2014年01月28日(火) |
戸次重幸一人舞台『ONE』@紀伊國屋ホール |
TEAM NACSシゲさんの一人芝居、「ONE」。面白かったですー。
登場人物が2人、という舞台は観たことあるのだけど(佐々木蔵之介、大杉漣の『抜け穴の会議室』とか)、
完全にひとりだけというのは初めて。
オムニバスで6つのお話を、シゲさんがたったひとりで2時間演じ切ります。
落ち目の役者、スマホ、狂気的な行動に走ってしまった作家、貧乏神、
スナックのオカマのママ、タクシーの運転手。
(ポスター写真のような、まるでボクサーのようなあの肉体美を披露する場面はない。
いかにもひとりで戦っているふうで、一人舞台にはふさわしいし、
カッコいいからノープロブレムですけれども!)
一人芝居というものを観たことがなかったわたしは、ひとり語りのモノローグ的なものかなーとか、
ひとりで何役もしゃべる落語的な感じなのかなー、とかいろいろ想像していたのですが、
いやいやいや!
シゲさんが演じる役は、お話ごとにひとつだけ。
だけど、たとえば落ち目の役者の時は、そのまわりに若いスタッフたち、ちょっと気の利かないマネージャー、
売れ始めた新人、エキストラもいて、その人たちとのあれこれが、
シゲさんたったひとりのセリフと動きだけですべて見えてくるのです。
すごい。これはすごい。
何人もの「いない相手」とお話を進めていくのだから、セリフの量もパントマイム的な動きも多いし、
なによりも「間」が絶妙。
ストーリーも、せつなく哀しいもの、ほっこりあたたかいもの、小粋なコメディ、
ちょっとブラックなホラー、アホな爆笑もの、と、さまざまで、まったく飽きさせない。
2時間強、ほんと見ごたえがあって楽しかったです。
NACSでは「ハンサム担当」でたしかに美形だし、ビジュアル以上に声も素晴らしいとはいえ、
舞台上にたったひとりで2時間、6つの異なる世界を作り上げる力量はさすがでした。
6つの役、どれも良かったなー。特に好きなのは狂気の作家とオカマのママ。
ご本人がご挨拶でおっしゃっていましたが、イッセー尾形さんのひとり芝居に憧れて役者を志したのだそう。
で、40歳という節目で、自分もそろそろ一人芝居をやらせてもらってもいいのではないかと、
今回の「ONE」に踏み切ったと。初志貫徹ですな。
紀伊國屋ホール、初めて入りましたが新宿駅からすぐの古い小劇場(418席)って貴重ですね。
ロビーには、「チーム・バチスタ」関係者からのお花もいっぱいありました。
伊藤淳史氏、西島秀俊氏、仲村トオル氏などなど。
シゲさん、映画「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」にご出演なのね。
そちらも楽しみにしています。
2014年01月26日(日) |
じじいと呼ぶな、おっさんと呼べ |
「三匹のおっさん」が楽しいです。
キヨちゃん(北大路欣也)、シゲちゃん(泉谷しげる)、ノリちゃん(志賀廣太郎)
還暦を過ぎても仲良しの幼なじみ3人が、町の平和を守るために悪を成敗してくれます。
キヨは定年退職してゲームセンターで嘱託の経理担当になったばかり。
シゲは居酒屋の元亭主で店を息子夫婦に譲ってご隠居の身。
ノリは町工場を経営していて高校生の娘とふたり暮らし。
それぞれ腕に覚えがあり、キヨは剣道、シゲは柔道、ノリは電撃(スタンガン)。
痴漢やチンピラやおまけ商法の悪徳業者を、3人で人知れずとっちめる様子は、
ゆっるーい必殺仕事人っぽい。
たのしいなぁ。おっさんのロマンだろうなぁ。
お仕事の第一線からは退いたけど、その分の余暇と腕を使って人助け。
助けた人から感謝されるのはもちろん、孫や娘からも一目置かれるなんて。
「おっさんナメるなよ。痛い目にあうぞ」とタンカ切るおっさんたちのカッコいいこと。
しかし、「じじいと呼ぶな。おっさんと呼べ」というそのこだわりはなぜなのだ。
なんたって北大路欣也氏ですよ。
鋭い眼光、美しくなめらかな竹刀さばき、丁寧で上品な口調とお仕事態度、
時にカジュアルでフレンドリー、時に重厚な佇まい。
総理とか頭取とか卑弥呼(@SPEC結)とか、親分とかご奉行とか総司令官とか、
重鎮役がやたら似合ってしまう方ですからね。
普通のおっさんなんだけどどうしたって普通以上の存在感が滲み出てしまう、
ステキな正義の味方のキヨちゃんです。
2014年01月23日(木) |
エナセーブ新CMも箭内さんだった |
「エナセーブは進化する」のCMを手がけたのも箭内道彦さんだったのですね。
撮影風景のお写真に、ましゃと並んで箭内さんのお姿があって初めて知りましたが、すでに
「風とロック」のブログや昨年の新商品発表会の記事でいろいろ語っていらっしゃいました。
いつもながらいいお仕事してくださる。
「福山さんが出演する歴代CMのなかで、一番まっすぐで直球。
とてもシンプルで福山さんの顔がずっとアップです。(中略)そこで福山さんが詩を読んでいます。
福山さんがそこにいるだけで十分という説もありますが、エナセーブが約束するものとして、
道だったり、旅だったり、空だったり、遠くへ行く、そのことを唄った詩を、呟くように読み上げています」
と、箭内さんがおっしゃる通りのステキなCM。
箭内さんがましゃに、「そんなにカッコ良くて疲れませんか?」とか、「自分のかっこよさに飽きてませんか?」
などと訊ねている様子はなんかとっても想像できます。
いやこれは皮肉でもなんでもなく、純粋に素朴な疑問でございましょう。
で、ましゃはきっといつものように、
「かっこいいのはカッコつけてるからです」とか言ってるに違いない。
一流のスタイリストやメイクさんや照明さんやカメラマンが全力でカッコよくしてくれるからだと。
まあしかし、やっぱり元がカッコいいのです。中身がオトコマエなんです。
だから箭内さんも、
「いつもの福山さんに一番近い福山さんを見せられるように考えてやっています」
と、嬉しいことを言ってくださる。
今後ともぜひ「いつものましゃ」でステキなCMを!
今期は見始めてしまったものが多すぎです。
「S-最後の警官」「隠蔽捜査」「失恋ショコラティエ」「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」
「相棒 SEASON12」「緊急取調室」「医龍4」「鼠、江戸を疾る」「軍師官兵衛」
以上、刑事もの4つ、医療もの2つ、時代劇2つ、ラブストーリー1つ。
風のうわさでは「3匹のおっさん」も面白いとか。
おっさんものは「隠蔽」と「緊急」で十分すぎるのだがどうしましょう。
「緊急」にはおっさんだけじゃなくてあまみんもいるけれども!
あまみんの「ちっちゃ!」がこれからも毎回聞きたいです。
滝沢さんの鼠小僧はなかなかハマり役で、やはりこの人は現代劇より時代劇の方が合うの
ではないかと思ったり。岡田くんの官兵衛も、取り巻きの家来衆と中谷美紀さんの登場で、
これからがとても楽しみです。おたつ役の南沢奈央さんは、時代劇だとてもどすこいな感じ
になってしまわれますな。(バチスタの患者さん役ではそうでもなかったので)
「S」は、1話2話ともに犯人連中が最低すぎたので、今のところ完全にSAT支持のわたくしです。
あの凄腕(綾野剛)にもっと存分に仕事をさせんかい! とコブシ握りしめております。
こわもての筋肉自慢たちにはひとりも欠けてほしくないけど、殉職とかもあったりするのかしらん。
そんな中、唯一のラブストーリー「失恋ショコラティエ」。
爽太くんはただの妄想ドM野郎ではありませんでしたのね。
一方的な相手への想いが、たとえリアルでは全く報われなくても
新作を生み出す熱意やアイディアとなり、結果的に自分も店も成長させていけるなら
こんな素晴らしい片思いはありませんね。
らぶらぶな場面は全部妄想だと思っていたのに、えれなとのことは全部リアルだったのには
驚きましたが。でも、同志愛的な爽太とえれなの関係は、自立している者同士でしか
築けないと思うので、これはこれでステキだなぁと。
とはいえ、ハタから見たらオリビエが言う通りでしかなかったりするわけで。
そして石原さとみちゃんのサエコが文句なしに可愛いくてキレイ。
性格や男遍歴はどうあれ、とにかくあのサエコに一目ぼれしてずっとそのまんまというのは仕方あるまい。
病院とか警察とかの地味な場所でのおっさんドラマの台頭がめざましい今期、
ビジュアル面でも「失恋」だけがやたらキラキラしているので、
唯一の眼福ドラマとしてこれからも楽しませていただきたいです。
ダンロップの新CM「エナセーブは進化する」。
ましゃが山頭火の句を読んでいるだけのシンプルさが好きです。
旅の風景の句がまた、ましゃに似合うのよね。
4バージョンあるのですが、
ほととぎす 明日はあの山 越えていこう
ふり返らない道を いそぐ
しぐるるや 道はひとすじ
この旅 果てもない旅の ツクツクボウシ
昨年もお仕事で地球2周半の距離を移動なさり、
ホットスポットのような人間には過酷な土地から、
高級ホテルのバスローブに本人のお名前が刺繍されちゃうような厚遇まで、
実にさまざまな旅のシーンを過ごされたもよう。
でも、勝手なイメージですが、
気持ちにはシンプルなバックパッカー的感覚を多分に残しておられるような
気がしてなりません。
どこでもましゃに密着してくれている、ありがたーい映像など拝見すると、
行く先々の土地、自然、人々のあり方に敬意を払いながら、
ふんわりとそこになじんでいるような、そんな大らかな旅人でいらっしゃるので。
そういう人だから、自作の歌にも「旅」「旅路」「旅人」をテーマにしたものがいくつもあるし、
それが似合うのでしょうね。
ましゃの立場では、もはやひとりで動くということは絶対ないだろうけれど、
CMでそらんじている山頭火の句はどれも、ひとり旅のイメージ。
寂しさも強く感じられる句だけれど、ましゃが読むと寂しさよりも、
見知らぬ土地を過ぎ行く中にとても多くを感じ取っている繊細さと、
ひとりでも進んでいく男らしさが感じられます。
旅って本来は、変化を受け入れる寛大さと強さがないとできないものだからね。
この句をましゃに選んだプランナーさんは凄腕でいらっしゃる。
「家の中にいるのに外にいるのと一緒の格好だな」と夫に言われるのですが、
灯油が18Lで2000円近くになった昨今、燃料費を抑えるには着膨れが一番
手っ取り早いのでございます。
動いていれば全然寒くないので、バタバタと家事をこなしている時は大丈夫。
PCの前に座っている状態が一番寒いです。
寒風ふきすさぶ中のウォーキングも、寒すぎて歩いていられぬ、となったら走る。
でも走ると汗をかくので、走るのをやめたらそれが冷えてとんでもないことになるので、
走りだしたら家に着くまで走りつづけねばなりませぬ。
おかげで冬だというのに体重があまり増えずに助かっています。
そうそう、今日ウォーキング途中、大ぶりの枝を背中にひもでくくりつけて歩いている
年配のご婦人を発見。おそらくバードウオッチングついでのお散歩とお見受けしましたが、
枝が何本もアタマの上に突き出している状態なのが、枝に化けて鳥の目をあざむくおつもりなのか、
それともその形のいい枝をただお持ち帰りになりたいだけなのか、意図はちょっと不明。
ただ、そのご婦人が近づくと、川のカモが一斉に飛び立って逃げるのですよ。
で、ちょっと離れたところに着水。ご婦人がまた近づくと、また飛び立って離れたところに着水。
というのが、ご婦人が川沿いを歩いている間、何度も繰り返されていました。
でもご婦人は、カモが自分が原因で繰り返し飛び立っていることにはまるで気づいておられないようでしたが。
カモさんたちには、「人が細長いものを背負っている」というのは、あきらかに「自分らを狙っている銃」だと
DNAに刻み込まれているのでしょうな。
以前わたしも、持っていた傘を歩きながらなんとなく前方に振り上げてしまった時、
カモさんたちに向けたわけでもないのに、その瞬間に飛び立ってしまったですもん。
だからあのご婦人、枝に化けてるつもりならまるで逆効果だったわけで。
そもそも迷彩や茶色でもなく、白いダウンをお召しの段階で、
枝だけつけてもカモフラージュにはなっていませんでしたが。
対岸を歩いていたわたしは、何度も集団飛行を観ることができて楽しかったですが、
カモさんたちは落ち着かなかっただろうな。
2014年01月15日(水) |
あの頃にしか書けない詞 |
日曜日のトーキングFMでもおっしゃっていましたが、
福「『Girl』(1992年の曲)をセルフカバーしたじゃない? (『Girl 2012』としてステキに再生なさった)
ああいう歌詞、もう書けないな、と思うわけ。
『Dear』ももう書けないです。自分にはもう書き下ろせない。
アミューズの後輩の春馬とか健とかにラブバラードを、ということになったら、作家としては書けるけれど。
このもうすぐ45歳になる人間が ♪遠く遠くはなれているから、君が愛しくて♪ (『Dear』)とは、
たぶんもう思わないかもしれない。ちょっと違う感覚になる。もうちょっとしみったれるというか。
いやもうこれは書けない」
それは自然なことだと思うのですよ。
年を重ねていくと、経験が増え、それとともに知識が増え、語彙も増え、
ものの見かたも考え方も広がっていく。
当然、表現する内容も増え、表現方法も多様化していく。
もちろん、その頃の引き出しを開ければその頃の自分のことを思い出せるし、
その頃の想いもちゃんと残ってはいるだろうけど。
2012年の感謝祭では初期の激しいロック「BLUE SMOKY」(1990年)を
えらくカッコよく蘇らせておられましたが、今回の感謝祭では
『天使の翼にくちづけを』(1991年)と『Running Through The Dark』(1991年)を、
これまたどんでもなくクールにステキに蘇らせておいででした。
これについてたまラジのリスナーからは
「44歳になったましゃが
♪激しく何度もくちづけを 激しく何度も抱いてくれ♪ (『天使の翼にくちづけを』)と
歌ってくれるのはとても新鮮で刺激的でした。
今のましゃはこんなとんがった歌詞は書かないのだろうな、と勝手に思っているので、
とても貴重でした」という感想があり、激しく同意。
これに対し、
福 「『激しく何度もくちづけを 激しく何度も抱いてくれ』という歌詞はたぶんもう書けないですね。」
荘 「もし書こうとすると・・・」
福 「それに対しての気遣いが出てくるから(書けない)。くちづけしてくれたらこっちも何かしなきゃ、とか。」
荘 「なるほど。ひとりよがりのぶちゅー!!みたいのはもうできない?」
福 「できない。」
荘 「抱き寄せてぐわーっ!みたいな、オラオラ系がもうできない?」
福 「できないできない。」
荘 「そりゃ歌詞の質も違ってきますね」
福 「だって正直なこと言ってもいい? この歌詞を書いた当時もできてなかったからね。」
荘 「ああ。やってることを自分の歌詞に落とし込んだわけじゃないわけですね?」
福 「だってほら、一応ワルのイメージで売り出してたからね。本当はそうじゃなかったけれど。」
荘 「特に最初の頃はね。」
福 「今二十歳のリスナーが生まれる前の曲だから、それを気に入ってくれるのはとても嬉しい。
今後も(古い曲のお色直し)やっていきますよ。」
「こんな歌詞はもう書けない」と言われるとちょっと寂しい気持ちになったりもしますが、
でも、ステキな作品はずっとステキな作品として生き続けるし、この先も、
それを初めて聴く人にとっては新曲なわけですから、
時代の変化を感じながらも深く共感し、感動する人は続いていくのです。
そう考えると、「もう書けない」なんてことは全然寂しいことじゃなくて、
若いころのましゃが、あの感性を持ち、それを存分に表現し残せていたということが
何よりも素晴らしいことだったな、と。
それを、四半世紀近くミュージシャンとしての実績を積まれたご本人自らが、
当時の若くて青いヒリヒリ感をさらに鋭くカッコよく表現なさるというのは、もっと素晴らしい。
トーキングFMでは、
二十歳の頃の自分を振り返って、芸能人としての仕事もほとんどなくて、
バイトでつないでいた頃のことを思い出してこうおっしゃっていました。
福 「あの頃は何者でもなかった。
でもそれはそれで自分にとっては甘酸っぱくも、まぶしい、いい時代だった。
東京で自由気まま、勝手気ままに生きていた時代。
僕にとっては東京の思い出というのはその時代しかない。
東京に出てから『ひとつ屋根の下』までの3、4年間くらい。
そのあとは東京は完全に『仕事場』になってしまったから。
その頃の街の匂いとか、雑踏とか、雑踏から見上げるビルの谷間の四角い空とか、
ビル風とか、明け方のカラスとか、ある意味、僕の青春はそこくらい。
あとはもう仕事場のスタジオにばっかりいる感じ。
・・・なんかつまんない人生みたいな感じになってきたな。
話してるとなんだか寂しくなってきちゃったじゃない。」
ましゃの口から
「その頃の街の匂いとか、雑踏とか、雑踏から見上げるビルの谷間の四角い空とか、
ビル風とか、明け方のカラスとか、」
という言葉がさらさらと出てきて、
雑踏の中に佇む何者でもなかったましゃの姿を、まるで今、目の前に観ているような気がしました。
普通の会話なのにとても詞的に聞こえて、
まだ聞いたことのないましゃの初期の曲を、あらたにひとつ聞いたような気にさえなりました。
今の44歳のましゃの中には、ひょっとしてあまりに多くのものが積み重なって
その一番下の下敷きになってしまっているのかもしれないけれど、
その頃のみずみずしい感性はまだしっかり息づいていて、ましゃの根幹を支えているのだなぁと、
なんだか妙に感動してしまったのでした。
しゅてきだ。
2014年01月12日(日) |
「医龍4」初回 / 大感謝祭うらばなし |
どこにもお出かけしないので、ドラマの初回など消化中です。
一番楽しんでしまったのが「医龍4」。突っ込みまくりという意味の楽しさね。
チームドラゴンの皆さんは、あのまんまの個性でそれぞれの場所で偉くなられていて、懐かしいったらありゃしない。
化け猫荒瀬(サダヲちゃん)を再び見られる喜び♪ 「にゃにゃ〜つ」とかご唱和しちゃうもんね。
そんな皆さんが朝田の帰国と共に、奇跡的な「渡りに船」の連続で、あっという間に再集結。
どこかに飛ばされていたはずのアロワナ野口もあたりまえのように大病院に復帰していて、
お部屋の雰囲気なんて今までで一番ムダにゴージャスで胡散臭い。
気分的には初回にしてもう最終回ほどの満足感でしたが、これからの展開を楽しみにいたしましょう。
藤吉先生だけまだ来れてないし。
だから藤吉先生が担当していた手術中の解説が、全員の持ち回りになっていたし。
いやほんといちいち笑えましたわ。それは医療ものの見かたとしては絶対間違いなのだろうけれど、
でもそれが「医龍4」に違いないと!
それと、いくつシーズンを重ねようと劇中のカッコいい音楽が変わらないというのはやはり素晴らしいです。
ビジュアルと音は一緒に記憶されていますからね。
そして昨夜はましゃのラジオも今年初の生放送。
感謝祭の裏話がすごく面白かった。
1曲目に「Dear」を持ってきた理由とか、「HEAVEN」でエロいポールダンスをすることになった理由とか。
そう。現象には必ず理由がある。その理由がわかるとさらに面白いけど、
でも理由なんか何にも明かされなかったとしても、
この目と耳で観て聴いた「Dear」のステキさと「HEAVEN」の楽しさに、何ら変わりはないのです。
「Dear」はアサヒスーパードライ「ドライプレミアム」お歳暮篇のCMでよく流れていて、
ましゃはネットで「福山雅治 Dear」という検索が多いことに気づいたのですって。
今まさに興味を持たれている楽曲をちゃんと披露してくれるなんて、サービス業の鑑ですね。
もちろん、ただやさしく静かなバラードではなく、重厚でドラマチックな「ロッカバラード」(ロックのバラード)
というジャンルの曲であることも、1曲目としてふさわしいと思ったからとのこと。
たしかにあのイントロは気分が一気に高揚します。
あの出だしは「パワーコード」という、ギターの低音弦の力強い音のことだそう。
説明のためにすぐギターを手にして
「(じゃ、じゃーん)←Dearの最初のギターの音 ♪にゃにゃにゃにゃーにゃーにゃー♪」
って実演&解説してくれる湯川先生なミュージシャンましゃ。
なぜメロディを口ずさむときは必ず「にゃーにゃー」なのか。大好きだからいいけれども!
でも春から始まるドームツアーのオープニングはDearではないと明言なさっていました。
ドームで聞くDearもステキに違いないので。オープニングではなくても歌っていただければ大歓迎ですが。
「HEAVEN」のポールダンス(歌いながらポールにエロくからみつく)については
「ましゃはああいうエロプレイをしている時はどんなことを考えてるんですか?
お客さんをそういう目で観ながら、自分で(エロい気持ち)を掻き立ててたりするんでしょうか?」
というリスナーからのメールに、それはそれは楽しそうなうひゃひゃ笑いが止まらなかったましゃ。
福「もうすぐ45になるのに、カンヌにも行ってきたのに、こんなことやって・・・って、
どん引きされてたんだな。
たとえば風俗店で働く女性が、お客さんにいつも興奮しているわけじゃないという、
ま、そんな感じかな」
小「ゆ・・夢が壊れる」
荘「しかもそこだけ聞くと、いったいライブで何やったんだろうと」
福「はっはっはっはっは。だってさぁ、俺が興奮してたらヘンじゃん!
毎回『HEAVEN』でち○こびんびんになってたら、そっちの方がおかしいでしょ!」
小「なっててほしいじゃないですか!」
福「なっててほしい!?」
で、野郎どものあからさまなシモトークが続いたのち、結局
福「1万8000人が観てる中で、しかも山車(会場を回るフロートのことね)の上に乗っかって、
そこからはぶしゅーって煙が出てて、レーザーもビービー出てて、その中で勃○できてたら、
俺、絶対違う職業やってるよ! AV男優になってるよ!」
AV男優だったらきっとましゃを知ることはなかったでございましょう。
ミュージシャンになってくれてヨカッタ。
フロートに設置してあったポールは本来、転倒防止のため、いざという時に掴まるための
「バリアフリー」用ポールなのだそう。
福「でも、転倒防止用のポールに、ただ掴まって歌ってるだけじゃ、本当に老人みたいでしょ?
♪ま〜る〜で〜HEAVEN〜♪ って、本当に天国近いんやな、このおじいちゃんは、って。
だったら! どうせ掴まるんなら、こすりつけた方がいいかな、って。」
他にも、細かくも大きくもいろいろな身体表現をなさるましゃですが、
振り付けや演出の方がいらっしゃるわけじゃないんですって。
全部ご本人から自然発生的に出るのだそう。
どんな動きが好きかは人それぞれでしょうが、わたしとしては、ギターを弾いている姿と表情が、
どんな振り付けよりもきっと一番ステキでセクシーだと思います。
真面目な話としては(いや、ポールダンスのくだりも大真面目に語られていましたが)、
まだタイトルも未定で歌詞も変わるかもしれない新曲を披露した理由も。
福「すごく緊張して歌詞間違うかもしれないし、別の歌詞があらたに浮かんでしまうかもしれないし、
理性的に考えれば、そんな曲歌う必要はないのだけど、本能としては、それをやらないと
自分が心から新鮮に感じてドキドキするようなことが起こらないと思ったから歌ってみた。
初日に披露した時、スタンディングオベーションに匹敵する拍手をいただいたので、
このメニューでやっていいんだな、と教えてもらった」
新曲というのは、聴かせていただく方もかなりドキドキわくわくなのです。
好きな曲だといいな、好きじゃなかったら残念だな。しかも、初聴きにしてご本人が目の前
なんて、もし好きじゃなかったらリアクションにもちょっと無理が出るぞ、なんてこと
思ったりするわけですから。
たまリくは「Dear」!
しっとりとやさしいギターのイントロが新鮮で、厚みのある演奏をバックにした時とはまた違う
ステキな弾き語り「Dear」でした。
ましゃのギターとましゃの声だけの「Dear」。シンプルを極めた贅沢さ。
たまリくを聴くたび思うけど、AMラジオなのにこのクオリティは贅沢すぎよね。
寒いです。
加齢による体質の変化が、この冬、またひとつ現れましたよ。
夏に感じた変化は「バテるのに痩せない」だったのです。
暑さに弱いわたしは、夏になると決まって体重が落ちていたのに、
夏バテくらいじゃ体重が落ちなくなったという驚愕&恐怖の変化。
代謝が悪くなってきたのね。
そしてこの冬のは「寒くてアイスが食べられない」。
通年、冷凍庫にアイスは常備してあるのですが、
この冬、何の気なしに食べたら、もー寒くて寒くて!
いやいや、真冬のアイスごときでこんなに寒くなるわけが、と、再びトライするも
やっぱり寒くなっちゃってどうしようもない。
おのれの身体を温める機能が、アイスごときの冷たさにかなわなくなったということですよ。
無念です。冬場のおやつからアイスが消えました。
他にもいろいろあるのですが、「医者に行け」と言われなさそうなものだけご紹介してみました。
今夜のこの寒さには、大感謝祭をもう一度観なおして、
全力のオトコマエさんにびっしょりしたいところですが、そんな時間もないので、
年明け最初のたまリク「東京にもあったんだ」でほっこりいたしましょう。
この曲はライブでも何度も聴いていて、昨年27日の感謝祭でも聴き、それらももちろんステキでしたが、
先週のたまリクでの披露は、群を抜いて素晴らしかった気がしました。
歌もギターも本当にうっとりで、録音したのを何度聞いたことか。
今夜はこれで暖まりましょう。
おや? 「医龍4」にいけずの和枝さんが。
2014年01月07日(火) |
お正月に観たドラマとか映画とか |
録画したまま長らくほっぱらかしにしてあったものも含め、このお正月に観たもの。
「ショーシャンクの空に」
ましゃお勧めの映画で、観るたびに泣くと言っておられたのだが、これ最高に面白かった!
プリズンものですが、当然理不尽につぐ理不尽、抑圧につぐ抑圧。
その果ての清々しいラストが感動的です。こういうの好きなましゃが好き♪
「相棒シリーズ X DAY」
伊丹メインのスピンオフ。これも好き。伊丹すっごくカッコよく見えたもんなぁ。
「絶望の真実より、希望の嘘に飛びつく人が多いのさ。」
「自らに降りかかって初めて災難がわかるタイプですね。
難しいことを『面倒だ』って逃げてると、来ちゃいますよ、X DAY。」
愚民としては反省しきりの名言もたくさん。
経済もだけど、深刻なところでは日本にはすでに「原発事故」というX DAYが
来ちゃってますからね。あきらかにわが身に降りかかってる災難が。
逃げてる場合じゃないよね。
冒頭でナックスのシゲさんが死体で登場し、死体だけかぁ、と思ったら
後々回想シーンでかなり重要な役どころとわかり、ちょっと嬉しかったです。
たまたまですが今年初の観劇は、今月末に予定しているシゲさんの一人芝居「ONE」。
がんばっていただきたい。
「大空港2013」
淡々と進行しつつも、あちらこちらでいろいろと細かく面白かったのですが、
一緒に観ていた夫は「何がおもしろいのかわからない」と、途中で脱落してました。
こういう役の竹内結子ちゃん好きだし、小悪魔な戸田ちゃんとか詐欺師のオダジョーとか、
わたしには楽しかったのですけどね。後半で明らかになるさまざまなカミングアウトは
いかにも三谷幸喜氏っぽいです。ワンシーンワンカットは撮影方法としては大変なのだろうけど、
舞台だと思えばさほど目新しい感じでもなく。(ごめん)
「相棒SEASON12 元日スペシャル」
カイトくんが爆弾魔!? のお話。
カイトいいやつ! 右京さん凄い! 相棒ファミリー総出で大活躍! の、
スペシャルらしい豪華さで安定の面白さでした。
橋之助のお芝居はひじょーに歌舞伎っぽかったですね。
あの気持ち悪い笑顔は歌舞伎っぽいからなのかそれとも悪役だからなのか、と思ってたら、
両方でした。それにしても右京さんはカイトにはやさしいわ。
「SPEC〜零PLUS〜」
「結」の公開前にオンエアされた「零」に、未公開シーンを加えたバージョン。
当麻の最期を知った後だと、どのお話を観てもせつないし懐かしいです。
当麻のみならず野々村係長とかもね。しかしこの未公開シーンで初めて解ける
謎とかもあったりして、もうどんだけ解答を小出しにしたら気が済むのかと。
「アルゴ」
イランで実際に起きた、アメリカ大使館人質事件の救出作戦を描いたお話。
「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人のアメリカ人をその撮影スタッフに偽装して、
イランから出国させようとする。
最高に面白かったし、これが実話だというところに、アメリカの発想力と実行力に
平伏する思いです。CIAに「人質救出」を専門とする人員がいるということにも驚いたし。
久々に素晴らしいハラハラドキドキを味わいました。
「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件」
4代目はじめちゃんになっても、全体の雰囲気とか全然変わらなくてイイですねー。
無駄にわざわざそんなトコ行って、決まって外界から隔離または閉じ込められるかして、
次々に起きる連続殺人。
基本へなちょこだけど事件はじっちゃんの名にかけて必ず解決しちゃうはじめちゃん。
山田涼介くんはもちろん、後輩・佐木役の有岡大貴くんもすごくよかった。
「相棒」お正月SPで正義の味方でがんばってたカイトくんが、
こちらでは「地獄の傀儡子」とか言っちゃって、わかりやすーく悪役。
「鍵のかかった部屋SP」
芹沢&青砥&榎本っちゃんのコミカルな絡みの懐かしいこと!
キャラクター的には大好きで申し分ないのですが、今回は謎解きが冗長で
途中から飽きました。後半の記憶が睡魔のため若干とぎれております。
榎本が怪しい商売始めちゃったようですが、古美門と蘭丸の例もあるし、
この3人はこれからも協力体制を保っていただきたいです。
「新参者」と「軍師官兵衛」はこれから。
2014年01月03日(金) |
福山☆冬の大感謝祭 其の十三 WOWOW生中継 |
結局オンエアでは見られず、元日から2日にかけて、細切れで鑑賞したのですけどね。
(チャンネル争奪で「ガキ使」に敗退したため)
細切れだろうと何だろうと、最高でしたよ!
ライブ本編の前には、過去12回開催された感謝祭をふりかえる映像があり、
会場内の「福山大明神」や、福山総支配人自らがすべて細かくチェックした逸品ぞろいの
お食事やグッズの紹介もあり。
ライブ本編では表情や動きがよく見えて、
1曲1曲のパフォーマンスがどれだけ丁寧で、どれだけ全力投球か、あらためてよーくわかり、
それが最初の1曲から最後の1曲まで、3時間以上ずっと変わらず続いていくことに、
感動を超えてなんかもう呆れてしまったという。
なんなんですか、この鉄人のオトコマエさんは!
感謝祭に参加し始めてまだ4年目のわたしですが、
ましゃの動く量と動く範囲は、年々多く広くなっている気がしますよ。
つねに表情豊かに、つねに全身を大きく動かしながら、息を切らさず歌い続け、
ギターもめっちゃいっぱい弾いてる。
女優さん体質で顔に汗をかかないので、
ずっとさわやかなビジュアルのままだし(その代り背中はいっつも滝汗なのだそう)、
最強バンドメンバーたちの音もくまなく拾って、時々すっごく嬉しそうに笑いあったりもする。
なんなんですか! この鉄人のオトコマエさんは!!(2回目言ってみた)
会場に来てくれた人はもちろん、画面ごしに観ている人も
すべて楽しませたいというこのパワー、この一途さには胸を打たれます。
打たれすぎて「自分はこれだけのパワーで物事にあたっているだろうか?」と
己を反省してしまったりするのだけど、同時に「きっとわたしもがんばれる」と勇気づけられもするのです。
秒刻みの緻密な「音楽のフルコースでおもてなし」を支えるスタッフの皆さんの、
忍者のような黒子っぷりも凄かった。
全力の主役を支えるスタッフは、主役以上に全力で動いていて、その機敏さも
観ていて本当に気持ちいいです。
もちろん、動いていれば全力で止まっていればそうじゃない、というわけではなくて、
仮にステージ中央から一歩も動かず歌い、ギターを弾いてくれても、
その集中力に全力を感じるに違いないのです。
だから、そういうステージをやってくれても全然かまわないのだけど、
サービス精神のかたまりのようなましゃは、動ける間は動き続けるのでしょうね。
録画できたからには、大好きな「Dear」「天使の翼にくちづけを」「恋人」「vs.2013」あたりを
集中的にリピートさせていただきましょう。
ガリレオの新テーマ曲「恋の魔力」もステキね。
最近のましゃの曲は、老若男女を問わず困難の中でも凛と立ち向かっていく人への
共感や励ましの歌が多いので、こういう甘くてキュートなラブソングはとても貴重。
もうすぐ45歳でも、こういう歌もまだまだいっぱい作ってほしいです。
2曲の新曲はWOWOWではカットされるだろうと思ったけど、ちゃんとオンエアされたから、
最終形態はどうなるのかなー、と楽しみにしながらふんわり聞いていようと思います。
こんな凄い10公演を無事に完走され、2014年の美しい初日の出もごらんになったもよう。
「感謝祭後は、ひたすら寝る。獣が傷を癒す時のようにあまり食べずにひたすら眠る」と
福山蒸溜所でおっしゃっていた通り、安らかにお休みになっていますように。
でもすぐにドームの準備なのね。
44MASAHARUよりさらにカッコいい45MASAHARUにお目にかかれるのを
心から楽しみにしています。
2014年01月02日(木) |
あけましておめでとうございます |
あけましておめでとうございます。
どちらさまも良いお正月をおすごしでしょうか。
今年もどうぞよろしくおつきあい下さい。
義母の腰をいたわるため、恒例の「夫の実家で親類縁者大集合」が急きょ中止になったので、
嫁としては大変にありがたい気楽なお正月を過ごしております。
紅白、綾瀬はるかちゃんがひとりいるだけで、なんともスリリングな番組になってましたな。
あれはあれで、とても印象に残る第64回。
どんなスリルもサスペンスも、有働さんがいらっしゃれば大丈夫と思えるし。
WOWOWの開始が23時だったので、紅白の録画は23時までしかしておらず、それ以降の
サブちゃんとかフィナーレとか観れませんでしたが、なんたって「あまちゃん第157話 おら、紅白出るど」!
リアスでの懐かしい面々の小芝居ののち、鉄拳のあたたかいパラパラマンガにタイトルが載った途端、
うっかり涙ぐんでしまいましたよ。
ここに大団円を持ってくるとは! 何度トライしてもそのたびに東京行きを阻まれたユイちゃんが、
まさか「紅白出場」で東京行きを果たすとは!
まるでひとりの観客にすぎないような顔をして審査員席に座っていたクドカン。
この人! この天才! すべてはこの人が生み出したのだ! ということを、
紅白を観ていた方のどれくらいが理解されたかはわかりませんが、
理解されずともこの方の凄さに変わりはございません。
最後にヒビキまで出してきたし! ぴったりすぎる場面での登場だったし!
紅白のましゃは、やっぱり「VS.2013」がちょこっとすぎて残念ではありました。
あのインストのフルのカッコよさを、湯川先生やってる人のギタリストとしての凄さを、
WOWOWを見ない方々にもお披露目したかったよなー。
あと、(23時までの)紅白の感想としては金爆が楽しかったのと、
「紅蓮の弓矢」を歌ってる人がわりと普通の感じの人だったなと。
軍服はカッコいいのだけど、リヴァイやエレンのビジュアルが刷り込まれてるからどうしてもね。
でも「進撃の巨人」で聞いていて大好きだったこの曲は、本当にカッコいい。
そしてお待ちかね福山☆冬の大感謝祭WOWOW生中継! この感想はまた後日。
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