誰しもそうだと思うのだが、なかなか自分の枠を壊すことができない。
いつもとは違う自分になるのが怖い、もしくは面倒なのだ。
あるいは、そういう自分が嫌いなのかもしれない。
とはいえ、今ある自分はこれまでの積み重ねであるから、変化の無い
人間などいない。

”意識して変化していないだけ”。
ここがやはり大きいところで、「それが出来たら苦労しねぇよ。」
などと威張られてしまうようなこともしばしば。
かくいう自分も内側で凹んでいるだけなのだが、それでも「おっ？」
と思うときがある。
些細なことだけど、そういう小さい発見は結構嬉しい。
例えば、普段見ないような映画や小説を見たとき、敬遠していた運動を
してみたとき、密かに避けていた人と話せたとき、等々。
意外に思い当たる節あるでしょ？

劇的に変わらなくてもいいんじゃねえの、というのが自論。
さて。
本題はここから。
音楽に関してはどうだろうか。
”普段滅多に聞かない曲を聞く”。結構これは体力がいる。
なにしろ今まで食べたことが無いものを食べるのに近い。
本来なら聞きたくて聞くはずだが、その時ばかりは恐る恐る手を伸ばす。
しかし、だ。
自分にハマったときの喜びは凄まじいの一言に尽きる。
それから何年もの間、何回か聞くことになるだろう曲なのだ。
人との出会いにも似て、偶然性が強い。
自分が今後、何度この出会いをするかと思うと非常に楽しみ。
"毛嫌いしているジャンルであっても手を伸ばす"、のが信条であるため
幅だけは広くなった。
さて、広い海のような音楽の波と水に沈んでみよう。

・・・。
・・・。
という提案を常に隣人に語りたいところだが、そうそう「あ、じゃあ
聞いてみるよ。」という返事にはならないようで。

みなさんはどう？

APPLEが提唱するダウンロード型ミュージックストア。
他にもいろいろあるんだけど、曲数はダントツ。
こういう買い方も時代なんだなあ、と思いつつ使い始めると
意外にハマる。
とにかく、「あ、一回だけ聴いたことある。」とか「CMでやってたな。」
とか「そんなファンでも無いけど、カラオケで歌ったら気持ち良さげ。」
とか「CDは買いたかねえけど、一曲だけ聞きたい。」など
わがままな聴きかたにピッタンコカンカン。
そもそもファンならCD買ってるから別にいいんだけど、
「ちょっとだけ聴きたいな」をかなえてくれるスグレモノ。
その昔、友達からCDを借りるのと同じ感覚。
それより幅が広くなって、手間が省けた感じ。

しかし、だ。
良い時代になったのはいいけど、ますます友人と音楽を語る機会が
減ったような。
そもそも同じ趣味のやつが少ない中で、「おっ、こいつこんな
曲聴きやがるのか。」という感じでお互いの曲の幅が広がるのが
良かったと思うのだが。
これからの世代はさてどうなるのか・・・。

このところ、周りの友人、知人の結婚ラッシュ！
こちらとしては、ただ笑ってるだけでもハッピー！なので
実に楽である。
しかしまぁ、二人でいるときと、一人でいるとき(仕事やプライベート)
ではまったく別人だねえ。
そんな良い顔でいたいものだ。

















































どうやったらそんな良い笑顔でいられるんかなあ、と。
自分らと会うときとは違う人がそこにいるんですな。
それを見て思うことは、「自分もそんな顔でいられる人にもう一度遭えるの
かな？」と。
夢にまで見たあの人に再び遭えるのかどうか。
「きっと遭えるよ。」と言った貴女の顔を忘れることが未だできない。
もう一度遭えるなら、一言「ありがとう。」と言いたい。

外見だけで判断する人を、なんとかしたいと思う。
ほんの少し口をきいただけで判断する人を、なんとかしたいと思う。
ほとんどみんな面白いものを持ってるのに、ただその外観や性格だけで
判断されるのはくだらない。
ほんの少し環境が違えば全くの別人になるし、感じ方さえ変わる。
その、ほんの少しだけ違った世界をプレゼントされることが
日常の隙間にあればいいのに。
ほんの少しだけで。それだけでいいはずなのに。
変化することが怖いのは、きっとそれだけで損であるに違いない。
目に映るものを追わず、内面に深く潜り、探り、浸透していく何かを
全身に吸収する。
きっとそれを感じて受け入れることができたなら、少なくとも
何かが違っているはず。
その瞬間を信じなくては、きっと生きることさえ苦しいに違いない。

今週末は会社のお祭り。
そんなわけで、みなちょっと浮かれ気味。
とはいえ、やむにやむを得ない事情を抱えた人達はちょっと
疲れ気味。

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