まってしまって、
その後なかなかネットにつながらず、
今復旧しました…(AM3時半)
本当にごめんね…。
話を聞いてくれて本当ありがとうだったのに…(>_<)
また会えるのを待ってます…。




**









「俺の大事なマリ」




本当?と聞き返したら、
柄にもなく照れたのか何なのか、
嘘つけとかなんとか言うので、
嘘なん?とふくれたら、
TVでも見とけ、と笑っていた。



「嘘じゃないよ」


とその後言っていたのを、
書きながら思い出した。






思い出したら恥ずかしくなるようなセリフは、
付き合い始めの今しか言えない。
だから、言いたくなったら言っておこう、
と圭ちゃんと笑ったので、
昨日は顔を見ながら考えてみた。


でもやっぱり、
高校生のときのように、
「ずっと一緒にいてくれる?」
とは聞けなかった。
「いるよ」と、
きっとこのプレイボーイは言うのだけど、

ていうか、
未だに「離れるなよ」とか言うんだから、
あたしが少しぐらい甘えたっていいのかもしれないとも思うけど、


なんだか今のあたしには、
「ずっと」とか「永遠」とか「一生」とかっていう言葉が、
どうにも気持ち悪くて仕方ないんだ。
恥ずかしいわけじゃなくて、
それは今言うことじゃない、って感じかも。



寺島や藤原君と、
そういやぁずっと一緒にいるね、
そんな風に使うほうが好きらしい。

高校の頃は若かったってことで(笑)





結局、前も言ったことある、

「離しちゃイヤですよ」

に留まってしまった。



いいんだ、言いたくなったらどうせ言うんだから(笑)


あ、ちなみに返事は「おう」だったんですけど(笑)






優ちゃん、と呼ぶのに大分慣れて、
時々社長って呼びたいけど、
それは会社で呼べばいいと気がついて(笑)
バランスがとれるようになってきた。

どんどん、
彼との距離がナチュラルになってゆくことを実感している。
でも馴れ合いは嫌だから、
新しいことを忘れないでいたい。



まぁ、下手にバレないうちにね…
水面下で整理していくっていう、
あんまり考えたくないけど早めにやっとけ、
みたいな面もまだあるんですけどね…(苦笑)








昨日のお泊りはちょっと面白かった。




優ちゃん宅に平日に泊まる場合、
深夜1時には就寝、がルールだ。
次の日仕事だから。


彼のタイムテーブルは決まっていて、

「12時くらいにマリといちゃいちゃして、それから…」

とか言うので、
恥ずかしいからやめてくださいっ とかって言ってるんだけど、


昨日は気がついたら、12時半回っていたのだ。
こりゃもう寝るしかないわけだ。
海外旅行の写真とか見入ってる場合じゃなかったわけだ(別いいんだけど)



ちょっと話はズレるけど、
この海外旅行の写真は優ちゃんの若い頃の写真で、
ハンパなくかっこよろしかった。

海外ドラマのフレンズ知ってる方は、
ジョーイを想像してください…


でもその写真は、普段の優ちゃんに一番近かったから、
携帯で写メっていきたいくらいだった。
だからもう何度も書いちゃうけど本当にかっこい(ry


話を戻して




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うさぎちゃんでもないのにそうして過ごしたのは初めてで、
でもなんていうか女としては楽しすぎるっていうか(笑)



まぁこんな感じで成人向けも増えていくと思うので(ゆるゆると)
これからもどうぞよろしく(笑)




2007年09月04日(火) 美しくないのは、罪。






圭ちゃんが帰ってらっしゃいました。

高校のときのお友達。
いつもあたしを応援してくれる人。
可愛らしい女の子。
「自分らしく生きる」を地でゆく女性。
いつでも笑いを忘れない人。


2年ぶりに会った彼女は、
変わらない、あどけなさの残る眩しい笑顔に、
匂い立つような「おんならしさ」を見事に同居させて、
あたしに笑いかけてくれたのでした。



これを読んだら、
「そんなことないよ!」
と笑うと思うんだけど(狙い)、
もしくはあたしの見方が間違っていると不快になるかもしれないけど、

具体的な理由は何もなく、
「キレイだな」
と思ったことは本当だから、書いときます。
それだけであなたは素晴らしい。



圭ちゃんに会うたびに、

「あ〜…男に生まれたかった…」

と思うんだけど、
残念ながら同じ女子なので、

圭ちゃんとファミレスで喋っていても遜色ない女になることを誓います。



ごめん、ファミレスでスッピンで…(涙)











そう、最近すごく実感していた。



「美欲」の低下を。



実感でストレス、という負のスパイラル。





優ちゃんと付き合いだした頃はちゃんとやってたのだ。
スキンケアとか化粧とか。
仕事だから、化粧はマナーの域だった。


優ちゃんは外見をすごく気にする人なので、
いつも身なりがきちーんとしている。
着けてる物も、一目で品のよさがわかる。

そんな上司の下でスッピンは無理だろ、と、
化粧が増え、ノリが悪いからとスキンケアにも力が入っていた。


で、優ちゃんは全然変わってないんだけど、
付き合いだしたこととか、
日頃から「可愛い」と言われることとか、
好きって言われることとかで、

安心モードに入ってしまったのだ。
これが一番いけないとわかっていたのに。
いたのに!だよ?!
なんて罪悪なの?!


化粧をとったら、

「あんまり変わらないからしないほうがいい」

とか言われ(褒め言葉として受け取ったけど)、
夜更かしも復活したので朝の時間がとれなくなって、
化粧が減って、スキンケアもなくなって、
あ〜またスッピンだよ〜
のストレスから食べるものが増え、


そういうのひっくるめて全部ストレスで、
毎日の仕事に追われちゃって、
でもキレイな人はこんな言い訳しないんだ〜…
と更にネガティブになり、

と書くのも嫌になるスパイラルだったのだ。
どうやってここから抜け出そう…とか考えてるうちに、
朝が来て、仕事して、
みたいな最近だった。




言い訳とネガティブを書き出せばキリがないので話を戻すけど、
そんなあたしに手を差し伸べてくれたのが、
圭ちゃんだったのだ。


彼女にきっとその気はないのに、
あたしが「美欲」を思い出すほど、
嫉妬するほどのナチュラルな美貌を、
あたしに見せてくれたのだ。



なんだか目が覚めるような気持ちで、圭ちゃんと別れた。
優ちゃんの前であんな女の子でいたいなぁ、と思った。



ありがとう。
あなたがいるだけで、あたしに笑みがこぼれます。
あなたに会えてよかったなぁと、思います。
これからも仲良くしてくれたらなぁと思います。
まぁ一方的にでもラブメール送りつける気満々ですが!
これからも、ありがとう。




別れた後、
お手洗いにだけ立ち寄ったつもりのコンビニで、
雑誌と本を5冊を買いましたが、何か?
全部美容系ですが、何か?(笑)
「ご飯を抜いても本を買え」
中谷先生に忠実な女でありたいと、中学時代から思っている女です。




****



覚書。

今日は、また優ちゃんに秘密が出来た。
感情を止めない、というのはよくもあり悪くもあるな、と思うけど、
罪悪感は、はっきり言って、ない。

しかしまぁバレたら、
懐かしいけどあたしはまた深海魚になると思うので、
ぬかりなく気を遣いつつ、
逆に、バレても後悔しない覚悟を固めました、既に。


…でもねぇ、やっぱり、失うのは嫌だから。
散々それで泣いてきて、
そんなこと思うのは無駄だって、いつか必ず失うんだって、
だから、別れることになったらそれはそれって思うんだって、
そういう風に考えていたあたしが、
嫌だって思うのは、好きだってことだと思うから。


プレイボーイとのこれからなんてわかんないけど、
あたしが信じなければ何も始まらないって、
陳腐だけどそう思うから、
カメラマンもなるべく早く清算して、
今日みたいな秘密を増やすのもなるべく減らして、

優ちゃんの女でいたいなぁ、って、そう思ってる。
今のあたしの、精一杯。





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2007年09月02日(日) 愛は生活に負けるというけど






優ちゃんが迎えに来てくれる。

部屋に入る。

ビールを飲む。

なんかしらご飯を食べる。

煙草を吸う。

テレビを観る。

お風呂に入る。

テレビを観る。

お酒を飲みながら喋る。

歯磨きをする。

寝る。

起きる。

歯磨きをする。

なんか飲みながら話す。

出る準備をする。

部屋を出る。






今まであたしは、
こんなに、誰かの「生活」に入りこんだことがなくて、
正直戸惑っている。

まぁ大したことじゃなくて


優ちゃんより先に起きるべきなのか、とか

朝食は作るべきなのか、とかなんだけど。



元々の優ちゃんの「生活」を邪魔したくなかったので、
指示されること以外は極力してなくて

気が回る人ってのは違うかもしれないなぁと思うんだけど、
そもそも思いつかなくて(苦笑)



まぁ、変な話それがあたしだし(怠)
週末以外も優ちゃん宅に生息するようになったら考えよう。




パジャマとか歯ブラシとかお箸とか
あたしの「生活」の一部が優ちゃん宅にあるのも
変な気分です(苦笑)

お気に入りのぬいぐるみがあるのも変だけどね。






あ、そうそう。






2年近く勤めたコンビニを、ようやく辞めまして。

最後の日は、

「今日が最後だって皆知ってるのか?」

ってくらい、お客さんが多くて、

まぁそのなかには峰さんもいらっしゃり。




書いてなかったけど、
最近は妙に会話が多くて(前に比べたらね)、
だからまぁやっぱり言いたくなって、


「今日で最後なんです、あたし」

と言ってみた。



「え、辞めるの?」


「はい、辞めます」


ときっぱり言ってみた。




そしたら峰さんは、


「えぇ〜」

と笑って、


「せっかく帰って来たのにね」


と言った。





そうやって惜しんでみせたりとか

あたしと店内ですれ違ったときに「こんばんは」とか


一体何なのよ、その中途半端な態度は?(怒)



このうそつき!って思えることをいいことに、
さっぱり忘れちゃおうかと思います。




でも、今月の前半は全然来なかったのに、
後半はいっぱい来て、
あたしの目を見て「ありがとう」って言ってくれて、
お喋りもして、一緒に笑ってくれたのは、


先々週に来たとき、
あたしが知り合いに、
「今月末で辞めるんですよ」
と言っていたからだ、と思っておこう(爆)





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今日レストランの人が、
「あたしは追いかけたいのよ」
って言ってたけど、
うーん、
あたしはどうも追いかけられたい女みたいだなぁ。
だって、超楽(爆)
最初のほうとかね。

でも、追いかけられ続ける努力は必要だし、
どっちもどっちなんでは?とか今思った。


あたしは知花くららさんも土屋アンナさんも好きなんだけど
優ちゃんは知花くららのほうが好みらしいので(笑)
目指せミス・ユニバース☆(違)



覚書だけれど月野さんとの交流も復活気味で
は〜
スリルの連続です(苦笑)
そんなんじゃ結婚できないよ!
すいすいっと乗り越えて、早く落ち着こう…。




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