仲の良い同僚五人で飲みに行った席で、ある女性社員の話になった。 林真理子さんのエッセイに、「最近の子は独立したキスの思い出を持っていないらしい」という文章があった。キスをしたらそのまま最後までいってしまうためである。
今月初めからスイスでスキーをしていた義母から、帰国を知らせるメールが届いた。 * * * * * が、その後ふと考えた。 けれど、このあいだショックを受けた。
初めましての方からいただいたメールの冒頭に、「いつも納得したり、共感したり、泣いてしまったりしながら読んでいます」という一文を見つけた。 おかあさんは、たいいんしてからも、ちゅうしゃをしに、なんかいもびょういんにいきました。いっしょにおふろにはいってるとき、ちゅうしゃしたところのてが、くろくなっていたので、 何年か前に勤めていた会社には社内の人間だけがアクセスできるサイトがあった。「サービスとは何か」を考えるためのコンテンツの中にこんな投稿があった。 ファミリーレストランでアルバイトをしていた頃の話です。週に三、四回お越しになる、とても仲のいい老夫婦がいらっしゃいました。
実家の居間のテーブルに見慣れない雑誌を見つけた。 さて、私が読んだ号の中に「同性の友人との付き合いについて考える」という特集があった。 だまされた、恋人をとられた、といった派手な“裏切り”がなくても、培ってきたものが壊れてしまうことはあるのだ。
「いまの関係が壊れてしまうくらいなら、このままでいい。そりゃあ切ないよ、切ないけど、もし告白してうまいこといかんかったら……」
週末、友人と会った際に、先日日記に書いた話(八日付「家族じゃないか」)をしたら、彼女が神妙な顔で「私も同じことがあったわ」と話してくれた。 連絡をせずに父の見舞いに行ったら、母は帰った後だった。思春期に派手な反抗期があったわけではないけれど、ふたりでゆっくり話すなんて二十年ぶりくらいかもしれない。
休憩室でお昼を食べていたら、仲良しの同僚が「ちょっと聞いてよお」とやってきた。結婚式の二次会の招待状を送ったら、来てくれると思っていた人から続々と欠席の返事が届いたという。 しかし、では「社交辞令なんかこの世からなくなってしまえ!」かというと、そういうわけではない。
「あんたが結婚しようがしまいが、興味ないっつうの」 * * * * * ところで、かつての恋人に「結婚しましたハガキ」を送ろうとする人の気持ちが私にはよくわからない。 ひとりは離婚し、ひとりは父親になり、ひとりは結婚が決まっている。ほかの男性の現在はまったく知らない。
日記に父を登場させたことはほとんどないが、母のことはときどき書く。 * * * * * 電話を切ってしばらくして、父からメールが届いた。
仲良しの同僚はちょっと怖いような犬歯をしている。先の尖ったそれが左右とも大胆に歯列から飛び出しているのだ。 * * * * * 日本には「歯並びの悪い人は育ちが悪く、教養や自己管理能力に欠ける」という社会通念はないから、この国では「口元を見れば、家庭がわかる」は通用しない。
旅行の計画を立てるため、友人とネットカフェに行ったときのこと。 * * * * * そういえば、最近は芸能人だけでなくスポーツ選手も政治家も作家も社長も、みんな日記を書いている。「えっ、こんな人まで!」と驚くことも少なくなく、私など「猫も杓子も」という言葉を聞くと思わず「ブログ」とつぶやいてしまうくらいだ。
「パパッ、そんなことしちゃダメでしょ!」 * * * * * 昨日の読売新聞の投書欄に方言に関するちょっぴり切ない文章が載っていた。 ここまで書いて、ポンと手を打つ私。
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