テレビザッキ
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メモ


2004年12月27日(月) M-1グランプリ

予定がずれてM-1をリアルタイムで見られたので(嬉しい)、感想だけ書いときます。

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出場は千鳥、タカアンドトシ、東京ダイナマイト、トータルテンボス、南海キャンディーズ、POISON GIRL BAND、笑い飯、アンタッチャブル、麒麟(出演順)。

全体的に去年よりレベルが低い感じは少しした。去年は殆どのコンビでよく笑った記憶があるんだけど今年はそこまでじゃなかった。個人的に好きだったコンビは千鳥、南海キャンディーズ、アンタッチャブル、麒麟。千鳥、またもトップバッター。去年の「さっちゃん」に続き今年は「中世ヨーロッパネタ」。そして玉砕。ことごとく炸裂するデジャヴっぷりがオモロいなー。南海は見事にハマったという感じ。

麒麟、敗者復活おめでとう!決勝でのネタの方も、50組以上の中から勝ちあがったという自信とその時点で「1番になった恍惚感」も手伝ってか、敗者復活組はやっぱり勢いがあると思った。楽しそうに漫才をしてるのもいいな。癒しネタ改良版。この間見て面白いと思ったネタなので高得点も納得。3位に入り、最終決戦進出。審査員の中田カウスが言ってた「去年で終わってるかと思ったけど、よく頑張った」、確かに。

笑い飯、個人的にあまり好きじゃないネタだったので残念だった。彼らの荒々しさもグダグダさもどちらも出ていない、テクニックを感じさせるネタでなんか笑い飯の面白みをあまり感じることができない。ちょうど2年くらい前に初めて彼らを見た時とにかくビックリして、「アホや!」って思いながら散々笑わせられた。土器発掘ネタとか歴史民族博物館とかゲートボールとか。でも彼らの粗く荒いボケの応酬を見ながら「場数を踏んでテクニックがついてきたらどう変わるのか、楽しみなような不安なような」と思っていた。今回のM-1での彼らを見てそのことを少し思い出した。彼らにはずっとアホでいてほしい。賢いアホで。

最終決戦、見終わった時に感じた通り優勝はアンタッチャブル。10年というキャリアもあるし、既に全国区で活躍してて踏んでる場数が違うということを差し引いてもやっぱり面白かったので納得の優勝。彼らの漫才は見る人を選ばない印象がある。お笑いが好きな人も普通な人も、若い人もおじさんおばさんも楽しめそうというか。そういう度量の広さは素晴らしいと思う。普通出来ることじゃない、とお笑いに興味のない友人が今回のアンタッチャブルの漫才を見て大笑いしてるのを見て思った。

審査員。この番組での紳助は「自分のお笑いものさしは松本と同じだと世間に思わせること」を最優先事項にしてた感が強くて「なんだそれ」って思ってたけど、キーボーが的外れ&ワケわからんコメントの連発で困ったちゃんぶりを発揮しまくってたことを考えると審査委員長はやっぱり紳助が妥当なのかもと思った。あと、司会の今田耕司は今年も良かったと思う。進行でいっぱいいっぱいになってしまわず、若手芸人への配慮とかフォローを忘れないあたりは素敵だと思った。

麒麟田村くんが最終決戦の後にコメントを求められて答えた「漫才がこんなに楽しいものと思わなかった」という言葉や、最終決戦の前に舞台裏の勝者席で待つ南海山里さんが放った言葉がまたウケて、キム兄に「またハマりましたよ」と言われて彼が言った「…うわぁ、嬉しい」という単純すぎる喜びの言葉、あと決勝を控えた時にアンタッチャブル柴田さんが言っていた「審査員の得点がゼロでもいいです。お客さんにウケたらそれで」という言葉。凄くいいなぁと思う。人を笑わせることの難しさと、それが思うように出来た時の嬉しさみたいなのがこれらの単純な言葉の中に見えて。そして、「この仕事を好きでやってる」という大げさに言うと誇りみたいなのも見えて、芸人てかっこいいなぁとしみじみ思った。

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ちょっと感想書いておこうと思ったら長すぎた。


2004年12月24日(金)

年内の更新は最後になります。今年読みに来てくださった方々、メールをくださった方々本当にありがとうございました。年明けは8日あたりまで留守にしますので、録画したものについて10日ぐらいからボチボチ書いていきたいなーと思ってます。

それではメリークリスマス&よいお年を!


2004年12月21日(火) アメトーク / 笑いの超新星

●アメトーク
スペシャルで60分で、関根勤と小堺一機がゲスト。相変わらずなんか自由で楽しげでいいなぁ。関根勤の大滝秀治にしても小堺一機のマチャアキにしても、モノマネし始めると顔まで変わるのが面白い。あと、「ウケるもの」より「自分の好きな」モノマネをするあたりは凄く好き。「周りの友達が出世したりし始める頃、僕たちは相変わらず楽屋では中二でした」も素敵だなー。完全中二な芸人はやってけないだろうけど、中二部分がゼロな芸人もしょーもないと思う。

後半はアンタッチャブルや青木さやかなど若手も合流。いつまでも「ちょっと待って下さいよー!」というセリフが似合う若手でいたい、という山崎さんが言った「国民の後輩でいたい」は笑った。


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●笑いの超新星

関西ローカルで2〜3週間ほど前に放送されたものだけど、ビデオが手に入ったので喜んで見る。上方お笑い大賞新人賞の選考会。今回は3回目なので今回2組が選ばれて全ての選考が終わり、後は年末の本戦。ROUND1では笑い飯とレギュラーが、ROUND2では千鳥となすなかにしが、そして今回の3では麒麟とせんたくばさみが選ばれた。麒麟、今まで残れておらずギリギリだったのか。でも今回の麒麟のネタ(癒しネタの改良版)面白かった。麒麟のネタを見てちょっと久しぶりに「面白い」と思った。

南海キャンディーズ、勝負ネタの数が少ないのかな。でもちょいちょい変えてあって面白い。山里さんの言葉選びはやっぱり好きだ。彼は関西弁じゃないというのも良いのかも。静ちゃんのこもった声&モッチャリした喋り方は南海に不可欠なものだと思うけど、二人してそうだと印象変わってるかもなぁ。てきぱき喋ってる人がスローな人にどんどん翻弄されていくさまが面白いなーと思う。

15組出てて、好きだったのは他にチョップリン、天津、アジアン、ネゴシックス。特にアジアン面白かった。

そして先日行われた決勝では麒麟が最優秀を獲得したとのこと。その決勝を全く見られてないので何ともいえないけど、でも「おめでとう」には違いない。賞レースではいつもいいところまで行くのに「1位」とか「最優秀」に縁が無かったコンビなので良かったなぁと思う。


2004年12月17日(金) トップランナー(ウルフルズ)、松紳

●トップランナー
先日の放送を見ようと思いつつ思い切り見逃して、翌朝「ギャー」とひと嘆きしてあきらめてたんだけれど、再放送があることを教えていただいて見ることができた。ありがとうございます!

「バカサバイバー」のかっこよさ!PVも大好きだし(トータスがレイザーラモン住谷さんに見える)、ヤッサで聴いた時もその唐突さとそれをも霞ませる強力なパワーを直に感じて体の内側からテンション上がったけど、やっぱりかっこいい。「これぞウルフルズ」という感じの曲で大好き。多少強引で、見る人が違えば「何あれ」で終わってしまうかもしれない、でもとにかく力強くて「これが好きでやってる」というパワーを感じさせるタイプの曲。

他は「笑えれば」「ええねん」そして名曲「いい女」。ライブなので余計よかったー。

私は「アルバムは一通り聴いてヤッサは行く」という程度の浅いファンだけど(ウルフルズを好きになったのも10年前の「ガッツだぜ」きっかけという凡庸さだし)、今のウルフルズが一番好き。4人に戻り、一時はあったかもしれない迷いみたいなのはもう無くて、「俺らはこれで行く」という太い芯みたいなのが見える。あと、ジョンBはやっぱりウルフルズに必要な人だ。メンバーにとっては勿論だけど、4人揃った時の空気がいい。それと、「ジョンBチョッパー」という名前もいいなぁ。結成時トータスに無理やりつけられた名前「ブラック田ヨンピル」の100倍は良い。

「10年後、20年後のウルフルズ」を聞かれてケーヤンの答えた「相変わらずやと思います。そして、相変わらずやと思われたい」という言葉が印象的。あと、「バカサバイバー」のコピーが「すべてのバカよ、生き残れ」って素敵すぎる。ウルフルズって、かっこ悪い事でもそれを貫き通すとすんごくカッコよくなるといういい見本だと思う。


●松紳
東野とJr。東のりと松ちゃんそれぞれの家族の話。東のりは自身が歪んでるし松ちゃんは実家の家族が結構凄いしで、客席もひくべきか笑うべきかで困った空気が流れてた気がする。あと、松ちゃんの礼儀知らず&ヤカラ丸出しなエピソードは好きじゃないので今回のは私はイマイチだった。


2004年12月16日(木) やりにげコージー

ほろ酔いゲストで眞鍋かをり。ブログで新しい自分を見せてると噂の人なのでちょっと楽しみに見たら、想像以上に凄くて面白かった。恋愛に対して「波風が立たないと燃えない」という考えなのは「あぁそういう人いるなー」と思って見てたんだけど、好きな人からメールが来ないとイライラして自分の生爪を剥ぐだとか、自分をもてあそんでる男性のために今の仕事を辞めようと思っただとか(しかも去年の話)、激しいお人。後半は特殊すぎる自らの性癖についてイキイキと語っていて、あれが脚色はあったとしても素に近いなら、素晴らしく自由な人でいいと思った。さすがの今田東野も若干ひいてたもんなー(特に今ちゃんは顔に「困」という文字が浮かび上がっていた)。Wコウジが揃ってひいてる姿なんてなかなか見られないので面白かった。


2004年12月14日(火) 内Pスペシャル、お笑い登龍門

●内Pスペシャル
若手芸人ブームなので「出る杭は打つ」と若手のもとへ行き、各相手の分野で対決するという企画。メンバーはさまぁ〜ず、TIM、ふかわりょう。若手はアンタッチャブル、波田陽区、パペットマペット、マイケル、アホマイルド(&ルミネ若手芸人)。

内Pの良さがよく出てる気がするスペシャルで満足。全体的に面白かった。若手の居場所を察知する「クイックセンサー」のアホらしさ、好きだ。

相変わらず清清しいまでのインチキ臭さが良いアンタッチャブルとはヨイショ対決。コンビの息がピッタリな怒涛の口先攻撃に内Pメンバーも敵わず。近所のおじさんの立ち話みたいな風情になってるTIMは笑った。「寄り合い」ていうテロップもナイスすぎ。

波田陽区とはギター斬り対決。ルールにちゃんとのっとって披露するふかわりょうは上手いんだけど、その後に続くさまぁ〜ずの独自っぷりの素晴らしさよ。「犬のソナタ」とか「私どきませんから」、最高。あと、ちゃんとやろうとしてるんだけど出来てないTIMレッドはまた「らしくて」面白いなぁ。

それぞれの若手芸人のフィールドで対決するんだけど、内Pメンバーが何やってもちゃんと自分達のカラーが出てるところはキャリアを感じさせてさすがだなぁと思った。さまぁ〜ずに至っては、二人してルール無視して好き勝手。でもどちらも自分しか出せない「三村色」「大竹色」を出しまくり。三村さんが「木梨ガイド」で言っていた「最近の若手は面白いので、若手とやる時は必死です。でないと怖いですから」という言葉を思い出した。芸人は面白い時がやっぱり一番かっこいい。


●お笑い登龍門
メインはトータルテンボス。漫才もコントも面白かった。「ハンパねぇ」というフレーズはすぐ飽きられそうだけど、それがなくなっても彼らはいけそうな気がする。「ハンパねぇ」とか「〜じゃなくねぇ?」というようなチャラチャラした口調は彼らの色のひとつなだけで、漫才もコントもちゃんと面白いなぁと思った。M-1が楽しみだけど、それで結果が振るわなかったとしてもその後も楽しみなコンビ。


2004年12月11日(土) 松紳、笑いの金メダル

●松紳
今週は東のりとJr。先週も先々週も見逃したけど、やっぱり身内ゲストだったのかな。身内とはいえ、東のりと松ちゃんなんていう組み合わせは今テレビで見られない。

「松本さんと絡むのが殆どないから」とテンションがちょっと変な東のりが面白かった。自分にとって絶対的な存在である、と普通に褒めてたり。あと、「しりとり竜王戦に出たいと思うけど、空気を変にしてしまうので出られないのは残念」と松ちゃんが言ってたのもちょっと印象に残った。まーそりゃ無理よな。でもそれは松ちゃんだけではなくて、お笑いでトップと言われる位置にいる人はみんなそうだろうけど。

Jrがバイク事故に遭う数日前に松ちゃんにコンパの誘いをもちかけ、場所と時間を伝えたけれど松ちゃんは「おー、そうかー」と身のない返事だったと。なのにJrが事故って集中治療室で生死をさまよってる時に松ちゃんはしっかりコンパ会場に来ていた、という話。ビックリしたけどなんか納得のエピソードというか、笑った。うわの空っぽい生返事してた割にはちゃーんと聞いてたんやん。ちゃっかり加減がオモロ。

関係ないけど最近東のりを見たら山崎まさよしと被る。いつだったか忘れたけど、HEYに山崎まさよしが出た時に松ちゃんが「さっきから誰かに似てると思ってたけど、東のりや」と言って、山崎のビジュアルも結構好きな自分は「エエ!それはないやろ、ないと言って」と思ったんだけど。でも「やりにげ」とか見てても最近かぶってしょうがない。目元と鼻が似てるのかな。目が笑わないとことか、どこか冷たい感じがするとことか。


●笑いの金メダル
ものすごく久しぶりに見たら、なんか感じ変わったなぁ。ヒロシが読む投稿コーナーとか、一体どうしたのって感じだった。愛想笑いするくりぃむ有田さんと、そんなものせず一点見つめしてるドラドラ鈴木さんの対比は笑った。あと、貧乏時代の料理を芸人が披露するコーナーとか。番組の迷走丸出しな印象。


2004年12月07日(火) 内村P、アメトーク

●内村P
サンタをプロデュース。通常メニューすぎ。替え歌も危機的状況回避バトルも好きだけど、こうも多いとちょっと。今日のは替え歌までは面白かったけど、その後はイマイチ。メンバーは仲良さげで見てて楽しいんだけど、それだけな感じだった。


●アメトーク
肉体派若手芸人集合。なかやまきんに君、ペナルティ、マイケル、安田大サーカス。油っこかったしまともにトークできる人が少なかったけど、なんか地味に面白かった。今日の番組全体からひとつひとつ切り取った箇所はいいんだけど、全体的に綺麗なパッチワークにならずにはぎれのまんま、っていう印象はあったけど。クロちゃんが団長に椅子で殴打されるのは笑った。咄嗟に発した声までが「キャッ」と高かったのは見事だと思った。


2004年12月02日(木) やりにげコージー

OPトークだけ面白かった。他番組で舘ひろしと共演した東のりに「大変お世話になりました」と石原軍団から名物おはぎが大量に送られてきて、それを食べつつトーク。今田東野という先輩二人を前に、100%タメ口でおはぎの能書きをたれる千原兄に笑ったー。この人っていつからこんな感じになったんだろう。オモロいわー。あと、東のりは兄が可愛いんだろうなというのがよく分かる。プライベートでも可愛がってるみたいだけど、人間関係に超薄ガラスのハートな東のりだからこういう「まんまです!」っていうタイプの方が付き合いやすいのかもなぁと思った。


2004年12月01日(水) はねるのトびら

コントの本数が多くて良かった。塚地だいすけくんコント、だいすけくん相変わらず。「4回目はスカします」「シュールすぎてベタ」「演者のハードルを下げる」など知ったふうな口を利きまくり、いざとなったらいつも「僕は一視聴者ですよ!」とワケ分からん脅しを見せる憎たらしさが面白いなー。

弁護士のコントも「馬場さん」も、ロバート山本さんの驚く演技が一番面白かった。彼って地味だけど、コントで普通の人が翻弄されたり困ったりするのを演じるのが凄く上手いなぁ。あと、「自分を面白いと思ってる人」の演技が印象深いのはドランクドラゴン塚地さん。今回の「塚地だいすけくん」然り、先週の「学園祭実行委員」、「村田さなえ」に出てくる毎回流行りの笑いを取り入れてる面白い先輩気取りの人然り。


チズ