日記...abc

 

 

- 2005年05月30日(月)

どうして、私は、こんなにも
母から距離を置こうとするのだろう。

そもそも、母に抱っこされた記憶がない、
あるいは、
自分から母に抱きついた記憶もない、と
いうことが、
この問題の核心部分なのだろうか。


今、とても誰かに頼りたい。

誰かに『母親のように』甘えたい。


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- 2005年05月17日(火)

母に関しては、いつも辛い嫌な思い出ばかりが
思い起こされる。
何か楽しい、あるいは良い思い出はないのだろうか。

今日一日考えて、ひとつ、思い出した。


***

私がまだ中学1年のとき、近所の、高校を卒業したばかりの
お姉さんが結婚した。
赤ちゃんも生まれる、と聞いた。

その頃、たまたま母と歩いていたところに
近所で有名なおしゃべりおばさんに行き会った。
「奥さん、聞いた?○○さんとこのお嬢さん…」
「ええ…」

というような会話が交わされたのではないかと思う。

まだ子どもであまりものを深く考えていなかった私は
「赤ちゃんが生まれるんですって」とおばさんに無邪気に言った。

「そうなのよ、9月ですって。ねぇぇ……」

「去年結婚したのよね?」と無邪気な私は尋ねた。
子どもは子どもなりに、結婚して一年たたないと赤ちゃんは生まれない、と
思っていたからだった。
今は5月。9月に生まれるなら、結婚は去年、そう単純に思った。

「今年の春、卒業と同時に結婚したのよ」とおばさんが言った。
「え…でも……」
「3月に高校を卒業したんだから……」
私は狼狽した。

母が割って入った。
「きっと旦那さんが、早く赤ちゃんが欲しがったんでしょうね」


私の幼さに気がついたのか、おばさんがはっと口をつぐみ、そして
それきりその話題はお終いになった。

私には、母の心遣いがはっきりとわかった。


こんな思い出がたくさんあったらいいのに。


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- 2005年05月15日(日)

母からのメールは、どうしてこうも返事をするのが億劫なのだろう。

母と娘は、大きくなったら友達みたいな関係になる、とは、一体誰が考え出したのか。
そういう関係になれなかった、あるいはなりたくなかった母と娘も多いはず。

嘘でもいい、母と娘は相剋の関係、
娘は、成長した暁には母を捨てて出ていくもの、と誰か言ってはくれないか。


じゃないと、ここから抜け出せない。
自分を責め、こんな自分に育てた母を責め、母を責める自分を責め、
なぜわかってくれないのだ、と母を責め
なぜ大人になれないのだ、わかってあげないのだ、と自分を責める。


もうほんのちょっとだけ、距離を置きたいです、お母さん。


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