Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 フランク・ウィリアムズは2世好き?
2007年12月10日(月)

 来シーズンのF1は、日本初のフルタイムF1ドライバーである中嶋悟の息子、中嶋一貴(22歳)がウィリアムズ・トヨタからレギュラードライバーとしてデビューすることが決定しており、佐藤琢磨(スーパーアグリ・ホンダ)との日本人ドライバー対決が期待される。

 さて、前述のように中嶋一貴は日本人F1ドライバーのパイオニアである中嶋悟(現役1987〜1991)の息子であるが、その中嶋一貴のチームメイトであるニコ・ロズベルグも、1982年にシーズンわずか1勝でワールドチャンピオンになったケケ・ロズベルグの息子である。つまり、来シーズンのウィリアムズは2世ドライバーコンビというラインナップというわけだ。

 ウィリアムズは過去にも93年から96年までグラハム・ヒル(現役1958〜1975/62、68年ワールドチャンピオン)の息子デーモン・ヒルを起用し、さらに96年から98年まではジル・ビルヌーヴ(現役1977〜1982)の息子ジャック・ビルヌーヴを起用し、96年はF1史上初のヒルとビルヌーヴによる2世コンビが実現した。そしてヒルは96年に、翌97年にはビルヌーヴがそれぞれワールドチャンピオンとなり、2世コンビの起用は大成功だったと言っても良いだろう。

 2006年にウィリアムズからデビューしたニコ・ロズベルグは来シーズンで3年目を迎えることとなるが、その実力はデビュー当時から評価が高く、低迷しているウィリアムズで確実に結果を残してきた。一方中嶋一貴は今シーズンはウィリアムズのテストドライバーを務めていたが、テストでの評価は高く、最終戦ブラジルグランプリでF1デビューを果たして見事10位完走を果たした。つまり両者ともその実力は大いに期待されており、ウィリアムズに貢献することはまず間違いないと言えるだろう。

 2世ドライバーを起用するメリットについて考えてみよう。

 ヒル&ビルヌーヴのコンビの場合、両者の父親は共に伝説的なドライバーとして名を残しているので、その話題性は十分といえるだろう。そして2人の父親は、グラハム・ヒルは75年の秋にテストからの帰路中、自家用ジェット機が墜落し死亡、ジル・ビルヌーヴは82年ベルギーグランプリの予選中に事故死と、共に現役中に亡くなっているという点で共通している。従って両者とも現役半ばでこの世を去った父親の遺志を継ぐ者として美談となり、それを応援し援助するスポンサーも期待できるというものである。
 ただし、ヒル&ビルヌーヴコンビの頃は、ウィリアムズは当時最強だったルノーエンジンを搭載しており、フランク・ウィリアムズ自身も当時「ウィリアムズが強かったのはドライバーの実力ではなくマシンが優れていたからだ」と豪語しており、幸いな事に両者とも1度ずつチャンピオンになったものの、実力よりも話題性が買われたのではないかと思ってしまう。

 では、来シーズンのロズベルグ&中嶋コンビの場合はどうだろうか。このコンビは前者のコンビとは対照的に、共に父親は健在である。そして両者の父親の場合、ケケ・ロズベルグは92年に一度チャンピオンになっているものの伝説的なドライバーと言うほどではなく、中嶋悟に至っては現役最高位は4位と優勝はおろか表彰台すら登ったことがない。
 しかし、父親が元F1ドライバーと来れば、そのノウハウやドライビングテクニックなどをF1経験者の父親から直に学ぶことができるわけで、他のF1を志す若いドライバーたちと比べれば断然有利なのは間違いない。さらに父親のコネクションがあれば、効率良くステップアップしてくこともできるわけで、まさに恵まれた環境といえるだろう。
 つまり、ロズベルグ&中嶋コンビの場合は、チームが低迷している現状で2人のドライバーの話題性ではなく将来性に賭けるという、前者のヒル&ビルヌーヴコンビとは逆の状況であると言うことだ。

 ロズベルグ&中嶋という若い実力によって、ウィリアムズが復活できるかどうか、期待しよう。



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 F1 2008年シーズン総括2(チーム編)
2007年12月09日(日)

 さて、前回はF1の2007年シーズンの総括タイトル争い編をお送りしたが、今回は各チームの今シーズンに目を向けてみようと思う。

 チームのポイント争いでは、シーズン中盤に勃発したフェラーリの告発によるマクラーレンのスパイ疑惑がF1界を震撼し、マクラーレンは今シーズンの全ポイントを剥奪されて最下位となってしまうという衝撃的な結果となった。フェラーリが結局今シーズンのコンストラクターズタイトルを早々に決めたが、仮にマクラーレンの全ポイントが剥奪されていなかったとしても、フェラーリが204ポイントに対し、マクラーレンは203ポイントで1ポイント上回ったことになり、ポイントでもタイトルを獲得していたこととなる。ただし、マクラーレンがハンガリーグランプリに於いて不当に剥奪されたポイントも加算すると、マクラーレンが218ポイント獲得したことになり、マクラーレンがタイトルを獲得していた計算となる。

 2位にはBMW・ザウバーが入ったが、獲得ポイントは101ポイントと、フェラーリ、マクラーレンの2強との差は歴然としている。また2005、2006年に2年連続でタイトルを獲得したルノーは、今シーズンはアロンソを失い、さらにマシン開発の方向性が正しくなかったのか、思いがけず大苦戦を強いられ、結局今シーズンは1度も勝利することなくわずか51ポイントの3位でシーズンを終えた。

 以下、各チーム別にレビューをしていこう。

■フェラーリ
 シーズン序盤から中盤にかけてマクラーレンに後れを取り、コース上で歯が立たないからと言ってFIAと結託し、コース外でマクラーレンに対してスパイ疑惑をでっち上げ、全ポイント剥奪と莫大な罰金を負わせて陥れたりと、相変わらず悪党ルカ・モンツェテモロを初めとするチーム上層部は腐りきっているが、名目上、一応コンストラクターズポイントで実際にマクラーレンが本来獲得していたはずのポイントを上回ったから、まあ由としよう。ただし、前述の通りマクラーレンはハンガリーグランプリでもコンストラクターズポイントをFIAによって不当に剥奪されているため、それを加算したコンストラクターズポイントではマクラーレンが上回っており、個人的にはフェラーリのコンストラクターズターズタイトルは認めない。
 しかし、キミ・ライコネンとフェリペ・マッサの両ドライバーには何の罪もなく、彼らは純粋に自分たちの仕事をこなし、それによってライコネンは自身初となるドライバーズタイトルの悲願を達成した。これもひとえにロリー・バーンのデザインによる優れたマシンデザインとフェラーリエンジンの抜群の信頼性というパッケージの賜であろう。ライコネンの最後の最後まで諦めない精神と、シーズン終盤の怒濤の追い上げも称賛に値する。
 シューマッハ時代には完全にシューマッハ優位の戦略を執り、あからさまにチームメイトに順位を譲らせるというチームオーダーが目立ったが、今シーズンはチームとしてもライコネンとマッサのどちらを優先させるべきか判断に迷ったのか、結果として両ドライバーともイーブンな状態でレースを戦うことができたのではないだろうか。

■マクラーレン・メルセデス
 フェラーリにスパイ容疑の嫌疑をかけられ、FIAの暴挙によって全ポイント剥奪と莫大な罰金を科されてしまったのは哀れだったとしか言いようがない。ハンガリーグランプリの予選中に起きたフェルナンド・アロンソによるルイス・ハミルトンの妨害疑惑にしても、本来チーム内で解決するべき内輪の問題であったにもかかわらず、フェラーリ贔屓のFIAが介入してハンガリーグランプリでの15ポイントものコンストラクターズポイントを剥奪してしまったのである。ドライバーズポイントの剥奪だけは免れたのが不幸中の幸いだったが、愛すべきジェントルマン、ロン・デニス監督もさすがに今シーズンは心身共に参ってしまったようだ。
 今シーズン、もっとも強かったチームはマクラーレンであったことは、疑いようのない事実である。従って今シーズンの真のコンストラクターズチャンピオンは、マクラーレン・メルセデスである。
 2年連続チャンピオンのアロンソ(前ルノー)と新人ハミルトンを擁しての今シーズンであったが、ハミルトンの思いがけない活躍がアロンソにプレッシャーを与え、ドライバー間の確執、さらにはドライバーとチームとの間でも亀裂が生じてしまう結果となってしまった。しかし、本来F1はスポーツであり、チームメイトであろうと、すべてのドライバーはレーサーであり、レースに勝つ資格が与えられて当然なのである。従ってこれまで同様あくまで両ドライバーを対等に扱って平等なスポーツマンシップを尊重するというチームのポリシーを貫いたマクラーレンは間違っていないし、大いに支持する。

■BMW・ザウバー
 今シーズンもっとも飛躍したのが、BMW・ザウバーだ。今シーズンはベテランになりつつある堅実派ニック・ハイドフェルドとデビュー2年目のホープ、ロバート・クビサのコンビで臨み、ハイドフェルドが2位1回3位1回の2度の表彰台、さらには4位5回を含め、17戦中実に14戦でポイントを稼ぎ、クビサも4位3回を含む11戦でポイントを挙げる活躍を見せ、コンストラクターズポイントは101ポイントとなり、マクラーレンの全ポイント剥奪による最下位降格によってチーム最高位のコンストラクターズ2位という好成績を収めた。だが、マクラーレンとフェラーリの2強との差はまだまだ大きく、BMW・ザウバーがタイトル争いを繰り広げるまでには時間がかかりそうだ。しかし、BMW・ザウバーが悲願のチーム初優勝を遂げる日は、そう遠くないだろう。

■ルノー
 2005,2006年と2年連続でコンストラクターズタイトルを獲得したルノーだったが、今シーズンはチャンピオンチームとは思えない大苦戦を喫し、ベテランのジャンカルロ・フィジケラと新人ヘイキ・コヴァライネンを擁してのドライバー体勢は、フィジケラが今シーズンの最高位4位が1回で合計ポイントがわずか21ポイントの大不振、コヴァライネンがかろうじて2位表彰台1回を記録して合計ポイント30ポイントで、チームとしては結局一度も勝つことができず、BMW・ザウバーにも大きく水をあけられてコンストラクターズ3位に終わってしまった。
 シーズン開幕前は想像すら出来なかったルノーの不振だったが、今シーズンのマシンを開発する際に方向性を誤ったのが大きな原因と言われているものの、やはり2年連続でダブルタイトルをもたらしたアロンソが抜けた穴は相当大きかったようだ。昨年まであれほど強かったルノーが見る影もなく、F1とは毎年まったく勢力図がわからないものである。

■ウィリアムズ・トヨタ
 96年までのルノーエンジンによる最強時代から一気に転落してから早11年目、未勝利も11シーズン目を終え、未だに復活の兆しが見えない名門ウィリアムズ。今シーズンはデビュー2年目の期待の星ニコ・ロズベルグと、長く実戦から離れていた元マクラーレンのテストドライバーのアレキサンダー・ヴルツを起用して臨むも、チームとしての入賞は10戦に留まり、ヴルツがかろうじて3位表彰台1回を記録するもコンストラクターズポイントはわずか33ポイントで4位の終わる。
 ただ、今シーズンはトヨタエンジンを搭載し、本家トヨタよりも上位でシーズンを終えることができ、シャシー開発ではプライベートチームでありながらワークスチームのトヨタよりも優れていることを証明して見せた。シャシーの素性自体は悪くないのである。あとはパワフルで信頼性に優れたエンジンさえ手に入れることができれば、再び勝利を挙げ上昇していくことは間違いないだろう。

■レッドブル・ルノー
 2005年のチームデビューイヤーには、初年度としては望外の活躍を見せ、昨シーズンもそこそこの活躍を見せたが、今シーズンは2年連続のチャンピオンエンジンと名デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイ作のシャシーというパッケージで期待されるも、合計24ポイントと振るわず。ただしコンストラクターズランキングでは5位とチーム最高位。
 ドライバーはチーム発足時から貢献している名手デビッド・クルサードと、中堅ドライバーのマーク・ウェバーによるコンビ2年目。しかしクルサードの堅実な走りとニューウェイのデザインを持ってしても、表彰台は遠く、ウェバーが記録した3位が唯一の表彰台となった。やはり本家ルノーの不振を見ると、安パイと思われていたルノーエンジンが思わぬ足かせとなっていたのだろうか。

■トヨタ
 現在のF1の中では間違いなくもっとも開発資金に恵まれている、世界のトヨタ。しかし満を持してF1にデビューした2002年からすでに6シーズンが終了しても、未だに勝利を記録していない唯一のワークスチームである。資金はあるのにマシンが遅い、これは明らかに根本的なマシン開発の方向性が間違っているか、トヨタエンジンにパワーと信頼性が足りない、あるいはその両方であるというのはもはや疑う余地がない。
 今シーズンも昨年同様ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハという優勝経験者2人を擁したが、トゥルーリが6位1回、7位2回、8位1回の計8ポイント、ラルフ・シューマッハに至っては6位1回、8位2回のわずか計5ポイントに留まり、コンストラクターズポイントはたったの13。トゥルーリはそれでも予選では今シーズン最高位の6番手を含む10番手以内からのスタートがしばしばあったが、それでもスタート直後に大きく順位を落としたりと決勝で結果を残すことができず、ラルフは予選からトップ10に入ることすらほとんどなく、両者とも何とかポイント獲得を狙うのが関の山だった。
 今シーズンは初めて他チームにもエンジンを供給したが、その供給先であるウィリアムズにも大きく水をあけられ、ワークスチームとしての面目は丸つぶれと言った状態だ。こんな状態でこれ以上F1に参戦し続ける意味があるのか大いに疑問である。トヨタが初勝利を挙げるのは、遠い先の話だろう。

■トロロッソ・フェラーリ
 参戦2年目のチームであるが、元々はテールエンダーだった名門ミナルディを買収したチーム。エンジンはフェラーリからの供給を受けたが、やはり小規模チームでは優れたシャシーを作ることもできず、ポイント圏内は遠いものだった。しかし、大波乱の中国グランプリでビタントニオ・リウッツィが6位、セバスチャン・ベッテルが4位とダブル入賞を果たし、これがチーム唯一のポイント獲得となって一気にチームランキングは7位に上昇した。ただし、中国グランプリでのダブル入賞は幸運としか言いようがなく、基本的にチームとしてはテールエンダーの宿命を背負い続けている。

■ホンダ
 2004年にBAR・ホンダとして2位という成績を残し、2005年には1964年以来30年ぶりにワークス・ホンダとして復活、そして昨年はハンガリーグランプリで悲願の復帰後初優勝を決めランキング4位という成績を残したが、今シーズンは成績も最悪ならマシンのデザインもF1史上最悪なものだった。
 どう見ても速そうには見えないマシンデザインであるが、その見た目そのままに実際全く速さがなく、同じホンダエンジンを搭載するF1参戦2年目のプライベートチーム、スーパーアグリにすらしばしば先行を許すほどだった。
 ドライバーはジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロのコンビ2年目だが、第8戦のバトンによる8位1ポイントまでチームは全くポイントを挙げられず、その後は第13戦で再びバトンの8位1ポイントでようやく2ポイント目、第16戦でバトンが何とか5位4ポイントを獲得して、何とかスーパーアグリを上回り面目を保った。バリチェロは過去の通算優勝回数は9回も誇っていながら、今シーズンは何とF1デビュー15年目で初めてのノーポイントという屈辱を味わった。ホンダの低迷ぶりは深刻である。

■スーパーアグリ・ホンダ
 ホンダの支援によって実現した日本初のプライベーターチームの2年目は、日本のエース佐藤琢磨とレギュラードライバーとして初めてのシーズンを送ったアンソニー・デビッドソンによる体勢で臨み、予選ではデビッドソンが速さを見せ、佐藤琢磨は後方から決勝で追い上げていくという傾向が多く、予選ではデビッドソン、決勝では佐藤といった戦いが目立った。
 チームとしては昨年のデビューから数えて22戦目にあたる第4戦で佐藤が8位に入り悲願のチーム初ポイントを記録し、第6戦では何と佐藤がマクラーレンのアロンソをオーバーテイクするという衝撃のシーンを見せ、6位3ポイントをゲットするという快挙を達成した。ところが、スーパーアグリのマシンのもっとも大きな広告スペースであるリアウィングに書かれたSSユナイテッド(石油会社)が、スポンサー料3千万ドル(約34億円)を支払えないととんでもないことを言い出し、さらにはギド・ヴァン・デル・ガルデのスポンサーによる1千万ドル(約11億3千万円)も不履行となり、それによってチームは思いがけず資金難に陥ってしまい、マシン開発は滞り、シーズン後半は全くポイントを獲得することはできなかった。大々的な広告スペースだけ使い続けて金は出さないSSユナイテッドは最悪である。

■スパイカー・フェラーリ
 1991年にエディ・ジョーダンが立ち上げたジョーダンチームは、2005年を最後にロシア資本のミッドランドに買収されたが、ミッドランドもわずか1年でスパイカーに買収されることになった。そのスパイカーはフェラーリエンジンの供給を受け、マシンデザイナーもマイク・ガスコインが担当し期待されたが、結局昨年のミッドランド同様テールエンダーは変わらず、第15戦でエイドリアン・スーティルが獲得した8位1ポイントがチームでは唯一のポイントとなった。そしてチームはまたも今度はインド資本に売却されることになり、来シーズンはフォース・インディアと名を変え、スパイカーもたった1年で姿を消すことになった。



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 F1 2008年シーズン総括1(タイトル争い編)
2007年12月08日(土)

 昨年の11月から1年以上もの間Voiceを休筆していたので、結局今シーズンはまったくF1について語ることはなかったが、Voiceも再開したので、今シーズンのF1を僕なりに簡単に振り返ってみようと思う。

 今年のF1はまさに、マクラーレン・メルセデスからデビューした驚異の新人、ルイス・ハミルトンの1年であったと言っても過言ではない。ハミルトンは、1998年にわずか13歳でF1チームのマクラーレンと長期契約を交わし、以後同チームによる支援の下でキャリアを重ねることとなり、早期から「マクラーレンの秘蔵っ子」として名を知られるようになった。昨年はGP2でタイトルを獲得し、今シーズン、22歳でいよいよマクラーレンから念願のF1デビューを果たすと、デビュー戦からいきなり3位表彰台に上がり、以後デビューシーズンから優勝4回を含む12回も表彰台に上がる活躍を見せ、タイトル争いではチャンピオンを獲得したキミ・ライコネン(フェラーリ)とわずか1ポイント差の2位でシーズンを終えた。

 2005、2006年と2年連続でタイトルを獲得したディフェンディング・チャンピオンのフェルナンド・アロンソがルノーからマクラーレンに移籍しハミルトンとコンビを組んだが、2人の確執は深刻なもので、アロンソは「チームはハミルトン有利に動いている」と主張し、ハミルトンはチームの命令を無視した行動が目立ち、結局両者とも同ポイントで(優勝回数の差でハミルトンが2位、アロンソは3位)シーズンを終えることとなり、痛み分けとなった。
 アロンソはタイトルを獲得した昨年まではシーズンを通じてほとんどミスが見られなく安定した強さを見せていたが、今シーズンは思いがけず活躍したルーキーのチームメイト、ハミルトンから受けるプレッシャーからか、幾度となくミスを重ね、予選・決勝共にハミルトンの後塵を拝すこともしばしばあり、チーム内での確執もあって思うような結果を残せなかったのは否めない。
 一方のハミルトンは、シーズン序盤からポイントリーダーに躍り出て、シーズンが進むにつれ横柄さが目立つようになり、チームオーダーがあったかのような発言をしたり、チームメイトであるアロンソの作戦を暴露してしまったりと発言に配慮が足りず、自分に不利となるチームの命令に従わなかったりと性格面ではやや問題があるが、ドライバーとしての技術と才能はずば抜けており、終盤までミスがほとんどなく、予選でも安定した速さを見せて6回ものポールポジションを獲得し、アロンソをも凌駕する実力を持っていることは疑う余地がない。

 しかし、やはり若さ故か、あるいは自身のタイトル獲得が目前に迫ったプレッシャーからか、シーズン終盤までポイントリーダーだったハミルトンが残り3戦で大きなミスを犯して失速し、結局最終的にタイトルをキミ・ライコネンにまんまとかっさらわれてしまう結果となってしまった。ハミルトンにとってのデビューシーズンは、学ぶことが非常に多かった1年であったといえるだろう。

 さて、最終的にタイトルを獲得したキミ・ライコネン、彼は2001年にザウバーからF1にデビューし、翌2002年にミカ・ハッキネンの後任としてマクラーレンに移籍し、以後昨シーズンまで5年間マクラーレンに在籍した。そのマクラーレン時代には何度かタイトル争いを演じたものの、長年に渡るマシンの信頼性不足に泣かされ、苦渋に満ちたキャリアだったに違いない。
 そして今シーズン、ライコネンは安定した信頼性を誇るフェラーリに移籍してシーズンに臨むこととなるが、彼がマクラーレンを離れた途端にマクラーレンの信頼性と速さが飛躍的に向上し、シーズン終盤まで昨年まで自分が乗っていたマシンに乗るアロンソとハミルトンのポイントを追いかける展開となってしまったのは皮肉な話である。
 しかし、ライコネンは中盤から終盤にかけて7連続表彰台を記録し破竹の勢いを見せ、マクラーレンの内紛とハミルトンの終盤のミスにも助けられ、ライコネンは最終戦ブラジルグランプリで、何とハミルトンとのポイント差7ポイントをひっくり返す大逆転劇を演じ、F1デビュー7年目にして悲願の初タイトルを獲得することとなった。

 今シーズンのタイトル争いは、1位ライコネン110ポイント、2位ハミルトンと3位アロンソが109ポイントと、1位から3位までの差が1ポイント差であり、さらにシーズン最終戦まで争いが続き、しかも三つ巴になるというF1史上でも稀に見る激戦であったが、ライコネンは今シーズン6勝し、アロンソとハミルトンの4勝を上回っており、トータルでもっとも強かったことは言うまでもない。昨年まではトップを走行していながらマシントラブルによってリタイヤに追い込まれるケースも何度かあり、マシンさえ壊れなければチャンピオンになっていてもおかしくなかっただろう。従ってライコネンが今シーズンのチャンピオンに輝いたことは、非常に喜ばしいことである。
 一方、色々あったアロンソとハミルトンのマクラーレン・デュオだが、こちらも最終的にはチャンピオンからわずか1ポイント差の同ポイントでシーズンを終え、結果的にはこの3人のドライバーが3人とも丸く収まったのではないかと思われる。もしアロンソとハミルトンのどちらかがタイトルを獲得いたら、少なからず一方の遺恨を買っていたかも知れない。

 ただし、アロンソはハミルトンとの関係、さらにはチーム内での待遇に嫌気が差し、3年契約だったマクラーレンとの契約をわずか1年で破棄し、チームを離れることとなった。これによりハミルトンは来シーズンはより伸び伸びとシーズンを過ごすことができることとなり、アロンソは新たなチームを模索しなくてはいけない状況となってしまった。


(チーム編につづく)



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 そのまんま日記
2007年12月07日(金)

 滅多に他人のHPやブログを紹介することがない僕ですが、今日は珍しく、最近愛読しているブログをご紹介しましょう。そのブログとは、かの東国原英夫宮崎県知事が書かれておられる、その名も「そのまんま日記」です。

 東国原英夫宮崎県知事と言えば、ご存じ元タレントのそのまんま東氏のことでありますが、個人的に僕はタレント時代の東国原氏に対しては、特に何の感情も抱いていませんでした。つまり好きでも嫌いでもなかったし、興味がなかったというわけです。氏が突然宮崎県知事に立候補するという話を聞いた時も、絶対当選するはずもないと思いましたし、仮に当選しても一体何ができるというのだろうと思っていました。

 しかし、前評判を覆して見事宮崎県知事に当選してからの東国原氏の活躍は周知の通りで、宮崎県のために日々奔走され、連日テレビやラジオなど様々なメディアに積極的に登場して宮崎県をPRするという、元タレントという知名度を活かした東国原流の政治活動に感銘を受け、今では僕の中で尊敬する著名人のベスト5に入っています。

 その東国原氏が自ら書かれておられる「そのまんま日記」は、他の政治家が書いているブログとは一線を画しており、無論政治に対する理想や信念、抱負なども書かれていますが、県知事としての率直な苦労話や素直なぼやきなどが書かれており、“県知事体験日記”のような感覚で気軽に読みながら東国原氏の仕事ぶりを伺い知ることができます。
 さらに前述のように東国原氏は様々なテレビ番組やラジオ番組に出演されているので、その時のタレントさんとのエピソードなども書かれており、他にもプライベートな時間の出来事などや個人的に思ったことなどを素朴に淡々と書いているので、読んでいて非常に興味深いことも多く、ついつい読みふけってしまいます。文章自体も堅苦しいものではなく、何と言っても東国原氏は元お笑い芸人ですから、文章の端々に気の利いた小ネタがちりばめられており、芸人魂も健在です。

 東国原氏のブログを読んでいてつくづく思うことは、非常に文才であると言うことですね。東国原氏の理想や信念は僕自身共感が持てるものが多く、様々な事柄に対する東国原氏の見解や持論はどれも正論で納得のいくものばかりです。そういった訴えるべき事はしっかりと書き、さらにユーモアもたっぷり詰まっている東国原氏の文章は非常にメリハリがあり、秀逸なブログだと思います。

 東国原氏には今後も宮崎県のために尽力していただき、行政のあり方、政治のあり方を身を以て表していただきたいと思います。

 余談ですが、元夫人のかとうかずこさんは、東国原氏が政治に関心を持ち始めたのが原因で離婚を思い立ったと言われていますが、おそらく元夫人も最近の東国原氏の活躍を見て見直していると思いますし、是非東国原氏と復縁していただき、宮崎県のファーストレディとして東国原氏の精力的な活動をサポートしてあげて欲しいものです。



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 公開直前!「マツダイラ」カットシーン先行公開
2007年12月06日(木)

 おかげさまで連載小説『マツダイラ』の最新第13話「PUNISHMENT OF DEATH(仮題)」がほぼ書き終わり、現在は例によって推敲段階に入っていますので、もう間もなく皆様にお届けできると思います。第13話ではあの『マツダイラ』最大の謎“ハイウェイ狙撃事件”の全貌が明らかになります。ご期待下さい。

 さて、Voiceでも何度か書いていますが、僕が『マツダイラ』を書く時は、毎回まず1話分の中に書きたいことをとりあえずすべて書いてしまい、そこから余分な部分や回りくどい部分などをバッサバッサとカットしていき、場合によっては1エピソード丸々カットしてしまう場合もあります。Voiceでは過去にも本編発表後にカットされた未公開シーンを特別に公開しました(2005年11月30日付を参照)が、今回は本編公開前に、第13話ですでにカットされたシーンをご覧頂きましょう。今回ご紹介するのは、カットされなければ『マツダイラ』史上もっとも長いセリフになっていたであろうジョルノ・フェレーラのセリフで、イタリアン・マフィアのモンテール・カルロス家で起こったポリー殺害事件の詳細が、当事者であるジョルノ・フェレーラ自身によって語られています。特にネタバレにはならないので安心してお読み下さい。



【マツダイラ第13話 未公開シーン】

「……あの朝、私はポリーの誕生パーティーに向かうために家を出るところだった。妻はいつものように、私をガレージまで見送りに出ていた。そこへダンがやってきて、ポリーが好きなフランスのワインが手に入ったから持っていくようにと私に手渡した。ダンは別の用があってパーティーには行けないから、ワインは私が用意したと言えばいいと言った。私はその計らいに感謝して家を出た。」
「……ポリーの屋敷に着くと、私は早速ダンから手渡されたワインをポリーに見せ、自分がこの日のために買ってきたものだと言った。すると彼はたいそう喜んで、すぐに開けようと言った。ポリーは好きなワインに関しては結構うるさくて、まず自分が最初にテイスティングしたがる。それにその日はポリーが主役だったからな。……だが、そのダンから受け取ったワインには毒が盛られていたのだ。ポリーはワインを一口飲むやいなや突然苦しみ始め、部屋中をのたうち回ったあげくに口から血を吐きながら息絶えた。周りにいた者は皆ワインを持ち込んだ私を疑った。私は必死で弁明しようとしたが、そこへダンが突然やってきて、私がワインのコルクに注射針を刺しているところを目撃したと言い出したのだ!そしていきなりダンの直属の部下たちが入ってきて、私に銃を向けた。私は慌てて窓を突き破って屋敷から飛び出し、停まっていたクルマに乗り込んで何とか追っ手を振り切り、屋敷から逃げ出したのだ……。」



 ……さあ、いかがだったでしょうか。ポリー殺害の全容が明らかになりましたね。これが1人の登場人物の1セリフなのですから驚きですね。このセリフをカットした理由は、まず長すぎること、回りくどいこと、そして何と言っても、ここまで事件のことを詳しく誰かに教える必要性がないからですね。

 このセリフは松平に対して語られているセリフなのですが、松平はマフィアの人間ではありませんし、モンテール・カルロス一家とも無関係ですし、さらに10年も前の話を今更ここまで克明に語るのは、どう考えても不自然ですよね。ジョルノ・フェレーラ自身もこの事件のことは忘れたいと思っていますし、松平もこの事件に関して、あえてジョルノ・フェレーラの口から詳細を知りたいとは思わないでしょう。

 さて、Voiceでは過去に『マツダイラ』の未公開シーンだけでなく、『マツダイラ番外編』として慶喜と範子がまだ恋人同士だった頃を描いた恋愛エピソードをスピンオフ企画として公開しましたが、興味のある方は「範子と慶喜(その1)」「範子と慶喜(その2)」をご覧下さい。その他『マツダイラ』に関するVoiceの記事を参照したい方は、このページのタイトル下にある検索窓に「マツダイラ」と入力し検索して下さい。『マツダイラ』とは直接関係ない記事もヒットしてしまいますが、ご了承下さい。

 最新第13話「PUNISHMENT OF DEATH(仮題)」、間もなく公開!



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 小説「マツダイラ」の改題を検討
2007年12月05日(水)

 当HPで好評連載中の長編F1小説『マツダイラ』ですが、おかげさまで現在12話まで公開中で、間もなく最新第13話「PUNISHMENT OF DEATH(仮題)」を皆様にお届けすることができます。当初は5月下旬の発表をを目指していましたが、大幅に遅れてしまったことをこの場でお詫び申し上げます。

 さて、この「マツダイラ」という小説がどのように誕生したのかというエピソードについて、以前にもVoiceで書きましたが、お忘れの方で興味のある方は「マツダイラ誕生秘話(1)」「マツダイラ誕生秘話(2)」をご参照頂きたいと思いますが、小説の内容が“マツダイラ”という架空の自動車メーカーがF1に参戦するという内容で、当時の当HPの常連さんたちにとっても“マツダイラ”という名前が印象的だったため、小説の題名もそのまま『マツダイラ』として満を持して連載開始に踏み切ったわけです。
 しかし、先述の通りこの作品も第12話まで進み、そろそろ内輪的なお遊び感覚から抜け出し、新たな読者さんも少しずつ増えて立派な作品として認知され始めてきたので、ここらで思い切って『マツダイラ』という題名を変えてみようかと検討しています。

 そもそもなぜ題名を変えようかと思ったかというと、これまでまったくこのHPを知らなかった友人・知人にHPを紹介した際、「マツダイラって何?」「何でマツダイラなの?」といった声を聞き、『マツダイラ』という題名だとどんな小説なのかわかりづらいなあと思ったのが発端です。考えてみれば小説や映画、ドラマなどの題名と言えば、多少なりとも内容やテーマに沿った題名がつけられるのが常であり、いくら作品中に登場するマツダイラという架空の自動車メーカーが主役とはいえ、これから読もうと思っている方にとっては『マツダイラ』と言われても何のことだかさっぱりわからないでしょう。それに、すでにお読み頂いている方々はご存じの通り、この作品ではマツダイラだけでなく、様々な角度からF1の世界を捉え、それを取り巻く人間模様にも焦点を当てて、単なる“架空自動車メーカーのサクセスストーリー”という枠組みを飛び越えて多角的にストーリーを展開しているわけです。そんなわけで、もっと作品の内容やテーマに則った、わかりやすい題名に変えたいと思い立ったわけです。

 今検討している題名は、以下の通り。(左が邦題、右が原題)

 ●コンストラクターズ   The Constructors
 ●マニュファクチャラーズ The Manufacturers
 ●チャレンジャーズ    The Challengers
 ●ドリームメーカー    The Dream Maker
 ●ゴールデンチーム    The Golden Team
 ●日本(にっぽん)魂   The Japanese Soul

 現在もっとも有力なのが『コンストラクターズ』ですね。F1の世界ではもうおなじみの言葉ですが、直訳すれば“製造者たち”と言う意味で、マツダイラもF1マシンの製造だけでなく市販車の製造もしていますので当然コンストラクターズにあたり、なおかつマツダイラのライバルとなる他のF1チーム(つまりコンストラクター)のエピソードも同時進行で今後描いていく予定なので、製造者たちの中で繰り広げられる様々な人間模様もひっくるめて、もっとも作品の内容を的確に表現した題名ではないかと思っています。第2候補は同じ“製造者たち”という意味を持つ『マニュファクチャラーズ』ですが、こちらもモータースポーツの世界でよく耳にしますが、見ておわかりのように、この言葉になじみのない方にとっては言いにくい・覚えにくいというのが難点ですね。

 『チャレンジャーズ』は言うまでもなく“挑戦者たち”ですね。ただ、これだと枠が広すぎて、何に挑戦するのかがわからないのと、何だかNHKで以前放送していた『プロジェクトX』のサブタイトルの印象が強いので、悩むところです。その『チャレンジャーズ』に近いのが『ドリームメーカー』、つまり“夢を造る者たち”ということになりますが、こちらもちょっと大枠過ぎて、しかも何だかファンタジー的なイメージが強くなってしまうので、どこぞにありがちな個人で執筆し自分のHPなどで公開している同人誌感覚の三流ファンタジー小説と勘違いされたくないので、厳しいですね。

 『ゴールデンチーム』はマツダイラのマシンのメインカラーであるゴールドと“豪華なチーム”という意味をかけたもので、明らかにマツダイラのことを差しているわけですが、現状の『マツダイラ』という題名に比べたらはるかに題名らしいですし、メインテーマである“架空自動車メーカーのサクセスストーリー”というイメージを前面に出すのであれば、これもありかなと思っています。ただ、マシンカラーはゴールドですが、マツダイラは言うまでもなく小さな自動車メーカーで、F1チームとしては弱小であり、“ゴールデンチーム”と呼ぶにふさわしいかと言われれば、悩むところではあります。

 で、これらの題名とは一線を画すのが一番最後の『日本(にっぽん)魂』です。唯一日本語の題名ですが、原題は『The Japanese Soul』とちょっとF1とはかけ離れたイメージでピンと来ないかも知れませんね。ただ、この題名の候補には理由がありまして、現在現実のF1ではホンダ、トヨタ、スーパーアグリという3つの日本のF1チームが参戦していますが、フジテレビF1中継の実況などでこれら日本のチームを言い表す時に“ジャパンパワー”というフレーズが用いられていますよね。この作品の中でもゆくゆくはテレビのF1中継などの描写で、日本のF1チームであるマツダイラを言い表すためのこういったフレーズを使いたいと考えているわけです。そこで“ジャパンパワー”に対抗して思い付いたのが“ジャパニーズソウル”と言うわけです。
 ただ、この作品で現在描かれているのは、まだマツダイラがF1に参戦する2年も前の話で、マツダイラが実際F1にデビューするのはまだ先の話であり、実際に“ジャパニーズソウル”という言葉が作品中に登場するのもだいぶ先のことになってしまいますね。まあこの『日本(にっぽん)魂』を題名にしてしまうかどうかは別としても、いずれマツダイラがF1にデビューしたら、その活躍を放送するテレビ中継のシーンで実況者が「ジャパニーズソウルを見せつけろ!」などと熱く語ったりすることは間違いないでしょう。

 実際にいつ題名を変更するかはまだ決めていませんが、新しい題名が決定し次第またVoiceにてご報告します。お楽しみに。



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 「好みの女性タレントベスト30」2007
2007年12月04日(火)

 今回で3回目を数えるこの企画、やはりテレビや映画の露出度や話題性の影響に加え、新人タレントも加わり、女性タレントの好みは毎年少しずつ変わっていくもの。今回は12月の発表となってしまったが、とりあえず年内に発表できたと言うことで、2007年度版「好みの女性タレントベスト30」をお送りしよう。なお、過去のランキングについては2005年3月23日付け2006年6月7日付のVoiceをそれぞれご参照いただきたい。

※( )内は前回・前々回の順位

 1 LIZA(初)
 2 田中美里(8)
 3 奥貫薫(1・2)
 4 佐藤江梨子(初)
 5 大塚愛(初)
 6 キルスティン・ダンスト(23・6)
 7 手塚理美(2・10)
 8 小西真奈美(22・1)
 9 宮崎あおい(初)
10 南果歩(初)
11 鈴木杏(初)
12 島谷ひとみ(外・15)
13 安倍なつみ(24)
14 永作博美(4・4)
15 ジョディ・フォスター(3・16)
16 深津絵里(6・23)
17 樋口可南子(11・20)
18 牧瀬里穂(20・5)
19 菅野美穂(21・7)
20 桜井幸子(26・3)
21 富田靖子(29・12)
22 酒井法子(18・25)
23 常盤貴子(17・24)
24 ニコール・キッドマン(7)
25 真鍋かをり(10・22)
26 加藤あい(14・27)
27 原田知世(28・17)
28 チェ・ジウ(9)
29 ミラ・ジョヴォヴィッチ(19・9)
30 リヴ・タイラー(16)

 今回は初登場が6人、しかもファッションモデルで「アンビリバボー」のレギュラーであるLIZAが初登場で堂々第1位に輝いた。また第2位には前回8位だった田中美里が入り、その魅力が再評価される結果となった。また前回ランク外となった島谷ひとみが今回再び12位にランクイン。前々回2位、そして前回1位だった奥貫薫は今回敢えなく3位に後退し連覇はならなかったが、依然として高い評価を保ち続けている。

 前回のランキングから井川遥、ホリー・ハンター、ユン・ソナ、笛木優子、内田恭子、キャサリン・セダ・ジョーンズ、木村カエラが脱落した。



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 Voice再開します
2007年12月03日(月)

 約1年2ヶ月もの間、長きに渡って休筆していたVoiceですが、この1年の間に様々な新しい人々ともふれあうことができ、おかげさまでこのサイトにお越し下さる方々も増え始めていますので、今日からまた少しずつ再開していくことにしました。

 現在入室制限中の当サイト掲示板「BarM−NEST」については、この記事の直前にあたる9月14日付の記事をご参照いただき、当サイトの理念や方針を十分ご理解いただいた上で入室して下さい。くどいようですが、基本的に当サイトはアンチ・フェラーリの姿勢を今後も貫いていきます。よってF1フェラーリの不正やFIAのフェラーリ贔屓を容認される方、あるいは否定される方は、入室をお断りいたします。フェラーリ寄りの書き込みは容赦なく削除させていただきますので予めご了承下さい。ただし、F1以外の自動車産業としてのフェラーリや、古き良き時代(96年以前)のF1フェラーリに関する話題は許可します。

 迷惑カキコ防止のため、今後もBarM−NESTはパスワードによる会員制とします。入室パスワードは「heavens door」です。



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