今日の雛さんは、飼い主の腕を抱えこんでくつろいでます。

横から見ると、こんな感じ。

　　　　　　　「ふう。」

相変わらず、耳掃除が苦手な雛さん。

　　　　「いや〜、たすけて〜」


嫌さ満開、変な顔。それでもやめるわけにはいかないのです。

　　　　「お、お手柔らかにね」

「雛菊です」

「寝ようと思います」

「ぐう。」

ごろごろごろごろ。

　　　　「もっと、もっと〜」


幸せそうで、何よりです。

　　　　「う〜ん」


どうしたの、どうしたの？

　　　　「寝る」

たいていの場合、若旦那が椅子を占領すると素直に退くのですが、
ごくたまに、絶対退かないと頑張るときがあります。

　　　　「退かないぞ〜」


雛さん、それ苦しくないの？　退いたら？

　　　　「いいの、ここにいるの」


なるほど……まあ頑張って。

雛さん雛さん、お鼻さわってもいい？

　　　　「い・や・じゃ！」


げ、避けられた。くううううう……

てや！

久々のお風呂チャレンジ。担当は若旦那です。

ごしごしごしごし。

　　　　

「いやーーーー」

逃げちゃだめでしょ！　ごしごしごしごし。

　　　　「終わったら、おやつくれるよね？」


こんな感じで無事終了です。
このあと、おやつを貰えるまで鳴き続けた雛さんに乾杯。

せっせ、せっせと毛づくろい。

また入ってるよ、と言って若旦那がぶら下げてきた紙袋。

　　　　中身は雛さん。


それ、気に入ったの？

　　　　「うん」


そっか。

「さあ、来い！」

「ガブ！」

「そら、来い！」

「ガブ！！」

「ぬ、まだやるか？」

「これで、どうだ！」


……楽しそうだね。

しっぽが、手置き。

しっぽが、枕。

「えいや！」

「なにくそ！」

「こなくそ〜！」

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