声優さんと映画とアニメと
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2004年12月31日(金) 年末最後も森川さん三昧な日

昨晩はダビングやらハードディスクレコーダーの中身を整理していて午前3時までかかったが、今朝は8時に飛び起きて9時からの『スヌーピーとチャーリーブラウンーヨーロッパの旅ー』を観た。
私、むかしからピーナッツのシリーズではライナスが大好きでグッズもライナス系が多かった、単純にかわかったからだが、このTVアニメ作品では森川さんがどのキャラをアテているのか良く知らずにチャンネルを合わせたので、始まったとたん、かわいいモリモリの声が聞こえてきて、ドーンとときめいた。ちょっとぉ〜すごく可愛いじゃないか!!
普通にしゃべっているときも甘えてるときも、そして気取ってるときも、叫んでる時も、全部ライナスとして結構はまってたよ。なんと30才過ぎてもちゃんとこんな声で最後まで演じきれるのね〜きちんと隙なく崩れずずっとかわいい少年だった。それより、スタスキーだ!!下条アトムさんは昔スタスキーとハッチという大ヒット刑事ドラマでのスタスキー刑事、私、大大大大大好き。下条さんが演じてるチャーリーブラウンは、スタスキーまんまじゃないか〜〜笑った。すこしおじさん臭。このメインの男性二人を聴き比べてしまうと、森川さんの声の方が通りが良くて、セリフも切れがあった。子供声作ってるのにね・・・下条さんごめんなさい。でも、これはこれで下条さんの個性というか魅力の一つだから、ファン的にはぜんぜんかまわないんだけど、スタスキーまんまのチャーリィ・ブラウンってのは想像だにしてなかったから・・・かなりうろたえた。ずっと昔に振って別れたボーイフレンドと偶然再会してしまったような気分を味わってしまった。

さて、かわいいライナスを堪能したところで、慌ててチェンネルを変え、カトゥーンネットワークでスターウォーズクローン大戦全20話一挙放送を観た。はじめの15分がかぶっていたので、夕方6時の再放送時に見損なった15分を取り戻し観。
このオビワンは超渋くてクールでかっこいい。エピソード1でオビワンを演じた時の森川さんは、やさしぃ高めの青年声で、いかにも若造の弟子という感じを漂わせる演技だったが、エピソード2では声のトーンを少し下げてセリフも抑え気味にして、弟子を持った若いがしっかりした師匠という感じを演出、オビワンがそれなりに成長した感じをだして演じていた。
そして続編に当たるこのアニメでは、ジュダイ騎士団の中堅指導者としての落ち着きと貫禄、そして強さを声で顕していた。すんごく格好いい声。これはもう、この続編に相当するエピソード3がとても楽しみだとしか言いようが無い。写真のオビワン=ユアン・マクレガーもひげをたくわえて、威厳を出してるし、相当に抑えた厳しい感じの演技になることは間違いなし。わくわく。

午後からはS嬢からお借りしているビデオを鑑賞。

エニィギブンサンデー(TV版)>>
森川さんがアメリカンフットボールの若手黒人クォーターバックを演じている。逞しく、凛々しい臨場感ある叫びは、やっぱり森川さんが本物のフットボウル選手であったのがうなずける確たる演技がそこにあった。叫びや、かけ声の発声でのリアルさは、過去に本格的なスポーツ(とくにアメフト)をやってない人には演じきれないと思わせてしまうほどに、本物の運動選手の息づかいと気迫が込められていた。特に作戦番号を叫ぶシーン、普通の人だと声を張り上げるとうわずっちゃうのではないかと思うが、森川さんは声を張り上げて怒鳴ってるのに、それが弾丸のようにチームメイトへ飛び突き刺さる迫力だ。そうか・・・監督がオリバーストーン(プラトーンとかまじめな映画が上手い人だ)そんなわけで、スポーツに命を賭けてる人々の真剣さが、演じているすべての俳優さんや声優さんからほとばしって来る感じで、画面から目が離せなかった。それほどたいそうなストーリィじゃないが、主演のアルパチーノ=樋浦勉さんさすがの演技。スポーツ好きには観ていて興奮する映画だった。同様な題材のキアヌ・リーブスのリプレイスメントとは演出や音楽でかなり趣が違っているが(リプレイスメントの方がマイルドテイスト)試合のシーンの迫力は負けてない。この手の映画は大好きだ。そして森川さんは水を得た魚だし、こういう映画の森川さんは絶品。大好きだ。

コン・エアー(TV版)>>
森川さんがジョン・キューザック演じる飄々としていながら熱血の捜査官。
私、この映画の主役のニコラス・ケイジ(後半ざんばらお侍さんが髪になるのよ〜!耐えられない)たとえ大塚芳忠さんの良い声でも、だめだ〜ザ・ロックの頃がまだ観れたのに、60セカントも映画館で観たのに、最近急激にだめ。だめ。だめ。そんなわけで、森川さんの声がするシーンを主に鑑賞。もう、叫ばしても、何しても、ちょうど良い声の高さで痺れました。良い演技です。
ジョン・キューザックは個人的にロバートミッチャムの2代目だと思ってまして、甘い顔だち、のそっとした演技は結構、魅力的。題名忘れましたが、空港の管制官の役が最高に格好良かったのですが、このコン・エアーも良いですね〜!
そうそう、11月にこの映画のクライマックス前で飛行機が強行着陸するラスベガスで3泊してきました。この映画うそつきです。ハードロックホテルはストリップ大通りには面してません、ですからあのコースで飛んであの位置にギターの電飾はあり得ません。そのうえ飛び込んだホテルもあの位置にはないぞ・・・細かいな・・・基本的に主人公の配役以外は面白い映画でした。はぁ〜どうにもならないジレンマ。

セブン(日曜洋画劇場版)>>(お口直しの大当たり)
七つの大罪をテーマにしたサイコサスペンス。異常とも思える行動の殺人犯を追う二人の刑事、若造のプラッドピットを森川さんが好演。引退直前のベテラン刑事役モーガンフリーマンを勝部演之さんが演じている。これはまさに演技バトルである。ブラピはスリーパーズと同じ頃か?とても若々しく、今ほどアクがなくて、まるでコリンファレルかと思ってしまうほどだ。声も森川さんのコリンを観ていたせいかもしれないが・・・まあ、モーガンに食われるのはしょうがない。貫禄が違う、でもブラピは彼らしくのびのびと良く演じてると思った。これは後の活躍を暗示できる良い意味での出世作の一つであると思う。そして何より森川さんの演技だ。素晴しいの一語に尽きる。なんだろう、この嵌り具合は。ものすごいシンクロ度と言うだけでなく、改心の演技では無いだろうか?感情の込め方も抑え方も抜群の呼吸。奥さんへの愛を語るセリフの甘さや、犯人に毒づくときの青さ、そして一生懸命さ、吸う息も吐く息もそして表情も間合いも、最高の出来だと思う。脚本が演技に良くフィットしていたのかもしれない。2001年にこんな演技が出来る人だったのだから、やっぱりただ者ではあり得ない外画吹き替え界の若造だと思う。この演技の延長上の、ブラピをもっと観てみたい。実はブラピではメキシカンも良かったと前に書いた。体格(骨格)が似てる事、役者として若いうちから演技派、しかも歯が浮くほどの2枚目担当、しかも芸は奥が深く幅もある、狂っても、猛っても、切れても良し、毒づいても、気取っても、愛を囁いても良しと、七変化の演技ができるという意味で、この二人は非常に共通点が多い、シンクロすると恐ろしく嵌る二人なのだと思う。森川こそブラピのフックスにすべきではないだろうか。完全な私感であるが。堀内さんは他にもいっぱいあるんで、そろそろ完全に譲ってください。(でもオーシャンズのシリーズはずっと堀内さんで固定になっていますね)。それと特筆すべきは田中秀幸さんが犯人役を怪演技、役者さんケイバックスとかでも不思議な人を演じてる役者さんだが、頭脳明晰ながら精神が逝ってる人を、ものすごくシンクロして演じる田中さんに、最後は圧倒された。3人バトルはおじさま達に軍配を上げざるを得ない。

昨日の台所掃除での油落としで腕がだるい上に、今日はTVぶっ続け鑑賞ですごく疲れましたが、森川さん飽きるどころかますます惚れました〜!!
おまえら25のチケットが来ました。夜の部一桁台です、感謝感激。


2004年12月30日(木) 浪漫狩り2

浪漫狩り2を寝物語に聴いた
BLとかは原作をなかなか読む機会がなくて、ドラマCDぶっつけで聴くのがもっぱらなんだが、浪漫狩り(これBLじゃないです)は、たまたま漫画を書店でみつけて、3巻まで読んでいたので、作品の展開や脚本もどう展開されるかをわくわくしながら聴くことが出来た。そう、結構上手くまとまっている感じだ。
まず、猿渡役の松本保典さん、この人テッカマンブレードのノアルで知ったのだが、けっこう暖かみがあってクールにも熱血漢にもなる両党の美男子キャラ声の方、で原作者さんご指名というの分かる気がする。が、1作目ではなんとなくドラマの中での存在感が薄かった、脚本が弱かったのかもしれないが、他のキャストに食われてた気がするが、今作ではかなり良かった。雰囲気でていた。そして1で主人公を食った那珂川を演じる櫻井くんは、BLやマ王のときよりかなり大人びた地に近い口調で、かなり気にいっていたのだが、この2の方はなんとなく線が弱くなってしまった。これも脚本のせい?まあ、このキャラはこれでもいいんだけど・・・そして堀内賢雄さん演じる冒険家の羽佐間雄大の声、これがどうしても絵から受けるイメージとかけ離れている、私の好みでは井上和彦さんあたりにやってほしかった気がする。べつに堀内さんが悪いのではなく、声のイメージの問題だと思うのだが・・・でも今回の途中の変装なりきりエピソードはさすがの芸達者ぶりに舌を巻く。
そして、この作品で原作を超えてる怪しさを醸し出してるのが、軍部特務機関の3人組。まずピカいちは親分の(感じが変換できない名前の役)速水奨さん、セリフは少なくても圧倒的な存在感と怪しさ全開でおじさまキャラの素敵さ最高峰。次に、陰があってカミソリの様な鋭さの陰に繊細さを醸し出す森川さん演じる篠原少佐。篠原の腹心の部下の岩槻を演じる大川透さん。この3人は最初(森川さんは最初のみ)と最後(速水さんは最後のみ)にしか出てこないのだけど、ずっとその存在感をひきずってしまうほどのインパクト。
特に原作では透明感が強くて印象がつかみにくい篠原少佐の危うい雰囲気を森川さんが結構うまく表現してて舌をまく、この人は原作読み込んできてるなって思ってしまった。
そして今回の2でもっとも秀逸名演技は岩槻の大川さん、この人は出番の長さ(セリフ量)は森川さんと同じぐらい少ないが、とても存在がめだつ。良い演技だ。そして、ふとこの声、このセリフ回し、その存在感・・・思い当たる事があった。これは・・・スタートレックDS9のガラックか・・・私、はたと手を叩いた。なるほど!!
この特務機関はスタトレックコンビだったのか・・・(笑)
そんなわけで、シルバー名の船室のコラムの方に大川さんと森川さんの二人がからむスタートレックのうんちく話を書いた。(爆)


2004年12月29日(水) ザ・メキシカン(TV版)

2004/5/16(日) テレビ朝日系 日曜洋画劇場
「う〜そ〜だろう」っていうセリフ回しの抑揚がいかにも森川さんらしい吹き替えの作品。お借りてして観てしまいました。(S様感謝です)
ブラピとジュリアロバーツの掛け合い漫才みたいなマシンガントークが楽しい、コメディタッチのお話で、ブラピがなんだかすっごく若々しくみえて、ファイトクラブの彼とは別人のよう。森川さんの声、他のブラピあててる声優さん(堀内賢雄さんとか山寺さんを観たことあります)に比べると、ちょっと若い感じがするが、この映画の雰囲気にはものすごくあってる。
ブラッド・ピットは1963年生まれで今年41才、このころ40才前か?うっそ〜やっだぁ〜て感じの若若しさ。ジュリアの声あててる田中敦子さんも、雰囲気出てました。たいしたストーリィじゃないんですが、BGMとかに哀愁がって、バクダットカフェのような退廃的な雰囲気や、あとわすれちゃったけど、なんだかいろいろな映画のテイストが盛り込まれてる感じで映画通の方が楽しめる展開みたいだ。
正直、ブラピの体格みてて、先日のお渡し会の森川さんを思い出した、顔の骨格も似てるし、もしかして外見も凄く似てる感じ、筋肉質なところも似てるし、体のバランスも、ダイエットして最近スマートで金髪ストレートにしてる森川さんがブラピの雰囲気まんまって感じがします。日本人と西洋人なのでそれなりの違いが無視したとしてですが・・・笑

今日からお休みのはずなんだが・・・
用事がいっぱい、う〜そ〜だろう(爆)!





2004年12月28日(火) BL大人買いと予感(BL)

大人買いという言葉が気に入ってしまったわけではないが、
昼休みにBLを20枚注文してしまった。
もう、既にバンクラフト(破産)、これで来年の私の口座は赤になること決定。
しばらくはだるまさん状態に突入。
それにしても、とんでもない人を相手にしてしまった、あまりに出演作品が膨大で、後追いではまったく手がつかない。
そんなわけで、もう、あきらめよう、絞る。
外画DVD、主人公もしくは4番目以内に名前のでているドラマCD、マ王、セイント、歌関係。これだけでも恐ろしい。
もう当分なにも買わない(涙)見てないDVDをとっとと見て、聴いてないCDを早く聴け!と自分に言ってみる。

予感>>
伝説のロックバンド『ヌン』のボーカル役で森川さん、人気ロックバンド『カロン』のボーカル役で鈴村さん。設定はかなりカッコイイ、森川さんの役は過去に事件があって今はドラマにも出てたりして俳優をやったり気のないポップスを適当に歌ってるアイドル系、でも本気で歌わせたらものすごいって設定。面白い。鈴村君の役が、ちょっとつかみどころがなくて、男らしいのか、エキセントリックなのか、まじめの優等生な側面があるのか、なんなのか、イメージが固定しなくて戸惑った。もっともっとエキセントリックな感じにするか、逆にまじめでこつこつタイプにするかしてくれないと、良くわからん。なぜ森川さん(役名ど忘れ、ひろやだっけ?平凡すぎて・・・愚痴)が鈴村=アキラを手篭めにするのかも、ぜんぜん必然性が判らん(笑)普通殴るやろうってシーン、単に性格設定が暖色(あえて誤字のまま放置)なだけなのか?ロックミュージシャンは血の気が多いから、先に手が出るのは確かだけど、手じゃないところもすぐ出す人が多いけど、やっぱり普通はセックスドラックロックンロールであって、その場合は・・・わははBLが成立たなくなる。
さらに、この作品聴いていてちょっとじれったい。劇中に出てくる『Voice』という凄い曲はどんなのだ?ぜんぜん演奏のシーンがないので、私はメタル中毒なファンだけに、あああああぁ聴きたい、聴きたいゾウ!!どんな凄い曲じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜って欲求不満になって途中でじれてしまった。
たしかに、あまりに凄いという表現がありすぎて、ありきたりな曲をもってきてしまうと興ざめになるのかもしれないが、森川さんのソロで『Taken』でもどれでもいいじゃないか、本人の了解(するかな?)もらって使えば良かったのではないかと思う。びったりはまりそうな曲は何曲もあると思うんだけどな・・・
追加するに、キャラクターの名前がぜんぜん印象に残らない、平凡すぎる、漢字で書くとカッコイイのかもしれないが、音楽ドラマなので、とくに音での響きにこだわりをもってほしかった。CDドラマ化する事を念頭にするなら、作家さんもキャラクターの名前は音の響きをもっと感覚的に大切にすべきかもしれない。とくにドラマCDでは、キャラの名前の音の響きは重要な要素だ。他の作品に結構うまいなと思うものがあるだけに、この作品での名前のありきたりさが、ドラマのリアリズムを高めてるのかもしれないが、作品の全体の色合いを決めるのには逆に残念な結果だと思う。
さて、攻めが定番の森川さんの演技、あいかわらずクールビューティ、多分バンドやっていた経験者だからだろう、最後にちょっとだけ出ててくるメンバーとのシーンも良く雰囲気がつかめていた。やっぱりむしろカロンのメンバーの方がロックバンドの雰囲気をつかめてなかったかもしれないな・・・もっと不良というか男っぽさや緊張感というかトゲのある部分をだして欲しいな、学園アイドルポップバンドじゃないんだから。音楽を生業にしてる人種というのは、そうじゃないんだ〜〜〜ぬるい演出。
こんなに書いてても実は相当気にいった!!
森川さんの演技がカッコイイ。自分で森川さんの曲を入れ込んで再度編集してやろうかと思うぐらい(笑)。
ヌンやカロンのネーミング、古くはスコーピオンズというドイツのご長寿メタルバンドの伝説ギタリスト(今はソロになってる)ウリ・ロートの曲『カロンの渡し舟』から来てるのかな?原作者さんは古〜いロックのファン?

追伸
シルバーナ船室の方に春抱き5を聞いたあとにイメージが湧いたポエムのような創作短編ストーリィを岩城さんを主人公で書いてみたら、読んで泣いてくださったという方からメールをいただいた、それも1通ではなかった。こういうネタ、普段は胸の内にいつも暖めていたが、書いてみるものだ。感想をくださった方々、本当に暖かいメールをありがとうございました。励みになります。


2004年12月27日(月) 私の仕事とBL

なぜだか、仕事が年末に向かうにしたがって雪崩のように押し寄せてくる
誰もが、年末年始に楽するために、人に一生懸命仕事を振る
そしてご都合主義のおじさんたちは、こぞって、全部年始の最初の日という
わけわかんねぇ日を締め切りにしやがる、自分は指示を出すだけだ
あほかぁ〜てめぇら、眼噛んで○ね〜って言いたいなぁ〜
本田雪彦君が久遠寺のためにずいぶん忙しそうだったけど、あれはあれで会社のためだったり
やったらやりがいがある成果に結びついてるように見えるけど
私のところに来てる仕事ってな・・・これじゃ申し訳なくて部下へ振れないよ・・・

エンジニアの仕事というのは、時に物理現象の限界に挑戦する必要がある。普通にやっていてはもう限界になるような状況でも、一生懸命考えて、その限界を打ち破る方法を探し出す。
そう、発明というのは、まるで無から有を生み出すみたいに思われているが、それは違う、魔法のように存在しないことを存在させて見せたり、物理の法則を捻じ曲げたりはできない。今まで知られていなかった新しい法則を見つけ出す事が、あるとき魔法のように見えるが、それでも、厳然たる事実はそこにある。なにも無から作り出したのではない、事実があって、それを見つけただけなのだ。実は目で見えている世界というのは、本当に限られたものだけだ。だからさまざまな方法を駆使して、いままで常識と思われていた事とは違う事をやってみたり、異なる見方をしていろいろなことを組み合わせてみたりしてみることで、新たな現状や法則を見出す、それが発明であり、発見であり、科学の進歩だ。

そんなわけで、今私は光に関係する物理法則をちょっとこねくり回している。
目に見える波長はもう使えないので、紫外線と呼ばれる波長のさらに短い波長の光を引っ張りだして・・・
おっと、日記にこんな硬い野暮な話は禁物だな

雪彦で思い出したのでBL話をしよう
置鮎さんと森川さんの攻VS受のカップリング(だんだんとBL専門用語が増えてきた(笑)・・・そのうち専門用語辞典が必要かも)は珍しいのだとか?まあ、初心者なのでよくはわからないが・・・
発想の転換や新しい組み合わせが生み出す科学的な価値は、BL界にも通用しているのか?森川と置鮎の新しい新境地が開拓できれば、リスナーが新鮮な驚きと喜びがあるはずだ。
以前にも言及したが、しあわせにできる2は本当に面白かった。
携帯のiモードのコンテンツの中の声優グランプリ>GirlsParty>パステルコレクションで
森川さんがインタビューで言っている話に興味を持った。しあわせにできる2で、森川さん演じる本田雪彦が、劇中でおかあさんと会うシーンがあって、このシーンを通して森川さんの中での雪彦のキャラクター設定が固まったという事、実に興味深い。実は聞いていてすごく雪彦の母親への愛とかやさしさ、家族への執着みたいなものを感じた。森川さんの演技のリアルさにも惚れ直した部分。特におかあさんへのしゃべり方、レジでの会話、その直後の会社の人との会話、かなり意識して使い分けている、それが微妙というか絶妙なので、演技の妙を楽しめる瞬間でもあり、ちょっとぞくぞくした。
実際、小説を書くとき(アマチュアですが・・・)もそうだ。登場人物の設定において、生い立ちや主な経験を考えて、その人物の性格設定を行い、それを肉付けして、各場面を想像したときに、こういう人間だったらどういう反応を示すだろうか?とか、どういう言葉をしゃべるだろうということを想像しながらストーリィを進める。だから、エピソードでの反応、しゃべることばはすべてが性格や人物の生い立ちや生活背景に基づいているはずだ。作家やリスナーがそういう部分でのリアリズムを追求しているときに、演じる俳優さんもやっぱり同じく、同じアプローチで自分の中での架空のキャラクターの性格付けを具体化しているはずだ、そうでないとありきたりな演技になってしまう。その過程できちんと肉付きのあるイメージが役者さんの中で形成されたならば、なりきり度というか、シンクロ度やリアリズムが高得点になるはずだし、リスナーはひたすら、なるほどなぁと納得してしまうに違いない。作品世界に完全に巻き込まれて楽しめる瞬間。いいねぇ〜

そういえば、春抱き5の感想を書いてないですね。自分の中ではまだまだ聴き足りないので、もう数回聴いたら書きます。それにしても、三木さんと森川さんの呼吸は絶妙。


2004年12月26日(日) クルーエル・インテンションズ3

舞台はは架空のお金持ちの子供達が集まる大学ということで、いきなりスタンフォード大学が出てきたので、びびってしまった。さすがわハリウッド。
これ、カルメンよりよっぽど18禁じゃないかしらってあっけらかんとしてますが・・・エッチシーン満載です。
ジェイソン役の森川さん、超男前の2枚目の響き抜群の声、BLの攻め役の時の声そのまんまです(笑)もうすっごい良い声の男前。役者さんのカースミスも2枚目のいかにも女ったらしの顔してます。共演というかもっと悪党の友人を竹若琢磨さんが吹き替えてて、ブラックホークダウンのDVD版の再現。竹若さんの役は一見へなちょこだけど実は悪の役で、森川さんの方はずいぶん悪ぶってるというか、どこからみてもプレイボーイで、そのまんまかな?
これほんとうに18禁じゃないの?(笑)
それにしても、女の子を口説く森川さんのセリフって、甘いなぁ・・・竹若さんもだいぶがんばってますが、声のトーンの響きがぜんぜん違います。

今日も時間の許す限りボイジャーのシーズン4を観てました。
パリスがやっぱりいいなぁ〜。


2004年12月25日(土) ボイジャーのトム・パリス

そうそう、まず今日になって今週のパスコレを聴きました。って森川さん鼻声?この間から急に寒くなったので、とうとう風邪ひいちゃったのかな?ブリーチのお渡し会の日、結構寒かったけど、まさかあの前後で風邪ひかせちゃたかしら・・・年末はおまえらの台本書きの追い込みって言ってましたが、大丈夫かしら?どんどん寒くなってるので、お大事に、しっかり暖かくして作業してください。

スタートレックボイジャー
第4シーズンのボックスが届いたので、今日はめいっぱい観ました。
このシーズンは、その前の3シーズンに比べて、トム・パリス(森川さん)の人生の大きな転機がふたたび訪れます。恋人が出来て、その女性との関係が深まります。そんなわけで、愛のささやきやら、キスシーンやら、いろいろ良いセリフが聴けて森川ファンとしても楽しいシーズンです。トムのレトロ趣味全開のお話(188話)なども出てきます。
今回、トム役のマクニールの声と森川さんを交互に聴き比べて、ルーツオブ森川節を確認。そうなんですよ〜私の大好きな『あ〜ぁ』という、すこし途中が持ち上がる言い方、何かに感心したり納得したりする時の言い回しですが、これは、森川さん独自の言い方だったのです。これ、実に外画ちっくでステキ。でもって結構な頻度でBL作品のクール攻め系の役でも出てきます。ちょっと甘くて、ちょっとキザで、ちょっといたずらっぽくって、そしてクールな森川節万歳。
ボイジャーで森川さんが作り上げたプレイボーイで熱血漢でちょっと甘えん坊で義理がたくって、そして後輩思いで、勇気があって、知的で・・・というスタートレックでももっともいい男全開キャラクターのトムパリス。トムを演じるマクニールの演技もさることながら、シリーズ通して、パリスとともに成長している森川さんの演技を実感することができて、とっても印象的。これがダーマ&グレッグでの絶妙ないい男グレッグへと繋がっていくのか・・・。

不覚にも、ボイジャーに嵌ってて今日のFOXTV放送のダーマ&グレッグを見逃した(馬鹿だ私は!!)明日の再放送をキャッチできるか・・・
そんなわけで、真夜中に先週の録画をもう一回観て憂さ晴らし。
グレッグが仕事に嫌気がさして、ダーマにそそのかされて検事を辞職。ハンバーガーショップのコックさんを一時的にする話。ついでにグレッグのお父さんまで美容師に目覚めちゃうので大変な騒ぎに(笑)。前半に仕事放棄をお祝いするパーティで酔っぱらってKISSのI wanna be rock'nrolle all night〜〜〜〜とわめきながら歌ってくれます。爆笑。可愛い。30分とおしてはじけたグレッグやあわてるグレッグや落ち込むグレッグや奥さんにエッチな事を言うグレッグなど、森川ファンにはすごくおいしい回。最後に仕事に戻っちゃうんだけど、シリーズが進むと後半に出てくるお話の大きな伏線にもなってるらしいです。

昨日は時間の許す限りBLCDを聴き、今日は時間の許す限りヴォイジャーとダーマ&グレッグを観て、やっぱり海外ドラマの森川さんの軽快かつ絶妙ないい男演技は絶品だと思った。こういう積み重ねの経験が今の総ての仕事に生きているのではないかと思う。そしてBLの演技にも完璧に繋がってる。なんたって『あ〜ぁ』である。これはトム・パリスもグレッグも、そしてユアン(マクレガー)でもキアヌ(リーブス)でケダモノでもインテグラでもその他いろいろ出てくる。この『あ〜ぁ』が最高!

ボイジャーは放映開始最初からいきなりトムが大好きになって、シリーズが進むにつれてますます大好きになっていって、毎週毎週、本当に楽しみに観ていた。その頃はぜんぜん森川さんを意識していなかったが、今こうして森川さんの演技を意識してじまじとボイジャーを観ると、やはりパリスというキャラクターはステキだ。声もセリフも本当に森川さんで良かったなとつくづく思う。優しいし、甘いし、それでいてブリッジの操舵席では沈着冷静で理知的で有能というキャラを絶妙かつ若々しいセリフ回しと男前声のトーンで完璧に表現している。けっして高めにならない、そこそこにボリュームの有る体格を思わせる声、しかし太すぎないで絶妙な高さにコントロールされている。トムになりきっているからこそ出来る演技だと思う。

どうしても登場人物が多いしメインのクルーの個々のエピソードが順繰りで廻ってくるため、シーズンを通してトムが主人公になる回というのは数回しかなく、それ以外の回は操舵席に座ってるシーンが多くて出番も少ないが。全7シーズンを通して、一番人間的に成長したキャラクターだと思う。なにしろ風来坊みたいだった彼が、愛と友情に命を賭けて戦い、やがて結婚して父になるのである。まるで人生のシミュレーションである。

メリークリスマスだったのですね


2004年12月24日(金) コルセーア2とAnswerとファイトクラブ(フジTV版)

コルセーア2とAnswer はBLです

コルセーアはBLなんだけれども、聴いていてBLという感じがしない。そういうシーンが出てきても、なんとなく違和感もないし、映画の一場面で男女がセックスするように、登場人物の関係が自然に成立している感じだ。
ドラマの展開が本当にかっこいい。まず、海洋物、海賊や貴族や総督が出てきたりと、歴史仕立て。鈴木千尋さんのカナーレと森川智之さんのアヤースの二人が中心に話しが進むが、この2では三木眞一郎さんと子安武人さんが、アダルトに絡んできてとってもエキサイト。特に聴いていて秀逸なのはやっぱり三木さんの演技。2枚組の1枚目の中盤は、もうほとんど三木さんの独断場。森川さんの低めの男っぽい声での押さえた渋めの演技も、他のどの作品にもない男らしさと同時にクールな魅力があって聴いていてどきどき、魅力的なカナーレ=鈴木さんが、森川さんと三木さんのステキな演技を上手く引き出している感じだ。なんだか感動的。

Answerはちょっと前に聴いたSuggetionの前作にあたる作品。聴く順番は完全に間違っているのですが、Suggetion を聴いてすごく感動的だったので、一生懸命に探してゲットした作品、これもかなり面白い。偶然にもコルセーアと同じ組み合わせ。ただ、森川さんの役の雰囲気はぜんぜん違うので、とても面白い。こちらの森川さんは、悩んだり、苦しんだり、泣いたりと、とても人間味のある魅力的な演技。こちらも、耳をそばだててしまう。

この二つの作品を聴いて思ったこと。
話の筋書きは、けっこうありがちな展開、ハリウッド映画などの脚本に比べれば、どこにでも有るような話だし、想像の範囲内での展開でしかない。しかし、ドラマはやはり演じ手の演技で総てが決まるなあとつくづく感じた。確かに、脚本はそこそこ良く出来ている。音の演出もさすがだ、臨場感もかなりある。しかし、だからといって驚くような強烈なセリフがあるわけではない。しかしそこには、生き生きとした役者さんの演技があった。かれらこそがドラマに命を与えていた。どうして、と思ってしまうほどに各シーンでそのおもしろさに引き込まれる。聴いているこちらが頭の中で画面が浮かぶような展開、そして聴く者の注意を決して離さない、絶妙なニュアンスの演技。引き込まれ感情移入してしまい、登場人物と同じ気分で一喜一憂してしまう。
こういうドラマCDはBLであるなしに関わらず、中毒になる。とりわけ、格別の演技を聴かされると、やっぱり最後が役者の担う部分が大だなと、つくずく実感する。どうも私にとってアヤースは鼻血キャラ。

ファイトクラブ(2003年6月フジTV放送版)
今回幸運にもTV版の録画をお借りして観ることができた。
ブラピを堀内賢雄さん(日曜に会ったばっかりだ、にこにこ)エドワードノートンを森川さん。ノートン平田さん版はDVDを持っているので観たことがあったし、白状するとファイトクラブはDVD化が待ちきれなくて先にアメリカで買ったリージョンコード1版と日本の初版のボックス仕様版と2種類持っている。たぶん5回はすでに観ている。とはいえ、実は本編観るのはかなり久しぶり、2年ぶりぐらいか?シーンは全部知っているだけに、TV版でどこがカットされたか(スープにおしっこ入れるシーンとか)すぐに判る。しかし、この作品だけは何回観ても面白いし、異なる脚本、異なる声優さんの演技で観るのは格別の楽しみがある。
TV版、カットされたシーンとCMは気に入らないが、中身はやっぱり大変に面白かった。堀内さんはブラピ嵌り役かな。かっこいいだけじゃなくて、甘い部分も切れてる部分も痺れる良い声、1〜2カ所だけ、おおっ、ちょっとおじさん臭いさけびだ〜〜という部分があったが、まあご愛敬か。
森川さんノートンはいろいろな演技が聴けて面白かった。森川さんらしい演技が、この作品ではとても生きていた。映画のおもしろさがこの二人の演技でかなり増強されている。オリジナルの持つダーティで薄気味悪い色合いが薄れて、コミカル色が強くなった印象で、TV版としては取っつきやすくて正解だと思う。とても良かった。


2004年12月23日(木) AVP

吹き替え版を観てきました。
濃い顔のイタリア人考古学者セバスチャン(ラウル・ボヴァという役者さん)を森川さんがアテてました。写真の印象ではもっと低い声であてるのかと思ってましたが、普通の高さに近い、とっても響きのいい声でした。
セリフ量もまあまあ、出番も、うわさどおりで、けっこう長くがんばってた方じゃないかな?良い役でしたよ!!DVDが楽しみ。
とにかく、イタリア人という事でレックス(本田貴子さん、スタートレックの凛々しい役が似合っているので、この作品でもばっちり、凛々しいです)
にイタリア語でこういうんだよ〜というシーンが前半と後半で2カ所あるんですが、森川さ〜〜〜〜ん、ステキ!!2回目のイタリア語長ぜりふで頭が真っ白で、劇中に良い声だな、良いセリフだなっておもっていた場所を全部忘れてしまいました。
それにしても、金色のガッシュベルの時にも思いましたが、ドルビーデジタルサラウンドの劇場で聴く森川さんの声は、たまりません、絶品です。全身にズシーンと来ます。もう、ため息しかでません。
スターウォーズエピソード3がめちゃくちゃ楽しみだ・・・・

プレデターもエイリアンもかっこいい


2004年12月22日(水) セリフの変更

森川さんが、何かのインタビューで、これ(脚本で)は音が難しくて発音しても意味が伝わらないので、原作を当たったけど、おんなじだったから変更できなかった・・・みたいなコメントがあって、ちょっと考えた。
ERのサイトの平田さんのインタビューでも、ジョーイは絶対こんな言い方はしないっていうセリフは、監督さんとまわりのみんなの同意のもと変えちゃう、とあった。
声優さんは、ただ台本どおりにセリフを読んでいるだけではないという事だ。
リハーサルの段階で声に出して読んでみて、正しく発音すること、意味が伝わること、聞き取りやすいかどうか、など、仕上がりの段階を考えたさまざまな要素をチェックしているのです。まあ、役者さんというのは、そういう作業も担って作品を一緒になって作り上げているということなんだが、なんだか凄いな。
ますます惚れてしまった。


2004年12月21日(火) お仕事の修正版(1)+外画この1年を振り返る---集計グラフ有

森川さんのお仕事の歴史をひもといてます。
11/14に掲載したグラフから元のデータが更新されたので、
グラフも書き直しました。
出展は鈴さんの「森川智之プライベートコレクション」様サイトの外画吹き替え情報
TVでの出演とDVDでの出演をすべて足したものになってます。
主役率は、鈴さんのページの中の吹き替え記録の記号★を集計しています。


今年は出演数では2000年の水準を回復、しかし主演率は2000年の50%から一気に80%越え、ジャンプで言えば最長不倒距離ってやつでしょうか?
前回も書きましたが、1998年ゴジラ、1999年にスターウォーズ1ファントムメナスを吹き替えてますが、その仕事のインパクトが2000年以降の吹き替え本数の激増と主役率のアップに大きく関わっていることはデータから明白です。
1999年が森川さんのターニングポイントであったと思われます。
あと、今年の吹き替えを振り返る(とは言っても実は私は7月からの後追いですが)
森川さんが吹き替えた役者さんを見てみよう。
ヒース・レッジャー2本、ユアン・マクレガー2本、トム・クルーズ、コーリン・ファレル2本、アダム・サンドラー2本、ブレンダンフレイザー、ジュード・ロウ、トニー・カーチス、ロバート・レッドフォード、チャン・ドンゴン、ブラッド・ピット・・・去年がキアヌイヤーだったとすると、今年はいったい2枚目総なめイヤーとでも呼ぶべきか、どうしようもないいい男の連続である。
森川さんより年下が出てきたのも特徴的かもしれない、なにしろヒースもコーリンも20歳台だ。
特筆すべき第2は、古い作品の新録でレッドフォードとトニーカーチスというスーパースターを吹き替えた作品がついにDVD作品として世に出た事だ。
これも記念すべき快挙だと思う。
野沢那智様と広川太一郎様の鉄壁の牙城に望むと望まざるとにかかわらず、穴を穿ってしまったのだ。
新旧交代といえばそれまでだが、私のような年齢になると、那智&太一郎のフィックスは永遠だっただけに感無量だ。
そして森川の演技は合格点だっただけに、老獪たちは悔しい思いをしている事と思う。
そんなわけで、追い風が確実に吹いている、だからこそ、来年以降が待ち遠しいし、恐ろしくもある。それにしても洋画主人公級声優の看板が似合う中堅声優になってしまったことは、ファン冥利に尽きる。
もちろん脇での大役として来年のユアンのSWーEP3もお待ちかねだ。


2004年12月20日(月) 「ブロウ」

主演はジョニー・デップ、とんでもない奥さんにペネロペ・クルス
箱にも吹き替えキャスト書いてないし、中の紙にも書いてない。
エンディングのスタッフロール最後まで送ったけど、ない?
メニューから日本語で入り直してみたけど・・・出てこない?
まあ、仕方ない、そんなわけで、すごいへったくそなペネロペクルスのおねえちゃんがだれだか、わからないが、彼女だけかなり浮いている。
他の男性キャスト陣は、そうそうたるもの。かなりよかった。
ジョニーデップ、表情がなんともいい。金髪のセミロングも最高に素敵。
役所は実在した麻薬王、栄華の頂点から没落までの半生を自伝風に描いていた。まだ20そこそこのチンピラの頃から、お腹が出てる老境まで、ジョニーが本人のモノローグとともに一人で演じた。が、今ひとつ演出にもセリフにも緊迫感がないのと、人間関係にリアリズムがなくて、脚本は穴だらけ。家族の愛を描きたかったのか、主人公の人生の悲哀を描きたかったのか?とにかく麻薬の悲惨さもあまり伝わらない。ジョニーのガンバリっぷりは買うが、買えるのはそれだけ。
ジョニーの声をあててるのは森川さん。
ジョニーを吹き替える森川さん観るのは、ニックオブタイム以来の2作品め。ニック〜では、若い父親を演じていて、声も頼りなさげな、すこし甘めの柔らかいトーン、それに比べると、今度のはすこし太めの声。アダムサンドラーの時と似た感じ?あれほどもっちゃりとはしゃべってないが、中年から老年に向かうにしたがって、サンドラーの雰囲気が増した。
それにしてもどうだろうか、正直言って、森川さんの演技自体は悪くないと思うが、作品でのジョニーの芝居との相性はあんまり良くない気がする。
リズムというか役の解釈というか、なんとなくずっと最後まで違和感が残った。森川さんのストレートで素直な演技をはめ込むには、ジョニーはくせ者すぎるのではないか?ジョニーの表情を観てそんな気がした。
今作は他のどの俳優をあてていた時にも感じたことのない違和感があった。
こういう印象ははじめてだ。ただ、単に感情を抑えて淡々としゃべったらフィットするというたぐいの物ではないと感じる。それぞれの役者のもつ臭いというか、本質の部分での気配が違っている気がする。異質の組みあわせ?ジョニー本人の声質も、森川さんの声は良く響く良い声すぎる。
何でもできる人ではあるが、だから何でもできるわけじゃないんだと思った。こういうのも、良い勉強になる。
今再録したら、森川さん別の演技を見せてくれるのかしら?
最近特に演技の幅が広がってる気がするので、もっと違ったお芝居をみせてくれるかもしれない。とはいえ、ユアン、キアヌやコリン、そしてジュードやヒースなど、びったり完全にシンクロする役者さんたちを何人も知っている。一人や二人合わない役者が居たって当たり前だと思う。それが個性ってもんだ。

昨日の危ないおじさま達のトークライブの記述を読んで気が着いた。
このままだと、後々読んだときに、いったい危ないおじさま達が誰だかさっぱり判らない。ここでちょっとメモしておく。堀内賢雄さんと小杉十朗太さんだ。それと勝手な個人的このみを言うと、堀内さんは長年大好きだが、最近どうも小杉さんが気になっていた。ジュッジュジュウジュウ焼きそばパンマン〜〜の歌を聴いて以来、ぞっこんな小杉さん。昨日のぼけぼけっぷりに完全ノックアウト、今のお好み度は賢雄さんより十郎太さんの方が上。
もしかして・・・お笑いコンビは、常につっこみよりぼけが好きなのか?
今頃、自分の趣味に気がついた。


2004年12月19日(日) おじさん達の危ないライブ

けんじゅうトークライブ4in大阪を観てきた。
おじさん達、と言っても、実は私と森川さん&檜山さんチームとの年の差(彼らは年下)より、堀内さん&小杉さんチームとの年の差の方が、わずかだけ近い(彼らは年上)。でも、どっちのコンビも面白い。
今日観たおじさまコンビは、味わいがあって、10年後森川さんたちは、あんな素敵なおじさまになっているかしら・・・と思いながら、美声おじさんの戯言に一日酔いしれた。佐々木望さんが、ビバリーヒルズ青春白書の縁でゲスト出演。小杉さん○×才のお誕生日を会場とともにお祝いした。

お二人とも歌も上手いし、トークも冴えてる、高校時代からの30年のお付き合いは伊達ではなかった。私にも高校時代に相棒が居たが、人生の岐路で遠く離れて暮らしてかれこれ25年、その間に数回会ったきりだ。おじさま達がうらやましかった。


2004年12月18日(土) その後の顛末

お渡し会の件は、沈黙しようかと思っていたのですが、
シルバーナの船室のコラムになぜか臨む前の気持ちを書いてしまいました。
そんなわけで、今朝は5時起きで関東平野を横断、西の端から千葉の幕張まで行って来ました。
幕張メッセは仕事のイベントで年1回は行ってるし、出展社として立ちんぼの手伝いなんかもやるんですが、ジェンプフェスタは勝手が違いました。
まず、会場へ入るまでの道のりが・・・・なんて遠回りだ〜おばちゃんはヒザが痛くなったぞ。(そういえば、サイバーさんのサイトのインタビューによれば雨の日は森川さんは右ヒザが痛いらしいが、私は左が痛い・・・たぶんお互い高校時代の激しいスポーツが原因)
そんなわけで、やっとブースに到着。
列の真ん中編にすっぽり嵌ってると、なんと急にトークが始まりました。
森田くん司会進行、折笠さんと、森川さんがボケ役ってこともないけど、勝手に森川さんは大ぼけ小ぼけ、でもひーちゃんが居ないので始終座礁してました。(笑)
という印象は残ってるんですが、私の方は頭がその前の晩からぶっ飛んでいたので、何の話だったかは、ぜんぜん記憶にありません。陳謝。
さて、ブリーチグッズお渡し会、私の番はけっこうすぐに来ました。みなさん10〜20秒ぐらいの持ち時間。緊張したわたしは、自分の番がきた瞬間に、それまでのいろいろな問答構想が完全にふっとびました。そうなると完全に地がでてしまいます。まっすぐ行って勢いよく本名を名乗りました
「私△×○子です、ファンクラブにも入りました!宜しくお願いします!」体育会乗りでやってしまいました。(冷汗)
森川さん「あぁ〜○子ちゃん」って、私をちゃん付けで呼んでくださいました。この時点で思考も記憶も完全凍結。そして森川さん、次の方が目の前に来るまで、私に満面のスマイルを送ってくださいました。なんだか、もう、貴重な笑顔を、ほんの一瞬とはいえ、いちファンにこんなにも惜しみなく分け与えてくださるなんて・・・幸せいっぱいで心臓麻痺するかと思った。(でも当日サイングッズ手渡し会に参加した人はもちろん一人残らず全員、そして運良く目線が会った立ち見のファンのみなさんにも、わけ隔てなく、あの100万ドルトシ様スマイルを分配なさってました(笑))
そんなわけで、イベントが終わったら、完全脱力。
いろいろわけあって、その足で大急ぎ関西へ移動、13時半には機上の人となりました。あしたはけんじゅうです(遊びすぎだぞ!!)

それにしても、このおばさんをつかまえて「ちゃん」か・・・照れるな〜(ばか者です)よく考えたら年下なんだよ彼、まあ、ちと若作りだったのでどさくさでごまかしが利いたのだろう、でも、最後に男性に「ちゃん」付けで呼ばれたのはいつだったか?いや記憶にないぐらい遠い昔だ。もしかしたら小学校の担任の先生以来かもしれない。有史以前だよそれ、1/3世紀近く前だろうって、それぐらい私には衝撃的だった。
はぁ〜今日という日を迎えさせてくださった神様ありがとう。
そんなわけで、もう頭の中は盆暮れ正月がいっぺんに来たようだ。
きっと、眠れないケダモノ。


2004年12月17日(金) しあわせにできる2(BL) >>追記

これもフライングかしら、でも来ちゃったものは仕方がないですよね。
そんなわけで、今日は出張の途中の移動でずっと聴きました。都合3回。
もう、これかなり気に入りました。1も面白かったけど、2も面白いです。
以下すこしネタばれ気味でごめんなさい。
まず、最初の方で、久遠寺が雪彦にちょっかい出すとき、不意をつかれた雪彦の「あっ」が、なんだか、すごく気に入ってます。(ついに趣味が変態モードになって来たかもしれない)
この作品でとくにすごく良いなと思えたのは、雪彦=森川さんのさりげない日常のシーンのセリフ。仕事の時のやりとりもそうですが、特に、たとえばレジのおねえちゃんとのやりとり、義理の弟の彼女とのやりとり、そしてお母さんとのやりとり、全部女の人相手のセリフなんですが、久遠寺他男性としゃべるときと、ぜんぜんトーンや口調が違うのです。めちゃくちゃ柔らかくて優しい。こんなに優しいと、嬉しくなってしまう。どうも、今回コレ聞いていて、なぜか何度も富山敬さんの声とかセリフ回しを思い出した。声がそれほど似てるわけでもないのに、なぜかしゃべり方が似てた気がする。彼も女性に向けるときのセリフがこんな風にとびきり甘くて優しかった。
今回登場の和哉=杉田君、若々しいな、大人びた声だしてる時よりずいぶんいい感じ、もっと彼のこういう役聴きたいです、けっこう気に入ったかも。
それにしても、毎度ながら小杉十郎太さん、いい味でてます。今回、この小杉さんと森川さんの二人のシーンがとても興味深い(○×り?ホント?うそ〜)。二人ともやっぱり上手い!あと、飛田さんって、なぜ結構人気があるのか理由が判った気がする、結構妖しくて良い声。

ここ1週間ほど、なぜか観る物聴く物全部の森川さん関連作品は大当たり。BLも映画も連ちゃんで森川さんしゃべりまくりだ。過去のものも最新のものもあるけど、どうも、最新の作品の方が特に声の艶と響きが気になる。どんどん良くなってる気が・・・録音状態やマイクや音響監督の仕上げなどの機材や技術的な影響もあると思うが、それでも、どうも、何かが増してる気がする。気のせいかな???

ネットで話題になってるFF7ACのセフィロスの声を聴いてきた、なんだろう、このねっとりとしたアンニュイなしゃべり方、びっくりした、偶然FF7だけは自分で最後まで行った唯一のゲーム、セフィロスにはかなり強い印象があったけど、声には具体的なイメージが無かっただけに、このしゃべり方聴いて驚くと同時に嬉しくもなった。キャラの魅力倍増。かなり考えて作ってきたのかな、相当に気合いはってる。これだと、アニメーションの仕上がりがもの凄く楽しみ。それにしてもあの金髪の坊や・・・森久保君かな、かなりどぎついイメージ作ってきた、他のキャストもみんな個性的な印象。

昨日は仕事のつきあいで午前様だったのに、ベッカムとつきあってしまって寝たのは未明、今日午後の仕事先で大先生のお話聴きながら脳死、きっと周りに気づかれてたな・・・まさかいびきかいてなかったよな、もう爆死だ。

明日の晩は眠れそうにない・・・明後日は心臓麻痺。

追記>>
もとがいいかげんな性格なのと、日記書くのが午前様だったりするのがしょっちゅうなので、日付と中身は1日ぐらいずれてる場合があります。今日は17日ですが中身はあきらかに16日のことです(笑)



2004年12月16日(木) ディヴィットベッカムオフィシャルサッカースクール

ひゃ〜〜〜〜〜っつ
ベッカム(もにょもにょ声)が、ヴォイスオーバー(ほとんど地声が聞こえません)でめちゃくちゃ良い声にチェンジ。
はっきり言って、もう、うるうる状態です。
張りがあって、艶があって、響きがある、歯切れが良くて、勢いがあって、かっこいい、ちょっと外画ちっくなしゃべり方で、全編ずっとずっとしゃべりまくりです。あごが落ちました。映画の主役のセリフ量なんて問題になりません、ほとんど一人芝居ですから、本編99分はめくるめく夢のよう。ベッカムにサッカー教えて貰ってるって感じじゃなくて、森川智之に教えて貰ってる気がします。嬉しすぎ・・・うーーん、岩城さんとパリス(スタトレ)の中間の声かな・・・
そうそう、特典ディスクもしゃべりまくってます。
これ、この値段で、これだけ沢山しゃべってる森川さんに出会えるなんて、もう最高だぁ〜!!ついでにベッカムファンになっちゃいそう・・・以前よりハンサムに見えるから、もう、魔法の声だね。


2004年12月15日(水) ケダモノ2

ケダモノは2度笑う(BLCD)
攻めの帝王って異名を持つ意味が、だんだんわかってきた気がする。
この人、上手いよ。上手すぎ・・・


2004年12月14日(火) (修正)ブルーエンカウンターそれと獣

さて、山積みのDVDをすこしづつ観ております。
今日はアンディ・ラウくんがめがねっこヒーローの香港版メンインブラック&ターミネータ2って感じのSF作品、ブルーエンカウンター。
なぜか舞台はサンフランシスコらしい。
アンディ=森川さん、めちゃくちゃに痺れるトーンの良い声ですう。モノローグも主人公の語りとして吹き替えてましたので、もう、全編とおして、森川さんの良い声オンパレードで、かなり満喫できます。肝心の映画の筋は??ぜんぜん行けてません。台本もえ?え?何?どうして?何が?のオンパレードですが、日本の円谷やゴジラ映画の乗りだと思えば、音楽もCGも良くできてました。
アンディ・ラウも売れっ子なんですよね?って、かなりかっこいいシーンもありましたが、なんとなくコミカルなんです。綺麗な演出の恋愛シーンもあり、切ないラブストーリィなんですが・・・森川=ラウはばっちり決まってました。

懇話休題>>
歌ってる森川さん、どうも昔観た誰かと似てるってつらつら考えて、思い当たりました。西条秀樹。はぁお年がばれました、なぜ沖田浩之じゃないんだって?
”ロォーラァ〜っ”て熱唱する秀樹と”I miss you 心が〜”って歌ってる森川さんが記憶の中でオーバーラップ。森川さんごめんね〜

以下追記>>
ケダモノと呼ばれる男(BLCD)(すこしネタバレあり)
ケダモノというタイトルどおりサディスト?でもソフトです。
すごい響きの良い声です。もう、史上最強の美声です。歯科医の設定で、治療中のシーンでは日常愛用のマイマスクで収録したらしいのですが、マスクを通してさえも、良い声です。そしてかなり絶好調の台詞まわし。特に秀逸なのは特典CDの成田さんとの掛け合い漫才、この二人、本領発揮です。さすがに櫻井さんは圧倒され続けかな?フリートークで明かされる最後の成田さんの完全アドリブを平然と切り返す森川さんにも感心。そして鼻歌。グレッグ笑い。いや〜この二人って・・・もう、只物声優じゃ絶対にないです。
この櫻井君とのカップリングって最近ではめずらしいらしいですが(BLは初心者なんで知識不足です)、櫻井君の演技はマ王のユーリそのまま、で森川さんはかなりクールなコンラッドなんですが・・・

ストーリィは前の2枚を聴いてないので、ちょっと??な場面もありましたが、外画チックな部分もあったし、なにより森川(終始良い声で格好良い)&櫻井(かわいい)がしゃべりっぱなしなので、目眩がするぐらい、楽しめます。特典CDはあと100回ぐらい聴きたい・・・



2004年12月13日(月) 映画3本

ネッドケリー(ケリーザギャング)
実話に基づく悲しい話。ケリー家の長男ネッドは警察の偏見から馬泥棒のぬれぎぬを着せられたのをきっかけに服役、出所後も家族と一生懸命生きるが、どんどん泥沼化、最後は銀行強盗をする伝説の義賊となる。
森川=ネッド=ヒース・レッジャーの淡々とした渋いモノローグと全体に暗い画面でのストーリー進行。渋い押さえた演技に終始。友人役のオーランドブルームがなぜか華奢で若く見えるほどにヒースは堂々とした演技。サハラ〜以来のヒースと森川さんの共演はリフの抑揚もびったりマッチング。すごい。森川さんヒースとはバイオリズムが合うのかしら、ものすごくシンクロ度が高いように思う。個人的にはヒースの顔はこっちの方がサハラより好きだ。(なんのこっちゃ)話はサハラの方がすごかったが、どうも、ヒースは脚本にめぐまれてないように思う。今一歩の筋の詰めの甘さがもどかしい。森川さんの吐息に100点。

マペットのクリスマス
マペットのカーミットやミスピギーなんかが出てくる。カーミットは真殿さんなんだけど、キム少尉(スタトレックヴォイジャーで森川さん=パリスの親友)よりだいぶん雰囲気が違う演技。森川さんはカーミットの不遇をなんとかしようと必死にがんばる心優しき天国の経理さん。声もセリフもちょっとすっとぼけて、おどおどした感じ。でも優しさがあふれていて、先に観た何本かのシリアス悲劇の後だけに救われた。楽しくて優しさがあふれるお話。こういう役の森川さん、テンポも良いし、歯切れもいいし、とっても上手い。
感激したのは大塚芳忠さんの張りのある美声のクリスマスソング。大塚さんはスタートレックネクストジェネレーションのデータ少佐役でも随分美声を披露してくれているので、上手いのは知っていたが、久しぶりの美声に感動。ちなみにデータ役のブレント・スパイナーはミュージカルもこなす声上手。

マネートレーダー銀行崩壊
実際にあった、イギリスの銀行が倒産になったお話。アジア先物市場で大きな利益を上げていた主人公ユアン・マクレガー=森川さんが、小さなミスをきっかけにどんどん泥沼に・・・先物やデリバティブは判りませんが、素人は絶対に儲かるものではない事だけは、この映画で学べます。
森川さんはモノローグも含め、これもしゃべりっぱなし。ファンとしては、かなり満足度高し。でもって、ユアンの時はいつもどおり、ちょっと柔らかめの高めの甘い声、ユアンのセリフ回しを上手くなぞってて、実際に表情も吐息もすべて、ユアンそのものに聞こえます。これを観ちゃうと、ユアンは絶対森川でいいぞって気になっちゃいます。さすが・・・キスの演技にかなり痺れました。心理描写もさすがでした。ユアンもさすがなんですが・・・

3本の映画、全部違う森川さんを堪能できたので、最高の日曜。
ついでに、土曜に観たダーマ&グレッグでも、ため息混じりのセリフがステキ。森川さん、来年はアニメレギュラーも沢山増えるみたいだし、追いかける方は大変。今週、大人買いしたDVDが固まりで来るので、年末は観る物に不自由しないと思う・・・はあ支払いが・・・汗


2004年12月12日(日) TVに名前が出る回数(21世紀勢力図)---集計グラフ有

とある映画マニア様のサイトにTVの夜9時台洋画のオンエアーデータが詳しく声優さん名つきで掲載されているのを発見した。
そこで、思い立ってめぼしい声優さん名で集計してみた。


2001年5月から2004年12月までの集計とのこと、WOWWOWだけは2カ国語放送初回1回のも集計カウントに加えてある。
すなわちあくまでも、21世紀に入ってからの勢力図になっている。(それ以前の実績は反映していないので、ご留意いただきたい。)
これは、あくまで、名前が確認できるメインのキャスト(ほんとんど主役)のみ集計である。外画では印象どおり、山寺さんが帝王ぶりを発揮、なんと磯部さんに勝ってることまで判明した。さすがである。
ちなみに、私の応援する森川さんが中堅のポジションで健闘していることがわかります。そしてこれからどんどん増えることを祈ります。
平田さん宮本さんが意外に少なかったのには驚きで、小山さんは逆にTVには強かった。このグラフの場合、地上波TVオンエアー率の高い、視聴率の稼げる映画の主役の声をあててるのかどうかだけが、ここの数値に強く反映されます。またDVD(VTR)版ではキャストが違う場合も多いので、DVD版だけのランキングを行えば、また変わるでしょう。(いつかやってみたいですが、なかなかデータがありません)

最後に、森川さんとライバルの関係を見てみます。


森川さん16回のうち、もっとも知名度が高そうな俳優さんで集計してみました。同じ俳優を別のTVもしくは作品で別のどなたが担当しているかも含めています。また同じ映画でも、再オンエアーされたものは再度カウントしていますので、ミッション・インポシブルは2回出てきています。
意外だったのは、ブラッドピットを堀内賢雄さんと4回づつで分け合っていたこと、しかも作品の傾向があって、非常に面白い結果です。
こういう傾向というのは、キャスティングする方、音監さんの好みとか意図がずいぶんあるのかもしれないという気がしてきます。
それにしても、森川さんはずいぶんと沢山の先輩に、いろいろな俳優を通して勝負を挑んでいる・・・


2004年12月10日(金) 嬉しそうな顔

今年8月に森川さんのファンクラブの入会手続きに成功した、それで今回、喜ばしいことにうわさの”おまえら読本”が私にも送られて来た。
それをつらつらと読みながら、9月のあの日の記憶が鮮明に蘇ってくるのに気が付いた。
特に、檜山さんとコントをしているときの森川さんの表情だ。
森川の本当にうれしそうな楽しそうな顔とは、まさにこの時の表情だったのだと思う。
その後にセイントやSSDSやネオロマなどいろいろなイベントを観たが、あんなに無邪気に嬉しさを表す表情は、ほんの一瞬程度しかない。仲良しの声優さんとのトークのときに垣間見せるぐらい。基本的に終始一貫してあの嬉しそうで楽しそうな表情は、自分のイベントであるおまえらの時用だと実感した。
自分が企画構成主演の舞台であり、相方は無二の親友のひーちゃん、そんな状況が成立すると、この人はこんなにも楽しそうな嬉しそうな表情をするものなのだ・・・としみじみと思った。
おまえらは何本かDVDも出ているので、それを確認しても、あの9月の記憶とそれほどは変わらない。緊張しているのに、殊のほか楽しそうなうれしそうな顔、輝いた眼と喜びが共存しているあの眼。への字の眼。唯一無二、おまえらの時だけか・・・。

派生
人の感情は表情に表れる。特に、一瞬だけ無防備になって読み取れる感情が、緊張している、楽しんでいる、迷っている、そして嬉しいと怒っているである。表情を表すのは主に眼である。
眼は口ほどに物を言う、まさにそのとおり。
タレントやミュージシャンがサングラスで眼を隠すのは、普段有名な自分の顔に気がつかれないようにと顔を隠しているのもあるにはあるが、感性の鋭い彼らは実は一般人以上にとっさの感情が表情に出やすいので、その一瞬の無防備になったときに感情を読み取られるのがいやなのであろうと思う。
実際、頭に袋をかぶって自分が隠れたつもりになっても、体が見えてるよじゃないが、本物の有名人は、あからさまな真っ黒サングラスはしない、真っ黒サングラスをかけているとよけいに目立ってしまい、誰かな〜と周りはいぶかしんで考えるわけで、本人が結構早い段階でばれてしまうの事の方が多い。私は芸能人ですと認知してもらいたくて真っ黒サングラスをしている人も居ると聴いたことがあるが・・・
日本の一般人は、日常に、それほど頻繁に喜怒哀楽を体や声を使って大きく大げさに表現する必要が無いため、実はあいまいな表情をしていることの方が多い。ところが、役者さんやミュージシャンがステージやドラマでとても良い表情(感情がはっきりと判る表情)をするのは、日ごろの鍛錬の賜物なのだと最近気が付いた。
一般人がすごくいい表情をするのは、実は自分の結婚式と家族の葬式だけである。しかも人によっては、そんな人生の一大事ですら、どうやって感情を表現していいか判らずに表情が硬いだけのままの人も居る。それが日本人だ。
そんなわけで、役者さんは基本的に日本人離れしている(笑)。

派生2
ネオロマでの森川さん、会場のファンの合図に気がつくと小さく手を振ったりにこにこして気が付いたよと合図を送っていた。他の声優さんのことを気にかけながらも、移動中とか隙をついて、まめにファンに合図を送る、律儀な人だ。
そのとき、彼は眼をかなり細めている。(視力というファクターも考慮したほうがいいが・・・)
一方で、真剣勝負のライブドラマの時、森川さんはよく、ぐりぐりとむりやり眼をこじ開ける。
なにかやろうとしてアンテナ全開の時の表情だ。
この人、基本的には普段は眠そうな眼をしている。
慢性的な睡眠不足もあるのであろう、生まれついての眼の形もあるが、若いときのVTRとかの映像をみると、ただのインタビューでも、今よりもずっとぎらぎらとして危ない眼をしていたので。以前より性格が丸くなったのかな。

懇話休題
アクセル君森川さんのまくら食いちぎり事件の背景に潜むものは何か?
小説系の同人誌を10年ほど作っていたので、おまえら読本がどのぐらいの手間でできるか想像してみた。
おまえらがあったのが9月11日、台本というネタ原稿があるとはいえ、当日の公演の記録VTRや録音を聞きながらの作業であろう、今仮に1ページかける時間を1時間としても約30ページぜんぶで30時間、それ専用に5個のイラスト絵も起こしてるし、写真の選定や加工も考えると、こういったレイアウトなどでさらに20時間。合計で50時間、1日2時間程度を費やしても、原稿の完成には約1ヶ月必要。森川さんがどれだけ編集にかかわっているかは不明だが、仮に最終のレイアウト、出力原稿の張り合わせや印刷のトンボきりなどはスタッフが行うにしても(その作業だけでも、丸1日〜2日は必要だが)。印刷屋さんにもよるが、脱稿して仕上がるまでに早くて1週間みるとする。通常は2週間から1ヶ月。12月3日に発送しているので、スタッフの方々の郵送物作成作業を(どれだけ作るか不明だが、今仮に3000個(この個数にはなんの根拠もないのでご容赦ください)としてスタッフ4名と仮定すると、他の印刷物も含めて発送業務だけでも3日程度の作業は最低必要になる。
逆算して、11月初から遅くとも中には脱稿していないと間に合わない勘定。
毎日2時間編集に時間を割いてこつこつとやるかわりに、固めて数日でやっつけると仮定しても、朝から晩まで10時間以上やっても、丸々5日必要。10月この作業に追われていたとすると、いったい本当は誰が中身を作っているのかという疑問が湧く。あれだけの仕事(出演数だけでも半端じゃないのに、プラス仕事の実働時間の数倍のリハーサル時間が必要)をこなしている森川さんが、もし仮に原稿本文の大半を仕上げてるとすると、10月から11月頭は、ほとんどヒマも休日もないわけで、かまってもらえないでゴウを煮やしたアクセル君が枕を食いちぎるはずだ。

コラムのページとこちらとどっちにアップするか迷った


2004年12月09日(木) ワンスアンドフォーエバー、パンチドランクラブそしてネッドケリー

人間ドックでバリウムをしこたま飲んだら、気分が最悪、アレルギー反応で発熱、仕事にならないので直帰した。そんなわけで夕方早い時間からDVDマラソン中。

ワンスアンドフォーエバー
メルギブソンはやっぱり炎がある役者だなぁ〜
ブレーブ・ハートの時に感じた炎をこの作品でも感じた。
メルは若い頃はほんとうに無謀というかかなりぶっきらぼうな役が多くて、それが魅力の一つだったし、リーサルウェポンシリーズは暴力の嵐だったが、大好きなキャラ。とくに1〜3はLDもVTRも持ってるぞってぐらいぞっこんだった証拠。
でも、ご本人は大変敬虔なクリスチャンで、兄弟も多く、子供の多い家庭的な人だ。最近はすっかり年を感じさせる雰囲気になってきたが、それでもいい感じで老けてると思う。メルの過去の作品の中では、明るいキャラNo.1なのがマーベリック。バードオンワイヤーのセクシーぶりはちょっとかなり来ちゃいます(どこに?笑)
そんなわけで本題にもどって、メルが率いる大隊が向かう戦地はベトナム、森川さん演じるゲイガン少尉ほんとうに出番が少なかったが、そんなことはもうどうでも良くなるぐらい、メルの激しい演技に嵌って見入ってしまった。しかも観てる私は前半からずっと半泣き状態。この役者、やっぱり狂気の眼をしてる。役に嵌り込んだ時の彼の目は、半端じゃなく怪しい光を帯びてるので、良くわかる。やっぱりすごい俳優だ。
そして声の磯部勉さん、スパルタカスのクラソスともちょっと違うけど、基本的には男気のある厳しく逞しい声。メルに合ってるかと言われると、個人的にはちょっと???だが、役にはとっても合っていたと思う。そして従軍記者ギャロウェイ(モノローグも彼)役の声を宮本充さん、これもすさまじい体験をしてどんどん無口になる役で、生き証人みたいな役割だが、かなり染みる上手さ、映画の雰囲気とトーンを決める大きな役だった。
出番が少ない森川さんは主人公が息子の様に思っていながら一緒に出撃する心優しき若き将校、でもって爽やか系で、心優しく知的、戦時中はきびきびとして男らしさを声に加えた良い演技。印象深い役所でなによりだった。
もっと出番を〜の気分は否めないが。

最近、森川さんを追ってみるDVDに戦争ものが多くて、かなり精神的にはへこんでる。ベトナム戦争は、アメリカにとっても初の負け戦で、今のイラク戦争や湾岸戦なんかと比べ物にならないぐらい深い傷をアメリカ国民の心に刻み込んだ出来事。こういう傷跡深いテーマは観ていて辛い。とくに、これは一種の反戦映画だと思うが、描写がリアルでつきあうのは大変すぎる。ギャロウェイじゃないが、戦闘が一段落したとき、まさに言葉が出なっかた、最後の安心感を与える終わり方も決して回復剤にはならない、それぐらい戦争のいやらしさ、むなしさを強調されてしまった。男もつらいが女もつらいな・・・

次にお口直しではなかったのですが

パンチドランクラブ
これ、やっぱりアダムサンドラーは画面で見るのが辛かった。でもって前半の半分以上は声だけで聴いてしまった。ミスターディーズのしゃべり方と基本的には同じだったのかな?もったりもちゃもちゃとしたまどろこしい日常の台詞部分と、愛をささやくときのちょっと情けなくて甘くやさしい部分、あとは切れて猛々しく凛々しい部分の3種類の演技が交互に楽しめる。個人的には切れた時と愛をささやいてる時が素敵。後半は画面見てたが、色遣いが不思議で印象深い光線の使い方、不思議な小道具、どこまでも変な人々(全員がちょっとどこか現実感がない感じ)すべてファンタジーの様。なぜか偶然場所が具体的に思い当たってしまうハワイのロケ地の景色に、ちょっとうろたえた。
最後これ、一応ハッピーエンド?この恋人の女性もしかして・・・

ネッドケリー(ケリーザギャング)
まあ、サハラ〜に続いて、再びヒース・レッジャーだわ、それにまたまたブラックホークダウン以来のオーランド・ブルームだわ!!(そういえば、指輪関係の映画雑誌の記事にこの映画のタイトルが書いてあったけど、ボクサー役の映画と勘違いしてた・・・)
いきなり森川さん=ヒース=ネッドが良い声でしゃべりだした、オーランドの吹き替えは竹若さん(一押し)だぁ〜ときゃあきゃあ状態。
しまった、安易に流し観できない・・・というわけで、もったいないので今ポーズ中。これから深夜にゆっくり観る。

それにしても、この森川さんの声って、もう、まさに、岩城京介じゃない?
もろ、そのまんま、岩城が西部劇を吹き替えてる〜って違うだろう!!
春抱き5を聴きたくなる映画。というか、いかに森川さんが春抱きで外画風のしゃべり方してるかという証拠。春抱きファンは一度観る価値のある映画かもしれない。つづきは全部観てから。

シルバーナの船室の副長のコラムはちょっとお休み中、まだ私の気持ちが復活できていないので・・・


2004年12月08日(水) ウィズアウト・ユー

観ました〜良かったです。
実は2日前に楽園を下さいシビルガンを途中まで観て(森川さんが出なくなったところで止めてしまったので感想は後日にする)、ついで昨晩サハラに舞う羽根を観て、その前にカルメンを観ていたのとブラックホークダウンなんかも観てたせで、ずっこり気分が落ち込んでしまっていた。
森川さんの演技に引き込まれて観ているうちに、物語の精神世界に引きずり込まれてしまって、森川キャラの悲運や不幸が悲しくて、心が痛んでいる。あまりに連続で悲しかったり辛かったりする話が多かったせいで、森川さん可哀想・・・本人がじゃないだろう・・・って思うのだが、それでもなぜか気分が滅入るなんて、信じられない。
でもって、ウィズアウト・ユーのドーフさん吹き替えはセシルB以来、でも声の感じはずいぶん優しくて、ラジオパスコレの雰囲気と普段の森川さん?って思えるほどの普通のしゃべり方。森川さんらしい笑い方、ささやき方、モノローグが満載で、森川さん度が非常に高い作品でファンとして純粋に楽しめた。
個人的にU2のボノがからむ、音楽シーンもかなり良かった。
それにしても、セシルBもそうだったが、ドーフの映画は題材もなぜか映画で、なぜかどっちも映画監督役だとは奇遇だ。まあ、筋書きとしてはあんまりハッピーな話ではないのだが、なぜかそれほど落ち込まない。何よりマスコット的にずっと出てくるアビシニアン種の猫ちゃんが愛らしい、彼にはどんでん返しもついてくる。動物好きにはたまらない演出だ。
すこし浮上。

なのに、またサハラ〜を再生する自分が怖い・・・中毒だ。


2004年12月07日(火) 大人買いとコーヒーのシーンとサハラの羽根(追記)

今日も昼休みに某密林ドットコムで大人買いをした。これでこの冬のボーナスは終わった。(かわいた笑いの顔文字がほしいな・・・)
DVD、どうしてレンタルではなく全部集めようって思っいこんでしまたのだろう。最近、徐々につきる兵糧に、激しく後悔。もっとゆっくり集めれば良いのかも知れないが・・・でもいったん巨大な山を登り始めた以上、やめるわけにはいかない。たとえまだほんの3合目かもしれないが、なんとしても頂上を見たい、見てやると思っている。DVDだけね。ドラマCDとBLCDまではとても手が回らない。
なぜ、自分で全部集めようと思ったかというとミュージシャンのCDやライブのDVDはファンなら全部買うじゃないですか、それと同じ乗りなんですよ、アーティストの作品は常に手元に置きたい、好きなときに何度でも見直したい。その感覚です。

そんなわけで、今日はブラックホークダウンをDVD版とTV版を見比べた。もちろん、一部で話題になっていた最初のブラックバーン上等兵を受け入れてタイプ打つシーンとコーヒーのシーン(愚痴を言いながらもこだわりのコーヒーをサイズモアに入れてやってるクライムズが自分の出撃を知るシーンです)
まず、脚本がぜんぜん違いますね。意味はおおよそ同じなのですが、こんなにも違うのかというくらい、長めの台詞はまったく違います。おそらく全編を通して、細かい言い回しも含めて、ぜんぜん違うと思います。声優さんで両方を通して同じ役なのは、森川さんだけ?ちょっと確認できませんが、森川さんとて、この新しい台本であれば、同じ雰囲気の演技してる方がすごいなって思いました。声の高さはほとんど同じですね、台詞の一部がDVDの方が柔らかいですが、台本含めシーンがそんな雰囲気だからだと思います。
今回のテレビ東京の方がマイクの音の取り方のせいか声の響きが綺麗で帯域が広い感じです。森川さんの声のトーンの仕上がりが、DVDは全体に人の声のトーンがソフトで甘めの余韻、TV東京のは凛々しく綺麗に響いてます。森川さんの体調や声の調子、そして演技そのもの、スタジオ環境、マイク、音響さんの音の好み、どれもが絡んでいると思います。結論、どっちも良いです。細かい演技をのぞけば、基本的には同じ気持ちで演じてます。すばらしい。
平田さんのジョッシュもいいですが、竹若さんのもふにゃふにゃしてていいな〜2種類の映画、どっちもすごいなんて、贅沢なことだ。

サハラに舞う羽根
今観てます。ひや〜ヒースレッジャー吹き替えてる森川さんお初。
優しい〜甘い〜すてき〜なんだか役者さんが現物以上にいい男にだんだん見えてくるから吹き替えで良い声なのは罪ですね、映画の雰囲気はレトロだけれど演出は現代的で美しい映像。ここ数日でいろいろな森川さんの演技に出会って、もう、胸が締め付けられそうだ。旦那ごめんなさい状態。

追記:この映画に関しては、すこし思うところが大きかったので、シルバーナの船室 の方のコラムページに長々と詳しい感想を書いた。


2004年12月06日(月) ザ・ウォッチャーとカルメンのつづき

森川さん目当てで、某密林ドットコムで固め買い(大人買いとも言う?)したDVDが続々と届いて、観きれてないのが15本ぐらいたまってます。
そんなわけで、今日はキアヌを観ようと思って、ザ・ウォッチャーを観ました。
イヤッダー・うっそー・おだまりぃ、という感じで、大大好きなジェームズ・スペイダーが主演じゃあーりませんか!!もう、もっと早く手にれておけよかったのにって後悔しきり。クラッシュとかセックスと嘘とビデオテープとか(結構な頻度で私の日記のタイトルがこれのまねです)スターゲイトや僕の愛しいひととか、私のスペイダー熱が盛り上がった3年ぐらい前にLDやVCRでいっぱい揃えたりレンタルしたのですが、これはその後に仕事が忙しくなった時期、すっかりスペイダー熱が冷めて忘れていた作品だった。
でもって、キアヌがあの顔のまんまで悪役だ!
2枚目主役スターの誰もが、2枚目連投に飽きて、いっぺんはやってみたいと夢みる、クールでかっこいいけど憎々しくて、でもどこか同情できる悲しみとかはかなさを持った悪役(トムもコラテラルで悪役やる夢を実現)をやらせてもらっていたとは、いやはや・・・スィートノーヴェンバーと見比べ180度違うキャラで、大変面白い。
でもってキアヌの吹き替えが森川さん。最初の5分ぐらいは違和感あったのですが、5分で違和感が消えました、もう、あとは全部とても嵌っていて、とても冷酷で無邪気な悪でした。
一方スペイダー様(ヨン様みたいだ)を小山力也さん、ごめんなさい、 声が合わないってずっと最後まで観ながら思ってました。
お芝居に文句はあまり無いのですが、ジェームズの声は見かけとか身長以上に太くて低く良く響く声なんです、小山さんごめんなさい、スペイダーファンとしては声と台詞の感じが違和感ありまくりでかなり不満でした。堀内賢雄さんもしくは宮本充さんにやってもらいたい感じ。森川さんでもいいんだけど・・・この場合主役の二人のリバース版も収録してどっちでも好きな方が聴けるなんて、夢のようなお話はないわな・・・とほほ
森川さんの悪役って、アニメでは多いけど、映画でも決まってますね〜おまえらで冗談で檜山さんに、客席の後ろの方を指して、”みろ人間がゴミの様だうぁはっはっは”てやったブラックヨン様、あの悪役台詞すり込みっぷりを思い出して、ちょっと楽しかった。お定まりの二枚目役ばかりだと、演技が類型化してしまうので、いいですねこういうのも。森川さんはクールで知的な印象のキャラに仕上げてました。キアヌもさぞや楽しかっただろうな・・・
それにしても、第一声の”ほぉ〜ぉ”の声の感じ、節回し、森川節炸裂でした。ほかにも”あぁ〜ぁ”(叫びじゃなくて、同意の時とか、思い浮かべて、あーあれね的につかう”あぁ〜ぁ”)も、何をさておいても森川とわかる節回しで、知的でクールで甘い感じがして大好き。
さて、お話の方は、演出も脚本もそれほどには大作したサスペンスじゃなくて、どんでんがえしも無くて、フェチでおたくでクールながらも得体が知れない狂気キャラのキアヌと、素敵でハンサムなんだけど、実はかなり優男で体も心もかなり痛んでるスペイダーの刑事キャラとの正面ガチンコ対決なんだけど、脇の刑事さん(顔みると悪役)の人が、実はひょうひょうとしていながら、犯人大追跡中に携帯で普通のしゃべり方で電話してるし、あげくに電話を切らないまんまで、犯人を投げ飛ばして、足で押さえつけて電話の続きで普通に会話してるし、リーサルウエポンの様なタフガイだった。

昨日は疲れて寝てしまったので、カルメン(R18指定だったぞ)の途中から見直した。カルメンの吹き替えの件、どうしても某女優さんに愚痴百連発になる、どうでもいいシーンが結構ましに聞こえて、肝心のシーンでは・・・コメントしたくない。でも濡れ場はまあそれなりにヤレテタ。
官能的で奔放な女性カルメンに振り回され、愛のために平気で殺しまでするようになった、最初はうぶで純真な兵隊さんだったホセ=森川さん、もう悪女に振り回されて、泣くし、怒るし、懇願するし、かなりいろいろ、押さえた調子を基本にしながらの感情表現の妙を楽しめます。台詞も比較的多い作品だといえるでしょう。押さえた演技の中に、情熱と運命に翻弄される感情のほとばしりを感じる森川さんじゃないホセには、マジで可哀想だなとしみじみ思った作品です。
ほんとに、カルメンみたいな女と過去出あった事があるけど、実際にこういう女は悪魔だ、それなのに男は片っ端からコロッと落ちちゃうし、使い捨てられても仕方がないほどに恋は盲目なんです。


2004年12月05日(日) カルメンと赤いコートと白いコート

カルメン
スペイン映画でした。カルメン役を杉本彩がはすっぱに吹き替えてます。カルメンに惚れたせいで、奈落の底へ落ちてゆく兵士ホセ役に森川さん。
いきなり淡々とした森川さんのモノローグから始まる。
押さえ気味の声、もの悲しく、切々とした感じでもあり、開き直ってる感じもする。後半のシーンは、さすがだなって思わせる息づかい。生身の俳優さんの演技の声の感じの方が優男っぽい雰囲気ですが、森川さんはそれにひと味憂いを足して、優男っぽさは消してます。まあ、あの声ですから、優男というより恋に苦悩する男の様子が、とてもリアルです。カルメンという女が憎らしくなります。
この映画、登場人物みんな濃いです、美男美女の設定ですが、どうも・・・

赤いコート
これはネオロマンスフェスタ7の昼の部の衣装
中は黒い長袖のセーター胸元に光るラメ素材を織り込んであるもの。
黒のエナメルのズボン。赤いコートは、襟が立てられてて、折るとかわいい感じ。赤が深みがあって上品な色合い。とてもよく似合っていた。
他の居並ぶ人気声優さんに並んでも、ひときわ目立つ存在であった(金髪だし)
三木眞一郎さんと二人、どうも別の世界の住人に見えた。
トークとかは、とても楽しそうで、ご本人の口からも最近体調が良いとのコメント、今年は前半はあまり体調が良くなかったらしいので、調子が良いというのは何より良いコメント。観てても、顔の周りがすっきりくっきりしていて、ホントに調子良さそう。

白いコート
夜の部の衣装は白いコート。これ、かなり厚手で、シングル仕立てのトレンチ風仕上げ、袖が折りかえしになてって、腰に共布ベルト。ふかふかとして、テディベアみたいな感じになるから不思議。インナーは胸元の空き具合がセクシーなほど大きくあいたVネックのセーター。パンツは昼と同じエナメル素材のパンツ。靴がコートとおそろいの白。
暑かったみたいで、後半赤い顔していたが、それほど汗かいてる風にか見えなかった。夜はH2O.を夏ライブ(DVD)さながらに情熱的に歌い上げ、かなり良かった。この1曲で観た甲斐があったというものだ。

それにしても、いろいろなフアンが居る物だ。まあ、愚痴はよそう。


2004年12月03日(金) ブラックホークダウン(訂正)

ブラックホークダウン(12月2日放送テレ東版)を視聴して
ジョッシュ・ハートネット役の平田さん、いい役だったし、いい演技でしたね。
観終わったあとに、森川さんに一度この役をやっていただきたいな〜是非聴いてみたいと贅沢なことを思った。これはビックフィッシュの時にも思ったが、ユアンが持ち役で定着してきたので、こういう映画ではユアンが出ていれば森川さんはユアンになるのだが、役者の演技の妙を望むとき、やはり重要な役で出て欲しいし、観てみたいのはファン心理である。だからこそ、平田さんがおいしい役を頂いていて、うらやましい。森川さんにもこんな役をください。ジョッシュの声を吹き替えてもぜんぜんおかしくないと思うので、ユアンさえ出てなければ・・・それにしても、平田さんと竹若さん(DVD版ジョシュ役だっけ)はよくかち合う?最近そんな気がする。
オーランド(いつでもどこでもレゴラス)ブルームの声の人もよかった。鮮度がいい演技。
この映画で、今回もっとも惹かれたキャラクター、DVDでも気になっていたのだが、今回観て再認識したのが、サイズモア演じるマクナイト中佐(車両隊の隊長)声が立木さん?(期せずして2Hearts共演になっているけど絡みはなかったか・・・)、声も雰囲気も最高に嵌っていた。彼は銃弾雨あられの状況でも、飄々と歩いている、決してかがまないし、よけない。どうどうとゆっくり歩き自分のペースで相手にしゃべりかける。もう、その凄みたるや、かっこよさを越えた、畏怖の念すら沸く。百戦錬磨というだけでなく、肝が据わりきっているのである。こういう人のことをまさしく漢であると表現すべきであろう。そして2番目に凄いのが、エリックバナ演じるデルタ突撃チーム隊長(?)フート(泣く子も黙る山路さん)。あと、後半森川さん=ユアン=クライムズをずいぶんかばってくれたのが大塚芳忠さん吹き替えのサンダーソン軍曹、クライムズをずいぶんと気に入って面倒見てくれた人。いい人だ〜その上、この人も男の中の男とでもいうべき漢であるが、こういう映画ではカッコイイという表現は自粛したい。ガリソン少将が津嘉山正種さんで、DVD版より理知的で冷静な感じに演じられていた。演技に関しては賛否が出るところかもしれないが、全体を通して突出を避けてドキュメンタリー風に淡々とした雰囲気を演出していたように思うので、しぶい通のキャスティングも含めて、この解釈に私は肯定的である。地上波は定期的にコマーシャルが入るせいで集中力がそがれて興ざめになるから本当はあまり好きじゃないのだが、それでもこんなに凄いキャストでこうしてまじまじと見せてもらえると、無料なのが申し訳ないぐらいである。テレビ東京さん、素晴らしい。近年観た吹き替え版では、指輪よりも良かったのではないかと思う。それぐらい脇も全部まとめて、眩暈がするほどに、素晴らしいベストメンバーだった。映画吹き替えの正攻法、とりわけ、まじめな正統派戦争映画はこうでなくてはいけないという部分の制作者サイドの意地と心意気を見せてもらった気がする。
森川ファンとして、今回の吹き替えの感想をすこし、DVD版を少し前に見たので少し記憶に残っていた。映画そのもの脚本も含め、出演者全体の総合的な演技がDVDとでは若干の違いがあるし、監督の演出にも差があるので、どういう比較の仕方がいいのか判らないが、今回のほうが若干骨っぽいというか男っぽい雰囲気を加えていたと思う。森川さんの判断でそうしたのかどうか、共演の方々とのバランスもあると思うし、何より監督の演出もあると思う。演技プラン的には他の人たちからあまり浮かないで、全体の雰囲気に沿っていたような気がする。コーヒーのシーン、2回出てくるが、演じて手の年齢的な成長もあるのか、幾分あっさり目の演技だったかもしれない。クライムズは物語の中では一服の清涼剤、緊迫して真っ暗になる映画全体の雰囲気をなんとかすこしでも明るさが見える方向へ引き戻す重要な要の役目を果たしているという点で、出番の少なさの割に2番目に名前が出てくる理由であろうと思う。演技自体はそんなに大きく変わらないと思うし、逆にどうしてこんなに数年たって似たような声と演技があっさりできてしまうのかも驚きだが、どっちが良かったかではなく、どっちも良かったと思う。


2004年12月02日(木) ネットカフェとテンピュールマットとカルメンと

役を通して知る世界
この間、ケダテン=セイントビーストのインターネットラジオ(アニメTV)を聴いていて、青龍のゴウ役の人が、ネットカフェの存在をついぞ知らなかったことが発覚。この人はいったいぜんたいどんな生活をしてるのか?どうやって生きてるとそういうものの存在を知らないでいままで過ごして来られるのか?と、ふと疑問に思った。
それとも、スタジオや時間つぶしに徘徊する新宿歌舞伎町や新大久保の焼肉屋さん街にはネットカフェはない?
もしかして・・・
自宅ー->スタジオ(タクシーで直行)-->飲み屋ー->自宅ー->スタジオー->スタジオー->飲み屋ー->自宅-->ホームセンター(犬えさ)-->自宅ーーー>スタジオー->以下無限ループ
電車をあまり使わない人だから?
乗り物に弱いという話、飛行機や新幹線とかにも仕事の移動以外では積極的には乗らない、仕事での移動の場合、時間的余裕はあまりないであろうから、あたりを気ままにうろつく時間がなかなか取れないものだし、ましてやネットをそれほど必要とする生活では今まではなかったわけで、今後はまあ、自分のHPができて自分で管理していなくても今までよりはネットが気になるかもしれないが・・・
とすると、意識してそういうものを探したりはしないのか?
それよりも、なによりも、役を通して接する機会が無かった?
今まで台本の中でそいいうものが設定に出てこなかったのか?
確かに、映画も海外ドラマも舞台は日本以外である場合が多い、アニメもゲームも夢物語・架空の世界の設定が多い、BL小説にはネットカフェは無縁か・・・
彼が役を通して世界を垣間見ることが多いとしたら・・・
TVでも新聞でも野球のニュース以外は忙しくなると積極的に見ないとすると・・・
自分に興味のないこと、直接関係のないあまり雑雑とした物ごとは、積極的には取り込まない、たまにこういう人が居る。
目的集中型の人なのであろう、意外に知らないことがざくざくありそうだ、もっともっと若手がフリートークあたりで、発掘誘導尋問してくれないかしら・・・森川さん、TVブロスだけじゃなくて、新聞の社会欄を、もう少し時間をとって読みましょう(笑)。

テンピュールのマットレス
すごく上等(高価)なマットレスで寝ていると、ちょっと前のラジオで言っていた。きっとテンピュールのマットレスだ。
これ、5cmの厚さぐらいだとネット通販で安く買えるが、それほど効果がない、少なくとも10cm以上の厚みがほしい、10cm以上だと、天国で眠ってるのと勘違いするほどに、体がしっくりはまり込む、快適なマットレスだ。
これを使ってるということには、納得するものがある。
なにしろ少ない睡眠時間をいかに効果的に充実させて取るかを考えた結果の、目的遂行最優先方人間の思考回路では、合理的な帰結である。使って必ず価値がある優れものであるはずだ。庶民にはなかなか踏ん切りのつかない高級品であるが、わたしも出張先のホテルで偶然、夜中にチェックインしたおかげでこの部屋しか空いてなくて、テンピュールのマットのベットに寝たことがある。以来私もこのベットで寝る優雅な生活にあこがれて居る。彼にとって、1日数時間(多分3〜4時間?)の短い貴重な眠りを充実させること、それは日々の体調を維持する上でかなり重要なミッションであるはずだ。それにしても一緒に寝ているアクセル君が犬としてはずいぶんといい思いをしているなぁ〜役得だぞ。

カルメン
昨日、紗那さんの日記で、この映画に出てくるカルメンの相方を森川さんが吹き替えてるということが書かれていた。のけぞった。
実は、先月だったか、yahooかどこかの映画関係の情報を徘徊しているとき、杉本彩が最近演じた激しい緊縛系の映画の話の続きで、大人の女の恋愛に関するコメントとか見たいなのを述べてて、その中に、カルメンの吹き替えの仕事の話が出ていた。その時、何気にカルメンの映画の情報を探って、へぇこういうタイプの男性は森川さんの声で聴くと気分的に盛り上がるな〜って勝手な妄想を抱いていた。ので、妄想が現実になって、卒倒した。どうしよう・・・って、もう速攻でAmazonに注文した私(爆)

出張がつづくので、今週はこのあとまったくネタが無い・・・


2004年12月01日(水) ねむい〜

今日は一日中国際会議で英語の世界だった。
おもわず、座長がしゃべってる時に、滝口順平さんの声で吹き替えを想像してしまった。なにしろ、スパルタカスみたあとだったので・・・
一人、白髪の日本人(年齢は50代?)が実に良く通る良い声で、声優ができる声の質・・・眼をつむって聴いてみたら、ずいぶん若かい人かと勘違いしそうな声。しばし楽しめた。

それにしても、アジア人の声は男女ともに高い。
英語をしゃべらせても高い。ましてや母国語しゃべるともっと高い。
一番の高音は中国、頭のてっぺんから音が出てるみたい。
韓国も結構高め、日本は韓国とあまり変わらない。
英語は発音のせいもあって、低い。ドイツ語はもっと低い。
私自身、日本語でスピーチするときより、英語だとトーンが低くなっているのがわかる。のどの使い方がぜんぜん違うのだ。

声優さんで地声と役の声がかなり違う人(たとえば森川さん)
英語と日本語ぐらいの発声方法に違いがありそうな気がする。
演技の声はお腹の底に気を入れてのどを広げてしゃべっている、一方の地声は、お腹をゆるめて喉も意識して広げたりしないで自然にしゃべっている。
違いはトーンの通り具合で歴然ではないだろうか?
地声と役声を替えてない人は、演技するときにも喉の使い方とか発声や呼吸を特別には普段とは変えないで自然体のままなのであろう。
変えたり変えなかったりすることで、七色声につながってゆく。

ねむいせいで雑文になってしまった。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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