Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「マツダイラ」最新作公開
2008年04月28日(月)

●「MAZDAIRA」最新作を公開

 長らくお待たせしました。約1年9ヶ月ぶりに、F1小説『マツダイラ』の最新作を公開することができました。今回は第13話「Punishment of Death」をお送りします。前回第12話では、F1チームマツダイラの新型マシンMS−P2が初めてシルバーストーンでの合同テストに登場したわけですが、今回はその続きです。
 今回のエピソードでは、これまで謎となっていたハイウェイ狙撃事件の真相が、全て明らかとなります。さらに10年前に起こったポリー暗殺事件の謎も明らかとなり、展開が一気に動くこととなります。

 『マツダイラ』に関するご意見・ご感想などをお待ちしています。『マツダイラ』扉ページと各話の最下部にある『マツダイラ・フォーラム』にお寄せ下さい。また、本編中でわからない専門用語をサポートしてきた『マツダイラ・FAQ』は、迷惑カキコが蔓延してしまったために廃止しました。ご了承ください。



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 F1、アロンソが地元で貫禄を見せる
2008年04月27日(日)

 F1第4戦スペイングランプリ決勝。ヨーロッパラウンドの開幕戦となる今回のレースは、前日の予選で2005、2006年のワールドチャンピオンである地元の英雄フェルナンド・アロンソが、戦闘力で劣るルノーでスーパーラップを叩き出し、今シーズン最高位となる2位フロントローの好位置につけ観客を沸かせた。

 アロンソは2006年にルノーで2度目のチャンピオンに輝いた後、2007年にマクラーレン・メルセデスに移籍したが、マクラーレンではチームメイトのルイス・ハミルトンやチーム内での確執もあり、1ポイント差でタイトルを逃す結果となり、わずか1年でマクラーレンとの契約を解除して今シーズンは再びルノーへと舞い戻ってきた。
 ところが、2005、2006年と連覇を達成したルノーは、アロンソが不在となった昨シーズンから不振を極め、今シーズンもここまでの開幕3戦はマシンに速さがなく、アロンソのドライバーの腕で何とか6ポイントを獲得するに留まっていた。
 しかし、ルノーは開発力に優れたアロンソからのリクエストに応え、マシンに大幅な改良を施して今回のアロンソの母国であるスペイングランプリに臨んだ。その結果が、早くも予選で功を奏したことになる。

 アロンソは予選終了後に、「フロントローにつけたのは、燃料搭載量が少なかった(マシンが軽かった)からだ」とコメントしたが、それでも改良されたマシンに対しては希望的な感触を持っているようだった。

 そして今日の決勝。地元スペインファンの期待を一身に背負ってスタートしたアロンソは、出だしこそ良かったものの、その後の伸びで3番手スタートのフェリペ・マッサ(フェラーリ)にかわされ3位で1コーナーに入っていった。
 その後2度のセーフティーカー導入で混乱したレースだったが、アロンソは大方の予想通り15周目という早いタイミングでピットインし、フェラーリやマクラーレン、BMWザウバーにはまだ及ばないものの、実質今回のレースでは5位争いを展開する活躍を見せていた。

 しかし、35周目で観客の声援は悲鳴へと変わることとなった。何とアロンソのマシンがエンジンブローを起こし、白煙を上げてグリーンゾーンに止まってしまったのだ。アロンソはよりによって母国グランプリで今シーズン初リタイアを喫するという皮肉な結果となってしまった。

 今回はあいにくリタイヤとなってしまったが、ルノーのマシンパッケージとしては、今回の大幅なアップデートによって、少なくともポイント圏内で争えるだけのポジションに戻ってきているのは間違いないだろう。ルノーは今後さらなる開発を進め、次の目標を表彰台圏内に定めている。

 今シーズンも佐藤琢磨と同様にフェルナンド・アロンソを応援している僕としては、彼が早く表彰台の頂点に戻ってきてくれることを大いに期待しているが、まずは今回、アロンソが久々に元チャンピオンの貫禄を見せつけてくれたことに興奮を隠しきれない。

 やはりアロンソのマシン開発能力は驚くべきものがある。昨年アロンソはマクラーレンに移籍し、勝てるマシンを作り上げた。しかしマクラーレンはそれに感謝し、そのお礼にアロンソをチームから蹴り出してしまったのだ。昨年アロンソのチームメイトで旋風を巻き起こしたスーパールーキーのルイス・ハミルトンは、今シーズンはチームを去ったアロンソの技術的な経験を失って不自由しているのか、昨年ほどの活躍が今までのところ見せられないでいる。昨年はアロンソがハミルトンのセットアップを助けているとの見方も出ていたが、マクラーレンのここまでのレースを見ていると、あながちその説も間違っているとは言えなさそうだ。

 今シーズンはまだまだアロンソにとっては厳しい状況が続きそうだが、シーズン後半には、何とか1勝ぐらいは挙げて欲しいものである。



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 ダニカ・パトリック、女性史上初優勝
2008年04月21日(月)

 2008年のIRLインディカーシリーズ第3戦ブリヂストン・インディジャパン300マイルが、栃木県のツインリンク・もてぎで開催された。

 低い気温、強い風、連日の降雨でグリップが低くなっている路面と、ドライビングが非常に難しいコンディションでの戦いは、ポールポジションからスタートしたエリオ・カストロネベスやスコット・ディクソン、昨年度ウイナーのトニー・カナーンらの強豪が争う展開となったが、ゴールまで60周をきってから出されたフルコースコーションを利用し、148周目にカストロネベスとダニカ・パトリックがピットイン。ゴールまで無給油で走りきる作戦を採用した。彼らの作戦は見事に的中し、レース終盤、土壇場はこの2人による優勝争いが展開された。

 周回数も残りわずかと言うところで、ディクソンを先頭とするトップグループは短い燃料補給を行い、彼らがピットにいる間にカストロネベスとパトリックは1位、2位へとポジションを上げた。そして、もうゴールまで2周となったとき、燃料の残量が厳しくなったカストロネベスは大きくペースダウンし、パトリックは彼をパスし、そのままトップでチェッカーを受けキャリア初優勝を挙げた。アメリカのオープンホイール・レースは1909年からという長い歴史を誇るが、女性ドライバーがトップ・オープンホイール・シリーズで優勝するのは史上初のことである。今回サーキットの訪れた観客たちは、トップフォーミュラーレースの歴史的瞬間を目の当たりにしたのだ。



ゴール直後のダニカ・パトリック
(c)nifty



表彰台に登ったトップ3
(c)nifty



 ダニカ・パトリックは1982年生まれの26歳、アメリカ人である。10歳でカートレースにデビューし、97年に世界カート協会グランド・ナショナル選手権HPVクラスチャンピオンとなる。2003年からチャンプカー・ワールド・シリーズの傘下であるトヨタ・アトランティック・シリーズに参戦、ランキング6位になる。2004年も同シリーズに参戦し、ポールポジション1回、ポートランドで2位に入賞するなど活躍し、ただ1人全戦完走を成し遂げ、ランキングは3位となる。

 2005年にレイホール・レターマン・レーシングから女性としてはサラ・フィッシャーに次ぐ2人目としてインディカー・シリーズにデビュー。第5戦のインディ500では女性として初のラップリーダーとなり、2007年現在でインディ500史上女性最上位となる4位に入賞する。また、第8戦カンザスでの初ポールポジションを皮切りに、ルーキーとしては最多タイとなる3回のポールポジションを獲得することとなる。この年は雑誌の表紙を飾ったり、アメリカスポーツ界に一躍ダニカ旋風が巻き起こることとなった。
 2006年は所々で良い走りをみせるものの、チーム共々不振に陥っていたが、2007年アンドレッティ・グリーン・レーシングへ移籍し、自己最高位となる2位に1回、3位に2回入賞するなどしてランキングは7位となった。

 今シーズンは今回の自身初勝利により、第3戦終了時点で98ポイントとなり、ポイントリーダーのエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)に14ポイント差のランキング3位に浮上した。



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 M-NESTサイト更新に関して
2008年04月17日(木)

 ご無沙汰しています。昨年暮れに当サイトの更新再開を発表しましたが、その直後に主力ノートパソコンが故障してしまい、それ以来更新作業が困難な状況に陥っておりました。現在は代換パソコンによる更新作業を検討中です。

 昨年暮れに公開を予定していましたF1小説「マツダイラ」の最新作は、今月中の公開を予定しております。今しばらくお待ちいただきますようよろしくお願いします。



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