今日のおたけび または つぶやき

2012年12月30日(日)  よいお年をお迎えください



明日は大晦日。

今年も一年、拙文におつきあいくださり、本当にありがとうございました。



ステキなオトコマエさんたちの活躍があるからこそ、

この感動を書き残しておきたい! という気持ちがむくむくと湧いてくるので、

今年も書きたいと思うことにいっぱい出会えて、とても幸せでした。



とはいえ、その素晴らしさを表現しきれないもどかさはいつもあります。

読み返してみても、あれも言い足りなかった、これも言い尽くせなかった、

そのくせ文章長すぎ、と、反省しきりです。



それでもやはり、ステキなものは盛大に賞賛せずにはいられないので、

これに懲りずに、来年もどうぞよろしくおつきあいください。



で、早速「Hotel de 福山」の感想で書き忘れていたことを追加。


・ステージセットに「ドットイメージ」登場。

 そうです! 数年前の光一さんソロコンで初めて拝見し、その美しさと不思議さに度肝を抜かれた

 空中を輝く玉が自在に浮遊しているかのような照明装置。

 光一さんのソロコンで見たのが初めてで、その後も他の人のステージでは観たことがなかったのだけど

 今頃になってましゃのステージで再会するとは! 

 やはりジャニーズの最新鋭装置導入の早さはハンパない。

 ましゃのステージでは、新曲の「誕生日には真白な百合を」含む何曲かに使われていていました。

 あれ幻想的で美しいよね、やっぱり。



・オープニング衣装の「銀色のキラキラジャケット&グラサン」

 今まで見たましゃのステージ衣装の中で(と言っても私が見た限りなのでここ数年だが)、

 最大級の派手さでした。さ、さかな? 銀色のうろこかと。

 これは最初の数曲だけで、あとはTシャツに黒ベストとかの、普通仕様に戻ってたけど。



・今回のおみやげ




 ましゃが出演しているCMのチラシいろいろ。
 「男のオリ醤油」使いきりサイズ。キシリッシュのミントガム。

 
 大感謝祭のたびに何かしらおみやげをいただいております。

 ちなみにオリ醤はパスタに使ってみました。おいしかったです。

 キシリッシュは息子に取られた。



さ、2013年まであと少し。

どちらさまもよいお年をお迎えください。






2012年12月28日(金)  Hotel de 福山 12/27



福山☆冬の大感謝祭 其の十二
史上最大の10DAYS!!

 Hotel de 福山

〜お前とGAMEするBeautiful Liveな十日間〜








正式タイトルはいつものことながら長い。

そしてその7日目に、昨日ようやく行ってきました。

ネタバレをことごとく回避して臨んだので、いちいち驚いて楽しくて最高でした。

わたしもだいぶガマンができるようになったものよのぉ。



まずはセットリスト。


01.Around the world
02.RED×BLUE
03.All My Loving
04.愛は風のように
05.Good Job
06.KISSして
07.BLUE SMOKY
08.Girl2012
09.恋 (鍵盤弾き語り)
10.Good Night (鍵盤弾き語り)
11.誕生日には真白な百合を (新曲)
12.生きてる生きてく
13.Message
14.GAME
15.Revolution//Evolution
16.Like A Hurricane
17.心color〜a song for the wonderful year〜
18.Beautiful life

En-01.MELODY
En-02.明日へのマーチ
Double-En.ながれ星 (日替わりで毎回違うらしい)



「音楽のフルコースでおもてなし」のコンセプトどおり、

たっぷり3時間、新旧のステキな曲を織り交ぜたセットリストはとてもバラエティ豊かで、

聴きなれているはずなのに、どこか新鮮でさらに上質感が増したような感じ。



個人的な印象では、ましゃのギターソロが、いつもよりたくさん堪能できたような。

間奏などで、ましゃのギターソロがフィーチャーされるアレンジが多かった気がするのですが、

これがもう超絶にカッコよくて、弦の上を滑る手だけで! 指先だけで! 何度タマシイ抜かれたことか!



ギターはずして南へ北へと花道疾走してお客さんを煽りまくるましゃもラブリーですが、

ギターに集中しているましゃは、表情と指先とそれ全部ひっくるめた全身が超セクシー。

もちろん、ポーズだけじゃなくテクニックに裏づけされた音も最高にカッコイイ。

この色っぽさに若造が勝てるハズない、と、またしてもタマシイ抜かれるばかりなのでした。



特筆すべきは、キーボードで弾き語りの「恋」と「GOOD NIGHT」。

SK-2のCMで「Beautiful life」をピアノの弾き語りで披露した際、

「ステキだけど、本当に自分で弾いてるんですかぁ?」みたいな質問がいっぱい来たのだと。



本当に自分で弾いてるのに! ということで、それをこの大感謝祭で証明しようと思ったそうな。

「感謝祭では何か新しいことに挑戦してみる」ことを自分に課しているので、

その意味でもやってみることにしたと。



これがまた、目ぇつぶってたって弾けちゃうギターとは違い、

鍵盤ガン見しつつ慎重な指運び。そんな集中力で弾きながら、同時に歌うので、

ギターにはない緊張感が客にも伝わってきて、聴いてる方もすごい緊張する。



とは言っても、モニターに大写しになる指運びなんて見てるからそう感じるだけで、

目をつぶってましゃの声と鍵盤の音だけ聴いていれば、

ゆったりとステキなバラード以外の何ものありませんでした。

でも、普通の演奏ではありえないこの緊張感は、すごく新鮮でしたわ。

うん。たまにはこういうのもイイ。



毎年恒例の「今年一年のお仕事報告」映像も、期待を裏切らぬ面白さでした。

日本全国、世界各地を本当に忙しく飛び回った1年だったのですな。

もうね、とにかく「働きすぎ」。そして「がんばりすぎ」。

そのおかげでファンは幸せでいられるわけですが。



福山ファンとしてはめっちゃ出遅れた自分としては、

いつましゃの活躍のピークが終わっても、それは覚悟して受け入れねばと思ってきました。

だってもうデビューして22年ですよ? もうすぐ44歳ですよ?

別に悲観的になってるわけではまったくなくて、普通に考えて

そうそういつまでも風に乗り波に乗り、走り続けられるものでもないし、と。



ところがここにきても人生初の年末10DAYSやっちゃうとか、

客を楽しませるため、自分を鍛えるための「新しいチャレンジ」は止むことがない。

「巨星」という名に甘んじてご隠居状態に片脚突っ込むどころか、

攻めて攻めて前よりさらにカッコよくなって勢いも衰えることがない。



そんなことにこの年末も驚愕して、でもそれが最高に嬉しかった、

2012年のナマましゃ納めだったのでした。



今日が終われば10DAYSも残りあと2公演。

ましゃの喉もかなりキツいでしょうが、持ちこたえていただきたいです。



さ、わたしは紅白と年明けのWOWOW待ちだ。(正月の準備がまだですが)







2012年12月26日(水)  「BROS.TV」12月号&「遅咲きのヒマワリ」最終回



「BROS.TV」と「遅咲きのヒマワリ」最終回。

この両方を楽しめた昨夜は、最高のクリスマスナイトでした。



BROS.TVは、いつものメンバー4人で「スターとしての格付け」を競う企画。

650万円と20万円のギターの音色を聞き分ける、

英国王室御用達とそうじゃない香水を嗅ぎ分ける、など、

「スターとしての五感の鋭さ」を競うさまざまな勝負に挑んだわけですが、



超負けず嫌いなましゃの一挙一動、ひと言ひと言が大変面白かったです。

「なぜそう判断するか」というコメントも、いちいち理にかなっていて勉強になったわー。


湯川先生ばりに冷静に分析するましゃ、弱気な荘ちゃん、マイペースすぎるARATA氏、

能天気もはなはだしい今浪さん、と、4人4様の戦い方も面白かったです、



そして最後に「Kissin'in the holynight」をしっとりと弾き語り。

たまラジでもブロスTVでも、最後は必ず、その番組のためだけの弾き語りを聞かせてくれますが

本当にステキ。大好き。毎週、毎月、聴いてると、それがあたりまえになっちゃうけど、

すっごい贅沢なことだと思います。どれほど歌い慣れてたって弾き慣れてたって、

おふざけでいいかげんに歌ってるわけじゃなく、毎回本当にステキに聴かせてくれるためには、

必ず練習は必要だろうし。その分の時間も取られるし。



だけどそれを毎回欠かさないところに、ミュージシャンとしての自負と、

そのために自分に常に負荷をかけ続けるという姿勢を感じます。



この「Kissin'in the holynight」の余韻に、ずっと浸ってもいたかったのだけど、

「遅咲きのヒマワリ」の最終回も早く観たくて、録画を見始めたら!

ラストがまさしく丈太郎とかほりの「Kissin'in the holynight」(歌詞じゃなくてタイトルだけね)

になっていて、そのほっこりハッピー加減に泣き笑いですよ。



嬉し泣きの「泣き笑い」じゃなくて、

この素直なKissが「おいおい、やっとかよ」って感じで笑わずにはいられないし、

だけどもろもろせつなくて泣けてくるし、美男美女の画面も泣けるほどキレイだし、

でもやっぱりこのふたりが一緒にいるだけで楽しくて笑わずにはいられない、

そんな感じの泣き笑いです。このエンディング大好きだわー。

ラストカットにひまわりというのもグッジョブだわー。



ふたりともまるっきり前途多難なまんまだし、経済的自立という基本的なことも危ういけど、

というか、登場人物の誰もがようやく「一歩踏み出した」だけなのですが、

最近のハッピーエンドはこのパターンが多いような。



はたから見たら、その人は同じ場所に同じように居るだけにしか見えなくても、

その人がその場所にも周りの人にも不満タラタラで、そんな自分のことも大嫌いなまま居るのと、

その場所に居たくて、大変な状況を覚悟した上で自らの意思で居るのとでは、

その人自身にとってはまったく違う場所、まったく違う世界なわけで。



そういう意味では確かにハッピーエンドなのでしょう。



しかしやっぱり斗真がイケメンすぎる。真木よう子ちゃんが美女すぎる。

そしてこのふたりの組み合わせが絶妙でした。

誰だこの奇跡のキャスティングをしてくれた人は。



そういえば斗真くんは「新堂本兄弟」で、

エレカシの宮本さんへのリスペクトとエールを込めて「悲しみの果て」を

歌っておられましたが、まっすぐで力強い、すごく気持ちの良い歌声でしたー。



歌うこともすごく謙遜していたし、

トークでも「イケてる男のイケてねー瞬間」とか言って、情けないエピソードを紹介してたけど、

それも全部込みで、斗真は正しいオトコマエさんだと思いましてよ。







2012年12月24日(月)  たましいの太鼓持ち、炎のおべっか


メリークリスマス♪






これは先日パシフィコ横浜で開催中の「Hotel de 福山」にお買い物に行った際、

物販会場の真ん中にちんまり飾られていたツリー。

今日を過ぎたらお正月飾りに変わるのかしらん。



さてさて、福山蒸溜所#38。

今回もいいお話なさってましたよー。ちょっとだけご紹介。



かつてトーキングFMのディレクター兼プロデューサーで、現在は栄転して

「事業部長」になられた藤村さんという方が、久々にラジオの現場に顔を出されたこの回。

かなりの重責を担わされている役職だそうで、数ヶ月ぶりに会ったら

彼の白髪がすごく増えていたと語るましゃ。



藤「もう必死です」

福「いいじゃないですか、たまには人生必死になることがあった方がいいですよ。

 かつてマリー・アントワネットが斬首刑を言い渡されて、たった一夜で白髪になったと。

 それの何百分の一かのプレッシャーを、今ね・・・」

藤「はい。力石(徹)の何分の一かのプレッシャーです。」



福「本当に大変だと思いますけど、本当の意味での仕事のしんどさを感じられる人は

 実はすごく少なくて、むしろラッキーだと思います。おめでとうございます。

 まだプレッシャーを楽しむという心境ではない?」

藤「まだ自分が成し遂げた大きい仕事というのはあまりないので、それが形になると

 きっとそういう心境にもなれるのではないかと。」


福「当然、今までやってこなかった『おべっか』とか、『よいしょ』とか 『太鼓持ち』とか、

 やるわけですよね?」

藤「そうなんでしょうけど、そういうのがあまり上手じゃなくて」

福「僕、けっこう『たましいの太鼓持ち』『炎のおべっか』いけるタイプですよ?」

ス「福山さんはどんな時に?」

福「たとえばコメントとか求められることあるでしょ? ゲストとかに対して。

 ま、基本的にはいいことを言うわけですよ。結局、発言っていうのは、毒舌キャラで

 売ってる人以外は、『人のことを誉める』ことが主になっていくんですよ、僕らの仕事って。

 となると、誉め上手にならざるを得ない。」

ス「そうですね。」

福「悪口なんて言ったって何の得にもならないし、悪口でお金もらってるわけじゃないから。

 となると、どうやって人を誉めればいいかというと、これはみんなそうなんだけど、

 嘘はつけないし、嘘じゃダメなんですよ。

 僕も『たましいの太鼓持ち』『炎のおべっか』やりますけど、僕はそれをされる側でもあるんですね。

 する側でもあるし、される側でもある僕としては、誉め方にたましいが込もってるか込もってないか、

 すぐわかるんですよ。たましいが込められるためにはどうすればいいか。これとても簡単です。

 『本当のこと』を言えばいいんです。」

ス「ああ。」

福「人間ねぇ・・・ひとつくらいありますよ、誉めるトコ。」

ス「ひゃっはっはっは!」

福「ひとつくらい、その人の好きなトコありますよ。どんなに嫌いな人でも。

 そこを探すようになったんです。」

ス「うんうん。」(すごく熱心に聴いている)

福「もちろん、すごく嫌いな人とは接触しなくてすむ仕事ですからね。

 僕なんかの仕事はまだ、なまぬるい方なんです。それにしたって、そういうこと(誉めること)を

 求められることは多いんです。だから、その人を好き嫌い言ってるだけでは

 仕事が立ち行かないんで、そういう時はまず、初対面であったとしても、

 その人のどこを誉めればいいのか、真剣に考えるわけです。これはもう礼儀だな、と思って。」

ス「誉めることが礼儀。そうですね。」

福「魂を込めてね。

 今浪さんみたいに、うわっつらだけで誉めてちゃダメなんです。」

ス「はっはっはっはっ」

福「今浪さんはよく僕のことを、うわっつらでただ太鼓叩いてるだけの時あるけど。」

今「見抜かれてる!」

福「見抜いてますよ」



「本当のこと」で誉める、これはましゃラジオにゲストがいらしたときによく感じます。

それでゲストの印象もすごく良くなるし、ゲストが誰だろうとその良い点をちゃんと見つけて

素直に誉めまくるましゃのことも、さらに好きになる。



先週のたまラジは、ももクロがゲストでしたの。

16歳から19歳の女子5人相手でも、ましゃのホストっぷりはいつも通り安定の楽しさで、

いつも聞いている者にとっては特に凄い対応力とも思えなかったのだけど、



ももクロファンの実況での福山大絶賛っぷりと言ったら!

ましゃに全く興味がなかったももクロの野郎ファンたちが「福山からトーク力を学びたい」

「福山ってただのイケメンじゃなかったのか」「来世は福山で生まれることにした」

「福山完璧すぎ」と、その中身のオトコマエっぷりにどんどん心を掴まれていく様子が

大変面白かったです。



そうなのよね。

この人は単体で見てもそりゃオトコマエでカッコイイのだけど、

ほかの人との接し方というか「人あしらい」には、経験を積んだ大人の男としての配慮が

行き届いていて、外見以上にステキでカッコイイ中身に気づかされるのです。



女は「ステキー」とかうっとりしてりゃいいけど、野郎たちからしたら、

同性として敗北感ハンパないに違いない。

仕方ないよ! そりゃ勝負にならないよ!(全然なぐさめになってない。もはやなぐさめる必要も感じない)






2012年12月22日(土)  カッコイイ40代@Mステスーパーライブ2012



昨夜のMステスーパーライブ、

久々に観たB'zがもう超カッコよくて惚れ惚れしてたら、その後のましゃも

もちろんカッコよくて、結局この2組のリピートしかしていないという。



稲葉さん48歳っすよ。

引き締まったお身体は相変わらずバネのようにしなやかで、声もつやっつや。

歌詞も曲も演奏も、圧倒的な説得力でぐいぐい引き込まれてしまいました。

いい曲は本当に何年たってもいいよね。



『イチブトゼンブ』も、『愛のバクダン』も、

曲もカッコイイけど歌詞にも、ものすごく共感します。

共感できない部分が1フレーズもない、なんて曲はなかなか無いけど、

こんな詞を書ける稲葉さんってやっぱり凄い人なんだなー、と、今さらながら感動してみたり。



久しぶりの露出でも、

作品の良さをいつまでもちゃんと伝えられる表現力も持ち続けておられる。

B'zのドキュメンタリーで数年前に拝見した通り、

厳しい自己管理を続けておられるからこそでしょう。

カッコイイですー。



そして続くのは43歳ましゃのステージ。

パシフィコ横浜での10days真っ最中だけあって、声もよく出ていてステキな安定感。

しかししっとりと静かな曲での紙ふぶきは、観てる方もちょっと緊張します。

口にも入らず鼻の穴もふさがなかったからヨカッタけど。


こんな短いダイジェスト3曲だけじゃなく、27日にはたっぷり3時間聞けると思うと、

楽しみで仕方ありませぬ♪



タモさんとのトークも、相変わらずの仲良しっぷりで。

大人にしかできないことを少年のように楽しむ、なんともなごやかなお二人です。



40代をえこひいきしてるわけではないし、

年長だからって特に持ち上げてるわけでもないのだけど、

純粋にカッコイイのだから完敗です。



そういえば!

今回はエンディングに「ダブルタモリ」を発見できなかったんですけど!

どこにいらしたんだろう? 城島タモリ。







2012年12月20日(木)  パシフィコまでお買い物



気づけばもうクリスマスまで秒読み。

例年どおりツリー型クッキー焼くぐらいで、プレゼント交換とかするわけでもなく、

サンタさんが乗っかったケーキを食べるわけでもなく、だけどなんとなく楽しいのは、

街中がクリスマス仕様になるから。

ライティングもお飾りもショーケースのディスプレイも商品自体も、クリスマス仕様は楽しいものね。



が、しかし、それもあと数日で終わってしまうー。

しかも、気づけばそんな都会の街並みにもお店にもあまり足を運んでいないー。

ウォーキングコースには自然はあるけどクリスマスのお飾りなんて一個もないー。

近所の大型スーパーにはなぜか鏡餅が12月ドあたまから山のように積んであるし。



急がねば。

すべてがお正月仕様に変わってしまう前に、クリスマスの<都会の>街並みを

もうちょっと堪能しておかなくては。

一番好きな季節が一番気ぜわしいというのがなんともね。



昨日はパシフィコ横浜まで、ましゃの大感謝祭グッズのお買い物だけに行ってきました。

2時間もかけて行くのだから売り切れとかあったらイヤなので、ちょうど販売開始時刻に

合わせて行ったら、いやもうこれはどちらのアイドルですか? ってくらいの長蛇の列。

びっくりしたわー。福山雅治恐るべし。ハマの海風も冷たくて恐るべし。



でも、みなとみらい駅からパシフィコまで、いたるところにでっかいましゃが居るし、

もちろん物販会場内にもカッコイイCMのパネルがどどんと並び、ずーっと曲が流れていて

待ってるのも全然苦じゃないのはいつものこと。








欲しかったパンフ、タオル、「男のオリ醤」、夏の弾き語りライブDVD、ブロスTVDVD、

さらに、トーキングFMにゲストで出演したやまだひさしさんのCD(売り上げ全額を東北被災地に寄付)

無事に購入でき、ゴキゲンで帰途についたのでした。

ふむ。自分用に充分すぎるクリスマスプレゼントだ。

クリスマスじゃなくても一年中自分にプレゼントしすぎだけど。

27日楽しみだなー。



そしてドラマもぞくぞく最終回に突入しつつありますが、これも語りたいこといっぱい。

2012年、とにかく楽しませていただいた男性俳優と言えば、中井貴一氏と堺雅人氏。

ぶっちぎりの二強です。シリアスからコメディまで、とにかく最高のおふたりでした。

これについてはまたいずれ。






2012年12月16日(日)  自身の「おばさん化」を嘆く中年男子のみなさんたち



選挙はいつも、近所の中学校が投票所になっているのですが、

今までずっと体育館だったのに、今回初めて教室が投票所になっていました。

考えてみたら、記入台なんて10個くらいで、体育館の広さなんてまったく必要ないし、

教室くらいの広さが合理的よね。暖房器具だって一つで済むし。

むしろ今までがなぜ、ずーっと体育館だったのかと。



冬の大感謝祭も盛大に開幕したようで、オテル・フクヤマのステキなおもてなしに

心を馳せる日々が始まりました。27日までネタバレ避けるのはキツイかなー、と思いつつも、

貴重な1回を新鮮に楽しむために、一応がんばってみます。



というわけで、レポから気をそらすために、福山蒸溜所#37の、トーキングFMサイドでも。

こちらでは、「朝、家を出るまでに時間がかかるようになった」の第二弾。

題して「男のおばさん化が止まらない VOL.2」byましゃ。

シモの話に大喜びな、お子ちゃまな中年たちの様子です。



福「起きて、基本はまず小用かうがい。そしてキッチンに向かい、その途中にPCを立ち上げ、

 本日のニュースをチェック・・・する前に鉄瓶でお湯をわかし、雑穀米をチンするかササミなど食べ、

 食べながらPCでニュースや仕事関係のメールをチェック。朝はTVはほとんど見ません。

 それで20分は確実に経つわけです。

 
 その後に必ずシャワー。洗ったりはせずお湯を浴びるだけ。

 ドライヤーはかけたりかけなかったり。ヘアーセットもしないので、時間はかかりません。

 で、洋服を着る前に、たぶん僕はここが一番時間がかかってると思うんですが、鼻毛切ったり、

 体中のいたるところを保湿するためにクリームを塗る。ドライアイを解消するために

 目の下のふちをめん棒でこすってみたり。耳のそうじをしたり。」

皆「へーーぇ」(驚きの声)



福「その時点で30分くらいだから、(起きてから40分で家を出るとなると) 残りあと10分しかないわけ。

 その残り10分で、服はたいして選ばないのでいつも同じようなのをささっと。

 そのあたりでマネージメントの方から、『到着しました』のコールが来る。

 ただ、僕にとってはここが問題で、完全にこれ、習慣なのかパブロフの犬なのか刷り込みなのか

 わからないけど、大野君(マネージャーのひとり)から電話がかかってくると、う〇こしたくなるんです。

 大野君の電話がくる直前からもよおすから、大野君からの電話を取るときはたいてい、

 排便中なんですよ。」

皆「ほーぉ。『そろそろ大野君だな、』って思うと、もよおすんですね?」

福「そう、そろそろ大野君だな、と思うと、脱ぷん行為に向かってしまうんです。」

  やっぱり僕もね、中途半端に出したくないんで、すっきり出したいんで、それなりに

  時間かかるんですよ。で、そうこうしているうちに、(起きてからすでに)1時間オーバーですよ。」



ス「排便中は何やってんですか?」(なぜそういう質問が出るのかわからない)

福「以前は、トイレの中に『北斗の拳』全巻入れておいたんですけど、

 トイレに『北斗の拳』全巻入れておくと、肛門が切れやすくなりますね。」(いたって淡々と語る)

全員「ひゃっはっはっはっはっ! 力が! 力が入って!」

福「長い時間トイレに座っていると、肛門がどんどん下りてきちゃって、

  脱肛気味になりがちなんです。」

ス「あー。」

福「それを、もう何年も前に、かかりつけのドクターから注意されまして。

 『脱肛になりますよ? 何やってんですか福山さん』『いや、北斗の拳を全巻・・・』
 
 『やめてください!』って。だからやめた。でも時々トイレにPCとか持ち込んだり

 するんだよね。ノートパソコン。」

ス「何やってんですか!」

福「ニュース見たりね。サイトうろうろしたりとかね。危ないですよね。」

ス「危ないですよ」



福「それで時間かかっちゃってるの。昔はね、15分、30分くらいで、サッと家出てましたけどね。」

ス「昔はね。」

福「あと、年とるにつれて、荷物増えたでしょ。」

ス「あ、はい。出かけるときに持って行く荷物。」

福「使わないのに色んなもの入ってるでしょ? これもよくないよ。男のおばさん化ですよ。」

ス「使うバッグが大きくなっていきますよね。どんどん。昔は手ぶらだったのに。」

福「僕は上京する時の寝台車の中では、財布すら持ってませんでしたから。ハンズフリーだった。

 それが、年齢を重ね経験を重ね、今じゃ荷物だらけで、必要のないものまでまとわりついて。

 これは男の生き方として間違ってますよ! 男たるもの、いついかなるときでも、

 『俺、今から(手ぶらで)メキシコ行って来る』くらいの手ぶら感がね、」

全員「はっはっはっ! これカッコイイ。憧れる」

福『俺、今からハワイで波乗りしてくるから。現地で全部調達するから大丈夫。』くらいの、」

ス「ワイルドさがほしいですよね。」



福「ところがですよ。今じゃ出かけるときに1時間もかかり、使いもしない荷物が

 かばんの中に増え、あるのかないのかわからない人間関係のしがらみにまとわりつかれ・・・」

ス「ひゃっひゃっひゃっ」(大喜び)

福「自分がここにいて必要とされているのかどうかもわからないまま、(口調がどんどん芝居がかる)

 自分なんかいなくったって、自分なんかいなくったって会社は回るとわかっているのに、

 それでも会社の中で何かを見出そうとする、そんな宮野君もですね・・・」

ス「俺!? 今、聞きながらだんだん俺だなと思ってたけど・・・」

福「変わっちまったよね、俺たちもね! あの頃もっと自由だったよな!」

ス「はっはっはっは。 ヤザワ?」

福「いや、宮野くんだけじゃなく、自戒の念も込めてるわけです。もっと自由だった。何もなかったよ。

 ところが今、トイレの中には『北斗の拳』が全巻そろい・・・、」

ス「ひゃっはっはっはっ!」(全員大喜び)



福「そんな・・・がんじがらめな大人になっちまったなぁ。

 『つまらない大人にはなりたくない』って、歌ってたよなぁ・・・」

ス「はっはっは それは佐野元春さん」

今「福山さん、ホテルに滞在するときも時間かかります?」

福「いや、ツアー先とかだったら、出るまでに30分くらいかな。行水だけして。」

ス「でもやっぱり大野君が来るとなると?」

福「いや、ツアー先だと、会場に着いたらまず脱ぷんだね。」

ス「はははは! 着いたら脱ぷんなんだ? だっぷん。ははははは」

 (「だっぷん」に笑いが止まらない中年の子ども達)



福「会場に着いたらだっぷんって、漏らしてる人みたいじゃない!

  会場に着いたらまずご飯食べるんですけど、その後にだっぷんです。」

ス「そうかぁ」(だっぷんで大喜びしていた子どもらがようやく落ち着きました)

福「でも、身だしなみとかマナーって言えばそれまでですけど、

 年とるにつれ、素手じゃなくなる感じというか、転ばぬ先の杖というか、杖いっぱいありすぎて

 どれ使っていいかわからないみたいな状態になっちゃってるでしょ?

 もっと自由になろうぜ、俺たち。あの頃みたいにさ。走り出そうぜ、真夜中に!」

ス「はっはっはっはっ!」(手ぇ叩いて笑いすぎ)

福「はい、というわけで、走り出せない中年たちの雑談でした」

ス「はい、ありがとうございました。」



男って、いくつになってもこういうシモの話になると、なんでここまで嬉しそうなんだろ。

小学生と何ら変わらん。無邪気なのねん。



ところで今日は、光一さんのグラビティコンも、翼のバーン・ザ・フロアもオーラス。

どちらも大阪ですね。お疲れさまでございました。

光一さんのステージはもちろん今回も、最高品質の素晴らしいエンターテインメントに違いないですが、

残念ながら拝見できなかったので、DVDを楽しみにお待ちしております。






2012年12月14日(金)  福山蒸溜所#37 ダイエットを語る



ついに明日15日から冬の大感謝祭@パシフィコ横浜!

わたしが行くのは27日なのでまだまだ先ですが、お買い物だけしに

来週中のどこかで行けたらなー、と。


今年もCMにいーっぱいご出演だったから、パネルもたくさんあるだろうし。

開演時間を気にせずゆっくり見たいし、ゆっくり買いたいので、

横浜は遠いが別日にも行ってみよう。



さてさて、蒸溜所#37。

今回も大爆笑でしたわー。



映画撮影は終わっても、年末に向けて露出は続くし感謝祭はあるし、

体型キープのために相変わらずダイエットメニュー続行中のご様子。

いったい何ヶ月間「ゆでたまごの白身だけ&ささみ&はるさめスープ」でがんばっておられるのかと。

(だってこのメニューを紹介していたのは6月のブロスTVですぜ)



「魂ラジ」サイドでは、そのおなじみメニューを夜食に摂りながらの、

「ビジュアルキープしてないと仕事が来なくなるから」談義。



福「すみません、今日も食べながらで。」

荘「凄いですね。ますますストイックな食卓ですね。年末までずっとそんな感じってことですよね。」

福「ま、ライブが終わったあととか、ちょっと食べちゃうんでね。おいしいものを。」

荘「ボクシングの選手みたいですね。計量終わったら食べる、みたいな。」

福「とは言ってもやっぱり、高たんばく低カロリーの、ふぐとかすっぽんとか・・・。」

皆「うぉーい。」(感嘆と憧れの声)



荘「でも今、目の前にあるのは、たまごの白身の茹でたのと、ささみと、春雨のスープ・・・」

福「うん。そこまで予算がない。」

荘「それとなぜかプリンがありますよね。そこだけOLさんみたい」

福「またこれがさ、石井君がぬるいお湯でやってるから、春雨がまったくもどってない」

荘「あらららら」

福「ちょっとさ、レンチンしてきて? せっかく食べるんだからおいしくいただきたい。

  やりすぎないでねー。20秒くらい」



荘「でも一日に1食くらいはちゃんと食べたりするんでしょ?」

福「一応ね。そうしないと、ただ痩せちゃうから。」

荘「筋肉落ちちゃうしね。じゃ、現場のケータリングとかも食べない?」

福「いや、食べますよ。量を少なくして。だいたいもう、10年くらい(ダイエットについては)

  色々やってるんで、何をどうしたらどうなるかくらいはわかってるから。

  でも俺さ、実は無類のラーメン好きだったりするから。」



小「ダイエットする必要なかったら、ラーメンとかいっぱい食べてますか?」

福「俺、きっとすっごい太ってたと思うよ。」

荘「スター街道を走ってなかったら?」

福「スター街道じゃなくて新青梅街道とか走ってたら。」

小「街道沿いのラーメン屋に全部入るイキオイで?」

福「うん。俺もともと内臓とかそんなに強いわけじゃないのよ。だからもしこの仕事を

  してなかったら、不摂生に次ぐ不摂生で、酒は呑むわ、たぶんタバコもやめてないし、

  ラーメン食いまくって、フィリピンパブとか行って・・・」

荘「なんでフィリピン? なんでフィリピンパブなの?」



福「そんなんで、きっとすごい太ってたと思うよ?」

荘「ジムも行かない?」

福「行かない行かない。運動なんてバカのやることだもん・・って思ってたと思うよ。」

荘「ははは」

福「今は、食べるのも仕事だと思ってるから。」

荘「その外見を保つのも、ファンの方のために必要なこと」

福「そうなのそうなの。別にこの外見じゃなくてもいいんだ、俺は。

  でもこの外見の方が仕事があるから、仕方なく・・・」



荘「先日、黒夢の清春さんと会ったんだけど、やっぱり、食べたいけど食べないって。

  見てたら、お弁当もちょっとしか食べてなかった。」

福「それはやはり、『黒夢の清春』さんだからですよ。」

荘「なるべく長い間、ビジュアル系バンドとしての外見を保たなくちゃいけない、って

  おっしゃってました。」

福「そうだよ。仕事だもの。人生だもの。」

荘「僕もこの仕事してなかったら、もっと酷いことになってたと思います。

  太りやすいですから、呼吸してるだけでもプクプクしてくる。」



福「松岡(魂ラジディレクター)は何キロなの?」

松「僕、82キロですね。176センチで。」

福「そんなあんの?」

荘「松岡、意外に白くてムチムチしてるのね」

福「松岡、じゃあ脱ぐと腹出てるな!」

松「今、出てます。」

荘「顔に一切出ないから得だよね。というか、顔に出ないから対応が遅れるよね。」

松「体重がここ4,5年、82キロのまんまなんですよ。何をやっても。

  体重変わらないのにウエストだけ5センチ増えてたり。筋肉が全部脂肪になっちゃったみたいで。」

福「松岡はナルシストじゃないから、自分の外見を気にしてわざわざ痩せようとは

  しないと思うのよ。健康診断で「あなた死にますよ」って言われて初めて痩せようとするタイプ。」

松「はい。典型的なそういうパターンです。」

荘「松岡あれよ、結婚とかしてモテる必要がなくなったらますます太るよ?」



福「でも健康に害がなかったら太ったキャラでもいいんじゃないの?」

松「でもヒザとかに気をつけないと・・・」

福「ヒザにくるぐらいキてんの!? その若さで!?」(松岡Dは30代半ば)

松「あと、筋肉ついてた分、運動してないと全部贅肉になるんですよ。」

福「ねー。ラーメン食べたいなー。食べ歩きしたいなー。でも仕事だからね。」



荘「大晦日終わったら(食べても)いいんですよね? 年明けたら。」

福「いや、俺が常々言ってるのは、『ハリウッドスタイル』だったらいいわけ。

  要するに、オフの時にバコーンと太って、インするときにガーっと絞って、3ヶ月くらい

  映画撮って終わったら、またレオナルド・デカデカプリオみたいに太って。」

荘「で、ゴシップ誌に撮られて『うわっ 大丈夫かよ!』って。

  でも映画みると、しゅっとした普通のデカプリオ、みたいな。」

福「アメリカはそれでいいんだけど、我々、小さい国のエンターテインメントは、

  いつどんな仕事がくるかわからないから、常にキープしていなきゃいけないってのが。」



荘「アメリカとかと違って、どうしてもファンの人の目に触れやすいですからね、国が狭いから。」

福「ビル・ゲイツさんのお家みたいだったらね。どっからも見えないらしいよ?」

荘「広すぎてね。日本じゃ自分でコンビにとか行かなきゃいけないし。コンビに行ったら

  エロ本のコーナーに行かなきゃならないし。」

福「太りたいなー。太りたいなー。そういう役持ってきてよ。太った役!」

荘「なるほど。でもそれ、よくあるコメディ映画みたいなので、VFXとかで太って見せて・・・」

福「やだやだ。力いっぱいラーメン食って太りたい!」

荘「あはははは! 役づくりでね。」

福「ラーメンチャーハンですよ! ラーチャー餃子ですよ!」

荘「福山が役者魂見せた!みたいな。30キロ増で撮影に臨む!みたいな。」

福「いや、ただラーメン食いたかっただけ。

  その役をやりたかったきっかけは、ただラーメンが食いたかっただけ、みたいな。」

荘「20キロくらい増やしてくる役者さんとかいますよね。」



福「でも、痩せるより太る方がキツくない? なかなか太れないと思うよ、短期間では。

  痩せるのは、要は食わなきゃ痩せるからね。人間、一週間食わなかっただけで

  えらいことになるからね。死ぬかもしれないし。」

荘「やったことありますよ、わたし。」

福「そんな、高野山の堂入りみたいなことやったの?」

荘「はい。サプリだけでがんばれるか、って。雑誌の企画で。」

福「ひどいことになったでしょ」

荘「痩せるし、頭ふらふらになるし。だからその時だけ、ブドウ糖?を会社の医務室で貰って飲んで。」

  そんなこと1週間やってたらゲソーって、もう性欲もなくなって。

  エロビデオコーナー行っても、まったくピクリともしなくなって。ほんと草みたいになっちゃって。」

小「精子の製造が止まるんですよね。」

松「ああ、オスとしての機能が」

荘「で、逆にもうこのまま食べなくてもいいや、ってなって、そのままいくと拒食症・・・。

  毎日1キロくらいずつ減っていくんですよ。」

福「生き仏だねぇ」

松「一週間でねえ・・・」



福「逆に、毎日1キロずつ太っていくのは大変だからね。

  ま、3ヶ月くらいの太る期間をもらえれば・・・。3ヶ月ラーメン食い放題!? やったー!

  何食べようっかなー♪ らーめん・・・他に太るもの何? 太るもの何?」(めっちゃ嬉しそう)

荘「そりゃハンバーグとか、白米とかパスタとか。どこに行っても大盛り頼むとか。」

福「カルボナーラーーー!」(叫びにエコーがかかる)

皆「はっはっは!」

福「ゴルゴンゾーラのフィットチーネーー!」(さらにエコー)

荘「しかもそれを、寝る前に食べてすぐ寝る。」

福「やったーーーーー!」(やっぱりエコー)

荘「スイーツバイキングとかも行って」

福「ちょっと、アミューズア!ミューズ! そういう役持ってきてよ」

荘「太ってもあとで痩せればいいんですもんね。バコーンと。」

福「痩せます。簡単ですよ。だってそのあとまた、痩せるために運動し放題でしょ?

 俺の大好きなウエイトトレーニングし放題でしょ? そういう仕事ほしいなー。

  太った人が主役の作品って?」

荘「ミスター・ブーくらいしか思いつきませんけど。」



(この後、この作品は?あの作品は? と、さらに大騒ぎして終わったのでした。割愛)



食べたいものの名前を叫ぶだけで、あたかも食べてるかのような喜びようが超らぶりー。

なんだかんだ言いつつも、ビジュアルキープの努力を決して怠らないでいてくれるおかげで、

いつ見てもステキにシュッっとしたオトコマエさんなましゃ。眼福に感謝でございます。






2012年12月12日(水)  勘三郎さんへの追悼コメントいろいろ



印象的なコメントがいっぱいあって、思わず書き残しておきたくなりました。


ご本人が魅力的だったからこそ、これほどステキな言葉が数多く寄せられるのでしょうが、

言葉を贈る人たちそれぞれの個性も色濃く表れていて、その意味でも大変に興味深かったです。



・演出家で劇作家の串田和美さん(12月11日付 朝日新聞朝刊)

 「彼は芝居の神さまの子どもだったか、そうでなければ、神さまのまわりでおどけていた

 魔物の小僧だったのだ。そしてこの世に遣わされた。彼はそのことを記憶している様子は

 なかったが、いつも大きすぎる巨大な荷物を担いで急な坂道を駆け上がっている風情だった。

 紙吹雪の中で、刀を振り回して叫んでいた。劇場の中の雨に打たれて佇んでいた。

 ・・・何故芝居の神様は彼を急に呼び戻したのだろう?僕の能力ではどうしても理解できない。

 理解したくない。」



・劇作家の野田秀樹さん(12月11日付 朝日新聞朝刊)

 「僕個人の喪失感はもちろんあるが、演劇界が彼を失ったことは、ただの喪失ではすまない。

 災害に近い。」

 

・椎名林檎さん (12月11日付 朝日新聞夕刊)

 「あのかたは結局省エネ知らずで命を前借りし続け、孤高に突き進んだかたです。

 だからこそ、他者を孤独に追いやるようなことを、決してなさいませんでした。
 
 つまり、無責任に褒めそやすのでなく、たくさん叱ってもくださったのです。

 本質的に味方するか/関与しないか。常々覚悟の決まった鯔背(いなせ)なかたでした。」
  


・ 嵐・松本潤さん

 「(七之助の同級生である)僕らを、自分の息子のように分け隔てなく接して下さった。

 いろんなことを教えていただいたし、時には叱ってくださったこともありました。

 (自分らとは)違う世界の方だが『みんな一緒だよ。みんなで頑張ろう』と、言ってくださった。」



・大竹しのぶさん

 「彼がいないと困るから、いると思うことにしました。

 こんな芝居したら彼が怒る、こんな芝居したら彼が喜ぶ、って考えることにしました。

 私が役者である限り、彼ががっかりしない芝居をしないといけないと思います。」



・七之助口上(亡くなった翌朝)

「去年に祖父を亡くしまして、今年に父を亡くしまして、

 偉大なふたりを二年間で亡くしてしまいまして、本当にどうしていいかわかりません。

 ですが、父にも言われました。『おまえは兄の襲名を全力で支えろよ』と。

 今はこの言葉を胸に、一日一日、芸道に精進してゆく所存にござりまする。」

(七之助が顔を伏せたまま涙を指先で押さえる仕草が、こんなときでも見事に美しくて、それにも感激。)



・勘九郎口上(亡くなった翌朝)

 「本当に悔しゅうございます。もっといっぱい芝居がしたかったし、教わることなんて

 数え切れないほどあります。もっと一緒に飲みに行きたかった。話しもしたかった。

 しかしながら一番悔しいのは父でございます。人一倍の悔しがりやでございました。

 だって、大好きな芝居がもうできないんです。大好きな仲間達、先輩後輩の皆さまたちと、

 芝居ができない。そして皆さまの笑顔が見られない。

 本当に無念だと思います。わたくしたちも無念です。しかし、前に進むしかないと思っています。

 前に進まねば怒られると思います。そういう父でした。」

(中村屋のお弟子さんの名前をひとり残らず紹介して、これからの決意を述べる勘九郎の頼もしかったこと!)



・喪主あいさつ(密葬にて)

 「短い人生ではありましたが、素晴らしい先輩、後輩、仕事仲間、お友達、ファンの方々に囲まれて、

 楽しい人生、ステキな人生、かっこいい人生を全うすることができたと思っています。

 大きな、大きな光を失ってしまいましたが、彼が残してくれた偉大なる愛情を心のお守りにして、

 また彼を愛してくださった皆様に、少しでも恩返しができるよう生きてゆくことが、

 私たちの使命だと思います。皆さん、本当に主人を、父を大切に優しく愛してくださって、

 ありがとうございました。

 波野哲明を主人に、そして父に持てたことを、私たちは誇りに思っております。

 最後にもう一度、ありがとうございました。」



・勘九郎口上(密葬後)

 「5日に父が旅立ちまして、昨日通夜、本日告別式、密葬を行いまして、荼毘(だび)にふしました。

 父の肉体が、歌舞伎のためにささげた肉体が、この世にないのかと思うと、悲しさよりも

 悔しさがこみ上げて参ります。

 躍動する父の肉体が、私は大好きでした。目標でした。それは一生変わりません。

 その目標に少しでも近づくために、弟・七之助、中村屋一門の者たちと一所懸命、努力精進いたします。」




活き活きといつも明るくエネルギッシュだった勘三郎さん、本当に太陽のような方でしたね。

何度か芝居を観ただけでも大好きになったのに、長年親交のあった方々の喪失感たるや、

どれほど大きく怖ろしいものかと、察するに余りあります。

でも、どなたの言葉からも、勘三郎さんが悲しむようなことはするものか!

という強い決意が感じられて、頼もしい限りでもあるのです。



特に、その血も魂も受け継いでいる勘九郎と七之助。

おふたりの未来に幸多かれと、もっともっといい役者になれよと、願わずにはいられません。







2012年12月06日(木)  バーン・ザ・フロア@東急シアターオーブ12月5日



歌舞伎界の至宝、日本の宝が逝ってしまわれても、

あちらでもこちらでもステージは続く。舞台の幕は上がる。

というわけで、若干しゅんとしながらも、「ゲストダンサー・今井翼」の雄姿を確認すべく、

渋谷のシアターオーブへ。



この劇場、というか渋谷ヒカリエ自体初めて来ましたが、駅から直結って嬉しいね!

東京育ちでありながら、なぜか渋谷の町が鬼門で、駅を出ると必ず迷ってしまうわたしには、

絶対迷わない間違わない。しかも11階に上がるまで、各フロアのステキなショップで

楽しく時間をつぶせる、本当にありがたい作りでございます。



バーン・ザ・フロア、翼の出演がなければ観に行くこともなかったとは思いますが、

素晴らしいステージでした。これほどレベルの高いダンスのステージは初めてです。

さすが競技ダンスの優勝者レベルだけで固めた世界最高峰ダンスチーム。



ありとあらゆるジャンルのダンスを披露し、激しくセクシーなものからゆったりと優美なものまで、

人間ってこんなに早くステップ踏めるのか! こんなに高速で連続ターンできるのか!

こんなにすべての動作をキレッキレで高速で、かつ美しく続けられるのか! と感嘆するばかり。



目を見張るほどのスピーディな動作なのに、すべてが流れるように柔らかく美しい。

メインで出てくるのは男女7人ずつ、男女ペアの踊りがほとんどで、

滑るように滑らかな動きは、まるでアイスダンスを観ているようでした。



男性陣はつねに女性をリフトしたり回したり、逆さにぶら下げたり!(しかも片腕一本で!)

女性陣も男性陣と同じほどの高い身体能力と引き締まった筋肉があるからこそ、

あれほどアクロバティックな動きができるわけですが、

なんたっていずれ劣らずボン・キュッ・ボンの肉感的な大人の美女たち。

見事なクビレと腰高のぷりぷりお尻と堂々たるお胸と長く細くしなやかな手足のグラマラスバディたちを、

まるで重力なんて存在しないかのごとく軽々と自在に操る男性陣のすごさたるや!



かといって、ボディビルダーのような屈強な男達ではなくて、絞りに絞り、

必要な筋肉だけで美しく覆われた、素晴らしく引き締まったイケメンさんばかり。



ペアのダンスはどうしたって女性に目が行きがちです。

オヤジな感性も併せ持つわたくし、キレイな女の人大好きなわたくしといたしましても、

最高の肉体美と身体能力を持つ女性陣に目がくぎづけでしたが、男性陣も本当に美しかった。

ダンサーさんたちの誰ひとり存じ上げなくても、心からうっとりしたステージでした。



音楽も舞台後方での生演奏で、歌も男女のシンガーを揃えていてもちろん生。

ダンサーズもかっこよかったが、シンガーズもかっこよかったわー。



肝心のゲストダンサー・今井翼ですが!

基本がペアだし、7組による複雑なダンスフォーメーションも完成されているので、

ひとり参加では登場する場面は多くはありませんでしたが、


それでも、スパニッシュなナンバーで見せ場を作ってもらったり、群舞ではセンターに

置いてもらったりと、まったく違和感なく馴染んでいらっしゃいました。

ゲストとしての見せ場は作ってもらっても、他に特別扱いは一切なかったのが、

かえって清々しくて好印象でした。



あれほどレベルの高いダンサーズと一緒に仕事をする機会があって、

翼のダンサー魂に火が付かないはずがなく、これからのさらなる奮起が本当に楽しみです。

ご本人も本当にダンスが好きで、前回の「翼の一片」でも

「踊っているときが一番本能的になれる」とおっしゃっていましたし。



ジャニーズの舞台では難しいかもですが、あんなふうに女性とがっつり絡んで踊る機会が

もっとあったら、翼のダンスもさらに幅が広がるに違いない。



パンフレットにも翼の紹介ページやリハの様子が載っていましたが、お写真の大きさでいえば、

広告ページのSMAP木村君の顔写真が誰よりも大きかったですわ。(「タマホーム」プレゼンツだからね。)



あと、客席の1階後方にはふぉ〜ゆ〜の4人がいらしたとか。

(わたしは2階だったので見えなかったが、1階の友人が確認)

今井さんが登場するたび、盛大に応援していたようですよ。エエ子たちや〜。






2012年12月05日(水)  勘三郎さん逝く



年の瀬にでっかい訃報でした。


歌舞伎はまだまだ初心者のわたくしですが、その魅力を教えてくれたのは確かに中村屋の皆さん。

それはすなわち勘三郎さんそのものだったに違いなく。

(歌舞伎を観ようと思ったきっかけは、劇団☆新感線にご出演の市川染五郎さんを観て、

歌舞伎役者ってすごい! これはご本業の歌舞伎も観なくては! と思ったからでしたが。)




友人に誘われてなら歌舞伎座に行けても、初心者がひとりで行くにはちょっと敷居が高い。

そんな時、こっちなら行きやすいと、五年前に足を運んだのが渋谷の「コクーン歌舞伎」で、

さらに浅草の「平成中村座」で、その度に「勘三郎(当時は勘九郎)ってすごい!」

「この人は日本の宝だ!(勝手に断言)」と、ド初心者ながら本当に感動して帰ってきたものでした。



それからはもちろん、歌舞伎座にも臆せずに足を運べるようになり、

海老蔵も見てみようか、と興味も広がり、さらに玉三郎の素晴らしさにも心打たれ、

いずれはもっと多くの役者の多くの演目を楽しめるようになりたい、と思うようになりました。



溢れ出る生命力、真摯に培われた芸の力、その芸事を愛し打ち込める喜び。

舞台上の役者からは、これらの凄まじいエネルギーが放射されるのが感じられます。

それはまさしく「命を削る」という表現がぴったりで、勘三郎さんをはじめ、

ステキな役者さんはみなさんそのような姿で舞台をつとめていらっしゃる。



全身全霊で努力し、命を削るほどの覚悟がなければ、

だけど悲壮感なんて一切漂わせることなく、楽しげに活き活きとした姿でなくては、

人を心から楽しませ、癒し、元気づけることなんてできないのだと、

素晴らしい舞台を観るたびに思い、そしてその通りに癒され、元気づけられて帰ってきます。



ま、色々観てきますと、中には本当に「エコな」力の使い方しかしない、

要するに舞台の上に居ながら楽をしている人(役者ともエンターテイナーとも呼びたくない)とかもいて、

それで人に感動してもらおうなんてどんだけ仕事も客もナメてるんだ、と思ったりします。

そういう人のステージには二度と行くことはありませんが。



勘九郎と七之助という立派な跡継ぎがこれからますますがんばってくれるだろうけれど、

その息子2人分をも凌ぐほどのエネルギーで、中村屋の中心にいた勘三郎さんがいなくなるのは

本当に寂しい。歌舞伎役者の57歳なんてまだまだこれからなのに、本当に惜しい。

本当に本当に無念です。



ご子息ふたりに対するやんちゃなお父さんっぷり、お孫さんの七織八くんへの好好爺っぷり、

91歳の有名なお弟子さんである中村小山三(こさんざ)さんが体調を崩したときに

勘三郎さんが本当に心配し、そしてまた元気になった時の喜びようなども思い出されます。

舞台上のみならず、生き生きとした生き方そのものが本当に魅力的なお方でした。


心よりご冥福をお祈りいたします。





2012年12月01日(土)  今週の好きな場面



・「大奥」で女将軍として堂々の口上を述べる家光こと多部ちゃん。

 いろいろな作品の多部ちゃんを見ましたが、ここまで多部ちゃんカッコイイ!と

 思ったことはございません。立ち姿はきりりと美しく、よく通る声とあの素晴らしいカツゼツで

 覚悟のほどをよどみなく語る姿にはもう本当に惚れ惚れしました。


 今回は登場人物の誰の人生も強烈に胸に迫ってくる感じでしたわ。

 人生の幕を閉じた春日局やお楽をはじめ、これからの生き方が大きく変わるであろう

 正勝や幕閣の面々、生殺しだった生活からちゃんと仕事を与えられた御中臈たち、

 そしてもちろんそのすべてに強く影響している有功。

 誰の人生もとても重くかけがえのないものであることが、ひしひしと伝わる回でした。



多部ちゃん圧勝でしたが、その他では、

・「遅咲きのヒマワリ」で、沈下橋の上で足ぷらぷらさせて座りながら語り合う丈太郎とかほり。

 キビシイ現実を突きつけられる場面が続く中、このふたりのやりとりが唯一の憩いです。

 遠慮なく言い合える仲でありながら、お互いのことはちゃんとリスペクトしていて、

 しかもお互いに異性とまったく意識していないあたりが、こんな美男美女には

 まったくありえない設定とは思いつつ、でもそこが好き。



・「純と愛」の、時にお笑い担当、つねに眼福担当の水野。

 純の大騒ぎと上司と同僚と家族の人でなしっぷりに食傷気味な中、水野が出てくるだけで和む。

 いきなり結婚式の司式になり、水野にしては珍しくテンパって純に「ファイト!」と

 喝を入れられてぎこちなくこぶし握り締める外人顔の大男。ラブリーすぎる。

 
 さまざまな内職を手際よくこなしつつ、純からの電話にも常に冷静的確にアドバイスする時の

 愛も好き。



・「相棒11」で、幽霊が怖いカイト君と、幽霊を見れた(かもしれない)カイトが羨ましい右京さん。

 というか、誰に対しても物怖じしないカイトと、そんなカイトになんか優しい右京さんという

 タッグはとても楽しいです。

 そして実は、カイトと彼女のシーンも好きなわたくし。今回は彼女の登場がなくて寂しかったですわ。



・「結婚しない」の野ばらの実の花束。(花じゃないけど。そして人でも場面でもないけど)

 それを見ながら野ばらの花の絵を描いちゃう純平くんもステキ。



滝沢さん3年ぶりのドラマ出演「悪党」はどうだったのかしらん。

近いうちに拝見します。 




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