今日のおたけび または つぶやき

2010年06月30日(水)  プレトリアの死闘



って、実況アナが名付けていましたが、本当にその通りでしたね。

延長戦でも決着がつかずPK戦。

結果的には負けてしまって本当に残念ですが、PK戦自体はもう運の方が大きいというか、

わたしはPK戦はサッカーゲームとは思っていないので(いやサッカーだけども!)もう仕方ないのです。

ともかく120分間1点も取らせなかったあの闘いっぷりは素晴らしかった!



満身創痍でも最後まで集中力を切らさず闘いきったサムライたちには、

堂々と胸を張って日本に戻ってきていただきたいです。



試合後の選手たちのインタビューも、ステキなお言葉たちがいっぱいありました。

本田選手の「応援してくれたサポーターはもちろん、批判してくれた人たちにも感謝している。

批判してくれる人がいなければここまで来れなかった」という発言はさすが大物の感があるし、

中澤選手の「ここまで来られたことに胸を張って帰ります。

さ、帰ってカレーを食べましょう」は、心からその労をねぎらいたいと思わせてくれる。



また、チームとして一致団結できていたこと、その最高のチームでプレーできたことを

誇りに感じていると言う選手も多かったですが、これもステキですねー。

誰だって自分が活躍したいし、認めてもらいたいし、一流選手としての絶対的なプライドもあるだろうし、

そんな人たちの集団がピッチやベンチを問わずまとまるのはすごく難しいことだろうに。



29日の朝日新聞の夕刊の一面に「心はともにピッチへ」というタイトルで、

控えのベテラン選手たちがどれほどチームを陰で支えているかという記事が載っていましたの。

自分の知識や経験を川島に惜しみなく伝える楢崎、岡ちゃんに「私より的確かも」といわせるほどの

分析力で助言をする俊輔、誰よりも一番長時間練習に付き合い、全員に分け隔てなく声をかけ、

出番のない若手には特にさりげない気遣いを見せる川口。


「日が当たらない時こそ頑張る。W杯は総力戦だから。チーム一丸ってそういうこと」by俊輔

「試合に出る選手以上にベンチが盛り上がる。そんな雰囲気をつくりたいから」by川口



ピッチの上のオトコマエさんたちもカッコイイが、ピッチに立てずとも最高にいいお仕事をする

オトコマエさんたちも、どんだけカッコイイんだか!



そして最後に、松井の大ちゃん推しの自分としては、彼の発言もね。

大ちゃんの姉上いわく「弟が人前で泣いているのを見たことがない」と。(でも人がいないところで

ひとりで泣いていたのは観たことがあって、もちろん声は掛けられなかったそう。)

そんな大ちゃんも駒野の肩を抱いて一緒に涙ぐんでおられましたな。



評価を上げた?との記者からの質問に、

「僕に足りないものは得点。でも仕事という意味では人それぞれぞれの仕事があると思う。

サッカーではそれぞれのポジションがあるんで、できるだけ本田に得点させられればと思っていたんで。

それも僕としては達成できたと思うし、サッカー人生まだまだ長いんで、頑張りたいです。」



観てるだけで燃え尽きちゃった感があるのに、心身共に一番燃え尽きたはずの選手の皆さんは、

平然と次のステップに向かっていらっしゃる。

観てるだけで燃え尽きてる場合じゃございませんことよ。



いやー、楽しかった!

美しいブルーの装束で戦いきったサムライの皆さまおつかれさまでした。

それぞれがまた世界各地で存分に活躍されますよう。





2010年06月28日(月)  最近のステキ



・魂ラジで初おひろめの福山雅治『少年』フルバージョン

すごくいい曲! 詞もステキ。

「少年は旅をして大人になり、大人は旅をして少年になる」(これは詞ではないけど)

というましゃの言葉に心から共感。

少年のみずみずしい感性と、大きな包容力を持った大人の感性と、

そのどちらも感じさせてくれるステキな曲でしたー。



・松井の大ちゃんに複数の欧州クラブからオファー

しかもスペインの名門クラブからもですってよ! 今井さんもどれほど喜んでいることか!

悔しいことがあってもクサらずに努力して着実に実力をつけた人が、

ちゃんと認められるというのはなんて気持ちのよいことでございましょう。



・ブブゼラを上手に吹けるましゃ

ラジオが始まった途端、もはやだいぶ耳に馴染んでしまったあのブーブー音が聞こえてきて。

ご本人いわく「ブラスバンドやってた人なら誰でも吹けると思うよ」ですって。

吹き方のちょっとしたコツを、演奏の専門用語みたいなものを言いながら説明してくれるあたりに

まんまとカッコイイと思ってしまうド素人な自分。



・「現場に恋をしている」木村くん

「仕事好きというより現場好き」というお言葉をTV誌で発見。

SMAP木村くんは以前から、ドラマでもバラエティでも、制作の現場で頑張る

職人的なスタッフの皆さんをすごーくリスペクトしていらっしゃいますね。

その現場の中のひとりとして一緒に仕事ができることを誇りに思う、とも。


他にも、いつぞや大量のJrの皆さんにアドバイスしていた、

「どんな仕事もとりあえず全力で取り組む。やる前から『できない』とか『つまらない』とか

言わない」というお言葉もステキでした。




・雨が大量に降った直後の川沿いの道

もちろん、危険なほど増水していたら近づきませんが。

川岸の土の上にもあちらこちらに水溜りができ、そこでエサをさがすために

カモさんたちが大量に上陸なさってますの。

川にいる時よりもっと間近であのかわいらしいフォルムを堪能できるので、ちょー楽しいのです。




それにしても今日の湿度は凄すぎましたな。

冷房の効いたお店でしばらく買い物して外に出た途端、メガネがくもりましたよ!

カンベンしてくださいよ!




2010年06月25日(金)  サムライブルーなオトコマエさんたち


徹夜はもう無理なお年ごろなので、リアルタイムでは観ませんでしたが、

「引き分けなんかじゃなく勝て! 絶対に勝って決勝に! 」とエールを贈って寝ましたの。

で、朝一番にTVで「3−1で勝利!!」を確認し、なんて気持ちの良い朝でしたこと。



今日はもう、誰がどこであのユニフォームを着てお仕事してても許されるのではないかと!

っつーかむしろ、会社の会議の席でも、学校の授業の席でも、美しい受付嬢や窓口嬢も、

その場の誰かひとりは平然とサムライブルーを着たまま、まわりも「それ当然」という面持ちで

でも普段どおりバリバリお仕事していただきたいくらいです。

今井さんもきっと、そんな姿でプレゾンのお稽古をがんばっているに違いない!



で、夫と子どもを送り出した後、朝8時からNHKのBS-hiで早速再放送されたのを観戦。

勝ったとわかっていてもドキドキハラハラするものっすね! ←どんだけチキンな心臓



本田選手と遠藤選手のフリーキックが神がかり的に美しかったのはもちろんですが、

素人目にも、ジャパン全員の動きが最高に美しかったのがよくわかりました。

まさに、最高の性能は最高の美しさの中にあり、ですね。



身長の差は歴然なのに空中戦にも全然負けてなかったし、

めっちゃ闘志をみなぎらせつつも、最後まで冷静沈着で、もうどんだけカッコイイんだか!

松井の大ちゃんは今回も素晴らしい動きをしていたし、最後に岡崎選手に花をもたせた本田選手の

余裕と心意気もステキだったし、ゴール前でがんがん身体を張って止めまくる中澤選手も凄かった!


そしてやはり、デンマークのシュートをたった1回止められず、

ピッチをばしばし叩きながら悔しがる守護神・川島がなんとも頼もしく且つらぶりーでした。

川島選手がボールを胸にぎゅっと抱え込むと、ボールもなんだか

「あれ?オレの目的地はココ? ゴールじゃなくて?」みたいに思っちゃいそうだよね。



印象的だったのは、試合後のインタビューで本田選手が「(勝ったら)もっと嬉しいかと思ったけど

思った以上に喜べない。それが自分でも不思議」と言ってたこと。

自分やまわりがちゃんと見えている人ほど、上に行けば行くほど、もっと上があることを実感したり、

自分の責任をさらに強く感じたりするからでしょうね。

だからこそ、一流の人たちというのは本当に謙虚なのだと思いますが。

でも本田選手の目標を高く掲げ自分を奮い立たせる姿勢は大好きなので、

そのままガンガン行って欲しいと思います。



パラグアイ戦でも、力強く美しいサムライブルーの乱舞が観られますように。




2010年06月23日(水)  「龍馬伝」第二十五話『寺田屋の母』



龍馬伝ももう半分まできてしまいました。

先々週あたりの魂ラジでは、すでに三十何話目かを撮影中と言っておられたから、

福山ご本人的には、もう龍馬さんの最期へのカウントダウンが始まったようなもの

なのでしょうね。さびしいのぉ。



それにしても、大河の主役というのは、

NHK以外にもこんなにメディアに露出しっぱなしでしたっけ。

わたしの勝手な思い込みでは、オンエアの1年間はほぼずっとNHKに拘束され、

主役のイメージを守るためにも他の番組やCMとかにはあまり出ない、みたいに思っていたので。



でも、近藤勇を演じていた慎吾くんも、大河以前からいっぱいレギュラー番組もあったし

ツアーなどは無理としても、天下のSMAPとしての活躍を制限するなんてことはなかったから、

やはりわたしの思い込みだったのだな。



ましゃの場合も、CMには出まくりだわ、CMやドラマ用の新曲もどんどん発表するわ、

ラジオでのおしゃべりも、龍馬伝裏話からモノマネから下ネタまで、まったくトーンダウンしないわ、

もちろん本業・歌手として毎回必ずギターで生歌も歌ってくれるわ、

でも龍馬さんの時はしっかり龍馬さん。



そんなふうに福山雅治と坂本龍馬を自由自在にのびのびと行ったり来たり

していらっしゃる様子が本当にステキです。




「ツイてる奴にはついてゆけ! ノッてる奴には乗ってゆけ!」(byましゃ@いつぞやのラジオ)

というのがどなたのお言葉か存じませんが、勢いって本当に凄いなー、と。



ふと「なんかステキだ」と思って、「ちょっと見学させてください」と乗り込んでみたお船「ましゃ号」が、

実は凄い豪華客船だったらしく、大海原を豪快にクルージングしながら盛大におもてなしされっぱなし、

みたいな感覚の今日この頃です。(正しくは去年の春からだけど)

このお船もいつかは港に戻らにゃいかんのでしょうけど、まったく予想外だったこのツキとノリとの遭遇を、

今しばし堪能させていただこうと存じます。




さてさて、長すぎる前置きに続きまして、第二十五話のツボ。

蛤御門の変、勝しぇんしぇの失脚と操練所の閉鎖、以蔵毒殺計画など

多くの重大な転機の間に挟みこまれる、龍馬とお龍とお登勢の微笑ましいやりとりが楽しかったです。


・操練所も男だらけだが、船宿の男くささもハンパなさそうっすね。

・お登勢さんの「龍馬♪」に、涙目の笑顔のまま「やっぱり、全然ちがう!」って、

 この男は天然すぎるのかそれともただの照れ隠しなのか。

・「この前の大火」は蛤御門の変のことをさすとは、歴史ある京の時間感覚ってステキ。


・「赤の他人どす!」「赤の他人じゃけんど!」の攻防がみょーに可笑しい。

 お登勢さんってオトコマエだわ。

・くわがたさんのバトルは本気です。

・もはや関心は極楽浄土にしかないらしい大殿様。今この世を生きてくださいよ!


・でかい船荷を持ち上げる力持ち龍馬

・水桶に浮かべた蓮の花が風流どすな。


・「うーみ。」 笑顔の作り方を教えてあげる龍馬。

・「おまんの笑顔は誰よりもべっぴんじゃき。」「まーた怒らせてもーた。」

 ここで相手が照れてるだけと思わないところが、龍馬さんの凄いトコと言うか罪なトコと言うか。

・「なんちゃぁないがじゃ。」憂い漂う大きな背中。


・「帰るぜよ!」 お龍さんのためだけにどんだけとんぼ返り。

・笑顔を練習して、あたりの目を気にするお龍。かーわーいーいー。



次回は西郷さんが登場ですか!

ということは、ラジオで西郷さんのモノマネが披露されるのも近いですね。






2010年06月22日(火)  今期のドラマも終盤戦



お暑うございます・・・(パタリ。)←ご挨拶だけで力尽きる


ここ数日の暑さに、すでにバテ気味でございます。

常備おやつのチョコも溶けますがな。



先週末はオランダ戦もありましたが、高二の息子のバスケの県大会もありましてね。

当然ながら、外も暑いが体育館の中も暑い。あの中で走り回っている選手を思えば

座って観戦なんてらくちんこの上ないのに、それでもバテました。

若さのパワーって凄すぎる。



息子の高校は二試合目で敗退し、バスケ漬け生活には別れを告げることに。

かといって、そのエネルギーが全部そのまんま勉学に向くとも思えませんがねー。

ま、がんばってくれたまえ受験生。




今期のドラマも最終回に向かってますね。結局観続けているのは

「月の恋人」・・しかし本編より「葉月蓮介ブログ」の方が楽しみだったりする。

        全然蓮介じゃなくて、木村くんですが。

「絶対零度」・・白戸家のお父さんと娘の共演。お父さんの声も佇まいもやっぱりステキ。

        あと、カラフルな色のカーディガンがよく似合う人と、科捜研の木村了くんが好きです。

「臨場」・・主役とその周辺の3人くらいをのぞいて、お顔もお名前も存じ上げない役者さんばかり。

      最初はそれがとても心もとなかったのですが、慣れてしまえばどーってことなく。

      普段、自分がいかに見慣れた役者さんばかり観ていたかに気づかされたりして。

「IRIS」・・韓国の連続ドラマを観るのは実はこれが初めてです。あのお顔に藤原竜也くんの声って、

      いったいどなたが思いついた組み合わせなのだろう。

「ヤンキー君とメガネちゃん」・・お気楽に一番楽しめたのは実はこれかもしれませぬ。

                前回の「お化け屋敷」とか、ちょー楽しかったっす!
        
                花ちゃんも品川くんも千葉くんも凛風ちゃんも和泉くんもらぶりー♪
                
                そして品川父の古田新太と花ちゃんのおじいちゃん伊東四朗もらぶりー♪ 



もう終わりましたが、途中何話か早送りしつつも最終回はしっかりチェックしたのが「新参者」「怪物くん」。

アニメですが残りあと2話となった「鋼の錬金術師」も、怒涛のクライマックスを迎えております。

どちらさまにも、バテ気味の身体にパワーみなぎらせてくれるようなステキな最終回をお願いしますよ!





2010年06月18日(金)  『告白』



ずしりと重い作品でした。

でも観ていてイヤな気持ちになるわけではないのはナゼでしょう。

この登場人物の誰にでも共感できそうな、でも絶対したくないような。



被害者だったはずの者が、すべて加害者になる。

被害者であることを口実に、復讐を正当化する。

あるいは被害者としての弱さを認めたくないために、加害者になり力を誇示する。



憎しみの連鎖により広がってゆく悲劇、というわけではなく、

それぞれが自分の中の弱さ寂しさ醜さ自己顕示欲に気づき、絡めとられた瞬間から、

圧倒的な無力感と絶望感のはけ口がわからなくなってどんどん自滅してゆく、という感じです。



陰惨なイジメやスプラッターな殺人シーンよりはるかに怖いと思えたのは、

自分は生徒に寄り添い理解していると思っている新人熱血教師の空回りっぷりと、

その熱血教師にうわべだけ徹底的に合わせ、明るさ素直さを演じきる生徒たちでした。


相手のためを思う、相手のことを理解する、という努力の方が異質に見え、

イジメや復讐が淡々と行なわれるのがあたりまえ、と思える世界は本当に怖い。



重いお話だとは聞いていたので、岡田将生くんが一服の清涼剤になってくれるのかと

思っていたのですが、イヤイヤイヤイヤ。

あのカッコよさがむしろ、異質さをさらに際立たせていて観ているのが辛いったらありゃしない。

もちろん、配役としては大正解ということなのですが。



この映画の中で、唯一救いを感じる場面というのは、

加害者となった者たちが激しく泣き叫んだり慟哭したりする場面です。

それは必ずしも良心の呵責に耐えかねて、という理由の慟哭ではなく、

ただ自分の思うとおりにいかなかったというだけのことかもしれないのだけれど、

たとえそうだとしても、押さえきれない感情に泣き叫ぶ、という行為に

唯一の人間らしさが感じられたのです。



この話に救いはあるのか、もうちょっと咀嚼しないとわからないです。

森口先生の最後の言葉に希望を見出すなんて無理がありすぎる気がしますし。

ただ、もっとじっくり味わってみたいという気持ちにさせてくれる作品です。

原作読んでみようかしらん。





2010年06月16日(水)  6月16日付 最近のらぶりーさん&オトコマエさん




その1 モテモテなサダヲちゃん@「離婚同居」最終話

5話しかないのに途中3話くらいダレましたが(それは初回と最終回しか面白くなかったと言っているようなものだが)

最終話はなかなかいいテンポで楽しかったです。

妻には去られても、身近な女たちからモテモテで言い寄られまくりなサダヲちゃんに大変満足。

なんでこんなにらぶりーなんだろうなぁサダヲ。この人ももう40歳なのだが。

遺影写真の数々がさりげなく大変魅力的で、街中のねこさんたちも可愛かったしね。




その2 カメルーン戦の松井大輔選手

今井翼ファンとしましては、彼の親友である松井大輔選手のスタメン登場が大変に感慨深く、

当然「大ちゃんガンバレ!」だったわけですよ。

しかも先週のMステでは自分にとっての「勝ち歌」に今井翼『BACKBORN』をご指名くださり、

今井本人のどんなプロモよりも宣伝効果が高かったのではと思ったり。(今井さんごめんなさい。)


本田選手のシュートは確かに素晴らしかったが、それを生んだのは大ちゃんのアシストでしたよね。




その3 お龍宅にかくまわれた龍馬さん@「龍馬伝」第二十四話『愛の蛍』

なんかなー。可愛らしかったなー。

ご時勢的にかわいらしいとか言ってる場合ではありませんが、それでもあの屈託の無い可愛らしさに和みます。


・月琴を弾きつつ子ども達と歌う龍馬。のんびりとしたあたたかい雰囲気がステキ。

・「おまんはどういてそうつんけんするがぜよ。」 責めてるわけじゃなくて、素朴な疑問なのですよね。

・忙しく立ち働くお龍に、ニコニコと近寄っては話しかける龍馬。

・一緒にお手伝いをしようとするのに、どーしてもごぼうを洗わせてもらえない龍馬。

・「たまには笑顔を見せてくれや。」 だからこういう言葉が何の下心もなくすんなり出るあたりがもう。

・お別れの挨拶をして最後にお龍に微笑む龍馬。


「愛の蛍」なんてタイトルでしたので、興ざめするようなラブストーリー再び?と警戒していたのですが、

蛍の演出はとてもステキでした。





2010年06月14日(月)  はやぶさ君



7年かけて60億キロの旅。

こんな壮大な冒険が行なわれていたのですね。



帰還の様子がネットでライブ中継されると知って、昨夜午後10時すぎからあちらこちらを

覗いていたりしたのですが、3回目オンエアの「龍馬伝」にちょっと気を取られている間に

肝心の瞬間は見逃してしまったアホなわたくしです。



でも今朝になって、はやぶさ君が有終の美を飾った昨夜の姿を観ることができました。

週明けの朝っぱらから泣かさないでくださいよまったく。



通りすがりの人間が、壮大な物語のあらすじをちょっとだけ教えてもらい、

最終回のラストカットを見せてもらっただけでこんなに泣けてくるのに、

これを7年間忍耐強く見守り続け、導き続けてきた方々の胸のうちはいかばかりかと、

お安く涙ぐむのが申し訳ないくらいです。



とにかくあきらめずに次の一手を考え、それを実行する。

しかもそれらはすべて、とても地味で緻密で限りなく忍耐力のいる作業の積み重ね。

思いつきや勢いだけでいいかげんにやっていい作業なんてひとつもないのです。

どんな問題が起きても前に進む、進ませるためにはそれしかない、というシンプルな真理を

あらためて教えてもらいましたよ。



地上のニュースではここのところ、何か問題がおきるたびに、誰が悪い誰の責任だ、

自分はやりたくない自分は悪くない、もう知らないやめてやる、みたいな堂々巡りばかりが目立ってたからさ。

責任のなすりつけあいをするヒマがあったら、全員で次の一手を必死に考えろよ、と、

説経された気分ですよ。



科学者や技術者のみなさんが日々扱っているのは、数字とか記号とか電波とかの無機質なものだろうに、

結果として現れるのがこんなに壮大でロマンチックなものになるというのが驚きです。

科学者ってロマンチックな人たちなんだな。



それを一番つよく感じたのが、「はやぶさ君が最後に見た地球」の映像ですよ。

大気圏突入前、はやぶさ君に撮らせ送らせた最後の映像。

送信の途中で通信が途絶えたために、地球全体がキレイには映っていないところがさらにリアルで。

満身創痍でようやくもどってきたはやぶさ君の目に映った故郷の姿を、

地球にいる我々も共に見て、最後には美しい流れ星になったはやぶさ君を見送るなんて、

もうどんだけドラマチックな演出をしやがるのだと。



こんな大プロジェクトを成し遂げたばかりだというのに、その感傷にひたるばかりでなく

「この瞬間から技術の離散と風化が始まっている。将来につながるミッションが必要だ。」などと

おっしゃるプロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏の冷静さがステキすぎです。





2010年06月11日(金)  「孤高のメス」



どーにも惹かれてしまうのが医療モノなわけです。

お話のパターンとしては特に目新しくもなく、地方の病院にいきなり現れたゴッドハンド外科医、

患者より保身と名声を優先する医師達との確執、患者の命をめぐる感動のドラマ、といった

ところですが、もちろん面白かったですよ。まんまと泣かされてしまいましたわー。



「孤高」というのは、ひとりだけ他とは離れた高みにいる、という意味で、

きわめてふつーな中に埋没して生きている自分としては、とても憧れる言葉です。

そしてこれはもちろん、自分で「孤高」と名乗るようなものでは決してなく、

他者からの評価によってのみ与えられる表現かと。



極めて個人的な印象ですが、「孤高」とセットになっているのが「静謐」です。

大げさに騒ぎ立てたりかき回したりすることなく、高潔な志と高度な職人的技術を持ち続けることで、

静かに人々の心を変えてゆく闘い方をする人、という印象だからです。



堤真一演じる当麻先生は、医師としての志と技術においては「孤高」の人で、

でもそれ以外ではいわゆる「天然」な可愛らしさを持つ、ひじょーに魅力的な「専門ばか」なお方。

荒んだ医療現場で疲弊しきっていた看護婦の夏川結衣、ひとり息子を亡くす小学校教師の余貴美子の、

すばらしく説得力のあるナチュラルな演技にも、どーにも泣かされっぱなしでした。

当麻医師を落とし込もうとする生瀬勝久のイヤらしさも最高だし、当麻をよく理解している

かつての同期の松重豊のカッコよさも最高。



手術シーンはとてもリアルで最大の見せ場ではあるのですが、

そのシーンも含め、全編が静かに淡々と進んでゆく感じが医療モノとしてはかえって新鮮で

とても好印象です。

「自分の仕事は手編みのセーターをこつこつ編んでゆくようなもの」と言う

当麻医師のお仕事姿勢にふさわしいスピード感とでも申しましょうか。



「孤高」って、抜きん出てはいるけど決してでしゃばらないし偉ぶらない。

そして「孤高」でありながら「らぶりー」でいることも可能。しゅてきですね♪




2010年06月07日(月)  「龍馬伝」第二十三話『池田屋へ走れ』



好きで見続けるドラマというのは、気がつくと登場人物のほとんどを大好きに

なっていることが多いです。

今回も皆さん魅力的でしたねー。



今回の主役・亀弥太。

ひらべったいお魚顔が、いろいろな感情をとてもよく伝えてくれて、

これまでで一番親しみが湧いた回でした。龍馬への「おまんの言うとおりにしちょったらよかったかの」が

なんともせつない。でも、龍馬の言うとおりにしていたらしていたで、やはり後悔していたかもですね。



まさかの牢番。

武市さんにしてみれば、自分を深く尊敬する者がこんな身近にいてくれて、どれほどの慰めになったことかと。

この牢番といい、弥太郎に牢内で商売を教えた老人といい、牢がらみの味のある配役がニクいです。



陸奥陽之助。

ただの毒舌の秀才くんと見せかけておいて、実は彼も覚悟をもって良い家柄の身分を捨ててきた脱藩者なんて、

これまたニクい。のちに龍馬にとって財政面の参謀となる重要人物ですね。



今回はいい人だった弥太郎。

弥太郎って、貧しさ汚さMAXだった昔も成功しつつある今も、

言ってることはいちいちもっともと言うか真実を突いてると言うか。

あのボロボロの見かけと言い方の無遠慮さに、その発言が「自己中心的」に聞こえたり、

「その場しのぎ」的に聞こえてしまうことがあるのだけど、実は弥太郎の

人物を見る目、時流を見る目は鋭くて、その中で自分がどう生きるべきかも、

ちゃんと判断できている人なのだなと思います。




新撰組。

問答無用の暗殺者集団の真髄ここに極まれり、といった感じでした。

新撰組ファンの皆さま方の中には、斬り合いも階段落ちもなかった池田屋事件にご不満の向きもおられた

ようですが、わたしはあの演出好きです。

「桂さんだ!」とお出迎えの志士が、何の会話もないままにいきなり斬られた(らしい)ことにはじまり、

あとはもう死屍累々の惨状と、血染めの姿で淡々と帰隊してゆく組。


相変わらず全員が無言で、それも緊迫して無言というわけでもなく、意気揚々と引き上げるという風でもなく、

ただ「今日のお仕事はこれでおしまい。帰るぞ。」という感じの歩み。

鼻歌まじりで歩いてゆく沖田がそれを象徴していて見事でした。




龍馬さん。

「おらんようになってもいい仲間は、ここにはひとりもおらんき!」な熱弁は若干暑苦しかったですが、

間違ったことは言ってないし、なにより自分からすぐ行動するところが、

龍馬さんが信頼される一番のポイントです。

操練所での訓練も、相変わらず先陣切ってはりきってるし。あのモモ上げすごいよね!


仲間との辛い別れのシーンが続いて鍛えられたのか、辛い表情もとてもナチュラルになられてステキです。

がんばって辛そうにしてる感じじゃなくなってきましたわ。

はい。オトコマエさんにはドSなわたくしですが何か?




お話とは関係ありませんが、相変わらずヒゲ面でかっこいい沢村惣之丞こと要潤氏が、TV誌で

「福山さんは現場で誰よりも元気で誰よりも動いている。芝居の面でもひっぱってくれている。自分は

役者は40歳からだと思っているが、自分が40歳になったとき、あのパワーと存在感を持った役者でありたい。

福山さんは今の自分の目標。」と語ってくれていて、一気に惣之丞びいきになりました。


類は友を呼ぶ。オトコマエさんはオトコマエさんを惹き寄せますね。




2010年06月05日(土)  楽しみな映画たち



4日(金)の朝日新聞の夕刊に、気になっている映画評が全部載っていたので、

今度こそ逃さずに全部観るぞ! と意気込んでみたりして。



生田斗真くんの「シーサイドモーテル」、堤真一氏の「孤高のメス」、松たか子嬢の「告白」。

興味津々だったのに、

ちょっと忙しくしている間に斗真の「人間失格」を見逃してしまった轍は踏むまい!



DVDだっていつか出るのだから、見逃したら借りてきて見りゃいいのだけど、

HDDに貯め込んだ映像と同じで、いつでも見られると思うともう見なかったりするし。

舞台と違って事前に必死にチケットの手配をする、なんて必要もないのだから、

思い立ったらすぐ鑑賞!(但しレディースデイ選択は必須)程度の行動力くらいはせめて維持しないと、 

と、わりと鑑賞対象をウルサく選ぶようになってしまった自分は思うのです。



ただねー。

最近、サスペンスな映像がめっきり苦手になってしまって哀しい。

もともとが簡単に驚かされるヤツで、ライブの特効にもいちいちビックリするのですが、

いきなりの怖いシーンとかが本当にダメなのです。

嗚呼! なんて軟弱なわたし。



さらに、ジェットコースターからの視界のような映像や、

avexのライブ映像みたい(名指し失礼)に、ムダにスイッチが多く切り刻まれた映像も、

映画館のデカいスクリーンで観てるとテキメンに酔いそうになるし。

だから3Dも、そんな映像と組み合わされたらわたしにとってはただ迷惑なだけで、

まったくありがたくないし見たいとも思わないのです。



サスペンスもののストーリーは大好きなのに、映像になると苦手になってしまうなんて残念だわ。



そうか。

サスペンスは本で楽しめばいいんだ。(あっさり解決)

活字って偉大。




2010年06月02日(水)  『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』



銀ちゃんカッコよかったですー。

銀ちゃんだけじゃなく、新八も神楽もヅラもみーんなカッコよかったですが、

終盤の銀ちゃんとヅラの殺陣シーンの凄まじさといったら!

いやー、堪能堪能♪(殺陣っつーてもアニメだけど)



かっこいい銀ちゃんを観て元気になったから、

またこれからの日々をがんばれそうだわ♪ とゴキゲンで帰宅しましたら。



ぽっぽ鳩山退陣とな?

なにそれ。ろくに仕事をしないうちに退く政治家がまたひとり。

しないと言うかさせてもらえないと言うか。

ちゃんと仕事しろよさせろよ。



それでも国はまわっているのだから、きっと国を動かしているのは、

表に顔を出している政治家の皆さんじゃないのですね。

表看板がどうなろうと、内部の歯車は休むことなく動き続け、

影のフィクサーは常に厳然と存在し、みたいなことになっているのかしらん。



首相になったところで1年もつかもたないか、という方々ばかりの近年を思うと、

任期いっぱいきっちりやりとげた小泉さんって、すごい人だったのかも、と

今さらながら思います。



あの方だって盛大にもちあげられたり激しく罵倒されたりしたし、

歴史的変革だった郵政民営化は、ここにきてまた元にもどすのか?みたいな話になっているけど、

とにかく任期途中で放り出すことなく大仕事をやりとげた強靭な意志には、

素直に敬意を表したいと、小泉さん以降のぐだぐだを見て初めて思いましたよ。



ま、銀魂なんぞにうっとりしているみーはーが、政治を嘆いてみても仕方ございません。

「ゴールデンから左遷されたあのアニメが、まさかの映画化!」 ←映画公式HPの宣伝文句

「宇宙一バカな侍」の気高く美しい男気に、あなたも癒されてみませんか。(どこからのまわし者だ)





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