胡桃の感想記
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2004年06月24日(木) |
「Diva 2004 MAKI ICHIRO & CO.」愛知県芸術劇場大ホール |
井上芳雄くんのチケットバンビにて確保したチケットで最前列だけど一番端。 でも井上くんの立ち位置だったし、登場する側だったので滞在時間が長いポジションだった。 ただ周りがどう見てもバンビ関係者(笑)ではなかったから、偶然だと思うけど。
全体の流れは一幕二幕共にコンサート形式。 「キス ミー ケイト」「イーストウィックの魔女たち」「王様と私」のナンバーは知っているし、ノリが良くて楽しい。 「アンナ・カレーニナ」は一路さんがいつか舞台でと思っているようで「Diva 2001」に続き今回も熱唱。何年後かに舞台化が決定したら愛人役は井上くんだよね。もう息子じゃないから(井上くんはエリザベートの息子・ルドルフ皇太子でデビュー)、大丈夫、大丈夫(笑)。 「モーツァルト!」では井上くんおなじみのナンバー「なぜ愛してくれないの?」、一路さんが「星から降る金」、そしてuwe kroger(ウーヴェ・クレーガー)さんがコロレド大司教の「神よ、何故許される?」を熱唱。あまりの迫力に日本版の山口祐一郎さんを思い出してしまった。そして「モーツァルト!」は来年再演決定だそうで・・・ああ楽しみぃ〜。
一番感激したのは、uweさんと井上くんの「闇が広がる」と、uweさんと一路さんのエリザベート新曲(と言っても大分前か)「私が踊る時」。やっぱり私の原点は「エリザベート」なんだなと再確認。 ドイツ語Onlyかと思えば、ソロは日本語とドイツ語でコーラス(この言い方でいいのかな)だとドイツ語になるから、なんとも不思議な歌だった(笑)。
そうそうuweさんが所々で日本語を喋っていた。「最後のダンス」の1回目のサビなんて日本語!何だか嬉しいし、人柄の良さが伺えるなぁ。ヨーロッパのミュージカル界のトップスターなのに、とてもフレンドリーな人で、裏方さんやオーケストラ、マエストロなどに、とてもとても丁寧に御礼を言っていたのが印象的。 勿論、歌唱力は抜群で“おおさすが本場!!”の雰囲気を醸し出していた(陳腐な表現ですいません)。言葉のノリとかもあるのだろうけど、ドイツ語(もしくは英語)で作られた歌だから、その言語が一番しっくりきたりするものなのだろうな。ちなみにポストカード(¥200)とCD(¥2,500)も購入してしまった(ミーハー/笑)。
当然、一路さんも井上くんも歌唱力抜群なので、それはもうハイレベルな素晴らしいコンサートだった。観てよし、聴いてよし!みたいな。 センターアングルが全く見えなかったけど、それは後日発売&発送のDVDをチェックするからいいの。 そういえば本日の名古屋公演でDivaは大千秋楽。uweさんはカーテンコールで空手のような格好をして登場(胸には音楽の“樂”)。しかも帯にはネクタイを使用!何か部分的に自分の物を使った方がいいと思ったらしい(笑)。東京・大阪でもあんなオチャメな格好をしていたのだろうか・・・。一路さんと井上くんの驚き方が新鮮だったから、いつもなら二人とも演技派だよ〜(笑)。
2ヶ月連続で井上くんを堪能し彼の魅力を再確認したので、迷っていた「ミス・サイゴン」も1回ぐらいは・・・と思ったのにバンビ優先は明日必着の締め切りだった・・・もう年内見納めだったのね(涙)。 8月のエリザベート月間前に、井上ルドルフを見たのはちょっと反則かも(笑)。でも前回とは違うらしいし・・・別物? また2〜3年後のDivaも行きたいなぁ。
2004年06月13日(日) |
「ファントム」宝塚大劇場 |
☆宝塚歌劇団 宙組公演☆
憧れの宝塚大劇場、大階段を見に行って来た。中日劇場の“あれれっ?!”な階段とは違うはず(笑)、本場を見てみたいなぁ・・・と日頃つぶやいていたら、母が誘ってくれたのだ。しかもちょうど観たかった演目!言ってみるもんだね〜。 バスツアーだったので車内が狭く、ランチバイキングも品数足りなかった(ケーキがすぐなくなり食べられなかった/笑)という点を除けば、満足な一日だった。 開演までたっぷり2時間あり、ゆっくりお土産も見られたし。
さてこの「ファントム」、名前のとおり宝塚版「オペラ座の怪人」である。ただこちらはファントム自身にスポットを当て、生い立ちなども語ってくれる。 ファントム=エリック役の和央ようかさんは、そりゃも〜美人さんなので、顔半分を傷つけても仮面で隠そうが綺麗なのだ(笑)。 二幕(後半)で生まれた時から醜かった・・・とあったけど、美しく生まれたのにケガか病気で顔に傷(痣?)が残ったというエピソードの方が説得力あるような気がする。まぁここは原作があるから仕方ないのかな。
前半、まるで友人のようだったオペラ座の元支配人のキャリエール(樹里咲穂さん)が実はエリックの父だったのは、とてもとても驚いた。だって親子に見えない〜。せめてキャリエールに髭でもついていれば・・・ねぇ。 そして妻子持ち(妻だけだったかな)の身で、エリック母(名前忘れた・・・ごめんなさい)と恋して、生まれたばかりのエリックのあまりの醜さに驚いて見捨てるなんて、ヒドイ男・・・。エリック母の死後、エリックを育てたのはいいけど、もうちょっと何かよい環境はなかったのか。・・・おかげでエリックは人と付き合わず地下に住み、人殺しまでするコになってしまったのだよ(泣)。 そしてヒロイン・クリスティーヌ。花總まりさんは在位11年らしいけど、とてもかわいらしかった(いくつなの?!)。クリスティーヌはとても純粋な子らしいけど・・・頼んで頼んで頼み込んで見せてもらったエリックの素顔を見て、叫び出すとはどういう事なの?! 本人さんも“これはヒドイ”と思いながら演じているそうですが(苦笑)。
どうしてもアンドリュー・ロードウェバー「オペラ座の怪人」(by四季)と比べちゃう・・・良くはないと思うのにね。 ただ「ファントム」は人物描写がメインなので、エリック・クリスティーヌ・キャリエール、そしてフィリップとそれぞれ共感する所があった。 カルロッタは「オペラ座の怪人」より嫌〜な人になったし、あの情けないラウル(笑)は明るくてプレイボーイなフィリップになっていた。 「ファントム」の音楽は素晴らしくて綺麗な曲が多いけど、パンチが弱くて1回では耳に残りにくいのが残念。しかも宝塚は女性だけだから、娘役の声が高すぎて聞き取りにくい歌詞もあった(宝塚にあまり慣れてないもので・・・ごめんなさい)。 ちなみに期待した大階段は2階5列目だった為、最初の一段目(一番上)が見えにくかった・・・(し〜ん)。
今回は名鉄観光貸し切り公演で、抽選会がありいろいろ景品があったのに・・・かすりもせず(涙)。 サイン色紙なんて、12番(和央さん)、L4番(花總さん)とすべての列の人が当たっていたのに〜〜。 とはいえ、豪華で華やかな世界を満喫でき、とても充実した濃〜い一日だった。
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