もう8月になると言うのに、まだ梅雨が明けていない地方もあるらしい。 ボクが住んでいるチバも、梅雨は明けたらしいが最近雨ばかりなのだ。
この時季、雨が降った後に日が照ると、地面からはたくさんの植物が 芽を出す。 今日もまた柔らかい地面から顔を出した小さい草をたくさん見つけた。
ボクは芽を出したばかりの草をイッチョマエ君と呼んでいる。 茎もまだまだ細くて針の穴に通ってしまいそうなのに、イッチョマエ君 たちは空を見上げてとても立派な姿なのだ。
今日ボクが見たイッチョマエ君は小さすぎて何の草なのかわからなかったが、 自分よりも太い枯れ草の茎を押しのけて、ぱっと葉を広げていたのだ。
このイッチョマエ君は大きくなったらどんな花を咲かせるのだろうと 考えるととても楽しい。
ボクよりもずっとずっと大きいてっぺん杉だって、芽を出したばかりの 頃はこんな風に小さいイッチョマエ君だった頃があるのだと思うと、 やっぱり植物はすごいのだ。
5月からずっと日記を書いていなかったとは、我ながらびっくりなのだ。 暑いことだし、そろそろボクもちゃんと日記を書いてみようと思う。
今日は暑い夏の夜、ボクがどんな風に過ごしているのかを書いてしまうのだ。 と言っても、ボクが夏の夜に特別なことをしている訳ではない。 ボクは暑い日の夜は、とことん眠くなるまでは小屋に入らず、小屋の前の コンクリートの上にゴロンと寝転んでぼんやり庭を眺めながら過ごすのが 好きなのだ。
昼間はあまりの暑さに昼寝ばかりしているので、夜はなかなか眠くならない。 そんな時は深夜2時半にやって来るシンブンヤさんにワンワン吠えてから 寝ることにしているのだ。
しかし、この前の日曜日は2時20分から声の調子を整えるために咳払いなど しながらシンブンヤさんを待っていたのだが、朝までシンブンヤさんが現れ なくて、とても閉口した。 ボスに聞いたら「キュウカンビ」という特別な日だったらしい。 シンブンヤさんが好きな訳ではないのだが、深夜2時半にはちゃんと番犬と して活動しないとちょっと落ち着かないのだ。
↑シンブンヤさんを待つボクの姿(アキコの盗撮)
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