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午前1時半。就寝。
あぁ、また夜更かしだ。 今夜こそ早く寝ようと思っていたのに…と、反省しながら眠りにつく。
眠りにつこうとしていた。
突然、寝ている私の目の前を黒いモノが横切った。
バサバサバサ。
え? ええ?
その黒いモノは、天井をグルグルと飛び回る。
あれ、なに?
ツバメ?スズメ?
いいや、コウモリだ。(ー_ーメ)
たぶん、一階の洗面所の窓から入ってきたのだろう。 猫が出入りするために、洗面所の窓は開け放たれているのだ。
一階から二階へと、飛んできたのか。 なにも、私が寝ている部屋に来なくてもいいのに。
バサバサバサ。 コウモリは飛び続ける。 ドアが開いているのに、廊下に出ない。
バサバサバサ。 バサバサバサ。
眠たいよ。 面倒だから、コウモリは好きなだけ飛ばして、寝てしまおう。
寝られるかってんだ。(ー_ーメ)
第一、長いこと跳び続けたら、コウモリのフンが部屋中に散らばるじゃない。
とりあえず、横になりながら手を伸ばして、ベランダへの窓を開けた。 しかし、コウモリは窓から出ることはない。 天井を旋回するのみだ。
仕方がないので、思い切って立ち上がった。 さて、どうしよう…? 小さな男の子がいるお宅なら、虫取り網があるだろうに。 うちには、んなもん、ない。
とりいだしたるモノは、ダスキ○モップ。 これで、コウモリを撃退しよう。(・・)(。。)
憎らしいことに、コウモリはとてもすばしっこい。 私が振り回すモップを器用に避けて、相変わらず飛びまくる。
やめてくれ。フンが、フンが散らばるじゃないか〜。
戦うこと30分。 やっとコウモリを射止めた。 天井を見ながらモップを振り回したおかげで、私の頭もグルグル回った。 回る頭で、もう一息。 モップの先で、床に落ちたコウモリをベランダへと転がす。 ベランダに転がったコウモリは、まーるく固まって動かない。 死んだか? ベランダへの窓を閉めてめでたし…ってわけにもいかない。
ベランダのコウモリを猫が見つけたら、また私の枕元に舞い戻ってくる 可能性が大だからだ。
フラフラの足つきで、台所へ行き、ポリ袋を持ってくる。 ベランダへ出て、コウモリをポリ袋に…。
あれ? いない。 コウモリがいない。
ヤツめ、死んだふりしてたみたいだ。 死んだふりして、私が去ったあとに逃げたのだ。 知能犯め。
という事で、コウモリと格闘したおかげで時計は午前2時を過ぎ。 すっかり目が覚めた私は居間に舞い戻り、飲み直したのでした。
おかげで、二日酔いよ〜。
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