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2006年08月23日(水) 確かなこと2

>>つづく からすでに一ヵ月も経過してしまいました。

 東京行きも残すところあと1回になりました。しばらくここの記述をサボっている間、お盆休みでひさびさに身内全員あつまって過ごしたり、18年21.8万キロ乗った愛車のクレスタスーパールーセントがついに不調を訴え、(これまでもいろいろ不調はありましたが、修理に修理を重ねて乗って来ました。しかし、今度はエンジンの不調でお手上げです。)新しい車に買い換えの手続きをしたり、恒例の窯焚きを1日だけですが手伝ったりと、それなりに休みらしい休みを過ごし、そして今また仕事仕事の毎日を過ごしています。

「確かなこと」という題で、実は「明日の記憶」の感想を通じて、若年性アルツハイマーや認知症のこと、誰のどんな記憶でも、時間の経過とともにきっと形を変えてしまうと思えることなど書こうと思っていたのですが、健常者に囲まれた暮らしに身を置きながら、このテーマについて何かを書く度に絵空ごとのような気がしてしまい、筆が止まっていたというのも実際です。体験していないことは書いちゃいけないのかといえば決してそうではないのですが、なにか、人間の尊厳という部分に大きく触るテーマなのだと意識すればするほど、書けなくなってしまいました。

 さて、

 今は何を読んでいるかというと、ブログでみつけた「美しい国へ」を読むつもりで購入したところへ、会社の仲間から「世田谷一家殺人事件」が廻って来て(これは、大体の内容は知っているし、あまり読みたく無いジャンルだったのですが、いち早くこの本を見つけた私のリークによって友人が購入したので、読むのを断れないというジレンマがある本)少しまよったけれど、先に「世田谷・・・」を読んでしまったほうが、後味がよさそうだと思い読んでいます。昔読んだ、神戸の少年Aのことが書かれた「地獄の季節」よりもどことなく深みがなく、また内容もかなり以前にすでにマスコミで分析されていたものの裏付けのようで、やっぱり・・・という感想です。しかし、最後まで読んでみなければ、どんな感動があるかわかりません。かなり売れていますから。
 そうこうしながらの読書ですが、3日ほど前、大分前に切り抜いてあった、トルストイの神話の5册セットの広告が出て来て(揃えると5千円くらい)購入を迷った挙げ句、こんな立派な装丁で1話ずつ読まなくてもいいだろうということに気づき、文庫本になっているものを2冊、amazonのユーズドで購入して入荷待ちです。(2册で約12話で合計700円くらい)今日くらいには、世田谷・・・を読み終わるので、そしたら、美しい日本へと、神話を併読していくことになりそうです。トルストイの神話は、「イワンのばか」は小学校の時に感想文を書いたのでその内容をうっすらと覚えていますが、それ以外はよく覚えていないので楽しみです。

 9月から陶芸も絵も復帰しようと思っていますが、文章もさぼっている間に随分書けなくなってしまったので、きちんと締め切りを決めて書こうかな。なんにしても、「ひとつ上の自分をめざしたいな」という、わたしにしてはめずらしい目標を持ち始めているこのごろです。肩くらいまでの髪をばっさり切ったせいか、変わることに対して、少し欲が出たのかもしれません。


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