綿霧岩
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誰だってほとんど何もわからないのだ ずいぶんわかっていそうな人だって、あなたと同じくらいわからないことはあるはずだ 蚊が見る世界、牛が見る世界、木が見る世界、足が見る世界 どれも違っているように わたしとあなたの触れる世界は違うだろう ぜんぜん違って見えるだろう
ひとりひとりの回路はまるで違う わたしがあなたになることはできない できるのはわたしがここにいると伝えること そしてあなたがそこにいると確かめること それができれば充分だ わたしたちはそのために生まれてきたんじゃなかったか
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