月兎の日記
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2005年04月26日(火) シャガールの青(wataru)

お久しぶりでーす。
いや別に日記をさぼってたわけではないんだけど。
HPでブログも立ち上げ、みくしぃもやってるから日記そのものは
ちょくちょく書いてるんだけどね。

こっちの日記はほぼwataru専用になりつつ。

ってなわけで。

私は絵心は皆無、絵を描かせれば草○画伯なんてメじゃないくらい
ですが、絵を観るのは好きです。
かといって美術に詳しいわけでもなんでもないんですが。

好きな画家はシャガール。

この人っていろいろな絵を描いてますよね。
初期には印象派っぽい感じ、そしてピカソの影響を受けたような
立体派の絵、そして神秘性をもつシュールレアリズム作風。
「色彩の魔術師」といわれるほどに華麗な色使い、幻想的、詩的な中にも
どことなく現実的な作風。

数々の作品のなかでも特に私はシャガールの青が好きなのです。

この人の青って不思議ですよね、青なのに青じゃないっていうか。
まるで吸い込まれそうになる青なんです。

以前美術館にシャガール展を観にいったとき、巨大な絵を前に時間を
忘れ呆然と立ちつくした自分がいました。

あぁ、この人の絵のように、自分も曲を書きたい、と思ってしまった。

美術と音楽、表現方法は違うかもしれないけど私の音楽に影響を与えた
アーティストの一人、ですね。


2005年04月04日(月) 戯れ言、その2。(wataru)

だーかーらー、タイトル考えるの苦手なんだってば。

っていうわけで。
こうして日記が書けるってことはおそらく平和な証拠なんでしょう(笑)。
でも仕事はしましたよ、ちゃんと、今日も事務所で編集作業してました。

6年前のお話。
まだ月兎も結成してませんでした。

その頃の私のシステムはRolandのMV-30という単体シーケンサーをメインに
AKAIのHDレコーダーやSONYのMDレコーダーを使って作曲をしていました。

実はこのMV-30にはかなり思い入れがあります。
1991年に発売されたこのマシン、内部8、外部8トラックの16トラックシーケンス機能。
最大同時発音数30の音源を積んだスグレもの。しかも簡単なエディットもでき、本体に
フェーダーもあってミックスもできる。内部音源の出力に多少のノイズがでちゃうことを
除けば当時のシーケンサーとしては最高峰だと思っています。さすがに新品では買えない
値段だったので中古で購入しましたがそれでも当時としては思いきった買い物だったかな。
こうして以後の私のシステムの中核をMV-30が担ったわけです。
MCシリーズや当時のワークステーションシンセに比べてディスプレイ画面が大きくて
音色のエディットやシーケンストラックの編集がやりやすかったかな。
そして私の作曲ライフ、打ち込みライフはさらに進化したのです、多分。

今の若手のクリエーターさんは知らない人もいるかもなので参考までに。
              ↓
             ここ

でもそんな単体シーケンサー、単体レコーダー全盛の時代はPCベースのシステムにとって
かわっていくのでした。

初めての仕事で外部スタジオのレコーディング。これは大変でした。
今では自宅でデータを作ってCDRにやいてスタジオでMixなんて当たり前のようにやってること
ですが当時PCベースのシステムを組んでいなかった私は自宅の機材をほとんど全部スタジオに
運んで(これだけでも大変)、ProToolsに1トラックずつ流し込んでいく。しかもMV-30は
テープシンクのみだった(と思う)のでProToolsとの間にシンクボックスをかまさなきゃならないし
もうそれはそれは大変でした。まぁ、そういう大変さを乗り越えて作った作品には今でも愛着は
あるし、経験してすごくよかったと思ったんだけど。
その反面、そのレコーディングは大きな転換期にもなりました。
ハード機の限界を感じた瞬間、とでもいうのかな。
当たり前が当たり前じゃなくなっていく、というか。その当時にはすでにPCシステムも普及しつつ
あった中、かたくなにそれを否定して懐古主義じゃないけど自分のシステムを変えなかった自分が
いたわけです。
それが見事に崩されたのです。

  え?こんなこともできるの?あんなことまでできちゃうの?
             まぢ?

みたいな。

雑誌とかでなんとなく理解はしてたものの、やはり百聞は一見になんとやら。
がらっと思考が変わった私はそれまでのガンコさはどこへやら、どんどんとPCシステムに
移行していくのでした。その辺の話はまたいずれ。

でもね、古いものの良さはのこしつつ、新しいものを取り入れていくスタイルって大事だよね。
何が古くて、何が新しいのか、何が必要で何が不必要なのか。
それを鋭く感知するアンテナをはって、もっと自分を高めることができるできればいいよね。

すいませんねぇ、上手く説明できなくて(笑)








2005年04月03日(日) アンモナイトはただの貝?(wataru)

と、いうわけで4月に突入しました。
1日はエイプリルフールでしたが、みなさんウソはつきまくりましたか?
私は収録中でそんな余裕もなくほんとにカワイイ嘘を2、3ついて終わっちゃいました。

でもそんな可愛いウソにもひっかかるreikaちんでした。

月兎としての最新提供楽曲「特命戦隊ユズレンジャー」、reikaちんともう一人の男性Voで
歌ってます。戦隊もののかっこいい曲に仕上がってます。
そのうちメーカさんのHPにデモがアップされると思いますのでそうしたら是非聴いてみて下さい。

Webラジオ、JoJoバーガーの曲は聴いていただけましたか?
感想とかあったらこっそり教えてくれたら嬉しかったりして。

さてさて次は比奈ひなの新曲レコーディングです。日程はまだ決まってないですが
完成したらそのうちみなさんにお聴かせできるかと思います。
比奈ひなさんのHPで告知されていましたが5月22日に単独ライブイベント開催決定しましたね。
私もお手伝いさせてもらうんですが成功するように頑張ります。
歌ありトークありの楽しい内容になると思いますのでお楽しみに。


最近ちょっと筋肉少女帯を聴いています。
昔、すごい好きでほとんどCD持ってたんですが(今は諸事情で持ってない)、無性に聴きたくなって。

筋肉少女帯ってすごくイロモノバンドってイメージあるし、歌詞もすごくイッちゃってるように
みえるけど実はすごく奥が深いんじゃないかって思います。
バンドメンバーの演奏テクニックは超絶。日本のロック界でも高いレベルに属していると思います。
その確固としたバンドサウンドの上にあの歌。
人間の陰の部分、影の部分をあれほど完全に表現できるってすごいな、と。
大槻ケンヂは現在作家さんとしても有名ですが、歌詞のセンスには驚かされます。
人間をこれだけ客観的にみれる人ってそうそういないですよね。
サブカルチャー、オタク層への影響は多大なものでしょう、エヴァンゲリオンの綾波レイが
筋肉少女帯の「何処へでも行ける切手」がモチーフになってるってのも有名な話ですよね。

今やネット世界であたりまえに使われている言葉、例えば電波とか、もうすでに彼は何年も前に
使っていたわけです。

すごく自分に正直なんだろうな、偽りのない人なんだろうな、と思います。

ちなみにそんな私のお勧めの一曲はアルバム「サーカス団パノラマ島へ帰る」の4曲目『労働者M』。
是非聴いてみてください。

だって、一万円札はただの紙、ダイヤモンドはただの石、アンモナイトはただの貝、ですよ。


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