今日のおたけび または つぶやき

2014年04月27日(日)  銭形警部 / ロング・グッドバイ第二話



いやいやいやいや驚いた!

「ルパン三世」とは、小学生の頃に初めてTVアニメを見て以来、

40年以上のおつきあいはある気がするのですが、


警部の名前が「銭形幸一」だったと昨日初めて知りました。

ぜにがた こういち って何それ!?




他の皆さんのフルネームはもちろん存じていたのです。石川五ェ門、次元大介、峰不二子。

で、銭形警部は銭形平次の子孫なのだから、こちらもルパン三世とおなじく、「六代目・銭形平次」とか、

あるいは「銭形平蔵」くらいの名前だと、なぜか思い込んでいたのです。

40年間も!




ま、どーでもいいっちゃぁどうでもいいんですが、わたし的には大変な発見&驚きだったので。




なぜわかったかといいますと、ネットのニュースで見た実写版「ルパン三世」のHPから。

登場人物のビジュアルなど拝見しつつ、ルパン・小栗旬、次元・玉山鉄二、五ェ門・綾野剛、

峰不二子・黒木メイサ、銭形・浅野忠信、と知り、そのキャラクター紹介で。




銭形警部が、今をときめく(←わたしの中で勝手にブーム)私立探偵・増沢磐二@ロング・グッドバイの浅野忠信氏かぁ! 

とっつぁんにしてはカッコよすぎな気が。シブすぎな気が。でもこんなとっつぁんも悪くない。

ダミ声で「ルパァ〜ン! 逮捕だ――!」とか言ったりするんだー、などと思ってプロフィール観たら

「KOICH ZENIGATA」って。誰がこういちだって? いつから銭形はこういちになったって?と。 




ほんと銭形のとっつぁん、長い間、本名勘違いしててごめんなさい。

でもやっぱり、○代目・銭形平次でよくね?




そしてロング・グッドバイ第二話。

保はもう死んじゃったから、二話以降は出ないのかと思ったら、過去シーンで存在し続けるのですね。

足を引きずるようになった理由もわかり、展開がさらに謎めいてきてステキです。

ほんっとどのシーンもすべてが美しい。妖しくて不気味でカッコいい。




今回は特に、闇医者連中の怪しさといったら!

そろいもそろって見事ないかがわしさ。

それに負けない看護婦さんたちの崩れっぷりがもう。

エドはるみさん久々に見たわ。

そして安藤玉恵(栗原ちゃん@あまちゃん、ウェイトレスの峰子@探偵はBarにいる)さんの、

狙いを定めた男へのわかりやすーい尻軽っぷりの安定度とかね。

そんな看護婦さんにすっかり釣り上げられたテイで、

上手く情報を引き出す探偵さんのカメレオンっぷりもさすが。




どのシーンも本当に画面のすみずみまで美しいなぁ。

5話までしかないけど、今期いちばんの眼福ドラマです。






2014年04月25日(金)  ロング・グッドバイ 第一話の好きなセリフ



きっと原作では有名なセリフで、今更なのかもですが。



アバズレ女優から雨の中、ゴミのように捨てられた色男・保。

それを自分の事務所に連れて帰り、介抱してやった探偵・磐二。

目が覚めた保が磐二と交わす最初の会話。



保 「失礼ですが、あなたは伝道師か何かで」

磐 「はぁ?」

保 「それとも仮出所中?」

磐 「なんのことだよ」

保 「素性も知れない酔っ払いなんて拾わないで、この財布だけここに連れ帰ることもできたはずでしょ。

  なのになぜそうしなかったんです」

磐 「さあな」




それでも疑心暗鬼でゴネる保に、

磐 「自分の見ている世界がすべてだと思うな。

  べつに何の得もなくても、クズを拾ってきてコーヒーを飲ませたいと思う人間だっているんだよ」




酒場でのふたり

保 「この一杯が10倍はするような店で浴びるほど呑んできました。しかも女の金で」

磐 「十倍うまいのか?」

保 「味は変わりませんよ。ただ、より頭が腐る」




保 「要するに人間てのはつねに見下す相手が必要なわけですよ。わかってますよそんなこと。

  だけどね。工場のクズどもにクズあつかいされるのはもう真っ平御免なんですよ」

磐 「そんなことか。今すぐ工場に戻って謝ってこい。お前なんか雇ってもらえるだけありがたいと思え。

  いいか。そんなことにも耐えられなかったらな、この先どこに行ったってお前の行き場なんてないんだ」




海外へ逃避行しようとする保が磐二に、

保 「あなたのような人間になりたかった。

  何の見返りも求めず、ただ自分が正しいと思う方を選ぶことのできる人間に。」




警察の横暴なやり方を時代錯誤だと非難する磐二に、

岸田警部補 「時代ってのは足が遅いんだよ。そいつはまだ、おまえに追いついちゃいねえんだよ。」



第一話では、磐二と保の会話がどれもステキでした。

煙草とコーヒーとギムレットも、シブい探偵と哀しげな色男にえらくお似合いでしたし。

明日の第二話も楽しみですー。






2014年04月22日(火)  45マサハルのツイッター談義



「HUMAN」は、オリコンで2週連続アルバム一等賞でしたが、

2週連続の一等賞というのは、ましゃの人生初だったのですって。意外ですねー。



福 「わからないものですね、人生ってのはね」

荘 「福山さんは『都落ち願望』というか、いつも『もう俺はダメだダメだ』って言ってますけど、

   ピークがまだまだ先に見えてきましたよ」

福 「もうダメでしょ」

荘 「いやいやいやいや!」

福 「齢45にして二回連続で! 二連発で! 昔から二連発できなかった。一発が長いタイプだから。」



祝いの席(ラジオのオープニングトークだけど)でも正々堂々のシモネタはお忘れにならない。



そして、3週目に入ってからは、デイリー2等賞(たまに3等賞)が続いていましたが

20日(日)付で再び一等賞に返り咲いておられました。



 






ええ、もちろんわたしも心の中でカンパーイに参加しました。

そんなステキなつぶやきもしてくれるましゃですが、

ご本人はツイッターいつまでやるかなー、なんて考えたりするんですって。

以下は先週のたまラジより。




福 「いや、始めてみたら、意外とつぶやくことないな、と思ったの」

荘 「なにげないこと、がいいんですよ。今日は雨が降りそうだなー、みたいな」

福 「靴下脱いだら、足の親指の爪の間に靴下のカスが挟まってた・・・」

荘 「『・・・挟まってた。福』とか書いたら、それが3000リツイートとかされるわけですよ」

福 「マジで? じゃ、今度書くわ。というかほぼ毎日そうなんだけど! あれ何なの?」



それは靴下のほころびじゃないか、とか、指のところがササクレてるんじゃないか、とか、

ちゃんと取らないと臭くなるよね、とかのお話のあと




荘 「それはつぶやかない方がいいかもしれない」

福 「いや、絶対臭くないよ」

荘 「なんで? なんで言い切る?」

福 「だって僕は中年グラビアアイドルだから。スター星からやってきたスター星人だから。」

荘 「そうですよね。そういうことをつぶやけばいい。そしたらまた5000リツイートとかされて、

   『福山がまたヘンなことつぶやいてる。僕の体臭は苺ちゃんだよとか言ってる』って。

   で、ヤフトピにすぐに『福山おかしなことつぶやく』と。」

福 「ラジオだと、こういうこと言っても『冗談ですよ』というニュアンスがつけられるけど、

   文章はニュアンスがつけにくいからね」




福 「だからね、どうしようかと思って」

荘 「ツアー先での『ありがとう』もいいですけど、海外ツアーでは写真とか撮ったり」

福 「俺、ケータイで写真とかまず撮らないからね。どうせ撮るならちゃんとしたカメラで撮りたい」

荘 「めんどくさいなぁ、この人はホントに」

福 「ひゃっはっはっはっは! アナタの今の顔よかった!『この人ほんとにウゼエな!』って顔」

荘 「何か適当にパシャでいいわけですよ。ゴハンとか」




福 「だいたい、僕の何を知りたいの?」

荘 「すべてを知りたいの!」(甘え声)

福 「えー?」(こちらも甘い返し)

荘 「寝る時の『おやすみー』とか。あ、今寝たんだー、って」

福 「あのさ、動物じゃないんだから。『あ、寝た寝た寝た・・・』『あ、起きてきた起きてきた!』なんて」

荘 「いや、ツイッターってそうなんですってば! たとえば朝起きた時に『むくり!』ってつぶやいたら、

   あ、起きた起きた、むくりって起きた!って」




福 「いやいやいや。カピパラじゃないんだから。

   『あ、小屋に入ったなー、寝たなー、しばらく見れないなー、あ、起きた起きた』ってことでしょ?」

荘 「そういうものなんです! みんなで育成を見守るのがツイッターの醍醐味なんです!」

福 「えー?」

荘 「一日ひとつぶやきとか言ってるから、みんな福山さんがいつつぶやくか楽しみにしてて・・・

   めんどくさそうな顔しない!」

福 「でも永遠に続けるってわけにも・・・何か考えますよ」

荘 「始めて1か月で息切れしてたら、そりゃ続きませんよ。」




福 「でも『むくり』なんて俺が書くと、なんかシモいじゃん?」

荘 「そうかなぁ?」

福 「もっとシモいツイートとかしてもいいんだったら続けられるけど・・」

荘 「そういうツイートしてる人もいっぱいいますよね。

   シモネタも世の中から福山さんに求められているひとつの『像』でもありますから」

福 「シモネタだったら、それはそれで別のアカウントでやりたいな。見たくない人もいるでしょ?」

荘 「そうか。わたしは福山さんにそういうものは求めてないんです、って人もね。

   王子様的要素だけでいいんです、という人。」




福 「そうそうそう。あるいはスター星人的要素だけとかね。『今日、シャンパンの風呂に入ったよ』とかね」

荘 「はいはい。いかにも、な。夢の生活みたいな、ね。」

福 「『今日の滞在先のビッグスイート』ってホテルの写真とか。

   そういうスター専用アカウントと、シモいの専用アカウント。それだったらいいけど。

   ひとつに全部入ってしまうと、俺としても筆がちょっと迷うね。ま、今後のことはちょっと考えます。」

荘 「考えてもいいですけど、もうちょっと続けてください」

福 「はい。もうちょっと続けますよ」




ツイッター歴では大先輩の荘ちゃんと、初心者ましゃとの攻防がすごく楽しかったです。

個人的には、ツイートしまくりのましゃよりは、

「つぶやくことがあまりない」と言ってるましゃの方が絶対的に好きな気がしますけれども。


本来作詞などに向かうべきネタや労力をツイッターに向けるなんてことは

万が一にも無いとは思いますが。そんなことになったらあまりに本末転倒だし。




とか言いつつ、ひとつぶがすごく楽しみというのも正直な気持ちですけどねー。

でも、なにはともあれラジオで毎週聴くことのできるとめどないおしゃべりが、一番楽しみです。







2014年04月20日(日)  ロング・グッドバイ



土曜の夜観るのにふさわしい、大人な眼福ドラマでしたわー。

とにかく画面が美しい。全編セピア色の落ち着いた色合いで、常にやさしい光の存在が感じられる。

色味はあまりないのだけど、色合い以上に陰影の美しさが素晴らしいです。



探偵(浅野忠信)の事務所とか、バーの内装とか、でかいクラシックカーとか、

画面に映るすべての古びた感じがたまらなく居心地よさそう。いいわー。好きだわー。

浅野忠信の佇まいが最高にステキで、この人こんなにカッコよかったのか! と、

嬉しい目からウロコでした。他の役者さんたちもこの世界観にぴったりの雰囲気。



このカッコいい探偵さんが、これからどんなことに巻き込まれていくのか、話の展開も楽しみです。



こういう世界観に溶け込めるような大人になりたかったよなー。

自分があの世界のどこかに立ったら、どの場所なら居られるのだろう? などと思ったり。

ともかく男がカッコいいドラマですが、女優陣もミステリアスな雰囲気の人ばかりですな。



わかりやすい美人というのがひとりもいなくて(あくまでもわたし基準)、

だけど妙に存在感のある雰囲気を纏っていらっしゃる。そして皆さんやたら長身。

身長だけだったらわたしも入れないことないぞー。(殴っていいです)






2014年04月18日(金)  今期のドラマ



おとなりからタケノコ3つもいただいたー(^^)

しかもご丁寧にすでに茹でてある。



この春のタケノコはこれで十分満喫できます。ありがたや。

スーパーではひとつ500円とかしてて(可食部のわりに皮の生ごみが大量に出るのよね)、

どうしよっかなー、なんて迷っていたので助かりました。




で、今期のドラマ。

初回はだいぶがんばってチェックしましたが、前期以上に刑事ものばかりでびっくり。

役者陣も前クールで観たお顔が多く、役者さんってこんなに少なかったっけか? と。

信頼と実績の役者さんにどうしてもオファーが集中してしまのかしらん。




初回だけなのでまだわかりませんが、とりあえず視聴決定は、



「MOZU」 

香川×西島となると「ダブルフェイス」を彷彿とさせ、「ダブルフェイス」は本当に素晴らしすぎたので、

これも期待してしまうのは当然ですね。

池松壮亮君演じる記憶喪失の逃亡犯や公安の真木よう子ちゃんとか、好きなテイストです。



「BORDER」 

死者に導かれるまま事件解決。

亡くなった人が嘘をつかないなら、こんなに確かなことはないですが、どうなのでしょうね。

うっすらホラーだけどこれも好き。



「ビター・ブラッド」 

渡部篤郎がようやく本領発揮の役どころですかね。

「ケイゾク」の真山が生きてたら、こんな刑事になっていたのでは、と思うだけでも楽しい。

「クロコーチ」や「探偵はBarにいる2」での政治家役は、特にこの人で見たい、というのではなかったし。



「花咲舞が黙ってない」 

池井戸潤の銀行モノってだけで絶対観る。上川隆也&杏ちゃんコンビ、最初っからなんという安定感。



「続・最後から二番目の恋」 

実はまだ録画しただけで観ていないのだけど、これも観るに決まっている。笑える中井貴一に期待。



あとはほぼ脱落かも、といった感じですが、観たいのが5つもあれば十分すぎるほどです。



さてさて、ましゃはもう大阪入りされて明日明後日の京セラドームの準備にお忙しいことでしょう。

いいなー。何度でも観たいなぁ、あのライブ。

レポを楽しみに待ちたいと思います。






2014年04月14日(月)  野生児同士@「僕らの音楽」



ちょっと前ですが4月4日オンエアの「僕らの音楽」、

ましゃと尾野真千子さんとのトークがすごく楽しかったのでご紹介。




日本アカデミー賞授賞式以来の再会だというおふたり。


福 「今日もすごくセクシーな出で立ちで・・・」

尾 「いやこれはもう、ましゃに・・・雅治さんに会うのでキレイにきめてきましたよ」

福 「ありがとうございます。先日の日本アカデミー賞でも、背中と前の開いたドレスで、

   わたくし目のやり場が・・・決まってましたけど! 全然困ってないですけども!」

尾 「ははははは!」

福 「ステキでした」



『そして父になる』の撮影からもう2年もたつのに、各地の映画祭や授賞式などで

出演者の交流が続いていることに「なかなかないことで、ありがたい」と。

ましゃは、映画の撮影のあいだ中、「自分の家族ってどんなだったっけな」、と思い出していたそう。



偶然にもどちらのお父様もギャンブラーだったのですって。

幼少のヤンチャっぷりについては、ましゃはご本人いわく「罰当たりな子供」で、

よそのおうちに遊びにいくと、お仏壇のお供え物を食べちゃったりしていたらしい。



尾 「あれは1回お供えしたらもうそれでいいんですものね。高校時代とかもいろいろやったでしょ?」

福 「みんな、やっちゃいけない、と言われることをやりたがる年齢でしたよね。」



禁止されていた原付バイクの免許をこっそり取って、バレて丸坊主にさせられて自宅謹慎。

その時に家の目の前で中村雅俊さんがドラマの撮影をしていて、それが芸能人を初めて見た時だったと。

謹慎になってなければ見れなかったので、結果的に良かったって。



福 「尾野さんはどんな子供だったんですか?」

尾 「わたし野生児です。山の中を駆けめぐり・・・家がないし。」

福 「家がない!?」

尾 「そうなんです。うち以外にあまり家がないんです。」

福 「あ。そういうことですね。びっくりした! 『家がない。なるほど、遊牧民ね!』と思ってた。」

尾 「はははは! そうじゃない。まわりに家がない。」

福 「大草原の小さな家、みたいな感じね」

尾 「だから街の遊びを知らないんです。

   虫を捕ってペットにしたり、おままごとも草を切って食べさせたりとか。」

福 「わかりますわかります。

   今でも、草を見ると食べられるか食べられないかわかる、ってやつですね?」

尾 「そう。いまだに食べちゃうっていう。東京の草を食べちゃう。」



福 「ははははは! かっこよすぎますよ! 

   じゃ、大切なことはすべて大自然から教えてもらったわけですね。すごいなー。

   それって、今の自分に生かされてるなー、って感じることあります? 自分のバックボーンとして。」

尾 「スーパーがなくなっても、絶対生きていける、って思ってます。」

福 「めちゃくちゃカッコいい発言ですね、それ! 

   それに我々俳優陣やスタッフはたぶん甘えてるんですよ。尾野さんのその、人間力の強さに。」

尾 「はははは!」

福 「この人だったら、このシーンで何かしてくれる、っていうのが、たぶんあると思います。」



ましゃのプライベートな噂をいくつか耳にしたので、その真偽のほどを確かめたいと言うオノマチさん。



尾 「洗濯にはこだわりがあると? 下着は手洗いじゃないとダメとか?」

福 「いやいや。それはウソですね。

   たぶんそれは、ライブではノーパンっていうのが、尾ひれ爬ひれ付いてそうなったんだと。」

尾 「ノーパン!? まあステキ! なんでノーパンなんですか?」

福 「ある時期に、ものすごい本数のライブをやったことがあるんですよ。90日間で50本くらい。

   そしたら、下着の洗濯が次のライブ会場に向けて間に合わなくなってきて。

   新品って汗を吸わないので好きじゃないんです。ある程度、少なくとも3回から5回は洗い込んだ・・・」

尾 「イイ声・・・」

福 「3回から5回は洗い込んだ・・・(←さらにイイ声で)、

   イイ声で言い直す必要もないんですけど、を、履くのが好きですから。

   そうやってたらある時、僕はついさっきまでコンサート会場で声援を浴び、その熱狂を受け、

   『サンキュー バイバイ また会おう!』って帰って来てホテルに着いて、

   俺なんで全裸でこんなふうに洗ってるんだろう?って。」

尾 「あはははは」

福 「もう履かねえ!って。洗うくらいなら履かねえ!って」

尾 「スーパースターらしい・・・」

福 「このエピソードもだいぶアホな子のエピソードですよね」



尾 「続きまして・・」

福 「はい、何でしょう?」

尾 「女性の前では甘えたい、と。そういう感じなんですか?」

福 「あー。これは甘えたいです。」

尾 「ほんとですか? 甘えられてない(キッパリ)。」(←自分も女性なのに、という抗議ですね)

福 「スイマセン・・・」

尾 「どういうことですか?」(←さらに追及)

福 「これが僕のモテない理由だと思います。」

尾 「どゆこと?」

福 「今でこそ、スタイリッシュでスノッブな、アーバンな空気感を漂わせてますけど・・」

  (↑ ご自分のイメージを熟知されているましゃ)

尾 「うん。漂わせてる」

福 「全然ですよ!」

尾 「うそぉ〜ん」



福 「放っとけないオトコ、ていうのがやっぱりモテるな、と思うんです。45年間オトコをやってきて。

   『ああもう、ほらほら』(と、女性に世話されている様子)みたいな。

   食べこぼすとか、酔っぱらってトイレから戻ってきたらチャック全開とか。

   でも自分はそういうことがないわけですよ。気になっちゃって。」

尾 「そうならないよう注意してるんですね」

福 「そうなんです。

   ほんとは僕もうっかりな姿を見せたいけれど、そのうっかりがなかなかないんですよ。

   自分で自分をチェックしちゃうんで。

   だから、そういううっかりしている人を見ると、悔しくて仕方がない。」



尾 「潔癖という噂がありますけど?」

福 「潔癖なのかなぁ?」

尾 「リモコンはココでないとダメ、とか」

福 「ここでないとダメ、ということはないですが、まっすぐ並んでてほしい。

   散らかっててもいいけど、まっすぐ散らかっててほしい。」

尾 「それ、散らかるって言わない」

福 「あははははは!」



福 「いよいよ月曜9時のドラマに主演されるということで。」

尾 「そうなんですよー。月9ってどんなですか? もう全然わかんなくって。」

福 「フジテレビさんが期待しますよね。」

尾 「ん。」(不安そう)

福 「でも、東京に出てきても(スーパーがなくても)食べるのに全然困らないという、

   その芯の太さがある人が月曜9時のドラマをやるのは、すごくうれしいと感じてますよ。」

尾 「ほんとですか?」

福 「誇らしいですよ。」

尾 「出てくれませんか?」

福 「もちろん出るにきまってるじゃないですか!

   あのぉー(カメラに向かって)、オファーいただいてもよろしいでしょうか、お芝居の。」

尾 「そんなこと言ったらどんどん来るでしょう!?」

福 「そうでもないんですよ、それが。」

尾 「みんな声を掛けれないんだってば」

福 「それがよくないですよね、もしそうだとしたら」

尾 「わたしもいろんなところで言っておきます。」

福 「はい、いろんなところで。」



ほんと楽しい対談でした。

お互いへのリスペクトが感じられ、硬すぎず砕けすぎず、とてもナチュラル。



ましゃも子供のころはよく海に素潜りしてモリで魚突いて食べたりしてたそうだから、立派な野生児。

東京生まれで東京育ちのひ弱なわたしには、どちらもまぶしいかぎりです。



ともに田舎育ちで野生児だった幼少期を持つおふたりは、

かたや今はステキな女優さんになり、

かたや「今でこそスタイリッシュでスノッブな、アーバンな空気感を漂わせてる」

巨星となられたのですね。



これ言ってるときのましゃがオーバーアクション気味でほんとラブリーでした。

「だってそう言われちゃうんだもん!」「なぜかそう思われてるんだもん!」

みたいな自嘲と諦観がひたひたと。

これはアレですね、先日のラジオでの「映るとさわやか」っていうのと通じるところが。

ご本人の意思とは関係なく、とにかくそう見えてしまうのだから、それはもうそうなんですよ。




新アルバムの曲だけでなく、

2005年にましゃがこの番組で「HELLO」を歌った時の映像も、フルで観れて楽しかった。

9年前というと36歳。わたしはリアルタイムでは拝見していませんが、

過去をさかのぼると30代半ばくらいからどんどんオトコマエ度に拍車がかかってきていて、

このころのましゃもほんとステキです。






2014年04月11日(金)  たしかにNHKでは言ってなかったここだけの話@「HEY!×3」



NHKの「SONGS」では、

アルバム「HUMAN」の楽曲に込められたさまざまな想いを真摯に語っていらっしゃいましたが、

「HEY! HEY! HEY!」はほぼ、ラジオのときのましゃ。




松ちゃん浜ちゃんに訊ねられるまま、

恋愛や結婚や、寝技(!)に関することまで何でも答える。(だがしかし発言には細心の注意を怠らない。)




ラジオでは全然聞きなれているふつーのシモネタでも、

TVで顔が見えながら聞くと、やっぱりちょっとドキっとしますね。

でもそれは、何言っちゃってんのー!?とハラハラするドキッじゃなくて、

これぞオスの正しい姿というか、潔い姿というか、そういうのを見せられたメスとしてのワクドキ。




会場のお客さんから「キャー」の嬌声が上がってよかったですよ。

あそこで客席に黙られたり引かれたりしたら放送事故だものね。

そしたら、あんなにフェミニストな発言なのに、オンエアされなかったかもしれないし。




何度でも申しますが、ましゃのシモネタに不快感を全く感じないのは、

ご本人がとにかくさわやかなオトコマエさんだというのはもちろんありますが、

そりゃもう、大前提としてあることは確かですが、

それ以上に、女性へのリスペクトが常に感じられるから。




リスペクトが言い過ぎとしたら、軽んじたり馬鹿にしたりということが絶対ないから。

シモネタを語る時だって、言葉を選び表現を選び、誰かを傷つけたりなんてことがないよう、

細心の注意を払っていらっしゃるのが、よーくわかります。

オトコマエさんのたしなみなのね。




それにね、ことさらシモネタやエロネタを話しておられるわけでもないのですよ。

ステキな女性の人間性や生き方やお仕事っぷりを語るのと同じように、

ステキな巨乳やくびれやその他もろもろのことも、ふつーに語っているだけのような。




とは言え、他の人が同じこと言ったら、絶対ドン引きする自信があるわたし。

ましゃだから大丈夫、というのはやはり、

シモネタトークにおいても、ましゃが長年の信頼と実績をつみ重ねてこられたからなのしょうね。






2014年04月10日(木)  NHK「SONGS 福山雅治 〜理想への挑戦者〜」



台湾観光局のCMについて、前回のたまラジでましゃがおっしゃってました。

すっごくさわやかに映ってるって。




ええ、拝見しましたよ。

さわやかなオトコマエさんが台湾の街を歩き、

昔ながらのミステリアスな雰囲気漂うお店に足を踏み入れている、穏やかで美しい映像でした。

極彩色でちょっと猥雑な、いかにも東洋らしい街にふんわり溶け込みながらも、たしかにすごくさわやかな印象。

ですがご本人いわく、




福 「僕はね、自分のことさわやかだと思ったことはないですし、自分の内面なんてホント

   薄汚れてると思ってるんですけど、映るとさわやかなんだ。これどうして?どうしてなの?

   ほんとに醜い人間なのに、映るとさわやかになっちゃうんだ。どっちがほんとの僕なんだろうね?」






さわやかなんです。(断言)






人間のちっちゃさや汚さなんて、誰もが持っているものでございましょう。

ましゃだけがよごれてるわけじゃないし。

ただ、そういう内面を自覚なさっている、さわやかなオトコマエさんなんです。




さてさて。リアルなトークが炸裂した音楽番組の数々。

NHK「SONGS」では、アルバムについての真面目なトークがとても魅力的でした。

「龍馬伝」や「ホットスポット 最後の楽園」や「紅白歌合戦」などNHKならではの豊富な映像はもちろん、

カンヌのレッドカーペットや数々のPV映像、今回のレコーディング風景までちゃんと押さえていて、

ものすごく充実した内容で見ごたえがありました。

歌場面のクオリティの高さも含め、今回のプロモで出演した音楽番組のなかでダントツでしたわ。




丁寧なナレーションで進行し、音楽番組だけどドキュメンタリー。

さらに、アルバムの宣伝としても最高の出来栄え。「SONGS」ってこういう番組だったのですね。

これ、再放送がNHK総合で今日の深夜2:30からですので、見逃された方は是非!




曲は「HUMAN」と「恋の魔力」と「クスノキ」。




NHKが本気で作るドキュメンタリーはやはりすごいものがあります。

披露された3曲もどれも素晴らしかった。

演奏はもちろん、スタジオのセットや照明やバックの映像もね。





「暁」もこの番組で聴きたかったし、それを言ったらアルバム全曲ここで聴きたかったくらいです。

というか、公共放送がどんだけアルバムの宣伝してくれちゃっているのだと。



くどいですが再放送はNHK総合で今日の深夜2:30からです。是非!





2014年04月08日(火)  セットリストの構成が素晴らしすぎる



ドームライブの余韻もまだまだ続いております。

語り足りないことがいっぱいです。

またまた盛大なネタバレになりますのでご注意ください。




全24曲の中に絶妙に配置された、新アルバム「HUMAN」からの各曲ですが、

アルバムの順番とはもちろん違います。



始まる前は、とにかく「クスノキ」をどこにはめ込むのか、それが一番気になっていました。

だってとにかく、異色だし。

この曲のすばらしさを生かしつつ、でも盛り上がりまくりのライブの雰囲気もそこなわないなんて、

どうするのだろうと。




アルバム曲の中で一番最初にきたのが「HUMAN」。

タイトル曲としてアルバムの顔とも言えますし、序盤をどーんと打ち上げるのにふさわしい曲でした。



オープニングの「Beautiful life」(アカペラ)で、響き渡る声に一気にくぎ付けにされ、

その感動のままなだれ込む「HUMAN」はカッコよかった。

せり上がったステージの上でギター掻き鳴らすましゃもカッコよかった。




その次に披露されたが「ミスキャスト」「246」「とりビー!」。この3曲続きも見事でした。

「IT'S ONLY LOVE」「桜坂」と、終わった恋をせつなく歌いあげたおなじみの名曲のあとに、

したたかに恋を終わらせる女性目線の「ミスキャスト」。

これがもう、歌も演奏も最高にセクシーで。




ましゃの女性目線の曲はいつもながら凄すぎです。なんかいろいろとめっちゃリアル。

男が書く女性目線の歌には、「それ男の願望だよね? 実は女はそんなんじゃない」

みたいなのもけっこうありますが、

ましゃのはそうじゃない。どんだけ女の実像に詳しいんだか。



そしてココが一番素晴らしいのですが、女という生き物へのリスペクトを常に感じる。




そんな「ミスキャスト」のあとには、

再び男目線のラブソング、ましゃご自身のリアルを感じさせる「246」と続き、

トドメが、でもそんなことやこんなことがあってこの歳になってますが、

ま、とりあえずビール! という感じで「とりビー!」。

この「とりビー」のお気楽なリズムと、おじさんの哀愁とかわいらしさ漂う歌詞が最高に心地よいです。




そして一転、ましゃの過去にさかのぼる。

ファーストアルバム「伝言」から、

長崎から出たくて悶々としていた気持ちを歌った「まぼろし」と、

東京に出てきてはみたものの、思ったようにはいかない苛立ちが感じられる「BLUE SMOKY」をまず聞かせてくれて、




その後に、そんなましゃの原点はやっぱりここなのだよ、と、「クスノキ」と「昭和やったね」。

考え抜かれたにもほどがある曲順です。




アルバムだと、「クスノキ」に始まり、あいだに7曲挟んで最後に「昭和やったね」で完結するのですが、

ライブではこの2曲を続けている。

そうすることによって、ましゃの半生の総括を、冗長にもならず重過ぎることにもならず、

ライブの中にしっくりと収めてしまっているのです。

だから、「クスノキ」の重いメッセージもすんなり入ってきつつ、重すぎて引きずるということもない。

この見事なたたみかけ方に感動しちゃって。こう来たのねー、って。




で、そこから先は、安心して飛ばしまくりといった感じに。

みんなでコブシ振り上げて盛り上がれるロックが続き、ましゃもギター弾きまくりで煽りまくり。

その中に、「ギター好きすぎてついにこんな曲書いちゃいました」な「Cherry」。

これも盛大にエロくて、ギターもカッコよくて、最高でした。




そんな大騒ぎを満喫して、本編の最後に「暁」。

「HUMAN」が孤高の崇高さとすれば、「暁」は人とのかかわりに目を向けていて、

ましゃが想う、人間はこうありたい、という姿の、対をなすものと言ってもよいのではないかと。



「暁」はオープニング曲の「Beautiful life」と対になってるとも言えますね。

人とのかかわりにおいての「美しい生き方」という意味では共通している。

そんな「暁」を本編の最後に持ってくることで、HUMANというタイトルにふさわしいライブの本編が、

力強く壮大に完成されたのでした。




セットリストになかった曲で、あれも聴きたかったなー、これも一緒に歌いたかったなー、

というのは正直あるのだけど、それはそれとして、この構成の巧みさには感動しました。

それと同時進行の、映像や照明のすばらしさもね。




今回、ましゃのMCはかなり少なかったのだけど、この世界観を優先したかったのかなー、とも思います。

しゃべらなくても十分魅力的だからいいんだけど!

でも、しゃべったらもっと最高ですが。「SONGS」「僕らの音楽」「HEY!×3」で大爆笑しましたもの。

面白かったわー。これはまた後日。





2014年04月06日(日)  福山雅治@東京ドーム 4月5日



FUKUYAMA MASAHARU

WE'RE BROS. TOUR 2014  HUMAN




昨日、4月5日はましゃのドームツアー初日でございました。

ましゃライブの初日に行くのなんて初めてで、

しかも今までとはだいぶ毛色の違う、「第二のデビューアルバム」引っさげてのライブを、

しかもこれまたわたしのましゃファン史上初めての「ドームで観る」ということで、

席に着いて開演を待つ間、みょーに緊張してしまいましたことよ。




結論から申しますと、




最高。




新旧のナンバーを絶妙に織り交ぜたセットリストのバランスも素晴らしくて、

ご新規ファンにも聴きどころはいっぱいあったのではないかと。

もちろん、「HUMAN」を熱心にスピードラーニングして臨んだわたくしも、

CD以上に素晴らしいナマの音に大満足でした。




曲ごとの映像の演出もすばらしかった。

「昭和やったね」(だったと思う)では、ましゃの半生をさかのぼる、

とてもパーソナルな写真がいっぱい紹介されたり。

今こんなステキなオトコマエさんになっちゃったこの人の原点はここにあるんだ、

ということがよーくわかる、ファンにとってはかなりの垂涎モノでした。




もちろん、それはマニア向けのサービスというわけではなく、

ご自身がナルシストだからとか(ナルシスト線はお持ちだけど)、自己顕示したいからとかでもなく、

この映像が単に一番ふさわしかったからですよね。




昭和という時代と長崎という土地をバックボーンに持つ、

福山雅治という人間じゃなきゃ作れない作品ですから。




言わずもがなですが、ビジュアルも最高で。

わたしの席は1階スタンドの中段、ステージからほぼ正面でしたので、

肉眼で見えるましゃの大きさは大豆くらいなものでしたが、

そもそもドームは人間サイズのモノを観る場所ではないと思っておりますので、

そこは最初から期待しておりませぬ。




でも、しばらくドームにお邪魔しない間に、巨大モニター画面の性能がすっごく上がったのかしらん。

すべての映像がはっきりクッキリと美しいし、凝った演出もたくさん。

そこに大写しになっている、オトコマエにもほどがあるましゃをずっと観続けていられるという満足感。




なので、ドームですが「そんなに遠い気がしない」感じもしました。

近い将来、ご本人の姿が(進撃の)巨人級の3D立体映像でドーム中央に屹立する、

なんて時代も来るかもね。

音も聴きやすかったですし。これは席の場所にもよるのでしょうが。




とにかく3時間以上歌いっぱなしなので、後半は高音を出すのがちょっとツラそうでしたが、

1曲目から最後まで、心わしづかまれまくりでした。

ギターも、これまでで一番弾いていらっしゃるにちがいない。

一昨年の夏の弾き語りライブや去年の大感謝祭以上に。

ギタリストましゃがボーカリストましゃ以上に大好きなわたしとしては、これも最高。




初日を終えて、5万人からの確かな手ごたえを得られたのか

「ドームツアーを続けていく自信がつきました」というようなことをおっしゃっていましたが、

なんというご謙遜を!

ドームが長年のホームだったのではないかと感じさせるほど、しっくりと安定感のある、

充実したステージでした。

ほんとにステキでした。うわーーーーん。(思い出してカッコよさに泣く)




以下、4月5日のセットリスト

(曲が前後したり抜けてたりするかもなのでご了承くだされ)




Beautiful Life (途中まで伴奏なしのアカペラ)


HUMAN

想 -new love new world-



IT'S ONLY LOVE

桜坂


ミスキャスト

とりビー!

246


(デビューアルバム「伝言」より)

まぼろし

BLUE SMOKY


クスノキ (原爆投下の瞬間をイメージさせる映像) 

昭和やったね (ましゃの生い立ちまでをさかのぼる写真がいっぱい)


恋の魔力

GAME

Cherry (堂々のギター偏愛宣言の映像がステキ。ましゃが弾くのはもちろんCherry)


RED×BLUE (フロートで会場一周。ようやく肉眼でましゃの全身を確認)

fighting pose


Get the groove

明日の☆SHOW




(アンコール)

生きてる生きてく

melody


(ダブルアンコール)

家族になろうよ(ギターだけの弾き語り)




今までアンコールでしか聴いたことがなかった「桜坂」が、

本編のかなり序盤に来たのがかなりの驚きでした。

でも、「桜坂」や「虹」などの大ヒット曲の鉄板さと言ったら。

聴けて嬉しくならないはずがないので。




こんなステキなライブがこれからも続いていくなんて、想像するだけでワクワクですよ!

気が早すぎではありますが、このツアーの映像も絶対残していただきたいです。







2014年04月04日(金)  「HUMAN」スピードラーニング中



ドームツアーの初日目前、順調にスピードラーニング中です。

1曲ずつの密度は濃いけれど、9曲通しての長さは37分ほどなので聴きやすいし。




ところで昨日の朝日新聞朝刊の社会面にこんな記事が。








以下、引用。


   長崎市出身の歌手、福山雅治さん(45)が、

   被爆で黒こげになりながら芽吹いた「被爆クスノキ」をテーマにした新曲を2日、発表した。

   福山さんは過去に自らを「被爆2世」と語っていたが、原爆についての曲をつくるのは初めて。


   (中略)


   新曲「クスノキ」は、福山さんの作詞・作曲。2日発売のアルバム「HUMAN」の1曲目を飾る。


   「涼風(すずかぜ)も  爆風も  五月雨も  黒い雨も  ただ浴びて ただ受けて ただ空を目指し」


   ピアノの伴奏によるゆったりした曲調で、生命の崇高さ、たくましさを感じさせる樹木の姿を、

   力強く歌い上げた。福山さんは長崎市で生まれ育った。高校生のときに亡くした父親が被爆していたと、

   過去にラジオ番組で語った。新曲については、「被爆のクスノキの歌をずっとつくろうと思っていた」

   「僕らの世代は被爆2世と呼ばれている。そういうソングライターじゃないと歌えないだろうし、

   なかなか書かないだろう」と先月のラジオ番組で話した。(奥村智司)




こういう歌はニュースにしやすいのかしらん。

文化芸能の扱いというより、社会面にありましたよ。

初聴きですぐに「教科書に載ってもおかしくない曲だ」と感じたくらいなので、

新聞で取り上げられても不思議ではありませんが。




センセーショナルに取り上げようと思えばいくらでもできるでしょうが、

そこはましゃご本人がすでに「加害者側にも被害者側にも傾くことのない」作品づくりを

心がけていると明言されているし、事実そういう作品なので、

記事にもあからさまな政治的利用は感じられなくてヨカッタです。




この曲だけを聴くのと、アルバムの1曲目としてこの曲を聴くのとは、印象がだいぶ違います。

この曲だけ聴くと、記事にもあるように「被ばく2世」が「被ばくクスノキ」のことを歌ったという

かなり重いメッセージにも受け取れ、実際重い内容なのですが、

アルバムのその後に続く曲の1曲目として聞くと、特に重くは感じられなかったりします。




このクスノキのある地で生まれ育ったことは、

このオトコマエさんの人となりを形成したとても重要な要素のひとつなのかもしれないけれど、

それはあくまでもたくさんのうちのひとつ。

アルバムの他の曲にあるような、強かったり弱かったり、カッコよかったり滑稽だったり、

カッコよかったりエロかったり、カッコよかったり素朴だったり、(そりゃだってカッコいいんだもの!)

な、今現在のHUMANなましゃの中に、自然に溶け込んでいる一部分なのでしょうね。




初聴きの際の感想にも書きましたが、

自分にふりかかるすべてを受けとめたうえで、

自分のあるべき姿であり続ける、やるべきことをやり続ける、というしなやかな強さを持つ

このクスノキのあり方を、とても好ましいと感じるましゃがすごくステキです。




こういう詞も書きつつ、

「Cherry」みたいなエロさ全開のギターフェチまる出しな詞を書くましゃも大好きだ。

しかしこれがギターってとこがね、ファンへの思いやりなのか、小心なのか。

と、みせかけてのリアルなのかしらん?



さ、明日はついにドーム初日ですよ!






2014年04月02日(水)  「HUMAN」到着!



「HUMAN」(タオル付きの初回盤)、

佐川のじーさん(うちに来る佐川男子はすごいおじいさんなのだ。)が本日、無事に届けてくれました。

東京ドームに連れていく予定の派手なタオルをまずは洗濯機に放り込み、

ラジオでましゃが提案なさっていた通り、曲をスピードラーニング中です。




9曲をひととおりアタマから聞いた感想としましては、



福山雅治(45歳)長崎市出身 男性 を、とにかく生々しく感じられる逸品。



ましゃの生い立ちというか半生記を聴いてしまったような感じで、聴き終わったらなんだか、

となりでましゃが寝息たててるような(←感想がわかりにくすぎる上に妄想が失礼すぎる)、

それほど身近に感じられる気分になりましたことよ。




単純に「かっこいい!!」というアルバムではないかもしれない。(あくまでも私の印象)

メロディとか詞の載せ方も、どちらかと言ったら古いのかもしれない。

(新しいのがどういうのかもよくわからないけど)




でも聴き終わってしみじみと、この福山雅治という人、大好きだなぁ、と思います。

まさに、ひとりの「HUMAN」として本当に魅力的だな、と。




ざっくりにもほどがある言い方をしますと、


あの「クスノキ」が見守り続ける土地で生まれ、「HUMAN」のような人でありたいと願い、

でも「とりビー!」みたいな日常もあり、

「ミスキャスト」みたいな女性の強さとしたたかさには絶対勝てないオトコであり、



でも「246」のような恋が誰よりも似合う自然体なオトコマエでもあり、

「Cherry」みたいに女とギターにはどこまでもいつまでもエロく貪欲で、

「暁」のように人に寄り添うことを知っていて、

そんなオトコマエさんの原点はやっぱり「昭和やったね」の、故郷のばあちゃんとかあちゃん。

そんなDisc 1。(Disc 2はこれから聴きます)




他の誰かではなく、福山雅治が歌ってこそ説得力がある、と感じさせる9曲です。

(ちなみに2曲目の「Prelude」はインスト)



音的には、ましゃのギターがいっぱい聴けるのが嬉しい。アコギもエレキもね。

ヴィジュアル的には、脳にかぶせたおパンツの横顔ましゃだけじゃなく

裏面の後ろ姿ましゃも、歌詞カードに登場するましゃも、すべてモノクロームでどれもすごーーーーくステキ。

45マサハルのカッコよさに驚愕しております。



曲の詳しい感想はもっともっと聴き込んでからということで。




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