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ホリエモンが逮捕された。 そして社長を辞任することとなった。
以前の日記でも書いてるとおり、ハラは彼が嫌いでした。 実際に会うと違う印象を受ける人もいるので、本当の人柄は分かりませんが、 とにかく生理的にダメでしたね。
しかし、今回の事件そして逮捕、社長辞任。 とても残念であり、歯痒い思いというのが率直な感想である。
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「出る杭叩き」なんて想定内でしょ?!
聖域を突き崩し、新しいものを生み出そうとする存在は、 従来の仕組みの上で安泰としてきた守旧派の人達にとっては目障りだろう。 そうした古い人間達を若い人間が疎ましく思っている。こうした空気に同調して、 今回の一連の事件に対し、「出る杭を叩き旧態を守る日本株式会社のシステム」 「どこでもやってることなのに、見せしめ的に堀江はやられた」などいった 少々同情的な意見が若い人間の一部で見受けられたが、それはあまりに安直な感想だ。
今回の事は当たり前なのだ。 実勢以上に株価が高い急成長企業はライブドア以外にもあるが、そうした企業は、 他よりも監督の目が厳しいことなんて当然であり、今回の流れはむしろ健全だ。 ライブドアは上記の中でも最たる急成長企業であり、厳しく監視されていたであろう。
ハラとしては、あれだけ注目され期待を集めて騒がれてきた企業であるわけだから、 そんな厳しい監視の目に晒されてることぐらい「想定内」だろうと云いたい。 想定内であるのにもかかわらず、疑わしきことをやっていたのが愚かなのだ。
見せしめ的にやったのはまさにその通りに違いない。その何が悪い?というところ。 コンプライアンスが重要視される昨今の企業経営の流れから見ても当たり前。そして、 あの狂乱的なバブル時代の予兆が現れている今日で、こうした膿を取り除いたことは、 今後の日本経済に、同じ過ちを繰り返させない効果的な警笛であったと思うぐらいだ。
彼は、確信犯できわどいルートを選んで、先を急ごうとしたわけだ。 そういう厳しい視線や障害などは「余裕の超想定内」として乗り越え、 その上で、彼の信念を貫いたビジネスの行く先を見たかったのだが・・・。
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「堀江後」に残ったものは?
23日にライブドアとライブドアマーケティング株は東証の監理ポストに割り当てられた。 捜査の進展によって上場廃止決定を踏まえた措置である。 24日のライブドア株は5営業日連続のストップ安で176円まで割り込んだ。
おそらく、ライブドア株の上場廃止の可能性はかなり高いだろう。 堀江は容疑を全面否認しているものの、2人の幹部はほぼ容疑を認めているという。 上場廃止が意味するもの、まさに堀江がビジネスのステージから降りることをそのまま象徴している。 何しろ、彼の経営は株とともにあった。時価総額こそが彼の武器だったのだ。
ライブドアは生き残るべく新経営陣を発表。新社長の平松氏(60)、代表権を熊谷氏(28)に決めた。 平松新社長は堀江路線からの変更を主張し、熊谷氏は有罪なら堀江氏の復帰はないとコメント。 堀江色の払拭に乗り出した。ライブドアにとってこれが最善の策だと私も思う。
しかし、株主や取引先に対するライブドアの信用は失墜した。 逮捕の3人が幹部であったライブドアオートは社名変更を検討しているとのこと。 NTTコミュニケーションズや東京電力を始めとする、本業のポータルの広告主が相次いで、 広告掲載の打ち切りを決定。テレビ東京はネット店舗を閉鎖、西京銀行は提携解消を示唆。 そして最大の被害者・フジテレビは提携解消どころか損害賠償請求を検討しているという。 株価同様に沈みゆくヒルズの豪華客船をなかなか止められない。
さらには、豪華客船の中にある財宝を、外資ファンドが舌なめずりして狙っているという。 ネット通販のセシール、前述の中古車販売のライブドアオート、ライブドア証券等の有力子会社群。 そしてライブドア本体が持つ、フジテレビから「カツアゲ」した資金を中心とする約950億円の資産。
株式分割で拡大させた時価総額が、まるで風船のように萎んでいった後、 残るのは、M&Aで拡大させてきたビジネスの土台となる企業群と資産。 このとびきり美味しい部分を、とびきりお得な値段でM&Aされようとしている皮肉中の皮肉。
なぜに、このような末路を辿ろうとしているのか? 答えは一つ。
彼のつくったものには、 金があるだけでブランド(ココロ)が無い。
ハラが残念だと思ったのはそこである。
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堀江に失望したこととは?
彼が嫌いだ、というのはハラの個人的な評価に過ぎない。しかし、 世の特に若い世代の方々が期待していたことと同様、私も堀江氏には期待していた。
守旧勢力に対抗していった姿は清々しいものであった。 業を成し遂げたいと志す人の可能性の象徴であった。 停滞から復活へ、近年の日本の若い世代を元気づけたのは紛れもなく彼である。 彼が起こすダイナミズムを好奇心を持って見つめていたことは確かなのだ。
それだけに残念。がっかりした。 彼が法を犯したことが残念なのではない。 ビジネス界から退場した事も、野次馬的に淋しい感情があるのは確かだが、 一番がっかりしたのは、彼が創っていたものの陳腐さである。
蓋を開けてみれば彼のビジネスは、 結局人からお金を騙し取る商売だったのだ。
誰を騙したかといえばもちろん投資家。特に個人投資家である。 しかも配当というカタチで投資家へ利益還元をせず、株価で還元すると云いながら、 その株価の恩恵を一番自分等に還元させてたんだから呆れる。 株は儲けるも損するも自業自得であるが、ライブドア株ホルダーにとってはそうではない。 詐欺だ。やってることはマルチ商法となんら変わりないではないか。 ウソの情報で投資家から引き出した資金を、そのままフトコロに入れてたわけだ。
彼が創ったものは何もない。 敢えて云えば「ホリエモン」というブランドだ。
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「モノづくり」なくして、 「カネづくり」なし。
私はどうしても、「どれだけ儲けたか」よりも 「何を創ったか」を大切したい人間だ。典型的な日本人である笑。
堀江の創るものに期待していたのに、 彼は何も創っていなかった・・・というのが、今回の感想の全て。
ネットを中心としたコングロマリットを目指すと云っていた堀江氏。 構想は素晴らしいが、コングロマリットを形作る一つ一つの「業」について、 どれだけ身を入れて考えていたのか?
例のニッポン放送買収の時に、江川紹子氏に語ったメディア論が物語る。 彼が語ったメディア像は「皆が見たいニュースだけが載っているメディア」であった。 江川氏が呆れ返っていたように、私も空いた口が塞がらなかった。 メディアというものがどういうものかという議論はさておき、彼の考え方は、 要するに、視聴率やアクセス数を重視するということだ。つまりは数字であり、 広告出稿量であり収益なのだ。メディアが最優先とするものはそうではないはず。
メディア、通販、中古車販売、不動産販売、証券、金融…どれだけの業を融合しようと、 一つ一つの業に対して彼が重んじるものは「金」だ。本当に分かりやすい。 物販や金融ならば、それもまだ分かるが、上記の「堀江メディア論」に集約されるように、 とにかく「金」に結びつく最短のやり方が、彼にとって最優先なのだ。
その対価と引き換えに、彼が顧客に提供するモノ…つまり、 「商品(サービス)」づくりについての信念(=ブランド)は、無きに等しい。
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「堀江ファン」はいても、 「ライブドアファン」はいたのか?
実際、ニュースを見て欲しい。「堀江社長が逮捕された!社長を辞める!」との報に、 ビジネス界から彼が居なくなることへの失望の声は聞かれるが、 「彼が創ったモノが無くなるかもしれない!」「無くならないように運動を起こそう!」 という声が果たして聞かれただろうか?
もし、日本で云えば「ソニー」や「資生堂」や「ホンダ」、外資で云えば「アップル」、 同業でいえば「ヤフー」や「楽天」、または「はてな」や老舗の「ニフティ」など、 これらが消えるとなったらどうだろう? 多寡の程度の差はあれ、「無くなるのは困る!」という声がファンから起こるのでは?
ライブドアにそれが有るか?…無いのである。 ライブドアグループの実体は何だ?…無いのだ。
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カネとココロをリンクさせてこそ 健全な経済活動なのでしょう。
私は「金」と「価値」が等しく交換されてこそ、健全な経済活動だと思う。 「価値がないもの」と「金」が交換される仕組みが横行することは、 結局は歪んだ二極化につながると思う。
前回の日記で、「人生は『金』と『ココロ』のマネジメントだ」と言ったが、 ビジネスも同じだなあ〜と、今回つくづく思ったのである。
彼には、ココロ(=ブランド、モノづくりの信念、顧客を感動させること)が無かった。
新しく代表取締役に就任した28歳の熊谷氏は、 社長に60歳の平松氏を選んだ理由をこう語った。
「人生経験の豊富さだ。これまでの経営陣は社会的経験が浅く、 周りの方々の心を理解できない部分があった」
若い熊谷氏がどれだけ身にしみて感じているのか、 以前から前社長に対して感じていたことなのか?
おそらく堀江後のライブドアはさらに縮小されて、限りなくゼロからのスタートとなる。 昔でいえば、「江副後のリクルート」のように、新生ライブドアが再び浮上できるか否かは、 この「ココロ」にかかっていると思う。
そして、時代の寵児・ホリエモンは・・・、
私は、彼はいつか必ず復活すると思ってやまない。 その時、彼が「ココロ」を携えているかどうかは、分からないが・・・。
060124 taichi
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人生って結局のところ、
限られた「空間」と「時間」の中で、
「金」と「心」をマネジメントしながら、
「幸せ」を求める短い旅。
ひとりで生きるなら、
「金」と「心」、どちらに生きるか?
「自分」のために生きるか?
「他人」のために生きるか?
目指す「己の幸せ」は何なのか?
見極める年、2006年。
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慌ただしく新しい一年が始まっている。 特にここ数日は騒がしいこと…。
アネハショックを引き起こしたオジャマモンの証人喚問は、 ホリエモンへの家宅捜索によるライブドアショックで隠されて、 IT関連銘柄、株価全面安。一方、不動産関連は比較的堅調・・・。 このタイミングはまさに、IT業界を盾にしてでも、 利権の宝庫である不動産業界を守りたい政府の狙い通り?!
…などといった刺激的なニュースが、 続々と巷を騒がせている今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?
そんな中、本日は、誠に私事で恐縮ではございますが、 年末年始から(いやもっと前から…)私がずっと考えていることを、 「今年の抱負」の意味も含めて書いてみたいと思う今日この頃…。
昨年一年間は、私にとって「停滞の一年」「ディフェンシブな一年」であった。 しかし、リアル&ネットを含め色々な方との交流、励まし、一人旅、趣味、 そしてワンコとの時間などで、何とか過ごしてきた一年だったと思っている。
さて、新しい年、 とにかくまず、はっきりしているのは、「動く」一年だということ。 ずっと止まっていたので、いいかげん動きますか!、ということである。
色んな意味で「動きたい」と思う。仕事、人間関係、趣味、生活などなど。 モノによっては、実現は来年以降かもしれないが、少なくとも取組みは今年からだ。
しかし問題は「動き方」の前に、 「どう生きるか」を決めないといけない。
これを悩んでいる。
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ハラはこれまで、「誰かのために生きたい」という志向だった。 「誰か」というのは、自分以外の誰かのこと。
それはやっぱり恋人であり、生涯のパートナーのためであり、 そして家族ということでしょう。親友というのもあると思う。とにかく、 自分のそばにいる大切な人が幸せを感じる時、私は幸せを感じる人なのです。
そばにいる人に「幸せでない、つらい」と云われる事は、私にとって一大事だが、 どこかの誰かに「あなたは冴えないダメな人ね」と云われても、どうでもいい。
パートナーのために生きる…つまり、「ひとり」でなく「ふたり」で生きる、 そういう志向で生きてきた。
今でもその方が、私には居心地よいし、幸せを感じるが、 しかし年を重ねてくると、同じ物事でも別の側面から見る事を余儀なくされる。
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もう一つの生き方はもちろん、《ひとりで生きる》という生き方。 それは「自分のために」生きるということ。今までは全くピンと来なかった。今でもそう。
ちなみにこれは「独身のまま生きる」という事だけを意味しているのではない。 一生の伴侶がいても、自分のやりたい事を中心に生きていく、ということ。 そばにいる人には、最低限の交流とサポートはするが、あくまで自分がベースなのだ。
これって、IT社長に代表される世の仕事人間は殆どそうであろう。 経営者という部類の人達は、少なからずそうならざるを得ない。 また、芸能人、アーティストといった部類の人達もそうだ。
いずれにしても、こういった世界の男女は、全てがそうだとはいわないが、 やりたいことを思う存分やれる権利を持つ代わりに、夫婦の交流を諦めている確信犯か、 夫は十分にケアしているつもりだが、妻には全く通じてないという悲しい一方通行か、 全く結婚する気がないか、既婚・未婚関係なくいずれにしても「ひとり」で生きたい人達だ。
上手くいくのは、多分オトコもオンナも両方とも「ひとり」で生きる人間同士で、 要所だけの交流さえあれば、十分にカップルとして成立する例であろう。それしかない。 でもハラ的には「要所」って何?いつ?という感想。家庭内ながら時々逢う恋人という感じか?
とにかく、結婚しながらも「ひとり」の生き方は私には出来ない。 たとえ私に、苦労してでも自分についてきてくれるという伴侶が見つかって、結婚生活をしながら、 自分のやりたいことを思う存分できる環境ができたとしても無理だ。気になって打ち込めないだろう。 そもそも、誰かと一緒になるという選択肢をとるのならば、「ながら」は無理だし、やりたい事も どうでもよくなるので、自分のやりたいことをする時間よりも、パートナーとの時間に全てを割く。 真逆だ。結局私は、誰かと結婚する限り「ふたり」で生きる方をとる。
ちなみに誤解するといけないので云っておくと、 私は相手に、自分と同じスタンスを強要する気はない。やりたい事をやってもらって構わない。 私がそれに合わせればいいのである。必要なのは、パートナーで有り続けるという「信頼」。 これすら示されないと、何ひとつ、二人を結ぶものを意識する事ができないので、付き合いは無理。 これさえ示してくれれば、私は、目に見える相手の行動が「ひとり」でも、心は「ふたり」と感じられる。 相手を受け入れることは比較的柔軟なのだが、自分のスタンスに関しては頑固で変えられないのだ。
私は本当に不器用な人間だ。 誰かに《今年の目標は「器用になれ」だ!》…と云われてもそれは無理。直らない。 「ふたり」と「ひとり」…2つの中庸をとって上手く生きるなんて無理だ。
しかし、もし今の私に「人生をかけてでもやりたい事」があるのなら、 今日現在のハラの身分は、何のしがらみもなくそれに打ち込める。 さて、その「やりたい事」は何か?「人生をかける」ほどに…。
実際、そういう事が無い事もない…というか色々とある。 幾つか考えているし、実際に取りかかってることもある。しかし・・・・、
それが、誰かを大切にして生きること以上に、 人生をかけること程の事なのかどうかが分からない。
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どちらの道を選択するにしても、冒頭で云ったように、
人生とは、限られた「空間」と「時間」の中で、 「頭」と「体」を使って、「金」と「心」を管理しながら、 「幸せ」を得ようとする旅だと思う。
「空間」は、イコール「社会」。自分以外の人とモノと情報全てである。 「時間」は、相対的で主観的に感じる時間。満足度の高い人ほど時間は早く流れていく。
「頭」というのは、脳を動かして何かを考える行為を指す。 「体」というのは、身体を物理的に動かす行為を指している。
「金」は、生きるために必要な衣食住に始まり、治療、癒し、解決、教育、育児、介護、 さらに快楽、表現等の欲求実現…これらを得るために必要なモノ。言い換えれば、 生活に必要十分な物質・サービスを、「金」として一つにまとめて云っている。
「心」は、生きたいと思うことに始まり、何かをしたいというモチベーションを指す。 自分でありたいと思う気持ち。自分を愛する気持ち。自分以外の他人を愛する気持ち。 周り(社会)と結びつきたいと思う気持ち。これが活動の根源となるもの。
一定時間が流れる間に、仮に自分がその場所に止まっていたならば、 空間(社会=人、モノ、情報)が、自分から遠ざっていることを意味する。 人から疎遠になり、モノは劣化して古くなり、情報から時代遅れになっていくのだ。
したがって、時間の流れに合わせて、自らも最低限動く必要がある。そうして、 流れる時間に合わせて自分を維持するだけで、「金」と「心」を消費していく。 このお金が「生活費」であり、この心は「アイデンティティ(社会の中での自我)」である。
生活を維持し、アイデンティティは常に最新の社会と向き合っていなければ意味がない。 それが、社会で己を維持するために最低限行う「金」と「心」のマネジメントであろう。
それだけを何とかやってきたのが、私の昨年一年間であった。
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今年からは、時間の流れよりも早く自分を進ませることを心がけたい。 空間(=社会)に近づき、追い越し、向こうから自分に近づいてくるようにする。 そうなった場合に始めて、「金」と「心」が、消費から獲得に転化するだろう。 より近づくために必要なことが、「頭」と「体」を動かす事だ。
ここで云う「動かす」という意味は、「社会に近づくように働きかける」という意味。 自宅で考え事や趣味、またはエクササイズをしている事は、あくまで自慰行為の域を出ない。 そうして考え得た着想や管理された身体を、自分以外の空間(=社会)に対して働きかけ、 社会に提供した時に始めて、《「頭」と「体」を動かした》といえるのだろう。
私は昨年、生活を維持するだけで、仕事も自己啓発も自慰のレベルで終わっていた。 今年はそれをはっきりとカタチにして社会へ投資し、利益と(自他共に感じる)満足を 得ていきたいと思っている。実際に得るのは来年以降だとしても今年から動かなければ。 そして、その得るもの・・・「金」と「心」の2つについてだが、 どちらを得る事を中心に動いていくか、これが前述した二つの方向性というわけだ。
「金」を得る活動を中心に自分の生活を高度標準化させることを目的とし、 「心」についても己の人間力向上を中心とした、《自分の満足》に絞った活動なのか?
「金」は、今より環境が向上すれば良しとして、あくまで中心とするのは、 《特定の人との強い結びつき》を求め、周囲との良好な関係を築く「心」の活動なのか?
どちらが、私の「幸せ」なのでしょう?・・・冒頭の言葉である。 それをまず決めたい。
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- 2006年01月16日(月)
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- 2006年AIRカレンダーが出来たみたいですよ。
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犬ブログ『Dachs in the Park』に比べて、 ちょっと更新が滞ってるこちら本家『AIR』ですが、私の知らぬ間に 2006年のAIRカレンダーが出来たみたいです。
っていっても、私がつくったわけではござんせん。
ここの掲示板であります『云い逃げボード』を荒らしている常連さんが、 過去の「荒らし作品」を題材に作成していただいたようです。 下記に掲載しましたのでご覧ください。
卓上タイプのカレンダーです。ひと月につき、荒らし1本、みたいな。 これを欲しいという、アナーキーでマニアックな方は、 ハラまでメールください。(卓上スタンドのようなものは付いてません)
え〜、そろそろちゃんとネタ書きますんで!
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- 2006年01月05日(木)
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- 2006年賀状やっと公開〜(遅っ!)
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改めまして、 あけましておめでとうございます。 今年もよろしゅーたのんます。
・・・って遅っ
2006年の年賀状 やっと公開します。
画像クリックすると、 大きなのが出ます。
年賀状送れてない方、 こちらでごかんべんください〜。
ちなみに、これとは別に プライベート版もあります。
今年も お嬢(=本名:モカ、♀、1歳7ヶ月)と ワタクシを、よろしくお願いします。 |
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※ちなみに、今日の犬日記「Dachs in the Park」も同じ記事でございます。
060105 taichi&mocha
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- 2006年01月02日(月)
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- 第82回箱根駅伝・往路結果&復路展望
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今日…というより昨日ですか、 第82回箱根駅伝の往路が終わりました。
順大・今井が去年に引き続き別次元の走り! 往路優勝は順天堂大学!!
なんとあのエース伊達が大ブレーキ!! 優勝候補の東海大は8位!
これが4連覇の地力なのか!駒大2位! トップ順大と30秒差。願ってもない展開!
・・・という見出しが並ぶ中、
往路のトップから各校別に、往路の結果と分析、 そして復路の展望についてコメントしていきましょう。
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《見方》 1佐藤【11】・・・・・区間番号、名前、【総合順位】 1:04:28(11)・・・・・個人区間タイム(個人区間タイム順位)
6渡辺(2)06:12・・・・区間番号、名前、(学年)、ハーフの持ちタイム(1時間○分:○秒)
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■往路1位 順 大
1佐藤【11】_2松岡【12】_3松瀬【9】_4村上【6】_5今井【1】 1:04:28(11)__1:10:20(14)__1:04:48(8)__55:20(1)__1:18:30(1)
「今井様!」 確か前日予想では、「1区と2区で決まる」とハラは云った。 そして、その不安が的中して1〜2区がコケたにもかかわらず、4区村上の好走はあったものの、 殆ど、5区の今井で全部ひっくり返したのである。正直ここまで来るとは思わなかった。 まさに距離が延びた新5区サマサマである。 《復路》 6渡辺(2)06:12 7和田(4)03:39 8難波(4)03:56 9長門(3)03:12 10清野(3)04:48 補/長谷川(4)04:42、井野(2)05:38、小野(1)05:44
十分に逃げ切れる戦力。 「復路の順大」らしく秘かにしっかりと9区に走れるメンバーを配しているのがニクい。 補欠の長谷川をエントリーすれば十分に逃げ切れるメンバーである。6区で駒大から逃げられれば、 そのまま行くかもしれない。
■往路2位 駒 大・・・トップと0:30差
1 藤山【2】_2佐藤【5】_3井手【5】_4斉藤【5】_5村上【2】 1:03:44(2)__1:09:38 (7)__1:04:43(7)__56:21(8)___1:19:30(2)
願ってもない最高の展開。 これぞ4連覇校の地力というしかない。1区藤山と5区村上が上出来の走りを見せたが、 全体としては、ミスなく仕事をしただけという印象である。他の東海大と日大が落ちていったため、 2位という願ってもないフィニッシュとなった。地力という意味は、自分が出来る仕事を 普通にこなす力、だと感じた。一番不調であった斉藤でさえ最低限の仕事をした。 スーパースターはいないが、そこそこの仕事を全員が出来れば勝負になるのが駅伝である。 5区村上は、TV実況でもあったように、「賢い走り」をした。自分のペースを守ったうえ、 一番大事な要所で順大の今井を上手く利用したのだ。トップと30秒差。絶好の射程圏だ。
《復路》 6藤井(2)04:00 7安西(2)05:36 8堺(2)04:04 9平野(2)04:36 10本宮(4)03:53 補/糟谷(4)03:40、鈴木(2)06:32、豊後(2)04:20
5連覇へ――大八木マジック発動中! さて、願ってもない展開となった駒大は、これまで同様に復路も往路同等の戦力を温存している。 糟谷をどこで使うかがポイントだが、おそらく9区に持ってくるはず。そして1区登録されていて、 変更となった風見を7区に起用してくるだろう。ハーフ3分後半〜4分の選手が5人フラットに並ぶ 布陣となる。「地力」を発揮出来れば、あれほど悲観していた5連覇が見える展開となった。 まずは6区で順大を捕まえること。これが大前提だ。
■往路3位 中 大・・・トップと1:19差
1奥田【3】_2池永【3】_3上野【2】_4小林【1】_5中村【3】 1:03:46 (3)__1:09:06 (4)__1:03:48(3)__55:50 (4)__1:22:15(8)
5人全員が力を出し切った。 前日予想では中大を軽視していましたが、予想が外れたというよりも5人上出来だったという感想。 区間3位、区間4位、区間3位、区間4位、区間8位と、5人全員が揃って自分の仕事をした 数少ないチームであろう。駒大同様、こういう展開こそ「総合力で勝つ」という駅伝である。 最後の5区も3〜4位で来たならば、少なくとももう一つ上にこれたはずだが、それは欲張りであろう。 《復路》 6阿江(3)08:18 7森 (3)03:43 8加田(2)06:21 9宮本(3)04:41 10加藤(4)04:10 補/◎田村(4)03:59、長谷川(3)06:07、◎山本(3)04:37
力を出して、紫紺がコケるのを待つ。 復路は6区と8区を補欠の田村と山本と入れ替えるだろう。ハーフ4分前半平均の5人フラット布陣。 駒大を追うには至らないが、往路同様に力通りに仕事をしたうえで、駒大と順大に1区間でもブレーキがあれば、 充分に優勝が射程圏内となる。できれば、7区までにはトップに手をかけたいところ。
■往路4位 山 梨 学 大・・・トップと1:24差
1大越【13】_2モグス【1】_3片貝【1】_4飯塚【2】_5森本【3】 1:04:32(13)__1:07:28 (1)__1:04:18 (5)__56:21 (8)__1:22:10(7)
今回もキタ!2区留学生の一発! 前日予想では学校個別の話題として取り上げてはいなかったものの、往路で山梨学院は来ると思っていたので、 最後の往路順位予想では6位としていた。それが、上位にくるはずの東海大がコケたのと、4区が予想以上に 粘ったことで4位に大健闘したと分析。完全に往路狙いのメンバー構成に加え、2区モグスが爆発すれば、 この順位はおかしくない、ってより、むしろ秘かに往路優勝を狙っていたはずだから本当は悔しいだろう。 何故ならば、この大学は復路は完全に割り切って捨てているからだ。
《復路》 6梅本(4)☆14:31 7親崎(4)05:26 8前岡(4)04:44 9向井(4)04:12 10鍋谷(3)04:57 補/荒木(3)05:46、小山(3)04:56、松村(1)04:55、山本(1)※29:41
復路は勝敗ではなく記念レース。 復路を捨てている…は語弊があるが、往路メンバー持ちタイム平均と比べると落差が激しい。 4年生卒業記念レースとなる公算が強いだろう。
■往路5位 日 大・・・トップと2:01差
1土橋【4】_2サイモン【15】_3福井【6】_4笹谷【8】_5下重【5】 1:03:54 (4)__1:11:40(19)__1:03:43(2)__55:51 (5)__1:20:19(3)
2区の大ブレーキ、それがすべて。 ハラは予想で、日大が2位に来ると書いた。上記タイムを見てほしい。予想が崩れた区間は一カ所だけ。 トップとの2分差は、すなわち、2区のD・サイモンが有力校に対して遅れたタイムそのままなのだ。 彼がもう2分速く(1:09:40程度=駒大の佐藤と同タイム)走るぐらいの仕事は最低限やってくれると思っていたはず。 一目瞭然、サイモンのブレーキが往路の敗因の全てである。サイモン以外のメンバーはほぼ完璧な仕事をした。 区間別個人タイムを見てみれば、4位、19位、2位、5位、3位。サイモンが山学大のモグスぐらい爆発してたなら、 ハラの予想通りに日大は2位で駒大に30秒差だったはず。(東海大が力を出したとして…)
《復路》 6末吉(3)05:33 7阿久津(2)04:30 8高橋(4)05:19 9原田(3)04:56 10斉藤(1)※29:30 補/武者(4)04:56、吉岡(4)02:56、秀島(3)03:45、阿部(1)03:56
中大同様、力を出して紫紺コケ待ち。 往路重視のオーダーであったため、温存している補欠を全て投入したとしても、優勝には届かないであろう。 2区の大ブレーキは往路の敗因だけではなく、今大会の敗因の全てとなる可能性が高い。 この日大、殆どが3年生以下で構成されているので、来年は東海大と並ぶ優勝候補になるのは間違いない。
■往路6位 亜 大・・・トップと2:51差
1木許【9】_2板倉【13】_3岡田【7】_4菊池【7】_5小澤【6】 1:04:19 (9)__1:10:38(17)__1:04:26(6)__55:36 (2)__1:21:18(4)
全体としては順当な結果か。 前日予想では、実は亜大はもっと上に来ると思っていた。それぐらいの力はあったはず。 敗因は2区。板倉は最低でももう1分速いタイムでまとめてくると思っていた。 それが出来ていれば、トップと約2分差という前日予想通りの結果となっていたのだ。 3区以降は、6位→2位→4位という個人タイム順位で、持てる力を出している。
《復路》 6北篠(4)05:17 7与那覇(1)04:01 8益田(2)04:04 9山下(3)05:12 10岡田直(3)04:45 補/近藤(4)04:46、綿引(4)02:58、藤田(1)03:53
復路エースをどこで使うか? 復路は温存している綿引をどこで使うかがポイント。早めに追い上げたいなら7区、勝負所で起用するなら9区だ。 しかし、全体として順位を今より上げられる程の力はないだろう。このままフィニッシュの公算が高い。
■往路7位 東 洋 大・・・トップと3:11差
1市川【5】_2黒崎【2】_3尾田【3】_4北島【3】_5大西【7】 1:03:55 (5)__1:08:47(2)__1:04:10(4)__56:21 (8)__1:23:24(15)
出来過ぎ。 しかし東洋大にはびっくりした。原動力は2区の黒崎である。各校の主力を相手に区間2位で走破。 東洋大を往路の勝負の舞台に持ち上げた要因である。1区市川のダッシュもしかり、3区尾田のつなぎは 2区の勢いを4区に伝えた。4区北島の粘りも見事。5区は仕方ないが、それまでが出来過ぎなので、 こんなもんでしょう。実に大健闘だと思いました。
《復路》 6宮田(2)★04:31 7山本(1)★04:13 8宮下(3)05:09 9今堀(2)★04:52 10渡辺(4)03:51 補/川畑(3)04:24、末上(3)05:21、田中(2)★05:03、松尾(1)★06:11 ※・・・★は20kmタイムをハーフ換算したもの
しかし、さすがに復路に余力は残っていない。各自が普通に仕事をすれば、この順位を維持できるだろう。
■往路8位 東 海 大・・・トップと4:19差
1杉本【15】_2丸山【11】_3佐藤【4】_4市村【4】_5伊達【8】 1:04:41 (15)__1:10:03(12)__1:02:12(1)__56:21 (8)__1:24:29(18)
本番に弱い。それが箱根の東海大。 さて、優勝候補筆頭の東海大である。TV中継を見ていたら大学のCFが流れていた。大学としても、 かなりの期待と気合いをかけていたと思われる。しかし往路は惨敗という結果になった。 何と云っても印象に残るのは5区のエース伊達の大ブレーキだが、終わってみれば1〜2区の重たい流れが チーム全体にじわじわと重圧をかけていたことが遠因であろう。この流れは往路優勝の順大と同じであったが、 それは4区から追い上げムードはあったとはいえ、ほぼ1人で全てをひっくり返した順大・今井の凄さに尽きる。 一方の東海大のエース伊達にそこまでの精神的タフさと、悪天候に対応する肉体的タフさが無かったということ。 優勝候補の重圧と新5区の恐さと箱根本来の恐さが、トリプルで伊達に襲いかかったのだ。 それにしても3区のスーパールーキー佐藤の走りは圧巻。1年生とは思えない落ち着き払ったレースぶり。 この佐藤と伊達と2区に丸山を起用してトップと4分差という結果は、優勝候補東海大とってダメージが大きい。
《復路》 6石田(3)03:12 7宮本(3)04:05 8皆倉(2)04:45 9中井(4)02:14 10前川(2)04:00 補/一井(4)02:44、植木(3)04:07、荒川(2)04:15
奇跡を起こせる戦力はある。 往路で致命的なダメージを受けた東海大であるが、奇跡の大逆転は不可能ではない。復路に残った選手の力も 各校中トップである。だからこそ優勝候補筆頭だったわけだが…。補欠の一井は間違いなく7区に投入される。 6区石田でまず差を詰めたい。そして7区一井がトップとどのくらいの差で8区につなげるかがおそらく、 東海大の奇跡の灯が点くか消えるかの分かれ目であろう。復路のエース9区中井翔太にトップの背中が見える 位置でタスキを渡せれば、大逆転シナリオが現実味を帯びて発動する。それは日テレにとって最高のドラマだ。
****往路9位以下****
■9位 早 大・・・5:12 ■10位 神 奈 川 大・・・5:32 ■11位 大 東 大・・・5:36 ■12位 国 学 院 大・・・6:05 ■13位 城 西 大・・・6:50 ■14位 日 体 大・・・7:46 ■15位 法 政 大・・・7:55 ■16位 明 治 大・・・9:23 ■17位 専 修 大・・・10:23 ■18位 中央学院大・・・11:08 ■19位 学 連 選 抜・・・11:32 ■20位 国 士 舘 大・・・15;02
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【1〜5区の区間賞】 1区 木原 真佐人(中央学院大)01:03:42 2区 M・モグス (山梨学院大)01:07:29 3区 佐藤 悠基 (東 海 大)01:02:12 4区 村上 康則 (順 大)00:55:20 5区 今井 正人 (順 大)01:18:30
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そして、復路の展開はこうなる?!
往路順位 順大=駒大=中大=山梨学大=日大=亜大=東洋大=東海大
6区終了 順大=駒大=中大=日大=山梨学大=亜大=東海大=東洋大 東海大と日大が追い上げる。順大と駒大の差は縮まる。
7区終了 駒大=順大=中大=日大=東海大=山梨学大=亜大=早大とか 駒大が順大を抜いてトップに。東海大・一井が2人抜いて5位に浮上。
8区終了 順大=駒大=日大=中大=東海大=山梨学大=亜大=早大とか 順大が駒大を再逆転。日大が3位に浮上。
9区終了 順大=駒大=東海大=日大=中大=亜大=山梨学大=早大とか 駒大が順大を追い上げてほぼ並走状態。東海大・中井が1人抜いて日大と競り合いながら3位に浮上。
復路ゴール 駒大=東海大=順大=日大=中大=亜大=早大とか=日体大とか 駒大が順大を再逆転。更に東海大が2位へ上がり駒大を追い上げるも…
紫紺の叩き合いを制し、東海大の激しい追い上げを退けて、 駒沢大学が5連覇を達成〜!!!
…っていうのは調子良すぎですか笑?
とにかく紫紺のデットヒートに最後に東海大が(さらには日大も…)絡んで、 めちゃめちゃ面白い9〜10区になるのでは…と期待しています。 そして最後に、ワタシの母校が…みたいな。
駅伝は、一人のスーパーエースの力で勝つのではなく、 最後に物を云うのはやっぱり、10人の総合力だと思いますよ。
さてと、今日もこれからTV観戦しよっと。
060102 taichi
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今年もやってきました箱根駅伝! もうスタート前日ですが、直前予想をしてみたいと思います。
今回の予想のポイント。
1.4連覇中の駒大、黄金時代の終焉か?! 2.優勝候補筆頭の東海大、悲願の初優勝なるか?! 3.上記2校を含めた有力6校の戦力・作戦は?!
…てなところでしょうか? さて、さっそく行ってみましょう。
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有力選手は何大の誰で、 どのくらい速い?
箱根駅伝に出場する選手個人の能力を比較する時に、 新聞やテレビによく出てくるのが、10000mのタイム比較。
でもこれって、ハラ的にはどうなの?って感じなんです。 箱根でどのくらい戦えるかっていうデータを見たいのに、 今ひとつストライクなデータではない気がするのです。 (ま〜何をとってもあくまで「データ」でしかありませんが…)
ハラも中学時代に少しだけ陸上競技をしていました。 トラックは常に選手が見えていて相手との距離感が掴めます。しかも競技場内という変化のない状況で、 自然と走ることに集中できます。しかしロードレースは、環境が変化して相手との差も図りにくい。 トラックのタイムが良くても、集中力がなく環境に左右される選手は、ロードに出るとトラックの力を発揮出来ない事は ざらにあります。その分、環境が異なるロードのタイム同士では厳密な比較がしずらいことは確かです。 一方、トラック記録は、同じ物差しでの比較に適しているでしょう。だから、メディアは好んで10000mの タイムを出すのでしょうか?前述のような新人選手同士の潜在能力を比較して想像するのには適度だと思います。
ハラの検討材料としては、同一条件比較とはなりませんが、あくまでロードレースで箱根の1区間を走りきる 能力比較ということで、ハーフマラソン(21.0975km)の持ちタイムで見てみたいと思います。
■ハーフマラソン(21.0975km)のタイム比較
【メリット】本番と同程度の距離でタイム比較。 【デメリット】しかしロードなので、コースや天候など同一条件ではない。
【出場選手10000m持ちタイム順位ベスト20】 ※左から順位、名前(大学・学年)、ハーフタイム、1万タイム(1万の順位) ===================== 1 M・モグス (山学大1) 1:01:28 27:54.75(2) 2 伊達 秀晃 (東海大2) 1:02:08 28:51.54(16) 3 中井 祥太 (東海大4) 1:02:14 28:58.96(32) 4 竹澤 健介 (早大 1) 1:02:27 28:37.75(10) 5 今井 正人 (順大 3) 1:02:37 29:07.50(38) 6 板倉 克宜 (亜大 4) 1:02:38 29:14.66(52) 7 田上 貴之 (城西大3) 1:02:39 29:08.51(41) 8 熊本 剛 (日体大4) 1:02:43 28:56.79(28) 9 一井 裕介 (東海大4) 1:02:44 28:58.19(30) 10 齊藤 弘幸 (駒大 4) 1:02:45 28:36.64(9) 11 首藤 弘憲 (国士大4) 1:02:46 29:28.60(91) 12 丸山 敬三 (東海大4) 1:02:49 28:35.18(8) 13 岡田 晃 (亜大 3) 1:02:52 29:23.50(70) 14 吉岡 玲 (日大 4) 1:02:56 29:50.14(174) 15 綿引 一貴 (亜大 4) 1:02:58 29:33.15(111) 16 岡 弘 (早大 4) 1:03:00 29:35.01(115) 17 市村 一訓 (東海大4) 1:03:01 29:13.12(49) 18 下重 正樹 (日大 4) 1:03:02 28:51.34(15) 19 信田 雄一 (中学大4) 1:03:05 28:52.45(20) 20 福井 誠 (日大 3) 1:03:05 29:23.60(71)
【参考】 D・サイモン(日大 2) 記録なし 27:31.29(1) 佐藤 悠基 (東海大 1) 記録なし 28:07.39(3) 佐藤 秀和 (順大 1) 記録なし 28:10.32(4) =====================
さて、いかがでしょう。( )内は1万mのタイムの順位です。比べてみていかがですか? 2位の東海大の若きエース伊達(16位)、3位の元エース中井(32位)、昨年5区で物凄い区間新を出した 順大の今井は5位(38位)など、1万mではベスト10圏外の選手がハーフで上位に来ているのが分かります。 ハーフのタイムは、レースや天候が違えど、ロードの約20kmをこのぐらいのタイムで走れる確率が 高い選手であるという予測の材料にすることが出来るでしょう。これを元に箱根駅伝の展望をします。
ちなみに、この順位を大学別にまとめると以下になります。
================================== 1. 東海大・・・2位、3位、9位、12位、17位、大型新人(未知数) 2. 亜大・・・・6位、13位、15位 3. 日大・・・・14位、18位、20位、Dサイモン(ハーフ記録なし) 4. 早大・・・・4位、16位 5. 順大・・・・5位、大型新人(未知数) 6. 日体大・・・8位 7. 駒大・・・・10位 ==================================
東海大の圧倒的な選手層が分かりますでしょう。そして駒大は10位が一人! それにしても、思わぬダークホースが亜細亜大と分かりました。(あくまでタイム比較ですが…) そして、大学ごとにエントリー選手のトップ10タイムを平均してみると…
================================================== 1. 東海大・・・1.03.06 2. 亜大・・・・1.03.32 3. 駒大・・・・1.03.37 4. 日大・・・・1.03.50 5. 日体大・・・1.03.54 6. 順大・・・・1.03.55 7. 早大・・・・1.03.59 ==================================================
やはり1位が東海大。2位がびっくり亜細亜大。そして駒大が3位まで上がって来ます。 タイムだけではありますが、こうしてみると東海大が優勝最右翼であることが数字ではっきりと分かります。 一方で、「大丈夫か?」と思えていた駒大もしっかり3位に入ってます。飛び抜けてはいないが、 全員が高い一定のレベルでまとまっているわけで、まさに総合力のチームであることが数字で分かります。
あと、前述した10000mとハーフの順位でランクインしていた人の名前は、 覚えておいてください。テレビ観戦が楽しくなるでしょう。
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有力6校の戦力について。
前置きがかなり長かったですが、先程の「大学ごとのエントリートップ10タイム」に出ていた大学のうち、 上位6校について戦力データを見ながら、ハラが独断でコメントしてみました。
■見方 名前の前の数字はエントリー区間、名前の後の( )数字は学年、 ( )の横の数字はハーフマラソンの持ちタイム……(03:43)=1時間03分43秒、 ※印のタイムは1万m、☆印のタイムは5千mのタイム。 エントリー選手名の前の●▲は、当日外れる可能性の高い選手。 補欠選手名の前の◎○△は、当日エントリーされる可能性の高い選手。
【駒大】 穴も無いが、決定力も無い。 黄金時代の終焉か、地力で5連覇か。
1風見(4)03:43 2佐藤(4)03:13 3井手(4)03:36 4斉藤(4)02:45 5村上(4)04:13 6藤井(2)04:00 7●安西(2)05:36 8堺(2)04:04 9●平野(2)04:36 10本宮(4)03:53 補/◎糟谷(4)03:40、◎藤山(4)03:08、鈴木(2)06:32、豊後(2)04:20
5連覇に黄信号が灯っている。もしこれで優勝出来たら大八木マジックと呼ぶしか無い。 往路はエントリーメンバーで決定。復路は間違いなく7区と9区に、糟谷と藤山を入れてくるだろう。 2区・4区・7区・9区に主力を配する大八木布陣で挑むはず。7校の中では最も目玉選手がいないチームだが、 全員がほぼハーフ3分台でまとまっている。優勝するとしたら、おそらく一度も区間賞をとることなく、 スーパーフラットペースで推移しこれぞ総合力の優勝!これぞ駅伝!というストーリーで優勝するしかないのだが、 おそらく駒大が例年勝負をかけていた4区の距離縮小がかなり響くはずだ。
【日体大】 往路次第、北村次第。 全体的にはタマ不足否めず。
1鷲見(3)03:13 2保科(3)03:39 3▲永田(3)04:52 4梅枝(4)04:28 5北村(2)03:34 6末吉(4)03:27 7●藤原(2)05:21 8▲高橋(2)05:18 9岩崎(4)04:31 10竹下(1)☆14:26 補/◎熊本(4)02:43、△今村(4)04:38、鶴留(3)05:43、△石谷(1)04:33
戦力的には駒大以下だろう。穴となる区間が確実に1〜2区間存在する。それゆえに今年からの新エース区間と 云われる5区に配された北村次第となる。去年アクシデントで不発に終わった潜在能力が開花するかどうか? ちなみにハーフのタイムは中の上に留まっている。補欠の熊本をどこに配するかで往路・復路の展開が変わる。
【日大】 2区が爆発して、他が崩れなければ、 十分に優勝できる!
1土橋(3)03:38 2サイモン(2)※27:31 3福井(3)03:05 4笹谷(1)04:05 5下重(4)03:02 6●末吉(3)05:33 7阿久津(2)04:30 8●高橋(4)05:19 9▲原田(3)04:56 10●斉藤(1)※29:30 補/△武者(4)04:56、◎吉岡(4)02:56、○秀島(3)03:45、○阿部(1)03:56
昨年の全日本を制した日大。優勝候補の一角となるまで戦力が充実した。完全に総合優勝狙い。特に往路は 完全に逃げ切り優勝を狙っている。2区のサイモンが爆発すれば、5区の下重が、東海大2年生エースの伊達を 振り切れるかどうかの勝負になる。現エントリーの4区の1年生をどうるすか監督は迷っているだろう。 復路は補欠の4枚を全て使って入れ替えてくると思われる。往路で勝って、その貯金と勢いで復路を乗り切る作戦だ。
【順大】 未知数の可能性を含めても、 あと1人足りないか・・・。
1佐藤(1)※28:10 2松岡(2)04:38 3●岡崎(3)05:50 4村上(4)06:59 5今井(3)02:37 6●渡辺(2)06:12 7和田(4)03:39 8難波(4)03:56 9長門(3)03:12 10清野(3)04:48 補/○長谷川(4)04:42、◎松瀬(3)03:10、井野(2)05:38、小野(1)05:44
昨年の5区で驚異的な新記録を打ち立てたエース今井が、新エース区間となった5区に再び配された。今年は不調で あったらしいが、彼が復調していれば他校は恐いだろう。東海大の伊達との対決が見物。そして今年のゴールデンルーキーの 1人佐藤秀和。彼が1区で爆発した上で、1万では28:27の持ちタイムを持つ松岡が2区で潜在能力を発揮しないと、 順大は勝負にならない。だが彼はハーフでタイムがでていない。松岡は今期不調だったらしく、ハーフ4分台のタイムは そのせいなのか?それともスプリント選手なのか?。順大は1〜2区で全てが決するであろう。 復路は6区を入れ替えれば復路の順大らしく勝負が出来る傭兵だが、穴が多いのは否めない。
【東海大】 ハーフ2分台5人+大型ルーキー。 これで優勝出来なきゃいつ出来る?
1杉本(1)02:52 2▲村上(4)04:15 3佐藤(1)※28:07 4市村(4)03:01 5伊達(2)02:08 6石田(3)03:12 7▲宮本(3)04:05 8●皆倉(2)04:45 9中井(4)02:14 10前川(2)04:00 補/◎一井(4)02:44、◎丸山(4)02:49、△植木(3)04:07、△荒川(2)04:15
昨年・今年と、この東海大への有力選手の流れ込みは何なのだろうか?そして黄金世代の下級生の刺激により、 上級生も持ちタイムを伸ばした。さらに極めつけは、昨年を怪我で棒に振った、元区間記録保持者・中井翔太の復活。 正直云って充実過ぎる程充実している。まさに優勝候補だ。 まずは往路。昨年1年生で2区を走って往路優勝の原動力となった2年生エースの伊達を5区に配して来た事に注目。 そして2区はしっかりと一井か丸山を入れ替えてくるだろう。さらに3区にはスーパールーキーの佐藤悠基。 どんな大物ルーキーでも1年生はギャンブルなのだ。プレッシャーのない区間で能力を引き出す。 たとえ1区と3区の2人の1年生がコケても、2区・丸山(一井)、さらに5区の伊達が巻き返す。 特に伊達は確実に走るはず。昨年の2区の快走、ハーフは2分台を数回マーク。彼は必ず来る。 そして復路。他校と違い主力級を温存している。なんといっても9区に中井翔太を配せるところが、 東海大が優勝候補最右翼と云われる理由だ。9区といえば、ここ数年は駒大の独断場。 駒大は4連覇中、全てこの9区で区間賞をマークしているのだ。その駒大を確実に潰しに来ている。 万全である。1区と3区の1年生が爆発したら、もう東海大の総合優勝だと思ってもいいくらいだ。
【亜大】 ハーフ持ちタイムは全体の2位。 タイムだけなら駒大と同等。侮れない大穴?
1木許(4)03:24 2板倉(4)02:38 3辻(3)04:06 4菊池(2)03:27 5小澤(2)04:59 6●北篠(4)05:17 7与那覇(1)04:01 8益田(2)04:04 9●山下(3)05:12 10岡田直(3)04:45 補/近藤(4)04:46、◎綿引(4)02:58、◎岡田晃(3)02:52、△藤田(1)03:53
意外と侮れないのが亜細亜大。戦力的には日体大と同等だ。駒大が全員が均等な力を持った10人だとすれば、 日体大とこの亜細亜大は選手間の力の差が少々ある。亜大は補欠の綿引、岡田、藤田を入れてくれば、 穴区間が1〜2区間となる。往路に投入してくれば、亜細亜大も往路でソコソコ来るかも。
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さて往路優勝は? そして総合優勝は?
以上を勘案して、往路優勝と総合優勝を予想してみる。
しかし、各区ごとに選手のタイム差を合計して予想するようなことはしない。タイム以外に、アップダウンの走法、 悪状況時のアジャスト能力、競り合い時の根性そしてモチベーションなど、当然のことながら幾つもの変数要因がある。 なので、最後の結論はまったくもって勘だのみとなるのだが笑・・・
■まずは往路は?
1東海大 2日大・・・・・トップから1分30秒差 3駒大・・・・・トップから2分差 4亜細亜大・・・トップから2分差 5順大・・・・・トップから2分30秒差 6山梨学院大・・トップから2分30秒差 7日体大・・・・トップから3分差
1区で順大ルーキー佐藤が快走。東海大のルーキー杉本は集団内。駒大・風見は遅れる。 2区は日大サイモンと山学大モグスの一騎打ち。順大・松岡は沈む。駒大・佐藤が意地の走りで7位に浮上。 この時点で日大が1位へ。2位東海大、3位亜細亜。3区に入ると東海大ルーキー佐藤悠基が快走。 日大を捉えて1位へ。駒大が5位に浮上。4位は中大。4区で駒大・斉藤が区間賞で4位に上がる。 1位の東海大は地盤固め。2位に日大。3位に亜細亜、5位中央大、6位山梨学院、7位順大。 新エース区間の5区で、東海大の伊達が日大を突き放す。7位順大の今井が根性で順位を2つ上げて5位。 日体大も北村の力走で7位に順位を上げた。中大が順位を落とす。駒大は5区の距離延長が響くが、 亜大が落ちてきたために3位でゴール。芦ノ湖での順位は上記の通り。
■そして総合優勝は?
1東海大 2駒大・・・・・トップから2分差 3日大・・・・・トップから3分差 4亜細亜大・・・トップから3分30秒差 5順大・・・・・トップから4分差 6日体大・・・・トップから5分差 7中央大・・・・トップから6分差
復路はほぼ勘です。ただし駒大は派手な走りはないものの、着実に順位を上げるはず。しかし東海大が9区で トドメを刺して届かない。復路の順大らしく粘り強く走るが、それ以上に粘るのが亜大。3位の日大を激しく 追い上げるが届かずに4位。山梨学院が落ちて、日体大が上がり6位。山学大の代わりに中大が7位へ浮上。 大手町では上記の通り。
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かくして、駒大の5連覇を阻止して、東海大が箱根初優勝という予想である。 有力6校というより、東海大・駒大・日大の3校の争いプラスアルファという感じ。
しかし東海大のこの充実ぶりを見るに、何で一度も優勝したことがないんだろうと不思議に思える。 どのストーリーで予測をしても、今年優勝するのが東海大にとってはもちろん、ファンにとっても、 テレビ中継にとっても一番しっくり来るような気がするのだ。9区中井翔太が最後の箱根で優勝して 感動しているシーンが目に浮かぶ。そして下級生の充実ぶりからすると、2〜3年の間は 東海大の黄金時代が来るような気がする。いずれにしても駒大卒のハラとしては悔しい予想だ…。 とにかく駒大の黄金時代は終わりを告げようとしている。今年で終わるのか1年先か? スーパールーキーでも入ってこない限り、来年以降低迷するのは目に見えている。
あと、今大会で注目しておくべきは何度かコメントでも触れたが、4区と5区の距離変更である。 4区の距離が短くなり5区の距離が延長されたのだ。何故にそうなったのかは分からないが、 往路の勝負を盛り上げたいメディア(読売)の思惑ではないかという気もしなくもない。 箱根のエース区間といえば花の2区。そして往路の準エース区間と云われていたのが4区だった。
特にスロースターターの駒大は、この4区を重要視して有力選手を配して来た。しかし今回から、 4区がいじめられて、最終の山登り5区が延長され、全区間中で最長区間となったのだ。
これにより明らかに区間の位置づけが変わった。5区は準エース区間どころか真のエース区間となり、 同時に往路のアンカーという最重要区間となった。実力があり、アップダウンに耐えうる柔軟性と、 気温差に耐えうる心肺能力、そして順位を決める責任感と勝負根性、これら全てが必要となるのだ。 だから真のエース区間とハラは呼びたい。事実、優勝候補の東海大はエース伊達を、日体大も エースの北村聡を、順大もエースの今井を、それぞれ5区にぶつけてきた。それと比べて駒大は、 昨年同様、4区で勝負して5区はその流れで凌ぐ戦法だ。この差がどうでるか注目である。
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さて、いよいよ明日、 というか、この日記を皆さんが読んでる頃にはスタートしているか、 往路優勝が決まっているかもしれません。
注目しましょう!正月の風物詩、箱根駅伝、 スタートです!!
060101 taichi
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