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2006年07月24日(月) 確かなこと1

確かなこと

 毎晩、その日最後のメールチェックの後、余力が残っていたら活字を読みながら寝るのですが、この数日は話題作の「明日の記憶」にはまっていました。仕事で読まなくちゃいけない本に邪魔されて、なかなか手をつけられなかったのですが、一週間ぐらいかけて少しずつ読み進め、休日だった昨日の午後、家で人を待ちながら、6畳の和室に蚊取り線香を焚いて、枕もしないで寝転んで読み終えました。昼の日中に畳みにごろんと横になって本など読む時間を作りたいとずっと思っていましたので、それを、まさに読みたい本で実行できたのは、至福の極みでした。>>つづく


2006年07月14日(金) 麻布警察署(終)

 田舎者だからなんでもめずらしいのだけれど、この六本木ヒルズまでのコースのうち、一番印象深かったのが麻布警察署です。歩道を歩いて行くと、前を行く人々の頭越しに麻布警察署の看板が見え、「こんなところに麻布警察署?」と思いつつ、目線を下にずらすと、警察署の入り口に白いクールビズスタイルに身を包んで、無線を身にまとった人が、木刀を持って仁王立ち。30過ぎくらいでしょうか。図らずも目が合ったら、『じろ』。「・・・・・」なんだかひどく物々しい。

 そそくさと目をそらして、そのまま六本木ヒルズ方面へ歩きながら、「万が一、警察署が襲撃されたとあっちゃ大変だから、やっぱりああまでなるんかいな。彼は、一般の警官かな、刑事かな」など納得したり推察したり。しかし、暑さで人々がだれた東京のまん中で、たったひとりあそこまでの緊張感を持って勤務するのだから、警察の仕事はきびしいです。

 六本木ヒルズで折り返して同じ道を戻ったのですが、麻布警察署の仁王立ちの彼が気になって、前を通りがてら横目でちらと観てみると、今風の格好をした若い女性に道を尋ねられて、あさっての方を指差して教えていました。それを見た途端、なぜか童謡の「犬のおまわりさん」が頭の中でリフレインして、そういえば、昔のマンガに登場する交番には、入り口に警棒を持って立っているおまわりさんの姿がいつも書いてあったことなど思い出したりして、「さっきの彼は、あれだな」。それでも、最初に見たあの迫力と緊張感は凄かったので、本当にどちらでも良いことなのですが、彼が刑事だったのかどうかは、その後も気になったりしたのでした。
 


2006年07月12日(水) 麻布警察署2

 このところ数週間東京に通っていて前と違うなと感じるのは、やたらと外国語が耳に入ってくるところです。昔は、外国人とのふれあいとして外国語に触れる機会はありましたが、今の東京は、自分とのコミュニケーションではなく、身近にすれちがう外国人同士、外国人と日本人がかわしている言葉が、英語だけでなく、韓国語や中国語だったりするのはもちろんですが、携帯電話で外国語を使っている人も多くみかけます。それが日本人だったりすると、ほんとうにがっかりしたりして(笑)この数十年の勉強不足が悔やまれたりしています。


2006年07月11日(火) 麻布警察署

 毎週月曜の六本木通いも、昨日で折り返し点を迎えました。行き馴れてしまうと、東京が随分近くなり、第二の故郷の仙台や盛岡へも、するすると行けてしまうような気分になっているこのごろです。
 昨日は、外苑にある出版社に寄った後六本木へ戻り、駅から六本木ヒルズまで歩きました。歩いたといっても、ほんの数分。駅→青山ブックセンター→麻布警察署→六本木ヒルズ。(続きはあとで)


2006年07月05日(水) 奇跡を見ました。

以前、ここで、静岡新聞社のIさんの病気の話を書いたんですが、そのIさんが、生存率15%の淵から奇跡の生還を果たして、今日、我が社に挨拶に来られました。末期の食道癌と聞いていたので、私たち周囲の者としても、一縷の望みを、お守りや、左馬の茶碗や、かえるの置き物(無事帰る)に託して見送ったわけですが、今日のIさんは放射線による治療の後遺症も、抗がん剤による副作用もまったくなく、入院直前以上に健康な様子でした。Iさんの癌は、すっかり消えてしまったのだそうです。
 静岡県東部地区には、国立長泉癌センターという日本屈指の病院があるのですが、そこでIさんは治療を受けて、手術のしにくい場所に巣食った病気を根絶したわけです。これまで癌が良くなったという方には何人かお会いしましたが、これほどまで完治した人を目の当たりにしたのは初めてでした。本当に感動で涙が出ましたが、同時に、今日ほど、うちの母も、治してあげたかったなと思った日はありませんでした。医学の進歩を痛切に実感した日でもありました。


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