Rei's column
コラムTopへ|過去のコラム|次へ
いや〜 伊豆へちょぴっと遊びに行きました。
仕事が忙しいほど遊ばないといけない、とアタマではわかっていてもなかなか実際出来ないものですが今回、頑張って遊んでみてそれがいかに大事かわかった気がします。
リフレッシュ出来て気分もサッパリ。
ウチのパーティに遊びに来るお客サマの気持ちがなんかわかったような気がしました。 例えていうならフレイムは「日帰り温泉」みたいなものかもしれませんね。>笑
「強請る(ねだる)」のはよくない、と断固とした意見を前回書きましたがそれについての反響やサゼスチョンもあっていろいろ良い話が出来る機会がありました。 ま、伊豆合宿の際にはそれに限らずいろいろなMの側の男性の素の声や考えが聞けてものすごく有意義だったんですが。
きのう、たのしいことに気がつきました。
「強請る」のは相手に警戒感を与え、結果必要最小限のものしかもらえないことに繋がるのですが 「おねだり」はカワイイということです>爆
SであろーがMであろーがとりあえず かわいくおねだりできる人間になりましょう>笑 人生がとてもラッキーでハッピーなものになります。ははは。
かわいくお願いされれば 「ん〜〜 仕方ないなあ、もう・・」といいつつ そのお願いを叶えてあげる側は結構楽しかったりもするわけだし。
仕方なく妥協するのと叶えてあげるの差は大きいよなあ。
人間関係のハウツー本に「小さなお願いは人をより親密な関係にする」ということが書いてあって 小さくてカンタンなお願いを相手に叶えさせることによって 相手が親近感を抱いてくれる・・というのがありました。
たしかに、と深く頷く。
付き合いの距離感に比例した重さのお願いをちょっとずつしてみる・・
この場合、重さのさじ加減にワザがいるけど なかなか有効な決め技なんじゃないかなあ。
・・相手がお願いされて嬉しいことが前提ではあるのが このワザの難しいところなんだけどね〜〜
女性の方、M男性の方はご一考を>笑
Rei
ココロの澱のようなものを今日は感じました。
決して悪い人ではなくて会話すると別段イイ人だったのですが
その彼はプレイ中 「○○ください」「○○して欲しいです」を連発して 自分の欲しいモノ以外には興味が無いといった風でした。
・・ま、早いハナシが自己完結というのでしょうか。
自分がキモチよくなることに夢中で相手不在といったカンジです。
「○○さん、××をください」 割と何も考えない風でその彼がコトもなげに女の子に言う。 「○○さん、××をください」 「××したいです」 うーん。さっきからそればっか連発しとるな。スゴイね。キミ。
で・・まさか来るのか?オマエ?? と思いましたが案の定私のトコロへも来ました。 「怜さん、××をください」
即答。「ダメ」
相手はへ?という顔をする。 「何で私がそんなこといきなりキミにするの?」と逆にフツーに質問してみる。 (決して怒って言ってるんではありませんヨ) 答えは返ってこない。困惑した目が泳いでいる。
SMだからS女が女王様で云々とかいう稚拙なコトを言うつもりはさらさらない。 私は一方的にキミを気持ちよくしてあげるためのマシーンぢゃないのよん。
まあ、人を見て物を言わないトコロを見ると悪気も無いんだろうし この人はこういう人の接し方について何ら疑問は無いんだろうな。
・・大丈夫か、キミ。職場でハブにされてないのか??そんなんで。 かなり余計なお世話だけどネ・・
プレイはしばし中断して私の考えは多少伝えて問題定義はしてみた。 押し付けることも無いが押し付けられることも無いのはここではお互いサマ。 彼がそれで何を感じたかはわからないけれど・・
彼は小首をかしげて「この人は何を言ってるんだろう?」という顔をしていた。 その顔に悪意はまったく感じられず・・ きょとんとしてむしろカワイイくらいだったけど。 この人にとって他人への関わり方とはこういう形で何ら問題がないのだろう。
まあ、彼はオナニストらしくて何かをオカズにオナニーしている状態で満足みたいだから プレイ自体は彼にとってこれでOKで問題ないんだよね。きっと^^;
感じたこと。 人の身勝手な欲望は心に溜まった澱のようだ。 澱を排出するかのような行為。そこには「相互」という必要性はあまり感じられない。
うーん、まあ、自分がキモチ良くなりさえすればOKちゃ〜OKなんだろうけどサ。 人を相手にプレイしてるのにねぇ。。。 寂しいお話じゃないのかなあ。
目の前にいる相手はキミにとって欲望を排出するための対象物でしかない??
自分よりまず相手を想う気持ち。 そういう気持ちはソンするものでしかありませんか? 強請らなければ欲しいモノは手に入らない?
もらえないから強請る<ねだる>
否。
強請るから貰えない。私はそう思うよ。
強請る・・ うーん、決して綺麗な漢字の並びではないね>汗 漢字が綺麗でない語句って戒めがちゃんと含まれているような気がするけどなあ。
買ったり強請ったりして手に入るものは所詮は表面上の物質だけ。 物質では本当に人の心は満たされない。 ・・というか物質だけで満たされるような心に堕ちてはいけないのだと私は思うヨ。
人の気持ちを本当に満たすことが出来るのは人の心だけ。 人の気持ちって強請っても手に入るものじゃないし。 ・・ま、欲しくない人にはそんなこと言っても意味ないんだろうけど。 私はそういう人とは・・なんというかプレイ不成立。 どういう言語で何を話していいのかがわからない。
そう感じていることを出来るだけ伝えて興味を持ってくれればそこから私との共通言語は生まれるけれど 興味が湧かなければ交わる接点を見出すのは至難の業で・・ その場合は私でない、接点を見いだせる誰かとチェンジすべきと思います。 無駄な徒労はお互いしないが○、な方針なもんで。。
人の趣味趣向や方向性には選択の自由があるわけだし。 私と合わないだけで相手を否定する必要なんて無いしネ。
言わなければわからないような人しかいない世界 主張しなければソンをするような世界、手に入らない世界。。 人を気遣う人が貧乏クジを引くような世界。
誰もが人を思いやることもせず、自分の主張に夢中になる。
私はそういう世界には興味が無い。 ・・澱んでいる、と思う。
人は自分の欲望にまかせて生きてはならない、と私は自分を律していたいし そういう感情を持ち合わせる人たちと近しく世界を構築していたい。
SがまずMを想い、MもSを想う。
これは単なる絵に描いたモチでしょうか?
限られた空間と時間の中であってもそれが成立した、と思える瞬間はいくつもありました。 なかには限られた関係を超える人たちもいます。
Sである、Mである前にひとりの人としてまずそういう気持ちをもつこと。 そしてSという立場である以上まず先んじて相手にそれを示すことが私の役割だと思って常に自分を戒めます。 真剣に相手に向き合う瞬間は擬似であってもリアルであることに嘘はありません。
私のその世界は一人で構成された妄想のおとぎばなしではなく 貴方と私とがあって初めて成立する極私的な現実世界の非日常なのですから・・
Rei
酔っ払っているというほどでもない女性の客さんがバーテンさんにいきなり振った。
「○○さん。愛ってなんですかあ〜〜??」
その横で連れの女性が 「愛とは思い込みだよ!幻!」と何やら少しいわくありげに大きな声で叫んでいた。
・・まあ、人生いろいろだよね。 でもネ、カノジョ。女の子が自暴自棄になる姿に萌える男なんていないのヨ。 そういう時ははらり、と素直に綺麗な涙を流したほうが よっぽどもイイ女だと私は思うけどねぇ・・
と、バーテンさんがいきなり私に矛先を向けた。 「愛ってなんですか??」
おお。これはおもしろい。 私はなんて答えるんだろう。私も興味があるぞ。
・・こういうときは考えないで真っ先に頭に浮かんだ言葉を口にするべきだ。
「愛とは・・」 私はちょっとだけ小首をかしげた。 「・・・許容、じゃないですか?」
ふーん。愛とは許容、ね。
ちなみに許容とは・・ きょよう 【許容】 〜許して、受け入れること と辞書にあります。
許すと容認するという意味合いの融合。 ちなみに容認には ようにん 【容認】 〜よいと認めて許すこと と。
私の中の言語としては許容とはあえて譲るという意味合いなので自動的に許容する側の器が大きいことが必要になります。
嫌われたくないから・・とか弱い心理状況の中で譲ることはむしろ諦めに所属するものであり私の中では許容に属しません。
・・時に相手が許容をカン違いして調子に乗り許容範囲を超えるとバチイッ!と鞭が一発入りますけどネ。
愛とは思い込みなんじゃないか・・ と私も若い頃は思ったことはありました。 それはとても辛い感覚です。 思えばそれは相手の気持ちを掴みきれていないという不安の現れのような気がするし、自分の想いが伝わっていないのではないかという足りなさ感であったように思います。
欠乏感は恋愛を疾走させますがまた同時に終わることのない迷宮へと人の気持ちを駆り立てます。
愛とは自分の欠落する何かや欠乏感を埋めるためのツールではない、とオトナは悟るわけです。
・・ま、そういうことがわかるまでたくさんの涙を惜しげもなく流すことだよ、若き乙女よ>笑
相手の気持ちを掴んでいたい、という不安からくる欲求は今は不思議なほどにありません。 縛りつけて自分のものにしたいという欲求も同じ。
繋がっていればどうせ戻ってくるし戻ってこなければそれまで。
去るモノに用は無し>笑
あまたいる男と女。 でもスペシャルなのはほんの一握り。
Rei
|