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- 2005年03月29日(火) ∨前の日記--∧次の日記
- ソニーよ、早くアップルと提携したら?

先日3月7日、ソニー会長兼グループCEOの出井伸之氏と、
社長の安藤国威氏、副社長の久夛良木氏が6月22日付けで退任することに伴い、
同社の新会長兼グループCEOにハワード・ストリンガー氏、
新社長兼エレクトロニクスCEOに中鉢良治氏の就任が発表された。

社内取締役8人のうち7人を退任という経営刷新は、
ソニーの凄まじい危機感と大変革の必要性を表している。




**********************************




出井ソニーに
トドメを刺したのはアップル?




02年第3四半期の営業損益が1161億円の大赤字となり、
03年4月にソニー株価が大暴落した「ソニーショック」。
ソニー失墜の根源は、本業のエレクトロニクス事業で利益を稼げなくなった事らしい。
消費者が多少高くても「ソニーブランド」に対価を払った時代は終わったのだ。

ブラウン管TV時代の盟主であり、「世界のウォークマン」のソニーであったが、
TVは液晶への移行が遅れ、「ハンディカム」「バイオ」といった
屋台骨を支えてきた花形商品も売れなくなってきた。

こうしたエレクトロニクス事業の不振を補っているのが、
プレステや映画・音楽などのコンテンツ事業であるらしい。

だからといって、今回の人事で噂されていた、プレステの生みの親で、
ソニー・コンピュータ・エンタテイメント社長であり、ソニー副社長の
久夛良木氏を社長にせず、エレクトロニクス畑の中鉢氏を社長にしたのは、
ソニー復活の鍵は、あくまで本業のエレクトロニクス事業にあって、
それはコンテンツとの融合の中で復活させるべきという方針だからだ。
その代表的なものが、アップルの「iPod」に奪われた
「ウォークマン」の市場を取り戻す
事であろう。



新会長のストリンガー氏も新社長の中鉢氏もこのように語っている。


「iPodは、ソニーが出すべき商品だった…」



03年の「ソニーショック」を受け、立て直しを図るべく、
中期経営計画「トランスフォーメーション60」を掲げた出井前会長であったが、
フラットパネルTVに注力してきたシャープの後塵を配し、そして昨年、
TVと並ぶソニーのエースであり、ソニーブランドそのものだった
「ウォークマン」が、アップルの「iPod」に制圧されてしまった。
ソフトとの連携、デザイン、機能性・・・エレクトロニクス部門での
ソニーのお家芸ともいえる部分で、完全に圧倒されたのだ。


出井氏は、
アップルにトドメを刺されて退いた、
といっても過言ではない。



なんとも皮肉である。



かつては提携を模索した相手に引導を渡されるとは…。





************************************






ソニー VS アップル





この2社はこれまでも数度、提携話が上がったり、
ライバルとして相まみえたり、何かとカラミがある。


その昔、ソニーとアップルは密接な関係があった。
例えば、3.5インチFDドライブの先駆けは、
ソニーがマッキントッシュのために開発したものだったし、
その他Mac製品にはソニー製のものがしばしば使われていた。





こうした関係を持っていた2社は、
当然の流れで資本提携を考える事になる。それが89年の頃。
その提携を当時の上層部に提案したのが出井氏だという。

しかしソニーは
一方で、米映画大手・コロンビアの買収も考えていた。
この買収は一旦は取締役会で否決されてしまうのだが、
当時のカリスマ経営者・盛田会長の一言で買収を強行。
映画好きの盛田会長の衝動買いで、アップルとの提携は合意寸前で破談。
有名な話だが、いやはやこれが破談になってなかったら、
と思うと、今の勢力図は全然変わっていたのかもしれない。




85年〜95年、創業者ジョブズが居ないアップルの10年間、
マッキントッシュのOSは基本的には何も進化していなかった。
Macユーザーの私は、歯ぎしりする思いでアップルを見ていた。
さらに、95年に互換機ライセンス事業を始めた事により、
互換機同士で少ない市場を食い合って、アップルは業績不振に陥る。

日本においては、95年に出井氏がソニー会長就任後、
97年に発売した「バイオノート505」が市場を席巻した。
特に、満足のいくノートに恵まれないMacユーザーが、
こぞってバイオノートを購入していったと思われる。
日本ではこの時、ソニーがアップルに引導を渡しかけたのだ。


情報元は確かではないが、
アップルCEOのジョブズは大のソニーファンで、
バイオにMacOSの搭載を持ちかけた事があったとか…。


同97年、アップルは何とマイクロソフトと業務提携して、
Mac版OfficeとIEの開発を依頼する。
そして赤字の互換機ライセンス事業を打ち切った。





アップルがPC市場で復活したのが98年、
「iMac」を発表してからである。つづいて「iBook」も発表して、
PC市場はソニーとアップルの2強状態になった。

そして2001年、アップルから
HDD携帯音楽プレーヤー「iPod」が発売される。
この時のソニーは、自社規格のMDに固執して完全に出遅れた。
さらには、アップルを追って出された「HDDウォークマン」も、
やはり自社規格「ATRAC」に固執した商品で伸び悩んだのだ。





それ以降、現在に至る経緯は周知の通りだが、2002年頃、
実はソニーの出井会長とアップルのジョブズCEOが、
音楽ダウンロードを含めた相互戦略や一般技術の位置づけについて、
何度も会合して話し合っていたらしい。



それに関して出井会長は、
「ジョブズと仕事をすることは悪夢」と云いながらも、
「ウチの社内のジョブズに似た人物(プレステ生みの親・久夛良木氏)
となら、面白い事が出来るかもしれないけど…」
などと語っていたらしい。
さらには
「アップルとは緊密に仕事をしていきたい」とも語っていたとか。

経営的視点ではジョブズとは合わないと思いながらも、
やはり目指すところは一緒だという思いが見て取れる。



今年1月のMac World EXPOでは、
ジョブズCEOの基調講演のステージ上に、このたび退任となってしまった
ソニーの安藤国威社長が招待されて壇上に上っていた。
「ソニーが自信を持って作るハードと、アップルが家庭のユーザーでも
簡単に楽しめるアプリケーションを作って行くことで、HDが家庭内でも
(作る)楽しみが味わえるものとなる」と安藤社長は話したらしい。

そして先月、次世代DVDについて、
アップルがソニー陣営のブルーレイディスクの支持を表明。




iPodで引導を渡されたソニーの復活策は、
アップルへの対抗ではなく、アップルとの提携しかないっ!
こういう流れからも思っていたのだが…
出井氏も安藤氏も去り、ジョブズに似てると云われる久夛良木氏も
副社長の座を退き、子会社のSCE社長のままとなった。



つかず離れずのこの両社、
やはり、提携という選択肢は無いのだろうか?




************************************




やっぱ、ソニー & アップル!







悪い事は云わないから、
提携しなさいっ!
と、いち消費者として云いたい!



何だかんだ言って、この日米の企業は、
「モノづくり」に関して同じポリシーを持ち、
同じ空気感のブランド力を有し、
同じ顧客層をターゲットにしている。

両社ともガレージの工場から始まった会社だ。
モノづくりに対する情熱は、他の電機メーカーの比ではない。
情熱が故、両社とも「信者」とも呼べるファンを有する。
おまけに、壊れやすいとこまで一緒だ苦笑…。




アップルが「モノづくり」を忘れたのは、
スティーブ・ジョブズが居ない10年間であった。
アップル不遇の10年である。


ソニーは今、アップルが経験した10年間と同様の時期にある。


出井氏は確かにカリスマ経営者としての手腕を発揮し、
経営的にはグローバルな視野でひとつの成功を収めたものの、
久夛良木氏のSCEの子会社化に代表されるように、
技術屋達を閉じ込めてしまったのが失敗であった。

自社規格に固執した商品戦略、ブランドにあぐらをかき、
表だけソニーブランドで中身は他社製品という商品の乱発。
自前で創るとコスト高だといって、TV用の液晶パネルを
韓国のサムソンから買ってる場合じゃないぞ!シャープを見ろ!
基本に戻って液晶に命をかけたからこそ復活したんだ。

さらにはアフターサービスの手抜きなど、
かつてのソニー魂のない箱だけのブランドが
徐々に剥がれてしまった結果である。




ユーザー視点に立った技術開発こそが、昔のソニーであった。
この「モノづくり」哲学の出発点はアップルと同じである。





今の時代は、ハードとソフトを切り離しては儲からない時代。
アップルは元々、ハードもソフトも創ってきた会社で、
両者の融合という意識は高い。それがカタチになったのが
「iPod」と「iTune Music Store」だ。

ソニーは、コンテンツ畑出身のストリンガー氏と、
技術畑出身の中鉢氏の起用により、両者の融合を図ろうとしている。





だったら、
ターゲットも理念も方向性も同じならば、
互いに手を結んでしまいましょう!




●ソニー・ミュージック・エンタテイメントが協力して、早く
「iTune Music Store」で邦楽もダウンロード可能にしてよっ!
●でもって、「HDDウォークマン」が「iTune」と連携できたら売れるよ!
●「MacOSX」搭載の「バイオ」を出してよ!
●「プレステ」が「Mac」で動いたら衝撃的ですよ!
●「サイバーショット」や「ハンディカム」が「Mac」に直接つなげたらすごいよ!




似たもの同士だからこそ競い合ってきたならば、
ソニーとって出直しの今こそ手を結ぶ時!


なんだかんだ云って、今まで近いところにいて、
お互いに気にし合ってきてんだから…






ライブドアとフジテレビより
こっちの業務提携の方が数倍見たいぞ!



※ちなみに全く余談だが、米アップルの日本法人、
アップルコンピュータ株式会社の代表取締役は
以前、ライブドア代表取締役兼CEOだったそうだ。




050328
taichi

...
- 2005年03月27日(日) ∨前の日記--∧次の日記
- YUKI、悲しみ乗り越える歌声。


今月上旬、1歳11か月の愛息を亡くした
元ジュディマリのボーカル・YUKI。

YUKIは体調を崩して仕事を休んでいたが、
25日、埼玉の三郷文化会館で、
全国ツアーをスタートさせたとのこと。

冒頭でYUKIは愛息の死に触れ、
「33年間生きてきた中で一番つらかった」
とファンに報告。
「いつまでも心に留めて、
私の中に生きている天使と歌います」

と涙をこらえて話して、全20曲を熱唱した。

(3月26日/スポーツ報知より要約)





YUKIが再び歌い始めた。



だからといって、立ち直っているわけがない。
ファンのためかといえば、それが全てではないだろう。
「歌うしかない」という気持ち一つで、ファンの前に出てきたのだ。


一体どれぼどの衝撃が彼女を襲って、
どれほどの悲しみをこらえて
ファンの前で歌っていたのだろうか。
とても想像が出来ない。





********************************





先日18日、
「YUKIの愛息突然死」
のニュースは、
ファンのみならずショックであったに違いない。



==============================
※YUKIと夫・元「真心ブラザーズ」のYO―KINGの連名直筆メッセージ
YUKI HP←「INFO」内の「ファンの皆様へ (2005.3.17)」を参照。
==============================




YUKIは33歳。私と同年代である。
心の支えとなる存在を持ち、それをベースに自分の生き方を固める歳。
愛息と夫と歌が、自分のアイデンティティとして確立していたであろう。

事実、YUKIも2003年4月に子供を出産して、最近では
「子供が生まれて音楽も生活も気持ちもすべてが変わった」
と、よく愛息の話題を出して語っていたらしい。




子供、恋人、親…、このような存在が、
ある日突然消えてしまうって、俺は想像したくない。


YUKIは前述のメッセージの中で、
1歳11ヶ月…2歳の誕生日寸前の愛息との別れを
このように語っている。




「いつも通りに元気に過ごし、いつも通りきげん良く、
いつも通り、『おやすみ』と言ったままの突然の別れでした」




交通事故みたいな突然死ではない。原因不明の、
乳幼児突然死症候群(SIDS)とみられているらしい。
立派な病名がついているものの、前触れも無く予防のしようも無く、
赤ちゃんが突然死んでしまうのだ。なんという病気だ。
こんな理不尽な死ってあるだろうか?



夫の元「真心ブラザーズ」のYO―KINGも
23日からのツアーを中止しており、
全面的にYUKIを支えていくとのこと。

彼もつらいだろうが、こういう時は、
傍に居て、二人で支え合っていくしかない。

夫、がんばれ。




****************************




ハラは、ジュディマリの頃からYUKIは好きだったが、
ソロになってから、それまでとは別の方向へ進みつつ
さらにイイ感じになった気がする。


前回の「2005年02月10日(木)AIR最新シングルオムニバス紹介第3弾!」
の中でラインアップした「JOY」には、力を与えてもらいました。


あの曲は独特の詩世界で女の子の揺れ動く感情を表現しているようで、
実際は男女関係なく、人間の正直な心の中を現していると思ってます。そして
「どんなに離ればなれでも、二人をつなぐ呪文は『JOY』」
と締めている訳で、前向かなきゃって気持ちにさせてくれます。



この曲をタイトルにしたアルバムを引っさげ、
全国ツアー前に彼女を襲った悲劇。
本来、長期休業してしまってもおかしくない事態だと思う。


やりばのない想像を絶する悲しみにもかかわらず、
休まずに歌い始めたYUKI。



彼女を奮い立たせる応援のコトバは、
彼女自身のコトバだ。。



======================

短い夏が終われば秋が来て寒い冬がくるように
私はどんどん変わってく
はにかんだり 舌をだしてみたり さびないわ
目の前の大きな岩壊すセンスは磨かれているのかしら


あなたがくれたすてきなこと
胸にしまってる光と影
いつかは誰かと言う セイ・ハローグッバイ
みのらなくても大切なこと

私が見てきたすべてのこと
むだじゃないよって君に言ってほしい
人は誰かとかかわる ハローグッバイ
ちから漲るよ わなわなと
巡り逢うよベイビイ


「ハローグッバイ」より
(作詞/YUKI&蔦谷好位置)

======================





「さよならから始まることもあるのです」



というのは、
この曲のリリース時のYUKIのコメント。



今すぐにはとてもそう思えないだろう。
なんといっても、失ったのは自分の愛息なのだから。


しかし、こうして歌い続けるうちに、
いつかまた「始まって」ほしいと願う。


そしてまた、YUKIらしい
世界観あふれる詩と曲を届けてほしい。




ご愛息のご冥福をお祈りいたします。




050327
taichi


...
- 2005年03月26日(土) ∨前の日記--∧次の日記
- イラン戦の反省と、バーレーン戦予想布陣。

「アウェーの重圧が・・・」
「決定力が・・・」「システムが・・・」


サッカーというファジーなスポーツについて、試合後に原因や結果の
分析をするわけだが、素人目にはどれも結果論にしか聞こえなくも無い。
しかし昨日のイラン戦、リアルタイムにはっきりと感じたことがある。




■FIFAワールドカップ・アジア地区最終予選・第2戦■

 イ ラ ン ( 2 − 1 ) 日 本




後半30分の失点時、
チーム全体が一瞬
考え事をしていた
かのようであった。
個々の思考回路が一瞬止まっていた。

団体スポーツの経験者なら分かるだろう。チームというものは、
11人の個々の意志とは別に1つの意志を持っているものだ。



互いの1点目は、同じような展開であった。
お互いに力で泥臭くもぎ取ったような1点。

後半21分に福西のゴールで追いついた。
2点目は、ミスをした方に転がるはずだった。
日本でいえば、同点後の10分間。
同点に追いつかれたイランは、12万人観衆のどよめきが、
逆にプレッシャーとなり明らかに空回りしていた。

しかし、そこで追加点を奪えなかった日本は直感的に
「引き分け狙い」が頭を過ぎった。その隙を狙われた。



後半30分、フリーでマハダビキアにボールが渡る。
急いで福西が詰め、右から慌てて三浦が行ったところ、
その裏をついて右サイドへ抜けるカリミにパスが出る。
カリミを一瞬追いかけた宮本は、中沢に託して中へ戻る。
中沢が当たりに行く前に、カリミはクロスをあげた。
中央に残っていたのは右サイドの加地1人だったが、
球を追って人を追わず、すぐ後ろのハシェミアンを
完全にノーマークにしてしまった。



すべてが後手後手だった。
拮抗している試合で失点するのは、得てしてこういう時である。
獲るべきタイミングでもぎ取ったイランに軍配が上がった。



*****************************



【1】ディフェンスについて



「4バックは失敗だったのか?」という議論がある。

そもそも、何故4バックを採用したかというと、
A.中田・中村を第2列で併用したい。
B.1トップのダエイを宮本・中沢で止める。
C.あくまで両SBのサイド攻撃を活かしたい。

こういうことだったはずである。あくまで攻撃優先の布陣だ。


B.に関しては、実際ダエイとハシェミアンの2トップであった。
だからといって、3バックにすべきだったかというのはない。
あくまで結果論としてハラが思ったのは、
やはり、アウェーで
泥臭く引き分け狙いで
行くべきではなかったか、
ということ。


トルシエの時からそうだが、
組織力が未成熟な日本では、決して強くない。

あくまで日本は、組織力と戦術が伴ってこそ、
FIFAランク通りの強さを発揮できるチームなのだ。
欧州勢などの世界的能力をもった選手がいるといっても、
個人技で打開できる選手というのは、強いていえば中村だけだ。
日本人というのは、目的を明確に与えられた上で相手との連携の中で、
その役割において高い能力を発揮するわけである。

それが出来ていない以上、アジアでそう簡単には勝ち抜けない。
それを念頭に置いた上で、アウェー戦らしく守るべきだった。
(その代わり、高い位置での攻撃的な守り)
特に前半は、全く中盤の高い位置でボールがとれなかった。
空中戦はことごとくイランにやられていたし、こぼれ球も拾えなかった。
本当に強いなら、もう少しチャンスメイク回数が多くてもよい。



イランにはチームを引っ張る突出した選手がいる。
高くて強いダエイ、ドリブルに長けた「イランのマラドーナ」カリミ
高原と同僚の、突破力とシュート力がある右MFマハダビキアなど、
コイツにだけは仕事をさせなければ・・・という選手がいる。
このような選手がいるチームは、その選手をつぶせば全体の歯車が狂うもの。

逆にイランは中村をつぶしに来た。その代わり中田が動くのだが、
前半は玉田へのスルーパス以外全体的にチグハグであった。

日本もそれぐらい、イランの中心選手をはっきりと
つぶしに行く目的をもった選手配置。
をするべきであった。

イランのチャンスは殆ど、カリミとマハダからだったではないか。
この二人を止める選手は誰だったのか?
カリミは福西と小野、マハダビキアは三浦だと思うが、
守備職人を起用するなど、人選からもっと徹底すべきだったと思う。

こう考えていった結果、
やっぱりイランに適していたのは、
3−5−2の3バック
だったのではないかと思うわけである。
あくまで結果論であるが・・・。



****************************



【2】オフェンスについて


とにかく玉田がいまひとつだった。ボールが足についてない感じ。
滑りやすいピッチが最後まで気になっていたのか・・・?

やはり、ディフェンスと同じで中途半端。
攻撃より布陣で臨んだにもかかわらず、不発だったのは痛い。

原因はボールを取る位置が後ろ過ぎたのだ。
ボランチの小野・福西と、中田・中村の間に距離があった。
さらには、SBの三浦・加地も上がってこれない。
小野・中村・中田でパスを回しながら近づいていって、
FWやSBに決定的なパスを出す展開が見られなかった。
オフェンス寄りの布陣でありながら、
意識が守備的だったのが中途半端
なのだ。

もっと守備的に引いて、小野のようなロングシュートを
中田も中村も遠めからどんどん放つべきであった。
相手DF陣を前へ誘い出した方がよかったと思う。
程よく日本も攻め気味だったので、イランDFが引いていたため、
玉田が走り込んで中田がパスを出せるようなスペースが、
なかなか出来なかった
気がする。

しかし最近の福西は、攻撃面でイイ働きしてるな〜。




****************************



【3】中田について


さて、賛否両論別れる中田であるが、どうだろうか?
ハラも久しぶりに中田のプレーを見たが、
正直言って落胆どころではなく、「さすが」と感じた。

そう感じたのは、オフェンスよりもディフェンス面である。
どこにでも現われて、誰よりもボールを奪っていたのは中田だ。
狡賢く体を入れて、相手を倒しながら止めていたのは中田だ。
献身的な守備という表現が当てはまる。素晴らしかった。

しかし、オフェンス面では、以前のような輝きはない。
ゴールに近い場所でのプレーは誰よりも落ち着いていて、
鉈のような切れ味のパスは変わらないのだが、
何か精度がイマイチ落ちた気がするのと、やはり連携が悪い。
前半にボールを奪われた時があったが、昔はめったに見られなかった。
全盛期の時のような、キラリと光るパスが見られない。
例の重い股関節痛が、中田の何かを奪っていった気がする。

とにかく中田には復活してほしい。
昨日の試合を見て思ったのだが、やはり存在感が断然違う。
強いし倒れないしボールを奪われないというのは、
何よりもチームに安定感を与える。
攻撃や守備に直接貢献しなくても、安定感を与えてくれるだけでもいい。
それだけで、他の選手のプレー精度が変わるからだ。




****************************




【4】バーレーン戦について



さて、5日後の30日はもうバーレーン戦である。
昨日の一敗はあくまで「想定内」だとしても、
埼玉スタジアムで行うホームのバーレーン戦は、
絶対に負けられない。昨日のイランと同じである。
昨日負けている以上、引き分けでもダメだ。

カウンターを武器にしているバーレーンにとって、
がむしゃらに攻めてくる相手は調度いい。向こうはやりやすいはず。
アジア杯では、鋭いカウンターで日本から3点を奪っている。
MFのM・フバイルやボランチのサルミーンから、
FWのアリへとつながるホットラインは要注意である。

しかし、攻めて点を取るしかない以上、我が日本も
クールに袋叩きにする感じで、どんどん攻めていくしかない。
少ない人数で、1人につき2タッチ以内でパスをつないで、
必ずフィニッシュで終わらせることを心がければ、相手のカウンターも怖くない。
攻撃と瞬発的なカウンターディフェンスのバランスを取るボランチが鍵。



=========================
■予想布陣(3−5−2)

GK・・・・・・楢崎
CB・・・・・・宮本
CB・・・・・・中沢
CB・・・・・・田中
ボランチ・・福西
ボランチ・・中田英(←これってありじゃない?)
2列目左・・三都主
2列目中・・中村(←俊輔ってやっぱり真中!)
2列目右・・小笠原
FW・・・・・・高原(←久保ってどうしてるんだろう?)
FW・・・・・・玉田
=========================


ヒデ、俊輔、三都主の2列目も悪くない。
カウンター対策で3バックにする。劣勢ならば、
途中から田中に代えて加地投入で4バックにするのもあり。




現在勝ち点は3。残り試合は4試合。
W杯切符獲得に必要な総勝ち点は12。(11でも可能性はある)
残り勝ち点9をもぎ取るためには、3勝1敗以上が必要だ。
次の試合に負けたら、自力突破に向けて後が無くなる。


来週30日(水)は必勝だ!!




050326
taichi

...
- 2005年03月23日(水) ∨前の日記--∧次の日記
- ダックス・イン・ザ・パーク11、 3/21『井の頭公園編 』vol.1

先日、会社の後輩の女性2人が
にやにやしながら、俺に包みを差し出した。


「ハラさん、これ、プレゼントです!」
「え?何?今日は何の日?」
「いいから開けてください!」


包みを開けると、
中には子犬用の服が入っていた。
俺がお礼を云うと、
女2人は、あやしげに微笑み返した。


「ハラさん!是非、犬にそれを着せて、
公園で散歩してくださいっ!約束ですよ!
写真も撮ってきて下さいねっ!ウフフフフ・・・」










さて、さっそく
ウチのお嬢(=ミニチュアダックス♀10ヶ月)
に着せてみましたところ・・・


何なんでしょうか、このラブリーさは?

30超えた男が、これ着せて、公園を
連れて歩けるかっ!!


これは人間で云えば、男の視線を釘付けする
露出度の高い超攻撃的な服だと思うのだが・・・


これ着せて、公園・・・

女2人のプレゼントは、
嫌がらせ確信犯辱めネタ
であったか・・・






・・・だったら、受けて立とうじゃないか!

ということで・・・









公園行きましたよ!

ラブリー服着せて




文句あっかっ!






しかし、超はずかしい・・・







真横から見た感じです⇒












先日、『わんこが、くるぢょ』
harupuさんから頂いた服も
公園デビュー!!





実は、この後、
何やら、水溜りみたいなところに
飛び込んでしまい、服がびしょびしょに・・・
シクシクシクシク・・・

只今洗濯中です。






****************************************






今日はこちらにお邪魔してます。

東京・吉祥寺にある
井の頭公園です。



さて、
この公園にも犬連れの人々、
休日を満喫するファミリーが
沢山いらっしゃいます。

さあ、営業開始!








【営業1件目】

さっきのラブリーコスチュームのまま
さっそく通りがかりの柴犬とトイプードルに
営業かけてます。お嬢は営業大好き。

お嬢の勢いに、
柴犬は完全に気圧されてますね。
腰の落とし方といい、
いい下半身のバネをしてます。


相手の懐に飛び込む姿は、まるで、

あのヤワラちゃんが
背負い投げに行く時の、
往年のスピードを
彷彿とさせます。







さらに、どんどん
公園の中をあるいていきます。









【営業2件目】

公園内には、ゴザを敷いて出店を
出してる人達が沢山いました。


お嬢が興味深げに寄って行くと、
お店の人につかまりました。








この日は快晴。暖かい陽気で、
とっても気持ちよかったです。








梅の花が咲いていました。







梅の花の下で、
お嬢とツーショット。







お嬢です。

人も犬も好きなので、
とても楽しげに見えます。



さて、後半戦は、犬専用ページ↓
「DACHS IN THE PARK」の
『ダックス・イン・ザ・パーク12
3/21井の頭公園編 vol.2』


に移って、お嬢の怒涛の営業攻勢を
じっくりご覧ください。







SPECIAL THANX!
Photograph by"NOTE"


050323
taichi






...
- 2005年03月21日(月) ∨前の日記--∧次の日記
- 「竹島の日」に韓国逆ギレ「対馬の日」

3月16日、島根県議会で「竹島の日」制定条例案が可決された。

これに対抗、というか抗議の意味だと思うが、
韓国の慶尚南道、馬山市議会は18日、長崎県対馬を取り上げ、
6月19日を「対馬の日」と定める条例案を可決。

1419年6月19日に、朝鮮軍が馬山浦を出発して対馬に遠征。
対馬島を征伐し、慶尚道に隷属させたことにちなんだらしい。

馬山市議会は「対馬島は対馬島征伐以後、慶尚道に隷属し確かに
韓国領土となった。対馬島隷属以後この地を日本に引き渡した
事実がない以上、歴史的にも国際法上も韓国領土である対馬島の
故土回復運動に出ることは、至極当然な我々の権利である」

とコメント。(東亜日報より)




*****************************



すごい。

行政の公式見解で、こういう屁理屈が平気で飛び出だしてくるのが、
韓国らしい。おそろしい。またそれくらいキレているということだが。


ともあれ、島根県の「竹島の日」制定は、
ある意味島根県の思惑通りに韓国をキレさせて、
日本政府を慌てさせている。




以下、韓国のキレっぷり。

●ソウル市議がカッターナイフ
=「竹島の日」条例案に反対−島根県議会前で

(時事通信) (16日11時2分)
●【竹島の日条例案可決】韓国・慶尚北道、島根県と断交宣言
(中央日報) (17日17時56分)
●竹島条例「第2の侵略」 盧政権が対日路線転換
(共同通信) (17日22時53分)
●全身に火を付け抗議 ソウルの日本大使館前
(共同通信) (18日16時52分)
●冬ソナ舞台が交流延期…姉妹都市・防府と
(読売新聞) (20日0時2分)

etc.etc...

****************************





さて、「日韓友情の年」に、
最悪の展開を見せているこの「竹島問題」、
どうしたらいいのでしょうか?










****************************





1.
そもそも、本当にどっちの領土?




それはとにかく、下記のホームページを読んでください。
日本が主張するべき歴史的事実の全てが完璧に載っています。

田中邦貴氏の「竹島問題」ホームページ


以下、田中氏のHP資料を参考にしています。

=============================
(1)竹島をめぐる変遷

1656年、江戸幕府による松島(現・竹島)への渡航許可
1905年、松島を正式に竹島と命名し、島根県告示により竹島の編入が決定。
1946年、終戦後、GHQ覚書にて、竹島を日本の行政権・漁業権から外す
1951年、サンフランシスコ講和条約に調印(韓国領土に竹島は含まれず)
1952年、韓国・李承晩大統領、竹島の海洋主権宣言(「李承晩ライン」)
1952年、日本、上記への抗議。
1954年、日本、韓国に国際司法裁判所への付託提案。→これを韓国が拒否。

以降、韓国が沿岸警備隊の配属、灯台、無線電信所設置など実力行使による
不法占拠を続けており、これに日本が抗議を続けている。
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(2)ポイントは?


●江戸時代の資料の不確かさ
(双方の解釈にズレ)

●韓国には、竹島の正確な地図は無かった
(←実効支配論に疑問)

●1905年、竹島編入決定について、歴史的背景による両国の解釈の温度差。

●GHQが竹島を日本の行政・漁業権から外した事
(←コレさえ無ければ…)

●上記覚書を根拠に、当時の韓国・李承晩大統領が、竹島の主権を宣言。


→ここから問題が始まる。

→GHQの覚書は、行政権・漁業権についてだけの「暫定措置」であり、
 最終決定ではない。その旨の但書も付記されている。
(竹島・北方四島同様に外されていた小笠原と沖縄は返還済)
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どちらの固有の領土かは、慎重な意見交換と議論がなされるべき。
それぐらいややこしい。
上記の「竹島問題」というHPを見れば、どう考えても
日本領土だという気がするが、確固たるものではなく、解釈によっては
韓国側にツケ入る隙を与えるところもあり、綱渡りな主張である事も確か。

しかし大切なのは、こういう実証的な理論に基づいた解決を探ること。
このような意見交換の場を両国はしっかりと持つべき。
そこで、日本は正々堂々と竹島の主権を主張してほしい。







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2.
日本の弱腰の理由。




日本政府にとっては今、北朝鮮問題と日韓の団結が
何よりも優先事項なのであろう。

しかし、
今回の島根県の決定は、長年の政府対応に対する不満が
頂点に達した結果である。
「竹島の日」制定は「韓国に対して」の抗議以上に、
「弱腰政府外交に対して」の抗議であろう。

竹島は2つの岩からなる人の住めない島である。
同じ領土問題でも、政府はこのちっぽけな島より、
北方四島を重視してきた。

しかし、古くからこの島の海域での漁業で生計を立ててきた
島根の人達にとっては、ちっぽけな問題では無かったのだ。
だが、政府は竹島問題については「日本の領土だ」と主張を
するのみで、実効的な活動は県の標識を島に立てたことだけ。
またそれ以上に、私も含め日本国民があまりに無関心であった。

このような土壌に起因する問題も含めて、
何故に日本はこれほどまでに弱腰外交なのか?




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(1)
侵略されたことのない日本人は
領土問題意識が希薄。



実はハラも、今回の事件があるまで、竹島については、
ニュースのヘッドラインを覚えているぐらいの知識しか無かった。
対して韓国人は、知らない人の方が少ないという。
日本の抗議を浴びながら韓国で発行された
「独島(=日本名・竹島)切手」はソッコー売り切れたという。
日本で同様の切手が販売されたら、果たして売れるだろうか?
こういう土壌に、日本政府の弱腰の一因もある。
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(2)
日本は「経済問題」、韓国は「政治問題」



1954年から存在する竹島問題が、今これほど注目されているのは、
1996年2月に政府が「EEZ=200カイリの排他的経済水域」
の設定方針を閣議決定したことに遡る。
1905年竹島併合100周年というのもそうだ。

その方針の中で、日本の200カイリラインはちょうど
韓国・鬱稜島と、竹島の中間に引かれたのだ。これに韓国が反発。
「竹島は韓国領土だ!おかしい!」と。

日本にとってここ十数年の「竹島問題」とは、
EEZ(200カイリの排他的経済水域)と絡んだ「経済問題」として
捉えられる事が多かった。
しかし、韓国にとって「独島(=竹島)問題」とは領土の懸案であり、
完全に「政治的な問題」として国家をあげて取り組まれている。

おそらくこれで日本政府も国民も、政治的問題として
認知するでしょうが(私もそうでしたが)、
こうした両国の温度差の違いは、前述の侵略されたことのある国と
そうでない国の違いとして明確に現れている気がするのだ。
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(3)日本の永遠なる「負い目」意識と
 秘かな「愛国心」。



日本は過去、侵略戦争を起こし、中国・韓国を始め、
東南アジアの多くの諸国に多大なる被害と精神的苦痛を強いた。
…と、ハラは中学の歴史と高校の歴史で、そのように学んた。
中学の社会の先生は、私たちに教科書には無い写真を見せて、
「日本はこのような過ちを犯していたんだ」と教えてくれた。

「竹島問題」は、韓国にとって、日本の歴史教科書問題や
謝罪問題、首相の靖国参拝問題と切っても切り離せない。
戦争を知らない世代の日本人で、謝罪要求を繰り返す各国に対し、
「どれだけ、いつまで謝罪すりゃいいんだ!」
と感じている人もきっといるだろう。
しかし、幾ら外交で謝罪のコトバを並べたところで、
歴史教科書で「植民地政策が朝鮮の近代化に寄与した」
とか云ってては、コトバだけの謝罪に過ぎないのだ。

「竹島の日」は「第2の侵略」だ、と韓国政府は云っている。
しかし、実証的考察に基づく固有領土権の真相究明と、
過去の謝罪や損害賠償問題とは本来別の問題であるはずだ。
しかし、その問題に対して韓国とは、上記のような正論をもって
話し合えるレベルには無い。根強い感情があるのだ。

「竹島問題」を解決するには、一方で戦争責任を認めること。
表面だけのコトバ遊びではなく、教科書にしっかり記述する事。
これまでの「原爆の被害国」というアピール以上に、
この事を諸外国へしっかりと表明する事。
そして、しっかりと謝罪をした上で、
はっきりと別の問題として竹島問題に取り組み、
韓国に日本の主張を堂々とするべきである。

このことなしでは、絶対に前へは進まない。でなければ、
すべての外交事項が戦後の謝罪&賠償問題と絡んで扱われる。
永遠に「負い目」意識の中途半端な外交政策しか出来ない。


「竹島」を「歴史」と切り離すこと。

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3.
それにしても韓国は
感情に溺れ過ぎ。






これまでを踏まえた上で韓国である。

「竹島問題」については、日本は少なくとも
根拠の無い事を主張をしているわけではない。
歴史資料に基づき実証的に固有領土の理由を説明している。
議論とするべきは、歴史資料の解釈の違いについてだ。

しかし韓国は、その議論を放棄して、何から何まで、どこまでも
日本の過去の侵略にこじつけて理論を展開している。




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(1)
韓国は、「日本の韓国侵略は、
1910年の韓国併合ではなく、
05年の竹島編入からである」
としている。




1905年2月22日の島根県公示による竹島併合は、
当時、外交権が無いに等しい大韓帝国から日本が
「強奪」「侵略」したものだ、という見解を韓国は示しており、
このように韓国の教科書にも書かれている。

1900年から10年までの歴史解釈は難しい。
日露戦争が開戦して、1910年の韓国併合まで、
日本がどのように朝鮮に実際的な影響力を及ぼしていったかは、
単に日韓協約制定の流れを見ただけでは分からないが、
日時だけ追えば竹島編入時点では、まだ韓国に外交権はあった。

権利があったのに、韓国が主張しなかっただけとする日本と、
すでに日本の影響下にあり、逆らえなかったとする韓国。
これだけなら、韓国の主張の方が分があるかもしれない。

しかしそうなると問題は、そもそも、
その時点で韓国が竹島を実効支配していたのかどうかだ。
こうして歴史解釈の問題へと戻っていく。



その点については前述の通り、韓国の竹島実効支配については
かなり怪しい感じである。詳細な地図も存在しない。

そもそも固有領土でないなら、日本の竹島編入は侵略でも何でもなく、
歴史の流れに基づいて明治政府が決定しただけのこととなる。

つまりは、「今の韓国が日本の侵略の歴史にかこつけて『竹島も侵略だ!』
と論じているだけにすぎない・・・」と、このような主張も可能だ。



いずれも微妙であり、根拠に基づいた主張である。
それゆえ議論が必要で、保留事項であるにもかかわらず、
「強奪」「侵略」という言葉を殊更に用いて表現しているのは、
韓国側の感情に任せたコトバの暴力である。


過去の日本への感情は分かるものの、
竹島について、それとひと括りに決め付けたような
云い方をされては、議論が出来ない。


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(2)
韓国は、1954年に日本が
国際司法裁判所への付託を提案した
にもかかわらず、これを拒否して、
実力行使による不法占拠をしている。




韓国に最も云いたいのがコレ。



1952年のGHQによる覚書での竹島行政権・漁業権放棄を、
韓国は「日本の竹島への主権放棄」と捉えているが、これも解釈が異なる。

前述した通り、GHQ覚書には付記事項があり、
あくまで、暫定的措置で最終決定ではないというものである。
それ故、竹島や北方4島と同様に外されていた
小笠原諸島と沖縄は、日本固有領土として返還された。
竹島も同様に返還されるべき固有領土だというのが日本の主張だ。

韓国は1952年のGHQ覚書にて竹島が外されたことにより、
1954年の李承晩ライン制定で、韓国固有の独島(=竹島)が
戻ってきたのだ、という主張である。

いずれにしても、双方ともども根拠があって領有権を主張している。
とりわけ日本は「負い目」があり、戦争に負けたにもかかわらず、
闇雲に領土主張をしているわけではないのだ。固有の領土を返す
という約束に基づいて、固有であった領土を述べている。

この主張を「侵略」だと云われるのは、今の日本人にとっては
甚だつらいところである。
「侵略」とは切り分けて欲しい。

だからこそ、1954年に日本は国際司法裁判所への提訴を
提案した。当事者同士では冷静な議論が出来ないとの判断だ。
これは正解だと思う。結果がどう出ても従わねばなるまい。
しかしこれを韓国は拒否したのだ。

それ以降、警備隊配備や各種施設を設けるなどの実力行使をしている。
そして韓国政府・海洋水産部では、この実力行使を以って、
『領有権は歴史的な事実と国際法上の領土主権確立の核心要件である
「実効的支配」によって確固不動です』
とコメントしている。

⇒「独島に対した韓国政府の基本立場」(韓国・海洋水産部)






司法の下にさられるのを拒否して、
実力行使で竹島の領有権を主張する韓国。

「第2の侵略」と日本に云う以前に、
よっぽど韓国の方が「侵略」しているような気がするのだが。


感情に任されては、議論が出来ない。
そもそも「議論にすることでは無い」とする姿勢はおかしい。
日本は竹島領有権について根拠ある主張を持っている。
韓国も確固たる実証的な主張があるのなら、
少なくとも国際司法の場に出てきてほしい。


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4.最後に。





ここ数日のヨン様は、ある意味かわいそうであった。
韓国マスコミに竹島問題を問いただされ、
やんわりとかわそうものなら、ネット上で批判された。

それを受けて21日に、自身のホームページ上で重い口を開いた。
「独島(=竹島)は韓国領土」と答え、その上で、
「だれの領土かという一言で実際に変わることは何か、
真の解決のためにどんな役に立つのか、冷静に考える必要がある」

と述べ、踏み絵を強要し、感情対立をエスカレートさせる現状に
懸念を示した。
⇒<ペ・ヨンジュンさん>領土の線引くより、心の線つなげたい(毎日新聞 3/21より要約)



この記事を読んだ時、
「ぺ!やるじゃねーか?!」
と思った。
こういうコメントを日本のタレントで出きる奴がいるだろうか?



「竹島は韓国領土」という主張は、韓国人だから本心だろう。
しかし、あえて云いたくなかったはずだ。それが上記のコメント。
そもそも「日本領土」と云うわけがないのは、分かりきっている。
それにもかかわらず、韓国マスコミもネット上の韓国国民も、
ぺ・ヨンジュンの口から言わせようと、ある意味脅迫したに近い。


少し気の毒ではあった。






また、韓国の盧武鉉大統領が、
20日にライス米国務長官と会談した際に、
竹島や日本の歴史教科書をめぐる問題について詳しく説明して、
暗にアメリカの同意を取り付けようと試みたものの、
ライス長官はノーコメントで、完全にスルーされたらしい。


あたりまえだ。





ぺにしてもライス長官にしても、
中立的立場の人が語る「独島(=竹島)は韓国領土」
というコトバを集めたい韓国マスコミの報道の現われ。
そのコトバを集めて日本にぶつけたい一心なのだ。

つまり、
それぐらいキレていて、それぐらい感情的になっている。
これで日本が逆ギレしたら、韓国人は目が覚めて
冷静になってくれるのだろうか?

それともやはり?・・・・。








『日韓友情の年』


日本は過去の謝罪・賠償問題を解決させ、
韓国には国際司法の場に出てくること。
お互いに腹を割って話し合い、云い合い、
今現在の感情的で危険な事態を乗り越えて、
万が一に、これらの問題が解決に向かったとしたら、
これ以上ない、本当の『友情の年』となるのだろうけど・・・。




050321
taichi


...
- 2005年03月20日(日) ∨前の日記--∧次の日記
- 今この音に、耳を掻き回されてます

その音は、コレ↓



ファンタスティック
プラスティックマシーン

Sound Concierge 404
"Electric Carnival"




今、この音で耳をやられてます。

F.P.M(=Fantastic Plastic Masine)は、
『LesPlus』というベストアルバムは
持ってましたが、
この『Sound Concierge』シリーズは
まだ聞いた事がありませんでした。


昨年7月発売されたのが、
この第4弾『 404"Electric Carnival"』。

やっと、
ひと月前ぐらいに購入したのですが、
ひたすら聞きっぱなしです。

も〜これは

「耳のマスターベーション」です。
聞いても聞いても

何度でもイケます。



『Sound Concierge』シリーズは、
上記を含めて過去に四作出ていますが、
めちゃめちゃ大人気シリーズです。
ボーカルも多少入ってますが、基本的には
インストゥルメンタル的に聞きます。
音を耳の中に流し込む感じです。
『Sound Concierge』に限らず、
これがF.P.M.の聞き方。



さて、#404以外の『Sound Concierge』、
#401、#402、#403も買わなければっ!

…と思っていたら、
なんと最近新作が出たとのこと、




『Sound Concierge
 #501 "Blanket"』

『Sound Concierge Annex
 "Contemporary Love Songs"』




おおっ、2作も出たのかっ!


『501』は「"Blanket"」というタイトルから
おやすみ前に聞くと良い感じの曲らしい。
『Annex』は、リミックスもの特集らしく、
ケツメイシやキリンジのリミックスも
入っているとか…。


あーーー全部は買えないよ〜。






【イケてるおねいさんイラスト・vol.3】↓

恵比寿・明治通り沿いを歩いてましたっ!
すげ〜クールに決めてるコーデっす。
って良く見たらガイジンさんでした。
おや?、耳から垂れてる2本の白いコードは、
もしやiPodかっ?、さらにCooool!







050320
taichi
...
- 2005年03月18日(金) ∨前の日記--∧次の日記
- iPod Shuffule激似商品、どうなのコレ?

もうご存知の方も多いと思うが、
先日、台湾メーカーのLUXPROが発表した、
「Super Shuffle」という
「iPod Shuffle」に激似
携帯音楽プレーヤーが巷で話題を呼んでいる。


ITmediaNEWS(2005/03/13)
『「なんちゃってiPod shuffle」法的に問題ナシと台湾企業』



上記記事を見てどうですか?商品のサイズやカタチ、色など、
シンプルでクールなデザインはほとんどパクリだ。
ポスター広告のデザインなんか、呆れるのを通り越して笑える。
ここまでやられると、「あっぱれ」と拍手したくなるが、
私的にはイマイチ笑い事で済ませられない感じもする。



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台湾メーカーの広報担当者は
「違法ではないですよ、
機能も違いますし、デザインも違う」

としゃあしゃあとコメント。


確かに機能は違う。「iPod Shuffle」は音楽再生機能だけだが、
「Super Shuffle」はFMチューナーと、ボイスレコーダーも搭載している。
まさに「後出しジャンケン」商品なのだ。ま〜それは別にいい。
商品開発競争ではそんなの当たり前。

でも、デザインは同じだ。
細部について「ここが違う」なんていっても意味が無い。
デザインとはトータルで判断すべきこと。



しかし、「Super Shuffle」のパクリっぷりについては、
意匠がどうとか機能がどうとか、そんなレベルではない。


「Super Shuffle」が本当にパクッているものは何か?


それは、アップルというブランドそのものだ。
パクッているというより、完全に利用している。



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iPodを始め、アップルの商品を買う人っていうのは、
商品にどのような価値を認めて買っているのだろうか?



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1.アップル信者
機能的判断より、アップル製品だから買う人。

2.アップル的センス>機能性
アップルファンではないが、例えば「iPod Shuffle」のような
商品が訴求するスタイルに共感して買っている人。

3.機能性>アップル的センス
「iPod Shuffle」の操作性や機能性をまず評価して、
付加価値的にスタイルを評価して買っている人
=====================



仮に今の「Super Shuffle」と同じように、
「iPod Shuffle」プラスαの機能で商品Aをつくり、
台湾LUXPROのオリジナルで
商品や広告のデザインをしたとする。


その商品Aと「iPod Shuffle」を並べて売った場合、
どちらが売れるだろうか?


機能は良いのでそこそこ売れるだろうが、
それは他社製品も同様。
決して「iPod Shuffle」のシェアを脅かしはしない。


特に、前出の2と3の「iPod Shuffle」目当ての人は、
「別に音楽だけ聴ければいいから、iPod Shuffleでいい」と思うだろう。
なぜならば、商品機能は唯一無二ではないが、
「iPod Shuffle」が与える
イメージやスタイルは唯一無二
だからだ。


そのような感性に訴えかける商品力、それがブランドである。



*************************



商品の意匠や機能などは、どこまでオリジナルで、
どこまでがパクリかは所詮客観的には決められない。
さらには、他社からも同機能のものはそのうち登場する。


だからこそ、台湾LUXPROは唯一無二のブランドをパクったのだ。
商品名・ポスター・商品意匠などを含めたトータルがパクリだ。




「何だか分け分からないブランドだけど、
あの『iPod Shuffle』に似ていて、さらに多機能!」


このように消費者が意思形成をしてくれることが、
「Super Shuffle」の必勝パターンであろう。
前出1〜3の客のうち、2と3には響くかもしれない。



「Super Shuffle」の最大のセールスポイントは、
FMチューナー付でもシンプルなデザインでもなく、
『「iPod Shuffle」に似ていること』である。



それで客を取り込んで儲かったとしたら、
台湾LUXPROはアップルにカネを払うべき。

だけど、法的にどうなのかとか、カネ払えとか、
パクってはいけないとか、どうでもいい。



でも、台湾の「Super Shuffle」をつくった
彼らにはとにかく云いたい。


どうして他と同じモノを創ろうと思うのか?
どうして違うやり方で負かしてやろうと思わないのか?
それが売れたところで何が楽しいのか?
どうしても、そのセンスが理解できない。
そこにあるのは「儲かりゃなんでもいい」、という考え方だけだ。

それってどうなの?
表現やモノ作りが好きな者として、ちょっと腹が立つ。



その台湾メーカーがどうだろうと、
アップルとどうなろうと別にいいが、

日本も含めて、アジア人として括られて、
「アジアの奴は、独創性やオリジナリティーが無い代わりに、
真似事やアレンジだけは上手いな」
「儲けるためには手段を選ばないな〜」

と思われるのってシャクじゃないですか?



050318
taichi
...
- 2005年03月17日(木) ∨前の日記--∧次の日記
- 教科書に載るぞ?! 2005年「ホリエモン事変」!

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1941年12月8日、連合国と枢軸国が欧州での第二次世界大戦中に、
日本軍がハワイ・真珠湾に突然の空襲を仕掛けた。これを機に、
アメリカが連合国側に参戦して日本へ宣戦布告。太平洋戦争が勃発した。
日本軍はその後、戦局を優勢に進めるが、
1942年、総力を尽くしたミッドウェー海戦の敗北により戦局は逆転。
消耗戦となったソロモン諸島での敗戦、フィリピン陥落で、敗北は濃厚。
1945年、広島と長崎に投下された2発の原爆でトドメを刺され、
8月15日、ポツダム宣言にて終戦。連合国に無条件降伏した。

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2005年2月8日、フジサンケイグループのTOB戦略中に、
堀江軍が、突然のニッポン放送株大量買収を表明。俗にいう「ホリエモン事変」。
これを機に、フジサンケイ防衛軍と堀江外資連合軍とのメディア侵略戦争が勃発。
その後フジ軍はTOBを強化。25%ラインを突破し33%拒否権ラインまで侵攻。
しかし堀江軍は、リーマンの物資供給と村上の援軍をバックに侵攻。
45%ラインまで征服した。
劣勢のフジ軍は、形勢逆転を狙って超強力核爆弾「新株予約権」を準備したが、
事前に堀江連合軍から迎撃され、現在のところ使用不能状態。
3月16日、堀江軍は50%経営権ラインを陥落。フジ軍は事実上の終戦。
歴史的買収成立に向けて、来週の「新株予約権」最高裁判決を待つだけとなった。

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・・・
こうしてみると、ホリエモンは、
真珠湾の奇襲や、ミッドウェーの総力戦を提案して指揮した
連合艦隊司令長官の山本五十六とダブってくるぞ?!






ホリエモン、ニッポン放送株保有率
50%経営権ライン陥落!
歴史的な「侵略」買収成立に、
あとは法的判断を待つのみ!






さあ、学生諸君!教科書に載るかもよ!
2005年「ホリエモン事変」!



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【覚え方 ※重要!】

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(フジを、まるごといただくぜ、ホリエモン事変!)
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さて、
現在の勢力関係を図解化してみました。⇒




※画像をクリックすると、別画面で拡大されます。










右図解内にある、5つのポイントについて
下記にコメントしてみました。









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1.
なぜ、リーマンブラザーズは、
年商100億の企業に、
800億円も貸す気になったのか?




おそらく、普通社債のような
単に800億+利息が帰ってくるだけの話ならば、
リーマンが受けるはずは無いのである。単なる銀行ではない。
返してくれるのを待つだけで、面白くもなんともないだろう。
危険なばかりで、これでは貸すわけがない。


それよりも、お金の貸し借りの話ではなく、
もっと遊べて儲けになるリーマンのビジネスになるネタを
ホリエモンが提供したのである。そこから予想される
メリットに対する対価として800億を払ったのだろう。


それが、
「特記事項付きの転換社債型新株予約券付社債(MSCB)」

ホリエモン保有株の「貸し株」の、「遊べる2点セット」であった。



今回のライブドアのMSCBは、
「貸した額と同額分を株でも受取れる!しかも時価1割引で!」
という特記事項がついている転換社債なのだ。

当初の額面を仮に1株800円(←あくまで仮の数字)として、
融資額800億円分に転換した場合、株数は1億株となるが、
もし株価が下がって、1株400円になった時に(実際そんなに下がらないが…)
転換すれば、800億÷400円=2億株もらえる!

さらには、市場株価400円の1割引=360円で転換出来るので、
さらに転換株数は増えて、約2.2億株が手に入る。

これを即座に売却しても、1割引分が儲けになるし、
当初の額面に戻った時に株を売却すれば、
2.2億株ー1億株=1.2億分の株売却額が儲けになる。




絶対にリーマンブラザースは損をすることがないし、
ライブドアの株価が下がった時に転換すれば儲けになるのだ。



だから、
リーマンは、タイミングを狙ってライブ株価を極力下げたいのだ。
そこで出てくる調味料が「貸し株」である。

ホリエモンは「貸し株」の理由を「担保」と云っていたが、
絶対に違う。リーマンの「株価操作調味料」としてだ。

リーマンはこの借りた株を、時々小刻みに
爆弾のように市場へ売り放っている。すると株価が下がる。
これを見計らってMSCBを少しずつ転換して儲けているのではないか?
あまり株には詳しくないので、本当のところは専門的な人に
聞きたいのであるが、そのようなグロいことをしてるに違いない。


あまりに美味しいわけである。
こうなるとお分かりかと思いますが、
リーマンは800億のカネをホリエモンに貸したというより、
ホリエモンの美味しいビジネス商品に対する対価として
800億を払ったという見方をすれば、うなずけるかもしれない。

「リーマンはライブから800億でおいしいビジネスを買った」




しかし、このMSCBって、なんという株主軽視であろうか?
新株で母数が増えるため、所有株の価値を下げられたあげく、
株価も下げられてしまう。株主にとっては踏んだり蹴ったりだ。
容易に大量に資金を調達できるという経営側のメリットでしかない。

一体、会社は誰のためのものか?
被雇用者のもの?、株主のもの?、それとも社長のもの?





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2.
村上ファンドは、やっぱり
ホリエモンとグルだった?



ニッポン放送株保有率、
2月で約18%が、3月で約3%に減!
時間外取引の3回分の額が、ライブと村上で数字がほぼ一致!


グルです、絶対。もはや誰も否定しません。




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3.
大逆転核爆弾「新株予約権」は
永遠に不発弾として眠るのか?




ニッポン放送による地裁決定への異議申し立ては
昨日、棄却されました。

フジ側にとっては、後は「東京高裁様〜」ということですが、
おそらくそのまま同じ決定が下される事でしょう。


※図解内に、「最高裁判決」とあるのは「高裁判決」の間違いです。


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4.
ポニーキャニオン株、フジへ売却。
タイタニックからの救出作戦に、
ホリエモンはどうする?




ニッポン放送の亀渕社長は、子会社のポニーキャニオン株を
フジテレビへ売却する意向を示している。
ホリエモンがニッポン放送に侵攻した以上、
子会社のポニキャニにも支配力が及んでしまう。
フジサンケイグループのためにフジテレビへ逃がそうというわけだ。


まるで、
沈んでいくタイタニックの船長が
「俺はいいから、お前たちだけでも逃げてくれ!」
と叫んでいる
かのようである。



ニッポン放送資産の美味しい部分の一つなだけに、
ホリエモンは黙っていないだろう。
「新株予約権」無効の正式な司法判断が下ったら、
「亀渕―堀江トップ会談」がすぐにでも開かれる。
さて、ホリエモンはどのように出るのだろうか?


上手いコミュニケーションをしないと、
買収後に提携決裂したイーバンクの二の舞になるぞ。






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5.
株主配当5倍!
フジテレビの高株価城壁作戦に
ホリエモンはどうする?





フジが城壁を固めた。
株主への配当金をこれまでの5倍にしたのだ。



フジはTOBでニッポン放送株を39%を集め、フジ株22.5%を保有する
ニッポン放送が持っていたフジへの議決権を逆転させることに成功した。
しかし、ライブドアがニッポン放送の取締役会を牛耳り、ニッポン放送へ増資して、
フジがもつニッポン放送株保有比率を25%以下に抑えたうえで、さらに、
ニッポン放送にフジ株を買い進めさせて、逆にフジ株を25%取得すれば、
フジの持つニッポン放送への影響力を断ち切り、逆にフジへの議決権が復活させられる。

つまりは、当初の目標の「フジ間接支配」が実現するのだ。

フジテレビとしては、
ライブドアが操作するニッポン放送に
フジ株を簡単に買い進めさせないようにしなければならない。




そこで、フジテレビは「株主配当5倍増」を打ち出した。
そのために、昨日はフジテレビの株価が急騰して、一時はストップ高をつけた。

高配当の魅力で買いが殺到したわけである。だから株価が高騰。


高い株価を維持して、
簡単には買い進めさせない城壁を
キープしていこうというわけである。




ホリエモンは、この城壁を崩せるだけの
資金を調達できるのであろうか?
調達できたとして、そこまでして買い進めていくだろうか?



*********************************

最後に、
ここまで、ホリエモン軍で、
一番おいしい思いをしているのは
一体誰であろうか?



おそらく高値売却で売り抜けた
村上ファンドと、
MSCBを貸し株つかって転がしまくって、軍需景気にウハウハの
リーマンブラザーズ証券であるのは確実である。


ホリエモンにとって美味しくなるかどうかは、
まさにこれからだ。



侵略地・ニッポン放送において、征服者ホリエモンが、
戦後の日本人のように「ギブミー・チョコレート」と云われるか?
戦後の一部のイラク人のようにテロを仕掛けられるか?
財テク経営テク以上に問われるのは、やっぱり
明快なメディアビジョンとコミュニケーション能力ではないか。



***

株・経営に明るい方には稚拙であやうい説明文章で、
大変申し訳ございません。もし何かあったら教えてください。

今後も注目していきたいです。



050317
taichi
...
- 2005年03月16日(水) ∨前の日記--∧次の日記
- スキーシーズンも終わりですね〜。

スキー・スノボの季節もあと少し。
皆さんは今シーズンどのくらい行きましたか?


ハラはここ7〜8年、
冬になると必ず10回近くはスキーに行って
たのですが、今年はまだ2回です。
そのうち1回は腰が痛くて殆ど滑れず・・・。
あと1回行く予定ですが、
まったく不本意なシーズンでした、ハー・・・。
congratulation!_grade1





ちなみに、ハラが
これまで行ったことのあるスキー場をあげると、


※ハラはスキーヤーです。
 急緩問わずコブ系斜面・・・・・40〜50%
 エア台などのパーク系・・・・・20〜30%
 圧雪バーンのアルペン系・・・・30〜40%
 ・・・こんな滑りをする人です。
 つまり、そういう目で下記コメントを書いてます。

============================
【東北】
安比高原・・・・・・大きいスキー場だが、吹雪くとつらい。
グランデコ・・・・・まあまあだが、猫魔の方がしっくりくる。
猫魔・・・・・・・・日帰りボリュームとしては適度
アルツ磐梯・・・・・面白いはずだが、吹雪いてて覚えてない。

【関越・群馬】
尾瀬岩鞍・・・・・・コースレイアウト◎。パーク系△。食事の量◎。お勧め!
尾瀬戸倉・・・・・・同じ尾瀬でも岩鞍がスキーならこっちはボードって感じ。
川場・・・・・・・・2〜3度行った。モーグラー多し。駐車場施設良し◎
丸沼高原・・・・・・シーズンの初めと終わりに行く所。
サエラ・・・・・・・あまり印象無し。こぢんまりとした感じ。
草津国際・・・・・・ゴンドラが動いているかどうかで天地の差。
万座国際
神立高原・・・・・・コース・施設ともに最高の日帰りスキー場。
ガーラ湯沢・・・・・飛んだり跳ねたりしたいだけならココへ。
石打丸山・・・・・・アトラクション楽しい。エア台とかも豊富。
かぐら・みつまた・・シーズンの初めと終わりに行く所。
苗場・・・・・・・・軟派なイメージだが、コースは硬派。
上越国際・・・・・・大きいスキー場だが、主役はホテルの方か。

【上信越】
軽井沢・・・・・・・コースの本数はあるが、距離が短〜〜い。
菅平高原・・・・・・硬派すぎる。
飯綱高原・・・・・・実家からクルマで30分。五輪モーグル会場。
飯綱リゾート
戸隠高原
志賀・焼額山・・・・いいスキー場ですが、パーク系が足りない。
志賀・東館・西館・ジャンボ・・・スキーツアーという感覚です。
志賀・横手山・熊の湯・・・・・・シーズン遅くまで雪があります。
北志賀高原
木島平・・・・・・・クリスマスに一度行ったことがあります。
野沢温泉・・・・・・昔頻繁に行った。ビッグな村営スキー場。お勧め!
戸狩温泉・・・・・・まあまあです。ラビットコースは難関。
黒姫高原
斑尾高原・・・・・・今年行きました。リフトアクセス悪い!
タングラム・・・・・適度なリゾートスキー場です。
妙高高原・赤倉・・・広いスキー場です。滞在モードで行きましょう。
八方尾根・・・・・・五輪アルペン会場。スキーヤーのレベルが違う。
白馬47・・・・・・比較的おもしろい。
白馬コルチナ・・・・昔、男女の団体で行きました。コース印象なし。
白馬乗鞍・・・・・・コルチナ隣。他のことに夢中で上記同様印象無し。

【中央道】
車山高原・・・・・・中央道で一番硬派でデカイ。アイスバーンな印象。
しらかば2in1・・・ファミリースキー場です。
白樺湖ロイヤルホテル・・眺め良し。
============================


てな感じです。
昔に行っただけのスキー場も多々あるので、今は違うかもしれません。
え、シーズン終了間際に云われてもな〜ってか。来年の参考に。



来シーズンはバッチリ行きたいものです。





わたくしです⇒

※写真は外側(左肩)が遅れていて
かっこ悪いですが・・・



050316
taichi



...
- 2005年03月15日(火) ∨前の日記--∧次の日記
- バレンタインデー VS ホワイトデー

気づけば昨日はホワイトデーでした。


バレンタインデーのアンサーデーということで、
バレンタインデーは女性全員に権利があるが、
男にとってホワイトデーは一部の人間にしか権利がない哀・・・。


世間的には、ま〜個別ではバレンタインデーのお礼といって、
会って食事したり、プレゼントを渡したりしているのだろうが、
「ホワイトデー」そのものって、バレンタインデーに比べれば、
あっても無くても別にいいじゃん的な薫りが毎年漂う。


そもそも「ホワイトデー」って、
微妙にあざとさや胡散臭さや押し付けがましさが漂うのだ。


「ホワイトデー」ってイベント的にどうなのであろうか?
下にバレンタインデーとの比較をしてみました。













バレンタインデーホワイトデー

***************

古代ローマ時代の2月15日から「ルペルカリア祭」という祭が行われていたが、祭の前日、女達は紙に自分の名を書いて入れ物の中に入れ、翌日男達がその中から紙を1枚引く。男達はその紙の名の女性と祭りの間パートナーとして一緒にいることが決められていた。多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち結婚したという。

この風習を当時のローマ教皇が、兵士の士気を下げるという理由で禁止としてしまった。
聖バレンティウス司教は兵士を哀れに思い、秘密に結婚させていたが、迫害され処刑された。

愛の殉教者、聖バレンティウスを記念したという説と、その後、イギリスやフランスでの様々な言い伝えと融合し、現在のバレンタインデーのイメージが形つくられたという。


********

■名前の由来■

***************

聖バレンティウス司教の殉教からひと月後、司教が秘密で結婚させたというその男女が改めての永遠の愛を誓い合ったという話に由来。
ヨーロッパをはじめ、世界中の多くの人々に語り継がれ、「ポピーデー」「フラワーデー」「クッキーデー」「マシュマロデー」と呼ばれていた。


***************

世界でチョコがバレンタインのメインギフトとなったのは、英・キャドバリー社のギフト用商品が最初。

日本では1936年に、神戸モロゾフ洋菓子店が最初のバレンタインチョコ広告を出した。

1958年に、メリーチョコレートが新宿・伊勢丹でバレンタイン販促を行って以降、現在のような年間の4分の1のチョコを消費する国民的行事になったのは70年代以降。

********

■歴史など■

***************

(ホワイトデー公式HPより)
※そんなものがあるのか?!

バレンタインデーでチョコレートの贈物を受けた男性が“お返し”の意を込め、 3月14日のホワイトデーはキャンデーを贈る日として飴菓子業界の全国組織である全国飴菓子工業協同組合の1978年の名古屋に於ける総会で飴菓子業界の総意として決議採択されて全飴協ホワイトデー委員会が組織された。

そして2年間の準備期間を経て1980年3月14日に第一回ホワイトデーが世に生まれ出た。


バレンタインデーのひと月後のアンサーデーの習慣は海外でも見られるが、「ホワイトデー」という日を定めているのは日本独自のもの。

韓国や台湾でも、日本の影響でホワイトデーが行われている。



***************

欧米では恋人の一方がチョコや花、カード等を贈る。チョコ一色ではない。また、男性→女性が多いとのこと。どちらでもよくて決まってない。


女性から男性にあげるのは日本だけ。プレゼントがチョコ一色となっているのも日本だけ。


********

■海外との比較■
■その他■


***************

本命チョコのお礼に
ホワイトデーで、

【男がお返ししたいもの】

1位・・・食事
2位・・・アクセサリー
3位・・・クッキー
4位・・・花


【女がお返しされたいもの】

1位・・・アクセサリー
2位・・・食事
3位・・・花
4位・・・もらわなくてよし


予算は男女とも
1000円〜3000円





***************************************



こうやって見てみると、


1.当然、バレンタインデーの歴史は深い。
2.やはりホワイトデーは菓子業界の陰謀だった。
3.バレンタインデーはお国柄が出ている。
4.ホワイトデーのアンサーに男女差。


が分かってくる。



「2.ホワイトデーは菓子業界の陰謀」については、
実はバレンタインデーのひと月後には何かお礼をしよう
という風潮は世界中であって、日本でもそれは存在していた。
それに乗っかったのが日本の菓子業界というわけだ。

しかし、現状でみると、ホワイトデーと盛んに宣伝してはいるものの、
個々のカップルにとっては、「ホワイトデーだから」というよりは、
「バレンタインデーでもらったから、御礼をしよう」という気持ちの方が優先であり、
冒頭の通り、おそらくホワイトデーが無くなっても誰も困らないだろう。
ホワイトデーが誕生して20余年だが、そんなノリのような気がする。




「3.バレンタインデーのお国柄」については、
日本では「女性から男性への告白」ということでFIXされているが、
(今では、告白だけじゃなく上司や妻、義理まで多様である)
外国では、どっちからでもよく、告白でも確認でもよい。
やはりシャイな国民性なのか(特に男子)、
「そういう機会をお上が設けてやるから、お前らウマいことやれよ」
的なノリがあるに違いない。男にとっては女から意思表示がもらえる機会として、
この上ないイベントだし、本当は意思表示したい女にとっても、
この上ない大義名分イベントなのだろう。




「4.ホワイトデーアンサーの男女差」については、
上記のホワイトデー欄を見てもらえるとお分かりになると思う。
本命チョコをもらった男は、チャンスとばかりに食事を申し入れて、
「実際に会おうとする」のである。
本命チョコを渡した女は、あくまでカタチに残るものを求め、
「アイテム交換」というイベント性に重きを置いている。
接触を求める男に対して、カタチを求める女という図式だ。






ちなみに、ホワイトデーのひと月後、4月14日は
オレンジデー
と呼ばれているらしい?!

知ってましたか?皆さん!

バレンタインデーで本命チョコを渡し、
ホワイトデーでアンサーをした男女が、
オレンジデーに、オレンジ色か黄色の品を交換して
愛を確かめるというイベントらしい。

日本発祥らしいが、ものすごく知られていない。
ハラは全く知らなかった。





ということは、シャイな日本人の
イベント頼みの超他力本願カップルは、

クリスマスパーティーで出会って、1月に煮え切らない交流をしたあげく、
バレンタインデーで告白して、ホワイトデーでOKして交際開始。
オレンジデーでプロポーズで、ゴールデンウィークに両親挨拶で
ジューンブライドで結婚ですか?!(当然入籍と式のみだろうが)






また韓国では、4月14日はブラックデーといって、
2月も3月も何にも無かった人が、
寂しくチャジャン麺を食べる日だそうである。
なんて自虐的な日だ・・・笑。



050315
taichi
...
- 2005年03月10日(木) ∨前の日記--∧次の日記
- 祝・全面戦争宣言!ホリエモンの野望を図解でおさらい!

フジのTOBが成立し、ニッポン放送株の約36%、
議決権比率で約39%獲得したとの発表があった日、
大井競馬に出走した堀江社長の愛馬「ホリエモン」は
失速して着に…。



フジテレビは、
25%超えでニッポン放送の議決権獲得はもちろん、
33%超えで重要事項に関する拒否権も獲得した。

(ライブドアが50%獲得して経営権を掌握しても、
 経営に関する重要事項に拒否権を行使出来るため、
 ニッポン放送に対するライブドアの単独経営を阻止できる)



フジの日枝会長の勝利宣言ともとれる悠然たる態度を見ながら、
ホリエモンは、おなじみの決め台詞「想定内」と言い放った。



そして、昨日9日にホリエモンは、
下記のような「全面戦争宣言」をした。


================================
ライブドアが、ニッポン放送の株の買い増しを進めた結果、
50%を保有して経営権を獲得した場合、さらに、
フジテレビの株を25%以上買い増しする予定である。
================================


と、こういうことである。
完全に泥沼長期化覚悟の全面戦争宣言だ。


うひょー、そうこなくっちゃー。
これも「想定内」なの?本当〜に「想定内」だったの?、

っていうか、「想定してた」って云うのは、
単に「覚悟してた」気取った云い方なのかな?



本当にこの人は、第三者的に見る限り、楽しませてくれるわー。
マスコミにとってはたまらん素材だよな〜この人。








**************************************




さて、ここで、
ホリエモンの野望を、これまでの流れを図解にして
おさらいしてみましょう。

ハラ自身、あまり得意な分野ではないため、
私が分かりやすいように図解にしているので、
皆さんにも分かりやすいかと思います。

分かってる人には申し訳ないです、ちょっとお付き合いください。






【前回の日記より】


『2005年03月03日(木) ホリエモンは「コミュニケーション」を知れ!』にて、
下記のような例で、フジとホリエモンのニッポン放送の奪い合いを説明しました。




これは、ホリエモンがどういうコミュニケーションを
フジの日枝会長に仕掛けたかを強調したかったために、
こういう想定にしたのですが、この例でハラは一つ、
大事な事に触れていませんでした。




『なんでそこまでしてホリエモンは、
ラジオ局のニッポン放送を奪おうとしているの?』

と思いませんでしたか?





それは、次の図を見てください。

今やフジテレビはニッポン放送より大きな会社で、
ニッポン放送はフジにくっついてこそ生きながらえる状態になってますが、
実は、株の保有率からいうと、
フジよりニッポン放送が上となる
逆転現象が起きているのです。


フジはニッポン放送の云う事を聞かなければならなかったのです。




上記の「フジ家」と「ニポ子」で云えば、
「フジ家」の祖父はその昔、
「ニポ子の家」の養子だった

ということになります。


つまり、ニッポン放送が
フジを育ててきたというわけ。


なぜかと云うと答えは簡単。
テレビより先にあったのはラジオだからです。
当時の主役はラジオだったのです。
今のネットのように、当時「新しいメディア」と
呼ばれていたのが「テレビ」だったのです。

ニッポン放送が出資をして、
新しいメディアを立ち上げた、
それが今のフジテレビなのです。



「フジ家はニポ子の家の云う事を
聞かなければいけなかった…」
そんな昔の名残が、株の保有比率に
残されていたということ。



それをなんとかしないとヤバい
と思って、フジはTOBを始めたわけで、
そこにつけこんだのが、
M&Aのハイエナ・ホリエモンだったのです。









【ホリエモンの当初の野望】



フジテレビが憂慮していた事=ホリエモンの野望ということです。


ホリエモンの狙いは、ニッポン放送ではなく、
初めっからフジテレビなのです。


ていうか、「フジサンケイグループ」ということでしょう。






グループの盟主たるフジテレビを支配するのに、
なんと、小さなラジオ会社を買収すれば出来てしまう、という、
なんともまあ、危うい関係のグループだったという事です。
そりゃーハイエナに目をつけられるわけですよ。








【当初の野望が散った現状】

こんな感じです。

ポイントは、フジとニッポン放送の、お互いの株保有率の関係。
筆頭株主のAは、株を保有している会社Bに対して
当然の事ながら議決権を持つわけですが、
BがAの株を25%以上を保有している場合、
AのBに対する議決権は無くなるらしいのです。

今回の場合、A=ニッポン放送、B=フジテレビ、なわけですが、
そういう意味で、フジテレビはTOB目標を最低25%としてたわけです。





ニッポン放送が持っていたフジテレビへの議決権を断ち切ること。
=ライブドアのフジテレビ間接支配の可能性を断ち切ること。


今後どうなるか分かりませんが、
ホリエモンの当初の野望がかなう可能性はなくなったのです。









【ホリエモンの今後の狙い】



下記の図が、今回の「フジ株25%以上買い増し」発言の狙いです。






「あわよくば、フジ」はもう捨てて、

「絶対にニッポン放送は乗っ取る!」という意思表明。



図中にもあるように、これをするにはまず、

1.50%まで買い増しを進めること。
2.ニッポン放送の「新株予約権」の差し止め請求が認められること。

が、必要になります。

1は時間の問題として、2の法廷闘争については、
昨日のニュースで、「個人株主も差し止め請求を申請した」と報道されており、
ホリエモンの請求は認められるのではないかとの予想が有力です。


そうなると、50%獲得の上で経営権ゲットとなります。


そして、ニッポン放送にフジ株を買い増しさせるというわけです。
25%取得によって、互いに互いの株を25%以上持ち合うことになり、
互いに、互いに対する議決権が無くなる事になります。
これによって、今回フジがTOBで獲得したニッポン放送への議決権を無効に出来る。
すなわち、ライブドアが誰にも文句を言われず、ニッポン放送を経営出来る。


ただし、ここまで行く間にフジはきっとやるでしょう、次の手を。
おそらく、ニッポン放送という「箱」がライブドアの手に渡ったのは良しとして、
次は「箱」の「中身」を奪い合うことになるのではないか?


人材の引き抜き、ソフトの買い占めや処分など、
フジとしては、ライブドアが開ける「箱」の中身を、
なるべく空っぽにしてやろうと動くに違いありません。


もう、ここまで来るとガキのケンカですが、それぐらいにフジは、
ホリエモンに対して感情的になっているでしょう。



ちなみに、ライブドアが買収した子会社の社員は、
「堀江社長の行く先が、あまりに見えないし、
しかも全く知らされないので、ものすごく不安だ」と云ってるようです。

これは「その社員が疎くてバカなのがいけない」とかではなく、
やはり、ホリエモンが社長として、最低限社員にしなければいけない
コミュニケーションを怠っていることが問題であろう。

まるで、社員全員を人質にとって目隠しをさせたまま、
ひとりでスリルなマネーゲームを堪能している

ように見えるのだ。


あ〜野次馬でよかった。






完全に全面戦争状態ですねー。
野次馬的には最高にワクワクしますが…

フジをここまで「キレさせた」ことも、
堀江サン、やっぱり「想定内」ですか?



050310
taichi
...
- 2005年03月09日(水) ∨前の日記--∧次の日記
- 「ちょーだい!ちょーだいっ!」




おい、犬!






「ごろん」して〜。



はい、「ごろ〜ん」







よし。じゃ〜

「ちょーだいちょーだい」
のスタンバイだ。







準備出来たらいくぞ〜。

いいか〜…








「ちょ−だい!
 ちょーだいっ!」
「ちょ−だい
 ちょーだいっ!」








よしよ〜し、いいぞ〜、
その調子だ〜。








もっと早く!
もっと早く!











早い早い早い!
いつもより早いぞ!!








よし!
ワンツーだ!
ワンツー!









よしっ!それだっ!
そのパンチだっ!














何をしてるんでしょうか俺…



050309
taichi



...
- 2005年03月07日(月) ∨前の日記--∧次の日記
- 小学校の超過激な性教育に驚愕!

3月4日の参院予算委員会で、
低学年の小学生に対する性教育について批判が相次いだという。

小泉首相は、性行為が図解で説明されている小学校の教材を見て、
「ひどい。教育の在り方はもっと考えて欲しい」と批判。
中山文科相も「子供たちの発達段階に応じて教えるべき。」
と答えたとのこと。




2月24日に発売された「週刊文春」でも
『小学一年向け「性教育副読本」こんな物凄い中身でいいの』
という見出しが踊っていた。






********************************






以前から、小学校の性教育がおかしい、
という記事を目にしていたが、そんなこと云ってどうせ、
一部のお固い教育者達が過剰に騒いでいるだけだろ〜、
と高をくくっていた。




しかし先日初めて、
その一部の小学校で使われている教材とやらを、ネットで見た。












す、すげーーーー!!!



想像を絶していた。







俺の負けだ。











性行為の図解本どころではない。

「器具」「人形」まで使われているのだ。




さらには、ある小学校では四年生の保健の時間に子供たちが
「セックス、セックス、セックス」と連呼
させられているという。







スゴ過ぎる…。






最近では、初体験が中学の時というのが「早すぎる」と
云われなくなってきているらしい。

そりゃそうだ。
小学校の段階でここまでのテクニカルな技術と理論を教えられたら、
中学生になったら、もう「実戦」したくてたまらんだろう。






気になる方は下記URLをコピペして見てください。
あえて直リンクにしません。過激すぎるので…



http://popup12.tok2.com/home2/education/data/page02.htm






******************************





さてと、ここで考えなければならないのは、
「何が問題なのか?」である。





性教育とは、おそらくもの凄く難しい事だと思う。


神奈川県の相模原市教育研究所が、
児童・生徒とその保護者、教員を対象に実施した
「子どもと性実態調査」の結果をまとめたが、それによると、
中学校教諭の4割以上が「性教育に自信がない」との
回答だったらしい。



「性」を隠し立てすることにより、正しい知識が身に付かず、
外部からの知識(いわゆるエロ本やエロビデオの類い、または友人)
によって、誤った価値観を伴って「性」を覚えてしまう。
そういうことを防ぐために、きちんとした知識を学校で
身につけさせるためにも、しっかりとした性教育が必要だ、
という理屈は分かる。その通りである。


「○○○」や「○○○」や「○○○○○」といった部位の呼び方や、
性行為についても恥ずかしいもの、隠すべきものと思わせず、
精神的にも肉体的にも大切に扱わなければならないもの、
ということをきちんと教えること。これは正しい。


「『○○○』という言葉が出てくるから過激だ!」と、
表面的なことだけを見て、ギャーギャー騒ぐ教育関係者や父兄は、
あまりに考えがアサハカすぎる。





******************************





見出しの「小学生の性教育」の記事を見て、実物を見て、
当然のように俺も「それってどうなの?」と思ったわけだが、
それはコトバが過激だとか描写がどうこうではない。
強いて云えば、見出しの中山文科相と同じだ。







どんな性教育積極論があれど、

とにかく
「相手は小学生だぞ!」





ということ。


前述の図解入り副読本も、SEXを実演する人形も、
すべて相手は、小学生なのだ。
そこまでして教えて、彼らに何が理解出来るというのか?


小学生といえば、心理学的な段階で云えば、
「優劣意識」「善悪意識」という価値観を必死に覚えている頃だ。
性や自己意識などの「自我意識」は、やはり中学生になってからである。


「性」というのは、「身体」と「心」を連動させながら
教えないと、その本質は絶対に子供には伝わらない。


精神未発達の小学生に、性器の部位名やSEXの仕方を
器具を使ってまで懸命に教えてどうする?
「身体」の知識だけが先行して、「心」がついてこない状態では、
おそらく即物的に「性」を理解するだけなのではないか?


そうして「性」を覚えた小学生が中学生になり、
あたかも理科の実験をするかのように即物的に初体験をするのだ。






****************************






そもそもだ。
欧米に遅れている性教育などと云われて、
オープンな方向へと変えていったのだろうが。
「カラダ」の教育ばかり盛んにさせて、
もう一方の「ココロ」の教育はどうなっているのか?

小学生がダメなら、中学になったら「性」を教えられる程、
中学生のココロの教育は出来ているのか?



養老孟司氏著の数年前のベストセラー『バカの壁』では、
「『文武両道』というコトバは、学問も武道も両立させるという意味だが、
本当の意味はそうではないと思う、頭と身体がそれぞれぐるぐる
回転し合って相互に影響を与えることが、人間形成において価値がある…
そういう意味なのではないか」
と云っている。
(うる覚えで書いているので、多少文章が違うかも…)



情操教育もままならず、ココロが未発達な人間に、
どれだけ正しくカラダのことばかり教え込んだところで、
やはり、エロ本やエロビデオや悪友から得る「性」と
変わらない価値観が出来上がるのではないか?







ちなみに、
欧米では十年前ぐらいからは「純潔教育」だそうだ。
ちなみに、
先進諸国で今だにエイズ患者が増え続けているのは、日本だけだそうだ。






******************************






こう考えてくると、
「性」をどのように教えるべきかという問題にブチあたる。


とりあえずは、小学生にあそこまで詳しく教えなくてよい。
個々の精神発達段階に応じた適切な教え方が出来ればよいのだ。


しかし、親は子供への性教育を放棄して学校へ押し付けている。
学校では、一人の教師が大勢の生徒へ向かって一律的な性教育を
している。とても個別指導なんてことは出来やしない。



果たしてこのように、
親は逃げて押しつけ、学校が一律指導すべきものなのだろうか?



もっと親と学校が協力し合って、個別に対面指導すべきでは?
いや指導というより、カウンセリングというべきか?
もともと、「性」はプライベートな内容の教育である。
親と相談した上で、同性の教師が個別カウンセリングできれば
一番良いと思うのだが、どうだろうか?





何分、「教育」を知らないものですから、
云いたい事を云ってしまっている点はご容赦ください。





*****************************






最後に、

文中のリンク先で見る事の出来る
小学生向けの過激副読本『ひとりで、ふたりで、みんなと』
の執筆者で故・山本直英氏という人がいる。

山本氏は、「科学的性教育」を提唱する
「“人間と性”教育研究協議会(性教協)」なる教育団体の創設者である。
一連の過激性教育の流れは、この団体の影響と云われている。


この山本直英氏が団体の機関誌でスゴい事を云っている。



「人類が二一世紀にかけるユートピアは

『エロスコンミューン』の実現にある。







なんですか、それ?





山本氏は自著でこのように語っている。


「いつ誰とどんな状況で性交するかはまったくその人の生き方であって、
人から指示されたり規制されたりすることのない主体性にかかっている」


→→主体性にまかせるといいながら、
まだ自我確立していない小学生に副読本で洗脳するな!




「男と女とは、たとえ結婚に結びつかなくても、婚前でも、婚外でも、
たとえ親子の不倫でも、師弟でも、まさに階級や身分や制度を越えて
愛し合うことが可能なのである」


→→確かに生物の本質だが、社会は無視ってわけだ。





つまりは、

「本能のままに、フリーセックス社会」


ってことである。



それが『エロスコミューン』。






この人が創った本が、
(一部の)小学校の性教育教材になっているというわけです。





050307
taichi
...
- 2005年03月06日(日) ∨前の日記--∧次の日記
- 『最後のツーショット』(創作エッセイ&イラスト)

男の部屋に女がいた。


週末になると、男の部屋に女が遊びに来るのだ。
付き合いだした頃のように、毎週どこかへ出かけるでもなく、
最近は部屋でだらだらと、互いに別々の事をしていた。
良く云えば、落ち着いた付き合いということだろうか?





女はスナック菓子を食べながら、呆とテレビを見ていた。
男は横になりながら雑誌を読んでいる。


画面がCMになった時、女は何気なく視線を泳がせて、
テレビの横にある本棚の一点で止めた。
そして、手を伸ばし一冊のアルバムを取り出した。
表紙を開いて、パラリパラリとめくり出す。
アルバムの中の写真は、殆ど二人の写真であった。


女がアルバムを見ているのに気づいた男は、
雑誌を置いて起き上がり、
テーブルの上へ身を乗り出して一緒に眺めた。


女はおしゃれにこだわりがあって、どの写真を見ても
いつシャッターを切られても構わないように、まるで
準備をしていたかのようである。
別に彼女だからというわけでなく、客観的に見ても
スタイリッシュな女だと、写真を見ながら男は改めて思った。



「お前さ、どの写真が一番気に入っている?」

男は女に訊いた。



「…え?」

一瞬間を置いて、女は顔を上げた。



「だからさ、どの写真が一番いいかって。」


「一番気に入ってる写真?」


「そうそう、ツーショットでもお前のピン写でもいいけど、
どれがいい?お前の写真、どれもキメキメだけどさ、
その中で選ぶならどれ?ま〜一つ選ぶのも難しいだろうけど…」








女はどれを選ぶだろうか?
海に行った時の写真か?ヒルズの夜景がバックの写真か?
普通に公園でのツーショットか?誕生日にレストランへ
連れて行った時の、とびきりおしゃれなコーデの写真か?






「あたし、これが一番。他はみんな一緒。」




男が全く想像していなかった一枚を、女は選んだ。





「おしゃれな写真は、そこへ行って、きれいな服着て、
二人で並べば、いつでも何枚でも撮れるでしょ?

この一枚は、もう二度と撮れない気がするもん…」











男は黙ったまま、

その写真をじっと見つめていた。




















050306
taichi
...
- 2005年03月04日(金) ∨前の日記--∧次の日記
- AIR SHOT vol.3「誘陽の島」

photo taichi









「わかったよ…」










050304
taichi
...
- 2005年03月03日(木) ∨前の日記--∧次の日記
- ホリエモンは「コミュニケーション」を知れ!

東京・有楽町で一人暮らしをしているニポ子。
フジ家から(*1)「正式にお前を養子にしたい」と云われた。
昔から家族同様の付き合いをしてきたが、一人で暮らしていくのに疲れている様子。
生活費に関しては今やフジ家よりも、(*2)村上サンという方を筆頭に、(*3)外国人の方など、
色んな男の人に助けてもらっていた。しかし古い女なのか、時代に取り残され、
かといって過保護に育ったため、一人ではなにも出来ない。正式に養子にして
家の一員として働かせた方がよいとフジ家は思った。ニポ子もその意見には納得した。


(*1)子会社化したい、(*2)ニッポン放送の当時の筆頭株主「村上ファンド」
(*3)ニッポン放送株をライブドアに売った疑惑の外資系コンサル




名実共に養子にするため、フジ家はニポ子の世話の全てを面倒をみてあげたいが、
彼女も大人だし全てというのもアレなので、それでも(*4)半分は面倒みたいと云った。
そのくらい面倒見なければ、実の親としても云いたい事を云いにくいのである。
いつまでも他の人の面倒になっては、彼女も他の人の云う事を聞かなきゃいけないし、
甘えてばかりになってしまうだろう。そこでフジ家は、今現在いる彼女の周りの男に、
これまでの(*5)お礼をあげるから、彼女から離れてくれとお願いした。
一方、ニポ子は一人暮らしの部屋を引き払う準備を始めたのであった。



(*4)フジはニッポン放送株の50%取得で経営権を得、子会社化を目指していた
(*5)フジのTOB。ニッポン放送の他の株主に対して「株を売ってくれ」と公開告知。




ある日の(*6)早朝、一人の男がニポ子が眠る部屋に忍び込んだ。不用心なのか鍵が開いていた。
ニポ子は虚ろに目を開けたが、寝ぼけていたのか
(フジさん?それとも村上サン?どうしたのこんな朝早く…とにかくこっちに来て)
と、勘違いしたような寝ぼけた事を云っており、とにかくこの時のことを覚えていない。
しかし、この忍び込んだ男は、ほとんど眠っている同然のニポ子を抱き、
この(*6)早朝の数時間で、ニポ子に対して致命的な事を犯してしまったのである。



(*6)時間外取引/証券取引所の通常の売買時間外にネットを
使って行う売買取引。大口取引などに活用。これまでも時間外取引による
企業買収は行われてきた。ライブドアが異例でなない。






街の音が聞こえ出してきた。ニポ子は悪夢から目覚めたかのように飛び起きた。
一息ついてベッドの横に目をやると、そこに座っていたのは
ホリエモンだった。




(ちょっと3ヶ月ぐらいの時間を、3時間程に短縮するとして…)




ニポ子は、ホリエモンの子を妊娠してしまった。
怯えるニポ子を傍目にホリエモンは煙草を揺らせながら云った。
「さて、君のお父さん、あ、実父じゃないんだよね、そのお父さんに話があるんだ。
何、悪い話じゃない。君の未来にとってもとてもいい話だ。あ、その前に、
まずは君に話をしなければいけないな…」





===================================================






その日の昼間、フジ家の父は嫌な胸騒ぎがして落ち着かなかった。
突然、インターホンが鳴る。

「どちらさまですか?」「お父さん、あたし、ニポ子よ」

「おーお前か〜、よかったずっと胸騒ぎがしててな、さあ入れ!」

玄関を開けると、そこにはお腹が微妙に大きくなり始めたニポ子と、
ホリエモンが立っていた。





時間が止まってしまったかのように動かない父に向かって、ホリエモンは云った。

「初めましてお父さん。私はホリエモンといいます。ネット関連の事業をしています。
お父さんが我が子のようにお育てになったニポ子さんは、私の子を宿しました。
なのでお父さん、私はニポ子さんと結婚したいのですが、宜しいでしょうか?
ニポ子さんと結婚した私は、(*7)フジの家と密接な交流をしていきたいと思っています。
ニポ子さんも今よりずっと家にいる時間も長くなるでしょうし、私も頻繁に伺います。
そして、ニポ子さんを助け、お父さんのお仕事にも多いに…」

(*8)「見ず知らずの者に、誰がニポ子を渡すものかっ!」

父は堰を切ったかのように怒鳴った。



(*7)ニッポン放送株を35%取得後に堀江氏はフジ・日枝会長に提携を申し込んだ
(*8)日枝会長は「見ず知らずの者に」と堀江氏の礼儀知らずさを責めて拒否。





「お父さん、いや、フジさんと呼びましょう。あなたは別にニポ子さんの親では
ないですよね? ニポ子さんと私のことについてあなたは何も云えませんよ。」

「お父さん!この人、朝、勝手に私の部屋に忍び込んで来たのよ!」

ずっと怯えて黙っていたニポ子が口を開いた。


「何!君、それは(*9)違法ではないのかね?」



(*9)ライブドアの時間外取引を非難。





ホリエモンは冷静な口調で答えた。

「ニポ子さん、あの状況で法律的にはどうでしょうか?、(*10)鍵が空いていたし、
入ってきた私をあなたは拒否しないどころか『こっちへ来て』と云った、
しかも、覚えているか分かりませんが、(*11)以前私はあなたと会って食事した事もある。
この状況で、違法だと言い切れますかね?あくまで外から見た状況としてですが…」

「なんて奴だ!」



(*10)30%以上の株を取得する場合TOBが必要となるが、TOBが規制しているのは、
証券取引所外での買付のみで、時間外といえど証券取引所システムを使った買付であり規制対象ではない。
文中のは「時間外取引というのがあるんだから仕方がないじゃん」という気持ちの例え。
(*10)ライブドアは、時間外取引での大量入手前にもニッポン放送の株を市場で5%程買っていた。




「お父さん、ちょっと突然過ぎましたが、でも考えてみてください。ニポ子さんも
そうですが、今のフジ家だって激変する時代についていくためには、(*12)新しい血が
必要なんです。
ニポ子さんを囲い込むだけではダメです。私の血が入ることによって、
フジ家は様々な新しい物を得て生まれ変わるはずです。」


「新しい血を得ていかなければならないことぐらい分かってる!
けどな、(*13)お前とは絶対に一緒になりたくないんだっ!



(*12)ネットとメディアの融合を説く堀江氏。
(*13)フジとしてもその必要性は考えているが、提携するなら、
暗に、ライブドア以外と行うと云っているようだ。






フジ家の父は感情的になっている。ホリエモンは苦笑を浮かべて呟いた。

「しかたないな〜、ニポ子さんの一番の世話人だった(*14)村上サンにも相談するか…」



(*14)フジとライブドアの買収合戦で鍵を握るのは、
ニッポン放送株を20%保持している村上ファンドの出方。





「何、こちらも村上氏へ連絡だ!。徹底抗戦してやる!
まだその子供が、お前の子と決まった訳じゃないだろ?誰が認知させるか!
さもなければ(*15)中絶させて、ウチの誰かとの子供をつくらせてやる!」


「何?そんなことしようものなら、(*15)訴えてやる!



(*15)ニッポン放送はフジを相手先とする新株予約権を発行すると発表。
つまり株総数の母数がアップして、アップ分が全てフジに行く事により、
ライブドアの比率は激減する。しかし、他のニッポン放送の株主にとっても
不公平な話であり、違法であると堀江氏は訴えた。






ホリエモンは語気強く云った。しかしさっきまでの溜飲が下がったのか、
フジ家の父は静かに云った。


「ああそうだな、出るとこへ出よう。すでに君が法の下に晒されるべきなんだ」



===とりあえず終====







******************************************






という、上記の話のように、
フジテレビ・日枝会長の目に
ライブドア・堀江社長が映っているのであれば、
致し方ない。まあ怒るわな〜普通〜。



怒る相手を非難するより、怒らせないようにすればよかったのに
って感じだが・・・。




世の報道では、
===============================
1.旧態然とした硬直組織を変えていこうとする堀江氏と
  建設的な変化を村社会的な価値観で非難するフジと政財界。


2.ネットとメディアの融合という未来像を説く堀江氏。
===============================


このようなイメージのみが漠然と視聴者に残っている。当然ながら、
「ホリエモン」やれやれぃ!がんばれーっ!
という世論となっている。



しかし、ハラ的には、
ちょっと違うだろーって感じだ。



上記の1も2も、非常にいい事だ。
堀江氏のような、ビジョンを語り、それを率先して行動し実行に移す人は好きだ。
だけど、やり方と中身に疑問があるのだ。



株も経営も詳しくなく、彼に比べれば踏んでる場数も比べものにならず、
偉そうな事を云える身分ではないが、すごく人間的で基本的な部分で?というのがある。



******************************************





【上記1に関して】
「旧態然とした硬直組織を変えていこうとする堀江氏と、
  建設的な変化を村社会的な価値観で非難するフジと政財界。」





本当に変えたいと思うのであれば、
堀江氏のコミュニケーションはあまりに独りよがり過ぎる。
プロ野球参入の時に面倒くさい根回しなどで思い知ってしまったのか?
「こいつらには、真正面から云っても無駄だと」
だから今回、
真珠湾攻撃みたいな、または前述のデキちゃった婚みたいな、
そんな戦法をとったのだろうか?いや、おそらくこれが本来の堀江氏の戦法だ。
(非難されてる時間外取引もM&Aでよく使われるらしいしね。
 堀江氏にしてみれば奇襲でもなく、基本通りにやったまでである。)
プロ野球の時には、他人の土俵でやってた感だったのではないか。

しかし、
今までM&Aでしてきた企業は、新興系で歴史も浅いところである。
一方、プロ野球界にしろ放送業界にしろ、とにかく根の張り方が違う。
M&Aなんてことを仕掛けられたことのない世界なのだ。
堀江氏が今までやってた通りにやったら、反発喰らうに決まっている。
しかもこれまで以上に規模が大きく影響力がでかい。反発も並大抵ではない。

確かに根回しやら何やらというのは面倒くさい。でも、そこから始めなければ
いけない世界なんだと思う。今回だって明らかにフジは必要以上に感情的に
なってしまった。堀江氏が自分のビジョンを語り、提携話をしようとした時点で
フジに既に聞く耳なんてなかったではないか。そうなることぐらい想像がつく。
(フジを『古い!頑固モン!』と責めても仕方がないのだ。)

フジだって、ITとの提携を考えていると事後に答えているし、
コミュニケーションのやり方によっては、堀江氏は野望を達成出来たかもしれない。
だって、当初はフジから頼まれて番組に出演してた程の関係だったんだから。
あきらかに堀江氏はコミュニケーションで失敗している。

これで負ければ、旧態組織に対して2連敗となる。
己の美学を貫き通してばかりではコミュニケーションが出来ない。
この点は、同じIT系でも三木谷氏は上手いのではないか。


政財界含め旧態組織に属する連中の頭が
日本の足を引っ張っているのは間違いないのだ。

堀江氏にもっとコミュニケーションの仕方を工夫してもらって、
いつか突き崩してもらいたい。社長ブログを読む限り、
やっぱり社長なっただけある柔軟な思考と気さくさが感じられるし…。

↑押すとジョークが出てくるエンピツ投票ボタン
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【上記2に関して】
「ネットとメディアの融合という未来像を説く堀江氏」





JIROさんという方の日記の
『2005年02月27日(日) 堀江氏は新しいメディアの使命などということは、
全く考えていないことが「江川紹子ジャーナル」で確認された』

を読んでいただき、さらに「江川紹子ジャーナル」も見ていただけると、
堀江氏の云う「ネットとメディアの融合」というものの本質が分かる。

タイトルはいいのだ、タイトルは。
「ネットとメディアの融合」!いいじゃないですか実に!
まだまだメディアは双方向ではないし、ネットは既存メディア程の信頼性を得てはいない。

しかし、
JIRO氏もご指摘の通り、江川ジャーナルの中での堀江氏の発言を読むに従い、
「あ〜、この人、そ〜いうつもりなの?正気?」
と思い始める。

つまりは
「皆が見たい記事だけのメディアをつくる」
と堀江氏は云っているのだ。人気順に記事が掲載されたメディアと・・・。


何かすごく響きがいい言葉だが、メディアの話として考えると、
ものすごく怖いことをこの人は云っている。本当にそれでよいと思っているのか?
「全体」が見たくないと決めた記事は、「一部」の人は見れないのだ。
しかも見せる記事を決定した一人の人間はどこにもいない。まるでネットの世界そのものだ。
これをメディアにしたならば、アナ―キーなファシズム
陥るのではないか? 堀江氏はそれをしたいのだろうか?



情報を含めた技術革新は、人間の「我慢」を取り払う方向へ進んできている。
好きな時に誰とでも連絡が取れる。クルマや電車が発達して歩かずに済む。
外へ出なくても家で全ての用事が済む。見たい情報だけをすぐに引き出せる。

こういうことは良い事だが、反面、様々な事件や若年層の人間を見ていると、
「我慢が出来ない」「すぐにキレる」人間が多くなっている気がする。
こういうことは、上記の技術革新とは全く無関係だろうか?
技術革新ばかりで、大事な事を忘れてはいないだろうか?
「わがまま」を増長し、必要な「我慢」をも取り去ってはいないだろうか?

今ですら日本人は、政治記事を見ないし環境問題や福祉問題も見ない。
その該当する人達や該当する業界の人のみしか見てないのではないか。
少々我慢して勉強のために読むようなことはせず、面白いもの、
興味あるものだけを吸収していくことになるだろう。だから
イラクがどこにあるか知らない学生が4割もいることになる。

今現在、散々見たい記事しか見てない状況で、さらに教えなければいけない
記事でさえも堀江氏は見せない気なのだろうか?




突き詰めれば、
「人気のある記事だけ」=「視聴率、購読率」=「高広告費」
つまり結局「儲ける」ことしか考えていないのではないか?






******************************************




上記1と2を通じて
結論。





ホリエモン、志もバイタリティもOKだけど、

交渉についても、メディアについても、もっと


「コミュニケーション」の中身について
考えてほしい!






あと、今回のニュースを報道しないCX(フジTV)。
君らも結局そうなのか・・・。肩もつ政財界も相変わらず。
あと、明日は我が身と思わず、連日ヤンヤヤンヤの
報道を続ける他民放。腐敗し切ったNHK。いっそ、
みんな買収されてしまえ!





以上、今日は長くてすみませんでした。




050303
taichi
...
- 2005年03月02日(水) ∨前の日記--∧次の日記
- 犬好きでない方は見ないでください笑

昨日、帰宅しましたら・・・


ハラの大好きな犬ブログであります
わんこがくるぢょ』のharupuさんから、
わんこ服が届いてました〜〜!!!





harupuさんとこのダックス姫、かれんお姉さまが4〜5ヶ月ぐらいの時ですか?、
その頃に着ていた服を、おさがりでもらっちゃいましたのです。

※かれんちゃんを見たい方は、『わんくる』へ!!!



harupuさん!
ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!
THANXです!THANXです!THANXです!



んで、
速攻着させて、パシャパシャしまくりました。



本当にここから先は、単なる犬バカ野郎なので、
犬に興味ない方は見ないように笑・・・。



**********************************



どうぞ、
お入りください。






写真、
とりますよ〜。



まずは正面を
向いてください〜。




はい、次は
右向いてください。




え〜と、後ろ向いて
カメラへ目線ください。







まだまだ〜

はい、今度は
上から行きま〜す。



ちょっと、
向こうをむいて
いただけますか〜、


あ〜、
顔映ってないからって
油断しな〜い!








はい、
ツベコベ云わないっ!

今度は仰向けで〜・・・。





************************************




ほっんとスミマセン。ほっんとスミマセン。
とてもバカです俺。


いや〜服着させて、撮影していてふと思いましたが、

人間の幼女趣味のオジサンと紙一重だぞ!コレ!



ま、いいとして、
harupuさん、どうですか?

着させてみると、胸回りはジャストフィットですね。
胴回りが小さく、一番下のボタンがはめられないですが、
別におかしくありません。

長さ的には、ちょっと短いかな〜って感じですが、
全くおかしい感じではないですね。

微妙なサイズはともかく、この柄や色合いが
お嬢に似合ってますわ、ほんと。

お嬢もご機嫌な感じですよ。
引っ掻いたりして脱ごうとする仕草は全くありません。



あとは、これを着せて公園へ行くだけですが、
少しでもフェミニン系で女の子チックな服を着せている時は、
連れてあるくハラは、多少の気恥ずかしさを感じるわけですが、
ま〜いいです。堂々と連れてあるきましょう!
公園でまた写真とりますよ、んで、ここに載せますね!


とにかく、ありがとうございました〜。



※最後にもう一回、『わんくる』リンク!!!


050302
taichi
...
- 2005年03月01日(火) ∨前の日記--∧次の日記
- 日記・ブログへの投票がもたらす未来。

※今日のタイトルは、ちょっと大げさ気味に
つけてしまったかもしれません…が、別にヨシとします。




昨日で2月が終わりました。




ちょっと私事で恐縮ですが、

日記才人』の2月度の「月間累計得票ランキング」
初めてランクインできた模様です〜(193位)。

投票していただいた方々、大変ありがとうございます〜。



え〜また、「AIR」が使用している日記帳プログラムの提供サイトであります
エンピツ』でも、2月では
227票頂戴しました〜。

こちらも大変ありがとうございます〜。


*******************************




え〜、『日記才人』の2月では、

187アクセス頂戴しまして、167票頂戴いたしました。

2月で20本の投稿をしていますので、1本あたり8票ですか、
いや〜ありがとうございます。
この数字が多かろうと少なかろうと別にいいです。感謝です。
この月間ランクインは、ハラの中で超個人的な自己満足ゲームでした。
いや〜よかったよかった〜。



ランクイン以外に嬉しいことは、

187アクセスに対して167票もらったこと。
つまり得票率、約9割!!
あ〜りがとうございます!


※注/上記の「得票率」という考え方は、実際には全く意味がありません。
『日記才人』の「アクセス」というのは、『日記才人』サイト経由で
アクセスしてきた人の人数です。つまり、『日記才人』の会員でありながら、
「AIR」をブックマークしていただいている方からの直接アクセスは
含まれていないのです。よって実際の得票率というのはもっと下がります。
それを分かった上で確信犯で自己満足しているとご理解ください。




******************************




投票というのは、このサイトの一番下にあるボタンがそれなのですが、
AIRには『エンピツ』用と『日記才人』用があります。



『エンピツ』の場合、登録しなくても誰でも押せるので、
日記下部の固定ボタンとは別に、時々文章中のアトラクション目的で、
「押すと文字が変わる」得票ボタンを設けたりしています。

この仕様の投票ボタンを文中に使った日は、『エンピツ』の得票は
当然の事ながら多くなりますが、その日の票数は「そういう意味の数字」として見ます。
ま、押させてしまった人も含め、とにかく投票していただいた方には
本当に感謝感謝っす!ありがとうございます。




『日記才人』の投票ボタンでも、文字変化する「押させる」投票ボタンを
文中に設ける事もできますが、初回だけ登録が必要となるので、
「押させる」ボタンにしたことは過去1度しかなく、2月は1度もありません。



だから、今月の『日記才人』の得票数は、
純粋にハラの日記にリアクションしてくれた人の数として、
喜ばさせていただいております。





******************************




日記やブログをはじめ、イラストや音楽など、
表現行為をする人にとって、
「受け手」からのリアクションというのは、
行為を継続していく上で大きなモチベーションとなります。



ただし、モチベーションを喚起される対象も、
日記作家によってはそれぞれ異なるでしょう。



『日記才人』や『エンピツ』などの得票数カウントは少ないが、
BBSやメールで毎日山のように感想をもらっている
人気ブログ作家の人もいるはずですから、一概に得票数字では測れません。
そういう作家の人は、得票数とかどうでもいいはずです。

また、アクセス数こそが「無言のリアクション」であるとして、
モチベーションを感じる人もいるでしょう。

もしくは、『日記才人』や『エンピツ』で、自分の「マイ日記」に
登録してくれている人の数
に、モチベーションを感じる人もいるでしょう。




ちなみに、
私がモチベーションを喚起されるリアクションに
順番をつけるとすれば、


やはり一番嬉しいのは
直接BBSやメール等での具体的な反応が来ることです。
2番目に得票数、3番目にアクセス数、
と、このような順番でしょうか。



結局、一番は生の声なんですね。
得票の数字とかは、あくまでゲーム感覚なものです。
前述のように人によって解釈も違いますし、
ボタンの仕様や設置場所で得票数が変わってきますから、
どこまで純粋に日記内容の評価かは微妙なとこです。


しかし、ハラは、
感想などの生の声の次に得票数を純粋に喜びます。
それは「他日記に比べて○票多い!○票少ない!」
という相対評価ではなく、
あくまで「自分の日記に反応してくれたひとが○人いた!」
という絶対評価としてです。
「○人の方々、ありがとう!」というわけです。





******************************





日記やブログを読んで
「感動した〜」「いい情報もらった〜」「ほのぼのした〜」「元気でた〜」
と感じたならば、皆さん是非投票しましょう!
これは、決してこの日記への投票をお願いしているのではなく、
すべての日記・ブログについてです。




表現行為をしている人に、「受け手のリアクションなんていらない!」
と思っている人はいません。
表現というコトバ自体が「受けて」の存在を前提にしています。

「感想カキコ」でも、「投票」でも、「無言で毎日のアクセス」でも、
リアクションの表現は自由ですが、出来る事なら、
何か感じた時ぐらいは、最低限投票しましょう。




ハラの今日の日記みたいに、私事的なことばかりで
ためになることが別にない時は、無理して投票しなくていいんです。
「いいな!」と思った時に、是非リアクションしてください。

リアクションによって、日記・ブログがもっともっと盛んになり、
情報交流に活気が溢れてくることでしょう。





******************************




そのうち、旧態メディアは危機を感じてくるかもしれません。
(いや、もう感じているでしょう、フジとかNHKとか朝日とか…)


ブログによる商品レビューなどの口コミ情報は、
今や、旧態広告を脅かす大きなメディアとなりつつあります。
広告代理店は、もっとこのブログメディアに注目せざるを得なくなります。


アファリエイト(ハラも検討してますが)がもっと盛んになると、
一人に一ブログ時代が来るかもしれません。
いつしか、「国民総媒体屋」と云われる日が来るかもしれません。




******************************




というわけで、
最後は少々大げさになりましたが、
そして何度も云うようですが、
良い日記を読んだら投票しましょう。




日記・ブログに限らず、クリエイティブに携っている人達も含めて、



表現する人にとっては、
カネをもらうよりも、数字で図られるよりも結局は、


「それ、いいね」の一言が、
いちばんのエネルギーになるんです。







050301
taichi
...
    

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