コミュニケーション。
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しばらく、ナーバスだった。 カメラマンの腕を振り切ったことも、 寺島に拒絶されたことも、 久々にあたしの胸に重くのしかかり、 涙を拭くこともさせないまま、 あたしをソファに縛りつけた。
カメラマンがあたしに迫ってきたことも、 喧嘩の火種だった。
別れを告げた後、 怖々とあたしに手を伸ばし、つかまえ、 抱きしめたカメラマンは、 続いて唇を塞ぎ、胸を触ってきた。
馬乗りになるように体を押しつけ、 今までにない力で、あたしの手を握った。
こんなことを、やり通せる人じゃないと知っていた。
「杉本さんもっ…そういうことが目当てだったんですか?!」
唇から逃げて、わざと挑発した。 杉本さんは、少し目を見開いて、
「そうじゃない」
とすぐに言った。 我に帰った、という表現を目の当たりにしたようだった。
あたしを、引き留めたかったんだろう。 でも何も言うことが出来なくて。 だってそうやって生きてきた人だから。 抱きしめることでしか、キスをすることでしか、 引き留めたい感情を示す術を、知らなかったのだと思う。
やり通す事だって出来たのだ。 あたしより随分背の高い彼なら。 車の中。 あたしの手を封じてしまえば、外には出られない。
我に帰ってくれたこと、 その後、「元気でね」と言ってくれたこと。 あたしは、あたしへの愛だと受け取った。 あたしを好いていたのに、 あたしも自分のことを好きだと思っていたのに、 何も聞かずにあたしを自由にしてくれて、 嬉しかったし、ありがたかった。
だから、寺島にちょっと話したのだ。 キスしたなんて言ったらうるさいから、 抱きしめられた、胸をちょっと触られた、と言ったら、
お前は無用心だ、 車の中なんか入るな、 もしものことがあったらどうするんだ、 付き合ってもないのにそんなことする男なんか、 との説教オンパレード。
…最後の一文、ひっかかりますよねー。
お ま え も じ ゃ
「あなただって付き合ってもないのにヤってたじゃないっ?!
杉本さんを悪く言う資格、ないわよっ!!!」
多分、この反発から、 彼の苛々はたまっていたのだ。
しかしどうして、 引き留めたい気持ちを察して、許してあげられないかねぇ。 杉本さんとのデートの前、 私を引き留めたくてあの手この手やってたし、 ユミちゃんにフラれたときだって、 2日後にデートセッティングして、 ブーツ履いておめかしして、説得に行ったじゃないか。
そこまでカッコ悪くなれる人が、 何で杉本さんの気持ち、わからないんだろう。
どうにもぐちゃぐちゃで、 こんなときは漫画だー!!と、 早朝4時にレンタルショップに向かった。 どっさり借りて、 コンビニで買い物もした。
返ってきて、しばらく読み漁ったら、 大分すっきりしてた。
これで寺島と縁が切れたら、 結局寺島はあたしを受け入れられなかった、ってことなんだから、 あたしが気に病むことは何もないと思った。
次がある!と不思議と思うことが出来た。 峰さんからメールは来ないけれど、 まだ完全に希望は捨てたわけじゃないし、 捨てなきゃいけなくなっても、 出会いならいくらでもあるわ、と思えた。
やっと眠気が襲ってきた、朝の9時ごろ。 寺島からのメール着信音がした。
…何のメールだ…? こういう場合、 借りてたCDを返しに行く、とかいう事務的なメールのはずだ。 そうしてまたあたしは落ち込む。 事務的じゃなくても、 「今日行くね」なんていういつもどおりだったら、 それはそれで落ち込むのだ。 昨日は何だったんだよ、と。
とにかく、 いい報せのメールじゃないことはわかっていた。
…
メールを開いたときの衝撃を、わかっていただけるでしょうか。 彼と付き合ったり別れたりの4年間、 そして今日まで、 彼が一晩にして、 自分の非を受け入れ、怒りを鎮めるなんてことは、 絶対にありませんでした。
まず何よりも、自分の非を受け入れませんでした。 怒りなんてものは一時の感情ですので、それが過ぎ去れば、 何事もなかったかのようにあたしに接してくる、 それが寺島君という人でした。
あまりの衝撃に、 何も考えることなく、あたしもごめんと送っていました。 どうしたんだろう…頭でも打ったかな…(失礼)と考えていたら、 ピンポン、とドアチャイムが鳴って。 出てみたら、寺島で。
最近慢性的に寝不足だから、苛々してるんだよね、 などとフォローを口にしながら、 それを解消する!と言って、ソファで寝てしまいました。 結局、学校はサボリ。
どう見ても、どう考えても、 君はあたしを選んでいるんだけどなぁ。 自分の非を受け入れて、あたしに許しを求めたんだけどなぁ。 ソファに寝てても、 いろいろあたしに話しかけてきて、 あたしにしか出来ない相槌を、求めてきてたんだけどなぁ。
それでも、ペアリングは外さない。 後悔しても、知らないよ?
カメラマンの手は、 いつものように私の手をとった。 水仕事を終えた後だから冷たくて、 それをすっぽりと包んで、温めようとしてくれた。
私は、 「22才の別れ」 を思い出していた。
カメラマンの顔が見れなくて、 カメラマンの話にも、うまい相槌を打てなかった。 私の反応がおかしいことに、 カメラマンも気づいていた。
「お別れして…もらえませんか…?」
やっと見上げた、カメラマンの顔は。 暗い車の後部座席じゃ、見えなくて。 私は、どこを見たらいいのか、少し途惑った。
カメラマンの反応は、大体予想がついていた。 この人は多分、何も聞かず、何も言わない。 引きとめようともしないだろう。
でも、本当にそうなのを見たら、 涙が出そうだった。
「元気でね」
消え入りそうな、高い声で、 カメラマンが言った。
期待を持たせるような言葉は言わないように、と思っていたけど、 つい、
「そんなこと、言わないでください」
と俯いてしまった。
おやすみなさい、と笑顔で手を振った。 カメラマンの顔は、 街灯の逆光で、ついに見えなかった。
****************
帰ってきて、 とりあえず、心配していた寺島に報告。
…そこからどうしてそうなったのか、よくわからんのだけど、 喧嘩になった。 考え方の方向の違い、だ。
「陽ちゃんはね、縛られたくない、と言いながら、 自分で自分を縛ってる気がするのよ。
ユミのために変わる、じゃいけない、 俺のために変わるんだ、っていうけど、
陽ちゃんの心は、 “ユミちゃんのために変わりたい”って思ってるんでしょ?
(ここでの返事は「うん」だった)
それに従って何が悪いわけ?
誰が、ユミちゃんのために変わるのはいけない、って言ってるわけ?
それで結果的にうまく変わっていければ、問題ないんじゃない? 変わっていけずにユミちゃんと縁が切れたら、 後悔するんじゃない?
後悔しないのが一番なんだと思うのよねー」
私は、いつも寺島の話ばかり聞いているので、 多分、寺島は、 自分にたてつく私というのは嫌いなのだろう。 自分と違う意見をもってる私、というのも嫌いなのだ。
そうじゃなければ、 普通に言い返してくればいいだけの話なのに、 反論はせずに、私を攻撃してくる。
「そんな風に喋るマリちゃんは嫌い。
いつもの、包んでくれるマリちゃんじゃない。
こんなマリちゃんも、マリちゃんだとは思うんだけど…」
そうよ。 あなたを包んでいられるのは私だけど、 あなたにでさえ、主張を曲げられないのも私。
私に散々甘えておきながら、 結局好きなのはユミちゃん、と言って憚らないあなたに、 悪意を持って持論を並べ立てたことも、否定しないわ。
そう、寺島とカメラマン、何が違うかと言えば、 カメラマンは、私に甘えて喋りたくっていたわけじゃないこと。 私を楽しませようとして、 いろんな話をしてくれていたのだ。 仕事の話は聞いたけれど、愚痴は聞いたことがなかった。
えらそうに断言口調で喋ったことが気に食わないなら謝るけど、 その前に、あなたの私をバカにした態度も、 いいかげんにしてくださらない?
昼間遊びに来て、私に何度となくセクハラしてきたのは誰? カメラマンとのデートに反対して、 カメラマンの悪口を言ってたのは誰?
で、夜には、 「ユミが大好きなんだと思うよ」 って、どういうことよ?
本当に欲しいものがわかってないから、 そんなどっちつかずの態度がとれるんじゃない。 ウィンブルドンで勝ちたいのなら、 わき目もふらずに走ってゆけるはず。 ユミちゃんが欲しいなら、 私がいなくても大丈夫なはず。
寺島の携帯の電池が切れたとき、 もう喋りたくなくて、
どうやらキレたらしいよ。 でもね、私もキレてる。
久しぶりの拒絶の言葉に、 少し涙が出て、正直悲しかったけれど、 そんな自分は悔しかったし、 謝って、許しを乞う気にもなれなかった。
****************
さーて、残った愛する男の人は、 ダレカさんと峰さんですか。 峰さんは片想いなので抜かすとすれば、 ダレカさんしかいないね。
これは、あたしがダレカさんを選んだ、ってことなんですかね?(笑)
でもねー、そんな気もする。 今のあたしに「合う」のは、この人くらいかなぁ、と。 峰さんはまだまだ未知数なのですがね。
いいかげん、名前をつけてあげましょうか(笑) 「ダレカさん」 改め、 「月野さん」 で、よろしくどうぞ。
立場は…「愛人」?(謎)
男をフるのは初めてだ、と思っていたけど、 思い出してみたら、 圭介がいたっけ。
圭介とは… 本家日記の初期(しかも回想)に出てくる、 あたしの、一応2番目、のカレだ。
あぁぁ!!! 思い出してみたら、最初のカレもフったっけ(酷) あの頃は子ども過ぎたんだなぁ… 今考えると、ってことは(汗)
ちなみに、 圭介のことの本家日記は →こちら「ごめんね、圭介」 最初のカレ(ケンさん)の本家日記は →こちら「おままごと」
まぁ、どちらもネット恋愛、 どちらの顔もお互い知らないのでね。 あたしのなかでは恋愛にカウントされてなかった。
でも事実、 ケンさんに切欠のメール送ったのあたしだし、 圭介のメールを拒否したのもあたしだ。 圭介から逃げたことだけは、わかってたけど。
逃げたことは、今でも、チクリとする。 だって、本当に、理由も予告もなく逃げたから。
恋人から、別れを告げられる。 未来への様々な期待が壊れていく。 寺島と付き合うなかで、 何度、その悲しみに打ちのめされ、 どれだけ泣いてきたことだろう。
今度は自分が手を下すかと思うと、怖かった。 悲しみを知った分、 散々否定されてきた分、 あたしを好きになってくれた人を、 あたしを受け止めようとしてくれる人を、 あっさりとあたしの都合で無碍にするのが、申し訳なかった。
最初は、好きになってくれたからデートした。 デートして、あたしも、好きになったところがあった。 だから、「付き合うことになると思う」って書いた。
時間を重ねるうち、 好きになったところより、嫌いな部分が増えてきた。 あまり時間は経っていないのは、 カメラマンが、自分のほとんど全てを曝け出して、 要は全力で、あたしに向かい合ってきたからだと思う。
…もしそうじゃなかったら、 カメラマンはことごとく、あたしのマイナスのツボを押してる、ってことだ。 「ここは許せない!」っていうね。
このままカメラマンの想いに応え続けたら、 あたしは絶対に後悔する。 別れる未来しか頭にないのだし、 応え続けていざ、その瞬間、 カメラマンに多くの時間を残してしまっていたら、 それこそ、カメラマンに申し訳ないのだ。
逃げることは、とても容易い。 店に行くのは明日で最後だから、 その後は拒否してしまえばいい。 カメラマンは、基本的に、 状況をまるごと受け入れてしまう人だから。 押しかけてきたりは、しないだろう。
しかし。
別れの言葉くらい吐けなくては、イイ女には絶対なれない。 こんな小娘でも、それくらいは勉強した。 ここで、また何も言わずに逃げたら、 カメラマンを最大限に傷つけることになる。 圭介のときから成長してないってことになる。
結局、想いに応え続けても、 さよならを告げても告げなくても。 どの道をとっても、 あたしはカメラマンを傷つける、ってことになってる。 だってあたし、愛してないもん。
明日、 多分あたしに写真集の話をしたがるカメラマンを遮って、 告げます。
って何回もここに書くのは、 やはり怖いんだと思います。
あの女に出来てあたしに出来ないことなんか、ないわ。 (と、変な開き直りを身に付けてしまったようです)
****************
変な話になりますが、 上の文章を書いていて、 自分の文章力の足らなさを実感しました…orz あぅぅぅ 読んでくださった皆様、ありがとです。
そして、例の如く本家読み返しましたがー…。 似たようなこと書いてんなー、あたし(苦笑) でもほとんど忘れてるんだよ。 このとき既にこう思ってるのに! ってつっこみたくなること多々。
多分、毎日を過ごす姿勢が違うんだろうなー。 今と違って、お金に困ってなかったし、 働いてもなかったし、 寺島に思いっきり依存してたし。 その前に年がね…違うもんね… あれ書いてたとき、あたし10代だもんね…(笑) 20代2年目。 明後日から無職だぞ、あたしorz 頑張れ…
で。 褒めてくれたお兄様と、 陰であたしを見守ってくださってる方に、ご報告。 峰さんから、メールきませーんorz
一晩と丸一日、過ぎましたことよ…。 不思議と、嫌われてんのかも、とは思わない。 それは自信がついてるからとか、 渡したときの峰さんの反応は悪くなかった(はず)とかあるんだけど…。 うぅぅ… とにかく、事実来ないのです。 あたし、峰さんのアドレスは知らないのです。 なんでこうなったかは…改めて書きますけどね。
なんと、ダレカさんが登場したりする。 直接的には彼は関係ないけど(笑)
2007年01月28日(日) |
いっぽ、踏み出した。 |
今日は、いろんっなことがありました。
でも、とりあえず報告出来るのは、 報告すべきなのは、ひとつだけかな、と。
峰さんに、メルアド渡しました。 お兄様。 あたくしやりました(誰)
いつもより長いお話になりそうなので、 落ち着いたら更新しようかと思います。
まぁ多分、 峰さんからメールが来たら、 興奮して一気に更新するんじゃないかと思います(爆)
今日は、峰氏はいらっしゃらなかったのです(凹) さて、残り3日間。 希望は捨てません!!!
あ、そうだ。
男の人をオトすには、タッチングが有効、ってよく聞きません? ウケたときに軽くポンっと触ったり、 ゴミをとってあげたり、などなど、 例を挙げるときりがありませんが、 男の人に興味を持ってもらうのに有効、と。
実は、 カメラマンがあたしを意識したのも、 ある日、あたしがカメラマンの腕に触ったことが切欠らしい…。 いや、その後にも先にも触ったことないんだけど(必死の言い訳)
あたしは、元々触るのが好きなので、 寺島は勿論、藤原君竜崎君茶原君、 ことあるごとに触ってます。 飲み会のときなんて、触るどころか抱きつくわけですが(死ね)
で、それは、 あたしが男好きだから、男なら誰にでもやっちゃうと思ってた。 峰さんには、怖くてまだ手が出せないんだけど(おいっ)
けどねー、カメラマン。 ぜんっぜん、触る気がしない。 …これは、「重いなぁ」とかって思う前から、なんだけどね…。
切欠の日は、 カメラマンが、「日焼けしたー」と言って腕をまくったから、 条件反射で(なんのだ)、触ったのだと記憶している。
決して決して決して、いつものように、 寺島君のほっぺたをつねったり、 笑い転げながら藤原君の腕を触ったり、 凹んで、愚痴を聞いて欲しいときに藤原君に抱きついたり(やめろ)、 そんな感じで触ったんじゃないのだ。
だから、触らない自分に、ちょっとびっくりしたのです。 寺島君に話したら、彼も驚いていた。 私から触られないってのが珍しいから(笑)
興味がないときって、本当に触らないのだなぁ…と思った。 と同時に、私はこれまで、 好きな人ばっかりに囲まれてきたんだなぁと思った。 恵まれてるよねぇ。
こんなことを考えてると、 峰さんにしてこなかったことを激しく後悔するorz やめよやめよ…。 ポジティブポジティブ。
**************
「そっかぁ〜…
マリちゃんは、愛されるより愛したいタイプなんだね」
よくできました!寺島君。 愛していなければ、 いくら愛されてても、無理なのよ。
昨日会えないメールを送って以来、 カメラマンは放置中。 コンビニにやってきたけど、 あたしが喋らなければカメラマンは何も言えないことを、 あたしは知っていて、無言の笑みで通した。 会話は、ゼロ。
家に着いたら、 昨日返信しないでごめんね、 とかいうどうでもいいメールが来ており、 その2分後に着信があった。
2分も待てないの? あたしがため息をついて、 更なる着信を無視したことは言うまでもない。
携帯には、カメラマンより先に、 寺島が着信を残していた。 ここに書き出すのが面倒なくらい多くの理由で、 あたしは寺島を選んで、かけた。
カメラマンは、多分、通話中の音を聞いている。
「あのねぇ、『日本沈没』のDVDを買ったらしいの。
で、それを言ってきたから、
ストーリー、面白かったですか?って聞いただけなのに、
次の日には、
「見なさい、って言って貸そうかと思ったのに、忘れたよ」
とか言うの!!
誰が、観たい借りたいって言ったのよ!!!」
と寺島君に愚痴ったら、 冒頭のセリフであった。
うんうん、成長したよね(涙)
あたしがただ単に、 そういう押し付けが嫌いな女であったら、 寺島君が、 ハマってるアニメのDVDを観ようと誘ってきたときも、 疎ましかったはずだ。 でも、 そんなことは思ったことがない。 むしろ能動的に、一緒に観ようとする。
だから今エヴァ狂いであったりするのだが(ぇ)
こう書くと、 どんだけカメラマンを嫌いなんだって感じだね(笑)
そうそう、まだ書いてなかった。 あたしがカメラマンに、ドン引きしたことがあったのだ。
まぁ本当は、 その背景にある豪華客船を見せたかったらしいのだが。
まず、 そういうものを携帯で撮るときに、 自分を入れるってのがあたしには理解出来ないし、 豪華客船の話なんてしてなかったから、 一瞬何のことかわからなかったし。
気づいている。 いろんなものを見せたり、 いろんな話を聞かせたり、そうすることが、 カメラマンの愛情表現であること。
だからきっと、 寺島と別れたばかりのあたしだったら、 もし、 ダレカさんとのことに落ち込んでしまったあたしだったら、 カメラマンの愛に十分満足していただろう。
あたしなんかに、話してくれる。 あたしなんかを、大事にしてくれる。 あたしなんかを、好きと言ってくれる。
愛した寺島は他の女を愛しているし、 ダレカさんは愛してはくれない。 あたしなんて、価値がない。
そう思っていたのはいつ頃だったろう。 寺島と別れたのももう大分前だし、 ダレカさんとのことで、落ち込むことなんてなかった。 今のあたしは、昔より健康で、 昔より、自分を信じていられる。
ごめんね。 あなたと出逢ったことで、確実にたくさんの成長をした。 そのことは、本当に、感謝している。
**************
明日は、会える。 確信して、眠ろう。
峰氏は、現れた。 いつものように、 あたしは車のナンバーでそれがわかった。
周りを見渡す。 常連のおばさんとその娘。 もう一通り品定めを終えて、最後の確認段階だった。 いつものように、選ぶのが速い峰氏。
彼が早いか、親子が早いか、 実に微妙であった。
親子が早ければ、他に客はおらず、 あたしは、恥ずかしがることも気にすることもなく、 峰氏に、 「メルアド教えてくれません?」 と聞けた。
が、親子の特徴は、行動が遅いことであって、 熱いコーヒーを買うか否かでもめていた。 ここであたしは、 心置きなく言うことを諦めた。
負けていられない。 今朝お兄さんと打ち合わせしたときに、 そういう事態も考えてあった。 そのときは、 「峰さん、ちょっと待っててくれませんか」 と言うしかないとなっていた。
だってあたしのバイトは、 今日を含めて残り5日間しかないのだ。 しかも1日たった3時間。 峰氏が来たチャンスを逃してどうする。
大体、この親子は常連で、顔なじみだ。 かといって仲がいいというわけでもない。 この親子の前でメルアド云々は恥ずかしい。
だからあたしはとりあえず、 何気ない顔をして、世間話を始めた。
「あたしね、今月でバイト終わりなんですよ」
「あ、そうなんだ、辞めちゃうんだ?」
「え、辞めちゃうっていうか、ここ(コンビニ)閉めるんで」
「は?!」
…いきなり不測の事態。 閉店の告知を貼った後も峰さんは来たし、 前回来たときにちょっと触れたから、 閉店を知ってるかと思ったのに、 彼はまったく気づいてなかったのだ。
「やだなぁ峰さん、そこに貼ってあるじゃないですか」
「えー、それは困る、困るよ」
この時点で、会計も袋詰も終わっていた。 親子は品物を机に置き始めていた。
さぁ、やっぱり言うしかない。
「はい、お釣りですね。
あ、あの、峰さん、ちょっとその、待っててもらえませんか」
あたしのこの声は、 いつもの半分くらいだったと思う。 恥ずかしさと、後ろの客が気になるのと、 混ざってしまっていた。 峰さんだけに集中出来ていたら、 きっと、 彼に聞こえるだけの声が出ていたはずなのに。
彼は、
「困るなぁ、困るなぁ」
と言いながら、 いつもの笑顔を残して、店を出てしまった。
…聞こえないふり、をするような人じゃない。 それなら、煙草の自販機の前で喋ってくれたりは、しないはずだ。 自分から、 「このビール、美味しいよ」 なんて、話しかけてくれたりはしないはずだ。
多分、聞こえていなかったのだ。 店の近くに住む峰さんにとって、 ここが閉まるというのは本当に困ることで、 それが頭を占めていたんだと思う。
でも。 親子の会計を終わらせて、一息ついたら、 泣けてきてしまった。
カメラマンと会う約束があった。 どうしても会う気になれなかった。 今から、彼の仕事の話や、観た映画の話を聞いたり、 その映画のDVDを押し付けられたり、という時間を、 笑顔でやり通せる気がしなかった。
会えない旨をメールで送って、 ひたすら自転車をこいで、 藤原君が待っている家に帰った。
***************
カメラマンに会えなかったのには、 もう一つ理由がある。
それは、今日、 ダレカさんが店に来たこと。
相変わらず強引で、 あたしの都合などお構いなしで、ぶっきらぼうだった。 でも、この人に会いたかったあたしが、 いつになく笑顔で接していたら、 ちょっと嬉しそうだった。
あたしを何も知らない分、 だからこそ何の感情もなく接してくるなぁ、この人は、 と思っていたけど、 多少はこの人も、あたしのことを好きみたい。
ここ数ヶ月は、 この人に対してつっけんどんな態度しかとっていなかったから、 あんまり好かれてないと思ってたんだろうなぁ。
そうして、あたしは実感する。 この人に好かれたほうが、嬉しいと。
カメラマンとこの人、 どちらがあたしのことを知っているかって、 それはいい勝負だ。 だってどちらにも、あたしはあたしを見せていないから。 だから、あたしの好みが出てくる。 どちらにあたしを知って欲しいか、となる。 それは、 どちらにあたしが深入りしたいか、とも言える。
やっぱり、ダレカさんなのだ。 そして、実際深入りするかは別として、 カメラマンを選んでいないのが重要だ。 カメラマンは、あたしを本当に好きになってくれて、 大事にしてくれ、 あたしを喜ばせようと頑張ってくれるのに。
店を辞め次第、 カメラマンには別れを告げる。
***************
はい、硬い日記終わりー。
いやー、久々にダレカさんに会ったのは、やばかったね。 この人への感情は振れ幅が大きいし、 基本的には「きらいー」が多いけど、 強引にあたしの手を引っ張るところは嫌いじゃない。 きっとそれは、タイミングとか、引っ張り方とか、 遊び人しか出来ないような巧さに酔いたいのだと思う。
小悪魔に遊ばれてるようなもんですかねw 前にも書いたけど、 女を操るのが巧いのだ。
よくも、 あたしが男と別れたことや、 あたしと遊んでも面倒にならないことを見抜いたな、と思う。 あれは遊び人の嗅覚なのだ。
男と遊ぶ、という世界に、 あたしをスカウトしたようなもんだなww と、藤原君と笑った。
ダレカさんは、カラオケが上手い。 ってか声がいい。めろめろ。
カメラマンは、カラオケには行かない、って言ってた。 聴くのは好きだけど、歌うのには興味ないみたい。
カメラマンは絶対Mだと思う(ハジけすぎ)
2007年01月25日(木) |
未来には、あなたしかいない。 |
カメラマンは相変わらず、 あたしの話はあまり聞かないくせに、 ニコニコニコニコと自分の話を続け、 しまいにはベタ惚れビームを出してくる。
「あたしの何を気に入ってるんですか?」
と思い切って聞いてみたら、
「ん〜、わかんない」
それを愛だと勘違いできたのは、昔の話。 しかしここから、 カメラマンがあたしを意識していたのは、 昨年の夏からであることがわかった(!)
で切欠を話されて、 あぁ、そんなこともあったなぁ〜、とうっすら思い出したけど、 39の男が、半年も片想いってどうなのよ。 どうかと思うのよ。
帰ってきたら、寺島から電話がかかってきていた。 成長した寺島に、多少懐いた態度をとったのがいけなかったのか、 またも調子に乗った発言が飛び出してくる。 …おいおい… 「マリちゃんを悲しませたくない」 はどうしたよ…と凹む。 カメラマンの重さに疲れて、 「あー、今陽ちゃんに会いたいよ」 なんて、言うんじゃなかった。 甘い甘い。
深夜、孤独感たっぷり。 ここ数日藤原君と過ごしてたので、余計に。 今日も藤原君を呼んだりしたら、悪いなぁ… と思ったけど、 実際呼んで、彼が不機嫌になったことはないし、 「もっと頼って良いんだよ」 と言ってくれたこともあるし、 信じることも大切だ!といきおいメールをしてみたけど、 今日はどうしてもダメだったらしい。 ヘルプミーなメールだったので、 「本当にすみません」とまで書いてくれて、 あぁ、もっと気遣った書き方が出来ればよかったのにと思った。 ごめんよ…
だけど、
ひとしきり携帯で遊んで、 ネットでもするか…とパソコンをつけたらば、 いつもは「退席中」なお兄さんがいて、 久々メッセが出来て、 話が長くなって電話までかけちゃって、 朝まで付き合ってもらってしまった。 結局今日も、 独りではない朝を迎えさせてもらったわけである。 ありがたやありがたや(老)
本当、ツイてた。 いっぱい、救いと励ましをもらった。 今日頑張ろうという気になった。
いつも愛してくれる藤原君にも、だけど、 本当に、あたしを支えてくれて、ありがとう。
あたしに価値があるって言ってくれるあなた達を信じて、 頑張ろうと思います。
******************
峰氏(最近藤原君とこう呼ぶ)のことは、 寺島のことがあるとすぐ二の次になっちゃって、 だから、私の気持ちは嘘かもしれないって考え込んでたけど、 やっぱりやっぱりやっぱり、 このまま何もせずに辞めたら、 後悔すると思う。 絶対に、1年後にも、峰氏は元気なのかなぁとか思ってる。
で、お兄さんとの電話で、 次会ったらメルアド聞いちゃえ!てことになって、 はー、緊張するなぁ、と思ってたら、 携帯にメール着信。
それは今日の占いで、
「今日の蠍座のあなたは…
今まで挫折していたことをやれる予感!頑張ってみて」
って感じで、 あぁぁぁぁもぅぅぅ何だよぉぉぉぉ みたいな(笑)
更に、長崎新聞の占いでも、
「旗シ鮮明にして堂々行動。勢い強まり成る」
で、 もうこりゃやるしかねーな、と腹括りました。
今日ほどぴったりな日はないのです。 堂々とやっちゃいます。
いや、 世のお姉さま方には遠く及びませんが。
しかし、 峰氏とうまくいったなら、 どきっぱりと後の3人を捨ててみせましょう。 えぇ。 寺島さえも、さっぱりとね。
2007年01月24日(水) |
笑う門には福来る、って言うじゃない。 |
一体カメラマンは、 いつからあたしを好きだったのだろうかと思う。 海外の土産をくれたのだから、 きっとそれより前だと思う。
今、 あたしからは何も与えていない状態なのに、 幸せそうにニコニコしているってことは、 今までレジと妄想のなかにしかいなかったあたしが隣にいることが、(長) 嬉しいのだと思う。
そんなに喜べるくらい前から、 気になってたのかなぁ…
とこんな風に、 カメラマンのことを思うと憂鬱で、 考え込んでしまうのですが、 何故か、それに比例するように、 藤原君との会話に笑いが増えた。 基本、いつだってそうだけど、 いつもより、とお互い思うくらい。
高校の頃は冬でも外で喋っていたけど、 さすがに最近はそれだけでは無理で、 時々は、ウチの親に隠れて、 私の部屋で夜明けまで喋りたくっている。
一昨日、 2人とも笑いすぎて苦しくてしょうがなくなったことがあるんだけど、 一体なんでそんなに笑ったのか、 昨日既に思い出せなかった(!) 年だなぁ、気になる!とまた笑う。 今日も、くっだらないことで笑いすぎて、 親にバレないように声を抑えるのが、大変だった。
理由はいろいろと考えるけど、 とりあえずは、 藤原君とこれからも仲良く出来そうな幸せに、浸っとこう。
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寺島が、ぐんと成長した。 これは、藤原君も認めるところであった。
「今、マリちゃんと付きあえないって思うのは、 決して、マリちゃんに魅力がないわけじゃない。
カメラマンが現れたら落ち込んだし、 だからやっぱり、マリちゃんのことは好きだと思う。
だけど、 もう、マリちゃんのことは悲しませたくない。 今までみたいに甘えすぎたりもしたくない。
だから、この先のことを考えるなら、 もっと立派な男になりたい。 そうしたら、マリちゃんと新しい関係を築いていけると思う」
うーん、文字にしちゃうと薄っぺらいな(汗) でも、こんなセリフ、 今まで寺島君には縁のなかった言葉ばかりなのですよ。
素直になったと思う。 甘える自分と、受け止めてた私に気づけたと思う。
しっかりと裏打ちされた言葉は、やはり響きが違う。
と同時に、 私の聞く姿勢も違うのだ。 リアルにあたしにベタ惚れ、 というカメラマンと出会って、 多少の自信がついているのだと思う。 魅力がないわけじゃない、というのは前も言われていたけど、 基本的に自分が嫌いだったから、 卑屈にしかなれなかったんだよね。
初めて寺島と、深い話が出来たような気もする。
藤原君とのここ2、3日に笑いが耐えないのは、 そういう成長した寺島の話を聞いて、 私と寺島の復縁に近づいた、と、 藤原君の機嫌がいいのだ。
初めてなった、初めて見た、と、 また大笑い。
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事実から逃げてはいけないよな。 認めないといけない。
お兄さん、昨日の日記についての鋭いご指摘、お見事です。 禁煙、挫折しました。 すいません、しれっと混ぜて書いてみました。
当分は、 CABIN MILDを手放せそうにありません。 少なくともカメラマンより愛しちゃってます(酷)
その人の匂い、ってある。
寺島の匂い、 ダレカさんの匂い、 カメラマンの匂い。
カメラマンの匂いに包まれた後、 あたしが恋しくなったのは、 煙草と、 ダレカさんの匂いだった。
カメラマンは、あたしにベタ惚れだ。 主導権は、ほとんど全てあたしに委ねられている。 そのことを実感したとき、 あたしが思ったことは、
「重たい」
だった。
一体何が欲しかったのか、煙草を吸いながら笑った。 寺島が欲しい、という単純な理由ではなかった。 それならば、思い出すのは寺島の匂いのはずだ。
今欲しいのは、ダレカさんのぶっきらぼうさ。 あの、あたしをモノみたいに扱う目。 いつものように、自暴自棄になってるわけじゃない。 悲しくなんかない、カメラマンは、 あたしを宝石のように扱うのだから。
その理由がわからなかった。 だってあなたは、あたしの何も知らないじゃないか。 それなのに、確実にあなたはあたしにオチている。 その矛盾がわからなくて、
何も知らないなりの付き合い方をする、 そういう意味では大人なダレカさんに会いたくなったのだと思う。
嫌いなわけじゃない。 好きなところもある。 なびいたと書いたのは嘘じゃない。
だけど、 まだキスもしてないのに、 「しあわせだなー」 と呟かないで欲しい。
抱きしめて、 「このまま時が止まっちゃえばいいのにね」 と、 同意を求めてこないで欲しい。
その前に、
「付き合って欲しい」
と申し込んでよ!!
あぁ、もう、 この人のことを書いていると、 たまらなくダレカさんが恋しくなる。 まったくの正反対だ。 イコール、 まぁこれはやっぱりと言えるのかもしれないが、 この人は、 あたしに「欲しい」と思わせないのだ。 あたしの好きな「男」ではない。
藤原君からは散々、 「お姉さんのどS!」 と泣かれるが、「ど」がつくほどではないと思うし、 情事において、主導権を握りたいと思ったことはない。 男にはあたしよりエロくあって欲しいし、 あたしに貪欲になって欲しいのだ。
徹夜明けなので、恥ずかしげもなく書いてます。 多分、夕方に読み返して後悔しそうな予感。
何故カメラマンをそうだと思ったか、 については、生々しすぎて書きたくない。 つっこまんでやっといてください。
ちなみにダレカさんは、 あたしなんぞのレベルをはるかに超えた「どS」なので、 本当に反対なんだよねぇ。 いざカメラマンという人と接してみて、 無理!って思ったってことは、 やっぱあたしはM寄りなんだと思うよwwww
あ、念のため書いておきますが、 カメラマンと一線は越えておりません… それならむしろ理由を書きやすいけど、 何で、ヤってもないのにわかんなくちゃいけないのorz
まぁ、ダレカさんに会ったら会ったで、 あたしのSっ気の行き場がないので、 苛々するんだけどね。それはそれで。 だから、一番ちょうどいいのは、 S寄りのMな寺島なんだけど、 ちょうどいいというよりも、 寺島に合わせて成長してきたのかもしれない、と思う。 その事実は凹むね。
って、今日の日記はハジケすぎだなぁ… 何書いてんだか… 藤原君と一晩中爆笑してたので、テンション高いです!
2007年01月21日(日) |
方法は、ひとつだけなのかも |
昨日の分もアップいたしました★
→ 1/20 あたしと、あなた。
何回もデート報告をしたので、 改めて書くのがめんどい程です(笑)
はっΣ(゚д゚) ネット兄にも報告しなきゃだった…orz
もういいかな、書くのは気が向いたときで…(笑)
カメラマンには、今日も会いました。 カメラマンは、あたしをとても愛しく思っているようで、 その気持ちを、ぎこちなく、 ときには明確に、伝えてくれるのでした。
愛でられてる気がしないでもない。 まるで、子どもを可愛がるように。
あ、ブログには20歳と書いてましたが、 本人に聞いてはっきりしました。
まだ、私の結論は出ていない。 だから、そつなく、優等生で接してる。
もうちょっと落ち着いたら、書きますです(凹) 寺島君が、かなりカッコ悪くなっていて、 複雑な感じになってます…。
はぁ。 どう考えても、あたしが決断を下さなきゃ、なのよね…。
さ〜て、デート終わりまして。 周囲への報告も、やっと終わりました。 って、あたしは何者だよ(笑) しかしまぁ、意外な結果になりました。
帰って来た後、 寺島君と電話をしたら、 やっぱり彼は嫌みたいで、 ぶちぶち文句とか悪口とか言ってた。 自分でも、「そういうのはいけないよな」って言ってたけど、 うん、手遅れだから。
で、その後、 藤原君とも会って、喋りたくって、 ようやく1人になりました。
きっと、昔のあたしだったら、 嫌がる寺島を知ったら、 断る理由を考えたり、ものすごく申し訳なくなったり、してたと思う。 けどね、今のあたしじゃ、どうしようもないですから。
嫌がりつつ、 結論はユミちゃんを選ぶってなってるから、 そう強く言えなくて、苦しそうだった。 それを選んだのは自分だって勿論わかっていて、 だからこそ、 マリちゃんを祝福出来るようになりたい、って言ってたけど、
本当にそう思っていたら、 当のあたしには言わないと思うんだよ。 本人は、気づいているのかいないのか知らないけど。 はっきりと、カメラマンに嫉妬している。
「だから、マリちゃんのことも好きなんだろうけど…」
君の話は、いつも曖昧な表現だ。 それは多分、ユミちゃんと別れたときみたいに、 傷つきたくないからなんだろう。 痛みを受け止める、と何度も言うけど、 あたしには、逃げているようにしか見えないよ。
集中力を欠いたり、 落ち込んでるって思ったり、 そんなにあたしを好きなら、 カッコ悪く引きとめてみせて。 ペアリングをはめた指で、あたしの腕をつかんで、 「行くな」と、言ってみせて。 どうせなら、とことんカッコ悪くなっちゃって。
ただ、重要なのは、 そこまでしてもらっても、あたしの気持ちの保障が出来ないこと。
初めて、出逢った気がするよ。 100%理性のあたしを、なびかせた人には。 それは、 カメラマンが、あたしの恋愛対象外だったからこそだけれど。
寺島のことを、完全に差し引いてと言って良い。 寺島がユミちゃんとの復縁を望んでいるから、 望んでいるくせにあたしを求めるから、 意味がわからなくて、うんぬんかんぬんエトセトラ。
関係ない、と真顔で言い切れる。 時が経ったということでもある。 あたしが変わったということでもある。
カメラマンに手をつながれた、 と寺島に話したら、 マリちゃんが遠くに行っちゃった、と嘆いていた。 でもあたしは、 カメラマンの悪口を言うあなたに、同じ気持ちを抱く。
あたしを追うあなたを、ずっと求めてたはずなのに。
明日は所謂デートである。
誰と、かはまず置いといて、 今夜のあたしは準備万端だ。 肌のお手入れにパックまでつけてしまった。 コーヒーも飲んでいないから、 いつもよりは早く寝れるだろう。
明後日も、つまるところデートである。
明日の相手とは違う、とは書いておこう。 多分、パックつきのお手入れはしないが、 着る服を選ぶのには時間がかかるだろう。 なんせ、これのためにバイトを代わってもらった。 完璧にしなければ、バイト仲間に悪い(違)
「お姉さんは、モテている」 藤原君は、最近よくそう言う。 ダレカさんに報告したら、 「声かけられないよりマシだ」 と、断言。 えぇ、えぇ、重々、承知しております。 一介のレジの小娘にお声がかかるなんて、 本当にありがたいことでございます。
しかもあたしの顔は、 別にアイドルに似てるわけじゃないのだ。 思い返せば小学生の頃、 国語便覧に載っていた、吉本ばななに似てる、 と騒がれた他には、言われたことはない。
男の人から声をかけられるのは、 美人だけだと思ってた。 あたしがしてきた、男の人達とのコミュニケーションというのは、 どこか適当だった気がする。 あたしは恋愛対象になるわけがない、と思ってたのだ。 だからこそ、 藤原君や、小田や、お兄さんが存在するのだと思うけど。
要するに、 「デート」というものを目の前にして、 どうしたらいいのかちょっとわからないのだ。 寺島の場合は、好きだったから、 その気持ちだけで乗り切っていたところがある。
大体、寺島と付き合い始めた頃は、 デートをする時間がなかった。 でもずっと友達だったから、お互いのことを少しは知っていたから、 必要なかったといえば必要なかったのだ。 だって、 男女の付き合い「初期のデート」というのは、 お互いを知るためにすることでしょ。
うーん、いまいちあたしは、 この人を知りたい、と思ってないということかもしれない(苦笑) まぁ、最初からわかってはいたんだよ。 なんせ、「人畜無害」ですからね(爆)
ひっぱっておいてなんなのだが、 明日のデートは寺島君だ。 おごってくれるらしい。 パックなんかしてるところをみると、 あたしも、それなりに女なのだなぁと思う。 だって寺島君は、あたしの大好きな「男」だから(笑)
あぁ、そうか、 人畜無害なカメラマン(しつこい)からは、 「男」って感じがしてこないのだ…。 だから食指が動かないのだ…(食指て) カメラマンは明後日だが、 多分、あたしは初めてエスコートされるのだと思う。 「何が食べたい?」って初めて聞かれたよ…(遅)
かの有名な、 「小悪魔な女になる方法」ですね。
あたしの美容液は、男の人からの愛、なのだ。 それがどんなカタチであってもね。 だから、藤原君のこと、愛してる(笑)
今日も藤原君と寺島談義ー ネタないなぁ(爆)
しかし、 寺島君の話を通して、大分成長出来る気がします。 藤原君と私の意見交換ということですのでね。 まぁ…ちょっと幅が狭いですが(=_=) これからもっといろんな人と、 そういうことをしないといけないですね。
寺島君は… 私がキレたのを悟ってるのかなんか知りませんが、 急激に「犬」化しました(´Д`;)
昨日の深夜、 「今電話いい?」 とメールがきたのですが、 そのとき藤原君と喋っていたので、 「ちょっと待ってて」 と返信。 返信した直後に携帯の電池が切れました。 まぁいいだろう、と思って、 しばらく藤原君と喋って、帰ったら、 1時間が経過してました。 ちなみに、あたしの返信には更に返信されていて、 それは、 「じゃ、待つ(犬の絵文字)」 でした。
犬の自覚、あるんだ…と、思わず考えてしまいました。 (よく、ユミちゃんの犬だと、 藤原君と野次っていたので)
しかし1時間とは待たせすぎだなぁ、と、 さすがのあたし(謎)も思ったんですが、 まだ遅い時間じゃなかったので、発信。
…出ない。 明日学校だし、寝てるんだなー 待たせたのに悪かったなー と思って、メール送信。
そして今日。 こないだ手伝った課題を取りに、寺島君が来訪。 セリフ。
「昨日、勝手に寝てごめんね」
…え?!(゚Д゚;≡;゚Д゚)
何故君が謝る?!
明らかに私が悪いんだが?!
そういう態度をとりつつも、 無理して謝ってるという感じはしなかったので、 ナチュラルに犬化してやがる、と思ったわけなんですが…。 …何でだろう…よくわからない。
今日帰るとき、ウチの玄関で、 寺島を振り返ったら、 上着を着る彼の指に、ペアリングが光ってるのが見えた。
別れたのに何で着けてんの…? と、私は単純にびっくりして、 そのまま顔に出してしまったのだけど、 彼は、私に怒られるとか機嫌を損ねるとか思ったらしく、
「ごーめーんー!!」
と必死で謝って抱きついてきた。
…いや…そんなことをしてほしいわけじゃないんだが… ていうか怒ってないんだが…
相変わらず、矛盾満載だ。 成歩堂君からつっこまれまくってしまうよ。
別れたのに着けてるってことは、復縁を目指して、なんだろうけど 何でそれを私に謝るんだろう。 何で自然と、何も疑問に思わずに、私のご機嫌とってるんだろう。
もう全然わからない。 本人もわかってないのだと思う。
でも、前は、ペアリングを着けたまま、 私の胸をいきなり触ったことだってあったのだ。 それを怒ったら、外してた。 君にとってそれは、その程度のものなのだ、と、 まぁ外からは見えるんだよね。
謝るってことは、 ペアリングよりは、私のほうが大事だってことなんだと思うんだよね。
…そんなんで復縁したいとか、よく言えたな…
2007年01月14日(日) |
適職ってこれなのかしら |
小田が電話してきた。
「寺島がね、最近あたしのこと、
マリちゃんってよく呼ぶから、気持ち悪い」
と冗談で言ったら、
「へー、そうなんだマリちゃん」
ってあっさり呼ばれて、 とてつもなく恥ずかしくなった。 よく考えたら、 君があたしの下の名前を呼んだのは、初めてなんじゃないかな。
夏に遊びにくる、と言ったくせに、 連絡を寄越さなかったので、 きてないんだろう、と思っていたら、 きてたけど、あたしに連絡してなかった、らしい。
「やーーもう小田嫌いーー」
そう叫んでも、 笑ってくれるのは、君だけだ。 小田は、 時間がなかったんだよ、ごめん、と、 屈託なく言った。
「今年の夏は、デートしよう!」
またあっさりと、 デートという単語を出してくるので、 顔が赤くなるのがわかった。 勿論、深い意味は全然ない。 なんせ、行くところは某遊技場だからだ(笑) CRエヴァ3を打ちに行くらしい。
でもでも、 冗談でもやっぱし、 君と「デート」なんて、嬉しすぎる。
「小田とデートだなんてー♪
長年の夢が叶うー♪」
それは言いすぎだけれど、 なんだか、 初恋が報われる、というか、 今になって、少しだけ形になるというか。
あたしのセリフに、 小田は笑っていた。
不思議な感じだ。 うきうきして、少し涙が出て。 中学生だったあの頃、7年後にまた笑ってるなんて、 思ってもなかった。 まぁ、未来なんて視界にも入ってなかったけど。
胸が痛いのを押さえつけて、 必死で電話して、好きって言ったっけ。 本当に本当に、全力だったな。 駆け引きも、ウソも、見栄も、何もなかった。
ただ、君が好きだったよ。
それは完全に過去形で、 うきうきしたり、嬉しかったりするのは、 君とあたしの距離が遠いからだって、 ちゃんと知ってるんだけどね。
他人のありのままの姿を知るって、 楽しいことだけじゃないもの。
*****************
それにしても、 何故、転校していった小田との交流が続いているかといえば、 何を隠そう、 小田が、首都へ行った後、私に電話してきていたからだ。
きっかけこそ私で、 幸子に、 「小田のこと好きなら電話すれば?」 と言われ、 本当にしたことが最初だったけれど、
その後、毎日のようにかけてきたのは小田だった。 あれは何だったんだろう。 今思えば、 環境の変化で、いろいろと疲れてたのかもしれない。 聞いて欲しかったのかもしれない。 自分のことを好きだと言った、私に。
つくづく、私って、 聞き役に命ぜられるのだな、と、客観的に思う。 寺島、小田、カメラマン…。 みんな、好き勝手、話してくれるわよねぇー。 世間話だけなら、いいけど、さ…。 そんなに私って、聞き上手かな。 愛想、いいもんね。
そう書けば、 聞き役というのはとても名誉なことだと思うし、 別に、皆つまらない話をしてくるわけじゃないから面白いし、 確かに、自分が笑わせるよりも、 人が笑ってるのを見るのが好きだけど、 私は子どもなので、時々疲れる。 その反動が、藤原君だと思う(えれぇ迷惑)
私の愛想がいいのはね、 なんてったって愛されたいからに他ならない。 そりゃぁね、寺島は、 何だかんだ言って、愛してくれてると思うけど、 行動が伴わなきゃ、どうしようもないじゃない。 (多分このへんは、ユミちゃんと語れると思う)
でも私って、本当はお喋りなんだよ(バレてるか?) てことは、 私にいろいろ喋ってくれて、 私のお喋りも聞いてくれる人、がいいんだろうな。
今は、誰も私の心にいないなぁ、って思った。 峰さんがこういう人だったらいいな、 とかいう妄想しかない。 ってことは、峰さんすらもいないってことなんだと思うんだよね。 うっすら、シルエットと手の温度くらいはあるんだけど。
寺島も、追い出してしまったし。 ダレカさんなんか、いるわけないし。
そういう時期なんだなぁと思った。 何よりも迫ってるのは次の職。
さー、頑張って職務履歴書を書かないと。
「俺さぁ、ユミのことどこが好きかってよくわかんないんだけど、
ここだけはってのがあるんだよね」
抗議はしたんだ。 うん。 あたしは抗議した。
「何であたしがそんなこと、聞かされなくちゃいけないの」
いつもの、シカトである。
「あの人ねぇ、全然妥協しないんだよ。
頑固ともいえるけどさぁ、自分ってものを持ってるからさぁ、
見習いたいなって」
はいはい
あたしの目指すところの女としては、 そうなんだー、いいよね、そういうのってすごいよね、 と軽く流すところなのだが、 どうにもこうにも不機嫌になってしまって、
「ふーん、そういうのっていいね(棒読み)
わかったわかった。
さっさと結婚すれば」
と返すのが精一杯だった。
そのフォローなのかなんなのかよく知らないが、
「マリちゃんのいいところも教えてあげようか?」
というので、
「いや、いい。
聞きたくない」
とまた拒否したのだが、 結局彼は喋りだす。
「マリちゃんのいいところはね…
一途なとこ。
いろんな男にフラフラするけど、
結局は俺のこと好きなんだもん」
お前は幼稚園児か。 8年の人間関係で、 あたしに関して知ってることはそれだけか。
ユミちゃんの性格はよく見てるくせに、 あたしの性格なんぞ、 君を好きなこととプライドが高いくらいしか知らない。
結局あたしが君を好きなように、 君は君が大好きで、そして選んでいるのはユミちゃんだ。 そのことを会話でも確認したのに、 あたしに触れたいと、抱きたいと、 未だにねだる、ねだれる君がわからない。
もういい加減にして。 あたしに触らないで。 こないだの課題のお礼のラーメンもいらない。 会いたくない。 顔も見たくない。
あたしに、さわらないで。
2007年01月12日(金) |
よりにもよって、あんたなんかに。 |
多少痩せたことで、 久々テニスに行ったらば、 奥様方から、 「何やって痩せたの?!」 との質問口撃で、疲れたことは書きました。
今日はその後日談。 口調が毒毒しくなっておりますので、お気をつけください(謎)
夜中、寺島と電話していたときのこと。 寺島の課題を手伝う段取り、がきっかけの電話だったが、 寺島が思い出したように、話し始めた。
「おばちゃまの連絡網ってさ、怖いよね」
彼が“おばちゃま”と呼ぶ人達と接するのはテニスしかなく、 私は一瞬、寺島とユミちゃんが別れた事かと思ったが、 寺島は私にしか話していないようなので、
「何が?」
と聞いたら、
「君が9キロ痩せたことが、市民で話題になってた」
そうで。
何で所属してもないクラブで、話題にならんといかんのよ と思ったけれど、 掛け持ちしてるオールドミスが喋ったようで、 女性の最大の関心ともいえる、ダイエットの話題であるし、 仕方ないか、と思った。
「○○さんっていうおばちゃんが、
△△さんに喋ってさ」
うんうん
「で、その△△さんが、
ユミに言って来たんだよ」
うんう…
…
…
はぁ?!
「え、何で?
いや、っていうか、
それは、元カノとか今カノとかいう事情を知らんのよね?
勿論」
「勿論、
知ってるよ。
『寺島君の元カノ、10キロ痩せたんですってぇ〜♪』
って言われたらしいよ」
何で増えてんの。
あぁぁもう、 何でそんなことを、あの女に告げ口されなきゃならないの(混乱) 素敵にあたしのプライドがズタズタ。
お勉強しました。 プライド保ちたかったら、語らぬこと。 次は沈黙を通してやる…!!!
「でもね、
これは俺もあんまりだって思ったんだけどさ」
「?
まだ続きが?」
「うん…
『でも寺島君っていい子よね、
外見を気にしないで付き合ってあげるんだから…』
だって」
プチッ
し ね ば い い の に
この後、
「そのおばさん教えなさいよ!!!
眼力で殺してやる!!!」
と乱れ、 寺島君に宥められたのはいうまでもありません。
「自分で納得する美人になってからいけ!!」
と言われて落ち着きました。 あ、勿論、 抜かりない寺島君は、
「大分可愛くなってきたけどね」
と付け加えておりました。 へーへー ご機嫌取りお疲れ様。
ひっさびさに、死ねたら死んでやると思ったけれど、 ふと横を見たら、 愛する飼い猫がいたもんで、あぁ死ねないと思った。
まぁご機嫌取り、と切り捨てることは出来ないくらい、 寺島君はこまめに褒めてくれるのですが(こまめ?) レジに立ってるだけで寄って来る男もいるし、 捨てたもんでもないと思うけど、 上のようなおばちゃまが出現すると、べこんっとなってしまう。
あぁぁもう! 絶対に標準まで痩せきって、睨みに行くからね! 待ってなさいよぅ!!!
2007年01月07日(日) |
全ては、あなただけ。 *追記 |
前から目をつけてた曲を漁る。 カラオケのウケ狙いも入れてみる。
マックでハンバーガーをかじる。
「マリちゃんのハンバーガー食べる姿って…
なんかイヤ」
文句をつけられる。
月刊誌を立ち読みする。 寺島とテニス雑誌の4コマを笑う。 寺島には言えないが、 狙っている職場は結婚情報誌なので、 参考までに読んでみる。
寺島の車で送ってもらって、終了。 今日何の話したっけ? テニスとハンバーガーと、 マックにいたどブスの話。 一体何のために呼ばれたのかよくわからないけど、 あたしと寺島って、いつもこうだ。
ユミちゃんと寺島は、今でも、 買い物やなんやらに行くらしい。 そりゃ勿論、人のことは言えないのだが、 ユミちゃんはどうも乗り気じゃないらしい。 「会わないほうがいいんじゃないか…」 という彼女を、説得したのは、寺島。
彼曰く、 「何で俺はこんなことをしているんだろう」 と思ったらしい。 もう、勝手に、してください…。
あぁ、そうだ、今度寺島に聞いてみよう。 あたしも時々、 「会うのやめようか」 と言い出すけど、 それを説得してるときどう思ってるのか。 うん、そうしよう。
明らかにうさぎ前らしくて、 大好きな日記を書いているのにも関わらず、 寺島とユミちゃんを考えたら苛々した。 ここがポイント。 悲しくなるとかみじめになるとかじゃなくて、 とにかく、苛々するのだ。 そのへんのものを壊したいし、 今すぐユミちゃんに全てをバラしてやりたくなる。
あたしのプライド、 独占欲、支配欲、性欲、 全てを満たして欲しくなるの。 完全に、余すところなく。
*****************
19連チャンバイト、終わりぃぃぃ あたし的に、今日が大晦日です。 明日が元日です。 今こそ正月番組が観たい!!!!
ま、それなりに遊んではいたんですけどね。
深夜に寺島と電話したら、 死にたくなったので(これについては明日) しばらく会ってなかった藤原君を呼んで、話した。 というのは彼が忙しそうだったから。
しかし、藤原君というのは、 自分があたしを呼ぶといつまででも話せるけれど、 あたしが呼ぶと、1時間くらいで帰っていく。 勿論、自分が呼ぶときは、時間の自由がきくとき、なんだろうけど、 なんだかやっぱり、寂しいなぁ…。 何でもないこと、なんだろうけどなぁ…。 うさぎ前の鬱、には、致命傷。
今日のバイトも峰さんに会えたんだけど、 それなりに嬉しい自分もいたんだけど、 やっぱり触れてはいけないと思った。 答、まだ出せてないから。
この日記の昔を読み返したら、 ほーんときつかった。 あぁ、こうやってユミちゃんを選んだんだっけね、って。 今、彼を支える役に選ばれてることは、 そりゃ名誉なのかもしれないけど。
うーん、実に会いたくない。
2007年01月06日(土) |
私は私のものだから。 |
今日は、峰さんがやってきた。 峰さんから話しかけてくれたんだけど、 前よりはテンパらなかったし、 反応は返せなかった。 しかも、50円返し忘れた気がする。
いつもだったら、もっと喋れよ!とか、 50円返し損ねたか損ねてないか、次の話題になるな… とか思ってるところだったんだけど、 まぁ、いっかーとか思ってる。
それにしても、 私が化粧をしたり、髪の毛をいつもと違えたり、 そういう日は、男の人から話し掛けてくる確率が高い。 話し掛けてくるって言っても、些細なことだけどね。 いつもだったら無反応なのにー、みたいなね。 面白いな。
今年は、ネットのお友達に、 「あなたに惚気るのが目標ね★」 とかって話してたのですが、 お友達から、 「誰の惚気話になるのか…」 と返ってきて、 さすがスルドい!て思いました(笑) だって自分でも思うもん(笑)
例えばananの占い。
「1月には別離が…。 その後、いつもの駆け引きは落ち着いて、 穏やかな大人の恋愛が出来るでしょう」
みたいなことが書いてあったんだけど、 さて誰のことを言ってるんだかー。
別離は、単純に考えたら寺島だけど、 峰さんでもおかしくないし、 今までの寺島のことを考えたら、 穏やかな恋愛の対象は寺島かもしれないし、 むしろまっとうに峰さんでも当たることになるし、 ダークホースでカメラマンかもしれないじゃない?! まぁ、それはananの書き方の問題かもしれないけど(笑)
3ヶ月ぶりにテニスをしたら、 即日に筋肉痛になりました(苦笑) それは若さのしるしってことでいいんですが、 テニスで久々に会った奥様方に、 驚かれること驚かれること。
「マリちゃん、痩 せ た わ ね 〜!!!」
一瞬誰だかわからなかった、とのご意見多々。 いえいえ、まだまだ標準には程遠いのですが(汗)
そして、 「何やったの?!」 の質問攻撃ね(苦笑) 何もしてませ〜ん… 煙草でお菓子が減った、とは、 口が裂けても言えないわけで(笑)
寺島からも、
「もうちょっと痩せたら、
俺は堂々と連れて街を歩くね!」
と言われました。
まぁ、彼なりの賛辞であります。
しかし、 太っていることを見逃して欲しい、というわけじゃないけど、 大体が、私は君の飾りになりたくてダイエットしてるつもりはないし、 今連れて歩けないってことだろ?褒め言葉じゃねぇよ、とも思う。
実に微妙なところなのですが… 今はみっともない、と思われてるのも嫌だし、 だからって、太ってていいよ、と言われたいわけでもない。 ダイエットに励むことは確かに必要なのだが、 それを寺島からは言われたくないというか… あー、うーん、微妙。
まぁ、今より太ってる頃も一緒に街歩いてたけどね。 太ってることが、私と寺島の仲に、悪く関係してるなら、 そもそもが付き合うわけないんだ。 今が、人生で一番痩せてるんだから。
だから、私は私のために痩せるの。 コンプレックス克服とか、おしゃれ心とか、自信とかのために。
**************
カメラマンのことが、ちょこっとだけ展開?しました。 でも個人的に…些細な事なので…(笑) 詳細はブログに書きましたです。
ここ数日、まともに睡眠を摂ってない(またか)。 数時間寝た記憶はあるのだが、 まとまった睡眠というのを摂ってない。 というか、 目覚めのいい睡眠なんて、 昨年、幸子ちゃん宅に泊まったとき、の1度しか経験してない。 幸子ちゃん宅の客用の布団は、ものすごく気持ちよかった。 自分の布団がいかに薄いか、しみじみしたことだった。
でも、ぽっちゃりには硬めの布団がいいらしい。 いや、硬めと薄さは関係ないか?(ぁ)
私は明らかにぽっちゃりだけど、 2重アゴ(くっつけりゃちょっと出るけど)じゃないし、 手も湿ってないし、 トップスはMを買う。
寺島からは「似非ぽっちゃり」と言われた。 それはそれで落ち込むよな…。 下半身は似非ではない。 確かに昔よりは小さいジーンズが入るけど、 太ももは多分ハハウエより太い。 あぁぁ。
徹夜で昼間に動くとかバイトとか、 そんなに珍しい事でもないのだが、 今日は妙にきつかった。 それで思い当たった。 そうか… 私はここのところ風邪気味だった…。 危ないので、きついと思ったら栄養ドリンクを飲んだ。 確かに、元気が出る気がしたけど、 多分これはプラシーボ効果だと思う。
今日文章のテンションが変なのは、 調子が悪いからだと思う。 うーん。 書かなきゃいけないことから逃げてる感じもするが。
峰さんが、消えてしまった。 私の中から。 あれだけスペースをとっていた彼は、何だったのだろう。 まぁ、答は明瞭なのだが。
復活しても、彼には触れられない。 私の手は、寂しさで汚れてるって、よくわかった。 洗い流されてから気づいた。 その手は、彼に触れようとも、しなかったから。
洗い流したのは勿論寺島。 その真実を、受け止めるのが、とても苦しい。
受け止めたら、 きっと欲しくなる自分が、怖い。 だからせめて、否定して。 要らないと思っていなければ、私は、 まともに前を向くことすら出来なくなる。
それでも、 抗いきれない何かは何だろう。 自己愛なのか、愛なのか…。
うなじにキスをしないで。 何もわからなくなってしまう。
2007年01月02日(火) |
願いは叶った、のだ。 |
寺島と、少しだけ、話をしました。 彼は、見違えるように成長していました。
こちらからツッコみたくなる部分も多々でしたが… だからといって説教してみても、聞く人じゃないし、 聞く状況、じゃありませんのでね。 「頑張ってね」としか言えませんでした。 で、タイミングよく彼が眠くなったので電話を切り、 藤原君との新年デート(笑)に出かけました。
あ、漫画返しに行っただけですけどね。 新年早々。
「復縁」に向けて、猪突猛進するんだそうです。
そのために
・ただでさえ若いのに、する格好も若すぎる
とのユミちゃんからのご指摘に応えるため、 最近ボーズにしてたのをこれから伸ばし、 伸びたらパーマをかけ、 服装も、大人っぽい格好をするんだそうです。 で、初売りでそういうのを買い漁ったらしい。
…こんな単純バカ、あたしも欲しい… とそのときは思ってたんですが、
藤原君と話してたら、 ユミちゃんの発言のおかしさに気づきました。
別れるときに、 相手の服装にまで文句つけるか?普通
付き合っているなかで、 こういう服装が似合うのに、とか、 個人的に好きじゃない、とか、 そういう会話だったのならまだ話はわかるんだが
別れるときの、 「ここがダメ」 という話のなかで、出てきたらしい。
…これをふまえて、藤原君の予想。 寺島君は復縁を望んでいるかもしれないが ユミちゃんにその気持ちは皆無。
復縁したい、なんて思わないように、 こんな無茶苦茶なことまで言って、 メッタ刺しにしたのかもしれん。
ううむ、成る程。
あたしはまるで、 過去の自分を見ているかのよう。 寺島を引き留めたくて、そのためなら何でもやってた。
でも、それがおかしいって気づかされたのは、 つい最近で、散々傷ついて泣き疲れた後だった。
だから、こちら側からすれば、 手を引くような感覚で、話してやりたくなる。 傷つく前に、と。
だけど、きっとあたしにも、昔からそんな声はあった。 あたしが遮断していたのだ。 逃げ続けて。
今の寺島も、多分そう。 こちらが何を言ったって聞きはしないだろう。
そうして先で傷ついたとき、 倒れこむのはまたあたしの胸なのだろう。 それを思うと、ため息が出た。
泣きたいのは、あたしだって一緒だ。 他の誰かを想う君など、見たくあるものか。 どうしてあたしが巻き込まれなきゃならない。 その前に、 ユミちゃんに密告らないあたしを崇めろよ。
そんな風に荒んだあたしが行き着くのは、別の場所。 もうあたしと君の道は、交わっていない。
寺島の話は、ツッコみどころが本当に多くて、 ここじゃ書ききれませんorz しかし、とにかくあたしにしてみれば、 「頑張ってね〜」と言うしかなく、 他に何て言って欲しいのか、はわからなかった。
毒ついでに、暴露。
ユミちゃんとの復縁は、 2人が付き合った日である、7月9日にしたかった、と、 寺島が言った。
ふぅ〜ん…
付き合った日付、ね。 それをそんなに大切にしたいの?
その日を迎えてからも、 私に散々ちょっかいを出し、 私もそのことを知らないもんだから、悲劇のヒロインぶって 私が知らされる、7月の下旬まで、 私を抱き続けたのは誰だったかしら?
よく言うわ、と鼻で笑った。
次会うときは、2007年最初、ということになるが、 言葉も交わさない内にひっぱたいてやろうと思ってる。
本気と書いてマジで。
さよなら、陽ちゃん。 久しぶり、寺島。
今年もよろしくね(にっこり)
***************
ばーかばーか、 と、 こちらまで子どもに返ってしまうくらい、 なんとも初々しい寺島であった。 そんな思いをしていたのは、 私は高校生の頃だったな…と思う。
彼の青春は、やっと始まるのかもしれないな。 私と藤原君は、ゆっくり見守っていましょ。
そうそう、 寺島の口からは、藤原君にまだ話していない。 しかし藤原君には私が暴露ってるので(おい) はやく公式に話して欲しいのだが、 電話でそのことを言ってみると、
「んん〜、別に…そんな吹聴してまわるもんでもないし… 隠すわけじゃないけど、だからって自分から言うのもなんだかなぁ」
という、 まぁごくまともなことを言ったわけです。
しかしその考え方でいくなら、 私に話さずともよいわけです。
別れたとき辛かった。 一人でいたくなかった。 だから私に話した。 うん、ここまではわかってあげよう。
でも、これからの目標とか抱負とか対策とか、 そんなことまでは言わなくていいだろ? そこに気づかない君が、まだまだだ。
ユミちゃんと付き合っていくなかでの鬱憤を晴らすのは、私。 別れた傷を受け止めて欲しいのも、私。 ユミちゃんと付き合っていても、会わずにいられない、私。 復縁という目標に向かう自分を応援してほしいのも、私。
私が書くのもなんだが、 私がいなければ、君は健やかに暮らしていけないじゃないか。 いっちょ前に、一人で生きていける、 俺は立ち直った、復縁に向けて、 と言うならば、 私にも何も言わずやってみなよ。
どうして、 あなたのなかの私は、あまりにも自然で当然なのだろう。 だから私は、あなたを見捨てられない。 距離はとっていっても、完全に捨てられない。
私が昔望んだ未来は、 実現されている。
2007年01月01日(月) |
新年早々、こんな奴ですみません…。 |
皆様、明けましておめでとうございます。 昨年は、駄文・愚痴・その他諸々にお付き合いいただき、 まことに、まことにありがとうございました。
今年もそうである可能性は否めませんが(こら) 日記書きとして、精進していく所存にございます。 どうぞよろしくお願いします。
昨年はやはり、 寺島と別れたのが一番大きくて、 その節は、たくさんの皆様にご迷惑おかけしました。 支えてくださって、本当にありがとうございました。 うん、皆様いてくださったおかげで、 今日こんなに明るく生きられてると言っても決して過言ではありません。
今年は、目標もって頑張ります。 といっても大したものじゃないけれど…。 まず、仕事。 またもや狙っている仕事があります。 受かるのが、とりあえずの目標。 コンビニ閉まってからでも大丈夫だし。
ここの日記は、書くのは楽だけれど、 あたしが目指しているものとは程遠い。 本家を、あのまましておくのも辛い。 だから、本家を、更新し始めるのも目標です。 相手はわからないけど… 今度は、もっと明るく、ね(笑)
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さてさて。 日付変わっておりますが、大晦日の出来事。
2006年最後の仕事、ということで… 峰さんに会えないものだろうか、と散々願っていた。 しまいには弟から怒鳴られた。 かなりうるさかったらしい…。
で、仕事開始。 峰さんが既に来たのではないか、と探ってみる(ストーカー) だって来てたら、この後期待しなくていいし…。 が、なんせ大晦日なので、 いつもと買う物が違うかもしれないし、 大体来ないかも… いい、こんなの無駄!と思ってやめる。
大晦日なんて、誰も来ないだろー暇だなぁー と思っていたけど、意外に皆さん、いらっしゃって。 宴会の買い物やら、ポチ袋やら、年賀状やら。 案外暇じゃなかったのはよかった。 掃除しなくて済んだから(こら)
車が停まる度、 あぁ、違うって繰り返してた。 でも来るかどうかもわかんないし、 あぁーあー今年は会えずに終わるのか…と思っていた。
だ・け・ど
窓に貼られたポスターの下に滑り込んできた、 見覚えあるナンバー。
…え…
慌てて顔を上げると、 ポスターの横から、峰さんの姿。
あたしの顔を見て、 笑っておじぎしてくれた。
反射神経で笑った後、 メルアドなどのことが頭をよぎる。 だけど大晦日…2006年が暮れていく日に… そんなアタックってどうなの…
って考えてる間に、峰さんが店に入ってきた。 ちょっとびっくりした顔をして、 「大晦日まで、大変ですね」 って言ってくれて、 あたしはここでなんと返したか覚えてない(恥) 多分、笑った。 峰さんの、笑顔も見れた。
もうそれだけで顔が赤くなってるのがわかって、 どうしようどうしようってテンパってて、 峰さんが選ぶの早いのが、いつもより憎たらしくて
レジに来て、 「大晦日は少ないでしょう」 って、峰さんが話し掛けてくれた。 その時点では、確かにいつもより少なかったので、 「えぇ、少ないですねー」 って返して、 笑ってもらおうと思って、 「今年は、ここで年越しなんですよー」 って自分で笑ったら、 「は?!」 ってびっくりされた。
そんなリアクション、あたしがびっくりだよ。 普通の人は、 「きゃー大変だねー」って笑ってくだけ。
「よいお年を」 って峰さんから言ってくれて、 勿論、満開の笑顔つきで、 あぁ、もうあたしはどうしたらいいんだか。
峰さんのやることなすこと、あたしのツボばっか。 どうしてそんなにあたしの欲しいものがわかるのか そしてそれはあなたの魅力と重なって、 あたしに眩しく映ってく。
そんなわけで、 2007年、非常にふわふわした感じでスタートしました(笑)
年明けて、2月には閉店。 これが正確にいつなのかは聞いてないのだが… もし2月末に閉店だったら、 大イベント、がありますね。
はー、なんか、緊張してきた(謎)
とにかく峰さん一色なので、 とりあえず峰さんで更新しました(笑)
そのうち、寺島君もダレカさんも登場するでしょう(多いよ) あ、カメラマンもいたな…。 2007年も、男の人だらけ、だといいな(ぇ)
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