2012年07月31日(火) |
遠くロンドンからわざわざのお気遣い |
エンピツさんふっかーつ!
ヨカッタヨカッタ。
去年の大震災の時だってこんなに何日もアクセスできないことはなかったので、
もうこれはダメかもしれない、と、ちょっと覚悟しました。
何にでも終わりはあるにせよ、大丈夫なうちは書かせていただきますよー。
で、以下は28日に書いたもので、すでに話題が古いですが一応アップ。
日中にNHKをつけると、「地震情報」の時みたいに「高温注意情報」なんて青い帯画面が
出るようになったのですね。
以前の日本は絶対こんなに暑くなかったと思って、気象庁のデータを検索してみたら、
30年前の1982年の8月(東京)は、最高気温は33度の日が一日あったきり。
あとは最高と言ってもおおむね30度前後、最低気温は毎日22度から高くても26度と、
本当に穏やかな夏だったようです。それでも、暑い暑いと騒いでいたのに。
がんばりましょ! どちらさまも気をつけて、この夏も生き抜きましょ!
オリンピックの開会式はダイジェストで拝見しただけですが、キレイだったー。
開催国が自国の歴史や文化をこれでもかと織り込んでくるのは当然ですが、
長い歴史と、古いものから新しいものまで、これほど多岐にわたる文化があると、
取捨選択はすごく難しかったでしょうね。
テーマや人選に見られる成熟した美意識はさすがでした。
しかしポール・マッカトニー久々に見たわー。おじいちゃんになってたけどちゃんとポールだったわー。
そしてましゃは!
もちろん開会式もご覧になってカメラも向けておられたでしょうが、
そんな大切なお仕事の前に、余計なお仕事もきっちりこなされていらっしゃいましたよ。
9月のファンクラブイベントの当落が出て、わたしも行かせてもらえることになったのですが、
参加はファンクラブ会員のみだったはずが、ファンクラブに入っていない、携帯のモバイル会員も
申し込みができることになったのです。
それで、ファンクラブ会員から落選者が出てるのにそれはどゆこと!? と、ネットで
ちょっと騒ぎになりまして。正直なところ、それほど問題するほどのことでもないように思いましたが、
憤懣やるかたないファンクラブ会員の方もいたようで。
この騒ぎをすぐに察知したチーム福山、遠くロンドンに居ながら会員に向けてただちにコメントを出すという
(電話でちゃんとましゃ本人の声が聞ける)、いつもながらの迅速な気遣いに敬服した次第です。
実際のところは、ファンクラブ会員で申し込んで落選したのは、
ルール違反の申し込み方をした人と、入力不備があった人たちだけだったそう。
なおかつ、まだだいぶ空席があるから、それならモバイル会員にも、ということになったそうなのだが、
その説明がされずに、いきなりモバイル会員へお知らせしたのは大変に申し訳なかったと、
ご本人みずから、はるばるロンドンから、しかも開会式直前に、お詫びと説明ですよ。
どんだけ現場の最高責任者としての自覚ありまくりなんですか!
舞台で何かあれば、原因がどこにあれまずは座長が頭を下げる。
テレビ番組で何かあれば、スタッフのテロップ間違いだろうとキャスターが頭を下げる。
あたりまえっすよ。そこで「うちのスタッフがアホで」とは言わないよねぇ。
それが表に立つ人のつとめですから。
でも、表に立っていながらそうじゃない人もいるからね。
責任転嫁の態度は火に油を注ぐだけなのに。
実際、ましゃのこの正直で迅速なメッセージで、ネットでの騒ぎは一気に沈静化。
「え?そんなことで騒いでました?」と、みんな一斉に記憶喪失みたいな沈静化っぷり。
だってもう騒ぎようがないもの。騒ぐ理由がまったくないもの。
誠実な対応って本当に大切。そして迅速というのも誠実のうち。
オリンピック中継は、競技を無駄なく効率的に鑑賞するにはやっぱりNHKだなー、と思いつつも、
録画はテレ朝。そして録ったはしからバッサバッサと編集して、ましゃ@ロンドンだけ残しております。
しかし、188センチでもろもろ暑苦しすぎる修造と、
180センチだけど確実に100キロ超えの元柔道金メダリストの吉田秀彦氏や、
183センチの元水泳銅メダリストの宮下純一キャスターなどと並ぶと、
180センチであれだけの筋肉量があるましゃですら、
細いのはもちろん小柄にさえ見えたりするからビックリ。
でもスーツ姿がめっちゃカッコよくて泣けてくるほどでしてよ。
サダヲ好きにはとても楽しい、大満足な映画でした。
たしかに2時間中1時間50分は出ていた気がする。
心の声というナレーションも全部サダヲちゃんで、目にも耳にもサダヲづくし。
失業&離婚というダブルパンチにみまわれた佐々木(サダヲ)が、ひとり遠くの南の島へ。
誰もいないと思われた美しい砂浜で4人のヘンな中年男ホームレスと出会い、
彼らに浜辺での暮らし方を教えてもらったり、夜毎宴会を開いたりと意気投合。
だけどある朝目覚めてみると、4人と共に佐々木の荷物(ほぼ全財産)がすべて消えていた。
途方に暮れる佐々木の前に、都会から来たひとりの青年(永山絢斗)が現われる。
その青年に「浜辺サバイバルの達人」と間違われたのをよいことに、
なんとなくふたりでのキャンプ生活が始まる。
さらに女の子ふたり(貫地谷しほり 佐々木希)も加わって4人になると、
「ぱいかじ南海作戦」と称して荷物を持ち去った4人のホームレス捜索、
キャンプを荒らすイノシシ退治など、さまざまな作戦を立てては実行していく。
そんなことを一生懸命やっているうちに、心の傷も色々なこだわりも気にならなくなっていた佐々木。
特にドラマチックでも感動的でもないのだけど、
まさしく、ぱいかじ(海から吹いてくる南風)に吹かれていたらなんか元気になっちゃった、みたいなお話です。
サダヲちゃん自身は相変わらず何やらせても最高に面白いですが、
佐々木をサバイバルの達人を思い込み、素直に丸め込まれていく青年役の永山絢斗くんも、
ほっこりといい味出されてました。
2012年07月24日(火) |
「なぜ僕は五輪を撮るのか」 |
AERA7月30日号に、ましゃの「なぜ僕は五輪を撮るのか」という
インタビューが3ページほど載っていました。
先日の朝日新聞に掲載されていた内容と被る部分もありつつ、
初めて行ったシドニーで受けた衝撃、これまでに感銘をうけた選手たちのパフォーマンス、
今大会で注目している競技や選手たち、そして五輪自体に思うこと等々、
コンパクトですが色々語っておられました。
これまでに行った3大会で撮った写真に添えられたコメントからは、
その時々のカメラマンとしての気持ちも伝わってきました。
シドニー
初めて五輪を「体感」したシドニーでは、自分が何に感動し、何にカメラを
向けるべきなのかがわからなくなるくらい、圧倒された。
アテネ
自分は感じたことをちゃんと表現できているのか。
2度目のアテネでも「アウトプット」にばかり気を取られた。
北京
3度目の五輪。やっと、自分が感動することにフォーカスを合わせられるようになった。
興味の対象も競技場の中から外へと広がった。
本文からところどころ抜粋。
「世界中が注目して、なおかつ国全体がスポーツによって動く。
そのエネルギーにすごく興味があるんです。初めて行ったとき、大変驚きまして。これは何だ、と。
それ以降、可能ならば毎回行きたいと思うようになりました。」
「僕はこれまで、写真を撮ったりテーマソングを作ったりすることで五輪という舞台を表現してきましたが、
五輪の撮影には制約も多いんです。会場で望遠レンズを構えていて、制止されることは何度もありました。
結果的に、競技だけでなく「五輪全体」を被写体として撮り続けるうちに、負の側面も含めて
より深く五輪を知りたい、と思うようになりました。」
「たとえば、なぜ「いま」ロンドンなんでしょう?
僕の中には五輪は経済的にまだもうちょっと発展したいと思っている国が誘致して、世界にアピールする、
っていうイメージがあって。・・・先進国の首都ロンドンが、それをいまやる必要があるのかな、と。」
「開会式も変化してますよね。 アテネまではマスゲーム的に会場で見て楽しめるパフォーマンスだったけど、チャン・イーモウ監督が
演出した北京では、映像を強く意識していたように思います。
テレビで観るとわかる、っていう開会式。
現地で見てても、いま何をやっているのか、よくわからない場面が少なくなかった。
ロンドンは舞台の本場ですからね。ちゃんと見届けたいと思っています。」
で、ラジオでようやくお披露目されたテレ朝オリンピック放送テーマ曲「GAME」。
重厚でカッコいいロックでしたが、楽器はギター、ベース、ドラム、パーカッション、
ハモンドオルガンという、(ましゃにしては)大変にシンプルな編成なのだそう。
サウンド的には、
「アスリート的な、贅肉を全部落として体脂肪の少ない感じ。でも筋肉はたっぷりある、みたいな」
という説明がなんとも筋肉オタクなミュージシャンらしかったです。でもとっても的確。
歌詞についても語りたいですがそれはまた今度。
2012年07月23日(月) |
WOWOWありがたや |
ましゃのライブ中継観たさに加入したWOWOWですが、
映画はもちろん、舞台鑑賞にも大変活用させていただいております。
もちろん、舞台は生を拝見するのが一番。
でも、いくら観たくてもチケット取れなきゃどーしよーもない、ということがありまして。
さらに、この役者さんには大変興味はあるけど、この作家や演出家の作品はちょっと苦手で
わざわざお金と時間をかけて生を観るのもな、というのもかなりありまして。
もちろん、生で観て面白かったから、もういちど映像でじっくり観たい、というのもいくつも。
で、WOWOW大活躍。ほんとありがたいっす。
役者や作家のインタビューなども合わせて放送してくれるのも、かなりのお得感。
ってWOWOWの回し者では決してありませんが。
一番最近観たものから遡ってみると、
地球ゴージャス「怪盗セブン」(大地真央、三浦春馬、岸谷吾郎、寺脇康文、他。)
三浦春馬くんがビシバシ踊れる人なのでびっくりした。バク転もバク宙も軽々。
「シダの群れ」(阿部サダヲ、風間杜夫、他)
下っ端ヤクザなサダヲちゃんがせつなくてステキだった。ヤクザものの舞台って観るの初めてだ。
大人計画「ウェルカム・ニッポン」(阿部サダヲ、宮藤官九郎、他)
ストーリーは面白かったが、舞台全体のビジュアルがちょっと苦手。
平成中村座「御所五郎蔵」(中村勘九郎、市川海老蔵、他)
本編もさることながら、六代目勘九郎襲名に寄せた、出演者勢ぞろいでのひとりひとりの口上が
最高に面白かった。海老蔵とかステキに自虐的。
平成中村座 中村七之助七役早替り「於染久松色読販」
七之助本当におキレイです。遠くの客席からではあの早替わりの詳細はわからなかっただろうから、
映像で堪能できてヨカッタ。
全然関係ありませんが、先日うちのトイレタンクの部品を修理交換してくれた水道屋さんの青年が
七之助そっくりで、玄関開けたとたん「おっ 七之助?」と心の中で問いかけてしまったのはナイショです。
良心的価格できっちりいいお仕事してくれました。
「寿歌(ほぎうた)」(堤真一、戸田恵梨香、橋本じゅん)
戸田ちゃんがらぶりーで♪ しかしあの膨大なセリフ量。
取りこぼした作品の数々を補完してくれるWOWOWぶらぼー。
そういえば、サダヲちゃんに関しては「ふくすけ」の舞台も観に行く予定がないので、
いつかオンエアしてくれることを希望。
2時間中1時間50分は出演しているという映画「ぱいかじ南海作戦」は観に行こうと思います。
正直、サダヲちゃん以外の共演者で興味のある人がいないというのがツラいですが、
「僕が苦手な人にはムリだと思います」と、本人が舞台挨拶でおっしゃったくらい出ずっぱりだ
そうなので、わたしには絶対に楽しいハズです。
2012年07月20日(金) |
ましゃ@モーニングバード7月19日 |
羽鳥アナは、ビジュアル的にはオトコマエさんに入ると思うのですがいかが?(誰に尋ねているのだ)
そんなバードがましゃにインタビュー。フリーになってから初めてらしい。
羽「ご無沙汰しております。」
福「ご無沙汰しております。」(しげしげとバードを見る)
羽「何ですか?」
福「いや、(テレビ)局変わったな、と思って。」
羽「そうなんですよ!」
福「なんで何にも言ってくれなかったんですか。」
羽「いや、ちょっと連絡先がわからなかったもので。」
福「はははは! たしかに。 前会った時より肌ツヤが(イイ)・・・」
羽「年齢がもう41歳になりまして、運動していこうかなと思いまして。」
福「ああ、いいですね。」
羽「ちょっとシュッ シュッと」(自分のあごが細くなってることをアピール)
福「なってます、なってます。」
羽「福山っていこうかな、と。」
福「いやいや。それ、言いたかっただけでしょ。」
羽「言いたかっただけです。」
バードはご挨拶がわりにましゃの好きなものを差し入れ。
「つぶあん」が大好きなので、つぶあんの小ぶりなアンパン。
福「いいつぶですね!」
羽「お願いがあるんですけど・・・1個もらっていいですか?」
福「なんで? スタッフと分けようと思ってたのに。」
羽「家に帰って、夜1個だけ食べたいと思って。」
福「じゃ、これあげます。」(ましゃがひとかじりした食べかけの1個を差し出す。)
羽「これですか? ありがとうございます。」
ましゃは「結婚したい男」ランキングでもいつも上位に来ることから、お話は結婚観に。
羽「福山さん43歳で、カッコよくて、お仕事も輝いていて、人生の一般的なコースとしては
パートナーを見つけて、ということになりますが、そちらの方はどうお考えですか?
僕が今、質問するのもナンだなー、とは思うんですけど。」
福「ほんとですよね。(バッサリ) 好きな女性のタイプってどんなタイプですか? って男が聞かれて答えるときって、
好きになった人がタイプです、みたいに、なんかぼんやりしてるでしょ。
でも女の人にどんな男の人が好きですか? って聞くと、もの凄く具体的にでてきますよ。
優しくて、話がおもしろくて、できれば経済力があって、みたいに。
男はなんか、ぼんやりしてると思いますよ。それがまぁ良くないんだろうな、とは思いますけど。」
羽「まったく同感です。」
福「はい?」(まったく同感しているようには見えなかったらしい。)
羽「お掃除とか、洗濯とか、どうしてるんですか? 福山さんは。」
福「なんとかなってますけど。」
羽「なんとかなるもんだな、っていうのは僕もちょっと実感したんですけど。」
福「何が一番困ってるんですか?」
羽「困ってるというか・・・何とかやってるのは洗濯ですね。」
福「でも全自動じゃないですか。」
羽「僕、ほんとこんなこと言うと怒られると思うんですけど、全自動さえ触ったことがなかったんです。
柔軟剤入れるとこがわかんなくて・・・」
福「うわぁ・・・スターですね! スターか王子ですよ!
僕はもう小さい頃から、母親がパートで働いたりしてたんで、
中学生くらいの頃から母親のブラジャーとか干してましたからね。」
羽「そうなんですか。じゃぁそこらへんはもうお手のもので。」
福「そうですね。」
羽「家でご飯作ることあるんですか?」
福「ないですね。」(キッパリ)
羽「そうですか。ご飯って家で作らなくても大丈夫ですよね?」
福「大丈夫ですよ。外食すればいいし。
仕事と生活を切り離して考えると、ちょっと生活って大変だな、って思うんですけど、
仕事そのものが生活になってしまえば、現場ですべて弁当も出るし。
現場に行けば何か飲み物か食べ物って落ちてるんですよね、だいたい。」
羽「はっはっはっは! なるほど!」
福「それで何とかなる。」
羽「いやー。この数ヶ月で一番いい言葉をいただきました。」
そしてロンドンオリンピックのお話や、テレ朝のオリンピック放送テーマ曲「GAME」の話なども少々ありつつ。
(というかこれがメインのはず)
さらに、ましゃが芸能界に入った当初、叶えたいと思った3つの夢について。
福「芸能界に入って叶えたかったのは、オールナイトニッポンのパーソナリティになること、
いいともテレフォンに出ること、そして徹子の部屋に出ること。」
羽「いいじゃないですか。それをもう全部叶えた。」
福「いや、徹子の部屋にはまだ出てないです。」
羽「えっ!? 福山さん、徹子の部屋に出てないんですか?」
福「そうなんです。だから徹子さんとまだお会いしたことがないんです。羽鳥さんは出たんですか?」
羽「出ました!」
福「どの立ち位置で出たんですか?」
羽「えっとー、立ち位置はそんなになかったんですけど、テレビ朝日で働かせて頂くようになって・・」
福「じゃあ最近じゃないですか。」
羽「去年です。」
福「僕も是非一度徹子さんにはお会いしたいな、と思ってます。」
羽「では、恒例の『10年後の自分に向けたメッセージ』をお願いします。」
福「はい。『心身ともに健康で、いい仕事してて下さいね。』 ダメですか?」
羽「いや、いいと思います! なんか今日、いっぱいいいこと聞いて、久しぶりによく眠れそうです。」
福「前から思ってたんですけど、ほんとに何か、うわっつらですよね。」
羽「ははははは! それはよく言われるんです。」
福「よく言われます? なんでなんでしょうね。」
羽「なんででしょうね? 決してうわっつらではないんですけど。」
福「いや、それはわかるんですけど。半分くらいは本当のこと言ってるんだろうな、とは思うんですけど。」
羽「もうちょっと言ってます。6割くらいは言ってるんですけど。なんででしょうかね?」
福「表情なんじゃないですか?」
羽「表情だとすると、僕の仕事柄、かなり問題大なんですけど。僕、好きな人が高田純次さんなんで、
そこも入っちゃってるのかもしれない・・・」
福「あー。でも、その割には高田先輩ほどサービスがないな、っていう・・・」
羽「あははははは!」(大笑い)
スタジオに戻り、
羽「はい、ということで見抜かれましたけれども。
イケメンなのにくだけている、下ネタ系のことを言っても何のイヤミもない、そして壁がありそうで壁がない。
完璧でございますよ!」
独り身のバードを励ます「仕事と生活を切り離さない方が楽」という考え方については、
スタジオのコメンテイターの方も「その通りだと思いますよ。好きなことを仕事にするのは、
人生をうまく行かせる大きなポイントですよね」と。
ただ、現場に行けば何かしら食べ物か飲み物が落ちてる、というのは、福山さんの現場だからだろうと。
自分の現場には落ちてない、とおっしゃっていました。
バードがんばれ。
ましゃのカッコよさと面白さはいつも通りで最高に楽しかったですが、
バードのことも妙に応援したくなるインタビューでした。
2012年07月19日(木) |
PLAYZONE'12 SONG&DANC'N PART2 7月18日@青山劇場 |
踊る翼を観ると安心するわー。
そして惚れ直すわー。
翼はセンターというかトップというか、「看板」扱いなので、
もったいつけさせられて出番が少なめなのがちょっと残念ですが、
登場するとやっぱりカッコイイし、踊りはすごく男っぽくて力強くてキレッキレです。
だけどトラビス・ペイン氏が評したように「エレガント」な踊り手であるというのが、
何よりも看板たり得る資質なのではないかと。
何度でも申しますが、踊りの表現力が他のどの表現力よりも勝っているのが今井さん。
お芝居で女性と絡むより、ダンスで女性と絡む方が
はるかに濃厚で表情豊かなラブシーンになるのが今井さん。
ま、今回女性の出演はありませんが。
(女性に見立てた照明と絡む振りはあった。「あの光って女性を表しているのね?」って
気づくまでちょっと時間がかかったトロいわたしです。今井さんに見惚れてて気づかなかったんです!)
WSでちらっと拝見したときには、アツヒロくんがローラースケート履いて滑りながら
ジャニーズのナツメロ曲を歌っていたので、いやいやいや、これはもうムリかも!
昔のジャニーズにはとんと興味がないし、プレゾンがこんな路線になってしまっては
もうついて行けないかも! と軽く絶望したのですが、
実際観たら印象は全然違っていて、とても楽しめました。
曲のほとんどはプレゾンオリジナルで、どれもすごくステキなのです。
それらを歌う彼らの歌声もとても良いし、曲ごとに違う様々な演出も面白いし、
ハイレベルなダンススキルは言わずもがなだし。
ほんとにね、ダンス凄いのよ。
ジャニーズの精鋭たち、って言うと、世間的にはそんなでもない印象かもだけど、
あの精鋭たちは、どこに出しても立派に精鋭たちです。
ストーリーは特になくて、曲ごとにそのテイストにふさわしい場面に次々に変わってゆく感じ。
ジャニーズメドレーはその中の一部で、演出も色々と斬新で、昔の曲もとても新鮮に聴こえました。
楽しいっす!
ちょー楽しいっす!!
曲の合い間には小芝居で笑わせてくれるのですが、ここは、何をやらせても上手なふぉ〜ゆ〜が大活躍。
翼は小芝居には加わらないのかー、と思っていたら、三輪車をキコキコこぎながら
真っ赤な全身ぴったりスーツの「つばレンジャー」で参上。
めっちゃ弱っちくてアホっぽい、たったひとりの戦隊ヒーローの戦いっぷりがもうらぶりーすぎて。
翼はこういうコントが最高に上手いのに、TVじゃ見せる機会がないんだよなー。
翼の着ぐるみシリーズは日替わりでいくつかあって、
他にもつばぴょんとかつばにゃんとか居るそうですよ。ええいっ 一度に全部観たいじゃねーかっ!
最後にそんな精鋭な皆さんのお名前をご紹介しておきましょう。
今井翼
なんだかやっぱりスターの雰囲気を纏ってるから不思議←失礼すぎる。
相変わらずどんな衣装も着こなすスタイルの良さにも瞠目。
しかし日焼けしていて黒い。なぜさらに焼きたい? 充分地黒なのに。
中山優馬
去年より確実にダンス上手くなられましたなー。
屋良朝幸
「ダンス番長」と紹介されていた。この舞台でトラビスの振り付け助手も務めたそう。
美形だし、歌上手いし、ダンスとアクロバットは世界レベルだし、お芝居もできるし、six packハンパないし
ヤラさんの目に見える弱点は身長が低いだけなのだ。すごい人だ。
佐藤アツヒロ
翼より10歳も先輩なのに、ビジュアル的にも雰囲気的にもしっくり馴染んでおられた。
わたしは舞台役者としてのお姿しか見たことがなかったので、ローラースケートで踊ったりしている姿が
すごく新鮮でした。
ふぉ〜ゆ〜
ふぉーゆーかと思ってたら、横棒がなみなみになってた。この細かい修正もしゃちょさんのアイディアなのか?
あと、Hey! Guys(They武道という理解不能な名前からいつの間に)、MAD、
そして、どこをどうまとめたのかTravis Japanという9人組?がいらっしゃいました。
いいステージでした。酷暑の中でも行く甲斐がありましてよ。
2012年07月17日(火) |
FUKUYAMA アングル / ミラクルボディな人々 |
・FUKUYAMA アングル
いつものように朝食のヨーグルト(バナナ&ゴマ&黒酢入り)を食べながら新聞をめくっていたら、
写真を撮っているましゃのステキなお姿が。(北京オリンピック時の)
いい朝だー。猛烈に暑いけどいい朝だ。
朝日新聞では、ロンドン五輪の写真コラム「FUKUYAMA アングル」を、
歌手で俳優の福山雅治さん(43)が連載することになったと。
カメラマンとして五輪を取材するのはシドニー、アテネ、北京に続き4度目なんですって。
印象的な部分をちょっとだけ抜粋。
「僕は自称「文化系」なので、
スポーツばかりしている人はあまりクリエーティブじゃないのでは、と思ってたんです。
バカな考えでしたね。
現場で目にしたのは、世界中から選ばれたトップアスリートたちが競い合う、究極の表現の場でした。
自分がやっている音楽や芝居より、 表現者として圧倒的な説得力を持っていた。
自分がやってることが生ぬるく見えて、逆にショックでした。」
記事全文はこちらで読めます。
写真、楽しみだなー。ましゃの撮る写真、大好きなので。
ご本人が撮る写真だけでなく、カメラマンご本人の姿も是非いっぱい見せていただきたいです。
・NHKスペシャル「ミラクルボディー」
第一回 ウサイン・ボルト「人類最速の秘密」と、第二回 内村航平「驚異の”空中感覚”」を
見たのですが、面白かった!
宇宙の謎とかスピリチュアルな世界のお話くらいすごい世界だった。
脊柱側湾症を抱え骨盤も大きくズレているボルトが世界最速をたたき出すに至るまでの努力も
凄まじいものがあったが、体操の内村航平選手の「空中感覚」に至ってはもうSPECの領域かと。
そんな天才ですら、毎日の地味でキツいトレーニング無しには、ここまでこれなかった。
エースでありながら、練習量が誰よりも多いのだそうだ。
内村選手への印象がかなり変わりました。
喜怒哀楽あまり表に出さない感じだし、アツくがんばるタイプではないように思っていたのですが、
トップに立つ人の常としてやはり凄まじい努力家でいらっしゃいました。
ご自分の天才的な能力についても、実験などから明らかになったことを専門家から指摘されても、
ご本人的にはそれがずっとあたりまえだったので、凄いこととは思っていなかったらしく。
これイイよね! このスタンス素敵よね!
自分の天才的能力をきわめてふつーと思っているから自慢とかもしない。
この鷹揚さというかウカツさというか、らぶりーよねー。
とにかく体操が上手になりたくて、できなかったことができるようになるのが嬉しくて、
練習がどれだけ大変でも、体操をやめたいと思ったことはこれまで一度もなかったと。
そして、新しく取り組もうとする難易度の高い様々な技についても、自分の頭の中でイメージできれば、
それを身体で体現することは、どれひとつ「不可能」とは思っていないのだそうだ。
一流のアスリートって身体も脳も本当に凄いです。
「ミラクルボディ」というタイトルにふさわしい内容でした。
2012年07月13日(金) |
「ミスター残念」という呼び名を初めて知った |
今ってトンボの季節ですか?
ウォーキングしていると、トンボが群舞乱舞しているのですが。
歩き始めてもう何回目かの夏だけど、こんなに大量のトンボは見たことがないです。
トンボのホバリング能力ってすごいのね。
けっこうな強風の中でも、風の吹いてくる方向に頭を向けたまま空中で停止している。
かと思えばいきなりあらぬ方向へ移動したり。UFOみたいな動きです。(リアルUFO見たことないけど)
きっとオスプレイよりはるかに高性能ですよ。
それにしても、ネット上での大騒ぎが功を奏したとしか思えない「大津のいじめ自殺事件」の内情は、
知れば知るほど気持ちが落ち込みます。全国各地どこでも現在進行形で起きている問題なのだろうけど、
「責任転嫁」と「隠蔽」と「保身」のこれほど見事なミルフィーユ状態の大津ケースは、
やり玉に上がって当然だろうと。
加害者の少年たちは事件後も野放し、
加害者の保護者が土地の有力者とかで担任教師も見て見ぬ振り、
学校に訴えても知らんぷり、教育委員会に訴えても知らんぷり、
地元の警察署に訴えても動かないって、ここまでいけしゃーしゃーと
組織ぐるみ地域ぐるみで人権蹂躙ができるものなのですね。
ほんとこういうニュースは気分がどんより。
これほどの孤立無援な立場に立たされた時の戦う方法、調べておかなきゃね。
きっと何か手段があるはず。
こういう時こそ、被害者側にコミーみたいな弁護士がついてくれればいいのに。
そしてこんなどんより気分ではいかん! と思って観たのが、
先日OFFICE CUEファンクラブを更新した時に、「更新ありがとうございます。
お礼の気持ちに代えてこのDVDをどーぞ」的に送られてきた更新特典DVD。
OFFICE CUEファンクラブといっても、わたしはTEAM NACSにしか興味がないので、
申し訳ないけど他のタレントさんたちの場面は全部すっとばしましたが。
これがね、特典でタダでいただいちゃうのが申し訳ないほど楽しかったです。
所属タレント全員がひとりずつ正装で「更新ありがとう」のご挨拶、
2011年ファンミーティングの様子(披露宴会場のような場所での出し物&ゲーム&ファンとの交流)、
「戸次重幸と行く魅力の台湾ツアー」の様子など、どれも笑った笑った!
めっちゃ気分が晴れた!
それでね、台湾ツアーでファンを最高に楽しませていたシゲこと戸次重幸氏ですが、
ファンの間では「ミスター残念」と呼ばれて大変に愛されているそうなのです。
「WARRIOR」であんなにカッコよかった織田信長のどこがどう残念なのだろう? と、
調べてみましたところ、出てくる出てくる、確かに「残念」なエピソードの数々が。
でも、ラブリーな残念さなのよね。「スキだらけ」でかえって愛される、みたいな。
ロケが楽しみすぎて、遠足の前日のこどものようにワクワクしすぎて寝付けなくて、
当日寝坊、とか。自信満々で「おいしいお蕎麦やさんに連れてってあげる」と引率して、
道間違えて結局たどり着けない、とか。
東京の自宅に到着してから、北海道の自宅に東京の鍵を忘れたことに気づく、とか。
美形寄りのオトコマエさんなのに、食べるとたいてい口のまわりに食べ物ついたままになっちゃうとか。
旅のドあたまで持参のカメラが壊れるとか。
そのせいなのかそうじゃないのか、NACSで唯一の独身。
でもお仕事であれだけカッコよくて、お仕事大好きで、あんなにファンを楽しませてくれれば、
あとはスキだらけでも全然いいじゃん、と思うのです。
あの屈託のないスキだらけには癒されます。
そんなシゲさんは「サマーレスキュー」の第一話で、お医者さん役でほんの一瞬ずつ2シーンだけ登場。
回を追うごとにもうちょっと出番は増えるそうです。
(裏の「ビューティフルレイン」ではヤスケンがお医者さん。まだ観てないけど。
NACSのチームハンサムがふたりともお医者さん。)
ドラマは、とにかく初回を観るのがしんどい。
脚本や出演者に興味深々、というのでない限り、そして実際そんな興味津々は滅多にないので、
それを初回の1時間を何本もつきあうのに、若干ガマンの力が必要という。
でも、自分で観てみないことには判断できないし。
前クールの「リーガル・ハイ」は視聴率は特に良くはなかったけど、
わたしの中では最高傑作のうちに入るものだったし、
その反対に、視聴率や評判が良くても、これのどこが面白いのか全く解せない、というものもある。
やはり自分で確かめてみないとね。それで楽しめる作品にめぐりあえれば
日々をがんばるための活力になってくれるのだから!
今のところ第一話を観て次回も観ようと思ったのは「トッカン」「サマーレスキュー」
「リッチマン、プアウーマン」「東野圭吾ミステリーズ」「浪花少年探偵団」。
さて、いくつ完走できるかしらん。
そうそう、「平清盛」はサダヲちゃん(信西)が退場し、玉木宏(義朝)も近日退場予定なので、
観たい理由がなくなってしまいます。
昨夜の「金子みすゞ物語」は、
プロデューサーのお名前から連想される渡鬼テイストが壮絶に苦手なわたしには、
みすゞの弟・上山正祐役でつばさが出てなかったら完全スルー対象でしたが、
観てみたらさほど苦手ではなかった。
でもつばさの演技を観るのは緊張するわー。っつーかほぼアーサーだったわー。
フラメンコとスペイン関連はどんどん見聞を広げ、素敵な大人の男になられているが、
演技についてはやはり経験不足な感じを否めませぬ。
ドラマどころかテレビそのものにもたまーにしか出てこないから、
テレビでの映り方忘れちゃってないかい?って感じることもあるほどで。
何でもそうですが続けてないと上達はおろか現状維持だって難しいものね。
この人の芝居はなんだかなー、と最初のうちは思っても、絶え間なくドラマや舞台に出続けているうちに、
「この人いつの間にかちゃんと役者さんなっちゃったね」みたいなタレントさんも
いっぱいいらっしゃるので、つばさにもそういう機会があればなー、と、よく思ったものですが、
こればかりはいかんともしがたく。
やっぱりフラメンコが観たいなぁ。
ましゃ帰国ー!
昨夜のラジオはご本人には眠くて大変だったようですが、久々の生放送で最高に嬉しかったです。
まだ最初の方しか聞いていないのですが、上海での「24時間スターを演じた」のが
思いのほか体力を消耗したそうで、その弱った状態(しわしわのおじいちゃん状態byご本人)から始まった旅も
マレーシア→ニュージーランドと、気温差40度の場所を移動したりして、
旅慣れたましゃでもかなり辛かったそうですよ。
日本にいる時にフォースを出すのはライブとかTVに出る時だけだそうで、
ウルトラマンのカラータイマーのように、3分くらいしかもたないんですって。
(いやいや、ライブでは3時間半出しっぱなしだと思うが)
それを上海という異国の地で24時間出し続けるのは相当堪えたらしい。
ラジオのおしゃべりだって、話題にしろ言葉にしろ、多方面に細心の注意を払って
おしゃべりなさっているように思えますが、そういう気遣いはフォースを用いるまでもないのだな。
ともあれ3週間の旅から無事ご帰国、ヨカッタヨカッタ。
オリンピック関係ですぐにまたロンドンに行かれるのでしょうね。
日本にいる間に少しでもくつろげる時間があるとよいのですが。
でも、ご本人は不在でも、その間日本ではライブDVD3タイトルが発売され、
キシリッシュとレグザのカッコイイ新CMのオンエアが始まり、ラジオだって録音とはいえいつも通り。
むしろ、録音だからできる、平日の昼間にリスナーに突然お電話する「自腹1万円プレゼント」とか、
ちょー面白かったし、Fモバイルの更新も頻繁にあったし。ぜーんぜん寂しくなかったです。
お留守番猫への自動給餌器の作動完璧! といった感じでしたね。
次のお楽しみは、テレ朝オリンピック中継のテーマ曲「GAME」。
お、まだもうちょっと手直しするとか言ってる。(トーキングFM聴取中)
早く聞きたいです。
ましゃが6月23日のラジオでおっしゃっていたのです。
同じように仕事をしているのに、仕事が点から線に繋がっていって成功する人と、
点同士ぶつかっちゃって砕け散ってしまう人がいると。
成功する人はどういう人かというと、ひと言で言うと「しつこい人」だと。
荘「『しつこい』ってネガティブな印象がありますけど。『あの人しつこいねぇ』って。」
福「うん。でも、しつこさも度を越すとポジティブになってくるのよ。
何とかの一念、岩をも通す、って。
これは僕の提唱している『流れ星理論』と同じなんですけど、それはどういうことかと言うと、
流れ星を見たときに3回願いを唱えると叶うというのは本当なのだ、と。
流れ星が流れる瞬間なんて1秒ないくらいでしょ。
その間に願い事が3回も言えるということは、その人は24時間四六時中
そのことを考えているということ。
科学者とか研究者とか、総称して要するに『しつこい』んですよ。宇宙とか考古学とか、仮説を立てて
結論が出ないかもしれないのにずっとやってるでしょ。
度を越したしつこさは、最終的に人類の役に立つんですよ。」
ましゃも自分のお仕事に関して、度を越してしつこい人間であることを
これまでも幾度となく明言なさっております。
だから成功しているとか、だから何かに役立っているとか、そんなことはご自分ではおっしゃいませんが、
緻密で完璧主義な姿勢はすごく感じるし、それが点を線につなげないわけはないだろう、と
確かに思うのです。
どんな分野でもそうよね。
ということを、今日の「『神の粒子』とも言われるヒッグス粒子ついに発見」のニュースでも感じました。
さきほどNHKのニュースでざっくり説明を聞き、
素人にはもちろんまったくわからないけど、宇宙のはじまり的な話が大好きな者には、
すっごくわくわくするニュースでした。
で、それを聞いて、ましゃのこの「度を越えたしつこさ」を思い出したわけです。
そういうものがあるかも、と言われ始めたのが1960年代だそうで、
以来ずっと研究は続けられ、近年、全長27キロにもおよぶ加速器というものが
どこかの国で作られ、その中で2000兆回の衝突実験をくりかえして、2000個の
ヒッグス粒子と思われる粒子を発見したと。
2000兆回の衝突実験!
これを「度を越えたしつこさ」と言わずして何と言う。
つい先日も、NHKの大学生によるロボコン番組を観ていたのですが、
ぶっちぎりで優勝した高性能ロボットを開発したのは東大チーム。
彼らがロボットの稼動実験を繰り返す様子をカメラが密着していて、
「はい。では昼休みの全体練習、1162回目いきます」とか平気でやっちゃってまして、
なんかもうお口ぽかーん。1162回目?
帝都大学教授・天才物理学者のガリレオ先生までもがふっとよぎりましたよ。
「度を越したしつこさは、最終的に人類の役に立つんですよ」byましゃ。
箴言ですなぁ。
ほほぉ。
ニッポン放送のレコード室はLPやEPからCDまで23万枚を所有し、
在庫数が民放では最多なのだそうだ。(しかし天下のNHKは32万枚の在庫数を誇るとな)
今週のたまラジは、そんなレコード室からの放送(生ではなく録音)。
カビ防止のために温度も湿度もしっかり管理され、ちょっと寒いくらいらしい。
部屋の中は「図書館みたい」「古本屋さんみたい」な匂いもするとかで、
数あるシークレットベースの中でも、なんかとても面白そうな場所ですね。いいなぁ。
山下達郎さんがFMの番組で「レコード棚からひとつかみ」取り出して聞かせてくれる
「山達の棚つか」というコーナーをお持ちだそうなのですが、それにあやかり、
「たまラジ版 福山雅治の棚つかナイトニッポン」と題した、洋楽聴き放題のひとときとなりました。
かかった曲は次の9曲。
Sunday Bloody Sunday /U2
Where The Streets Have No Name /U2
Ziggy Stardust /David Bowie
Lady Stardust /David Bowie
God Save The Queen /The Sex Pistols
Summer Of '69 /Bryan Adams
Kids Wanna Rock /Bryan Adams
Heaven /Bryan Adams
London Calling /The Clash
ましゃも荘ちゃんも、洋楽好きの男子らしい盛り上がり。
ましゃは嬉々としてレコードのあたま出しを担当し、時にA面とB面間違っちゃったり、
1曲終わったらレコードだからそのまま次の曲が始まっちゃったりと、
レコードを知ってる世代には、曲やアーティスト名以外にも、懐かしいことばかり。
ましゃは一応、かける曲を決めていたらしいのですが、1曲かけるたびに
「このアルバム全部イイから全曲かけたいんだけど」と言い出し、
スタッフもみんなそれぞれ「俺これが聞きたい」というのを棚から持ってきちゃったりとか、
レコード室はまさしく「放送研究会」の部活状態。
「収録終わってもまだ居ていいんだったら、もうちょっと聞いていこうか♪」なんて会話もあったり。
もはやめったに見ることができないアナログのレコードを手に、
わくわくしながらジャケットの写真や歌詞カードや解説を見たり読んだりしている様子が
めっちゃ想像できましたよ。
十代の頃からの洋楽ファンとしてのましゃの感想もすっごく面白かったですが、
それと同時にプロのミュージシャンらしい感想も聞けるのがさらに面白い。
たとえば、アナログレコードは溝を指でなぞるだけでも音が出るので、
(CDのような)記録媒体というより「楽器」みたいだ、とか。
デヴィッド・ボウイのジギー・スターダストのイントロ聴きながら
「ギターのチューニング合ってねぇ! でもこれがかっけぇぇ!」とか。
セックスピストルズのギターは間違いだらけで本当にヘタだけど、
そのギリギリの感じがバンドサウンドっぽい、とか。
U2はやっぱり初期の頃から最高に上手い、しかもスタジオミュージシャン風の上手さでなく、
その人にしか出せないオリジナルの上手さだ、とか。
で、極めつけの一言が、
「俺、自分でもびっくりするんだけど、あらためて・・・俺、音楽好きだ!」
日常は制作する方に追われてるけど、聴くのもやっぱり好きだと再確認なさったご様子。
そんな楽しい洋楽三昧が終わり、荘ちゃんがツイッターで次のようにつぶやかれていました。
「こう言う仕事をしてると、どうしても捻った選曲をしたくなってしまうのだけど、
(色々知ってるのに)敢えて超王道の曲ばかりを堂々と掛けるのは逆に勇気がいる事だと思う。
有名な曲ってやっぱり名曲だし、王道を行く、事の大切さを知ってる人だからなんだろうなぁ、と
目の前に座ってた方に思いました。」
「王道を行くことの大切さを知っている」というのももちろんだけど、わたしがいつも
ましゃの姿勢で感じることは、「相手の目線に合わせることができる」ということ。
素人相手なら、わかりやすくそれこそ「王道」な見せ方聞かせ方ができるし、プロ相手なら、
同じプロとしてそれにふさわしくいくらでも通で捻った対応もできる。
これは実はかなりの知識と技術、そして相手への気遣いがないと
できなかったりするのではないかと。
だって、素人相手に無駄に捻って無駄に上から目線なだけで全く伝わらず、
かと言ってプロ相手にも己の勉強不足で全く通用してないのに、まったくそれに気づいてない、
もうどうにもならない感じの人とかいるじゃん。
せめてどっちかひとつ気づけよ、と思ったりしますが。
ましゃは誰に対しても自然体ながら的確な対応をなさいます。
荘ちゃんのことは、ましゃラジオを聞かなかったら知る機会はなかったと思うのですが、
どのような状況でも楽しくて感じのいいトークをくりひろげられる、
最高にプロフェッショナルなアナウンサーだと尊敬しております。
ふっと空気に緊張が走ったときに、どんだけ荘ちゃんは頼りになることか!
さすがステルス気遣いに長けたおふたりでいらっしゃいますね。
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