綿霧岩
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2008年01月24日(木) 自転車メモ

風が強かった。冷たかった。自転車を漕ぎ、大好きな公園を横切ったら、さらに冷たく激しくピーピー来た。しょ、障害物の少ない広い公園は、格好の風の通り道なのだった。公園を抜け、軽く警戒していた車道に出たら、陽が明るくなって、さんざん風の中を全力で漕いだところだったので、冷たさはもう感じなかった。あっという間に目的地についてしまった。私はそこにたどり着くことよりも、自転車で移動することが愉しいのだと気付く。
用事を終え、また自転車に乗る。今日はなんだか移動したくて仕方がない。今日は特別寒いねえというおじさんおばさんの声さえ、私の中のエンジン音に重なって心地よく響く。
夢のように自転車に乗っていたらまた次の目的地に着く。その建物の中は広くて暖かくてほどよく人の活気があって、入ってしまったら楽園のように思った。つい今しがたまで外を愉しんでいたにも関わらず、外にはもう出たくないと、信じがたいワガママな気持になった。
しかしいつまでもそこにいるわけにもいかない。外に出て、また自転車に乗り、風は前にも増して強くなっており、自転車ごと横移動、すげー、でも車が来てたら危なかった、今日はもう自転車に乗るべきではないかもと思い、さらに急いで漕ぐ。


2008年01月22日(火) もの

人と人が面と向かったとき、まるでモノとモノだと思います。言葉を交わしたり表情を変えたり体を動かしたりいろいろしますが、そしてそこからの情報は確かにいろいろ得られますが、その対話と同時進行して、わたしたちはモノとモノとしてそこに在るなあと思います。


2008年01月14日(月)

部屋に風を通すように、私に風を通そう
歓迎しよう、風を風を
その風は私だ
あなたの感じているその風は、あなたなのだ


カタギリミワコ |MAIL